JP2009020504A - エナミン骨格を有する化合物を用いた電子写真感光体及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に感光層を有するものであって、該感光層が、下記式[I]で表される化合物を含有する。
前記一般式[1]中、mとしては、0〜1の整数が好ましいが、製造コストの観点から考え、m=0の場合が特に好ましい。
導電性支持体について特に制限は無いが、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫などの導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム酸化錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。導電性支持体の形態としては、ドラム状、シート状、ベルト状などのものが用いられる。更には、金属材料の導電性支持体の上に、導電性・表面性などの制御や欠陥被覆のために、適当な抵抗値を有する導電性材料を塗布したものを用いても良い。
導電性支持体表面は、平滑であっても良いし、特別な切削方法を用いたり、研磨処理を施したりすることにより、粗面化されていても良い。また、導電性支持体を構成する材料に適当な粒径の粒子を混合することによって、粗面化されたものでも良い。また、安価化のためには、切削処理を施さず、引き抜き管をそのまま使用することも可能である。
導電性支持体と後述する感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。下引き層としては、樹脂、樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したものなどが用いられる。
下引き層に用いる金属酸化物粒子の例としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素を含む金属酸化物粒子などが挙げられる。これらは一種類の粒子を単独で用いても良いし、複数の種類の粒子を混合して用いても良い。これらの金属酸化物粒子の中で、酸化チタン及び酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコン等の有機物による処理を施されていても良い。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることができる。また、複数の結晶状態のものが含まれていても良い。
下引き層の膜厚は、任意に選ぶことができるが、感光体特性及び塗布性を向上させる観点から、通常は0.1μm以上、20μm以下の範囲が好ましい。
下引き層には、公知の酸化防止剤等を混合しても良い。画像欠陥防止などを目的として、顔料粒子、樹脂粒子等を含有させ用いても良い。
感光層の形式としては、電荷発生物質と電荷輸送物質とが同一層に存在し、バインダ樹脂中に分散された単層型と、電荷発生物質がバインダ樹脂中に分散された電荷発生層及び電荷輸送物質がバインダ樹脂中に分散された電荷輸送層の二層からなる機能分離型(積層型)とが挙げられるが、いずれの形式であってもよい。
また、積層型感光層としては、導電性支持体側から電荷発生層、電荷輸送層をこの順に積層して設ける順積層型感光層と、逆に導電性支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層して設ける逆積層型感光層とがあり、いずれを採用することも可能であるが、最もバランスの取れた光導電性を発揮できる順積層型感光層が好ましい。
・電荷発生層
積層型感光体(機能分離型感光体)の場合、電荷発生層は、電荷発生物質をバインダ樹脂で結着することにより形成される。
電荷発生物質としては、セレン及びその合金、硫化カドミウム等の無機系光導電材料と、有機顔料等の有機系光導電材料とが挙げられるが、有機系光導電材料の方が好ましく、特に有機顔料が好ましい。有機顔料としては、例えば、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、スクアレン(スクアリリウム)顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料等が挙げられる。これらの中でも、特にフタロシアニン顔料又はアゾ顔料が好ましい。電荷発生物質として有機顔料を使用する場合、通常はこれらの有機顔料の微粒子を、各種のバインダ樹脂で結着した分散層の形で使用する。
電荷発生物質としてアゾ顔料を使用する場合には、各種ビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料が好適に用いられる。好ましいアゾ顔料の例を下記に示す。
積層型感光体の電荷輸送層は、電荷輸送物質を含有するとともに、通常はバインダ樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、例えば電荷輸送物質等とバインダ樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布、乾燥して得ることができる。
単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質に加えて、積層型感光体の電荷輸送層と同様に、膜強度確保のためにバインダ樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダ樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、導電性支持体上(下引き層を設ける場合は下引き層上)に塗布、乾燥して得ることができる。
電荷輸送物質及びバインダ樹脂の種類並びにこれらの使用比率は、積層型感光体の電荷輸送層について説明したものと同様である。これらの電荷輸送物質及びバインダ樹脂からなる電荷輸送媒体中に、さらに電荷発生物質が分散される。
単層型感光層の膜厚は、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、また、通常100μm以下、好ましくは50μm以下の範囲である。
積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性などを向上させる目的で、周知の酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤などの添加物を含有させても良い。
