JP2009018655A - 制御装置および方法 - Google Patents

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浩史 小野
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Naoyuki Ishihara
直幸 石原
Koji Tsujimura
好司 辻村
Kazuhiko Umekawa
和彦 梅川
Yuji Ogawa
裕司 小川
Yasuhiro Sato
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Abstract

【課題】簡単な操作のみで、自動車に関する様々な機能を発揮させる。
【解決手段】例えば電波センサで構成される物理量検出部21は、物体12に関する所定の物理量、例えば、距離、角度、速度等を検出する。ここで、物体12として、例えば車両11の運転手の手等を採用できる。物体位置検出部22は、物理量検出部21の各検出結果に基づいて、物体12の位置情報を検出し、動作制御部24に提供する。ここで、物体12の位置情報とは、車両11の所定の場所に対する相対的な位置のみならず、物体12が存在するか否かの有無情報も含む。動作制御部24は、物体位置検出部22の検出結果を用いて、制御対象物25の動作を制御する。ここで、制御対象物25は、例えば、シート、ルームランプ、カップホルダ、ガソリン給油口、バックドア、スライドア、ドアの鍵、窓等で構成される。本発明は、自動車に適用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置および方法に関し、特に、簡単な操作のみで、自動車に関する様々な機能を発揮させることができるようになった制御装置および方法に関する。
近年、自動車を運転するユーザから、自動車に乗車するまでの間、乗車中、下車するまでの間等様々なシチュエーションにおいて、簡単な操作のみで各種機能を享受したい、という要望が高まっている。かかる機能としては、例えば、機械的な鍵も遠隔操作システム必要としないで、自動車の施錠および可能にする機能、即ち、いわゆる「ハンズフリー」と称されるアクセスシステムにより実現される機能(特許文献1参照)等が挙げられる。
特開2003−20835号公報
しかしながら、現状、かかる要望に十分に応えられていない状況である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡単な操作のみで、自動車に関する様々な機能を発揮させることができるようにするものである。
本発明の一側面の制御装置は、動作物のうちの1以上を制御対象物として、前記制御対象物の動作を制御する制御装置であって、前記車両の内部または外部のうちの少なくとも一方に存在し得る物体について、所定の物理量を検出する1以上の物理量検出部と、前記1以上の物理量検出部ののうちの少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記物体の有無を検出する物体有無検出部と、前記物体有無検出部の検出結果に基づいて、前記制御対象物の動作を制御する動作制御部とを備える。
これにより、簡単な操作のみで、自動車に関する様々な機能を発揮させることができる。即ち、所定の動作物の所定の動作の実現を1機能と捉えるば、制御対象物として様々な動作物を採用することで様々な機能を実現できるようになる。さらに、このような様々な機能を発揮させるためにユーザが行う操作は、例えば、各種物体(自身の手や給油ノズル等)を所定の場所に近付けたり遠ざけるといった簡単な操作を行うのみでよい。
動作物は、例えば、シート、ルームランプ、カップホルダ、ガソリン給油口、バックドア、スライドア、ドアの鍵、窓等で構成される。
物体は、例えば、車両を運転する人間全体またはその一部分で構成される。その一部分とは、例えば手、ひじ、足等をいう。その他、動作物としてガソリン給油口が採用されている場合には、例えば、ガソリンスタンドの給油ノズル等が、物体となり得る。
物理量検出部は、例えば、距離、角度、速度等の物理量を検出可能な電波センサ等で構成される。
物体有無検出部は、例えば、信号処理を行う回路や、ソフトウエアとしての信号処理を実行するコンピュータ等で構成される。この場合、物体有無検出部単体で構成してもよいし、後述する制御部との組合せとして構成してもよい。
また、物体有無検出部は、物理量検出部を構成する電波センサ等の一部として構成されてもよい。換言すると、物理量検出部と物体有無検出部との両機能を搭載した電波センサ等を採用してもよい。
制御部は、例えば、信号処理を行う回路や、ソフトウエアとしての信号処理を実行するコンピュータ等で構成される。この場合、制御部単体で構成してもよいし、上述したように、物体有無検出部との組合せとして構成してもよい。また、制御対象物を動作させる機構(アクチュエータ等)を制御部に含めてもよい。
本発明の一側面の制御方法は、上述した本発明の一側面の制御装置に対応する方法である。
以上のごとく、本発明によれば、簡単な操作のみで、自動車に関する様々な機能を発揮させることができる。即ち、所定の動作物の所定の動作の実現を1機能と捉えるば、制御対象物として様々な動作物を採用することで様々な機能を実現できるようになる。さらに、このような様々な機能を発揮させるためにユーザが行う操作は、例えば、各種物体(自身の手や給油ノズル等)を所定の場所に近付けたり遠ざけるといった簡単な操作を行うのみでよい。
図1は、本発明が適用される制御システムの一実施の形態の機能を示す機能ブロック図である。
図1の例では、制御システムは、自動車等で構成される車両11内に構築されており、物体12の位置や動きに応じた制御を行うことができる。
なお、ここでいう物体12とは、所定の一物体を意味するのではなく、様々な有体物の全部またはその一部の総称をいう。物体12の具体例については、図2以降を参照して個別に説明していくが、例えば本実施の形態では、車両11を運転する運転者等の人間全体若しくはその一部(手、ひじ、足等)、または、道具(ガソリンスタンドの給油ノズル等)が想定されている。
図1の例の制御システムは、物理量検出部21−1乃至21−n(nは1以上の任意の整数値)、物体位置検出部22、物体動き検出部23、動作制御部24、および制御対象物25を含むように構成されている。
物理量検出部21−1乃至21−nは、例えばいわゆる電波センサの少なくとも一部で構成される。ここに、少なくとも一部と記述したのは、例えば後述するように、物体位置検出部22または物体動き検出部23の全機能または一部の機能も、電波センサの一機能として搭載される場合もあり得るからである。
