JP2009021979A - 画像認識装置,画像編集装置,画像読取装置および画像形成装置ならびにファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿読取領域を指定するマーキングの誤検出を低減し、マーキングされた特定画像領域のみを抽出可能とする画像処理装置を提供する。
【解決手段】照明ランプ6から出射される通常光と、近紫外線光照明ランプ7から出射される近紫外線光とにより、原稿読取領域を指定する蛍光体マーキングの情報を含む原稿情報を読み取る。この場合、通常光により読み取った画像データにおいて文字/図形部分の輝度は、それ以外に対して低くなる。一方、近紫外線光で蛍光体マーキングを読み取った場合のデータは、マーキングされた文字/図形データがそれ以外の部分に対して高くなる。このように両者の輝度に大きな差が生じることにより、原稿情報とマーカーの属性情報の分離が容易となり、マーカー検知,領域指定の誤検知が大幅に低減される。
【選択図】図2
【解決手段】照明ランプ6から出射される通常光と、近紫外線光照明ランプ7から出射される近紫外線光とにより、原稿読取領域を指定する蛍光体マーキングの情報を含む原稿情報を読み取る。この場合、通常光により読み取った画像データにおいて文字/図形部分の輝度は、それ以外に対して低くなる。一方、近紫外線光で蛍光体マーキングを読み取った場合のデータは、マーキングされた文字/図形データがそれ以外の部分に対して高くなる。このように両者の輝度に大きな差が生じることにより、原稿情報とマーカーの属性情報の分離が容易となり、マーカー検知,領域指定の誤検知が大幅に低減される。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像の読み取り、あるいは読取画像の認識や画像編集などを行う画像認識装置,画像編集装置,画像読取装置および画像形成装置ならびにファクシミリ装置に関するものである。
従来、被読取対象である原稿を読み取り、デジタルデータ処理がなされる画像読取装置において、原稿画像における一部の領域を指定して画像情報を読み取ることを可能にした構成のものがある。
例えば、矩形領域の指定の手法としては、座標の入力を数値を用いて行う手法と、座標入力装置を用いて原稿上で指定する手法が知られている。前者の手法では、例えば原稿上で矩形を構成する4点の座標あるいは矩形の1つの対角線の両端の2点の座標を、テンキーのキーあるいは数値を示したダイヤルなどを用いてコントロールパネルから入力している。また、後者の手法では、例えばライトペンを用いて原稿上の点を直接指示するようにしている。
また、文字や画像(原稿イメージ)をマーカーペンなどの指示手段で囲んだエリアをカットしたり、囲んだエリア以外をカットする編集操作を操作パネル上で実行できる画像読取装置も知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
マーカーペンを用いて原稿画像の読取領域を指定する一手法について、図7(a)〜(c)を参照して説明する。
図7(a)は絵柄領域と文字領域の混在する原稿Dを示す。ユーザにより、原稿Dにおける必要とする部分に対して、マーカーペンを使用して図7(b)に示すようなマーキングMを行う。そして、このマーキング後の原稿Dを複写機の画像読取手段にセットして、画像情報を読み取り、マーキング部分で囲まれた画像領域Gを抽出する。このようなマーカー検出による理想的な抽出結果を示す図が図7(c)である。
特開平6−291950号公報
特開平9−83735号公報
特開2000−78389号公報
前記従来の技術において、座標の入力を数値を用いて行う手法では、各点の位置をスケールを用いて事前に測定し、x軸およびy軸を表わした座標値として入力する必要があった。このため、座標値の入力までに手間と時間が掛かるばかりでなく、スケールの読み間違いを行ったり単位の設定にミスを生じさせる場合があった。この際には所望の領域と大きく違った領域を切り出すことになり、再度、領域の指定を行う必要があった。
また、座標入力装置を用いて原稿上で指定する手法では、原稿を広げた状態で矩形領域を指定する必要があり、大きな原稿を編集処理の対象とすると、領域指定のための装置が大型化してしまうという問題があった。
また、マーカーペンなどの指示手段を用いる手法は簡便であるが、マーキング部分を特定の輝度データまたは濃度データとして検出するものであるため、原稿画像中のマーキング部分以外の部分にマーキング部と同一の輝度データまたは濃度データが存在する場合には、この部分まで、マーキング部分として検出してしまうという問題がある。
特に、黒単色で画像を形成する画像形成モードにおいては、高階調(高濃度)の文字部との誤検出を避けるために、マーキングを中間調の輝度データまたは濃度データを呈するもので行うため、該中間調のデータが存在しやすい絵柄部分をマーキング部分として誤検出することが多かった。
本発明は、以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、マーカー検出における画像の誤認識や誤検出を低減し、マーキングされた特定画像領域のみを抽出可能とする画像認識装置,画像編集装置,画像読取装置および画像形成装置ならびにファクシミリ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像が形成されている被読取対象に対して通常光を照射する通常光光源と、前記被読取対象に対して近紫外線光を照射する近紫外線光源と、前記通常光光源あるいは前記近紫外線光源のいずれかを照射可能にする光源切替手段と、前記通常光の照明による可視画像の読み取りを行う第1読取手段と、前記近紫外線光を照射することにより可視化される画像を読み取る第2読取手段と、前記近紫外線光で読み取られた画像情報を前記通常光の照明により読み取られた前記画像情報の属性情報として認識する認識手段とを備えたことを特徴とし、この構成によって、原稿の画像情報は通常照明で読み取り、属性情報を近紫外線光の照明で読み取るため、画像情報と属性情報の分離性能が高くなり、被読取対象中における読取指定画像の誤認識,誤検知を低減することができる。