JP2005010391A - 画像表示プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像表示プロジェクタ100は、画像を形成し投射するプロジェクタ本体10と、プロジェクタ本体10を支持する支持装置30とから成る。プロジェクタ本体10は、ランプ1と、画像形成素子2と、ランプ1及び画像形成素子2を内蔵する筐体11と、筐体11に設けられた画像投射口3とを備える。支持装置30は、筐体11が装着される装着ケース31と、装着ケース31を水平面に対して回動自在に軸支する支持基台32と、装着ケース31を任意の回動角度で固定する固定具33とを備える。筐体11を装着ケース31に装着し、装着ケース31を回動させて画像投射口3からの画像投射方向を上向きにすることにより、画像を部屋の天井に投射して表示することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像をスクリーンや壁面、天井等に投射して表示する画像表示プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パソコンやビデオカメラ等からの画像信号を基に、ランプから出射される光を用いて画像形成素子により画像を形成して、その画像をスクリーンや壁面等に投射して表示させる画像表示プロジェクタがある。この種の画像表示プロジェクタは、画像投射用の光を出射するランプとランプからの光を用いて画像を形成する画像形成素子が筐体内に内蔵されており、画像形成素子にて形成した画像を画像投射部から筐体外部に向けて投射する構成になっている。また、このような構成の画像表示プロジェクタは、床面に対して垂直に設置されたスクリーンや床面に垂直な壁面に画像を表示させるために、画像投射部からの画像投射方向が略水平となる姿勢で筐体が床やテーブル上に安定して載置される構成となっている。
【0003】
一方、歯科診療用のうがいスタンドにプロジェクタを搭載すると共に天井にスクリーンを設置し、プロジェクタの取り付け角度を調整してスクリーンに映像を表示するようにした装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ビデオプロジェクタを立てて使用することにより、画像を天井に向けて投射すること、及び横に寝かせた状態のビデオプロジェクタの画像投射レンズに光軸を直角方向に反射するミラーを装着することにより、画像を天井に向けて投射することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−33854号公報
【特許文献2】
特開平6−273695号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像表示プロジェクタは、一般家庭等においては、部屋内で使用するのが通常であり、部屋内にスクリーンを設置したり、画像を投射できるだけの面積を壁面に確保する必要がある。しかしながら、部屋が狭い場合には、スクリーンを設置できなかったり、画像を投射できるだけの面積を壁面に確保できないのが実情である。そこで、部屋の天井を画像投射面として利用し、部屋の天井に画像を投射して表示させることが考えられる。また、スクリーンの設置や壁面の確保とは別の課題として、部屋の天井に画像を表示して寝ながら画像を観賞したいという要望もある。
【0006】
ところが、上述した従来の画像表示プロジェクタにおいては、スクリーンや壁面に画像を表示させることが前提となっており、水平方向に画像が投射される姿勢で筐体が床やテーブル上に安定して載置されるようになっている。このため、筐体を通常にテーブル上に載置した状態では、画像を天井に向けて投射することができない。また、画像の投射方向が上向きとなるように筐体を通常とは異なる姿勢で載置することも考えられるが、このような姿勢での載置では、バランスが保てず筐体の姿勢が安定しないため、やはり、画像を天井に向けて投射することができない。
【0007】
なお、上述した特許文献1に開示の装置は、プロジェクタ及びスクリーンの設置箇所が固定されており、天井に設置されたスクリーンに映像を投射するものであり、部屋の間取りやユーザの好みに応じて天井の任意の箇所に画像を投射することができない。また、プロジェクタをうがいスタンドに取り付けるための具体的構造、及び取り付け角度を調整するための具体的構造については、何等開示されていない。
【0008】