物理量検出部21−1乃至21−nは、物体12に関する所定の物理量、例えば、距離、角度、速度等を検出する。各物理量検出部21−1乃至21−nの検出結果は、物体位置検出部22と物体動き検出部23とに提供される。
なお、物理量検出部21−1乃至21−nのそれぞれは、相互に別の物理量をそれぞれ検出するとは限らず、別の幾つかと同一の物理量を検出する場合もある。具体的には例えば、物理量検出部21−1乃至21−nの中には、幾つかの距離センサが存在し、それぞれ別々の場所、例えば、前のドアと後ろのドア等の別々の場所に搭載される場合がある。
また、物理量検出部21−1乃至21−nのそれぞれは、1つの物理量のみを検出するとは限らず、複数の物理量を同時に検出する場合もある。
物体位置検出部22、物体動き検出部23、および、動作制御部24は、例えば、所定のコンピュータ(マイクロコンピュータや、後述する図21の構成を有するコンピュータ等)により実行されるソフトウエアとして構成される。
勿論、物体位置検出部22、物体動き検出部23、または、動作制御部24のうちの少なくとも一部を、ハードウエアとして構成してもよい。
また、物体位置検出部22、物体動き検出部23、または、動作制御部24のうちの少なくとも一部の機能を、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの幾つかに委譲することもできる。
物体位置検出部22は、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの少なくとも1つの検出結果に基づいて、物体12の位置情報を検出し、動作制御部24に提供する。ここで、物体12の位置情報とは、車両11の所定の場所に対する物体12の相対的な位置(距離や角度等)のみならず、物体12が存在するか否かの有無情報も含む広義な概念である。
さらに、物体12の有無の変化に基づく情報、例えば、物体12が無→有に変化した場合には、物体12が近づいてきたことを示す情報を位置情報として採用し、一方、例えば、物体12が有→無に変化した場合には、物体12が遠ざかったことを示す情報を位置情報として採用することもできる。なお、この場合の位置情報は、後述する動き情報として採用することもできる。
物体動き検出部23は、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの少なくとも1つの検出結果に基づいて、物体12の所定の動きをを検出し、その検出結果としての動き情報を動作制御部24に提供する。なお、物体動き検出部23により検出される所定の動きは、後述する制御対象物25の制御に使用可能なものであれば特に限定されない。所定の動きの具体例については、図13乃至図20を参照して後述する。
動作制御部24は、物体位置検出部22と物体動き検出部23との検出結果(位置情報と動き情報)のうちの少なくとも一方を用いて、制御対象物25の動作を制御する。
制御対象物25は、車両11に搭載されて、動作が制御可能であれば特に限定されない。換言すると、動作制御部24の制御内容については、特に限定されず、制御対象物25の性質に応じて様々な内容となり得る。
例えば、動作制御部24の制御として、物体位置検出部22の検出結果(位置情報)に応じて、即ち、物体12の位置(物体12の有無含む)に応じて、制御対象物25の動作を制御する具体例について、図2乃至図13を参照して後述する。また例えば、動作制御部24の制御として、物体動き検出部23の検出結果(動き情報)に応じて、即ち、物体12の所定の動きに応じて、制御対象物25の動作が制御される具体例については、図14乃至図20を参照して後述する。
なお、物体位置検出部22と物体動き検出部23との両者の検出結果に応じた制御、即ち、物体12の位置(物体12の有無含む)と、物体12の1以上の所定の動きとの所定の組合せに応じた制御を、動作制御部24の制御として採用することもできる。例えば、後述する幾つかの具体例においては、物体12として手が採用され、手の位置情報に基づく所定の制御が行われる。ただし、これらの制御は、動作制御部24の制御の例示に過ぎない。即ち、その他例えば、手の位置情報だけではなく、さらに、手の動きが所定の動きと判定されたことを示す動き情報に基づく所定の制御を、動作制御部24の制御として採用することもできる。
以下、図2以降の図面を参照して、動作制御部24の具体的な制御例について幾つか説明していく。
はじめに、図2乃至図13を参照して、物体位置検出部22の検出結果に応じて、即ち、物体12の位置(物体12の有無含む)に応じて、制御対象物25の動作を動作制御部24が制御する具体例について説明していく。
なお、以下の図2乃至図13の各種具体例で使用される位置情報は、物体12の具体的な相対位置を示す情報であってもよいが、例えば本実施の形態では、次のような情報が採用されているとする。
即ち、例えば、所定の閾値を設け、物体位置検出部22は、物体12の位置(距離等)が閾値を超えた場合には、物体12の状態は「無」であると判定する一方、物体12の位置(距離等)が閾値未満となった場合には、物体12の状態は「有」であると判定するとする。そして、物体位置検出部22は、この判定結果を示す情報を位置情報(以下、物体有無情報と称する)として、物体位置検出部22に提供するとする。
この場合、動作制御部24は、物体有無情報が「無」→「有」に変化した場合には、物体12が近づいてきていることを認識できる。また、動作制御部24は、物体有無情報として「有」が継続して提供されている場合には、物体12が近づいた状態を継続していることを認識できる。
そして、その後、物体有無情報が「有」→「無」に変化した場合には、動作制御部24は、物体12が遠ざかっていることを認識できる。また、動作制御部24は、物体有無情報として「無」が継続して提供されている場合には、物体12が遠ざかった状態を継続していることを認識できる。
図2は、車両11のシートが制御対象物25として採用された例であって、かかるシートについての、ヘッドレスト、座高位置、背もたれ位置の自動調整を行う制御(以下、シート自動調整制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
シート自動調整制御は、次のような背景の下、本発明人により発明された制御の一例である。即ち、従来、ヘッドレスト、座高位置、背もたれ位置の調整といった各部の調整を自動で行いたい、或いは、衝突時やその直前に頭や首が動いたときに、ヘッドレストが頭や首の動きに自動的に追随して動いて欲しい、といった要望があった。しかしながら、かかる要望に十分に応えることができない状況であった。そこで、このような状況に鑑み、シート自動調整制御が本発明人により発明されたのである。
