JP2009020444A - プロジェクタおよび輝度調整方法 - Google Patents

プロジェクタおよび輝度調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタ本体および画像出力装置が回転した場合においても、使用者が快適に利用することができるプロジェクタの提供。
【解決手段】プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2と、DVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転位置を検出するためのロータリーエンコーダ61とを備える。プロジェクタ本体2は、制御手段26を備え、制御手段26は、調整判定部262と、輝度調整部263とを備える。調整判定部262は、ロータリーエンコーダ61の検出結果に基づいて、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整するか否かを判定する。輝度調整部263は、調整判定部262による判定結果に基づいて、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクタおよび輝度調整方法に関する。
従来、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタ本体と、このプロジェクタ本体に画像情報を出力する画像出力装置とを備え、プロジェクタ本体および画像出力装置が相対回転可能に構成されるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、DVD(Digital Versatile Disk)再生部(画像出力装置)の上方に設けられた連結部を介して投射部(プロジェクタ本体)が連結され、DVD再生部に対して投射部が相対回転可能に構成されている。これにより、投射レンズ(投射光学装置)から射出される光の投射方向を変更することができる。
特開2005−99617号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、例えば、プロジェクタの使用者がプロジェクタ本体と接触する等して不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始したときなどには、投射レンズから射出される光が使用者にあたり、使用者が不快感を覚える場合があるという問題がある。
本発明の目的は、プロジェクタ本体および画像出力装置が回転した場合においても、使用者が快適に利用することができるプロジェクタおよび輝度調整方法を提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタ本体と、当該プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置と、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を相対回転可能に連結させる連結機構とを備えるプロジェクタであって、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転位置を検出するための回転位置検出手段と、前記プロジェクタ本体および前記回転位置検出手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定する調整判定部と、前記調整判定部による判定結果に応じて、前記調整を実施する輝度調整部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、例えば、調整判定部を、回転位置検出手段により検出される回転位置の変化に応じて、投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定するように構成し、輝度調整部を、投射光学装置から射出される光の輝度を低くするように調整するように構成することにより、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始したときなどにおいても使用者が不快感を覚えることなく、快適に利用することができる。
なお、輝度調整部は、例えば、光源から射出される光の輝度を調整したり、光変調装置にて形成される光学像の輝度を調整したりすることで、投射光学装置から射出される光の輝度の調整を実施することができる。
本発明では、前記制御手段は、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転速度を算出する回転速度算出部を備え、前記調整判定部は、前記回転速度算出部により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定することが好ましい。
ここで、プロジェクタの使用者が意図してプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させて投射光学装置から射出される光の投射方向を所望の方向に変更する場合と、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始する場合とでは、プロジェクタ本体および画像出力装置の回転速度が異なると考えられる。具体的に、前者の場合と比較して後者の場合には回転速度が速いと考えられる。
このような構成によれば、調整判定部は、回転速度算出部により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定するので、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始した場合においても使用者が不快感を覚えることなく、快適に利用することができる。さらに、プロジェクタの使用者が意図してプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させる場合には、投射光学装置から射出される光の輝度が調整されることなく回転させることができる。
本発明では、前記輝度調整部は、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整した後、前記回転速度が前記所定速度より小さくなったときにおいても当該調整を維持することが好ましい。