また、上述した特許文献2に開示のビデオプロジェクタは、ビデオプロジェクタを立てて使用することにより、又は横に寝かせた状態のビデオプロジェクタの画像投射光をミラーにより直角に反射することにより、画像を天井に向けて投射するものである。すなわち、画像の投射方向は、鉛直上向き方向に限られており、画像の投射方向を調整して画像を任意の角度で天井に投射する構成にはなっていない。このため、画像を天井に表示させるには、画像を表示させようとする天井の真下にプロジェクタを載置する必要がある。従って、天井への画像の表示可能な箇所は、部屋内のプロジェクタの載置可能な位置に依存して制限を受けてしまい、部屋の間取りやユーザの好みに応じて天井の任意の箇所に画像を投射することができない。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像を部屋の天井に投射して表示できる画像表示プロジェクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、画像投射用の光を出射するランプと、ランプからの光を用いて画像を形成する画像形成素子と、ランプ及び画像形成素子を内蔵する筐体と、画像形成素子により形成された画像を筐体外部の画像投射面に向けて投射する筐体に設けられた画像投射部とを備えた画像表示プロジェクタにおいて、筐体を装着するための装着用開口を有し、該装着用開口から画像投射部が露出された状態に筐体が装着される装着ケースと、画像投射部からの画像投射方向を上向きにして画像形成素子にて形成した画像を部屋の天井に投射して表示できるように装着ケースの姿勢を水平面に対して回動自在に軸支する支持基台と、装着ケースの姿勢を任意の回動角度で固定する装着ケースと支持基台とを任意の長さで連結する固定具と、装着ケースの支持基台に対する回動角度に基づいて、天井に投射して表示される画像に台形歪みが生じないように画像形成素子にて形成する画像を補正する台形画像補正手段とを備えたものである。
【0011】
この構成においては、画像表示プロジェクタの筐体を装着ケースに装着し、装着ケースを支持基台に対して回動させて装着ケースと支持基台とを固定具にて連結することにより、筐体の姿勢を安定に保った状態で画像表示プロジェクタからの画像投射方向を上向きにすることができ、これにより、画像を部屋の天井に投射して表示することができる。しかも、装着ケースの回動角度を調整することにより、画像を任意の角度で天井に投射することができる。これにより、画像表示プロジェクタを何処に載置しても天井の同じ箇所に画像を表示することが可能であると共に、画像表示プロジェクタを同じ位置に載置していても天井の異なる箇所に画像を表示することが可能であり、部屋内のプロジェクタの載置位置や天井の画像表示箇所に制限を受けることがない。また、装着ケースを支持基台に対して回動させて画像の投射方向を天井に対して斜めにすると、画像形成素子にて形成される画像は、装着ケースの回動角度に基づいて天井に表示される画像に台形歪を生じないように自動的に補正される。これにより、天井に対して斜めに画像を投射した場合でも、天井に対して正面から画像を投射した場合と同じ台形歪みのない画像が表示される。
【0012】
請求項2の発明は、画像投射用の光を出射するランプと、ランプからの光を用いて画像を形成する画像形成素子と、ランプ及び画像形成素子を内蔵する筐体と、画像形成素子により形成された画像を筐体外部の画像投射面に向けて投射する筐体に設けられた画像投射部とを備えた画像表示プロジェクタにおいて、画像投射部からの画像投射方向を上向きにして画像形成素子にて形成した画像を部屋の天井に投射して表示できるように筐体を水平面に対して回動自在に軸支する支持装置を備えたものである。
【0013】
この構成においては、画像表示プロジェクタの筐体を水平面に対して回動させて画像投射方向を上向きにすることにより、画像を部屋の天井に投射して表示することができる。しかも、筐体の回動角度を調整することにより、画像を任意の角度で天井に投射することができる。これにより、画像表示プロジェクタを何処に載置しても天井の同じ箇所に画像を表示することが可能であると共に、画像表示プロジェクタを同じ位置に載置していても天井の異なる箇所に画像を表示することが可能であり、部屋内のプロジェクタの載置位置や天井の画像表示箇所に制限を受けることがない。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像表示プロジェクタにおいて、支持装置による筐体の回動角度に基づいて、天井に投射して表示される画像に台形歪みを生じないように画像形成素子にて形成する画像を補正する台形画像補正手段をさらに備えたものである。
