JP2009024330A - 通信装置、及びリモート制御システム - Google Patents

通信装置、及びリモート制御システム Download PDF

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JP2009024330A
JP2009024330A JP2007185422A JP2007185422A JP2009024330A JP 2009024330 A JP2009024330 A JP 2009024330A JP 2007185422 A JP2007185422 A JP 2007185422A JP 2007185422 A JP2007185422 A JP 2007185422A JP 2009024330 A JP2009024330 A JP 2009024330A
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Toshihiko Fujii
俊彦 冨士井
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Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】ボタンなどの操作部が設けられていない携帯機を使ってのリモートエンジン始
動制御などのリモート制御を実現するための通信装置を提供すること。
【解決手段】使用者が携帯するIDコード付きの携帯機(ICカード)41からIDコ
ードを読み取る手段と、読み取ったIDコードを使用者から離れた場所(例えば、使用者
から離れた場所に駐車された車両に搭載されているエンジン制御装置31)へ送信する手
段とを装備する。
【選択図】図3

Description

本発明は通信装置、及びリモート制御システムに関し、より詳細には、リモートエンジ
ン始動制御などのリモート制御に用いる通信装置、及びリモート始動制御などを実現する
ためのリモート制御システムに関する。
使用者が携帯する携帯機のボタン操作で車両のドアロックを制御するキーレスエントリ
ーシステムが広く普及している。これにより、使用者はメカニカルキーをドアに設けられ
たキーシリンダーに差し込まなくても、ボタン操作でドアロックを施錠したり、解錠する
ことができる。
図1は、キーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。キー
レスエントリーシステムは、使用者が携帯するホルダ型の携帯機1と、車両に搭載される
ドアロック制御装置11とを含んで構成されている。携帯機1はドアロックの施錠を命令
するためのロックボタン(L)2と、ドアロックの解錠を命令するためのアンロックボタ
ン(U)3と、CPUやメモリなどから成る制御部(図示せず)と、アンテナ4と、ID
コードが記憶されたEEPROM(図示せず)とを含んで構成されている。
携帯機1の制御部は、ロックボタン2が操作されると、IDコードにロック命令コード
を付加し、ロック命令コードが付加されたIDコードをアンテナ4から送信し、他方、ア
ンロックボタン3が操作されると、IDコードにアンロック命令コードを付加し、アンロ
ック命令コードが付加されたIDコードをアンテナ4から送信するようになっている。
ドアロック制御装置11は、CPUやメモリなどから成る制御部12と、アンテナ13
と、IDコードが記憶されたEEPROM14とを含んで構成されている。制御部12に
はドアの開閉を検出するドアスイッチ15が接続され、制御部12はドアの開閉状況を把
握することができるようになっている。
制御部12は、アンテナ13で受信されたIDコードの照合を行い、IDコードが正規
のIDコードである(すなわち、EEPROM14に記憶されているIDコードと一致す
る)と判断すると、受信したIDコードに付加されている制御命令コードに基づいて、ロ
ックモータ16を制御することによって、ドアロックを施錠したり、解錠するようになっ
ている。
また、近年では、携帯機の操作で車両のエンジンを始動制御するリモートエンジンスタ
ートシステムも普及している。これにより、使用者は車両から離れたところからでも、エ
ンジンを始動させることができるので、例えば、使用者は車両に乗り込む前に暖房機器を
起動させて、車室内を暖めておくことができる。
図2は、リモートエンジンスタートシステムの要部を概略的に示したブロック図である