具体的には例えば、シートのヘッドレストもしくは背もたれ位置については、図2の左下のボックス内の図に示されるようなシート自動調整制御が実行される。
即ち、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21−1乃至21−m(mは、1以上n以下の整数値)が、シートのヘッドレストもしくは背もたれに配置される。
この場合、物体12は、シートに座る人間の首、頭、背中等となり、物理量検出部21−1乃至21−mは、その物体12の距離や角度等を検出する。
物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21−1乃至21−mの各検出結果に基づいて、首、頭、背中等の位置(ヘッドレストや背もたれに対する相対位置等)を検出し、その検出結果に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、物体位置検出部22からの物体有無情報に基づいて、制御対象物25としてのシートのヘッドレストもしくは背もたれ位置を動かす制御を行う。
また例えば、シートの座高位置については、図2の右下のボックス内の図に示されるようなシート自動調整制御が実行される。
この場合、物体12は、例えばシートに座る人間の膝等となり、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21−m+1乃至21−k(kは、m+1以上n以下の整数値は、その物体12の距離や角度等を検出可能な場所(ダッシュボード等)に配置される。
物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21−m+1乃至21−kの各検出結果に基づいて、膝の位置(膝の高さ等)を検出し、その検出結果に基づいて物体有無情報生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、物体位置検出部22からの物体有無情報に基づいて、制御対象物25としてのシートの座高位置を動かす制御を行う。
このように、シート自動調整制御を採用することで、その自動調整ができ、また、保険料率の低減化も実現できるようになる、という効果を奏することが可能になる。
図3と図4は、車両11のルームランプが制御対象物25として採用された例であって、かかるルームランプの点灯パターンの制御(以下、ルームランプ点灯パターン制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図3の例では、前方席側のルームランプが制御対象物25−1として、後方席側のルームランプが制御対象物25−2として、それぞれ採用されている。そして、これらのルームランプのうちの、例えば、前方席側のルームランプには、電波センサとして構成される物理量検出部21が内蔵されているとする。そして、図3に示されるように、前方席に座っている運転者(人間)の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、前方席側のルームランプとしての制御対象物25−1に対する、手としての物体12の相対位置を検出し、その検出結果に基づいて物体有無情報生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、このような物体の有無情報に基づいて前方席側のルームランプに手が近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25−1としての前方席側のルームランプと、制御対象物25−2としての後方席側のルームランプとのそれぞれの点灯パターンを制御する。
以下、かかるルームランプ点灯パターン制御の一例について、前方席に座っている運転者(人間)の操作の観点から説明する。ただし、以下、制御対象物25−1,25−2とは称せずに、単に前方席側または後方席側のルームランプと称し、また、物体12とは称せずに、単に手と称する。
第1の操作として、運転者が、前方席側のルームランプに手を近付けると、動作制御部24は、前方席側(または後方席側)のルームランプを点灯させる制御を行う。
第2の操作として、運転者が、この第1の操作から再度(例えば5秒以内に)手を近付けると、動作制御部24は、後方席側(または前方席側)のループランプも同時に点灯させる制御を行う。
第3の操作として、前方席側と後方席側とのうちの少なくとも一方のルームランプが点灯後(例えば10秒以上)に、運転者が前方席側のルームランプに手を近付けると、動作制御部24は、現在点灯しているルームランプを全て消灯させる制御を行う。
第4の操作として、運転者が、第1の操作後に間隔を開けずそのまま手を近付けた状態を続けると(例えば3秒以上続けると)、動作制御部24は、前方席側(または後方席側)のルームランプの照度をアップさせる制御を行う。
第5の操作として、運転者が、第2の操作後に間隔を開けずそのまま手を近付けた状態を続けると(例えば3秒以上続けると)、前方席側と後方席側とのうちの少なくとも一方のルームランプの色を変更させる制御を行う。ここに、例えば、色を変更させる制御とは、ホワイト系←→ブルー系で変更時の色を保持させる制御等を採用できる。
なお、上述した第1の操作乃至第5の操作と、それぞれに対応する点灯パターンは、例示に過ぎないのはいうまでもない。即ち、各種操作と各種点灯パターンとの対応付けは、車両11の設計者等が任意に行える事項である。
また、ルームランプや電波センサ等の配置位置も、図3の配置位置は例示に過ぎず、車両11の設計者等が任意に行える事項である。
例えば図4のように、制御対象物25−1,25−2としての2つのルームランプと、物理量検出部21としての電波センサとを別々に配置させてもよい。
このように、ルームランプ点灯パターン制御を採用することで、次の第1の効果乃至第4の効果を奏することが可能になる。
第1の効果とは、ルームランプのON/OFFスイッチの操作ができない着座位置を取っている運転者等であっても、体全体を動かさずに手の動きのみでルームランプの点灯パターンの変更操作を行うことができる、という効果である。
第2の効果とは、ルームランプについてのON/OFFスイッチ等の機械的な構造や部品を省略できる、という効果である。