【0015】
この構成においては、画像表示プロジェクタの筐体を回動させて画像の投射方向を天井に対して斜めにすると、画像形成素子にて形成される画像は、筐体の回動角度に基づいて天井に表示される画像に台形歪が生じないように自動的に補正される。これにより、天井に対して斜めに画像を投射した場合でも、天井に対して正面から画像を投射した場合と同じ台形歪みのない画像が表示される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1において、画像表示プロジェクタ100は、パソコンやビデオカメラ等から入力される画像信号を基に、ランプ1から出射される画像投射用の光を用いて画像形成素子2により画像を形成し、その画像を画像投射口(画像投射部)3からスクリーンや部屋の壁面、天井等に投射表示する装置である。
【0017】
この画像表示プロジェクタ100は、ランプ1、画像形成素子2、及び画像投射口3を備えたプロジェクタ本体10と、プロジェクタ本体10の姿勢を回動自在に支持する支持装置(アタッチメント)30とから構成されており、プロジェクタ本体10の姿勢を回動させて画像投射口3からの画像投射方向を上向きにすることにより、画像を部屋の天井に投射して表示できるようになっている。また、画像表示プロジェクタ100は、プロジェクタ本体10の姿勢の回動角度(すなわち画像投射方向)に応じて、天井に表示される画像に台形歪みが生じないように画像を補正する台形画像補正機能を備えている。
【0018】
まず、プロジェクタ本体10について、図2(a)(b)を参照して説明する。プロジェクタ本体10は、上述のランプ1、画像形成素子2、及び画像投射口3に加え、筐体11と、反射ミラー12と、投射レンズ13と、吸気口14a,14bと、排気口15と、キー操作部16と、電力供給端子部17と、画像入力端子部18と、角度入力端子部19とを備えている。
【0019】
ランプ1は、画像投射用の光を出射するものであり、筐体11内に内蔵されている。画像形成素子2は、ランプ1からの光を用いて画像を形成するものであり、筐体11内に内蔵されている。この画像形成素子2は、多数のマイクロミラーがマトリックス状に配列されて画像形成面が構成されており、各マイクロミラーの角度が制御されることにより、照射される光を反射して画像を形成する。画像投射口3は、画像形成素子2により形成された画像を筐体11外部に向けて投射するための開口であり、筐体11の前面に設けられている。
【0020】
反射ミラー12は、ランプ1から出射される画像投射用の光を反射して画像形成素子2に照射するものであり、筐体11内に内蔵されている。投射レンズ13は、画像形成素子2からの反射光すなわち画像形成素子2にて形成された画像を画像投射口3を通して筐体11の外部に向けて投射するものであり、筐体11内に内蔵されており、画像投射口3に臨む位置に配置されている。
【0021】
吸気口14a,14b、及び排気口15は、各々、ランプ1の発熱による筐体11内の温度上昇を防止するために筐体11内外に空気を流通させるものである。吸気口14aは、筐体11の後面に設けられており、吸気口14bは、筐体11の側面に設けられている。また、排気口15は、筐体11の前面に設けられている。筐体11の内部には、空気の流れを発生するためのファン(図示省略)が設けられており、吸気口14a,14bから筐体11内部に空気が吸入され、排気口15から筐体11外部に空気が排出される。
【0022】
キー操作部16は、プロジェクタ本体10の各種動作を行うためにユーザにより操作されるものであり、筐体11の上面に設けられている。電力供給端子部17、画像入力端子部18、及び角度入力端子部19は、各々、電力を供給するための電力供給ケーブル71、パソコンやビデオカメラ等から画像信号を入力するための画像信号ケーブル72、及び後述する角度センサ34の出力信号を入力するためのセンサケーブル73(図1参照)を接続するものであり、筐体11の後面に設けられている。
【0023】
筐体11は、略直方体の形状をしており、キー操作部16が設けられている上面を上側にして水平な床やテーブル上に載置した状態のときに画像投射口3からの画像の投射光軸Pが水平方向となるように構成されている。
【0024】
次に、支持装置30について、図3(a)(b)を参照して説明する。支持装置30は、装着ケース31と、支持基台32と、固定具33と、角度センサ34とを備えている。
【0025】