。リモートエンジンスタートシステムは、使用者が携帯するホルダ型の携帯機21と、車
両に搭載されるエンジン制御装置31とを含んで構成されている。携帯機21はエンジン
の始動を命令するためのスタートボタン22と、CPUやメモリなどから成る制御部(図
示せず)と、アンテナ23と、IDコードが記憶されたEEPROM(図示せず)とを含
んで構成されている。携帯機21の制御部は、スタートボタン22が操作されると、ID
コードをアンテナ23から送信するようになっている。
エンジン制御装置31は、CPUやメモリなどから成る制御部32と、アンテナ33と
、IDコードが記憶されたEEPROM34とを含んで構成されている。制御部32には
ドアの開閉を検出するドアスイッチ15と、セレクターレバーがパーキング位置にあるこ
とを検出するパーキングスイッチ35とが接続され、制御部32はドアの開閉状況やセレ
クターレバーがパーキング位置にあるか否かを把握することができるようになっている。
制御部32は、アンテナ33で受信されたIDコードの照合を行い、IDコードが正規
のIDコードである(すなわち、EEPROM34に記憶されているIDコードと一致す
る)と判断し、さらにリモートエンジン始動の許可条件が満たされていると判断すれば、
アクセサリ(ACC)リレー、イグニッション(IG)リレー、スタータ(ST)リレー
を順次オンすることによって、エンジンを始動するようになっている。リモートエンジン
始動の許可条件としては、例えば、ドアが全て閉じ、かつセレクターレバーがパーキング
位置にあることなどが挙げられる。
ところで、従来においては、ボタン操作でのドアロックの施錠や解錠機能、そして車両
から離れたところからのエンジンの始動機能を実現するには、使用者は携帯機を2つ携帯
しなければならず、煩わしさがあった。
そこで、キーレスエントリーシステムにおける携帯機を、リモートエンジンスタートシ
ステムにおける携帯機と兼用させることによって、これら機能を1つの携帯機で実現させ
る技術が種々提案され、そして実用化されている。
その技術の一つとして、例えば、ロックボタン2及びアンロックボタン3を有した携帯
機1に、エンジンの始動を命令するためのスタートボタンを新たに設けるという技術が挙
げられる。
しかしながら、携帯機1というのは、使用者が携帯するものであるので、あまり大きな
ものとすることができない。そのため、携帯機1の大きさの都合上、新たなボタンを設け
るというのは決して容易なことではない。
このような問題を解決するものとして、例えば、下記の特許文献1に記載された技術が
挙げられる。特許文献1には、短い間隔での連続操作など、ロックボタン2に対して特殊
な操作が行われると、使用者がエンジンの始動を希望していると判断し、ロックボタン2
が普通に操作されると、使用者がドアロックの施錠を希望していると判断する技術につい
て開示されている。
また、最近では、携帯機を操作しないでドアロックを制御するスマートエントリーシス
テムが実用化されている。スマートエントリーシステムには、例えば、ドアノブの裏面に
設けられているセンサに触れると、使用者が携帯する携帯機と車両に搭載されたリーダと
の間で無線通信が開始され、前記携帯機に記憶されているIDコードが読み取られ、前記
リーダでIDコードの認証が得られると、ドアロックを解錠するものがある。
上記したように、スマートエントリーシステムにおける携帯機にはボタンなどの操作部
を設ける必要がないので、カード型のものが実用化されている。カード型の携帯機にはク
レジットカードよりも薄いものもあり、財布にも収納でき、非常に使い勝手が良くなって
いる。
ところで、上記したように、キーレスエントリーシステムにおける携帯機を、リモート
エンジンスタートシステムにおける携帯機と兼用させることはできるが、上記と同様の技
術では、スマートエントリーシステムにおけるカード型の携帯機を、リモートエンジンス
タートシステムにおける携帯機と兼用させることはできない。
それは、使用者が車両から離れたところからでも、使用者が希望する時にエンジンを始
動させるには、エンジン始動の意思表示をするための操作部が必要となるが、スマートエ
ントリーシステムにおけるカード型の携帯機にはボタンなどの操作部が設けられていない
からである。
特開2006−153006号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、ボタンなどの操作部が設けられていな
い携帯機を使ってのリモートエンジン始動制御などのリモート制御を実現するための通信
