JP2009023558A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】器体の厚みを薄型化したアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ3は、上面が開口する横長箱状のボディ22を有し、ボディ22の内部にはモータ42の回転を出力軸37に伝達するための第1〜第4歯車38、39、40、44が収納されている。第1歯車38は、出力軸37の下端部に一体に設けられ、器体の厚み方向における出力軸37の一端側には嵌合突起37aが突設されている。第2歯車39は、第1歯車38と噛合する小径歯車39b及び小径歯車39bと同軸に形成された大径歯車39aを有し、器体の厚み方向において大径歯車39aが第1歯車38に対し嵌合突起37aと反対側となるようにボディ22内に収納されている。このように第2歯車39を配置することによって、カバー21と出力軸37との間にはスペースBが形成され、このスペースBには出力軸37の回転角を検出するためのセンサ32が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行状況に応じてヘッドライトの照射方向を追従変化させる適応型照明システム(AFS)に用いられるアクチュエータに関するものである。
従来より、車両の前照灯などの灯具の照射方向を角度センサを用いて制御するアクチュエータが提供されている(例えば特許文献1参照)。このアクチュエータは、略矩形箱状の器体を有し、器体にはモータに連結された第4歯車と、モータの回転を伝達する第2、3歯車と、出力軸に連結され第2歯車から伝達されたモータの回転を出力軸に伝達する第1歯車とが収納されており、モータの回転は第1〜第4歯車で減速されて出力軸に伝達され、灯具を左右に回動させる。また、器体内に収納された第1歯車と器体の側壁との間には、灯具の回転角を検出するための角度センサを配置するスペースが設けられており、角度センサは回転子を第1歯車に噛合させた状態で上記スペースに配置されている。
特開2007−30803号公報(段落[0017]、及び、第2図)
上述の特許文献1に示したアクチュエータでは、器体の厚み方向において第1歯車と器体の側壁との間に角度センサを配置するためのスペースが設けられているため、その分器体の厚みが厚くなり、大型化するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、器体の厚みを薄型化したアクチュエータを提供することにある。
請求項1の発明は、モータと、ヘッドライトが連結されモータの正逆転に応じてヘッドライトを回動させる出力軸と、モータの回転を出力軸に伝達する伝達機構と、出力軸により直接回転させられる回転子を有し当該回転子の回転角に応じた電気信号を発生する角度センサと、少なくとも伝達機構及び角度センサを収納する器体とを備え、伝達機構は、出力軸に設けられた第1歯車と、第1歯車に噛合する小径歯車及び当該小径歯車と同軸に形成された大径歯車を具備した第2歯車とを少なくとも有し、第2歯車は、大径歯車が器体の厚み方向において第1歯車に対し出力軸の突出方向と反対側となるように配設され、器体の厚み方向において器体の側壁と小径歯車との間に大径歯車を配置することによってできるスペースに角度センサを配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、伝達機構は、第1及び第2歯車と、大径歯車に噛合する第3歯車とを少なくとも有し、大径歯車の回動範囲は360°よりも小さく、当該大径歯車において第3歯車が噛合しない部位の少なくとも一部に切欠部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、大径歯車が器体の厚み方向において第1歯車に対し出力軸の突出方向と反対側となるように第2歯車を配設することによって、器体の側壁と出力軸との間にはスペースが形成され、このスペースに角度センサを配置しているので、角度センサを配置するためのスペースを別に設けなくてもよく、その分器体の薄型化を図ることができるという効果がある。