また、属性情報の認識は独立した手段でなく、画像の読取手段を用いることが可能であって、コストアップがなく、かつ装置の大型化を招かない。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像認識装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のラインでマーキングされている座標を検出する手段を備え、検出された座標を基に通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とし、この構成によって、原稿などの被読取対象にラインをマーキングするという簡単な読取領域指定作業により、読み取られた画像情報から画像読取領域を確実かつ容易に選定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像認識装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する手段を備え、検出された図形形状を基に通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とし、この構成によって、原稿などの被読取対象に図形をマーキングするという簡単な画像読取指定作業により、読み取られた画像情報から画像読取領域を確実かつ容易に選定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像認識装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、検出された図形形状を基に通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とし、この構成によって、原稿などの被読取対象をインクで塗り潰すという簡単な画像読取指定作業により、読み取られた画像情報から画像読取領域を確実かつ容易に選定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置において、属性情報に基づき特定された画像情報を表示するための表示手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、ユーザにおいて読取指定領域の誤検知、もしくは誤指示の確認をすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置において、近紫外線光を照射することにより可視化される部分が蛍光性インクを用いて記載されていることを特徴とし、蛍光性インクは、通常光で可視化され、近紫外線光で発光する特性があるため、画像読取指定作業が簡単かつ確実に行われ、また画像読取領域を確実かつ容易に検知して認識することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置において、近紫外線光を照射することにより可視化される部分が有機蛍光材料のインクを用いて記載されていることを特徴とし、有機蛍光体は、空気,熱,紫外線により発光機能が低下する特性を有するため、原稿などにマーカーを施した後に、経時で該マーカーを自然消滅させることができ、原稿をマーカーを施す前の状態へ復帰させることが可能になる。
請求項8に記載の発明は、画像が形成されている被読取対象に対して通常光を照射する通常光光源と、前記被読取対象に対して近紫外線光を照射する近紫外線光源と、前記通常光光源あるいは前記近紫外線光源のいずれかを照射可能にする光源切替手段と、前記通常光の照明による可視画像の読み取りを行う第1読取手段と、前記近紫外線光を照射することにより可視化される画像を読み取る第2読取手段と、前記近紫外線光で読み取られた画像情報を前記通常光の照明により読み取られた前記画像情報の属性情報として認識する認識手段と、前記通常光の照明により読み取られた画像情報を編集する編集手段とを備え、前記通常光の照明により読み取られた画像情報から前記属性情報に基づいて読取指定領域を特定して編集可能としたことを特徴とし、この構成によって、原稿などの画像情報は通常照明で読み取り、属性情報を近紫外線光の照明で読み取るため、画像情報と属性情報の分離性能が高くなり、被読取対象中における読取指定画像の誤認識,誤検知を低減することができ、読取指定領域を特定して行う読取画像の編集が正確かつ確実に行われる。また、属性情報の認識は独立した手段でなく、画像の読取手段を用いることが可能であって、コストアップがなく、かつ装置の大型化を招かない。
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の画像編集装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のラインでマーキングされている座標を検出する手段を備え、該検出された座標を基に通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定し、該画像情報を編集することを特徴とし、この構成によって、原稿などの被読取対象にラインをマーキングするという簡単な読取領域指定作業により、読み取られた画像情報から画像読取領域を確実かつ容易に選定することができ、これに基づき読取指定領域を特定して行う読取画像の編集が正確かつ確実に行われる。