このような構成によれば、例えば、輝度調整部を、投射光学装置から射出される光の輝度を低い状態で維持するように構成することにより、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始し、その後、回転を停止した場合などに、投射光学装置から射出される光が使用者にあたり、使用者が不快感を覚えることを確実に防止することができる。
本発明では、前記制御手段は、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識する基準回転位置認識部と、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記基準回転位置認識部により認識される基準回転位置からの回転角度を算出する回転角度算出部とを備え、前記調整判定部は、前記回転角度算出部により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定することが好ましい。
なお、基準回転位置認識部は、例えば、プロジェクタの電源ボタンが押下され、投射光学装置から光が射出されたときにおけるプロジェクタ本体および画像出力装置の回転位置を回転位置検出手段にて検出し、この回転位置を、基準回転位置として認識するように構成することができる。
そして、回転角度算出部は、例えば、所定時間ごとのプロジェクタ本体および画像出力装置の回転位置を回転位置検出手段にて検出し、この回転位置と、基準回転位置との差分値を回転角度として算出するように構成することができる。
ここで、プロジェクタの使用者が意図してプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させて投射光学装置から射出される光の投射方向を所望の方向に変更する場合と、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始する場合とでは、プロジェクタ本体および画像出力装置の回転角度が異なると考えられる。具体的に、前者の場合と比較して後者の場合には回転角度が大きいと考えられる。
このような構成によれば、調整判定部は、回転角度算出部により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定するので、不意にプロジェクタ本体および画像出力装置が回転を開始した場合においても使用者が不快感を覚えることなく、快適に利用することができる。さらに、プロジェクタの使用者が意図してプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させる場合には、投射光学装置から射出される光の輝度が調整されることなく回転させることができる。
本発明では、前記制御手段は、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転速度を算出する回転速度算出部と、前記回転速度算出部により算出される回転速度が所定速度より大きくなった後、当該回転速度が当該所定速度より小さくなったときに、画質調整をするための所定の画像情報を前記光変調装置に対して出力する調整用画像出力部とを備えることが好ましい。
ここで、プロジェクタの使用者がプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させて投射光学装置から射出される光の投射方向を変更すると、投射光学装置とスクリーン等の投射面との間の距離が変わることとなる。このため、例えば、OSD(On Screen Display)画面や、DVD等に記憶された画像情報に基づく画像などが投射面上に表示されている状態では、プロジェクタの使用者がフォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするのに手間がかかるという問題がある。
しかしながら、このような構成によれば、例えば、プロジェクタの使用者がプロジェクタ本体および画像出力装置を回転させて投射光学装置から射出される光の投射方向を変更した後、回転が停止したときに、調整用画像出力部は、画質調整をするための所定の画像情報を前記光変調装置に対して出力する。したがって、例えば、調整用画像出力部にてフォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするための所定の画像情報を光変調装置に対して出力することで、プロジェクタの使用者は、スクリーン等の投射面上に表示される表示画像を参照しながら容易にフォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をすることができる。
本発明では、前記輝度調整部は、前記光変調装置を制御することで前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整することが好ましい。
このような構成によれば、輝度調整部は、光源から射出される光の輝度を調整する場合などと比較して、投射光学装置から射出される光の輝度を高くする、または低くする調整を迅速に実施することができる。
本発明では、前記投射光学装置から射出される光を遮蔽可能とする遮蔽部材を備え、前記輝度調整部は、前記遮蔽部材を制御することで前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整することが好ましい。
このような構成によれば、輝度調整部は、光源から射出される光の輝度を調整する場合や、光変調装置を制御することで投射光学装置から射出される光の輝度を調整する場合などと比較して、投射光学装置から射出される光の輝度を高くする、または低くする調整を更に迅速に実施することができる。
本発明の輝度調整方法は、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタ本体と、当該プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置と、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を相対回転可能に連結させる連結機構とを備えるプロジェクタに用いられる輝度調整方法であって、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定する調整判定ステップと、前記回転位置判定ステップによる判定結果に応じて、前記調整を実施する輝度調整ステップとを実行することを特徴とする。