装着ケース31は、プロジェクタ本体10(すなわちプロジェクタ本体10の筐体11)を着脱自在に保持し、支持基台32により回動自在に支持されるものであり、装着用開口41と、回動軸部42と、固定具連結部43と、通気用開口44a,44bと、操作用開口45とを備えている。
【0026】
装着用開口41は、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着するための開口であり、装着ケース31の前面に設けられている。回動軸部42は、支持基台32により回動自在に軸支されるものであり、装着ケース31の装着用開口41付近の側面に固定して設けられており、装着ケース31の側面から水平方向に伸びている。装着ケース31は、水平方向に伸びる回動軸部42が支持基台32に回動自在に軸支されることにより、回動軸部42の伸びる方向が回転中心軸Qとなって、水平面に対して任意の角度に回動自在とされている。
【0027】
固定具連結部43は、装着ケース31の姿勢を固定する固定具33を連結するためのものであり、装着ケース31の後面の底部に設けられており、固定具33を連結するための係合孔43aを有している。
【0028】
通気用開口44a,44bは、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着した状態においてプロジェクタ本体10の吸気口14a,14bによる筐体11内部への空気の吸入を可能にするための開口である。通気用開口44aは、装着ケース31の後面に設けられており、通気用開口44bは、装着ケース31の側面に設けられている。なお、通気用開口44aは、プロジェクタ本体10の電力供給ケーブル71、画像信号ケーブル72、及びセンサケーブル73を各々電力供給端子部17、画像入力端子部18、及び角度入力端子部19に接続可能とするための開口を兼ねている。
【0029】
操作用開口45は、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着した状態において、プロジェクタ本体10のキー操作部16を操作可能とするための開口である。操作用開口45は、装着ケース31の上面に設けられており、プロジェクタ本体10の装着ケース31への装着時にキー操作部16が装着ケース31と接触しないように、装着用開口41に繋がって開口されている。
【0030】
支持基台32は、装着ケース31の回動軸部42を軸支しており、これにより、装着ケース31の姿勢を水平面に対して回動自在に支持している。また、支持基台32は、装着ケース31の姿勢を固定する固定具33を連結するための固定具連結部51を備えている。固定具連結部51は、固定具33を連結するための複数の係合孔51aを有している。複数の係合孔51aは、装着ケース31の回転中心軸Qに直交する方向に配列されている。
【0031】
固定具33は、装着ケース31の姿勢を任意の回動角度で固定するためのものであり、棒状部材61の両端に各々略直角に折り曲げられた係合部62を有している。固定具33の係合部62は、装着ケース31の係合孔43aと支持基台32の係合孔51aとに着脱自在に係合されるようになっており、固定具33は、係合部62が係合孔43aと係合孔51aとに係合されることにより、装着ケース31と支持基台32とを連結して装着ケース31の姿勢を固定する。また、固定具33は、長さの異なる複数のもの(図示省略)が用意されており、任意の長さの固定具33を用いると共に、固定具33を複数の係合孔51aのうち任意の係合孔51aに係合させることにより、装着ケース31の姿勢を任意の回動角度で固定できるようになっている。
【0032】
角度センサ34は、装着ケース31の支持基台32に対する回動角度、すなわち装着ケース31の水平面に対する回動角度を検出するものである。この角度センサ34は、例えば、回動軸部42の回転を検出し、その回転量に応じた信号を出力するロータリーエンコーダが用いられている。
【0033】
このような構成により、画像表示プロジェクタ100は、図1に示すように、プロジェクタ本体10が支持装置30の装着ケース31に装着され、装着ケース31の姿勢が所望の角度に傾けられて固定具33により固定される。このとき、プロジェクタ本体10は、画像投射口3が装着ケース31の装着用開口41から露出した状態に、かつ、画像投射口3からの画像の投射光軸Pが装着ケース31の回転中心軸Qと垂直な状態に、装着ケース31に装着、保持される。従って、装着ケース31の姿勢の傾き角度を調整することにより、画像の投射光軸Pすなわち画像投射口3からの画像投射方向を調整することができる。
【0034】