第3の効果とは、図4にも示されるように、物理量検出部21としての電波センサ等自身は、必ずしもルームランプと一体形状とする必要が無いため、かかる電波センサセンサ等のみを、いわゆるインパネやドアパネル,Aピラー内部などに配置できる、という効果である。
第4の効果とは、上述した第2の効果と第3の効果に伴い、ルームランプについて、デザイン的な自由度が増し、より一段と内装にマッチしたインテリアとしてのランプ形状を採用できるようになる、という効果である。
図5乃至図7は、車両11のエアコントロール(以下エアコンと略称する)が制御対象物25として採用された例であって、かかるエアコンの風向の制御(以下、エアコン風向制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図5や図6において、物体12−1乃至12−4は、車両11のシートに着座している人間(乗員)を示している。即ち、図5や図6の例では、車両11は、定員5人の乗用車として構成されている。
図5の例では、図中前方の右側の1人席(運転席)には、物体12−1としての乗員が着座しており、図中前方の左側の1人席には、乗員(物体12)は着座しておらず、図中後方の3人席においては、左側の席に、物体12−2としての乗員が着座しており、中央の席に、物体12−3としての乗員が着座しており、右側の席には、乗員(物体12)は着座していない。
これに対して、図6の例では、図中前方の右側の1人席(運転席)には、物体12−1としての乗員が着座しており、図中前方の左側の1人席には、物体12−2としての乗員が着座しており、図中後方の3人席には、乗員(物体12)は誰も着座していない。
物体位置検出部22は、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの少なくとも一部の検出結果に基づいて、このような図5や図6の例のような、各乗員の数や位置を示す物体有無情報、具体的は例えば、前方の右側の1人席(運転席)、前方の左側の1人席、および、図中後方の3人席のそれぞれについての、乗員(12)の着座の有無をそれぞれ示す物体有無情報を生成して、動作制御部24に提供する。
なお、このような物体有無情報を生成するためには、図示はしないが、例えば、電波センサとして構成される物理量検出部12−1乃至12−nのうちの少なくとも一部が、前方の右側の1人席(運転席)、前方の左側の1人席、および、図中後方の3人席のそれぞれに、物体12としての乗員が着座したときに、その乗員までの距離等をそれぞれ検出可能な場所、例えば、各席の近辺や天井部分等に配置されていればよい。
そして、動作制御部24は、物体位置検出部22からの物体有無情報に基づいて、各乗員の数や位置を特定し、特定した数や位置に対して最適な風向となるように、制御対象物25としてのエアコンを制御する。
さらに、動作制御部24は、物体有無情報のみならず、その他の情報、例えば、カメラ(OKAO)やIDタグなどから取得可能な情報、即ち、物体12としての人物の快適温度や体温などの情報を利用して、その人物にとって、より一段と快適な制御を行うことも可能である。
さらにまた、図7に示されるように、物体動き検出部23が、物体12としての人間の手の動き(図7の矢印参照)を検出し、その検出結果を示す動き情報を動作制御部24に提供している場合には、動作制御部24は、その動き情報によって特定される手の動きに応じて、エアコンのオートルーバを非接触に制御することも可能である。
なお、車両11は、上述した例では、定員5人の乗用車として構成されるとしたが、上述した例に特に限定されず、例えば、バスや電車等として構成してもよい。
図8は、車両11のサイドエアバッグが制御対象物25として採用された例であって、かかるエアバッグを、着座位置にあわせて自動調整を行う制御(以下、エアバッグ自動調整制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
エアバッグ自動調整制御は、次のような背景の下、本発明人により発明された制御の一例である。即ち、従来、シートを前後/リクライニングしたときに、サイドエアバッグもその着座位置(状態)にあわせて出てきて欲しい、といった要望があった。しかしながら、かかる要望に十分に応えることができない状況であった。そこで、このような状況に鑑み、エアバッグ自動調整制御が本発明人により発明されたのである。
図8には図示はしないが、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21−1乃至21−nのうちの少なくとも一部が、制御対象物25としてのエアバッグの付近の場所、例えば、車両11のサイド(ドアの内側等)やダッシュボード等の場所に配置される。
物体位置検出部22は、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの少なくとも一部の検出結果に基づいて、物体12としてのシートの有無を示す物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、物体位置検出部22からの物体有無情報に基づいて、制御対象物25としてのエアバッグの位置を動かす制御、即ち、即ち、物体有無情報が「有」となるまでエアバッグの位置を動かす制御を行う。
これにより、シートの位置に応じてエアバッグが自動的に動くことになる。その結果、乗員の着座位置によらず、緊急時には、その乗員を防御できる位置にエアバッグがより確実にでるようになる。
図9は、車両11のカップホルダ等が制御対象物25として採用された例であって、かかるカップホルダ等を自動的に出し入れする制御(以下、カップホルダ自動制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図9の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21がインストルメントパネルまたはセンターコンソール近辺に設置される。そして、図9に示されるように、運転者の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、手としての物体12の相対位置を検出し、さらに、その相対位置に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この物体有無情報に基づいて手が近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25−1,25−2等としてのカップホルダの出し入れを制御する。例えば、動作制御部24は、手が近づいたときには、カップホルダを入れるように、また、手が遠ざかったときには、カップホルダを出すように制御をすることができる。
