JP2009018885A - シート搬送装置及び折機 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート搬送装置及び折機において、シートを挟持して搬送する一対の搬送ベルトの隙間を高精度に調整してシート搬送精度の向上を図ると共に折り精度の向上を図る。
【解決手段】折帖Sを挟持して搬送する上下の搬送ベルト11,21(搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21h)の隙間を調整する隙間調整装置41として、第2支持軸47に支持される第2支持アーム54a〜54dと、この第2支持アーム54a〜54dに対して回動自在な回動レバー56a〜56dと、この回動レバー56a〜56dの先端に設けられて上搬送ベルト本体11a〜11hを案内するガイドローラ13a〜13hと、第2支持アーム54a〜54dに対する回動レバー56a〜56dの回動角度を調整してガイドローラ13a〜13hを移動することで上搬送ベルト本体11a〜11hを移動する調整部材71a〜71dを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートとして、特に折帖を搬送するシート搬送装置、並びに、このシート搬送装置が適用された折機に関するものである。
一般的な輪転機に設けられる従来の折機において、印刷ユニットにより印刷が施されたウェブは、その幅方向中央において2つ折り(縦折り)され、この状態で一対のニッピングローラに狭持されながら咥え胴と折胴の間へ送り込まれ、所定位置にて、幅方向に沿って切断されると共に横折されて折帖となる。この折帖は、咥え胴の爪により把持されて折帖搬送装置に送られる。この折帖搬送装置は、上下一対の搬送ベルトが折帖を挟持して搬送するものであり、各搬送ベルトは、幅方向に並設された複数の無端ベルトからなり、複数のガイドローラにより移動自在に支持されている。そして、この一対の搬送ベルトによる折帖の搬送途中には、チョッパ折部が設けられている。
このチョッパ折部は、折帖が当接して停止するストッパと、このストッパにより停止した折帖を折り畳むブレードにより構成される。このストッパは、チョッパ折部における折帖の下流側端の位置を規制するものであり、折帖の搬送方向に対して直角に向けられて配設されており、各搬送ベルトにより狭持されて搬送される折帖の前端が当接することで、この折帖を位置決めすることができる。ブレードは、このストッパの上流側にて、折帖の搬送方向に平行に向けて折帖の搬送ラインの略中央に配設され、搬送ベルトの上方から各無端ベルトの間の隙間へ下降可能となっている。
従って、折帖が上下の搬送ベルトにより挟まれながらチョッパ折部へ搬送されると、この折帖が所定位置でストッパに当接して停止すると同時に、ブレードが下降して折帖を搬送ベルトの下方に押し込みながら2つに折り畳み、一対の折込ローラに挟持して排紙する。
このような折機にて、上下一対の搬送ベルトは、その挟持力により折帖を保持して搬送するものであり、この折帖を確実に保持して精度良く搬送するために、比較的高い挟持力に設定することが望ましい。一方、チョッパ折部では、搬送ベルトに挟持された折帖をストッパに当接して停止した状態でブレードを下降して折り畳むものであることから、上下の搬送ベルトによる折帖の挟持力が高すぎると、折帖がストッパに当接したとき、また、折帖がストッパに押し付けられた状態でブレードにより下方に押し込まれるとき、折帖の前端に破れや傷などが発生して折精度が低下してしまう。そのため、折機では、上下一対の搬送ベルトによる折帖の挟持力、つまり、チョッパ折部での上下の搬送ベルトの間の隙間を適正に調整する必要がある。
図6は、従来のチョッパ折部における搬送ベルトの隙間調整装置の概略図である。従来の搬送ベルトの隙間調整装置において、図6に示すように、上下一対の搬送ベルト001,002は、図示しない複数のガイドローラにより矢印方向に移動自在に支持されている。そして、上搬送ベルト001は、チョッパ部にて、ストッパ003を迂回するように、ガイドローラ004,005,006により支持されている。支持アーム007は、基端部が折帖の幅方向に沿って配設された支持軸008に固定され、この支持アーム007にガイドローラ005が回転自在に支持されている。そして、この支持アーム007は、先端側が折帖の搬送方向の上流側に延び、端部に取付アーム009の上端部が2つの取付ボルト010により固定されている。そして、この取付アーム009の下端部にガイドローラ004が回転自在に支持されている。また、支持アーム007の先端部には、その上方から調整ボルト011が貫通し、先端部が取付アーム009のフランジ部009aに螺合している。更に、支持アーム012は、支持アーム007と同様に、基端部が支持軸008に固定され、この支持アーム012の先端部にガイドローラ006が回転自在に支持されている。
従って、チョッパ折部のストッパ003より上流側における上下の搬送ベルト001,002の隙間を調整するには、まず、2つの取付ボルト010を弛緩して支持アーム007に対する取付アーム009の連結を解除する。次に、調整ボルト011を回転し、この調整ボルト011の先端部に螺合する取付アーム009を上下動させることで、ガイドローラ004を上下動する。すると、下搬送ベルト002に対して上搬送ベルト001を上下動し、この搬送ベルト001,002の隙間を調整することで、折帖の挟持力を調整することができる。
なお、上述した折機としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開平11−005668号公報
上述した従来の搬送ベルトの隙間調整装置では、取付ボルト010を弛緩して支持アーム007に対する取付アーム009の連結を解除した状態で、調整ボルト011を回転して取付アーム009を上下動させ、ガイドローラ004と共に上搬送ベルト001を上下動し、この搬送ベルト001,002の隙間を調整し、隙間の調整後に、取付ボルト010を締結して支持アーム007に取付アーム009を連結している。