請求項10に記載の発明は、請求項8または9記載の画像編集装置において、属性情報に基づき特定された画像情報の内側と外側を選択する手段を備え、該選択した画像情報を消去可能としたことを特徴とし、この構成によって、特定した領域の消去を簡単かつ容易に行うことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項8〜10いずれか1項記載の画像編集装置において、属性情報に基づき特定された画像情報内の画像を拡大または縮小可能にしたことを特徴とし、この構成によって、特定した領域を任意のサイズで簡単かつ容易に編集することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項8〜11いずれか1項記載の画像編集装置において、属性情報に基づき特定された画像情報を表示するための表示手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、ユーザにおいて読取指定領域の誤検知、もしくは誤指示の確認をすることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項8記載の画像編集装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する図形検出手段と、該図形検出手段からの検出情報を受けて、図形形状が記載された被読取対象に対して第1読取手段による読み取り動作を停止させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とし、この構成によって、編集に不要な画像情報に対する読み取り動作を停止させることにより、効率的な編集が可能になる。
請求項14に記載の発明は、請求項8記載の画像編集装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する図形検出手段と、該図形検出手段からの検出情報を受けて、前記第1読取手段により読み取った画像情報中から前記図形形状が記載された画像情報を破棄するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とし、この構成によって、編集に不要な画像情報を、あらかじめ破棄することにより、効率的な編集が可能になる。
請求項15に記載の発明は、請求項13または14記載の画像編集装置において、図形検出手段が検出した図形形状情報と、記憶手段にあらかじめ記憶された図形情報とを比較し、一致した場合に制御手段に対して読み取り動作の停止または画像情報の破棄を行う指令出力を行う手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、編集に不要な画像情報のキャンセルが確実に実行される。
請求項16に記載の発明は、請求項8記載の画像編集装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、該検出された部分の画像情報を消去することを特徴とし、この構成によって、原稿などの被読取対象をインクで塗り潰すという簡単な画像読取指定作業により、読み取られた画像情報からの画像読取領域の消去を容易に行うことができる。
請求項17に記載の発明は、請求項8記載の画像編集装置において、属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、該検出された部分の画像情報に関する印字色をあらかじめ設定された色に変更することを特徴とし、この構成によって、インクで塗り潰された部分が強調された編集を行うことができる。
請求項18に記載の発明は、請求項8〜17いずれか1項記載の画像編集装置において、近紫外線光を照射することにより可視化される部分が蛍光性インクを用いて記載されていることを特徴とし、蛍光性インクは、通常光で可視化され、近紫外線光で発光する特性があるため、画像読取指定作業および画像読取領域の特定が確実かつ容易に行われるため、効率的な編集が可能になる。
請求項19に記載の発明は、請求項8〜17いずれか1項記載の画像編集装置において、近紫外線光を照射することにより可視化される部分が有機蛍光材料のインクを用いて記載されていることを特徴とし、有機蛍光体は、空気,熱,紫外線により発光機能が低下する特性を有するため、経時で当該インクによるマーカーを自然消滅させることができ、編集後には原稿をマーカーを施す前の状態へ復帰させることが可能になる。
請求項20に記載の発明は、画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部を備えた画像読取装置において、前記画像読取部に請求項1〜7いずれか1項に記載の画像認識装置あるいは請求項8〜19いずれか1項に記載の画像編集装置を搭載したことを特徴とし、この構成によって、被読取対象に対する編集が確実かつ容易に行われる画像読取装置が実現する。
請求項21に記載の発明は、画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部と、該画像読取部からの画像情報に基づき記録媒体に対して画像を形成する画像形成部とを具備する画像形成装置において、前記画像読取部として請求項20に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とし、この構成によって、被読取対象に対する編集が確実かつ容易に行われ、かつ、その編集に基づく画像形成が可能な画像形成装置が実現する。
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の画像形成装置において、画像が形成される記録媒体のサイズに応じて形成画像サイズを変更する倍率選択手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、編集に基づき、かつ用紙サイズなどの記録媒体のサイズに適合したサイズによる画像形成が可能になる。