その他、同様にして、動作制御部24は、灰皿である制御対象物25−3、コインボックスである制御対象物25−4、グローブボックスである制御対象物25−5等のふたの開閉を制御することもできる。
このように、カップホルダ自動制御を採用することで、カップホルダの出し入れや、ボックス類のふたの開閉を自動的に行うことができるようになり、乗員の手間を省くことができるようになる、という効果を奏することが可能になる。
図10は、車両11のガソリン給油口が制御対象物25として採用された例であって、かかる給油口を自動的に開閉する制御(以下、給油口自動開閉制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
給油口自動開閉制御は、次のような背景の下、本発明人により発明された制御の一例である。即ち、近年、ガソリンスタンドとして、店員ではなく乗員自身が給油を行うスタンド、即ち、いわゆるセルフスタンドが増加しているが、ガソリン給油口の硬いキャップの開閉操作が面倒である、といった要望があった。特に、近年女性ドライバーが増加しており、かかる女性ドライバーからこのような要望が多々挙げられていた。しかしながら、かかる要望に十分に応えることができない状況であった。そこで、このような状況に鑑み、給油口自動開閉制御が本発明人により発明されたのである。
図10の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21がガソリン給油口(制御対象物25)近辺に設置される。そして、図10に示されるように、ガソリンスタンドの給油ノズルが物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、ガソリン給油口としての制御対象物25に対する、給油ノズルとしての物体12の相対位置を検出し、さらに、その相対位置に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この物体有無情報に基づいて給油ノズルが近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25としてのガソリン給油口の開閉を制御する。例えば、動作制御部24は、給油ノズルが近づいたときには、図10の下方に示されるガソリン給油口の拡大図のうちの左方の図から右方の図への矢印で示されるように、ガソリン給油口を開けるように制御する。一方、動作制御部24は、給油ノズルが遠ざかったときには、図10の下方に示されるガソリン給油口の拡大図のうちの右方の図から左方の図への矢印で示されるように、ガソリン給油口を閉めるように制御する。
このように、給油口自動開閉制御を採用することで、上述した要望に応えることができるようになる、即ち、ガソリン給油口の硬いキャップの開閉操作といった面倒な操作が不要になる、という効果を奏することが可能になる。
図11は、車両11のシートが制御対象物25として採用された例であって、かかるシートを自動的に倒す/起こす制御(以下、シート自動制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図11の例では、図示はしないが、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、制御対象物25としてのシート近辺に設置される。そして、図11に示されるように、乗員の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、シートとしての制御対象物25に対する、手としての物体12の相対位置を検出し、さらに、その相対位置に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この物体有無情報に基づいて手が近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25としてのシートを倒したり、起こしたりする制御を行う。例えば、動作制御部24は、手が近づいたときには、図11の上方から下方の図に示される矢印で示されるように、シートを倒すように制御する。一方、動作制御部24は、手が遠ざかったときには、その逆に、シートを起こすように制御する。
このように、シート自動制御を採用することで、無理な力をかけることなく、スムーズにシートの稼動が可能となるといった効果や、後部座席への荷物等の積み降ろし時の手間が省けるといった効果を奏することが可能になる。
なお、シート自動制御を採用する場合には、安全上の観点から、別途、シート上の物体を検知する等の安全装置を搭載させるとより好適である。
図12は、車両11のバックドアが制御対象物25として採用された例であって、かかるバックドアを自動的に開閉する制御(以下、バックドア自動開閉制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図12の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、制御対象物25としてのバックドア近辺、具板的には例えばリアバンパー等に設置される。そして、図12に示されるように、乗員の足が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、バックドアとしての制御対象物25に対する、足としての物体12の相対位置を検出し、さらに、その相対位置に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この物体有無情報に基づいて足が近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25としてのバックドアの開閉制御を行う。例えば、動作制御部24は、足が近づいたときには、バックドアを開けるように制御する。一方、動作制御部24は、足が遠ざかったときには、その逆に、バックドアを閉めるように制御する。
このように、バックドア自動開閉制御を採用することで、乗員は、図12に示されるように両手に荷物を持っている状態のまま、キック動作(バンパには触れない)をするだけで、バックドアを開けることができるようになる、という効果を奏することが可能になる。
図13は、車両11のスライドドアが制御対象物25として採用された例であって、かかるスライドドアを自動的に開閉する制御(以下、スライドドア自動開閉制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図13の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、制御対象物25としてのスライドドア近辺、具板的には例えばサイドミラー内等に設置される。そして、図13に示されるように、乗員のひじが物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