このような構成によれば、前述したプロジェクタと同様の作用効果を奏することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの概略構成〕
図1は、プロジェクタ1を前方側から見た斜視図であり、図2は、プロジェクタ1を後方側から見た斜視図である。図3は、プロジェクタ1を前方側から見た分解斜視図である。なお、図1〜図3では、説明の便宜上、プロジェクタ1の後方側から前方側に向かう方向をX軸とし、このX軸に直交する2軸をそれぞれY軸(水平軸)およびZ軸(垂直軸)とする。以下の図面についても同様である。
プロジェクタ1は、図1〜図3に示すように、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を拡大投射するプロジェクタ本体2と、プロジェクタ本体2に画像情報を出力するDVDプレーヤー3と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転自在に連結させる連結機構4と、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転位置を検出するための回転位置検出手段6(図4,図5参照)とを備える。なお、回転位置検出手段6およびプロジェクタ1の内部構成については後に詳述する。
プロジェクタ本体2は、図1および図2に示すように、DVDプレーヤー3の上方側(+Z軸方向側)に載置され、略直方体状に形成された上方側筐体21と、上方側筐体21の前面(+X軸方向側の面)に露出する投射レンズ22と、上方側筐体21の上面(+Z軸方向側の面)の後方側(−X軸方向側)に設けられた操作パネル23とを備える。この操作パネル23は、プロジェクタ1の起動・調整等の操作を実施するためのものである。
画像出力装置としてのDVDプレーヤー3は、デジタルデータとして画像情報等が記録されたDVD等の記録媒体を再生することで、記録媒体に記録された画像情報等を、画像ケーブル(図示略)を介してプロジェクタ本体2に出力するものである。このDVDプレーヤー3は、図1および図2に示すように、プロジェクタ本体2の下方側(−Z軸方向側)に配置され、略直方体状に形成された下方側筐体31と、下方側筐体31の前面の略中央部分に設けられたDVD挿抜口32と、DVD挿抜口32の下方側に設けられたDVD操作部33と、下方側筐体31の背面(−X軸方向側の面)に設けられたインタフェースカバー34およびインレットコネクタ35とを備える。
DVD挿抜口32は、DVD等の記録媒体が挿抜される部分であり、DVDプレーヤー3は、このDVD挿抜口32に挿入された記録媒体に記録された画像情報等を再生する。
DVD操作部33は、DVDプレーヤー3の再生・停止等の操作を実施するための部分であり、DVDプレーヤー3は、このDVD操作部33が操作されることで、DVD挿抜口32に挿入された記録媒体に記録された画像情報等の再生・停止等を実施する。
インタフェースカバー34の内部には、図示は省略するが、例えば、プロジェクタ1に外部から画像情報を入力するための画像入力端子などの各種インタフェースコネクタが設けられており、インタフェースカバー34は、これらのインタフェースコネクタを保護する。そして、このインタフェースカバー34を開放することで、各種インタフェースコネクタを利用することができる。
インレットコネクタ35は、AC電源ケーブルを外部から接続するためのコネクタであり、インタフェースカバー34に覆われることなく露出している。
すなわち、各種インタフェースコネクタおよびインレットコネクタ35は、下方側のDVDプレーヤー3に設けられている。
連結機構4は、図3に示すように、プロジェクタ本体2の底板24に固定される板状部材41と、この板状部材41に固定されるとともに、DVDプレーヤー3の天板36に回転自在に取り付けられる回転部材42と、この回転部材42を天板36に取り付ける複数の分割円環部材43とを備える。
なお、図3では、上方側筐体21から露出する投射レンズ22(図1参照)や、下方側筐体31に設けられたDVD挿抜口32(図1参照)等の各部については図示を省略している。
板状部材41は、平面視略十字形状に形成される板状の部材であり、略直交して四方に延出する4つの端部を有している。この板状部材41の略中央位置には、回転部材42が複数のネジにて固定されている。
回転部材42は、略円筒形状の回転部材本体421と、この回転部材本体421の天板36側の一端に軸方向と略直交して外側に向かって延出して設けられる延出部422を備える。
ここで、天板36には、プレス成形等により、上方側に向かって突出する略円盤状の台座361が略中央位置に形成され、台座361における略中央位置には、略円形の開口部361Aが形成されている。そして、回転部材42は、板状部材41に固定された状態で開口部361Aに上方側から挿通される。
分割円環部材43は、回転部材本体421の外径と略同じ内径を有する平板状の円環部材を2つの部分に分割した部材であり、回転部材42が開口部361Aに挿通した状態における天板36と、延出部422との間隙と略同じ厚さに形成されている。
そして、分割円環部材43は、天板36と、延出部422との間隙に回転部材本体421を挟み込むように挿入され、複数のネジにて天板36に固定されている。また、天板36は、複数のネジにて下方側筐体31に固定される。
〔回転位置検出手段の構成〕
図4は、天板36を下方側から見た図である。図5は、天板36を斜め下方側から見た斜視図である。
回転位置検出手段6は、図4に示すように、天板36の後方側(−X軸方向側)に固定された分割円環部材43の略中央位置に取り付けられる平面視略矩形状のロータリーエンコーダ61と、台座361に取り付けられ、ロータリーエンコーダ61からの信号出力を検出するためのエンコーダ用基板62とを備える。
ロータリーエンコーダ61は、アブソリュート型のロータリーエンコーダであり、回転部材42側に突出して回転自在に設けられた回転体61Aを備え、この回転体61Aの回転位置に基づく信号を出力する。また、回転体61Aにおける周面には、歯列(図示略)が形成されている。