また、積層型感光体、単層型感光体ともに、上記手順により形成された感光層を最上層、即ち表面層としてもよいが、その上に更に別の層を設け、これを表面層としてもよい。
例えば、感光層の損耗を防止したり、帯電器等から発生する放電生成物等による感光層の劣化を防止・軽減する目的で、保護層を設けても良い。
保護層に用いる導電性材料としては、TPD(N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(m−トリル)ベンジジン)等の芳香族アミノ化合物、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化錫、酸化チタン、酸化錫−酸化アンチモン、酸化アルミ、酸化亜鉛等の金属酸化物などを用いることが可能であるが、これに限定されるものではない。
また、感光体表面の摩擦抵抗や、摩耗を低減、トナーの感光体から転写ベルト、紙への転写効率を高める等の目的で、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂等、又はこれらの樹脂からなる粒子や無機化合物の粒子を、表面層に含有させても良い。あるいは、これらの樹脂や粒子を含む層を新たに表面層として形成しても良い。
これらの感光体を構成する各層は、含有させる物質を溶剤に溶解又は分散させて得られた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により、各層ごとに順次塗布・乾燥工程を繰り返すことにより形成される。
例えば、単層型感光体、及び機能分離型感光体の電荷輸送層の場合には、塗布液の固形分濃度を通常5質量%以上、好ましくは10質量%以上、また、通常40質量%以下、好ましくは35質量%以下の範囲とする。また、塗布液の粘度を使用時の温度において通常10mPa・s以上、好ましくは50mPa・s以上、また、通常500mPa・s以下、好ましくは400mPa・s以下の範囲とする。
塗布液の乾燥は、室温における指触乾燥後、通常30℃以上、200℃以下の温度範囲で、1分から2時間の間、静止又は送風下で加熱乾燥させることが好ましい。また、加熱温度は一定であってもよく、乾燥時に温度を変更させながら加熱を行っても良い。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
図1に示すように、画像形成装置は、電子写真感光体1、帯電装置2、露光装置3及び現像装置4を備えて構成され、更に、必要に応じて転写装置5、クリーニング装置6及び定着装置7が設けられる。
帯電装置2は、電子写真感光体1を帯電させるもので、電子写真感光体1の表面を所定電位に均一帯電させる。帯電装置としては、コロトロンやスコロトロン等のコロナ帯電装置、電圧印加された直接帯電部材を感光体表面に接触させて帯電させる直接帯電装置(接触型帯電装置)などがよく用いられる。直接帯電装置の例としては、帯電ローラ、帯電ブラシなどが挙げられる。なお、図1では、帯電装置2の一例としてローラ型の帯電装置(帯電ローラ)を示している。直接帯電手段として、気中放電を伴う帯電、あるいは気中放電を伴わない注入帯電いずれも可能である。また、帯電時に印可する電圧としては、直流電圧だけの場合、及び直流に交流を重畳させて用いることもできる。
トナーTの種類は任意であり、粉砕トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法などを用いた重合トナーなどを用いることができる。特に重合トナーが好ましく、中でも径が3μm〜8μm程度の小粒径のものが好ましい。また、トナー粒子の形状も球状に近いものからポテト状の球形から外れたものまで様々に使用することができる。特に、帯電均一性、転写性、クリーニング性の観点から、乳化重合凝集法により製造される重合トナーを用いることが好ましい。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着など、任意の方式による定着装置を設けることができる。
現像装置4は、供給ローラ43により供給されるトナーTを、規制部材(現像ブレード)45により薄層化するとともに、所定の極性(ここでは感光体1の帯電電位と同極性であり、負極性)に摩擦帯電させ、現像ローラ44に担持しながら搬送して、感光体1の表面に接触させる。
トナー像の記録紙P上への転写後、定着装置7を通過させてトナー像を記録紙P上へ熱定着することで、最終的な画像が得られる。
また、画像形成装置は更に変形して構成してもよく、例えば、前露光工程、補助帯電工程などの工程を行うことができる構成としたり、オフセット印刷を行う構成としたり、更には複数種のトナーを用いたフルカラータンデム方式の構成としてもよい。
<アリールアミン骨格を有する化合物の製造>
(製造例1:例示化合物CT−1の製造)
窒素雰囲気下、還流管、Dean−stark分水器を順次に反応器にセットし、N,N´−ジ(m−トリル)ベンジジン7.29g(20mmol)、ジフェニルアセトアルデヒド8.63g(44mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物0.20gをそれぞれ反応器に仕込み、撹拌をしながら、キシレン50mlに溶解した。その後、140℃を維持しながら、2時間還流脱水し、室温まで冷却した。反応液とトルエン/脱塩水(v/v=1:1)を混合撹拌し、分液した。得られた有機層を1NNaOHの水溶液で洗浄、分液し、さらに有機層を脱塩水2〜3回で洗浄、分液した。得られた有機層の溶媒を減圧留去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル400g、展開溶媒:トルエン/ヘキサン=1/2)に通し、さらにメタノールによる再沈で精製した。真空乾燥した後、上記の例示化合物CT−1を黄色い粉末として得た(収量10.81g、収率75%、純度99.5%)。なお、純度は、高速液体クロマトグラフィーのチャートの単純面積比率値から算出した。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350spectrophotometer)を図2に示す。
N,N´−ジ(p−トリル)ベンジジンを原料として使用した以外は、製造例1と同様な操作で、例示化合物CT−2を黄色い粉末として得た。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図3に示す。