この場合、物体位置検出部22は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、スライドドアとしての制御対象物25に対する、ひじとしての物体12の相対位置を検出し、さらに、その相対位置に基づいて物体有無情報を生成し、動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この物体有無情報に基づいてひじが近づいたか否かを判断し、その判断結果に基づいて、制御対象物25としてのスライドドアの開閉制御を行う。例えば、動作制御部24は、ひじが近づいたときには、スライドドアを開けるように制御する。一方、動作制御部24は、ひじが遠ざかったときには、その逆に、スライドドアを閉めるように制御する。
このように、スライドドア自動開閉制御を採用することで、乗員は、図13に示されるように両手に荷物を持っている状態のまま、ひじ動作(サイドミラー等車両本体には触れない)をするだけで、スライドドアを開けることができるようになる、という効果を奏することが可能になる。
以上、図2乃至図13を参照して、物体位置検出部22の検出結果に応じて、即ち、物体12の位置情報の一例としての物体有無情報の内容に応じて、制御対象物25の動作を動作制御部24が制御する具体例について説明した。
次に、図14乃至図20を参照して、物体動き検出部23の検出結果に応じて、即ち、物体12の所定の動きに応じて、制御対象物25の動作を動作制御部24が制御する具体例について説明する。
ここで、所定の動きとして、物体12が近づく/遠ざかる、といった動きも含めることができる。ただし、ここでは便宜上、物体12の位置に応じた制御との区別を明確にするため、特に次のような制御を、物体12の所定の動きに応じた制御というとする。所定の動きとして、物体12が近づく/遠ざかるといった動きが単体で利用される制御は含まず、かかる動きの他、別の所定の動きも定義され、即ち、複数の所定の動きが定義され、これらの複数の所定の動きのそれぞれに対して複数の別々の指示コマンドが対応付けられており、それらの複数のコマンドのそれぞれ(複数の所定の動きのそれぞれ)に応じて、制御対象物25が別々の動作を行うような制御が、便宜上、物体12の所定の動きに応じた制御であるとする。
なお、「便宜上」とことわり書きを挿入したように、当然ながら、物体12が近づく/遠ざかるといった動きのみを所定の動きとして採用する制御も、物体12の所定の動きに応じた制御の一例である、と捉えてもよい。このように捉えた場合には、上述した図2乃至図13の具体例のうちの幾つかについても、物体12の所定の動きに応じた制御の具体例であると捉えることもできる。
図14乃至図16は、車両11のドアの鍵と窓とが制御対象物25として採用された例であって、かかるドアの鍵を施錠しながら窓を閉める等を自動的に行う制御(以下、ドア鍵/窓自動制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図14乃至図16の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、制御対象物25−1としてのドアの鍵近辺、具板的には例えばドアハンドル近辺等に設置される。そして、図14乃至図16に示されるように、乗員の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
図14は、ドア鍵/窓自動制御のうちの、制御対象物25−1としてのドアの鍵を開錠するときの制御(以下、開錠制御と称する)の一例を説明する図である。
この場合、物体動き検出部23は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、手としての物体12の軌跡等の動きを検出し、その動きを示す動き情報を動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、手が近づいたことを認識した場合、制御対象物25−1としてのドアの鍵を開錠する制御を行う。
ただし、防犯上の観点から、動作制御部24は、手が近づいたことのみをトリガとして、ドアの鍵を開錠するのではなく、その手が、運転権限のある乗員の手であるのか否かの判断処理をして、即ち、認証処理をして、その認証に成功した後はじめて、ドアの鍵を開錠するように制御すると好適である。この認証処理自体は、特に限定されない。例えば、乗員には、自身を特定させるための携帯電子キー等を保持させ、車両11には、その携帯電子キー等と無線通信を行う通信機器を搭載させ、手が近づいたと判断した場合には、その通信機器が、携帯電子キー等と無線通信を行うことで認証を行う、といった認証処理を採用できる。
図15と図16は、ドア鍵/窓自動制御のうちの、制御対象物25−1としてのドアの鍵を施錠するときの制御(以下、施錠制御と称する)の一例を説明する図である。
施錠制御としては、2つのパターンが存在し、一方のパターンの制御が図15に示されており、他方のパターンの制御が図16に示されている。
これらの2つのパターンのうちの何れのパターンの施錠制御を行うかについては、手としての物体12の動きに応じて判断がなされる。
即ち、手が近づいてきたという動きが認識された場合には、図15に示されるパターンの施錠制御が実行される。一方、手を翳しすぐに遠ざけたという動きが認識された場合には、図16に示されるパターンの施錠制御が実行される。
具体的には、物体動き検出部23は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、手としての物体12の軌跡等の動きを検出し、その動きを示す動き情報を動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、手が近づいたことを認識した場合、図15に示されるように、制御対象物25−1としてのドアの鍵を施錠する制御のみを行う。ここに、のみとは、制御対象物25−2としての窓については、制御対象とはしないという意味である。即ち、乗員がドアに手を近付ける動きをした場合には、図15に示されるように、窓は開いたままの状態で、ドアの施錠のみが行われる。