ここで、回転部材42の延出部422における周面には、図5に示すように、歯列が形成され、この歯列は回転体61Aの歯列と噛み合っている。そして、回転部材42が回転すると、これに伴って回転体61Aが回転する。すなわち、ロータリーエンコーダ61は、回転部材42の回転位置、ひいては、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転位置に基づく信号を出力する。
エンコーダ用基板62は、ロータリーエンコーダ61の回転位置を検出するための回路基板であり、後述する制御手段26により制御される。そして、エンコーダ用基板62は、検出したロータリーエンコーダ61の信号出力を制御手段26に出力する。
〔プロジェクタの内部構成〕
図6は、プロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ本体2は、図6に示すように、画像投射手段25と、制御手段26とで概略構成されている。
画像投射手段25は、光源から射出される光を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーンSc等の投射面に拡大投射するものである。この画像投射手段25は、光源装置251と、液晶パネル252と、前述した投射レンズ22とを備える。
光源装置251は、高圧放電ランプにて構成される光源ランプ253を備え、光源ランプ253は、光を液晶パネル252に向けて射出する。なお、光源装置251は、光源ランプ253に代えて、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL素子等の各種自己発光素子を備えていてもよい。
光変調装置としての液晶パネル252は、透過型の液晶パネルであり、画像情報に基づいて、液晶セル(図示略)に封入された液晶分子の配列を変化させ、光源ランプ253から射出された光を、透過若しくは遮断することにより画像データに応じて変調して光学像を形成し、この光学像を投射レンズ22に射出する。
投射光学装置としての投射レンズ22は、筒状の鏡筒(図示略)内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、液晶パネル252から射出された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射するものである。そして、スクリーンScには、射出された光学像に基づく投射画像が表示される。
なお、図示は省略したが、プロジェクタ本体2は、光源ランプ253から射出される光をRGB(Red Green Blue)の3色の光に分離する色光分離光学装置を備えている。また、前述した液晶パネル252は、色光分離光学装置にて分離されたRGBの3色に対応して設けられている。さらに、プロジェクタ本体2は、3色の光学像を合成してカラー画像を表す光学像を生成する合成光学装置を備えている。
制御手段26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、プロジェクタ本体2およびエンコーダ用基板62を制御する。この制御手段26は、回転速度算出部261と、調整判定部262と、輝度調整部263とを備える。
回転速度算出部261は、エンコーダ用基板62から出力されるロータリーエンコーダ61の信号出力、すなわち、回転位置検出手段6の検出結果に基づいて、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転速度を算出する。
調整判定部262は、回転速度算出部261により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定する。
輝度調整部263は、調整判定部262による判定結果に基づいて、投射レンズ22から射出される光の輝度の調整を実施する。
〔プロジェクタの輝度調整処理〕
図7は、プロジェクタ1の輝度調整処理を示すフローチャートである。
プロジェクタ1は、電源ボタン(図示略)が押下されると、画像情報に応じて形成された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射するとともに、以下の輝度調整処理を実行する。
まず、回転速度算出部261は、エンコーダ用基板62から出力されるロータリーエンコーダ61の信号出力を所定時間ごとにサンプリングすることで、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転位置を取得する(ステップS1:回転位置取得ステップ)。
回転位置取得ステップS1にてプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転位置が取得されると、回転速度算出部261は、この回転位置に基づいて、プロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転速度を算出する(ステップS2:回転速度算出ステップ)。
具体的に、回転速度算出部261は、回転位置取得ステップS1にて取得された所定時間ごとの回転位置を時間微分することでプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転速度を算出する。
回転速度算出ステップS2にてプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3の回転速度が算出されると、調整判定部262は、この回転速度が所定速度より大きいか否かを判定する(調整判定ステップS3)。なお、この所定速度は、制御手段26のメモリ(図示略)に記憶されている。
そして、調整判定ステップS3にて回転速度が所定速度より大きいと判定されると、輝度調整部263は、液晶パネル252を制御することで投射レンズ22から射出される光の輝度を低くするように調整を開始する(ステップS4:輝度調整ステップ)。
