JP2009023837A - クレーンの巻上装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品の共通化による製造コスト並びに管理コストの削減を図り得るクレーンの巻上装置を提供する。
【解決手段】主巻ウインチ10のドラム10aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム19,20と、補巻ウインチ15のドラム15aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム21,22とを一種類の同一部品として共通化する。
【選択図】図1
【解決手段】主巻ウインチ10のドラム10aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム19,20と、補巻ウインチ15のドラム15aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム21,22とを一種類の同一部品として共通化する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クレーンの巻上装置に関するものである。
図4は一般的なクレーンの一例を示すものであって、クローラ式の下部走行体1の上に、上部旋回体2を旋回可能に設置し、該上部旋回体2の前部にブーム3を、起伏ウインチ4から繰り出される起伏ワイヤロープ5の巻上げ下げにより起伏可能に取り付け、該ブーム3の先端部に主ガイドシーブ6及び主ポイントシーブ7と補ガイドシーブ8及び補ポイントシーブ9とを配設し、前記主ガイドシーブ6と主ポイントシーブ7とに、主巻ウインチ10から繰り出される主巻上ワイヤロープ11を掛け渡し、前記主ポイントシーブ7と、前記ブーム3先端部から吊り下げられる主フックブロック12の主フックブロックシーブ13との間に前記主巻上ワイヤロープ11を複数回掛け回して、該主巻上ワイヤロープ11の先端に取り付けられたウエッジソケット等の固定用接続部材14をブーム3所要箇所に固定し、前記主巻ウインチ10による主巻上ワイヤロープ11の巻上げ下げにより前記主フックブロック12を昇降させ得るようになっていると共に、前記補ガイドシーブ8と補ポイントシーブ9とに、補巻ウインチ15から繰り出される補巻上ワイヤロープ16を掛け渡して、前記ブーム3先端部から補フックブロック17を吊り下げ、前記補巻ウインチ15による補巻上ワイヤロープ16の巻上げ下げにより前記補フックブロック17を昇降させ得るようになっている。
尚、前述の如きクレーンに関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
ところで、前記上部旋回体2上には、図5に示される如く、ベースフレーム18が固定配置され、該ベースフレーム18上に主巻ウインチ10と補巻ウインチ15とが配設されるようになっているが、それらの取り付けは、前記主巻ウインチ10のドラム10aの軸方向両端側を回転自在に支持するペデスタルフレーム19,20を前記ベースフレーム18に締結すると共に、前記補巻ウインチ15のドラム15aの軸方向両端側を回転自在に支持するペデスタルフレーム21,22を前記ベースフレーム18に締結することによって行われている。
尚、図5及び図6中、23は前記主巻ウインチ10の駆動モータ、24は前記補巻ウインチ15の駆動モータであり、駆動モータ23,24によってそれぞれ前記主巻ウインチ10のドラム10aと前記補巻ウインチ15のドラム15aとが回転駆動されるようになっている。
又、前記ベースフレーム18上には、起伏ウインチ4も配設されるようになっている。
特開2000−143174号公報
しかしながら、従来のクレーンにおける前記主巻ウインチ10のペデスタルフレーム19,20は、図5及び図6に示される如く、取付ボルト19a,20aの本数が全く異なる別部品となっていると共に、前記補巻ウインチ15のペデスタルフレーム21,22もまた、図5及び図6に示される如く、取付ボルト21a,22aの本数が全く異なる別部品となっており、部品種類の増加に伴い、製造コストと管理コストを削減することが困難となっていた。又、前記ベースフレーム18の形状により、前記主巻ウインチ10と前記補巻ウインチ15の形状が異なる場合もあった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、部品の共通化による製造コスト並びに管理コストの削減を図り得るクレーンの巻上装置を提供しようとするものである。
本発明は、上部旋回体上にベースフレームを固定配置し、該ベースフレーム上に主巻ウインチと補巻ウインチとを配設してなるクレーンの巻上装置において、
前記主巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームと、前記補巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームとを一種類の同一部品として共通化したことを特徴とするクレーンの巻上装置にかかるものである。
前記主巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームと、前記補巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームとを一種類の同一部品として共通化したことを特徴とするクレーンの巻上装置にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
前記主巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームと、前記補巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームとを一種類の同一部品として共通化すると、製造コストと管理コストを削減することが可能となる。
本発明のクレーンの巻上装置によれば、部品の共通化による製造コスト並びに管理コストの削減を図り得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1〜図3に示す如く、主巻ウインチ10のドラム10aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム19,20と、補巻ウインチ15のドラム15aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム21,22とを一種類の同一部品として共通化した点にある。