装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る通信装置(1)は、使用者が携帯する識別情報
付きのICカードから識別情報を読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた識
別情報を、車両に搭載された情報処理装置へ送信する送信手段とを備えていることを特徴
としている。
上記通信装置(1)によれば、前記ICカードから識別情報が読み取られ、読み取られ
た識別情報が前記情報処理装置へ送信されるので、例えば、前記使用者から離れた場所に
駐車された車両に搭載されているエンジン制御装置へ前記ICカードの識別情報を送信す
ることができる。従って、リモートエンジン始動制御などのリモート制御を実現すること
ができる。
また、上記通信装置(1)における識別情報の読取可能圏内に、前記ICカードを入れ
なければ、前記ICカードの識別情報は読み取られず、識別情報がエンジン制御装置など
に送信されることはない。換言すれば、前記使用者はリモートエンジン始動制御などを希
望する場合に、前記読取可能圏内に前記ICカードを入れれば良い。
このように、前記ICカードにボタンなどの操作部を設けなくても、前記読取可能圏内
に前記ICカードを入れることによって、前記使用者はエンジン始動などの意思表示をす
ることができる。換言すれば、前記使用者が携帯する識別情報付きの携帯機に操作部を設
けなくて良いので、前記携帯機をカード型(ICカード)にすることができる。
また、本発明に係るリモート制御システム(1)は、使用者が携帯する識別情報付きの
ICカードと、車両に搭載される情報処理装置と、前記ICカードから識別情報を読み取
る読取手段、及び該読取手段により読み取られた識別情報を前記情報処理装置へ送信する
送信手段とを含んで構成された通信装置と備えていることを特徴としている。
上記リモート制御システム(1)によれば、前記ICカードから識別情報が読み取られ
、読み取られた識別情報が前記情報処理装置へ送信されるので、例えば、前記使用者から
離れた場所に駐車された車両に搭載されているエンジン制御装置へ前記ICカードの識別
情報を送信することができる。従って、リモートエンジン始動制御などのリモート制御を
実現することができる。
以下、本発明に係る通信装置、及びリモート制御システムの実施の形態を図面に基づい
て説明する。図3は、実施の形態(1)に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御
システムの要部を概略的に示したブロック図である。リモート制御システムは、使用者が
携帯する携帯機41と、使用者の自宅などに置かれる通信装置51と、車両に搭載される
エンジン制御装置31とを含んで構成されている。携帯機41は、CPUやメモリなどか
ら成る制御部42と、アンテナ43とを含んで構成され、メモリにはIDコードが記憶さ
れている。
通信装置51は、CPUやメモリなどから成る制御部52と、携帯機41に記憶されて
いるIDコードを読み取るためのアンテナ53と、携帯機41から読み取ったIDコード
を離れた場所へ送信するためのアンテナ54とを含んで構成されている。通信装置51は
アンテナ53から微弱な電磁波を送信することによって、それに接近した携帯機41を起
動させて、携帯機41に記憶されているIDコードを読み取ることができるようになって
いる。すなわち、携帯機41が通信装置51の読取可能圏内に入ってきた時、IDコード
が読み取られることになる。また、通信装置51は携帯機41から読み取ったIDコード
をアンテナ54から発信し、離れた場所へ送信することができるようになっている。
エンジン制御装置31は、CPUやメモリなどから成る制御部32と、アンテナ33と
、IDコードが記憶されたEEPROM34とを含んで構成されている。制御部32には
ドアの開閉を検出するドアスイッチ15と、セレクターレバーがパーキング位置にあるこ
とを検出するパーキングスイッチ35とが接続され、制御部32はドアの開閉状況やセレ
クターレバーがパーキング位置にあるか否かを把握することができるようになっている。
制御部32は、アンテナ33で受信されたIDコードの照合を行い、IDコードが正規
のIDコードである(すなわち、EEPROM34に記憶されているIDコードと一致す
る)と判断し、さらにリモートエンジン始動の許可条件が満たされていると判断すれば、