具体的に、輝度調整部263は、調整判定ステップS3にて回転速度が所定速度より大きいと判定されると、液晶パネル252に、全ての液晶セルにおいて光源ランプ253から射出された光を遮断させるための画像情報、すなわち、スクリーンScに表示される表示画像が全黒画像となるような画像情報を出力して投射レンズ22から射出される光の輝度を低くするように調整する。一方、輝度調整部263は、調整判定ステップS3にて回転速度が所定速度より小さいと判定されると、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整することなく、再度、ステップS1〜S3を実行する。
輝度調整ステップS4により輝度が調整されると、輝度調整部263は、輝度を調整した状態を電源ボタンが再度押下されるまで維持する(輝度調整維持ステップS5)。したがって、スクリーンScに表示される表示画像は全黒画像のまま維持される。すなわち、輝度調整部263は、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整した後、回転速度が所定速度より小さくなったときにおいても電源ボタンが再度押下されるまで調整を維持する。
そして、電源ボタンが再度押下されると、輝度調整部263は、投射レンズ22から射出される光の輝度の調整を停止する(ステップS6:輝度調整停止ステップ)。これにより、プロジェクタ1は、画像情報に応じて形成された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射する。
以上のステップS1〜S6を実行することにより、プロジェクタ1の輝度調整処理が実行される。
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、次のような効果がある。
(1)制御手段26は、調整判定部262と、輝度調整部263とを備えるので、不意にプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3が回転を開始したときなどにおいても使用者が不快感を覚えることなく、快適に利用することができる。
(2)調整判定部262は、回転速度算出部261により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定するので、プロジェクタ1の使用者が意図してプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転させる場合には、投射レンズ22から射出される光の輝度が調整されることなく回転させることができる。
(3)輝度調整部263は、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整した後、回転速度が所定速度より小さくなったときにおいても電源ボタンが再度押下されるまで調整を維持するので、投射レンズ22から射出される光が使用者にあたり、使用者が不快感を覚えることを確実に防止することができる。
(4)輝度調整部263は、液晶パネル252を制御することで投射レンズ22から射出される光の輝度を調整するので、光源から射出される光の輝度を調整する場合などと比較して、投射レンズ22から射出される光の輝度を高くする、または低くする調整を迅速に実施することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタ1Aについて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記第1実施形態に係るプロジェクタ1では、調整判定部262は、回転速度算出部261により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定していた。これに対して、本実施形態に係るプロジェクタ1Aは、基準回転位置からの回転角度を算出する回転角度算出部265を備え、調整判定部262Aは、回転角度算出部265により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定している点で異なる。
図8は、プロジェクタ1Aの内部構成を示すブロック図である。
制御手段26Aは、図8に示すように、基準回転位置認識部264と、回転角度算出部265とを備える。
基準回転位置認識部264は、回転位置検出手段6の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識する。
回転角度算出部265は、回転位置検出手段6の検出結果に基づいて、基準回転位置認識部264により認識される基準回転位置からの回転角度を算出する。
調整判定部262Aは、回転角度算出部265により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定する。
図9は、プロジェクタ1Aの輝度調整処理を示すフローチャートである。
プロジェクタ1Aは、電源ボタンが押下されると、画像情報に応じて形成された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射するとともに、以下の輝度調整処理を実行する。
まず、基準回転位置認識部264は、回転位置検出手段6の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識する(ステップS10:基準回転位置認識ステップ)。
具体的に、基準回転位置認識部264は、電源ボタンが押下されたときにおけるプロジェクタ本体2AおよびDVDプレーヤー3の回転位置を、エンコーダ用基板62から出力されるロータリーエンコーダ61の信号出力をサンプリングすることで取得し、取得した回転位置を基準回転位置として認識する。
基準回転位置認識ステップS10にて基準回転位置が認識されると、回転角度算出部265は、前記第1実施形態と同様に回転位置取得ステップS11を実行する。
回転位置取得ステップS11にて回転位置が取得されると、回転角度算出部265は、この回転位置に基づいて、基準回転位置からの回転角度を算出する(回転角度算出ステップS12)。なお、回転角度の算出は、基準回転位置から回転位置取得ステップS1にて取得される回転位置を減算して絶対値をとることで行う。
回転角度算出ステップS12にて基準回転位置からの回転角度が算出されると、調整判定部262Aは、この回転角度が所定角度より大きいか否かを判定する(調整判定ステップS13)。なお、この所定角度は、制御手段26Aのメモリ(図示略)に記憶されている。