また、角度センサは出力軸に取付けられており、ヘッドライトの回転角を直接検出しているので、歯車のバックラッシによる影響がなく、検出精度の高いアクチュエータを実現することができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、第2歯車の大径歯車において、第3歯車が噛合しない部位の少なくとも一部に切欠部を設けることによって、第2歯車を小型化することができるという効果がある。また、上記伝達機構を構成する歯車が、第1歯車、第2歯車、第3歯車の順に配置されている場合には、第3歯車が噛合しない第1歯車側に切欠部が設けられることになるので、角度センサが実装される基板の面積が大きくなった場合でも、第2歯車の大径歯車と実装基板とが干渉するのを防止することができるという効果がある。
本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本発明に係るアクチュエータ3は、図5に示すようにランプシステムAを構成し、例えば車両の走行状況に応じてヘッドライト1の照射方向を追従変化させる適応型照明システム(AFS)に用いられる。
ランプシステムAは、図5に示すように車両の前方を照らすヘッドライト1と、ヘッドライト1を回動自在に支持するブラケット2と、ブラケット2に取付けられヘッドライト1を回動させるアクチュエータ3と、アクチュエータ3を制御する電子制御ユニット(以下、ECUという。)4とを備えている。尚、このランプシステムAは、車両1台に対して2個1組で用いられる。
ヘッドライト1は、両端が開口し内部に光源(図示せず)を収納した略円筒状の灯体5を有し、灯体5の一端側には開口を閉塞するように略円形状のレンズ7が取着されている。また、灯体5の上側の部位には、ブラケット2に軸支するための軸部9が外側に向かって突設され、灯体5の下側の部位には後述するアクチュエータ3の出力軸37に設けた嵌合突起37aが嵌合する嵌合部10が一体に設けられている。
ブラケット2は、横長の略矩形板状の本体部11を有し、本体部11の幅方向に沿う両端縁にはヘッドライト1側に延出する上板13及び下板12が一体に設けられている。上板13の先端側(ヘッドライト1側)には、ヘッドライト1の軸部9を軸支するための軸受部16が設けられ、下板12においてヘッドライト1の嵌合部10に対応する部位には、嵌合部10を挿通させるための挿通孔15が設けられている。また、下板12の裏面側には、アクチュエータ3をブラケット2に固定するための固定ねじ19が螺合するねじ孔が形成された固定部18が複数(本実施形態では3箇所)設けられている。上記ヘッドライト1は、後部側を本体部11に設けた横長の開口部11aに挿入した状態で、嵌合部10を挿通孔15に挿通させるとともに軸部9を軸受部16に軸支すると、ブラケット2に回動自在に支持され、さらにアクチュエータ3の出力軸37の嵌合突起37aを嵌合部10に嵌合させると、出力軸37の回動動作に応じてヘッドライト1が左右方向に回動する。
ECU4の本体内部には、アクチュエータ3の動作を制御するためのマイクロコンピュータ(図示せず)と、アクチュエータ3との間の制御信号を入出力するためのインターフェース回路(図示せず)とが内蔵されており、図示しないコネクタを介してアクチュエータ3に接続される。また、ECU4にはハンドルの切り角に応じた電気信号を発生させるセンサ(図示せず)が電気的に接続されており、ECU4はセンサからの電気信号に応じてヘッドライト1の目標角を設定する。
アクチュエータ3は、図2及び図3に示すように上面が開口する横長箱状のボディ22と、ボディ22の開口を覆うようにボディ22に被着されるカバー21と、ボディ22に取付けられヘッドライト1を回動させるための回転力を発生させるモータ42とを備えている。また、ボディ22の内部には、ヘッドライト1に連結されヘッドライト1を回動させる出力軸37と、出力軸37と一体に形成された第1歯車38と、第1歯車38と噛合する小径歯車39bを有する第2歯車39と、第2歯車39と噛合する小径歯車40bを有する第3歯車40と、モータ42の回転軸43に圧入固定されて第3歯車40と噛合する第4歯車44と、出力軸37にロータ32b(回転子)が連結されロータ32bの回転角に応じて抵抗値が変化する半固定抵抗器からなるロータリーポジションセンサ(角度センサ)32とが収納されている。
