JP2006133401A - プロジェクター及びその減光方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクター本体を運搬、移動したときに周囲にいる人体に投影画像を照射してもその被害を最小限に抑えて安全性を向上すること。
【解決手段】プロジェクター本体1に加速度センサ7を設け、この加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1が少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、プロジェクター本体1に対して少なくとも2軸方向に振動が加われば、NDフィルタ21を挿入して投影画像の光量を減光する。
【選択図】 図1
【解決手段】プロジェクター本体1に加速度センサ7を設け、この加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1が少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、プロジェクター本体1に対して少なくとも2軸方向に振動が加われば、NDフィルタ21を挿入して投影画像の光量を減光する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばオペレータによりプロジェクター本体を移動させたときの安全性の向上を図ったプロジェクター及びその減光方法に関する。
プロジェクターは、電源を投入すると、プロジェクター本体内に設けられた照明ランプ等の光源から光が放射されると、この光が例えばR(赤)G(緑)B(青)の各絵素を有する液晶パネルを透過することにより液晶パネルに作成された画像を例えばスクリーン等に投影する。
このようなプロジェクターを電源を投入した状態でオペレータが移動させると、プロジェクターに対して電源を投入した状態で移動させたときの対策を施していなければ、プロジェクターから放射される投影画像を周囲にいる人体、特に目に照射してしまう。
特に最近、プロジェクターは、小型化、軽量化が進み、オペレータ等によって気軽に持ち運びすることができ、かつ近年の照明ランプの高輝度化に伴う投影画像の明るさの増大等により投影画像を周囲にいる人体の目に照射するときの危険因子を助長している。このため、プロジェクターを移動したときの安全対策を施すことが急務となっている。
特許文献1には、プロジェクターの姿勢をセンサにより検知し、このセンサの出力値の変化が所定値以上で、かつ所定時間以上続いたか否かを判定し、この判定結果に基づいて光源の動作を制御する、例えば照明ランプを消灯又は減光することが開示されている。プロジェクターの姿勢を検知するセンサとしては、例えば傾斜センサであることが開示されている。
特許文献2は、スクリーン面上の映像を撮像手段により撮影し、この撮像手段により撮影した映像情報の色や輝度の補正を行う映像表示装置に関し、投影すべき映像情報に基づく画像をスクリーン面に投影する投影手段が映像を投影可能な領域が有るか否かを判断する投影可能領域判断手段を備え、プロジェクターが投影している領域に、人又は顔が入った場合にはプロジェクタの投影する領域を移動する、又は投影を停止するものであり、眩しくない程度まで輝度を落とす、投影不能領域のみプロジェクターからの映像を投影しないようにしてもよいことの旨が開示されている。
特開2002−268142号公報(請求項1、請求項2、段落番号[0019])
特開2003−283964号公報(請求項15、段落番号[0090])
特許文献1は、プロジェクターの姿勢をセンサにより検知しているが、このセンサはプロジェクターの傾斜を検知するものであり、プロジェクター本体がある一定の傾斜角度を保持した状態で移動された場合、例えばプロジェクター本体が水平方向に保持された状態で回転等された場合、かかるプロジェクター本体の移動を検知することができず、プロジェクターから放射される投影画像を周囲にいる人体に照射する可能性が高い。
特許文献2は、撮像手段を備えることによりコストアップし、又投影可能領域と撮像手段の撮像領域とをリンクしなければならず、このリンクを行う処理装置等を備えることによってもコストアップし、プロジェクター全体として高価なシステムとなってしまう。
本発明は、画像投影用の光束を放射する光源をプロジェクター本体内に設け、光源から放射された光束により画像を投影するプロジェクターにおいて、プロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあるか否かを検出する加速度センサと、加速度センサの検出結果によりプロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあれば、投影画像の光量を減光する減光部とを具備したプロジェクターである。
本発明は、加速度センサを振動センサに代え、この振動センサの検出結果によりプロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあれば、投影画像の光量を減光する減光部とを具備したプロジェクターである。
本発明は、プロジェクター本体内に設けられた光源から画像投影用の光を放射し、この放射された光束により画像を投影するプロジェクターの減光方法において、加速度センサの検出によりプロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあるか否かを監視し、加速度センサの検出によりプロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあれば、投影画像の光量を減光するプロジェクターの減光方法である。
本発明は、加速度センサを振動センサに代え、この振動センサの検出によりプロジェクター本体が移動開始されて移動状態にあれば、投影画像の光量を減光するプロジェクターの減光方法である。
本発明は、画像を投影している状態でプロジェクター本体を移動したときに周囲にいる人体に投影画像を照射してもその被害を最小限に抑えることができる安全性を向上させたプロジェクター及びその減光方法を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はプロジェクターの構成図である。このプロジェクターは、3板式液晶プロジェクターである。プロジェクター本体1内には、光源2が設けられている。この光源2は、例えば超高圧水銀ランプが用いられている。この光源2から放射される照明光束は、例えば図示しないフライアレイレンズによって略平行光に変換される。
光源2から放射される照明光束の光路P上には、RGBの各絵素を縦横に配列したRGBプリズム液晶パネル3が設けられている。このRGBプリズム液晶パネル3は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像データDに従って画像を投影するための被投影画像を表示する。
具体的にプロジェクター本体1内には、信号処理部4及び液晶ドライバ5が設けられている。信号処理部4は、外部機器から入力された画像データDをRGB毎に所定の信号を処理を行う。液晶ドライバ5は、信号処理部4により信号処理されたRGB毎の各画像信号に従ってRGBプリズム液晶パネル3におけるRGBの各絵素を駆動する。
プロジェクター本体1の外壁で、かつ光源2から放射される照明光束の光路P上には、レンズ部6が設けられている。なお、レンズ部6の光軸は、光源2から放射される照明光束の光路Pに一致して設けられている。このレンズ部6とRGBプリズム液晶パネル3との光路P上には、図示しないプリズムが設けられている。このレンズ部6は、RGBプリズム液晶パネル3を透過し、プリズムにより色合成された画像を例えば図示しないスクリーンに投影する。
加速度センサ7がプロジェクター本体1内に設けられている。この加速度センサ7は、プロジェクター本体1が例えばオペレータによって静止状態から移動されたときに、この移動開始時及びこの移動中の速度の変化、すなわちプロジェクター本体1の移動開始時及び移動中に加わる加速度を検出し、その加速度検出信号を出力する。なお、この加速度センサ7は、プロジェクター本体1に加わる加速度を検出できればよいので、プロジェクター本体1内外の如何なる部位に取り付けることが可能である。