ところが、ガイドローラ004は、上搬送ベルト001から上方への張力を受けており、取付アーム009は、支持アーム007に対して連結が解除された状態で、上端部を支点として図6にて反時計回り方向に若干回動してしまう。そのため、この状態で、調整ボルト011を回転して取付アーム009と共にガイドローラ004を上下動し、搬送ベルト001,002の隙間を適正に調整しても、その後、取付ボルト010により取付アーム009を支持アーム007に固定すると、この取付アーム009が上搬送ベルト001の張力に抗して図6にて時計回り方向に若干回動し、ガイドローラ004の上下位置がずれて搬送ベルト001,002の隙間が変動してしまい、搬送ベルト001,002の隙間を高精度に調整することが困難となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、シートを挟持して搬送する一対の搬送ベルトの隙間を高精度に調整することでシート搬送精度の向上を図ったシート搬送装置、並びに、折り精度の向上を図った折機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のシート搬送装置は、シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトと、該第1、第2搬送ベルトの間に形成される隙間を調整する隙間調整手段とを具え、前記隙間調整手段は、フレームに支持される支持部材と、該支持部材に対してシートの幅方向に沿った軸心をもって回動自在に支持される回動レバーと、該回動レバーの一端部に設けられて前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、前記支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整して前記ガイドローラを移動することで前記第1、第2搬送ベルトの他方に対する前記第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材とを有することを特徴とするものである。
請求項2の発明のシート搬送装置では、前記回動レバーは、前記調整部材により一方方向に回動可能であると共に、第1付勢部材により他方方向に回動付勢支持されることを特徴としている。
請求項3の発明のシート搬送装置では、前記回動レバーは、中間部が前記支持部材に回動自在に支持され、一端部側に前記調整部材が設けられ、他端部側に前記第1付勢部材が設けられることを特徴としている。
請求項4の発明のシート搬送装置では、前記支持部材及び前記回動レバーは、前記フレームにシートの幅方向に沿った支持軸により回動自在に支持され、前記調整部材は、前記支持部材に設けられて前記回動レバーの回動角度を調整可能であることを特徴としている。
請求項5の発明のシート搬送装置では、前記第1、第2搬送ベルトの下方に支持テーブルが配設され、前記支持部材は、一端部に支持ローラが回動自在に支持され、第2付勢部材により前記支持ローラが前記支持テーブルの表面に対応した基準面に接触する方向に付勢支持されることを特徴としている。
請求項6の発明のシート搬送装置では、前記支持テーブルは、前記フレームにシートの幅方向に沿って移動自在に支持され、前記基準面は前記フレームに設けられることを特徴としている。
請求項7の発明のシート搬送装置では、前記支持部材に対する前記支持ローラの取付位置を調整する支持ローラ調整機構が設けられることを特徴としている。
請求項8の発明のシート搬送装置では、前記調整部材は、前記第1、第2搬送ベルトの隙間の調整量を表示する隙間調整量表示部を有することを特徴としている。
請求項9の発明のシート搬送装置では、前記回動レバーにシートの幅方向に沿ってローラ支持軸が支持され、該ローラ支持軸に前記ガイドローラが複数回動自在に支持され、前記複数のガイドローラに前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方が案内されることを特徴としている。
請求項10の発明のシート搬送装置では、前記第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートの搬送経路の所定の位置にシートを当接して停止させるシート位置決め用ストッパが設けられ、前記ガイドローラは、前記シート位置決め用ストッパよりシートの搬送方向の上流側に設けられることを特徴としている。
また、請求項11の発明の折機は、シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトと、該第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートを当接して所定の位置に停止させるシート位置決め用ストッパと、該シート位置決め用ストッパにより停止したシートをチョッパ折りするチョッパ折りブレードとを具えた折機において、前記第1、第2搬送ベルトの間に形成される隙間を調整する隙間調整手段を設け、該隙間調整手段は、フレームに支持される支持部材と、該支持部材に対してシートの幅方向に沿った軸心をもって回動自在に支持される回動レバーと、該回動レバーの一端部に設けられて前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、前記支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整して前記ガイドローラを移動することで前記第1、第2搬送ベルトの他方に対する前記第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材とを有することを特徴とするものである。
請求項1の発明のシート搬送装置によれば、シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトの隙間を調整する隙間調整手段として、フレームに支持される支持部材と、支持部材に回動自在に支持される回動レバーと、回動レバーの一端部に設けられて第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整してガイドローラを移動することで第1、第2搬送ベルトの他方に対する第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材を設けたので、調整部材により回動レバーの回動角度を調整するだけで、ガイドローラを移動して第1、第2搬送ベルトの相対位置を変更することで、この第1、第2搬送ベルトの隙間を容易に調整することができ、搬送ベルトの隙間を高精度に調整することでシート搬送精度を向上することができる。
請求項2の発明のシート搬送装置によれば、回動レバーを調整部材により一方方向に回動可能とすると共に、第1付勢部材により他方方向に回動付勢支持するので、調整部材により回動レバーを回動するだけで、ガイドローラを移動して第1、第2搬送ベルトの相対位置を変更し、第1、第2搬送ベルトの隙間を容易に調整することができ、調整作業の操作性を向上することができる。
請求項3の発明のシート搬送装置によれば、回動レバーの中間部を支持部材に回動自在に支持し、一端部側に調整部材を設けて他端部側に第1付勢部材を設けるので、調整部材による第1、第2搬送ベルトの隙間の調整作業の操作性を向上することができると共に、回動レバーのがたつきを防止することができる。