ボディ22は、例えば合成樹脂成形品であって、長手方向一端側(図1(a)の下側)にはボディ22の長手方向に延出する板状の取付片25が一体に設けられている。また、ボディ22の長手方向他端側において幅方向一端側(図1(a)の右側)には、ボディ22の幅方向に延出する板状の取付片25が一体に設けられ、さらに幅方向他端側には長手方向における上記両取付片25、25の間にボディ22の幅方向に延出する板状の取付片25が一体に設けられている。各取付片25の先端側には、アクチュエータ3をブラケット2に取付けるための固定ねじ19を挿通させるねじ挿通孔25aがそれぞれ貫設され、また各取付片25の両側縁には略三角形状のリブ25b、25bがそれぞれ上方に向かって突設されている。さらに、ボディ22の側壁22aには、下側に行くほど側壁22aからの突出量が増加するように傾斜する断面三角形状の係合突起26が所定の位置に複数(本実施形態では4個)設けられ、またボディ22の幅方向他端側における取付片25の上方には角筒状のコネクタ接続部33が外側に向かって突設されている。このコネクタ接続部33内には、後述するロータリーポジションセンサ(以下、センサという)32に電気的に接続された接続ピン34が複数(図1では3本)配置されており、コネクタ接続部33にECU4からのケーブルのコネクタ(図示せず)を接続することでセンサ32とECU4とが電気的に接続される。
さらに、ボディ22の裏面側において長手方向他端側(図1(a)の上側)には、出力軸37、第1歯車38及び第2歯車39の小径歯車39bを収納する収納凹部27が設けられており、この収納凹部27における出力軸37に対応する部位には出力軸37を軸支するための軸孔27aが貫設されている。尚、収納凹部27における第1歯車38に対応する部位は所定の角度で略扇形に形成されており、当該部位における左右両側の内壁に第1歯車38を当接させることで第1歯車38の回動範囲が規制されている。また、ボディ22の底面22bにおいて長手方向一端側には、モータ42の回転軸43に圧入固定された第4歯車44を挿通させるための挿通孔28が貫設され、ボディ22の長手方向において収納凹部27と挿通孔28との間には、第3歯車40を支持する支持軸36が軸支される軸受穴30と、第2歯車39を支持する支持軸35が軸支される軸受穴51(図1(b)参照)とがボディ22の長手方向に沿って並設されている。さらに、ボディ22には、モータ42を固定するための固定ねじ57が螺合するねじ孔を有するモータ固定部29、29が上記挿通孔28を間にして対角の位置に設けられている。尚、上述した軸孔27a、挿通孔28、軸受穴30及び軸受穴51は、これらの中心がボディ22の長手方向において一直線上に配置されるようにそれぞれ設けられている。
カバー21は、ボディ22と同じ合成樹脂成形品であって、ボディ22の開口部と略同形状に形成されており、ボディ22の各取付片25に対応する部位には、対応する取付片25の延出方向と同方向にそれぞれ延出する側面視略L字状の取付片23が設けられている。各取付片23の先端側には、カバー21をボディ22に被着した状態において取付片25の挿通孔25aと連通する挿通孔23aがそれぞれ貫設されている。また、カバー21においてボディ22の側壁22aに設けた各係合突起26に対応する部位には、ボディ22側に向かって突設され係合突起26と係合する正面視U字状の係合突片24がそれぞれ一体に設けられており、ボディ22の開口を塞ぐようにカバー21で覆うとともに、各係合突片24をそれぞれ対応する係合突起26に係合させることでカバー21がボディ22に被着される。尚、各取付片23の幅寸法は、ボディ22の取付片25の両側縁に設けたリブ25b、25b間の寸法と略同寸法に形成されており、カバー21をボディ22に被着した状態において各取付片23は両リブ25b、25bにより位置が規制される。
さらに、カバー21の内側面(図1(b)の右側面)においてボディ22の軸孔27a、軸受穴30及び軸受穴51に対応する部位には、軸孔27aとともに出力軸37を軸支する軸受穴54、軸受穴51とともに支持軸35を軸支する軸受穴55、軸受穴30とともに支持軸36を軸支する軸受穴56がそれぞれ設けられている。ここに、ボディ22及びカバー21で器体が構成されている。