エンジンを始動するようになっている。
上記実施の形態(1)に係る通信装置51によれば、携帯機41からIDコード(識別
情報)が読み取られ、読み取られたIDコードが使用者から離れた場所へ送信されるので
、前記使用者から離れた場所に駐車された車両に搭載されているンジン制御装置31へ携
帯機41のIDコードを送信することができる。従って、リモートエンジン始動制御を実
現することができる。
また、通信装置51に携帯機41を接近させなければ(すなわち、通信装置51におけ
るIDコードの読取可能圏内に携帯機41を入れなければ)、携帯機41のIDコードは
読み取られず、IDコードがエンジン制御装置31に送信されることはない。換言すれば
、前記使用者はリモートエンジン始動制御を希望する場合に、携帯機41を通信装置51
にかざすなどすれば良い。
このように、携帯機41にボタンなどの操作部を設けなくても、携帯機41を通信装置
51に接近させることによって、前記使用者はエンジン始動の意思表示をすることができ
る。従って、携帯機41に操作部を設けなくて良いので、携帯機41をカード型にするこ
とができる。つまり、ICカードで携帯機41を実現することができる。
なお、上記実施の形態(1)に係る通信装置51では、接近した携帯機41のIDコー
ドを読み取ることができるようになっているが、別の実施の形態では、通信装置に携帯機
41を挿入するための挿入部を設け、該挿入部に挿入された携帯機41のIDコードを読
み取るようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)に係る通信装置51では、携帯機41を通信装置51に接
近させる(例えば、かざす)ことによって、使用者はエンジン始動の意思表示をすること
ができるようになっているが、別の実施の形態では、通信装置に使用者が操作するための
送信ボタンを設け、送信ボタンが操作されると、読み取ったIDコードを離れた場所へ送
信するようにしても良い。
また、別の実施の形態(1)に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御システム
では、エンジン制御装置31が通信装置51から送信されてきたIDコードに基づいて行
った結果(すなわち、応答結果)を示した情報を通信装置51へ送信するようにし、通信
装置51がエンジン制御装置31から送信されてきた応答結果を示した情報に基づいて、
応答結果を表示するなどして使用者へ告知するようにしても良い。これにより、リモート
制御が命令通りに実行されたか否かを使用者が容易に把握することができる。
なお、エンジン制御装置31から送信される応答結果を示した情報には、IDコードな
どを付加するのが望ましい。これは、応答結果を示した情報の送信先を特定するためであ
る。
図4は、実施の形態(2)に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御システムの
要部を概略的に示したブロック図である。なお、図3に示したリモート制御システムと同
様の構成部分については同符号を付している。リモート制御システムは、使用者が携帯す
る携帯機41と、使用者の自宅などに置かれる通信装置61と、車両に搭載されるエンジ
ン制御装置71とを含んで構成されている。携帯機41は、CPUやメモリなどから成る
制御部42と、アンテナ43とを含んで構成され、メモリにはIDコードが記憶されてい
る。
通信装置61は、CPUやメモリなどから成る制御部62と、携帯機41に記憶されて
いるIDコードを読み取るためのアンテナ63と、携帯機41から読み取ったIDコード
を離れた場所へ送信することに用いるアンテナ64と、タッチパネル機能を有した表示部
65とを含んで構成されている。
通信装置61は表示部65に、例えば、図5に示したような、操作画面が表示すること
ができ、使用者により選択された制御を把握することができるようになっている。また、
通信装置61はアンテナ63から微弱な電磁波を送信することによって、それに接近した
携帯機41を起動させて、携帯機41に記憶されているIDコードを読み取ることができ
るようになっている。
さらに、通信装置61は携帯機41から読み取ったIDコードに、使用者により選択さ
れた制御に対応する制御命令コードを付加し、制御命令コードが付加されたIDコードを
アンテナ74から発信し、離れた場所へ送信することができるようになっている。
エンジン制御装置71は、CPUやメモリなどから成る制御部72と、アンテナ73と