具体的に加速度センサ7は、プロジェクター本体1が互いに直交する3軸、すなわちXYZ軸方向の少なくとも1軸方向に移動開始され、かつ移動中の速度変化を検出する。これにより、加速度センサ7は、プロジェクター本体1が静止状態から回転、揺れ、上下方向又は左右方向等に移動されても、これら回転、揺れ、上下方向又は左右方向等への移動により加速度を検出する。さらに換言すれば、加速度センサ7は、プロジェクター本体1の移動によってレンズ部6の軸が静止状態から移動開始し、かつこの移動中の速度変化を検出する。
図2は加速度センサ7の構成図を示す。この加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10を有する。Xセンサ8は、プロジェクター本体1にX軸方向への加速度が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力する。Yセンサ9は、プロジェクター本体1にY軸方向への加速度が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力する。Zセンサ10は、プロジェクター本体1にZ軸方向への加速度が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力する。これらXセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10から出力される各加速度検出信号は、それぞれ各アンプ11、12、13により各増幅されて出力される。この加速度センサ7は、例えば日立金属(株)製H48C(商品名)を用いる。
減光・復帰部14は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、これら加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1が静止状態から移動されたか否か及び移動中に加速度が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態から移動されたことを判断すると、この判断時にRGBプリズム液晶パネル3を透過し、レンズ部6を通して例えば図示しないスクリーンに投影される画像の光量を減光する。
又、減光・復帰部14は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、これら加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1が所定期間静止状態にあれば、投影画像の光量を通常の光量に復帰する。
次に、減光・復帰部14の具体的な構成について説明する。ターレット部15がRGBプリズム液晶パネル3とレンズ部6との間に設けられている。このターレット部15は、円板状に形成され、その中心に回転軸16が設けられ、この回転軸16を中心に矢印A方向に回転可能である。この回転軸16は、光源2から放射される照明光束の光路Pからずれて設けられ、例えばターレット部15の半径の2分の1の点に照明光束の光路Pが通るように設けられている。
このターレット部15の外周エッジ部側には、駆動モータ17が設けられている。この駆動モータ17の軸には、ギヤ部18が設けられている。ターレット部15の外周エッジ部には、ギヤ18と螺合するネジ部19が設けられている。従って、駆動モータ17が回転すると、この回転がギヤ部18、ネジ部19を介してターレット部15に伝達され、これによりターレット部15が回転軸16を中心に矢印A方向に回転する。
このターレット部15には、空洞部20とNDフィルタ(減光フィルタ)21とが回転軸16を挟んで対称位置に設けられている。これら空洞部20とNDフィルタ21とは、それぞれ円形に設けられている。NDフィルタ21は、投影画像が人体、特に目に照射されても影響を与えない光量まで減光する透過率を有する。
なお、ターレット部15は、全面をNDフィルタ21に形成し、その一部に空洞部20を設けてもよい。このような構成でも、ターレット部15が回転軸16を中心に回転すると、空洞部20又はNDフィルタ21のうちいずれか一方の中心に照明光束の光路Pが通る。
ターレット部15の外周エッジ部には、位置決めセンサ22が設けられている。この位置決めセンサ22は、例えばターレット部15の回転角度、すなわちターレット部15が回転軸16を中心に回転したときの空洞部20又はNDフィルタ21のうちいずれか一方又は両方の位置を示す位置信号を出力する。この位置決めセンサ22は、例えばLED(発光ダイオード)を用いたセンサ、又は磁気を利用したセンサである。
この位置決めセンサ22は、例えばLEDと受光素子とをターレット部15を介して対向配置し、これらLEDと受光素子との間にNDフィルタ21が入ることによる受光素子での受光量の低減によりNDフィルタ21が照明光束の光路P上に配置されたことを示す位置信号を出力する。
又、位置決めセンサ22は、ターレット部15の外周エッジ部等における空洞部20とNDフィルタ21とに対応する各部位にそれぞれ各係止部等を設け、これら係止部に接触することにより空洞部20又はNDフィルタ21が照明光束の光路P上に配置されたことを示す位置信号を出力するメカニカルスイッチでもよい。
CPU23は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、これら加速度検出信号からプロジェクター本体1に加速度がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に加速度が加わったか否かを監視する。この監視においてCPU23は、XYZ軸の各方向において個別に、プロジェクター本体1に加わる各加速度がそれぞれ予め設定された閾値以上になったときに、プロジェクター本体1に対して加速度が加わったと判断する。
この場合、CPU23は、プロジェクター本体1の移動により加わる加速度を、プロジェクター本体1の振動によるものとして監視する。以下、CPU23は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視するものとする。
CPU23は、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かの監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると認識する。しかるに、CPU23は、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことの判断時に、モータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発する。
なお、このターレット部15の回転指令による回転方向は、RGBプリズム液晶パネル3からターレット部15を見て左回転又は右回転のいずれであってもよく、予め設定されているものとする。
CPU23は、ターレット部15の回転指令を発した後、位置決めセンサ22から出力される位置信号を入力し、NDフィルタ21がその中心に照明光束の光路Pが通る位置に到達したことを判断すると、このときにモータドライバ24に対してターレット部15の停止指令を発する。
CPU23は、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置した後、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時に、モータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発する。
この後、CPU23は、ターレット部15の回転指令を発した後、位置決めセンサ22から出力される位置信号を入力し、空洞部20がその中心に照明光束の光路Pが通る位置に到達したことを判定すると、この判定時にモータドライバ24に対してターレット部15の停止指令を発する。
次に、上記の如く構成されたプロジェクターの動作について図3に示す減光フローチャートを参照して説明する。