請求項23に記載の発明は、画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部と、該画像読取部からの画像情報に基づき記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、通信回線に接続されて画像情報を送受信する送受信部とを具備するファクシミリ装置において、前記画像読取部として請求項20に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とし、この構成によって、原稿などに対して容易に任意の編集を施したファクシミリ送信を行うことが可能になる。
本発明に係る画像認識装置によれば、原稿の画像情報は通常照明で読み取り、属性情報を近紫外線光の照明で読み取るため、画像情報と属性情報の分離性能が高くなり、被読取対象中における読取指定画像の誤認識,誤検知を低減することができる。また、属性情報の認識は独立した手段でなく、画像の読取手段を用いることが可能であって、コストアップがなく、かつ装置の大型化を招かない。
また、本発明に係る画像編集装置によれば、原稿などの画像情報は通常照明で読み取り、属性情報を近紫外線光の照明で読み取るため、画像情報と属性情報の分離性能が高くなり、被読取対象中における読取指定画像の誤認識,誤検知を低減することができ、読取指定領域を特定して行う読取画像の編集が正確かつ確実に行われる。また、属性情報の認識は独立した手段でなく、画像の読取手段を用いることが可能であって、コストアップがなく、かつ装置の大型化を招かない。
また、本発明に係る画像読取装置,画像形成装置,ファクシミリ装置によれば、本発明に係る画像認識装置あるいは画像編集装置を搭載することにより、被読取対象中における読取指定画像が正確に認識,検知されて、被読取対象に対する各種編集が良好に行われるため、編集に基づく各種処理が容易かつ確実に行われる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の実施形態の概略構成図であり、本画像形成装置1は、画像が形成されている原稿Dなどの被読取対象に対して光学的に画像情報の読み取りを行う画像読取部2と、該画像読取部2へ原稿Dを搬送する自動原稿搬送部(ADF:Automatic Document Feeder)3と、画像形成部22からなる。
前記画像読取部2は、上部に原稿Dが載置されるコンタクトガラス4を有しており、このコンタクトガラス4の下方に、反射ミラー5と、通常の読取光を出射する通常光光源である照明ランプ6と、近紫外線光源である近紫外線光照明ランプ7とを搭載してなる第1走行体8が、副走査方向Aに移動自在に配置されている。
照明ランプ6あるいは近紫外線光照明ランプ7から出射して原稿Dを照射した後の反射光の光路には、2つの反射ミラー9により光路を折り返す第2走行体10が、副走査方向Aに移動自在に配置されており、この第2走行体10からの反射光の光路には、反射光をCCD(Charge Coupled Device)11に集束させる集束レンズ12が配設されている。
第1走行体8と第2走行体10は、走行体モータ13が図示しないプーリやワイヤなどにより連結されており、第1走行体8と第2走行体10とが2対1の速度で副走査方向Aに移動自在に駆動される。このように2つの走行体8,10が移動することにより、コンタクトガラス4に載置された原稿DがCCD11により副走査方向Aに読取走査され、原稿情報が読み取られる。
前記自動原稿搬送部3は、原稿Dが積載される原稿トレイ14と、原稿Dを給紙するピックアップローラ15と、レジストローラ16と、搬送ドラム17と、搬送ローラ18と、排紙ローラ19などからなり、複数枚の原稿Dを、停止読取位置Bを順次通過するように副走査方向Aに順次搬送して排紙トレイ20に排紙させる。この排紙トレイ20は、コンタクトガラス4に原稿Dを押圧する原稿圧板21の上面に設置されている。この原稿圧板21はコンタクトガラス4上に開閉自在に設けられている。前記ピックアップローラ15とレジストローラ16と搬送ドラム17と搬送ローラ18は、それぞれ図示しないステッピングモータからなる給紙モータがギヤ列などを介して連結され駆動される。
本画像形成装置1では、読取原稿の読取走査モードには、コンタクトガラス4上に原稿Dを載置した状態で、原稿Dの画像情報を読み取る原稿固定モードであるブックモードと、自動原稿搬送部3による原稿搬送モードであるADFモードとが切替自在な動作モードとして設定される。
ADFモードの設定下では、図1中の左側に図示するように、2つの走行体8,10をホームポジションなる停止読取位置Bにセットした状態で、自動原稿搬送部3により複数枚の原稿Dを副走査方向Aに順次搬送して画像データを読取走査する。
本画像形成装置1は、画像読取部2の下部に画像形成部22を設置しており、画像読取部2において、読取走査された原稿Dの画像情報がCCD11にて光電変換され、図示しないデータ処理部にてデジタルデータ処理されて画像データとして出力される。
画像形成部22では、前記画像データを受けて感光体などからなる公知の電子写真プロセス部23にてトナー現像し、顕像化したトナー像を、給紙カセット24から給紙ローラ25およびレジストローラ26にてタイミングを取って搬送される記録媒体である記録紙Pに転写部27において転写し、転写後の記録紙Pを、定着部28にて加圧/加熱して像定着を施した後、装置本体外へ排紙する。
図2は本実施形態における通常光光源である照明ランプと近紫外線光源である近紫外線光照明ランプとが搭載された前記第1走行体の詳細構成図である。照明ランプ6と近紫外線光照明ランプ7との下方には出射光をコンタクトガラス4方向へ反射,集光させるための反射板29,30が配設され、両反射板29,30の下方に設けられた隔壁板31に、コンタクトガラス4側からの反射光を通過させて、反射ミラー5の反射面へ入射させる通孔31aが設けられている。