これに対して、動作制御部24は、動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、手を翳しすぐに遠ざけたことを認識した場合、図16に示されるように、制御対象物25−1としてのドアの鍵を施錠する制御に加えてさらに、制御対象物25−2としての窓を閉める制御を行う。即ち、図16に示されるように、乗員がドアに手を翳しすぐに遠ざける動きをした場合には、ドアの施錠をしながら、窓も閉じられることになる。
ここで、ドアに手を近付ける動きと、ドアに手を翳しすぐに遠ざける動きとの違いは、前者の動きは、手を近付けた後一定時間以上乗員が意識して遠ざけないことを意味するのに対し、後者の動きは、手を近付けた後の動きについては乗員の意識の有無は問わないことを意味する。
即ち、従来から、乗員の施錠動作として、換気などの目的で、あえて窓を一部開けた状態のまま施錠する動作が存在する。即ち、かかる操作とは、窓を開けたままであることを乗員が意識してドアを施錠する操作である。従って、かかる操作に対応させて、手を近付けた後一定時間以上乗員が意識して遠ざけないという操作(動き)をした場合には、図15に示されるように、あえて窓は開いたままの状態で、ドアの施錠のみを行う制御が実行されるのである。
これに対して、ドアに手を翳しすぐに遠ざける動きをした場合には、乗員がそのような動きを「操作」として意識して行うときもあるが、乗員がそのような動きを「操作」とは意識しないで行うときもあると考えられる。そこで、このような動きをした場合には、乗員は窓を開けておくことは所望しておらず、基本的に窓は閉めることが必要であるとみなして、図16に示されるように、ドアの施錠とともに、窓も閉める制御が実行されるのである。このような制御により、窓の閉め忘れを回避できるという効果を奏することが可能になる。
このような窓の閉め忘れという観点から、図15に示される場合には、窓が開いていることを乗員に提示するようにしてもよい。例えば、警報等の音声出力として提示するようにしてもよい。この場合、警報等の出力後、動作制御部24は、図示はしないが、乗員が別の所定の動きをしたときには、警報等を止める制御をし、図16に示されるように、乗員がドアに手を翳しすぐに遠ざける動きをしたときには、再度ドアを施錠すると共に、窓も閉めるような制御をしてもよい。
なお、窓が開いていない場合には、ドアに手を近付ける動きであっても、ドアに手を翳しすぐに遠ざける動きであっても、ドアの施錠のみを行えばよい。
このように、ドア鍵/窓自動制御を採用することで、車両11のドアの施錠/開錠が自動的にできるばかりでなく、さらに、乗員は、自然な動作をするだけで、窓の閉め忘れの円滑な対処が図られる、という効果を奏することが可能になる。
図17は、車両11のドアの鍵が制御対象物25として採用された例であって、かかるドアの鍵の開錠動作として、決まった動作をしないと開錠しない制御(以下、開錠防犯制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図17の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、制御対象物25−1としてのドアの鍵近辺、具板的には例えばドアハンドル近辺等に設置される。そして、図17に示されるように、乗員の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
物体動き検出部23は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、手としての物体12の軌跡等の動きを検出し、その動きを示す動き情報を動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、その動きが、開錠動作として予め決められた所定の動きであることを認識した場合、制御対象物25−1としてのドアの鍵を開錠する制御を行う。
この場合、さらに、動作制御部24は、所定の動きであることのみをトリガとして、ドアの鍵を開錠するのではなく、その動きを行った者の認証処理をして、その認証に成功した後はじめて、ドアの鍵を開錠するように制御すると好適である。この認証処理自体は、特に限定されない。例えば、乗員には、自身を特定させるための携帯電子キー等を保持させ、車両11には、その携帯電子キー等と無線通信を行う通信機器を搭載させ、手が近づいたと判断した場合には、その通信機器が、携帯電子キー等と無線通信を行うことで認証を行う、といった認証処理を採用できる。
換言すると、この場合、携帯電子キー等との無線通信による認証処理と、所定の開錠動作であることを確認することでの認証処理との二重の認証を行っていることになる。これにより次のような効果を奏することが可能である。即ち、無線通信による認証処理だけでは、携帯電子キー等が盗難された場合等において、その盗難者が車両11を不正に利用することができてしまう、といった問題が発生する。開錠防犯制御を採用することで、かかる問題を解決できる効果を奏することが可能になる。即ち、所定の開錠動作をしない者は、たとえ携帯電子キー等を保持していたとしても、正規ユーザとは認識されず、開錠はなされない、という効果を奏することが可能になる。
さらに、かかる効果を顕著なものとするために、ホーン等の警告音を鳴らせるものを制御対象物25−2として採用し、動作制御部24は、動き情報から認識した動きが、開錠動作として予め決められた所定の動き以外であった場合には、制御対象物25−2としてのホーン等から警告音を鳴らす制御を行うこともできる。
なお、開錠動作として予め決められた所定の動きとしては、図17の例では、説明の簡略上、上述した図15と図16の動きの組合せ(図15乃至図17の各矢印参照)、即ち、ドアに手を近付ける動きと、ドアに手を翳しすぐに遠ざける動きとの組合せが採用されている。勿論、図17の例に限定されず、任意の動きでよい。ただし、防犯上の観点から、開錠動作として予め決められた所定の動きは、正規ユーザ自身が定義できるようになされると好適である。
また、開錠動作として予め決められた所定の動きとしては、図17の例では、物体12としての手の動き単体を利用しているが、図17の例に限定されず、手の動きに対して、他の動きも組み合わせてもよい。具体的は例えば、組み合せが可能な動きとしては、車両11に搭載されたコンピュータ(携帯電子キー等との無線通信を行う無線通信機器含む)へのキー操作による動き、携帯電子キー自体の操作による動き、手の動きの後に、別途セット動作の学習による動き等、様々な動きが考えられる。