電源が投入されると、CPU23は、ステップ#1において、例えば超高圧水銀ランプ等の光源2を点灯する。この光源2から放射された照明光束は、例えば図示しないフライアレイレンズによって略平行光に変換されてRGBプリズム液晶パネル3に照射される。
一方、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器から画像データDが入力されると、信号処理部4は、画像データDをRGB毎に所定の信号処理を行ってその各画像信号を液晶ドライバ5に送る。この液晶ドライバ5は、信号処理部4により信号処理されたRGB毎の各画像信号に従ってRGBプリズム液晶パネル3のRGBの各絵素を駆動する。これにより、RGBプリズム液晶パネル3は、画像データDに従って画像を投影するための被投影画像を表示する。
しかるに、被投影画像を表示しているRGBプリズム液晶パネル3の背面に略平行光の照明光束が照射され、RGBプリズム液晶パネル3を透過した画像がプリズムにより色合成され、レンズ部6を通してスクリーン等に投影される。
このように画像をスクリーン等に投影している状態で、加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1が互いに直交する3軸方向に加速度が加わったか否かを検出する。
CPU23は、ステップ#2において、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視する。
この監視の結果、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に加速度が加わらず、かつプロジェクター本体1の移動中に加速度が加わらなければ、CPU23は、プロジェクター本体1に振動が加わらずに移動していないと認識し、ステップ#3からステップ#4に移り、モータドライバ24に回転指令を発せず、再びステップ#2に戻り、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力して上記同様にプロジェクター本体1の移動を監視する。
プロジェクター本体1が電源を投入した状態でオペレータによって移動されると、プロジェクター本体1は、XYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動開始し、かつその移動中にXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動速度に変化が生じる可能性が高い。すなわち、プロジェクター本体1は、オペレータによって移動されることにより例えば回転、揺れ、上下方向又は左右方向への移動のうち少なくとも1方向に移動開始し、かつその移動速度に変化が生じる。さらに換言すれば、プロジェクター本体1のレンズ部6の軸は、移動によって静止状態から移動開始し、この移動中にXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動速度に変化が生じる。
加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1が互いに直交するXYZ軸方向で移動開始に加わる加速度及び移動中に加わる加速度を検出し、XYZ軸の各加速度検出信号を出力する。
CPU23は、ステップ#2において、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、これら加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視する。
この監視の結果、CPU23は、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わり、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると判断すると、この判断時にステップ#5に移り、モータドライバ24に回転指令を発する。
これにより、モータドライバ24は、CPU23からの回転指令を入力すると、この入力時に駆動モータ17を回転させる。この駆動モータ17の回転は、ギヤ部18、ネジ部19を介してターレット部15に伝達され、これによりターレット部15が回転軸16を中心に矢印A方向に回転する。
ターレット部15が回転軸16を中心に回転し、空洞部20が照明光束の光路Pの位置から外れ、NDフィルタ21の中心が照明光束の光路Pが通る位置に到達すると、位置決めセンサ22は、NDフィルタ21が照明光束の光路Pが通る位置に到達に到達したことを示す位置信号を出力する。
CPU23は、位置決めセンサ22から出力される位置信号を入力し、NDフィルタ21がその中心に照明光束の光路Pが通る位置に到達したことを判定すると、このときにモータドライバ24に対してターレット部15の停止指令を発する。
この結果、照明光束の光路Pが通る位置にNDフィルタ21が配置される。これにより、RGBプリズム液晶パネル3を透過してプリズムにより色合成された画像は、NDフィルタ21を透過することにより減光される。そして、この減光された画像がレンズ部6を通して投影される。
図4は照明光束の光路P上に空洞部20を配置している状態すなわち通常の明るさの投影画像を示し、図5は照明光束の光路P上にNDフィルタ21を配置している状態での投影画像を示す。NDフィルタ21を透過した投影画像は、通常の明るさの投影画像の明るさよりも減光されていることが分かる。
CPU23は、再びステップ#2に戻り、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視する。
この監視の結果、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わらず、かつプロジェクター本体1の移動中で加速度が加わらなければ、CPU23は、ステップ#4においてモータドライバ24に対して回転指令を発する。
これにより、モータドライバ24は、CPU23からの回転指令を入力すると、上記同様に、駆動モータ17を回転させるので、この回転がギヤ部18、ネジ部19を介してターレット部15に伝達され、これによりターレット部15が回転軸16を中心に矢印A方向に回転する。
ターレット部15が回転軸16を中心に回転し、NDフィルタ21が照明光束の光路Pの位置から外れ、空洞部20の中心が照明光束の光路Pが通る位置に到達すると、位置決めセンサ22は、空洞部20が照明光束の光路Pが通る位置に到達に到達したことを示す位置信号を出力する。
CPU23は、位置決めセンサ22から出力される位置信号を入力し、空洞部20がその中心に照明光束の光路Pが通る位置に到達したことを判定すると、このときにモータドライバ24に対してターレット部15の停止指令を発する。
この結果、照明光束の光路Pが通る位置に空洞部20が配置される。これにより、RGBプリズム液晶パネル3を透過してプリズムにより色合成された画像は、空洞部20を透過することにより図4に示す通常の光量に戻る。
このように上記第1の実施の形態によれば、プロジェクター本体1に加速度センサ7を設け、この加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号に基づいてプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わると、このときに瞬時にNDフィルタ21を挿入して投影画像の光量を減光する。
これにより、オペレータがプロジェクター本体1を電源を投入した状態で移動したとしても、このプロジェクター本体1の移動により生じる加速度の変化を加速度センサ7により検出でき、この検出時に直ちにNDフィルタ21を挿入して投影画像の光量を減光できる。従って、プロジェクター本体1を移動した瞬時の投影方向に人体の特に目があったとしても、プロジェクター本体1の移動開始時に投影画像の光量を減光するので、人体の特に目に影響を与えることはない。
加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10を有し、これらXセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によるXYZ軸方向の各加速度を検出するので、オペレータがプロジェクター本体1を電源を投入した状態で移動したときのプロジェクター本体1の移動状態、例えばプロジェクター本体1の回転、揺れ、上下方向又は左右方向への移動を検知できる。