請求項4の発明のシート搬送装置によれば、支持部材及び回動レバーをフレームに支持軸をもって回動自在に支持し、支持部材に設けられた調整部材により回動レバーの回動角度を調整可能とするので、支持部材及び回動レバーを一つの支持軸により支持することで、構造の簡素化を図ることができる。
請求項5の発明のシート搬送装置によれば、第1、第2搬送ベルトの下方に支持テーブルを配設し、支持部材の一端部に支持ローラを回動自在に支持し、第2付勢部材により支持ローラを支持テーブルの表面に対応した基準面に接触する方向に付勢支持するので、支持ローラ及び基準面により支持部材を所定の位置に位置決めすることができ、回動レバー及びガイドローラを介して搬送ベルトを所定の位置に支持してシートを適正に搬送することができる。
請求項6の発明のシート搬送装置によれば、支持テーブルをフレームにシートの幅方向に沿って移動自在に支持し、基準面をフレームに設けるので、支持テーブルが移動しても、支持部材の位置が変更することはなく、常時回動レバー及びガイドローラを介して搬送ベルトを所定の位置に支持してシートを適正に搬送することができる。
請求項7の発明のシート搬送装置によれば、支持部材に対する支持ローラの取付位置を調整する支持ローラ調整機構を設けるので、支持ローラ調整機構により支持ローラの取付位置を調整することで、支持部材、回動レバー、ガイドローラを介して搬送ベルトの位置を調整することができる。
請求項8の発明のシート搬送装置によれば、調整部材に第1、第2搬送ベルトの隙間の調整量を表示する隙間調整量表示部を設けるので、隙間調整量表示部により第1、第2搬送ベルトの隙間の調整を容易に行うことができ、作業性を向上することができる。
請求項9の発明のシート搬送装置によれば、回動レバーにシートの幅方向に沿ってローラ支持軸を支持し、ローラ支持軸にガイドローラを複数回動自在に支持し、複数のガイドローラに第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するので、調整部材により回動レバーの回動角度を調整するだけで、複数の搬送ベルトの隙間を容易に調整することができ、作業性を向上することができる。
請求項10の発明のシート搬送装置によれば、第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートの搬送経路の所定の位置にシートを当接して停止させるシート位置決め用ストッパを設け、ガイドローラをシート位置決め用ストッパよりシートの搬送方向の上流側に設けるので、シートがシート位置決め用ストッパに当接して停止するときの第1、第2搬送ベルトによりシートの挟持力を適正に調整することで、シートの損傷を抑制することができる。
また、請求項11の発明の折機によれば、シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトと、第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートを当接して所定の位置に停止させるシート位置決め用ストッパと、シート位置決め用ストッパにより停止したシートをチョッパ折りするチョッパ折りブレードにより構成し、第1、第2搬送ベルトの隙間を調整する隙間調整手段として、フレームに支持される支持部材と、支持部材に回動自在に支持される回動レバーと、回動レバーの一端部に設けられて第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整してガイドローラを移動することで第1、第2搬送ベルトの他方に対する第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材を設けたので、調整部材により回動レバーの回動角度を調整するだけで、ガイドローラを移動して第1、第2搬送ベルトの相対位置を変更することで、この第1、第2搬送ベルトの隙間を容易に調整することができ、搬送ベルトの隙間を高精度に調整することでシート搬送精度を向上することができ、その結果、シート位置決め用ストッパによりシートを適正位置に停止させ、チョッパ折りブレードにより停止したシートを適正にチョッパ折りすることができ、シートとしての折帖の折り精度を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るシート搬送装置及び折機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係るシート搬送装置における隙間調整装置を表す概略図(図3のI−I断面図)、図2は、本実施例の隙間調整装置における支持ローラの正面図(図1のII矢視図)、図3は、本実施例の隙間調整装置の平面図、図4は、本実施例の隙間調整装置の正面図、図5は、本実施例のシート搬送装置が適用された折機の概略構成図である。
本実施例のシート搬送装置が適用された折機において、図5に示すように、図示しない印刷ユニットにより印刷が施されたウェブは、その幅方向中央において2つ折り(縦折り)され、この状態で一対のニッピングローラに狭持されながら咥え胴と折胴の間へ送り込まれ、所定位置にて、幅方向に沿って切断されると共に横折されて折帖となる。この折帖は、咥え胴の爪により把持されてシート搬送装置10に搬送される。このシート搬送装置10は、上下一対の搬送ベルト(第1、第2搬送ベルト)11,21がこの折帖(シート)Sを挟持して搬送するものである。上搬送ベルト11は無端ベルトであって、一つの駆動ローラ12と、複数のガイドローラ13〜20により循環可能に支持されている。一方、下搬送ベルト21は無端ベルトであって、一つの駆動ローラ22と、複数のガイドローラ23〜29により循環可能に支持されている。
この上下の搬送ベルト11,21による折帖Sの搬送途中には、チョッパ折装置31が設けられている。このチョッパ折装置31は、折帖Sが当接して停止するシート位置決め用ストッパ32と、このシート位置決め用ストッパ32により停止した折帖Sを折り畳むチョッパブレード33とを有している。このシート位置決め用ストッパ32は、チョッパ折装置31に搬送された折帖Sの下流側端の位置を規制するものであり、折帖Sの搬送方向に対して直角に向けられて配設されている。チョッパブレード33は、このシート位置決め用ストッパ32の折帖搬送方向の上流側にて、折帖Sの搬送方向に平行に向けて折帖Sの搬送ラインの略中央に配設されている。そして、このチョッパブレード33は、図4に示すように、基端部が折帖Sの幅方向の一方側に回動自在に支持されたチョッパアーム34の先端部に固定され、搬送ベルト11,21の上方からその隙間へ下降可能となっている。また、チョッパ折装置31の下方には、折帖Sの搬送方向に沿った回転軸心を有する左右一対の折込ローラ35,36が駆動回転可能に設けられている。