そして、調整判定ステップS13にて回転角度が所定角度より大きいと判定されると、輝度調整部263は、投射レンズ22から射出される光の輝度を低くするように調整を開始する(ステップS14:輝度調整ステップ)。一方、輝度調整部263は、調整判定ステップS13にて回転角度が所定角度より小さいと判定されると、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整することなく、再度、ステップS1〜S13を実行する。
輝度調整ステップS14により輝度が調整されると、プロジェクタ1Aは、前記第1実施形態と同様に輝度調整維持ステップS5〜輝度調整停止ステップS6を実行する。
以上のステップS10〜S6を実行することにより、プロジェクタ1Aの輝度調整処理が実行される。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態における(1),(3),(4)と同様の作用効果を奏することができる他、以下の作用効果をも奏することができる。
すなわち、調整判定部262Aは、回転角度算出部265により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整すると判定するので、プロジェクタ1の使用者が意図してプロジェクタ本体2およびDVDプレーヤー3を回転させる場合には、投射レンズ22から射出される光の輝度が調整されることなく回転させることができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係るプロジェクタ1Bについて説明する。
本実施形態に係るプロジェクタ1Bは、画質調整をするための所定の画像情報を液晶パネル252に対して出力する調整用画像出力部266を備える点で前記第1実施形態に係るプロジェクタ1と異なる。
図10は、プロジェクタ1Bの内部構成を示すブロック図である。
制御手段26Bは、図10に示すように、調整用画像出力部266を備える。
調整用画像出力部266は、回転速度算出部261により算出される回転速度が所定速度より大きくなった後、この回転速度が所定速度より小さくなったときに、フォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするための所定の画像情報を液晶パネル252に対して出力する。
図11は、プロジェクタ1Bの調整用画像出力処理を示すフローチャートである。
プロジェクタ1Bは、電源ボタンが押下されると、画像情報に応じて形成された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射するとともに、以下の調整用画像出力処理を実行する。
まず、プロジェクタ1Bは、前記第1実施形態と同様にステップS1〜S2を実行する。
回転速度算出ステップS2にてプロジェクタ本体2BおよびDVDプレーヤー3の回転速度が算出されると、調整用画像出力部266は、この回転速度が所定速度より大きいか否かを判定する(回転速度判定ステップS20)。なお、この所定速度は、制御手段26Bのメモリ(図示略)に記憶されている。また、調整用画像出力部266における所定速度は、調整判定部262における所定速度とは異なっており、本実施形態では、調整用画像出力部266における所定速度は、調整判定部262における所定速度と比較して小さい。
そして、回転速度判定ステップS20にて回転速度が所定速度より大きいと判定されると、プロジェクタ1Bは、前記第1実施形態と同様に回転位置取得ステップS21〜回転速度算出ステップS22を実行する。一方、回転速度判定ステップS20にて回転速度が所定速度より小さいと判定されると、プロジェクタ1Bは、再度、ステップS1〜S20を実行する。
回転速度算出ステップS22にてプロジェクタ本体2BおよびDVDプレーヤー3の回転速度が算出されると、調整用画像出力部266は、この回転速度が所定速度より小さいか否かを判定する(回転速度判定ステップS23)。
そして、回転速度判定ステップS23にて回転速度が所定速度より小さいと判定されると、調整用画像出力部266は、フォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするための所定の画像情報を液晶パネル252に対して出力する(ステップS24:調整用画像出力ステップ)。これにより、スクリーンSc上には、フォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするため画像が表示される。一方、回転速度判定ステップS23にて回転速度が所定速度より大きいと判定されると、プロジェクタ1Bは、再度、ステップS21〜S22を実行する。
なお、本実施形態では、調整判定部262および輝度調整部263による処理と、調整用画像出力部266による処理との間には優先順位が設定され、調整判定部262および輝度調整部263による処理の優先度は、調整用画像出力部266による処理の優先度よりも高い。すなわち、回転速度算出部261により算出される回転速度が調整判定部262における所定速度より大きい場合には、調整用画像出力部266による回転位置取得ステップS21〜調整用画像出力ステップS24が実行されることなく、輝度調整部263による輝度調整ステップS4〜輝度調整停止ステップS6が優先的に実行される。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態における(1),(2),(4)と同様の作用効果を奏することができる他、以下の作用効果をも奏することができる。
すなわち、スクリーンSc上には、フォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするため画像が表示されるので、プロジェクタ1Bの使用者は、スクリーンSc上に表示される表示画像を参照しながら容易にフォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をすることができる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態に係るプロジェクタ1Cについて説明する。
前記第1実施形態に係るプロジェクタ1では、輝度調整部263は、液晶パネル252に、全ての液晶セルにおいて光源ランプ253から射出された光を遮断させるための画像情報を出力して投射レンズ22から射出される光の輝度を低くするように調整している。これに対して、本実施形態に係るプロジェクタ1Cは、投射レンズ22から射出される光を遮蔽するレンズシャッター27を備え、輝度調整部263Cは、レンズシャッター27を制御することで投射レンズ22から射出される光の輝度を調整する点で異なる。