、IDコードが記憶されたEEPROM74とを含んで構成されている。制御部72には
ドアの開閉を検出するドアスイッチ15と、セレクターレバーがパーキング位置にあるこ
とを検出するパーキングスイッチ35とが接続され、制御部72はドアの開閉状況やセレ
クターレバーがパーキング位置にあるか否かを把握することができるようになっている。
制御部72は、アンテナ73で受信されたIDコードの照合を行い、IDコードが正規
のIDコードである(すなわち、EEPROM74に記憶されているIDコードと一致す
る)と判断すると、IDコードに付加された制御命令コードに基づいた制御を行うように
なっている。
エンジン制御装置71は、IDコードに付加された制御命令コードがエンジン始動命令
コードであれば、リモートエンジン始動の許可条件が満たされているか否かを判断し、前
記許可条件が満たされていると判断すれば、エンジンを始動し、IDコードに付加された
制御命令コードがエンジン停止命令コードであれば、リモートエンジン停止の許可条件が
満たされているか否かを判断し、前記許可条件が満たされていると判断すれば、エンジン
を停止するようになっている。また、エンジン制御装置71は、通信装置61からの命令
に応じて行った結果(すなわち、応答結果)を示した情報をアンテナ73から送信するよ
うになっている。
実施の形態(2)に係る通信装置61の制御部62における処理動作[2−1]を図6
に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、この処理動作[2−1]は表示部6
5に表示された操作画面が使用者により操作されて制御が選択された場合に行われる動作
である。まず、使用者により選択された制御を示した情報を取得し(ステップS1)、タ
イマt1を0にして起動させ(ステップS2)、その後、携帯機41からのIDコードの
読み取りが行われたか否かを判断する(ステップS3)。
なお、携帯機41からIDコードが読み取られるのは、使用者が携帯機41を通信装置
61に近付けた場合である。また、アンテナ63からの微弱な電磁波の送信は、使用者に
より制御が選択されてから所定時間t1’(例えば、10秒)が経過するまでの間だけで
あっても良い。
携帯機41からのIDコードの読み取りが行われたと判断すれば、次に、読み取ったI
Dコードに使用者により選択された制御に対応する制御命令コードを付加し(ステップS
4)、制御命令コードが付加されたIDコードをアンテナ64から送信し(ステップS5
)、そして、タイマt1の起動を停止すると共に、タイマt2を0にして起動させる(ス
テップS6、S7)。
次に、エンジン制御装置71から送信されてくる応答結果を示した情報を受信したか否
かを判断する(ステップS8)。前記応答結果を示した情報を受信したと判断すれば、前
記応答結果を表示部65に表示することによって、その内容を使用者へ告知する(ステッ
プS9)。
前記応答結果を示した情報を受信していないと判断すれば、タイマt2が所定時間t2
’(例えば、60秒)以上であるか否かを判断する(ステップS10)。タイマt2が所
定時間t2’以上であると判断すれば、エンジン制御装置71からの応答が無い旨を表示
部65に表示する(ステップS11)。一方、タイマt2は所定時間t2’以上でないと
判断すれば、ステップS8へ戻る。
また、ステップS3において、携帯機41からのIDコードの読み取りは行われていな
いと判断すれば、タイマt1が所定時間t1’以上であるか否かを判断する(ステップS
12)。タイマt1が所定時間t1’以上であると判断すれば、処理動作[2−1]を終
了し、タイマt1が所定時間t1’以上でないと判断すれば、ステップS3へ戻る。
次に、エンジン制御装置71の制御部72における処理動作[2−2]を図7に示した
フローチャートに基づいて説明する。但し、この処理動作[2−2]は通信装置61から
送信されてくる信号を受信した場合に行われる動作である。まず、受信したIDコードが
EEPROM74に記憶されているIDコードと一致するか否かを判断する(ステップS
21)。
受信したIDコードがEEPROM74に記憶されているIDコードと一致すると判断
すれば、IDコードに付加されている制御命令コードがエンジン始動命令コードであるか
否かを判断する(ステップS22)。制御命令コードがエンジン始動命令コードであると
判断すれば、リモートエンジン始動の許可条件が成立しているか否かを判断する(ステッ
プS23)。