本例において、通常光光源である読取ランプ6としてキセノンランプを採用している。該キセノンランプは、外面電極型希ガス蛍光ランプと呼ばれるものであって、ガラス管の外側に対向して帯状または所定パターンの電極を1対有し、内側には蛍光体が塗布され、キセノンガスが封入されているものである。発光原理は、電極から電子を放出し、キセノン原子に電子が衝突するとキセノン原子が励起されて紫外線を放出する。この紫外線が蛍光体に当ると可視光で発光することになる。通常はカラースキャナの場合では白色光を使用し、モノクロスキャナの場合にはグリーン光を使用する。
また、近紫外線光照明ランプ7は、一般的にはブラックライト蛍光ランプと呼ばれ、可視光線をカットする「濃い青色の特殊フィルターガラス」を使用したガラス管内壁に、近紫外線放射蛍光体を塗布したランプである。これにより近紫外線光(300〜400nm、ピーク波長360nm)を放射する構造のものである。
ここで、前記特定波長に反応する蛍光体を原稿マーカーのインクとして使用すると、近紫外線光のエネルギを吸収して電子が基底状態から高エネルギ状態に遷移し、励起状態から安定な状態に戻るときにインクが発光する。インクとして使用される蛍光体には有機蛍光体と無機蛍光体が存在するが、有機蛍光体は経時で劣化する特性を持ち、無機蛍光体は透明色や乳白色であって、耐光性や耐熱性に優れたものもある。
一般に市販されている蛍光性インクを用いた蛍光ペンによりマーキングすると、マーキング部分は、通常光で可視化され、また近紫外線光で発光するため、マーキング作業が容易に行われ、かつ良好な認識が行われることになる。また、有機蛍光材料のインクは、空気,熱,紫外線により発光特性が低下して経時で劣化するため、マーキングして領域指定し、該領域に対する後述する認識,編集作業を行った後には、原稿などのマーキング部分を自然消滅させることができ、原稿をマーキングする前の状態に戻すことができる。
このような通常光と近紫外線光とにより、マーカーの属性情報を含む原稿情報を読み取った場合、通常光により読み取った画像データにおいて文字/図形部分の輝度は、それ以外に対して低くなる。一方、近紫外線光で蛍光体マーキングを読み取った場合のデータは、マーキングされた文字/図形データがそれ以外の部分に対して高くなる。このように両者の輝度に大きな差が生じることから、従来のように原稿情報とマーカーの属性情報の分離が容易となり、マーカー検知,領域指定の誤検知が大幅に低減されることになる。
次に、本実施形態における画像認識,編集を含む画像読み取りについて説明する。
図3は本実施形態における画像認識,編集機能を有する読取制御系に関する構成を示すブロック図である。
図3において、32は照明ランプ6あるいは近紫外線光照明ランプ7のいずれかを点灯するように切り替える光源切替手段としてのランプ切替手段、33は、照明ランプ6が点灯され通常光による原稿照射が行われたときに、原稿の可視画像を読み取る光学的センサからなる第1読取手段、34は近紫外線光照明ランプ7が点灯され近紫外線光による原稿照射が行われたときに可視化される画像を読み取る光学的センサからなる第2読取手段、35,36は、第1読取手段33と第2読取手段34により読み取られた画像情報をデジタルデータに変換するなどの各種画像処理を行う画像処理手段、37は通常光の照明により読み取られた画像情報を編集する編集手段である。
また、38は近紫外線光で読み取られた画像情報を通常光の照明により読み取られた画像情報の属性情報として認識するマーカー認識手段、39は近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のラインによりマーキングされた座標を検出する座標検出手段、40はマーカー認識手段38,座標検出手段39からの情報を受け、検出された座標を基に通常光の照明により読み取られた画像情報のエリアを特定するエリア特定手段である。
41はエリア特定手段40にて特定された画像情報を受けてエリアの内側と外側を選択する機能と、選択したエリア外の画像情報を消去する機能を有する消去手段、42は前記特定された画像情報を受けて画像情報のエリア内の画像を拡大または縮小する処理を行う拡大/縮小手段、43は前記特定された画像情報を受けて、該画像を表示するLCD,LEDディスプレイなどからなる表示手段である。
44は、本画像形成装置の各部を含めて読取制御系の各部とのデータの授受を行い、各部をコントロールするメイン制御部としてのCPU(中央演算処理ユニット)である。
図4は本実施形態における通常の画像読取に係る動作を示すフローチャートであり、装置本体の操作部においてユーザが通常読取モードを指定すると(S401)、CPU44では、照明ランプ6を点灯させ、第1読取手段33による原稿情報の読み取りを行わせる(S402)。第1読取手段33から出力される読取情報に対して、画像処理手段35にて所定の情報/データ処理が行われて画像データとして出力する(S403)。
図5は本実施形態におけるマーカー検出を含む読取指定領域の画像読取に係る動作を示すフローチャートであり、図5に示す例は、画像情報と蛍光体マーカーによる属性情報とが記載されている原稿に対する画像の読み取りに関する。
ユーザが、図7(a)に示す原稿Dの一部を領域指定して、その領域内外を編集するときには、図7(b)で示すように、所定のマーカーペンを用いて、領域指定したい部分Gを囲むように原稿にマーキングMする。そして、この原稿Dを、本例では図1の原稿トレイ14にセットする。そして、装置本体の操作部において使用者が領域指定読取モードを指定すると(S501)、図3に示すCPU44では、近紫外線光照明ランプ7を点灯し、第2読取手段34による原稿画像の読み取りを開始する(S502)。その後、照明ランプ6を点灯させ、第1読取手段33による原稿画像の読み取りを開始する(S503)。両読取手段33,44から出力される読取情報はそれぞれ、画像処理手段35,36にて所定の情報/データ処理が行われて画像データとして出力される。