装着ケース31の姿勢の傾きは、画像の投射光軸Pが鉛直上向き方向を基準の0°として、略−90°から+90°の範囲に亘って任意の角度に調整可能となっている。また、支持基台32は、床やテーブル等の略水平な箇所であれば何処にでも載置可能である。これにより、画像表示プロジェクタ100は、部屋内の任意の位置から、水平面に平行な天井、又は水平面に垂直なスクリーンや壁面等への画像を投射表示が可能となっている。
【0035】
また、プロジェクタ本体10は、吸気口14a、電力供給端子部17、画像入力端子部18、及び角度入力端子部19が装着ケース31の通気用開口44aに合わされ、吸気口14bが装着ケース31の通気用開口44bに合わされた状態に、装着ケース31に装着、保持される。これにより、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着した状態において、プロジェクタ本体10の筐体11内外に空気の流通が可能とされる。
【0036】
電力供給ケーブル71、画像信号ケーブル72、及びセンサケーブル73は、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着した後に、通気用開口44aを通して、電力供給端子部17、画像入力端子部18、及び角度入力端子部19に接続される。装着ケース31の姿勢の調整、及び固定具33による装着ケース31の姿勢の固定は、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着する前に行ってもよいし、プロジェクタ本体10を装着ケース31に装着した後に行ってもよい。
【0037】
次に、上記プロジェクタ本体10の電気的ブロック構成を図4に示す。プロジェクタ本体10は、上述のランプ1、画像形成素子2、キー操作部16、画像入力端子部18、及び角度入力端子部19に加え、画像信号入力部21、角度信号入力部22、画像処理部23、バッファメモリ24、カラーホイール25、表示信号処理部26、画像補正メモリ27、及び上記各部を制御する制御部29とを備えている。画像処理部23、画像補正メモリ27、及び制御部29により、投射表示する画像に台形歪みが生じないように画像を補正する台形画像補正手段が構成されている。
【0038】
ランプ1は、制御部29による制御のもと、点灯されて光を投光する。カラーホイール25は、ランプ1からの光を配色するためのものであり、赤、青、緑のカラーフィルタが円周方向に沿って配列されて円板状に構成されている。このカラーホイール25は、制御部29による制御のもと、円板の中心を回転軸として円周方向に回転駆動される。ランプ1から投光された光は、回転駆動されるカラーホイール25を透過することで、赤、青、緑に時系列的に配色され、画像形成素子2の画像形成面に照射される。
【0039】
キー操作部16は、キー操作に対応する信号を制御部29に出力する。画像信号入力部21は、画像入力端子部17を介して入力されるパソコンやビデオカメラ等からのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して画像処理部23へ出力する。角度信号入力部22は、角度入力端子部19を介して入力される角度センサ34(図1参照)の出力信号をデジタルの信号に変換して制御部29に出力する。
【0040】
画像処理部23は、制御部29による制御のもと、画像信号入力部21から入力された画像信号を処理する。バッファメモリ24は、画像処理部23で処理された画像データを一時的に記憶する。表示信号処理部26は、画像処理部23から出力された画像データを表示用信号に処理する。画像形成素子2は、この表示用信号により各マイクロミラーの角度が制御されることで、ランプ1からの光を反射して画像を形成する。
【0041】
画像補正メモリ27は、スクリーンや部屋の壁面、天井等への表示画像に台形歪を生じないように画像形成素子2にて形成する画像を補正するための補正データを格納している。画像の台形歪みの補正は、画像処理部23で処理する画像信号を間引いて画像形成素子2にて形成する画像を圧縮することにより行われ、画像補正メモリ27は、画像信号の間引き箇所や間引き率等の補正データを、画像の投射光軸P(図1参照)の水平面に対する角度に対応付けて格納している。
【0042】