リモートエンジン始動の許可条件が成立していると判断すれば、カウンタCを0にして
(ステップS24)、エンジン始動制御を行い(ステップS25)、その後、エンジンの
始動が完了したか否かを判断する(ステップS26)。エンジンの始動が完了したと判断
すれば、エンジンの始動が完了した旨を示す情報をアンテナ73から発信して通信装置6
1へ送信する(ステップS27)。
一方、エンジンの始動は完了していないと判断すれば、カウンタCに1を加算し(ステ
ップS28)、その後、カウンタCが所定値C’(例えば、5)以上であるか否かを判断
する(ステップS29)。カウンタCが所定値C’以上であると判断すれば、エンジンを
始動することができない旨を示した情報をアンテナ73から発信して通信装置61へ送信
する(ステップS30)。また、カウンタCが所定値C’以上でないと判断すれば、ステ
ップS25へ戻る。
ステップS22において、受信したIDコードに付加されている制御命令コードがエン
ジン始動命令コードでないと判断すれば、次に、制御命令コードがエンジン停止命令コー
ドであるか否かを判断する(ステップS31)。制御命令コードがエンジン停止命令コー
ドであると判断すれば、リモートエンジン停止の許可条件が成立しているか否かを判断す
る(ステップS32)。
リモートエンジン停止の許可条件が成立していると判断すれば、カウンタCを0にして
(ステップS33)、エンジン停止制御を行い(ステップS34)、その後、エンジンが
停止したか否かを判断する(ステップS35)。エンジンが停止したと判断すれば、エン
ジン停止完了を示した情報をアンテナ73から発信して通信装置61へ送信する(ステッ
プS36)。
一方、エンジンは停止していないと判断すれば、カウンタCに1を加算し(ステップS
37)、その後、カウンタCが所定値C”(例えば、5)以上であるか否かを判断する(
ステップS38)。カウンタCが所定値C”以上であると判断すれば、エンジンの停止が
できない旨を示した情報をアンテナ73から発信して通信装置61へ送信する(ステップ
S39)。また、カウンタCが所定値C”以上でないと判断すれば、ステップS34へ戻
る。
また、ステップS21において、受信したIDコードがEEPROM74に記憶されて
いるIDコードと一致しないと判断すれば、処理動作[2−2]を終了する。また、ステ
ップS31において、制御命令コードがエンジン停止命令コードでない(すなわち、エン
ジン始動命令コードでも、エンジン停止命令コードでもない)と判断した場合にも、処理
動作[2−2]を終了する。
上記実施の形態(2)に係る通信装置61によれば、携帯機41からIDコード(識別
情報)が読み取られ、読み取られたIDコードが使用者から離れた場所へ送信されるので
、前記使用者から離れた場所に駐車された車両に搭載されているンジン制御装置71へ携
帯機41のIDコードを送信することができる。また、IDコードには使用者により選択
された制御に対応する制御命令コードが付加されて送信される。従って、複数種のリモー
ト制御を実現でき、リモートエンジン始動制御及びリモートエンジン停止制御を実現する
ことができる。
また、通信装置61に携帯機41を接近させなければ(すなわち、通信装置51におけ
るIDコードの読取可能圏内に携帯機41を入れなければ)、携帯機41のIDコードは
読み取られず、IDコードがエンジン制御装置71に送信されることはない。換言すれば
、前記使用者はリモート制御を希望する場合に、携帯機41を通信装置61にかざすなど
すれば良い。
このように、携帯機41にボタンなどの操作部を設けなくても、携帯機41を通信装置
61に接近させることによって、前記使用者はエンジン始動やエンジン停止の意思表示を
することができる。従って、携帯機41に操作部を設けなくて良いので、携帯機41をカ
ード型にすることができる。
なお、上記実施の形態(2)に係る通信装置61では、接近した携帯機41のIDコー
ドを読み取ることができるようになっているが、別の実施の形態では、通信装置に携帯機
41を挿入するための挿入部を設け、該挿入部に挿入された携帯機41のIDコードを読
み取るようにしても良い。
また、上記実施の形態(2)に係る通信装置61では、携帯機41を通信装置61に接
近させる(例えば、かざす)ことによって、使用者はエンジン始動などのリモート制御の
意思表示をすることができるようになっているが、別の実施の形態では、通信装置に使用
者が操作するための送信ボタンを設け、送信ボタンが操作されると、読み取ったIDコー