従って、折帖Sがシート搬送装置10の搬送ベルト11,21により挟持されながらチョッパ折装置31へ搬送されると、この折帖Sは、前端が所定位置でシート位置決め用ストッパ32に当接して停止することで位置決めがなされ、この折帖Sの停止位置で、チョッパブレード33が下降することで、折帖Sが搬送ベルト11,21の下方に押し込まれながら2つに折り畳まれ、一対の折込ローラ35,36に挟持されて排紙される。
ところで、上述した折機にて、シート搬送装置10の上下一対の搬送ベルト11,21は、その挟持力により折帖Sを保持して搬送するものであり、この折帖Sを確実に保持して精度良く搬送するためには、比較的高い挟持力に設定することが望ましい。一方、チョッパ折装置31では、搬送ベルト11,21に挟持された折帖Sをシート位置決め用ストッパ32に当接して停止した状態で、チョッパブレード33を下降して折り畳むものであることから、搬送ベルト11,21による折帖Sの挟持力が高すぎると、折帖Sがシート位置決め用ストッパ32に当接したとき、また、折帖Sがシート位置決め用ストッパ32に押し付けられた状態でチョッパブレード33により下方に押し込まれるとき、折帖Sの前端に破れや傷などが発生して折精度が低下してしまう。そのため、本実施例のシート搬送装置10には、図1に示すように、上下一対の搬送ベルト11,21による折帖の挟持力、つまり、チョッパ折装置31の搬送ベルト11,21の間の隙間を適正に調整する隙間調整装置41が設けられている。
本実施例では、シート位置決め用ストッパ32に対して、折帖Sの搬送方向の上流側にガイドローラ13が位置し、下流側にガイドローラ14が位置し、ガイドローラ14は、上搬送ベルト11がこのシート位置決め用ストッパ32を迂回するようにその上方に位置している。そして、本実施例の隙間調整装置41は、シート位置決め用ストッパ32より折帖搬送方向の上流側に設けられるガイドローラ13を移動することで、下搬送ベルトに対して上搬送ベルト21を移動して両者の間の隙間を調整するものである。
図1乃至図4に示すように、上搬送ベルト11は、折帖Sの幅方向の中心位置からその幅方向の両側に、それぞれ4本ずつ分けられた上搬送ベルト本体11a〜11hにより構成され、各上搬送ベルト本体11a〜11hの間には、所定の隙間が確保されている。一方、下搬送ベルト11も同様に、折帖Sの幅方向の中心位置からその幅方向の両側に、それぞれ4本ずつ分けられた下搬送ベルト本体21a〜21hにより構成され、各下搬送ベルト本体21a〜21hの間には、所定の隙間が確保されている。そして、シート位置決め用ストッパ32は、搬送ベルト11,21により搬送された折帖Sの幅方向に沿うと共に、搬送ベルト11,21に対して直立して配設され、下端部が各上搬送ベルト本体11a〜11hの隙間及び各下搬送ベルト本体21a〜21hの隙間を通って下方に延出されている。チョッパブレード33は、このシート位置決め用ストッパ32の折帖搬送方向の上流側にて、上方から上搬送ベルト本体11d,11eの隙間及び下搬送ベルト本体21d,21eの隙間を通って下方に移動可能となっている。
左右のフレーム42,43には、第1支持軸44の端部がそれぞれ固定されると共に、各フレーム42,43に連結された左右の支持板45,46には、第2支持軸47の端部が固定されている。4つの第1支持アーム48a〜48dは、折帖Sの幅方向に所定間隔で配置され、基端部が第1支持軸44に固結されている。そして、第1支持アーム48a,48bは、先端部にローラ支持軸49aが支持され、このローラ支持軸49aに、ガイドローラ15を構成する4つのガイドローラ15a〜15dが回転自在に支持されている。また、第1支持アーム48c,48dは、先端部にローラ支持軸49bが支持され、このローラ支持軸49bに、ガイドローラ15を構成する4つのガイドローラ15e〜15hが回転自在に支持されている。
なお、第1支持アーム48a〜48dに対するガイドローラ15a〜15hの支持構造は、ほぼ同様の構成となっており、例えば、図1に示すように、第1支持アーム48dの先端側に取付アーム50の上端部が取付ボルト51により固定され、この取付アーム50の下端部にローラ支持軸49bを介してガイドローラ15hが回転自在に支持されており、調整ボルト52が第1支持アーム48dを貫通して取付アーム50に螺合している。従って、取付ボルト51を弛緩して第1支持アーム48dに対する取付アーム50の連結を解除し、調整ボルト52を回転して取付アーム50を上下動させることで、ガイドローラ15hを上下動し、下搬送ベルト本体21hに対して上搬送ベルト本体11hを上下動し、両者の隙間を調整することができる。
第2支持軸47の外周面には、カラー53が回動自在に嵌合しており、4つの第2支持アーム(支持部材)54a〜54dは、折帖Sの幅方向に所定間隔で配置され、長手方向における中間部がこのカラー53に締結ボルト55a〜55dにより固結されている。また、4つの回動アーム56a〜56dは、折帖Sの幅方向に所定間隔で、且つ、第2支持アーム52a〜52dに隣接して配置され、長手方向における中間部がカラー53に回転自在に嵌合している。即ち、4つの第2支持アーム54a〜54dは、カラー53により第2支持軸47に対して一体に回転可能となっている。
エアシリンダ(第2付勢手段)57は、基端部が連結部材58を介してフレーム43に連結され、駆動ロッド59の先端部が1つの第2支持アーム54dの基端部に連結軸59aにより枢着されている。また、1つの第2支持アーム54dは、先端部に取付ブラケット61のガイド部61aが嵌合し、2つの取付ボルト62により固定されている。そして、この取付ブラケット61の下端部にローラ支持軸63により支持ローラ64が回転自在に支持されている。また、第2支持アーム54dの先端部には、その上方から調整ボルト(支持ローラ調整機構)65が貫通し、先端部が取付ブラケット61に螺合している。
また、下搬送ベルト21(下搬送ベルト本体21d,21e)の下方には、支持テーブル66が配設されている。左右のフレーム42,43には、支持台67が固定されており、この支持台67上に支持テーブル66が折帖Sの幅方向に沿って移動自在に支持されており、支持台67における折帖Sの幅方向の一方側に基準面Fが形成されている。上述した第2支持アーム54dの支持ローラ64は、折帖Sの幅方向に沿ったローラ支持軸63により回転自在に支持されており、この支持ローラ64は、支持台67の基準面Fに接触し、且つ、転動自在となっている。なお、支持テーブル66には、折帖Sの幅方向おける中央部にチョッパブレード33が挿通可能なスリット66aが形成されている。