本図示例の場合、前記ペデスタルフレーム19,20,21,22は、図3に示す如く、中心部に貫通孔19b,20b,21b,22bが穿設され且つ該貫通孔19b,20b,21b,22bの外周側に取付ボルト19a,20a,21a,22a用の多数のボルト孔(図示せず)が穿設されたペデスタル本体プレート部19A,20A,21A,22Aと、該ペデスタル本体プレート部19A,20A,21A,22Aの外周縁部両面側に固着され且つベースフレーム18の対応箇所に対しその箇所を挟持するように固定ピン25,26,27,28によって取り付けられるペデスタルブラケット部19B,20B,21B,22Bとを備えてなる構成を有している。
尚、前記ペデスタルフレーム19,20のベースフレーム18に対する取付角度と、前記ペデスタルフレーム21,22のベースフレーム18に対する取付角度は異なるようにしてある。
次に、上記図示例の作用を説明する。
前記主巻ウインチ10のドラム10aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム19,20と、前記補巻ウインチ15のドラム15aの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレーム18に締結されるペデスタルフレーム21,22とを一種類の同一部品として共通化すると、製造コストと管理コストを削減することが可能となる。
こうして、部品の共通化による製造コスト並びに管理コストの削減を図り得る。
尚、本発明のクレーンの巻上装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 主巻ウインチ
10a ドラム
11 主巻上ワイヤロープ
12 主フックブロック
13 主フックブロックシーブ
15 補巻ウインチ
15a ドラム
16 補巻上ワイヤロープ
17 補フックブロック
18 ベースフレーム
19 ペデスタルフレーム
19A ペデスタル本体プレート部
19B ペデスタルブラケット部
19a 取付ボルト
19b 貫通孔
20 ペデスタルフレーム
20A ペデスタル本体プレート部
20B ペデスタルブラケット部
20a 取付ボルト
20b 貫通孔
21 ペデスタルフレーム
21A ペデスタル本体プレート部
21B ペデスタルブラケット部
21a 取付ボルト
21b 貫通孔
22 ペデスタルフレーム
22A ペデスタル本体プレート部
22B ペデスタルブラケット部
22a 取付ボルト
22b 貫通孔
23 駆動モータ
24 駆動モータ
25 固定ピン
26 固定ピン
27 固定ピン
28 固定ピン
10a ドラム
11 主巻上ワイヤロープ
12 主フックブロック
13 主フックブロックシーブ
15 補巻ウインチ
15a ドラム
16 補巻上ワイヤロープ
17 補フックブロック
18 ベースフレーム
19 ペデスタルフレーム
19A ペデスタル本体プレート部
19B ペデスタルブラケット部
19a 取付ボルト
19b 貫通孔
20 ペデスタルフレーム
20A ペデスタル本体プレート部
20B ペデスタルブラケット部
20a 取付ボルト
20b 貫通孔
21 ペデスタルフレーム
21A ペデスタル本体プレート部
21B ペデスタルブラケット部
21a 取付ボルト
21b 貫通孔
22 ペデスタルフレーム
22A ペデスタル本体プレート部
22B ペデスタルブラケット部
22a 取付ボルト
22b 貫通孔
23 駆動モータ
24 駆動モータ
25 固定ピン
26 固定ピン
27 固定ピン
28 固定ピン
Claims (1)
- 上部旋回体上にベースフレームを固定配置し、該ベースフレーム上に主巻ウインチと補巻ウインチとを配設してなるクレーンの巻上装置において、
前記主巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームと、前記補巻ウインチのドラムの軸方向両端側を回転自在に支持し且つ前記ベースフレームに締結されるペデスタルフレームとを一種類の同一部品として共通化したことを特徴とするクレーンの巻上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191792A JP2009023837A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | クレーンの巻上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191792A JP2009023837A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | クレーンの巻上装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009023837A true JP2009023837A (ja) | 2009-02-05 |
Family
ID=40396006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007191792A Pending JP2009023837A (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | クレーンの巻上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009023837A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104630025A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-05-20 | 李丽容 | 一种有机物自翻动发酵机及其使用方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314106A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Kobelco Cranes Co Ltd | クレーン及びその組立方法 |
-
2007
- 2007-07-24 JP JP2007191792A patent/JP2009023837A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005314106A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Kobelco Cranes Co Ltd | クレーン及びその組立方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104630025A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-05-20 | 李丽容 | 一种有机物自翻动发酵机及其使用方法 |
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