第2読取手段33で読み取られた属性情報としてマーカー検出は、画像処理手段36とマーカー認識手段38で行われる。本例においてマーカー検出は、近紫外線光を照射することにより可視化されたマーキングMした部分に対応する特定輝度、または特定濃度の画像データによって囲まれた領域を検出するものである。この際、座標検出手段39にて可視化された特定輝度または特定濃度のラインでマーキングされた座標を検出する(S504)。
このようにして検出した画像領域を操作パネル上の表示手段43に表示し、使用者が所望の画像が得られていることを確認すれば、操作パネルなどの各部を操作して画像領域を決定することにより(S505のYES)、当該画像領域の画像データが出力される(S507)。しかし、何らかの原因にて誤指定や誤動作が生じて所望の画像が得られていない場合(S505のNO)、操作パネル,編集手段37などの各部を操作して領域調整を行う(S506)。
図6は本実施形態におけるマーカー検出と画像領域に対する諸設定を含む画像読取に係る動作を示すフローチャートである。図6におけるステップ(S601)〜(S606)は図5におけるステップ(S501)〜(S506)と同様の動作フローであるので説明は省略する。
ステップ(S607)において、ユーザは、操作パネルの表示手段43にて領域を視認し、かつエリア選択手段40を操作することにより、前記特定輝度または特定濃度のライン画像で囲まれた領域の内側、もしくは外側を選択することができ、どちらか選択された領域に対して不要な領域の画像情報を消去手段41にて消去することができる。例えば、選択した領域の内側消去をした場合は、図7(c)に示すような画像が得られ、選択した領域の外側消去をした場合は、図7(d)に示すような画像が得られる。
さらに、ステップ(S608)において、使用者は、拡大/縮小手段42を操作することにより、画像形成する用紙サイズに応じた倍率選択を選択することができる。拡大モードにすることにより、例えば図7(e)に示すような形成画像を得ることが可能となる。
前記選択された画像領域に対する設定処理が終了した後、その画像領域の画像データが出力される(S609)。
また、読取画像情報の編集として、例えば作成済みの内部報告書から外部配布文書を作成するような場合、複数枚の原稿束から一部の機密情報のみを削除して配布資料としたい場合がある。
このような場合、図8(a)に示すように、原稿束D1,D2,D3の中から、削除したい原稿D2において、あらかじめ設定されたマーキング領域Dxに近紫外線光に反応して発光するマーカーペンにより“×”印を記載する。この原稿束D1〜D3を、本画像形成装置1にセットすると、既述したと同様なマーカー認識,検知が実行され、CPU44において、前記“×”が記載されている原稿D2に対する読み取り動作を行わないように制御するか、あるいは、読み取った画像情報の破棄する制御を行う。
これにより、図8(b)に示すように、機密情報を削除した文書束D1,D3の出力(画像形成)が可能となる。従来では複数枚の原稿束から削除したい文書を抜き出し、情報入力が終わると元のページに挿入する煩わしい作業を必要としていたが、本実施形態によれば従来のような作業が不必要になる。
図9は図8(a),(b)に示す複数枚の原稿束から一部を削除して画像形成を行う動作を示すフローチャートであって、原稿D1〜D3を、本例では図1の原稿トレイ14にセットする。そして、装置本体の操作部において使用者がADFモードと領域指定読取モードを指定すると(S901)、図3に示すCPU44では、近紫外線光照明ランプ7を点灯し、第2読取手段34による原稿画像の読み取りを原稿D1〜D3に対して順次開始する(S902)。この読み取りにおいて、原稿D1には前記“×”が記載されていないためマーカー認識されず(S903のNO)、これを受けてCPU44は、照明ランプ6を点灯させ、第1読取手段33による原稿画像の読み取りを開始し(S904)、画像処理手段35を介して画像形成部22に画像データが出力されて原稿D1の画像出力が実行される(S905)。これは“×”が記載されていない原稿D3に対しても同様に行われる。
しかし、原稿D2には前記“×”が記載されているため、これを図形形状検出機能を有するCPU44が認識すると(S903のYES)、CPU44は、原稿D2に対する画像の読み取りを行わないように制御する。
この場合、全原稿に対して第1読取手段33による原稿画像の読み取りを行った後、原稿ごとに画像情報を記憶しておき、“×”が記載されている原稿の画像情報を破棄するように、CPU44において各部を制御することも考えられる。
また、本実施形態によれば、上述した編集例以外にも、各種の画像情報の編集が可能である。
例えば、図10(a)に示すように、原稿Dに対して、蛍光ペンにて一部を塗り潰し、このマーキング部分Mtを、既述した近紫外線光照明ランプ7を点灯して行われる第2読取手段34による原稿画像の読み取りによりCPU44が認識して、マーキング部分Mtにおける画像情報を破棄することにより、図10(b)に示すG0部分のように、画像情報の部分消去が可能になる。
さらに、文書原稿において、図10(a)に示す塗り潰しマーキングを行い、マーキング部分Mtの文書の文字色を変更(図10(c)のGW部分)する編集制御を行うことも可能である。
本願発明の実施形態として、2種類の光源(照明ランプ6,近紫外線光照明ランプ7)を第1走行体8に備え、光源を切り替えて読取動作を繰り返し、同一の受光素子(CCD)で読み取る構成にすること、例えば近紫外線光光源と光学素子の密着型イメージセンサ(Contact Image Sensorなど)とを、ADFの原稿搬送経路に設けることにより2度読み取る動作を1回にすることにより、画像読取の効率,生産性を向上させるようにすることも可能である。
また、本実施形態では、原稿の片面に対する読み取りについて説明をしたが、原稿を裏返すことにより両面に対して読み取り可能なADFを備えた画像読取装置においても実施可能である。