従って、オペレータがプロジェクター本体1を電源を投入した状態で移動させると、このときのプロジェクター本体1の例えば回転、揺れ、上下方向又は左右方向への移動を確実に検出し、これら移動を開始した瞬間に投影画像の光量が減光でき、周囲にいる人体に投影画像を照射したとしても危険性を与えることはなく、プロジェクター1を移動したときの安全性を一段と向上できる。
さらに、プロジェクター本体1の移動中に加速、減速の加速度が加われば、このときにも投影画像の光量が減光できる。オペレータによってプロジェクター本体1を移動する場合、一定速度で移動することは困難であり、プロジェクター本体1に加速、減速の加速度が必ず加わる。従って、オペレータがプロジェクター本体1を電源を投入した状態で移動し続ければ、この間、NDフィルタ21を挿入し続けて投影画像の光量を減光し続けることができる。
又、CPU23は、加速度センサ7のXセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10から出力される各加速度検出信号を互いに比較することにより、プロジェクター本体1の移動の方向を判断でき、この判断結果に基づいてプロジェクター本体1が移動されているか、回転されているか、又は揺れているかを判断することが可能である。
又、ターレット部15を回転させてNDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置するので、簡単な構成で実現でき、かつ低コストにできる。
オペレータがプロジェクター本体1を電源を投入した状態で移動を止めれば、ターレット部15を回転させて空洞部20を照明光束の光路P上に配置するので、プロジェクター本体1の移動を止めた時点で投影画像の光量を元の光量に復帰できる。従って、プロジェクターの使い勝手も向上できる。
なお、プロジェクター本体1は、スクリーン等に投影される投影画像のサイズの調整又は設置位置の修正等によりスクリーン等に対して前後方向、すなわち水平方向に移動させる場合が多い。このようなプロジェクター本体1の移動であれば、プロジェクター本体1から出射される投影画像が人体、特に目に照射されることは考えにくい。従って、プロジェクター本体1を前後方向に移動された場合には、投影画像の減光を行わないようにしてもよい。
なお、上記第1の実施の形態は、次のように変形してもよい。
投影画像の光量を減光する手法としては、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置するに限らず、RGBプリズム液晶パネル3とレンズ部6との間の照明光束の光路P上に液晶シャッタを設け、この液晶シャッタの透過率を例えば通常の投影画像の投影時に100%に設定し、プロジェクター本体1を電源を投入した状態で運搬、移動を開始した時点で周囲にいる人体に影響を与えない光量まで減光させる透過率に設定するようにしてもよい。
加速度センサ7をプロジェクター本体1に設けているが、加速度センサ7は、振動センサに代えることが可能である。この振動センサは、プロジェクター本体1にX軸方向への振動が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力するX振動センサと、プロジェクター本体1にY軸方向への振動が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力するY振動センサと、プロジェクター本体1にZ軸方向への振動が加わったことを検出し、その加速度検出信号を出力するZ振動センサとを有する。
振動センサに代えた場合、CPU23は、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、これら振動検出信号からプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると認識し、この時に、モータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発するものとなる。
又、CPU23は、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置した後、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時に、モータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発するものとなる。
加速度センサ7は、プロジェクター本体1に1個設けるだけでなく、複数個設けてもよい。複数個加速度センサ7を設ければ、プロジェクター本体1に加わる加速度を確実に検出可能になる。複数個の加速度センサ7に代わって複数の振動センサをプロジェクター本体1に設けても、プロジェクター本体1に加わる加速度を確実に検出可能になる。例えば、加速度センサ7又は振動センサをプロジェクター本体1の各コーナ部に設ければ、例えばプロジェクター本体1が回転、振れさせたときの加速度又は振動を容易に検出可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図6はプロジェクターの構成図である。遮光板30がRGBプリズム液晶パネル3とレンズ部6との間に設けられている。この遮光板30は、円板状に形成され、外周エッジ部に駆動モータ17の軸が設けられている。この駆動モータ17の軸は、照明光束の光路Pからずれて設けられている。従って、駆動モータ17が回転すると、遮光板30が駆動モータ17の軸を中心に矢印B方向に旋回する。これにより、遮光板30は、照明光束の光路P上に対して挿脱される。
照明光束の光路P上に挿入された遮光板30を検出するために第1の位置決めセンサ31が設けられている。この第1の位置決めセンサ31は、遮光板30が照明光束の光路P上に挿入されたことを検出して第1の位置検出信号を出力する。
照明光束の光路P上から外れた遮光板30を検出するために第2の位置決めセンサ32が設けられている。この第2の位置決めセンサ32は、遮光板30が照明光束の光路P上から外れたことを検出して第2の位置検出信号を出力する。
これら第1及び第2の位置決めセンサ31、32は、それぞれ例えばLED(発光ダイオード)を用いたセンサ、又は磁気を利用したセンサである。
例えば第1及び第2の位置決めセンサ31、32は、LEDと受光素子とを遮光板30を介して対向配置し、LEDと受光素子との間に遮光板30が入ることによる受光素子での受光量の低減により遮光板30が照明光束の光路P上に配置されたことを示す第1の位置検出信号を出力する。
又、第1、第2の位置決めセンサ31、32は、それぞれ遮光板30の外周エッジ部等に係止部等を設け、この係止部に接触することにより遮光板30が照明光束の光路P上に挿入されたり、又は外れたことを示す第1、第2の位置信号を出力するメカニカルスイッチでもよい。
CPU33は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると認識し、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことの判断時に、モータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発する。
CPU33は、遮光板30の回転指令を発した後、第1の位置決めセンサ31から出力される第1の位置検出信号を入力し、遮光板30が照明光束の光路P上に配置されたことを判定すると、このときにモータドライバ24に対して遮光板30の停止指令を発する。
又、CPU33は、遮光板30を照明光束の光路P上に配置した後、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時にモータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発する。
この後、CPU33は、第2の位置決めセンサ32から出力される第2の位置決め信号を入力し、遮光板30が照明光束の光路Pから外れたことを判断すると、この判断時にモータドライバ24に対して遮光板30の停止指令を発する。