ドをアンテナ64から離れた場所へ送信するようにしても良い。
また、上記実施の形態(2)に係る通信装置61を含んで構成されるリモート制御シス
テムでは、エンジン制御装置71に対する制御命令コード(エンジン始動命令コード、エ
ンジン停止命令コード)を送信して、エンジン始動、エンジン停止と複数種のリモート制
御を実現するようにしているが、別の実施の形態では、複数の制御装置それぞれに対する
制御命令コードを送信するようにしても良い。
例えば、図8に示したように、制御部62Aを有した通信装置61Aがエンジン制御装
置71だけでなく、ドアロック制御装置11に対する制御命令コード(ドアロック命令コ
ード、ドアアンロック命令コード)を送信するようにして、ドアロック施錠やドアロック
解錠のリモート制御についても実現するようにしても良い。またその場合、通信装置61
Aの表示部65には、図9に示したような操作画面を表示するようにすれば良い。
また、リモート制御するに望ましいものについては、エンジン始動やエンジン停止、ド
アロックの施錠、ドアロックの解錠だけでなく、その他、エアコン始動やエアコン停止、
エアコン温度調節、エアコン噴出方向調節、車両リア熱線の発熱始動、車両リア熱線の発
熱停止、さらには車両状態の報告などが挙げられる。車両状態としては、エンジン始動状
態やドアロック状態、エアコンの稼動状態(車室内の温度など)、盗難被害の有無などが
挙げられる。
図10は、上記実施の形態(2)に係る通信装置61を含んで構成される、別の形態の
リモート制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。なお、図4に示したリ
モート制御システムと同様の構成部分については同符号を付している。リモート制御シス
テムは、使用者が携帯する携帯機41と、使用者の自宅などに置かれる通信装置61と、
車両に搭載されるエンジン制御装置71と、ドアロック制御装置81とを含んで構成され
ている。
ドアロック制御装置81は、CPUやメモリなどから成る制御部82と、携帯機41に
記憶されているIDコードを読み取るためのアンテナ83と、アンテナ84と、IDコー
ドが記憶されたEEPROM85とを含んで構成されている。制御部82にはドアの開閉
を検出するドアスイッチ15、ドアノブに設けられた操作ボタン86、及びドアノブの裏
面に設けられたセンサ86とが接続され、制御部82はドアの開閉状況や操作ボタン86
が操作されたこと、センサ86に触れられたことを把握することができるようになってい
る。
制御部82は、操作ボタン86が操作されたり、センサ86が触れられると、アンテナ
83から微弱な電磁波を所定時間のあいだ送信することによって、それに接近した携帯機
41を起動させて、携帯機41に記憶されているIDコードを読み取ることができるよう
になっている。すなわち、携帯機41がドアロック制御装置81の読取可能圏内に入って
きた時、IDコードが読み取られることになる。
また、制御部82は、操作ボタン86が操作された時に読み取ったIDコードの認証が
得られ(すなわち、読み取ったIDコードとEEPROM84に記憶されているIDコー
ドと一致したと判断し)、さらにドアロック施錠の許可条件が成立している場合、ドアロ
ックの施錠を行い、センサ86に触れられた時に読み取ったIDコードの認証が得られ、
さらにドアロック解錠の許可条件が成立している場合、ドアロックの解錠を行うようにな
っている。
上記実施の形態(2)に係る通信装置61を含んで構成される、別の形態のリモート制
御システムによれば、リモートエンジンスタートシステムの機能だけでなく、スマートエ
ントリーシステムの機能をも実現することができる。従って、スマートエントリーシステ
ムにおけるカード型の携帯機41を、リモートエンジンスタートシステムにおける携帯機
と兼用させることができる。
ここまで、通信装置51、61、61Aそのものが使用者の自宅に置かれる場合につい
て説明しているが、別の実施の形態では、通信装置51、61、61Aをコンビエンスス
トアなどに配置されている情報端末に採用するようにしても良い。このような情報端末に
は、表示機能はもちろん、操作機能も装備されているので、通信装置51、61、61A
を採用するのに非常に適している。これにより、自宅からだけでなく、例えば、コンビニ
エンスストアからでもリモートエンジン始動などを実現することができるようになる。