また、近年、シート原稿を1回搬送させることで、原稿の表面および裏面情報を略同時に読み取ることが可能な画像読取装置が製品化されている。この装置に本実施形態を実施することにより、さらに画像読取の効率,生産性が高い画像読取装置を提供することができる。
図1に示すように画像読取部2と画像形成部22とを具備する画像形成装置1において、画像読取部2として前記実施形態の画像読取装置を採用することにより、原稿の任意の領域に対する画像形成のユーザ指定が容易かつ確実に行える。
また、ファクシミリ装置の画像読取部と画像形成部に、前記実施形態の画像認識,画像編集機能の構成を具備させることにより、送信用原稿などに対して任意の編集を施したファクシミリ送信を容易に行うことが可能になる。
また、前記画像形成装置において、画像が形成される記録媒体のサイズに応じて形成画像サイズを変更する倍率選択手段を備えることによって、指定領域部分を変倍し、適切なサイズでの画像出力が可能となる。
本発明は、被読取対象に対して光学的に画像を読み取る装置部に適用され、特に、複写機,プリンタ,スキャナ,ファクシミリ装置などに搭載されるデジタルデータ処理がなされる画像読取装置として有効である。
2 画像読取部
6 照明ランプ(通常光光源)
7 近紫外線光照明ランプ(近紫外線光源)
8 第1走行体
22 画像形成装置
32 ランプ切替手段(光源切替手段)
33 第1読取手段
34 第2読取手段
35,36 画像処理手段
37 編集手段
38 マーカー認識手段
39 座標検出手段
40 エリア特定手段
41 消去手段
42 拡大/縮小手段
43 表示手段
44 CPU(中央演算処理ユニット)
6 照明ランプ(通常光光源)
7 近紫外線光照明ランプ(近紫外線光源)
8 第1走行体
22 画像形成装置
32 ランプ切替手段(光源切替手段)
33 第1読取手段
34 第2読取手段
35,36 画像処理手段
37 編集手段
38 マーカー認識手段
39 座標検出手段
40 エリア特定手段
41 消去手段
42 拡大/縮小手段
43 表示手段
44 CPU(中央演算処理ユニット)
Claims (23)
- 画像が形成されている被読取対象に対して通常光を照射する通常光光源と、前記被読取対象に対して近紫外線光を照射する近紫外線光源と、前記通常光光源あるいは前記近紫外線光源のいずれかを照射可能にする光源切替手段と、前記通常光の照明による可視画像の読み取りを行う第1読取手段と、前記近紫外線光を照射することにより可視化される画像を読み取る第2読取手段と、前記近紫外線光で読み取られた画像情報を前記通常光の照明により読み取られた前記画像情報の属性情報として認識する認識手段とを備えたことを特徴とする画像認識装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のラインでマーキングされている座標を検出する手段を備え、検出された前記座標を基に前記通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とする請求項1記載の画像認識装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する手段を備え、検出された図形形状を基に前記通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とする請求項1記載の画像認識装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、検出された図形形状を基に前記通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定することを特徴とする請求項1記載の画像認識装置。
- 前記属性情報に基づき特定された画像情報を表示するための表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置。
- 前記近紫外線光を照射することにより可視化される部分が蛍光性インクを用いて記載されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置。
- 前記近紫外線光を照射することにより可視化される部分が有機蛍光材料のインクを用いて記載されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像認識装置。
- 画像が形成されている被読取対象に対して通常光を照射する通常光光源と、前記被読取対象に対して近紫外線光を照射する近紫外線光源と、前記通常光光源あるいは前記近紫外線光源のいずれかを照射可能にする光源切替手段と、前記通常光の照明による可視画像の読み取りを行う第1読取手段と、前記近紫外線光を照射することにより可視化される画像を読み取る第2読取手段と、前記近紫外線光で読み取られた画像情報を前記通常光の照明により読み取られた前記画像情報の属性情報として認識する認識手段と、前記通常光の照明により読み取られた画像情報を編集する編集手段とを備え、前記通常光の照明により読み取られた画像情報から前記属性情報に基づいて読取指定領域を特定して編集可能としたことを特徴とする画像編集装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のラインでマーキングされている座標を検出する手段を備え、該検出された座標を基に前記通常光の照明により読み取られた画像情報から読取指定領域を特定し、該画像情報を編集することを特徴とする請求項8記載の画像編集装置。
- 前記属性情報に基づき特定された画像情報の内側と外側を選択する手段を備え、該選択した画像情報を消去可能としたことを特徴とする請求項8または9記載の画像編集装置。
- 前記属性情報に基づき特定された画像情報内の画像を拡大または縮小可能にしたことを特徴とする請求項8〜10いずれか1項記載の画像編集装置。