図12は、プロジェクタ1Cの内部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ本体2Cは、図12に示すように、制御手段26Cと、レンズシャッター27とを備える。
遮蔽部材としてのレンズシャッター27は、図示は省略するが、投射レンズ22の投射方向後段側に設けられた非透光性の板状部材であり、上方側筐体21の前面に沿って摺動することで投射レンズ22から射出される光を遮蔽可能とする。また、このレンズシャッター27には、リニアアクチュエータ(図示略)が接続され、制御手段26Cから出力される制御信号に基づいて開閉制御可能に構成されている。
制御手段26Cは、輝度調整部263Cを備え、輝度調整部263Cは、回転速度算出部261により算出される回転速度に応じて、レンズシャッター27を制御して開閉させることで、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整する。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態における(1)〜(3)と同様の作用効果を奏することができる他、以下の作用効果をも奏することができる。
すなわち、輝度調整部263Cは、レンズシャッター27を制御して開閉させることで、投射レンズ22から射出される光の輝度を調整するので、光源から射出される光の輝度を調整する場合や、液晶パネル252を制御することで投射レンズ22から射出される光の輝度を調整する場合などと比較して、投射レンズ22から射出される光の輝度を高くする、または低くする調整を更に迅速に実施することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、前記各実施形態を組み合わせることは自由である。
前記各実施形態では、回転位置検出手段6は、ロータリーエンコーダ61と、エンコーダ用基板62とにより構成されていたが、例えば、可変抵抗などを用いてもよく、要するに、プロジェクタ本体および画像出力装置の回転位置を検出するためのものであればよい。
前記各実施形態では、輝度調整部は、液晶パネル252またはレンズシャッター27を制御することで投射レンズ22から射出される光の輝度を調整していたが、例えば、光源から射出する光を減光したり、電源をOFFにしたりするようにしてもよい。要するに、投射光学装置から射出される光の輝度を調整することができればよい。
前記各実施形態では、調整判定部は、プロジェクタ本体および画像出力装置の回転速度または回転角度が所定速度または所定角度より大きいときに、投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定していた。この際、所定速度または所定角度は、0であってもよい。また、例えば、回転位置検出手段の検出結果に基づいて、回転加速度を算出し、調整判定部を、算出された回転加速度が所定加速度より大きいときに、投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定するように構成してもよい。要するに、調整判定部は、回転位置検出手段の検出結果に基づいて、投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定すればよい。
前記第1実施形態から第3実施形態では、輝度調整部は、回転速度または回転角度が所定速度または所定角度より大きいと判定されると、液晶パネル252に、全ての液晶セルにおいて光源ランプ253から射出された光を遮断させるための画像情報を出力して投射レンズ22から射出される光の輝度を低くするように調整していた。これに対して、例えば、輝度調整部は、回転速度または回転角度の大きさに応じて、光変調装置の光透過率を徐々に低下させるように変更することで投射光学装置から射出される光の輝度を低くするように調整してもよい。
前記第2実施形態では、基準回転位置認識部264は、電源ボタンが押下されたときにおけるプロジェクタ本体2AおよびDVDプレーヤー3の回転位置を、基準回転位置として認識していた。これに対して、例えば、使用者からの操作入力により基準回転位置を認識するようにしてもよい。要するに、基準回転位置認識部は、回転位置検出手段の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識することができればよい。
前記第2実施形態では、回転位置検出手段6の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識していた。これに対して、例えば、基準回転位置を認識するためのスイッチなどを設けてもよく、さらには、基準回転位置を予めメモリなどに記憶させておいてもよい。要するに、基準回転位置認識部は、回転角度を算出するための基準回転位置を認識することができればよい。
前記第3実施形態では、調整用画像出力部266は、フォーカス調整や、ズーム調整などの画質調整をするための所定の画像情報を液晶パネル252に対して出力していたが、例えば、回転停止時に有用な他の画像情報を光変調装置に対して出力するようにしてもよい。
前記各実施形態では、透過型の液晶パネル252を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を採用してもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
前記各実施形態では、画像出力装置として、DVDプレーヤー3を例示したが、例えば、ビデオプレーヤーなどであってもよく、要するに、プロジェクタ本体に画像情報を出力するものであればよい。
本発明は、プロジェクタに利用でき、特に、プロジェクタ本体と、画像出力装置とを備えるプロジェクタに好適に利用することができる。