従って、エアシリンダ57には常時エアを供給しているため、駆動ロッド59が伸長し、第2支持アーム54dが図1にて時計回り方向に回動する応力が作用し、支持ローラ64が支持台67の基準面Fに接触した角度位置に位置決めされる。この状態で、2つの取付ボルト62を弛緩して第2支持アーム54dに対する取付ブラケット60の連結を解除し、調整ボルト65を回転し、第2支持アーム54dに対する支持ローラ64の位置を変更することで、2支持アーム54dを回動してその位置決め角度位置を調整することができる。
4つの回動アーム56a〜56dのうち、回動アーム56a,56bは、先端部にローラ支持軸68a,69aが支持され、このローラ支持軸68a,69aに、ガイドローラ13を構成する4つのガイドローラ13a〜13d、ガイドローラ14を構成する4つのガイドローラ14a〜14dがそれぞれ回転自在に支持されている。また、回動アーム56c,56dは、先端部にローラ支持軸68b,69bが支持され、このローラ支持軸68b,69bに、ガイドローラ13を構成する4つのガイドローラ13e〜13h、ガイドローラ14を構成する4つのガイドローラ14e〜14hがそれぞれ回転自在に支持されている。
そして、4つの第2支持アーム54a〜54dには、隣接する各回動アーム56a〜56dの回動角度を調整してガイドローラ13a〜13hを移動することで、下搬送ベルト21(下搬送ベルト本体21a〜21h)に対する上搬送ベルト11(上搬送ベルト本体11a〜11h)の位置を変更する調整部材71a〜71dが設けられている。この場合、回動アーム56a〜56dは、第2支持アーム54a〜54dの一端部側に設けられた調整部材71a〜71dにより一方方向に回動可能であると共に、他端部側に設けられた圧縮スプリング(第1付勢部材)72a〜72dにより他方方向に回動付勢支持されている。
なお、各第2支持アーム54a〜54d及び各回動アーム56a〜56dに設けられた調整部材71a〜71d及び圧縮スプリング72a〜72dは、ほぼ同様の構成をなしているため、以下では、第2支持アーム54d及び回動アーム56dに設けられた調整部材71d及び圧縮スプリング72dについて詳細に説明する。
即ち、図1に詳細に示すように、第2支持アーム54dの基端部には、支持ブラケット73が固定されており、この支持ブラケット73には押圧部材74が周方向に移動不能で、且つ、軸方向に移動自在に支持されている。この押圧部材74は、基端部にねじ軸75が固定される一方、先端部に回動アーム56dの基端部に形成された被押圧面を押圧する円弧形状をなす押圧面74aが形成されている。ねじ筒76は、外周ねじ76aが支持ブラケット73に螺合し、内周ねじ76bがねじ軸75に螺合しており、基端部に操作軸77を介して調整ノブ78が固定されている。止めねじ79は支持ブラケット73にねじ軸75の直行する方向に螺合し、先端がこのねじ軸75に係止可能となっている。
操作軸77には、周方向に相対回転可能で、且つ、軸方向に一体的に移動可能なインジケータ(隙間調整量表示部)80が設けられており、基端部が支持ブラケット73の固定された指針81の先端部がこのインジケータ80を指している。なお、ねじ筒76における外周ねじ76aのピッチに対して内周ねじ76b(ねじ軸75)のピッチが小さく設定されている。
また、第2支持アーム54dの基端部には、持ブラケット73に対向して取付ブラケット82が固定され、この取付ブラケット82に押圧部材74に対向するストッパピン83が螺合しており、先端が回動アーム56dの係止面に接触可能となっている。
一方、第2支持アーム54dの先端部には、支持ブロック84が支持ボルト85により固定されており、支持ブロック84と回動アーム56dとの間に圧縮スプリング72dが介装されている。この圧縮スプリング72dは、付勢力により第2支持アーム54dに対して回動アーム56dを図1にて時計回り方向に付勢支持している。
従って、ストッパピン83を回動して先端と回動アーム56dの係止面との間に隙間を設けた状態で、調整ノブ78によりねじ筒76を正回転させると、このねじ筒76が前進し、外周ねじ76aと内周ねじ76bのピッチ差によりねじ軸75が回転せずに前進する。すると、押圧部材74が前進して押圧面74aが回動アーム56dの被押圧面を押圧することで、この回動アーム56dを圧縮スプリング72dの付勢力に抗して図1にて反時計回り方向に回動することができる。一方、調整ノブ78によりねじ筒76を逆回転させると、このねじ筒76が後退し、外周ねじ76aと内周ねじ76bのピッチ差によりねじ軸75が回転せずに後退する。すると、押圧部材74が後退して押圧面74aが回動アーム56dの被押圧面を押圧するのをやめ、この回動アーム56dは圧縮スプリング72dの付勢力により図1にて時計回り方向に回動することができる。
回動アーム56dが回動すると、この回動アーム56dに支持されたガイドローラ13hを上下に移動することができ、後述するように、下搬送ベルト21に対して上搬送ベルト11が接近離反し、この搬送ベルト11,21の隙間を調整することができる。このとき、指針81に対して、ねじ筒76と共にインジケータ80が移動することで、その移動量、つまり、搬送ベルト11,21の隙間の調整量を表示することができる。
なお、ここでは、調整部材71dについて説明したが、他の調整部材71a〜71cについても同様である。但し、ガイドローラ13a〜13dは、ローラ支持軸68aを介して2つの回動アーム56a,56bにより支持され、ガイドローラ13e〜13hは、ローラ支持軸68bを介して2つの回動アーム56c,56dにより支持されている。そのため、調整部材71a,71bにより回動アーム56a,56bを回動することで、ガイドローラ13a〜13dを介して上搬送ベルト本体11a〜11dを移動し、調整部材71c,71dにより回動アーム56c,56dを回動することで、ガイドローラ13e〜13hを介して上搬送ベルト本体11e〜11hを移動することとなる。
ここで、上述した本実施例の折機の作用について説明する。
本実施例の折機において、図5に示すように、折帖Sがシート搬送装置10に送られると、上下の搬送ベルト11,21(搬送ベルト本体11a〜11h、21a〜21h)に挟持されながらチョッパ折装置31へ搬送されると、折帖Sの前端がシート位置決め用ストッパ32に当接して停止することで位置決めがなされ、このとき、チョッパブレード33が下降することで、折帖Sが搬送ベルト11,21の下方に押し込まれながら2つに折り畳まれ、一対の折込ローラ35,36に挟持されて排紙される。
この折機による作業で、使用する紙の厚さや材質などが変更されたときには、搬送ベルト11,21の間の隙間を変更して折帖Sの挟持力を調整する必要がある。特に、折帖Sがシート位置決め用ストッパ32に当接して位置決めしたときの搬送ベルト11,21の挟持力を適正に調整する必要がある。