また、ここまで通信装置からエンジン制御装置へIDコードを直接送信する場合につい
て説明しているが、IDコードの送信形態はこのような直接送信に限定されるものでなく
、別の実施の形態では、電話回線やインターネットなどの電気通信回線を用いてIDコー
ドを送信するようにしても良い。例えば、エンジン制御装置に移動体通信装置を接続し、
その移動体通信装置を介してIDコードを送信するようにする。これにより、遠方にある
装置に対してもIDコードを送信することができるので、例えば、盗難車両に対するリモ
ートエンジン停止が実現できるようになる。
また、ここまで車両に搭載された装置に対してIDコードを送信する場合について説明
しているが、IDコードの送信先となる装置は、車両に搭載された装置に限定されるもの
でなく、その他の装置であっても良く、別の実施の形態では、例えば、自宅の照明点灯や
録画予約、風呂沸かしなどの制御に用いるようにしても良い。
キーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。 リモートエンジンスタートシステムの要部を概略的に示したブロック図である。 本発明の実施の形態(1)に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る通信装置の表示部に表示される操作画面の一例を示した図である。 実施の形態(2)に係る通信装置の制御部における処理動作を示したフローチャートである。 エンジン制御装置の制御部における処理動作を示したフローチャートである。 別の実施の形態に係る通信装置を含んで構成されるリモート制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。 別の実施の形態に係る通信装置の表示部に表示される操作画面の一例を示した図である。 実施の形態(2)に係る通信装置を含んで構成される、別の形態のリモート制御システムの要部を概略的に示したブロック図である。
符号の説明
41 携帯機
42、52、62、72、62A、82 制御部
43、53、54、63、64、73、83 アンテナ
51、61、61A 通信装置
71 エンジン制御装置
81 ドアロック制御装置

Claims (5)

  1. 使用者が携帯する識別情報付きのICカードから識別情報を読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取られた識別情報を、車両に搭載された情報処理装置へ送信する
    送信手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記読取手段により読み取られた識別情報に制御命令情報を付加する付加手段を備え、
    前記送信手段が、前記付加手段により制御命令情報が付加された識別情報を前記情報処
    理装置へ送信するものであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記使用者が入力操作を行うための操作部と、
    該操作部から得られる入力情報に基づいて、複数の制御命令から前記使用者の所望する
    制御命令を設定する制御命令設定手段とを備え、
    前記付加手段が、前記読取手段により読み取られた識別情報に、前記制御命令設定手段
    により設定された制御命令に対応する制御命令情報を付加するものであることを特徴とす
    る請求項2記載の通信装置。
  4. 前記情報処理装置から送信されてくる応答結果を示した情報に基づいて、応答結果を告
    知する告知手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の通信
    装置。
  5. 使用者が携帯する識別情報付きのICカードと、
    車両に搭載される情報処理装置と、
    前記ICカードから識別情報を読み取る読取手段、及び該読取手段により読み取られた
    識別情報を前記情報処理装置へ送信する送信手段とを含んで構成された通信装置と備えて
    いることを特徴とするリモート制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012056343A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Denso Corp 制御システム

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