- 前記属性情報に基づき特定された画像情報を表示するための表示手段を備えたことを特徴とする請求項8〜11いずれか1項記載の画像編集装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する図形検出手段と、該図形検出手段からの検出情報を受けて、前記図形形状が記載された被読取対象に対して前記第1読取手段による読み取り動作を停止させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の画像編集装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで記載されている図形形状を検出する図形検出手段と、該図形検出手段からの検出情報を受けて、前記第1読取手段により読み取った画像情報中から前記図形形状が記載された画像情報を破棄するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の画像編集装置。
- 前記図形検出手段が検出した図形形状情報と、記憶手段にあらかじめ記憶された図形情報とを比較し、一致した場合に前記制御手段に対して前記読み取り動作の停止または前記画像情報の破棄を行う指令出力を行う手段を備えたことを特徴とする請求項13または14記載の画像編集装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、該検出された部分の画像情報を消去することを特徴とする請求項8記載の画像編集装置。
- 前記属性情報として近紫外線光を照射することにより可視化される特定輝度のインクで塗り潰されている部分を検出する手段を備え、該検出された部分の画像情報に関する印字色をあらかじめ設定された色に変更することを特徴とする請求項8記載の画像編集装置。
- 前記近紫外線光を照射することにより可視化される部分が蛍光性インクを用いて記載されていることを特徴とする請求項8〜17いずれか1項記載の画像編集装置。
- 前記近紫外線光を照射することにより可視化される部分が有機蛍光材料のインクを用いて記載されていることを特徴とする請求項8〜17いずれか1項記載の画像編集装置。
- 画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部を備えた画像読取装置において、
前記画像読取部に請求項1〜7いずれか1項に記載の画像認識装置あるいは請求項8〜19いずれか1項に記載の画像編集装置を搭載したことを特徴とする画像読取装置。 - 画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部と、該画像読取部からの画像情報に基づき記録媒体に対して画像を形成する画像形成部とを具備する画像形成装置において、前記画像読取部として請求項20に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 画像が形成される記録媒体のサイズに応じて形成画像サイズを変更する倍率選択手段を備えたことを特徴とする請求項21記載の画像形成装置。
- 画像が形成されている被読取対象に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取部と、該画像読取部からの画像情報に基づき記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、通信回線に接続されて画像情報を送受信する送受信部とを具備するファクシミリ装置において、前記画像読取部として請求項20に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096098A JP2009021979A (ja) | 2007-06-15 | 2008-04-02 | 画像認識装置,画像編集装置,画像読取装置および画像形成装置ならびにファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007158537 | 2007-06-15 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009021979A true JP2009021979A (ja) | 2009-01-29 |
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ID=40361171
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017213567A (ja) * | 2011-06-08 | 2017-12-07 | ゼネックス・ディスインフェクション・サービシィズ・エルエルシイ | 紫外線放電ランプ装置 |
JP2019195133A (ja) * | 2018-05-01 | 2019-11-07 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置の出力情報生成方法および画像読取装置 |
-
2008
- 2008-04-02 JP JP2008096098A patent/JP2009021979A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019195133A (ja) * | 2018-05-01 | 2019-11-07 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置の出力情報生成方法および画像読取装置 |
JP7187815B2 (ja) | 2018-05-01 | 2022-12-13 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置の出力情報生成方法および画像読取装置 |
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