モータ42は、例えばECU4から出力されるパルス電力に応じて回転するステッピングモータを用いており、図2に示すように略円盤形状の本体部42aを有し、本体部42aにおいてボディ22側の中央部には回転軸43が突設されている。また、本体部42aの外縁には、回転軸43を間にして対角の位置に固定ねじ57を挿通させるための挿通孔45がそれぞれ貫設されており、固定ねじ57を各挿通孔45に挿通し、さらにボディ22のモータ固定部29に螺合させるとモータ42がボディ22に固定される。
出力軸37は、略円柱状の合成樹脂成形品であって、図2及び図4に示すように先端側には断面略三角形状に形成されヘッドライト1の嵌合部10と嵌合する嵌合突起37aが一体に設けられ、出力軸37において嵌合突起37aと反対側の部位には、カバー21の軸受穴54に軸支される軸部53が突設されている。この軸部53には、後述するロータ32bのDカット面32cと衝合するDカット部53aが設けられており、Dカット部53aをDカット面32cに衝合させた状態では軸部53の回動に応じてロータ32bが回転することになる。また、出力軸37においてモータ42側の部位には、円周面に複数の突歯38aが形成された第1歯車38が一体に設けられている。尚、本実施形態では、第1歯車38の回動範囲が20°(図1(a)の状態から左回りに10°、右回りに10°)に設定されている。
第2歯車39は、例えば合成樹脂成形品であって、図1〜図3に示すように略円板状の大径歯車39aを有し、大径歯車39aにおける下側(ボディ22側)には小径歯車39bが大径歯車39aと中心が一致するように同軸に設けられており、この小径歯車39bには第1歯車38の突歯38aと噛合する突歯39dが全周に渡って設けられている。また、大径歯車39aにおいて第1歯車38側の部位には、周方向に沿って形成された切欠部39eが設けられており、この切欠部39eを除く大径歯車39aの外縁には、周方向に沿って複数の突歯39cが一体に設けられている。ここにおいて、ボディ22の底面22bにおいて第2歯車39に対応する部位には、上方に突出するストッパー58が設けられており、大径歯車39aの裏面側に設けた一対の当接片(図示せず)がストッパー58の端縁にそれぞれ当接することによって、第2歯車39の右回り及び左回りの回動が規制される。尚、本実施形態において、第2歯車39の当接片及びボディ22のストッパー58は、図1(a)に示す位置を基準として右回りの回転角と左回りの回転角が同角度となる位置に設けてある。
第3歯車40は、例えば合成樹脂成形品であって、図1〜図3に示すように略円板状の大径歯車40aを有し、大径歯車40aにおける上側(カバー21側)には小径歯車40bが大径歯車40aと中心が一致するように同軸に設けられており、この小径歯車40bには第2歯車39の大径歯車39aに設けた突歯39cと噛合する突歯40dが全周に渡って設けられている。また、大径歯車40aの外縁には、後述する第4歯車44の突歯44aと噛合する突歯40cが全周に渡って設けられている。
第4歯車44は、例えば合成樹脂成形品であって、図1〜図3に示すようにモータ42の回転軸43に圧入固定されており、第3歯車40の大径歯車40aに設けた突歯40cと噛合する突歯44aが全周に渡って設けられている。ここに、第1歯車38、第2歯車39、第3歯車40及び第4歯車44で伝達機構が構成されている。
センサ32は、図2に示すように略矩形板状の本体部32aを有し、本体部32aの略中央位置にはDカット面32cを有するロータ32bが本体部32aに対して回転自在に設けられている。また、本体部32aにおける一端側には、センサ32を基板31に位置決めするための一対の位置決め突起32eが突設されており、両位置決め突起32e、32e間には複数(図2では3本)の出力端子32dが配置されている。