制御部29は、角度信号入力部22から入力された角度センサ34の出力信号に基づいて、画像の投射光軸Pの水平面に対する角度(装着ケース31の支持基台32に対する回動角度)を判断する。そして、制御部29は、この投射光軸Pの角度に基づいて、画像補正メモリ27に格納された補正データを用いて、表示画像に台形歪みが生じないように画像処理部23に対して画像データを補正するように制御する。画像処理部23は、この制御部29からの補正制御により、画像信号を間引いて画像データを補正し、表示信号処理部26は、この補正された画像データを表示用信号に処理する。これにより、画像形成素子2は、補正されたデータによる画像を形成し、台形歪みのない画像がスクリーンや部屋の壁面、天井等に投射表示される。
【0043】
画像の投射表示の操作はキー操作部16により行われ、キー操作部16の操作により、天井への投射表示を行うのか、又は水平面に垂直なスクリーンや壁面等への投射表示を行うのかが選択される。天井への投射表示が選択された場合には、制御部29は、角度信号入力部22から入力された角度信号に基づいて、水平面と平行な面に画像を投射した場合に台形歪みが生じないように画像データの補正を制御する。一方、水平面に垂直なスクリーンや壁面等への投射表示が選択された場合には、制御部29は、水平面と垂直な面に画像を投射した場合に台形歪みが生じないように画像データの補正を制御する。
【0044】
このような構成により、図5に示すように、装着ケース31の姿勢を水平面に対して斜めに傾けて部屋の天井91に対して斜めに画像92を投射すると、角度センサ34の出力信号により装着ケース31の姿勢の傾き角度が検出される。そして、この検出角度に基づいて自動的に画像補正が行われ、画像92は台形歪みのない状態に天井91に表示される。なお、装着ケース31の姿勢を鉛直上向き(画像の投射光軸Pを鉛直上向き)にして部屋の天井91に対して正面から画像92を投射する場合には、画像補正を行わなくても、画像92は台形歪みのない状態に天井91に表示される。また、水平面に垂直な部屋の壁93やスクリーン(不図示)等に対して正面から上下方向に斜めに画像92を投射した場合も、同様に、画像92は台形歪みのない状態に壁93やスクリーンに表示される。なお、壁93やスクリーン等に対して水平面内においても斜めに画像92を投射する場合には、水平面内の傾きに起因する台形歪みは、キー操作部16の操作に応じて補正される。
【0045】
このような構成の画像表示プロジェクタ100によれば、プロジェクタ本体10を支持装置30の装着ケース31に装着し、装着ケース31の姿勢を所望の角度に傾けた状態で装着ケース31と支持基台32とを固定具33にて連結することにより、プロジェクタ本体10の姿勢を安定に保った状態で画像92の投射方向を上向きにすることができる。これにより、画像92の投射方向を上向きにして、画像92を部屋の天井91に投射表示することができる。
【0046】
しかも、装着ケース31の姿勢が水平面に対して任意の傾きに調整できるため、画像表示プロジェクタ100を何処に載置しても天井91の同じ箇所に画像92を表示することが可能であり、また、画像表示プロジェクタ100を同じ位置に載置していても天井91の異なる箇所に画像92を表示することが可能である。これにより、画像表示プロジェクタ100の載置位置や天井91の画像表示箇所に制限を受けることがなく、例えば、部屋内のベッドの足下や枕元、又は部屋内の空きスペースに画像表示プロジェクタ100を載置して、ユーザの所望する天井91の箇所に画像92を投射表示することができる。
【0047】
また、天井91に対して斜めに画像92を投射すると、角度センサ34の出力信号により画像92の投射方向が検出され、画像92の投射方向に基づいて画像形成素子2による形成画像が自動的に補正されて、台形歪みのない画像92が天井91に表示される。すなわち、天井91に対して斜めに画像92を投射しても、天井91に対して正面から画像92を投射した場合と同じように台形歪みのない画像92が表示される。
【0048】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、画像の投射角度の検出は、角度センサ34を用いずに、他の手段、方法によって行ってもよい。また、画像の投射角度の検出は必ずしも行う必要はなく、キー操作部16によるユーザの操作に応じて画像の台形歪みを補正するようにしてもよい。装着ケース31の姿勢の固定は、装着ケース31と支持基台32とを連結して固定できれば、どのような構造、方法であってもよく、固定具33に限られず、例えば鎖等を用いて固定してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、画像表示プロジェクタの筐体を装着した装着ケースが支持基台により水平面に対して回動自在に軸支されるため、画像を部屋の天井に投射して表示することが可能となり、これにより、部屋が狭い場合であっても画像を観賞することができ、また、寝ながら画像を観賞することができる。しかも、部屋内のプロジェクタの載置位置や天井の画像表示箇所に制限を受けることがなく、部屋の間取りやユーザの好みに応じて、部屋内の任意の位置に画像表示プロジェクタを載置して天井の任意の箇所に画像を表示することができる。また、天井に表示される画像は装着ケースの回動角度に基づいて台形歪みを生じないように自動的に補正されるため、部屋内の何処にプロジェクタを載置して天井の何処に画像を表示した場合でも、台形歪みのない画像が天井に表示され、台形歪みのない綺麗な画像を観賞することができる。