この場合、上述したように、調整部材71a,71bにより回動アーム56a,56bを回動し、ガイドローラ13a〜13dを移動することで、上搬送ベルト本体11a〜11dを移動して隙間を調整し、調整部材71c,71dにより回動アーム56c,56dを回動し、ガイドローラ13e〜13hを移動することで、上搬送ベルト本体11e〜11hを移動して無隙間を調整する。
即ち、図1及び図3に示すように、調整部材71a,71bのストッパピン83を緩めて回動アーム56a,56bを回動可能とした状態で、各調整ノブ78により操作軸77を介してねじ筒76を回転させる。すると、ねじ筒76の回転に伴ってねじ筒76と共に押圧部材74が移動し、回動アーム56a,56bが回動する。この場合、調整ノブ78を正回転させると、押圧部材74が前進して回動アーム56a,56bを押圧することで、この回動アーム56a,56bが圧縮スプリング72a,72bの付勢力に抗して一方方向に回動する。そのため、回動アーム56a,56bの回転によりガイドローラ13a〜13dが上昇し、下搬送ベルト本体21a〜21dに対して上搬送ベルト本体11a〜11dが離反し、搬送ベルト本体11a〜11d,21a〜21dの隙間を大きくすることができる。このとき、作業者は、指針81によりインジケータ80の指す位置を確認することで、搬送ベルト本体11a〜11d,21a〜21dの隙間の調整量を把握することができる。調整終了後には、ストッパピン83を締結して回動アーム56a,56bを回動不能とする。
一方、調整ノブ78を逆回転させると、押圧部材74が後退して回動アーム56a,56bが圧縮スプリング72a,72bの付勢力により他方方向に回動する。そのため、回動アーム56a,56bの回転によりガイドローラ13a〜13dが下降し、下搬送ベルト本体21a〜21dに対して上搬送ベルト本体11a〜11dが接近し、搬送ベルト本体11a〜11d,21a〜21dの隙間を小さくすることができる。このとき、作業者は、指針81によりインジケータ80の指す位置を確認することで、搬送ベルト11a〜11d,21a〜21dの隙間の調整量を把握することができる。調整終了後には、ストッパピン83を締結して回動アーム56c,56dを回動不能とする。
このように調整部材71a,71bを用いて上搬送ベルト本体11a〜11dと下搬送ベルト本体21a〜21dとの隙間を調整したら、続いて、前述と同様の作業により、調整部材71c,71dを用いて上搬送ベルト本体11e〜11hと下搬送ベルト本体21e〜21hとの隙間を調整する。
ところで、チョッパブレード33による折帖Sの折り畳み位置をその幅方向に変更するときには、このチョッパブレード33と共に支持テーブル66を折帖Sの幅方向に移動する。このとき、1つの支持アーム54dは、支持ローラ64が支持テーブル66とは別の基準面F上にあることから、支持テーブル66の移動位置に拘らず、搬送ベルト本体11e〜11hと下搬送ベルト本体21e〜21hとの隙間は変動せず、隙間を再調整する必要はない。
なお、全ての搬送ベルト本体11e〜11hと下搬送ベルト本体21e〜21hの隙間を同時に調整する場合には、支持ローラ64の支持位置を変更する。即ち、取付ボルト62を弛緩して第2支持アーム54dに対する取付ブラケット60の連結を解除し、この状態で、調整ボルト65を回転して第2支持アーム54dに対して支持ローラ64を上下動する。すると、第2支持アーム54dが回動し、この第2支持アーム54dとカラー53を介して連結されている他の第2支持アーム54a〜54cが同様に回動する。そのため、第2支持アーム54a〜54dに支持されている全ての回動アーム56a〜56dが同方向に同量だけ回動し、全てのガイドローラ13a〜13hが上下動し、下搬送ベルト本体21a〜21hに対して上搬送ベルト本体11a〜11hが接近離反し、搬送ベルト本体11a〜11d,21a〜21dの隙間を調整することができる。
このように本実施例のシート搬送装置にあっては、折帖Sを挟持して搬送する上下の搬送ベルト11,21と、この搬送ベルト11,21(搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21h)の間に形成される隙間を調整する隙間調整装置41を設け、この隙間調整装置41として、フレーム42,43の第2支持軸47に支持される第2支持アーム54a〜54dと、この第2支持アーム54a〜54dに対して回動自在に支持される回動レバー56a〜56dと、この回動レバー56a〜56dの先端に設けられて上搬送ベルト本体11a〜11h(上搬送ベルト11)を案内するガイドローラ13a〜13hと、第2支持アーム54a〜54dに対する回動レバー56a〜56dの回動角度を調整してガイドローラ13a〜13hを移動することで下搬送ベルト本体21a〜21hに対する上搬送ベルト本体11a〜11hの相対位置を変更する調整部材71a〜71dを設けている。
従って、調整部材71a〜71dにより回動レバー56a〜56dの回動角度を調整するだけで、ガイドローラ13a〜13hを移動して上搬送ベルト本体11a〜11hの位置を変更することで、上下の搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21hの隙間を容易に調整することができ、搬送ベルト11,21の隙間を高精度に調整することで折帖Sの搬送精度を向上することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、回動レバー56a〜56dを調整部材71a〜71dにより一方方向に回動可能とすると共に、圧縮スプリング72a〜72dにより他方方向に回動付勢支持している。従って、調整部材71a〜71dにより回動レバー56a〜56dを回動するだけで、ガイドローラ13a〜13hを移動して上搬送ベルト本体11a〜11hの位置を変更し、搬送ベルト11,21の隙間を容易に調整することができ、調整作業の操作性を向上することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、回動レバー56a〜56dの中間部を第2支持アーム54a〜54dと共に第2支持軸47に回動自在に支持し、一端部側に調整部材71a〜71dを設けて他端部側に圧縮スプリング72a〜72dを設けている。