次に、上記の如く構成されたプロジェクターの動作について説明する。
プロジェクター本体1を電源を投入した状態でオペレータが移動されると、加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向に加わる各加速度を検出し、XYZ軸の各加速度検出信号を出力する。
CPU33は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると認識し、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことの判断時に、モータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発する。
これにより、駆動モータ17が回転すると、遮光板30は、駆動モータ17の軸を中心に矢印B方向に旋回し、照明光束の光路P上に対して挿脱される。遮光板30が照明光束の光路P上に対して挿脱されると、第1の位置決めセンサ31は、遮光板30が照明光束の光路P上に挿入されたことを検出して第1の位置検出信号を出力する。
CPU33は、第1の位置決めセンサ31から出力される第1の位置検出信号を入力すると、遮光板30が照明光束の光路P上に配置されたことを判定し、このときにモータドライバ24に対して遮光板30の停止指令を発する。これにより、遮光板30の旋回が停止し、遮光板30が照明光束の光路P上に挿入された状態になる。
この結果、投影画像は、遮光板30によって遮光され、レンズ部6を通してプロジェクター本体1の外部に出射されない。
この後、CPU33は、再び、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時にモータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発する。
これにより、遮光板30は、上記同様に、駆動モータ17の軸を中心に矢印B方向に旋回し、照明光束の光路P上から外れる。遮光板30が照明光束の光路P上から外れると、第2の位置決めセンサ32は、遮光板30が照明光束の光路P上から外れたことを検出して第2の位置検出信号を出力する。
CPU33は、第2の位置決めセンサ31から出力される第2の位置検出信号を入力すると、遮光板30が照明光束の光路P上から外れたことを判断し、この判断時にモータドライバ24に対して遮光板30の停止指令を発する。これにより、遮光板30の旋回が停止し、遮光板30が照明光束の光路P上から外れた状態になる。
この結果、投影画像は、通常通り、レンズ部6を通してプロジェクター本体1の外部に投影される。
このように上記第2の実施の形態によれば、遮光板30を挿入して投影画像を遮光するので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもなく、投影画像を遮光板30によって完全に遮光し、レンズ部6を通してプロジェクター本体1の外部に全く出射しなくなるので、プロジェクター1を運搬、移動したときに周囲にいる人体に投影画像を照射することがなくなり、安全性をさらに向上できる。
なお、加速度センサ7は、上記第1の実施の形態と同様に、振動センサに代えることが可能である。振動センサに代えた場合、CPU23は、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、これら振動検出信号からプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、モータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発するものとなる。
又、CPU23は、遮光板30を照明光束の光路P上に配置した後、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時に、モータドライバ24に対して遮光板30の回転指令を発して遮光板30を照明光束の光路P上から外すものとなる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図7はプロジェクターの構成図である。減光・復帰部14における信号処理部4と液晶ドライバ5との間には、スルー回路40と、画像レベル圧縮部41と、切替えスイッチ42とが接続されている。切替えスイッチ42は、一方の切替え端子42aと、他方の切替え端子42bと、切替えレバー42cとを有する。
スルー回路40の入力端と画像レベル圧縮部41の入力端とは、信号処理部4に対して並列接続されている。スルー回路40の出力端は切替えスイッチ42の一方の切替え端子42aに接続されている。画像レベル圧縮部41の出力端は、切替えスイッチ42の他方の切替え端子42bに接続されている。
画像レベル圧縮部41は、信号処理部4から出力されるRGB毎の各画像信号を画像圧縮する。この画像レベル圧縮部41は、例えばレベルシフト処理によって画像圧縮するもので、図8に画像圧縮の一例を示す。この画像圧縮は、例えば画像データDを8bitデータとすると、2bitシフトすることにより4分の1に画像圧縮する。これにより、例えば輝度100%(256=8bit)は、輝度25%(64=6bit)に圧縮される。
CPU43は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、プロジェクター本体1が静止状態から移動され、又は移動中に加速度が加わった状態にあると認識する。しかるに、CPU23は、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことの判断時に、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを他方の切替え端子42bに切り替える切替え指令を発する。
又、CPU43は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わらないことを判断すると、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを一方の切替え端子42aに切り替える切替え指令を発する。
次に、上記の如く構成されたプロジェクターの動作について説明する。
プロジェクター本体1が電源を投入した状態でオペレータにより移動されると、加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1に加わる加速度をXYZ軸方向でそれぞれ検出し、XYZ軸の各加速度検出信号を出力する。
CPU43は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わり、かつ移動中に加速度が加わっていると判断すると、この判断時に、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを他方の切替え端子42bに切り替える切替え指令を発する。
これにより、切替えスイッチ42は、切替えレバー42cを他方の切替え端子42bに切り替え接続するので、画像レベル圧縮部41の出力が切替えスイッチ42を通して液晶ドライバ5に送られる。
切替えスイッチ42の切替えレバー42cが他方の切替え端子42bに切り替え接続する前は、信号処理部4から出力されるRGB毎の各画像信号がスルー回路40を通してドライバ5に送られるので、画像データDは、図9に示すように例えば輝度100%(256=8bit)がそのままドライバ5に送られる。
これに対して切替えスイッチ42の切替えレバー42cが他方の切替え端子42bに切り替え接続されると、画像レベル圧縮部41により画像圧縮されたRGB毎の各画像信号がドライバ5に送られる。
この画像レベル圧縮部41は、信号処理部4から出力されるRGB毎の各画像信号を、例えばレベルシフト処理によって例えば2bitシフトすることにより8bitの画像データDを4分の1に画像圧縮する。これにより、図10に示すように例えば輝度25%は輝度6%に圧縮され、輝度75%は輝度12%に圧縮され、輝度100%は輝度25%に圧縮される。