N,N´−ジ[(3,4−ジメチル)フェニル]ベンジジンを原料として使用した以外は、製造例1と同様な操作で、例示化合物CT−3を黄色い粉末として得た。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図4に示す。
N,N´−ジ[(2,4−ジメチル)フェニル]ベンジジンを原料として使用した以外は、製造例1と同様な操作で、例示化合物CT−4を黄色い粉末として得た。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図5に示す。
N,N´−ジ[(2,5−ジメチル)フェニル]ベンジジンを原料として使用した以外は、製造例1と同様な操作で、例示化合物CT−5を黄色い粉末として得た。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図6に示す。
下記化合物を原料として使用した以外は、製造例1と同様な操作で、例示化合物CT−12を黄色い粉末として得た。この化合物のIRスペクトル(JASCO FT/IR−350 spectrophotometer)を図7に示す。
(実施例1:電子写真感光体A1)
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着層(厚み70nm)を形成した導電性支持体を用い、その導電性支持体のアルミニウム蒸着層上に、以下の下引き層用分散液をバーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μmとなるように塗布し、乾燥させ下引き層を形成した。
例示化合物CT−1に代え、CT−2を電荷輸送物質として使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A2を得た。
例示化合物CT−1に代え、CT−3を電荷輸送物質として使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A3を得た。
例示化合物CT−1に代え、CT−4を電荷輸送物質として使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A4を得た。
例示化合物CT−1に代え、CT−5を電荷輸送物質として使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A5を得た。
例示化合物CT−1に代え、CT−12を電荷輸送物質として使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例としての電子写真感光体A6を得た。
例示化合物CT−1に代えて、特許文献1に例示された下記の電荷輸送物質(a)を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P1を得た。
例示化合物CT−1に代えて、特許文献2に例示された下記の電荷輸送物質(b)を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P2を得た。
例示化合物CT−1に代えて、特許文献2に例示された下記の電荷輸送物質(c)を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例としての電子写真感光体P3を作ったところ、バインダ樹脂との相溶性が悪く、濁りのある塗布液を得た。その後、感光体の塗布時に、さらに結晶が析出し、特性の測定に至らなかった。
得られた電子写真感光体A1〜A6、P1〜P3の電子写真特性を、感光体評価装置(シンシア−55、ジェンテック社製)を用いて、スタティック方式でそれぞれ以下のようにして測定した。
まず、暗所でスコロトロン帯電器により、電子写真感光体を表面電位が、約−700Vになるよう放電を行い、一定速度(125mm/sec)で電子写真感光体を通過させて帯電させ、その帯電圧を測定し、初期帯電圧(V0)を求めた。その後、2.5秒間放置したときの電位低下(DDR)を測定した。次に、強度1.0μW/cm2の780nm単色光を照射し、感光体表面電位が、−550Vから−275Vになるまでに要した半減露光エネルギーE1/2(μJ/cm2)と、照射10秒後の残留電位(Vr)を求めた。
各電子写真感光体A1〜A6、P1〜P3の評価結果を表2に示す。
得られた電子写真感光体A1〜A6、P1〜P2について、電荷輸送層の電界強度E=2.0+5E(V/cm)、温度21℃下におけるホールドリフト移動度をTOF法により測定した。各電子写真感光体A1〜A6、P1〜P2のホールドリフト移動度を表3に示す。
(実施例7〜8)
表面を陽極酸化し、封孔処理を施した直径3cm、長さ25.4cmのアルミニウムチューブ上に、電子写真感光体A4、A6と同様に作製した電荷発生層及び電荷輸送層用塗布液を浸漬塗布法により順次塗布、乾燥して、膜厚が電荷発生層0.3μm、電荷輸送層20μmの電子写真感光体ドラムを、実施例7〜8として、それぞれ作製した。これらの電子写真感光体ドラムを、ヒューレットパッカード社製レーザープリンタ、レーザージェット4(LJ4)に搭載し画像試験を行ったところ、いずれも画像欠陥やノイズの無い、良好な画像が得られた。次いで、1万枚連続プリントを行ったが、いずれもゴースト、カブリ、黒ポチ等の画像劣化は見られず、安定していた。
電荷輸送層塗布液として電子写真感光体P1、P2と同様に作製したものをそれぞれ用いた以外は、実施例7〜8と同様の手順で、比較例4〜5として、電子写真感光体ドラムを作製し、画像試験を行ったところ、いずれも画像欠陥やノイズの無い、良好な画像が得られたが、次いで、1万枚連続プリントを行ったところ、比較例4において、カブリ欠陥が見られ、比較例5において、ゴーストに変化は著しく見られた。
2 帯電装置(帯電ローラ;帯電部)
3 露光装置(露光部)
4 現像装置(現像部)
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙,媒体)
Claims (2)
- 請求項1に記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電部、帯電した該電子写真感光体に露光を行い静電潜像を形成する露光部、および、露光により該電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像部、を備えてなる画像形成装置。
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