従って、調整部材71a〜71dによる搬送ベルト11,21の隙間の調整作業の操作性を向上することができると共に、圧縮スプリング72a〜72dの付勢力により回動レバー56a〜56dを第2支持軸47に押し付けることで、回動レバー56a〜56dと第2支持軸47とのがたつきを防止することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、第2支持アーム54a〜54d及び回動レバー56a〜56dを共通の第2支持軸47をもって回動自在に支持し、第2支持アーム54a〜54dに設けられた調整部材71a〜71dにより回動レバー56a〜56dの回動角度を調整可能としている。従って、第2支持アーム54a〜54d及び回動レバー56a〜56dの支持構造を簡素化することで、全体構造の簡素化を図ることができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、搬送ベルト11,21の下方に支持テーブル66を配設し、第2支持アーム54a〜54dの一端部に支持ローラ64を回動自在に支持し、エアシリンダ57の付勢力により支持ローラ64を支持テーブル66の表面に対応した基準面Fに接触する方向に付勢支持している。従って、支持ローラ64及び基準面Fにより第2支持アーム54a〜54dを所定の位置に位置決めすることができ、回動レバー56a〜56d及びガイドローラ13a〜13hを介して上搬送ベルト11を所定の位置に支持して折帖Sを適正に搬送することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、支持テーブル66をフレーム42,43の支持台67に折帖Sの幅方向に沿って移動自在に支持し、基準面Fを支持台67に設けている。従って、支持テーブル66が移動しても、第2支持アーム54a〜54dの位置が変更することはなく、常時回動レバー56a〜56d及びガイドローラ13a〜13hを介して上搬送ベルト11を所定の位置に支持して折帖Sを適正に搬送することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、第2支持アーム54a〜54dに対する支持ローラ64の取付位置を調整する調整ねじ65を設けている。従って、調整ねじ65により支持ローラ64の取付位置を調整することで、第2支持アーム54a〜54d、回動レバー56a〜56d、ガイドローラ13a〜13hを介して上搬送ベルト11の位置を調整することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、調整部材71a〜71dに搬送ベルト11,21の隙間の調整量を表示するインジケータ80を設けている。従って、インジケータ80により搬送ベルト11,21の隙間の調整を容易に行うことができ、作業性を向上することができる。
この場合、第2支持アーム54dの基端部の支持ブラケット73に押圧部材74を移動自在に支持し、この押圧部材74にねじ軸75を固定し、ねじ筒76の外周ねじ76aを支持ブラケット73に螺合する一方、内周ねじ76bをねじ軸75に螺合し、基端部に操作軸77を介して調整ノブ78が固定しており、操作軸77にインジケータ80を設け、支持ブラケット73に指針81を設け、外周ねじ76aのピッチに対して内周ねじ76b(ねじ軸75)のピッチを小さく設定している。従って、ねじ軸75の移動量に対してねじ筒76、つまり、インジケータ80の移動量を大きくすることで、インジケータ80により搬送ベルト11,21の隙間の調整量を拡大して表示することができ、作業性を向上することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、回動レバー56a〜56dの先端部に折帖Sの幅方向に沿ってローラ支持軸68a〜68dを支持し、ローラ支持軸68a〜68dにガイドローラ13a〜13hを複数回動自在に支持し、複数のガイドローラ13a〜13hに上搬送ベルト本体11a〜11hを案内している。従って、調整部材71a〜71dにより回動レバー56a〜56dの回動角度を調整するだけで、複数の上搬送ベルト本体11a〜11hの隙間を容易に調整することができ、作業性を向上することができる。
また、本実施例のシート搬送装置では、搬送ベルト11,21により搬送される折帖Sの搬送経路の所定の位置にシートを当接して停止させるシート位置決め用ストッパ32を設け、ガイドローラ13a〜13hをシート位置決め用ストッパ23より折帖Sの搬送方向の上流側に設けている。従って、折帖Sがシート位置決め用ストッパ32に当接して停止するときの搬送ベルト11,21により折帖Sの挟持力を適正に調整することで、折帖Sの損傷を抑制することができる。
更に、本実施例の折機にあっては、折帖Sを挟持して搬送する上下の搬送ベルト11,21と、この搬送ベルト11,21(搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21h)と、搬送ベルト11,21により搬送される折帖Sを当接して所定の位置に停止させるシート位置決め用ストッパ32と、シート位置決め用ストッパ32により停止した折帖Sをチョッパ折りするチョッパ折りブレード33により構成し、搬送ベルト11,21(搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21h)の間に形成される隙間を調整する隙間調整装置41を設けている。
従って、隙間調整装置41の調整部材71a〜71dにより回動レバー56a〜56dの回動角度を調整するだけで、ガイドローラ13a〜13hを移動して上搬送ベルト本体11a〜11hの位置を変更することで、上下の搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21hの隙間を容易に調整することができ、搬送ベルト11,21の隙間を高精度に調整することで折帖Sの搬送精度を向上することができる。その結果、シート位置決め用ストッパ32により折帖Sを適正位置に停止させ、チョッパ折りブレード33により停止した折帖Sを適正にチョッパ折りすることができ、折帖Sの折り精度を向上することができる。
なお、上述した実施例では、搬送ベルト11,21による折帖Sの搬送経路上であって、シート位置決め用ストッパ32より折帖Sの搬送方向の上流側にガイドローラ13a〜13hを設け、このガイドローラ13a〜13hを上下に移動して搬送ベルト本体11a〜11h,21a〜21hの隙間を調整する隙間調整装置41を設けたが、この位置に限定されるものではない。例えば、隙間調整装置41をシート位置決め用ストッパ32より折帖Sの搬送方向の下流側のガイドローラ15a〜15hに対して設けたり、折帖Sの搬送経路の端部のガイドローラ12,16に対して設けてもよいものである。
また、上述した実施例では、隙間調整装置41により上搬送ベルト11(上搬送ベルト本体11a〜11h)を支持するガイドローラ13a〜13hを移動可能としたが、下搬送ベルト(下搬送ベルト本体21a〜21h)を支持するガイドローラに対して設けてもよいものである。