この結果、RGBプリズム液晶パネル3に表示される画像は、輝度0〜100%のRGB毎の各画像信号に対して輝度0〜25%のRGB毎の各画像信号に減光したものとなる。しかるに、レンズ部6からは、減光された画像が投影される。
この後、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動開始せず、かつ移動開始から続けて移動の速度に変化もなれば、CPU43は、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを一方の切替え端子42aに切り替える切替え指令を発する。これにより、信号処理部4から出力されるRGB毎の各画像信号は、スルー回路40を通してドライバ5に送られるので、画像データDは、図9に示すように例えば輝度100%(256=8bit)がそのままドライバ5に送られる。レンズ部6を通して投影される画像は、通常の光量に戻る。
このように上記第3の実施の形態によれば、画像レベル圧縮部41によって信号処理部4から出力されるRGB毎の各画像信号を画像圧縮するので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもない。
画像レベル圧縮部41は、画像データDを4分の1に画像圧縮したが、これに限らず、任意の画像圧縮率に設定してもよい。これにより、投影画像の減光の度合いを任意に設定できる。
なお、加速度センサ7は、上記第1の実施の形態と同様に、振動センサに代えることが可能である。振動センサに代えた場合、CPU23は、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、これら振動検出信号からプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを他方の切替え端子42bに切り替える切替え指令を発して、画像圧縮を行って投影画像の光量を減光するものとなる。
又、CPU23は、画像圧縮を行っている状態で、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時に、切替えスイッチ42に対して切替えレバー42cを一方の切替え端子42aに切り替える切替え指令を発して通常の投影画像の光量に戻すものとなる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図11はプロジェクターの構成図である。光源2には、光源電圧制御部50が接続されている。この光源電圧制御部50は、例えば超高圧水銀ランプ等の光源2への印加電圧を高くしたり又は低くして制御する。
CPU51は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に振動が加わっているか否かを監視し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わり、かつプロジェクター本体1の移動中に加速度が加わっていることを判断すると、この判断時に、光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を低下する指令を発する。
又、CPU51は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に振動が加わっているか否かを監視し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わっていないことを判断すると、この判断時に光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を通常の電圧値に戻す指令を発する。
次に、上記の如く構成されたプロジェクターの動作について説明する。
プロジェクター本体1が電源を投入した状態でオペレータにより移動されると、加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1に対して加わるXYZ軸方向の加速度を検出し、XYZ軸の各加速度検出信号を出力する。
CPU43は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に対して振動が加わっているか否かを監視し、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わり、かつプロジェクター本体1の移動中に振動が加わっていると判断すると、この判断時に、光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を低下する指令を発する。
これにより、光源電圧制御部50は、光源2への印加電圧を例えば予め設定された印加電圧値に低下する。光源2への印加電圧が低下することにより、光源2から放射される照明光束の光量が低減する。
この結果、光源2から放射され、RGBプリズム液晶パネル3を透過し、レンズ部6を通して投影される画像の光量が減光される。図12(a)は光源2への印加電圧を低下する前の投影画像の光量を示し、同図(b)は光源2への印加電圧を低下したときの投影画像の光量を示し、光源2への印加電圧を低下したときの投影画像は、通常の明るさの投影画像の明るさよりも減光されていることが分かる。
この後、プロジェクター本体1に対して少なくとも2軸方向に振動が加わらなければ、CPU43は、光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を通常の電圧値に戻す指令を発する。これにより、光源2には、通常の印加電圧が印加されるので、投影画像は、通常の光量に戻る。
このように上記第4の実施の形態によれば、光源2への印加電圧を低下するので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもない。
なお、加速度センサ7は、上記第1の実施の形態と同様に、振動センサに代えることが可能である。振動センサに代えた場合、CPU23は、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、これら振動検出信号からプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を低下する指令を発するものとなる。
又、CPU23は、光源2への印加電圧を低下している状態で、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が静止状態にあると判断すると、この判断時に、光源電圧制御部50に対して光源2への印加電圧を通常の電圧値に戻す指令を発するものとなる。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図13はプロジェクターの構成図である。CPU23には、タイマー60が接続されている。
CPU23は、図13に示す減光フローチャートに従ったプログラムを実行することにより、定期的、例えばタイマー60の計時により1sec毎に加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わり、かつプロジェクター本体1の移動中に加速度が加わっているか否かを監視する。
CPU23は、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置した後、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わり、かつプロジェクター本体1の移動中に加速度が加わっているか否かを監視し、プロジェクター本体1がXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わらない状態が所定期間、例えばタイマー60の計時により10sec続くと、この所定期間の経過時にモータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発する。
この後、CPU23は、位置決めセンサ22から出力される位置信号を入力し、空洞部20がその中心に照明光束の光路Pが通る位置に到達したことを判定すると、このときにモータドライバ24に対してターレット部15の停止指令を発する。