一方、基板31は、例えば略矩形板状のプリント基板からなり、図2に示すように出力軸37の軸部53に対応する部位には軸部53を挿通させるための挿通孔31aが貫設されており、この挿通孔31aの近傍にはセンサ32の位置決め突起32eと嵌合する位置決め孔31cが貫設されている。また、基板31の長手方向一端側には、3本の接続ピン34の一端側が電気的に接続されるスルーホール31dが3個設けられ、各接続ピン34は対応するスルーホール31dに挿通した状態で半田により固定されている。さらに、基板31の角部には、基板31をボディ22に固定するための固定ねじ50を挿通させるねじ挿通孔31bが3箇所貫設されている。
ここにおいて、センサ32は、各位置決め突起32eをそれぞれ対応する位置決め孔31cに嵌合させた状態で基板31の裏面に実装され、さらに出力軸37の軸部53に設けたDカット部53aをロータ32bのDカット面32cに衝合させるとともに軸部53を基板31の挿通孔31aに挿通させた後、固定ねじ50を用いてねじ固定すると、基板31がボディ22に固定される。この状態において、センサ32の各出力端子32dと対応する接続ピン34とは基板31に形成された導体パターン(図示せず)を介して電気的に接続されている。尚、センサ32は、ロータ32bの回転角に応じて抵抗値が変化し、この抵抗値に応じた電圧値(例えば、DC1V〜4Vの電圧値)を出力する。
ここで、アクチュエータ3の組立てについて説明する。まず、ボディ22の裏面側からモータ42をボディ22に当接させ、固定ねじ57を挿通孔45を通してボディ22のモータ固定部29に螺合させるとモータ42がボディ22に固定される。尚、この状態において第4歯車44は、ボディ22の挿通孔28を通してボディ22内部に配置される。次に、支持軸35を軸受穴51に圧入固定するとともに、支持軸36を軸受穴30に圧入固定する。さらに、嵌合突起37aを軸孔27aを通してボディ22の裏面側に露出させた状態で出力軸37を収納凹部27に収納するとともに、第3歯車40の中心孔に支持軸36を挿通して第3歯車40をボディ22内に収納する。尚、この状態において第3歯車40の大径歯車40aに設けた突歯40cは第4歯車44の突歯44aと噛合している。続けて、第2歯車39の中心孔に支持軸35を挿通し、小径歯車39bの突歯39dを第1歯車38の突歯38aに噛合させるとともに大径歯車39aの突歯39cを第3歯車40の小径歯車40bに設けた突歯40dと噛合させた状態で第2歯車39をボディ22内に収納する。その後、上述のように基板31をボディ22に固定し、さらにカバー21の各係合突片24をボディ22の対応する係合突起26にそれぞれ係合させると、ボディ22にカバー21が被着され、アクチュエータ3の組立が完了する。
尚、ボディ22の底面22bには、位置決めピン(図示せず)を挿入するためのピン挿入穴46が設けられており、第1、2歯車38、39をボディ22内に収納する際に、まず位置決めピンをピン挿入穴46に挿入し、この位置決めピンを第1、2歯車38、39に設けた挿通孔47、48に挿通しながら第1、2歯車38、39をボディ22内に収納することで、第1歯車38及び第2歯車39の初期位置、すなわちセンサ32の零点調整がなされる。この位置決めピンは、ボディ22にカバー21を取付けた後、カバー21に設けたピン引抜孔59から抜き取られる。
ここで組立状態において、第2歯車39の大径歯車39aは、図1(b)に示すように器体(ボディ22及びカバー21)の厚み方向において第1歯車38に対して出力軸37の嵌合突起37aと反対側に配置されており、大径歯車39aをこのように配置することによって出力軸37の後端側(図1(b)の左側)にはカバー21と出力軸37との間にスペースBが形成され、センサ32を実装した基板31がこのスペースBに配置されている。したがって、センサ32を配置するためのスペースを別に設けなくてもよく、その分器体の薄型化を図ることができる。また、センサ32を出力軸37(軸部53)に取付けることによってヘッドライト1の回転角を直接検出しているので、歯車のバックラッシによる影響がなく、検出精度の高いアクチュエータ3を実現することができる。