第1実施形態におけるプロジェクタを前方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタを後方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタを前方側から見た分解斜視図。 前記実施形態における天板を下方側から見た図。 前記実施形態における天板を斜め下方側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタの内部構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるプロジェクタの輝度調整処理を示すフローチャート。 第2実施形態におけるプロジェクタの内部構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるプロジェクタの輝度調整処理を示すフローチャート。 第3実施形態におけるプロジェクタの内部構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるプロジェクタの調整用画像出力処理を示すフローチャート。 第4実施形態におけるプロジェクタの内部構成を示すブロック図。
符号の説明
1,1A,1B,1C…プロジェクタ、2,2A,2B,2C…プロジェクタ本体、3…DVDプレーヤー(画像出力装置)、4…連結機構、6…回転位置検出手段、22…投射レンズ(投射光学装置)、26,26A,26B,26C…制御手段、27…レンズシャッター(遮蔽部材)、252…液晶パネル(光変調装置)、261…回転速度算出部、262,262A…調整判定部、263,263C…輝度調整部、264…基準回転位置認識部、265…回転角度算出部、266…調整用画像出力部、S3,S13…調整判定ステップ、S4,S14…輝度調整ステップ。

Claims (8)

  1. 光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタ本体と、当該プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置と、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を相対回転可能に連結させる連結機構とを備えるプロジェクタであって、
    前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転位置を検出するための回転位置検出手段と、
    前記プロジェクタ本体および前記回転位置検出手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定する調整判定部と、
    前記調整判定部による判定結果に応じて、前記調整を実施する輝度調整部とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御手段は、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転速度を算出する回転速度算出部を備え、
    前記調整判定部は、
    前記回転速度算出部により算出される回転速度が所定速度より大きいときに、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記輝度調整部は、
    前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整した後、前記回転速度が前記所定速度より小さくなったときにおいても当該調整を維持することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御手段は、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、基準回転位置を認識する基準回転位置認識部と、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記基準回転位置認識部により認識される基準回転位置からの回転角度を算出する回転角度算出部とを備え、
    前記調整判定部は、
    前記回転角度算出部により算出される回転角度が所定角度より大きいときに、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整すると判定することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御手段は、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置の回転速度を算出する回転速度算出部と、
    前記回転速度算出部により算出される回転速度が所定速度より大きくなった後、当該回転速度が当該所定速度より小さくなったときに、画質調整をするための所定の画像情報を前記光変調装置に対して出力する調整用画像出力部とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記輝度調整部は、前記光変調装置を制御することで前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整することを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記投射光学装置から射出される光を遮蔽可能とする遮蔽部材を備え、
    前記輝度調整部は、前記遮蔽部材を制御することで前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成した光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えるプロジェクタ本体と、当該プロジェクタ本体に前記画像情報を出力する画像出力装置と、前記プロジェクタ本体および前記画像出力装置を相対回転可能に連結させる連結機構とを備えるプロジェクタに用いられる輝度調整方法であって、
    前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて、前記投射光学装置から射出される光の輝度を調整するか否かを判定する調整判定ステップと、
    前記回転位置判定ステップによる判定結果に応じて、前記調整を実施する輝度調整ステップとを実行することを特徴とする輝度調整方法。
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