次に、上記の如く構成されたプロジェクターの動作について図14に示す減光フローチャートを参照して説明する。
電源が投入されると、CPU23は、上記同様にステップ#1において、例えば超高圧水銀ランプ等の光源2を点灯すると、RGBプリズム液晶パネル3の背面に略平行光の照明光束が照射され、RGBプリズム液晶パネル3を透過した画像がプリズムにより色合成され、レンズ部6を通してスクリーン等に投影される。
CPU23は、ステップ#2において、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視する。
この監視の結果、プロジェクター本体1に対して少なくとも2軸方向に加速度が加わらなければ、CPU23は、ステップ#3からステップ#4に移り、モータドライバ24に回転指令を発せず、再びステップ#2に戻り、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力して上記同様にプロジェクター本体1の移動を監視する。
プロジェクター本体1が電源を投入した状態でオペレータにより移動されると、加速度センサ7は、Xセンサ8、Yセンサ9及びZセンサ10によってプロジェクター本体1に対して加わるXYZ軸方向の各加速度を検出し、XYZ軸の各加速度検出信号を出力する。
CPU23は、ステップ#3において、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わっているか否かを監視し、この監視の結果、少なくとも2軸方向に振動が加わっていれば、ステップ#5に移ってモータドライバ24に回転指令を発する。これにより、上記同様に、ターレット部15が回転軸16を中心に矢印A方向に回転し、NDフィルタ21が照明光束の光路P上に配置される。
この結果、RGBプリズム液晶パネル3を透過してプリズムにより色合成された画像は、NDフィルタ21を透過することにより減光される。そして、この減光された画像がレンズ部6を通して投影される。
CPU23は、ステップ#6において、再び、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力し、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わっているか否かを監視する。
この監視の結果、CPU23は、再度、プロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わっていると判断すると、ステップ#5に戻ってNDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置する状態を継続する。
これに対して上記監視の結果、CPU23は、加速度センサ7から出力されるXYZ軸の各加速度検出信号を入力してプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向のうち少なくとも2軸方向に振動が加わっていないと判断し、かつこの少なくとも2軸方向に振動が加わっていない状態が所定期間、例えばタイマー60の計時により10sec続くと、この所定期間の経過時に、ステップ#8において、モータドライバ24に対してターレット部15の回転指令を発する。
これにより、上記同様に、ターレット部15が回転軸16を中心に矢印A方向に回転し、空洞部20が照明光束の光路P上に配置される。この結果、RGBプリズム液晶パネル3を透過してプリズムにより色合成された画像は、空洞部20を透過することにより図4に示す通常の光量に戻る。
このように上記第5の実施の形態によれば、定期的、例えばタイマー60の計時により1sec毎にプロジェクター本体1に対して振動がくわわっている否かを監視し、プロジェクター本体1が移動されてNDフィルタ21が照明光束の光路P上に配置された後、プロジェクター本体1が移動されない期間が例えば10sec続けば、通常の投影画像の光量に戻す。
これにより、プロジェクター本体1が移動を開始された時から所定期間は、投影画像の光量を減光した状態に維持する。従って、プロジェクター本体1を移動したときには、その移動を停止した直後に投影画像の光量が通常の光量に戻ることはないので、プロジェクター1を移動したときの安全性をより一層と向上できる。
なお、プロジェクター本体1が移動されたか否かを監視する期間を1sec毎に設定したが、これに限らず、任意の期間内に設定可能である。
又、プロジェクター本体1が移動されない期間が例えば10sec続けば、通常の投影画像の光量に戻しているが、この期間も任意の期間内に設定可能である。
なお、加速度センサ7は、上記第1の実施の形態と同様に、振動センサに代えることが可能である。振動センサに代えた場合、CPU23は、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、これら振動検出信号からプロジェクター本体1に対してXYZ軸方向の少なくとも2軸方向に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1の少なくとも2軸方向に振動が加わったことを判断すると、モータドライバ24に回転指令を発し、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置されるものとなる。
又、CPU23は、NDフィルタ21を照明光束の光路P上に配置している状態で、振動センサから出力されるXYZ軸の各振動検出信号を入力し、再び、プロジェクター本体1に振動が加わったか否かを監視し、この監視の結果、プロジェクター本体1が所定期間だけ静止状態にあると判断すると、この判断時に、モータドライバ24に回転指令を発し、NDフィルタ21を照明光束の光路P上から外すものとなる。
1:プロジェクター本体、2:光源、3:RGBプリズム液晶パネル、4:信号処理部、5:液晶ドライバ、6:レンズ部、7:加速度センサ、8:Xセンサ、9:Yセンサ、10:Zセンサ、11,12,13:アンプ、14:減光・復帰部、15:ターレット部、16:回転軸、17:駆動モータ、18:ギヤ部、19:ネジ部、20:空洞部、21:NDフィルタ(減光フィルタ)、22:位置決めセンサ、23:CPU、24:モータドライバ、30:遮光板、31:第1の位置決めセンサ、32:第2の位置決めセンサ、33:CPU、40:スルー回路、41:画像レベル圧縮部、42:切替えスイッチ、42a:一方の切替え端子、42b:他方の切替え端子、42c:切替えレバー、43:CPU、60:タイマー。
Claims (38)
- 画像投影用の光束を放射する光源をプロジェクター本体内に設け、前記光源から放射された前記光束により前記画像を投影するプロジェクターにおいて、
前記プロジェクター本体が移動開始されたか否かを検出する加速度センサと、
前記加速度センサの検出結果により前記プロジェクター本体が移動開始されると、前記投影画像の光量を減光する減光部と、
を具備したことを特徴とするプロジェクター。 - 前記加速度センサの検出結果により前記プロジェクター本体が所定期間静止している状態にあれば、前記投影画像の光量を元に復帰する復帰部、
を具備したことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。 - 前記復帰部は、タイマーにより前記プロジェクター本体が所定期間静止していることを判断することを特徴とする請求項2記載のプロジェクター。
- 前記加速度センサは、前記プロジェクター本体に少なくとも1つ設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記加速度センサの検出結果に基づいて前記プロジェクター本体が互いに直交する3軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動開始されたか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記加速度センサの検出結果に基づいて前記プロジェクター本体の回転、揺れ、上下方向又は左右方向への移動のうち少なくとも1方向に移動開始されたか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記プロジェクター本体は、前記投影画像を出射するレンズ部を有し、