更に、本実施例では、シート搬送装置10をチョッパ折装置31を有する折機に適用したが、別の折機に適用してもよく、また、印刷ユニットなど別の部分に適用してもよい。
本発明に係るシート搬送装置及び折機は、シートを挟持して搬送する一対の搬送ベルトの隙間を高精度に調整してシート搬送精度の向上を図ると共に折り精度の向上を図るものであり、いずれの印刷機にも適用することができる。
本発明の一実施例に係るシート搬送装置における隙間調整装置を表す概略図(図3のI−I断面図)である。 本実施例の隙間調整装置における支持ローラの正面図(図1のII矢視図)である。 本実施例の隙間調整装置の平面図である。 本実施例の隙間調整装置の正面図である。 本実施例のシート搬送装置が適用された折機の概略構成図である。 従来のチョッパ折部における搬送ベルトの隙間調整装置の概略図である。
符号の説明
10 シート搬送装置
11 上搬送ベルト
11a〜11h 上搬送ベルト本体
13,13a〜13h ガイドローラ
21 下搬送ベルト
21a〜21h 下搬送ベルト本体
31 チョッパ折装置
32 シート位置決めストッパ
33 チョッパブレード
41 隙間調整装置
42.43 フレーム
47 第1支持軸
53 カラー
54a〜54d 第2支持アーム(支持部材)
56a〜56d 回動アーム
57 エアシリンダ(第2付勢手段)
64 支持ローラ
65 調整ボルト(支持ローラ調整機構)
66 支持テーブル
68a〜68h ローラ支持軸
71a〜72d 調整部材
72a〜72d 圧縮スプリング(第1付勢手段)
80 インジケータ(隙間調整量表示部)
F 基準面

Claims (11)

  1. シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトと、該第1、第2搬送ベルトの間に形成される隙間を調整する隙間調整手段とを具え、前記隙間調整手段は、フレームに支持される支持部材と、該支持部材に対してシートの幅方向に沿った軸心をもって回動自在に支持される回動レバーと、該回動レバーの一端部に設けられて前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、前記支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整して前記ガイドローラを移動することで前記第1、第2搬送ベルトの他方に対する前記第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置において、前記回動レバーは、前記調整部材により一方方向に回動可能であると共に、第1付勢部材により他方方向に回動付勢支持されることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項2に記載のシート搬送装置において、前記回動レバーは、中間部が前記支持部材に回動自在に支持され、一端部側に前記調整部材が設けられ、他端部側に前記第1付勢部材が設けられることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のシート搬送装置において、前記支持部材及び前記回動レバーは、前記フレームにシートの幅方向に沿った支持軸により回動自在に支持され、前記調整部材は、前記支持部材に設けられて前記回動レバーの回動角度を調整可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項4に記載のシート搬送装置において、前記第1、第2搬送ベルトの下方に支持テーブルが配設され、前記支持部材は、一端部に支持ローラが回動自在に支持され、第2付勢部材により前記支持ローラが前記支持テーブルの表面に対応した基準面に接触する方向に付勢支持されることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項5に記載のシート搬送装置において、前記支持テーブルは、前記フレームにシートの幅方向に沿って移動自在に支持され、前記基準面は前記フレームに設けられることを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項5または6に記載のシート搬送装置において、前記支持部材に対する前記支持ローラの取付位置を調整する支持ローラ調整機構が設けられることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載のシート搬送装置において、前記調整部材は、前記第1、第2搬送ベルトの隙間の調整量を表示する隙間調整量表示部を有することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一つに記載のシート搬送装置において、前記回動レバーにシートの幅方向に沿ってローラ支持軸が支持され、該ローラ支持軸に前記ガイドローラが複数回動自在に支持され、前記複数のガイドローラに前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方が案内されることを特徴とするシート搬送装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一つに記載のシート搬送装置において、前記第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートの搬送経路の所定の位置にシートを当接して停止させるシート位置決め用ストッパが設けられ、前記ガイドローラは、前記シート位置決め用ストッパよりシートの搬送方向の上流側に設けられることを特徴とするシート搬送装置。
  11. シートを挟持して搬送する第1、第2搬送ベルトと、該第1、第2搬送ベルトにより搬送されるシートを当接して所定の位置に停止させるシート位置決め用ストッパと、該シート位置決め用ストッパにより停止したシートをチョッパ折りするチョッパ折りブレードとを具えた折機において、前記第1、第2搬送ベルトの間に形成される隙間を調整する隙間調整手段を設け、該隙間調整手段は、フレームに支持される支持部材と、該支持部材に対してシートの幅方向に沿った軸心をもって回動自在に支持される回動レバーと、該回動レバーの一端部に設けられて前記第1、第2搬送ベルトのいずれか一方を案内するガイドローラと、前記支持部材に対する前記回動レバーの回動角度を調整して前記ガイドローラを移動することで前記第1、第2搬送ベルトの他方に対する前記第1、第2搬送ベルトの一方の相対位置を変更する調整部材とを有することを特徴とする折機。
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