【0050】
請求項2の発明によれば、画像表示プロジェクタの筐体が支持装置により水平面に対して回動自在に軸支されているため、画像を部屋の天井に投射して表示することが可能となり、これにより、部屋が狭い場合であっても画像を観賞することができ、また、寝ながら画像を観賞することができる。しかも、部屋内のプロジェクタの載置位置や天井の画像表示箇所に制限を受けることがなく、部屋の間取りやユーザの好みに応じて、部屋内の任意の位置に画像表示プロジェクタを載置して天井の任意の箇所に画像を表示することができる。
【0051】
請求項3の発明によれば、天井に表示される画像は画像表示プロジェクタの筐体の回動角度に基づいて台形歪みを生じないように自動的に補正されるため、部屋内の何処にプロジェクタを載置して天井の何処に画像を表示した場合でも、台形歪みのない画像が天井に表示され、台形歪みのない綺麗な画像を観賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像表示プロジェクタの概略構成を示すプロジェクタ本体を支持装置により支持した状態の斜視図。
【図2】(a)(b)は同画像表示プロジェクタのプロジェクタ本体の構成を示す斜視図。
【図3】(a)(b)は同画像表示プロジェクタの支持装置の構成を示す斜視図。
【図4】同画像表示プロジェクタのプロジェクタ本体の電気的ブロック構成図。
【図5】同画像表示プロジェクタの画像を部屋の天井に投射表示した状態を示す図。
【符号の説明】
1 ランプ
2 画像形成素子
3 画像投射口(画像投射部)
10 プロジェクタ本体
11 筐体
23 画像処理部(台形画像補正手段)
27 画像補正メモリ(台形画像補正手段)
29 制御部(台形画像補正手段)
30 支持装置
31 装着ケース
32 支持基台
33 固定具
34 角度センサ
41 装着用開口
91 天井
92 画像
100 画像表示プロジェクタ
Claims (3)
- 画像投射用の光を出射するランプと、前記ランプからの光を用いて画像を形成する画像形成素子と、前記ランプ及び画像形成素子を内蔵する筐体と、前記画像形成素子により形成された画像を前記筐体外部の画像投射面に向けて投射する前記筐体に設けられた画像投射部とを備えた画像表示プロジェクタにおいて、
前記筐体を装着するための装着用開口を有し、該装着用開口から前記画像投射部が露出された状態に前記筐体が装着される装着ケースと、
前記画像投射部からの画像投射方向を上向きにして前記画像形成素子にて形成した画像を部屋の天井に投射して表示できるように前記装着ケースの姿勢を水平面に対して回動自在に軸支する支持基台と、
前記装着ケースの姿勢を任意の回動角度で固定する前記装着ケースと支持基台とを任意の長さで連結する固定具と、
前記装着ケースの前記支持基台に対する回動角度に基づいて、前記天井に投射して表示される画像に台形歪みが生じないように前記画像形成素子にて形成する画像を補正する台形画像補正手段と
を備えたことを特徴とする画像表示プロジェクタ。 - 画像投射用の光を出射するランプと、前記ランプからの光を用いて画像を形成する画像形成素子と、前記ランプ及び画像形成素子を内蔵する筐体と、前記画像形成素子により形成された画像を前記筐体外部の画像投射面に向けて投射する前記筐体に設けられた画像投射部とを備えた画像表示プロジェクタにおいて、
前記画像投射部からの画像投射方向を上向きにして前記画像形成素子にて形成した画像を部屋の天井に投射して表示できるように前記筐体を水平面に対して回動自在に軸支する支持装置を備えた画像表示プロジェクタ。 - 前記支持装置による前記筐体の回動角度に基づいて、前記天井に投射して表示される画像に台形歪みが生じないように前記画像形成素子にて形成する画像を補正する台形画像補正手段をさらに備えた請求項2に記載の画像表示プロジェクタ。
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