前記減光部は、前記加速度センサの検出結果に基づいて前記レンズ部の軸が移動開始されたか否かを検出することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。 - 前記減光部は、前記プロジェクター本体が移動開始されたことを前記加速度センサにより検出した時に、前記投影画像の光量を減光することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記プロジェクター本体が移動状態にあれば、前記投影画像の光量を減光し続けることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、減光フィルタを前記投影画像の光路上に配置することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、液晶シャッタを前記投影画像の光路上に配置し、前記液晶シャッタにより前記投影画像の透過率を低減することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、遮光板を前記投影画像の光路上に配置することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記投影画像の光路を遮光する機械的なシャッターであることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記光源から放射された前記光束を透過させて前記投影画像を投影するための被投影画像を画像処理によって表示する画像表示パネルを有し、
前記減光部は、前記画像表示パネルに表示される前記被投影画像のデータを画像圧縮することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。 - 前記画像表示パネルは、液晶パネルを有することを特徴とする請求項14記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記光源への印加電圧を低くすることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記加速度センサにより検出される前記プロジェクター本体の移動開始時及び移動しているときの加速度が予め設定された閾値以上になったときに前記投影画像の光量を減光することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクター。
- 画像投影用の光束を放射する光源をプロジェクター本体内に設け、前記光源から放射された前記光束により前記画像を投影するプロジェクターにおいて、
前記プロジェクター本体が移動開始されたか否かを検出する振動センサと、
前記振動センサの検出結果により前記プロジェクター本体が移動開始されると、前記投影画像の光量を減光する減光部と、
を具備したことを特徴とするプロジェクター。 - 前記振動センサの検出結果により前記プロジェクター本体が所定期間静止している状態にあれば、前記投影画像の光量を元に復帰する復帰部、
を具備したことを特徴とする請求項18記載のプロジェクター。 - 前記復帰部は、タイマーにより前記プロジェクター本体が所定期間静止していることを判断することを特徴とする請求項19記載のプロジェクター。
- 前記振動センサは、前記プロジェクター本体に少なくとも1つ設けられたことを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記振動センサの検出結果に基づいて前記プロジェクター本体が互いに直交する3軸方向のうち少なくとも2軸方向に移動開始されたか否かを検出することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記振動センサの検出結果に基づいて前記プロジェクター本体の回転、揺れ、上下方向又は左右方向への移動のうち少なくとも1方向に移動開始されたか否かを検出することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記プロジェクター本体は、前記投影画像を出射するレンズ部を有し、
前記減光部は、前記振動センサの検出結果に基づいて前記レンズ部の軸が移動開始されたか否かを検出することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。 - 前記減光部は、前記プロジェクター本体が移動開始されたことを前記振動センサにより検出した時に、前記投影画像の光量を減光することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記プロジェクター本体が移動状態にあれば、前記投影画像の光量を減光し続けることを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、減光フィルタを前記投影画像の光路上に配置することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、液晶シャッタを前記投影画像の光路上に配置し、前記液晶シャッタにより前記投影画像の透過率を低減することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、遮光板を前記投影画像の光路上に配置することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記投影画像の光路を遮光する機械的なシャッターであることを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記光源から放射された前記光束を透過させて前記投影画像を投影するための被投影画像を画像処理によって表示する画像表示パネルを有し、
前記減光部は、前記画像表示パネルに表示される前記被投影画像のデータを画像圧縮することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。 - 前記画像表示パネルは、液晶パネルを有することを特徴とする請求項31記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記光源への印加電圧を低くすることを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- 前記減光部は、前記振動センサにより検出される前記プロジェクター本体の移動開始時及び移動しているときの振動が予め設定された閾値以上になったときに前記投影画像の光量を減光することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクター。
- プロジェクター本体内に設けられた光源から画像投影用の光を放射し、この放射された前記光束により前記画像を投影するプロジェクターの減光方法において、
加速度センサの検出により前記プロジェクター本体が移動開始されたか否かを監視し、
この監視により前記プロジェクター本体が移動開始された時に、前記投影画像の光量を減光する、
ことを特徴とするプロジェクターの減光方法。 - 前記加速度センサの検出により前記プロジェクター本体が所定期間静止している状態にあれば、前記投影画像の光量を元に復帰する、
ことを特徴とする請求項35記載のプロジェクターの減光方法。 - プロジェクター本体内に設けられた光源から画像投影用の光束を放射し、この放射された前記光束により前記画像を投影するプロジェクターの減光方法において、
振動センサの検出により前記プロジェクター本体が移動開始されたか否かを監視し、
この監視により前記プロジェクター本体が移動開始された時に、前記投影画像の光量を減光する、
ことを特徴とするプロジェクターの減光方法。 - 前記振動センサの検出により前記プロジェクター本体が所定期間静止している状態にあれば、前記投影画像の光量を元に復帰する、
ことを特徴とする請求項37記載のプロジェクターの減光方法。
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