次に、アクチュエータ3の動作について説明する。まず、ハンドルの切り角に応じて図示しないセンサからECU4に電気信号が入力され、ECU4では電気信号に応じたヘッドライト1の目標角が設定される。それと同時に、現状の出力軸37の回転角(ヘッドライト1の回転角)に対応した電気信号がコネクタを介してセンサ32からECU4に入力され、ECU4は設定した目標角及び現状の出力軸37の回転角を元に実際に回転させるべき角度を設定し、モータ42に対して回転角に応じたパルス電力を供給する。モータ42は供給されたパルス電力に応じて回転し、モータ42の回転力が第4歯車44、第3歯車40、第2歯車39、第1歯車38の順に伝達され、出力軸37が回転する。そして、出力軸37に連結されたヘッドライト1が回転し、光の照射方向がハンドルの切り角に追従する。尚、動作中において、ECU4にはセンサ32から現状の出力軸37の回転角に対応した電気信号が逐次入力され、目標角とセンサ32からの電気信号に基づいてフィードバック制御を行っている。
本実施形態のアクチュエータ3では、第2歯車39の大径歯車39aにおいて、第3歯車40が噛合しない第1歯車38側の部位に切欠部39eを設けることによって、第2歯車39を小型化することができ、またセンサ32が実装される基板31が電子部品の追加などにより大きくなった場合でも、第2歯車39の大径歯車39aと基板31とが干渉するのを防止することができる。
尚、本実施形態では、第1歯車38の回動範囲を20°(左回りに10°、右回りに10°)とした場合を例に説明したが、第1歯車38の回動範囲は本実施形態に限定されるものではなく、ヘッドライト1の照射角度に応じて適宜変更してもよい。この場合、収納凹部27における第1歯車38に対応する部位の扇形の角度を変更することによって第1歯車38の回動範囲が変更される。また、第2歯車39において、右回りの回転角と左回りの回転角を同角度(すなわち、左右の回転角が対称)とした場合を例に説明したが、回転角は本実施形態に限定されるものではなく、ボディ22のストッパー58と第2歯車39の当接部の位置関係を変更して左回りの回転角と右回りの回転角を非対称としてもよい。
さらに、本実施形態では、ロータリーポジショセンサ32を用いた場合を例に説明したが、センサは本実施形態に限定されるものではなく、角度を検出できるものであればよい。
本実施形態のアクチュエータを示し、(a)はカバーを取り外した正面図、(b)は断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上のカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上を用いたランプシステムの分解斜視図である。
符号の説明
1 ヘッドライト
3 アクチュエータ
21 カバー
22 ボディ
32 ロータリーポジションセンサ(角度センサ)
32b ロータ(回転子)
37 出力軸
38 第1歯車
39 第2歯車
39a 大径歯車
39b 小径歯車
40 第3歯車
44 第4歯車
42 モータ
B スペース

Claims (2)

  1. モータと、ヘッドライトが連結されモータの正逆転に応じてヘッドライトを回動させる出力軸と、モータの回転を出力軸に伝達する伝達機構と、出力軸により直接回転させられる回転子を有し当該回転子の回転角に応じた電気信号を発生する角度センサと、少なくとも伝達機構及び角度センサを収納する器体とを備え、伝達機構は、出力軸に設けられた第1歯車と、第1歯車に噛合する小径歯車及び当該小径歯車と同軸に形成された大径歯車を具備した第2歯車とを少なくとも有し、第2歯車は、大径歯車が器体の厚み方向において第1歯車に対し出力軸の突出方向と反対側となるように配設され、器体の厚み方向において器体の側壁と小径歯車との間に大径歯車を配置することによってできるスペースに角度センサを配置したことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記伝達機構は、前記第1及び第2歯車と、前記大径歯車に噛合する第3歯車とを少なくとも有し、前記大径歯車の回動範囲は360°よりも小さく、当該大径歯車において第3歯車が噛合しない部位の少なくとも一部に切欠部を設けたことを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
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