このように、開錠防犯制御を採用することで、物理的な(見た目の)変化が車両11側にないため、いかなる開錠動作を設定したのか、そもそも、そのような設定動作によるセキュリティ設定がなされているのか否かさえ、正規ユーザ以外には把握すらできない。従って、不正利用の阻害率を高め(不正ユーザが不意の警報に対処できないなど)という効果を奏することができ、ひいては、かかる効果が多数の者に認知されるようになれば、不正利用しようという志気を阻害(如何なる開錠時動作なのかわからず不安)するという効果を奏することも可能になる。
図18乃至図20は、車両11の窓が制御対象物25として採用された例であって、かかる窓の開閉が自動的に行われる制御(以下、窓自動開閉制御と称する)が、動作制御部24の制御として採用された例を説明する図である。
図18は、窓自動開閉制御のうちの、車両11の外からの動作に応じて窓の開閉制御(以下、外部窓自動開閉制御と称する)を行う一例を説明する図である。
図18の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21が、例えばドアハンドル近辺等に設置される。そして、図18に示されるように、乗員の手が物体12に該当し、物理量検出部21は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
物体動き検出部23は、例えば、物理量検出部21の検出結果に基づいて、手としての物体12の軌跡等の動きを検出し、その動きを示す動き情報を動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、その動きが、窓を開けるための動作として予め決められた所定の動きであることを認識した場合、制御対象物25としての窓を開ける制御を行う。
この場合、防犯上の観点から、動作制御部24は、所定の動きであることのみをトリガとして、窓を開けるのではなく、その動きを行った者の認証処理をして、その認証に成功した後はじめて、窓を開けるように制御すると好適である。この認証処理自体は、特に限定されない。例えば、乗員には、自身を特定させるための携帯電子キー等を保持させ、車両11には、その携帯電子キー等と無線通信を行う通信機器を搭載させ、手が近づいたと判断した場合には、その通信機器が、携帯電子キー等と無線通信を行うことで認証を行う、といった認証処理を採用できる。
このように、外部窓自動開閉制御を採用することで、ユーザは、車両11のドアを開けるといった手間のかかる動作をすることなく、簡便な動作のみで、例えば、荷物等を車内へ積み降ろすことができたり、少しの間車両11から離れて戻ってきたときに、車内に待っていた人と話ができる、といった効果を奏することが可能になる。
なお、窓を開けるための動作と、ドアの開錠や施錠のための動作とを別々な動作として定義しておけば、外部窓自動開閉制御と、上述した図17の開錠防犯制御、或いは、上述した図14乃至図16のドア鍵/窓自動制御とを組み合わせることも可能である。
図19と図20は、窓自動開閉制御のうちの、車両11の内部からの動作に応じて窓の開閉制御(以下、内部窓自動開閉制御と称する)を行う一例を説明する図である。
図20と図21の例では、例えば電波センサとして構成される物理量検出部21−1が、例えば制御対象物25−1としての窓の近辺(図20や図21の例では窓の下方)等に設置される。そして、図20や図21に示されるように、乗員の手が物体12に該当し、物理量検出部21−1は、その物体12の距離や角度等を検出するとする。
物体動き検出部23は、例えば、物理量検出部21−1の検出結果に基づいて、手としての物体12の軌跡等の動きを検出し、その動きを示す動き情報を動作制御部24に提供する。
動作制御部24は、この動き情報から、手としての物体12の動きを認識し、その動きに応じて、制御対象物25−1としての窓の開閉を制御する。
ここで注目すべき点は、動作制御部24は、手の各種動きを認識できるので、窓の単なる開閉の制御だけではなく、その開閉量をも制御できる点(図19と図20のように窓の開閉量を異ならせることができる点)である。この場合、各開閉量のそれぞれと、ユーザにとって直感的だと思われる各種動作とをそれぞれ対応しておけば、ユーザにとっては、直感的な非接触操作で、窓の開閉量を自在に変えることができる、という効果を奏することが可能になる。
なお、図19や図20に示されるように、前方の窓だけではなく、後方の窓を制御対象物25−2として、その近辺に物理量検出部21−2を配置することで、その後方の窓についても内部窓自動開閉制御を採用することができる。このことは、図示せぬ他の窓についても同様である。また、同様に、外部窓自動開閉制御が適用される窓も、図18の例に限定されず、他の窓でもよいことはいうまでも無い。
以上、図2乃至図20を参照して、各種の制御対象物25を制御する制御の具体例を説明した。これらの各種制御は、説明の便宜上、1つ1つ独立したものとして説明してきた。しかしながら、図1の物理量検出部21−1乃至21−nのそれぞれとして適切なものを適切な場所に配置するだけで、同一の物体位置検出部22乃至動作制御部24を利用して、各種制御を複数組合せることも可能である。即ち、図1の構成を取る車両11であれば、上述した各種制御を複数組み合わせることも可能である。
さらに、その他の制御を組み合わせることも可能であることはいうまでも無い。具体的には例えば、物理量検出部21−1乃至21−nのうちの幾つかの電波センサを、車両盗難システムを実現する別の制御に利用することもできる。即ち、この電波センサを車両11の室内に設置して稼動させておく。これにより、電波センサは車両11に近づく人を窓を介して検出することができるようになる。この時に電波センサから、例えば警報装置などの盗難防止制御装置に信号を送ることによって、警報を発生させることができる。車両バッテリーの消費電力を低減するために、警報装置などの盗難防止制御装置は通常は休止状態とさせておき、この電波センサからの信号が入力された時に、起動するようにしてもよい。
また、図2乃至図13の具体例の各種制御対象物25については、物体12の位置に応じた制御が採用されていたが、その制御に代えてまたはその制御と共に、物体12の所定の動きに応じた制御を採用してもよい。
同様に、図14乃至図20の具体例の各種制御対象物25については、物体12の所定の動きに応じた制御が採用されていたが、その制御に代えてまたはその制御と共に、物体12の位置に応じた制御を採用してもよい。
ところで、上述した各種制御を実現するための一連の処理(或いはそのうちの一部分の処理)、例えばハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、図1の物体位置検出部22乃至動作制御部24は、例えば、図21に示されるようなコンピュータで構成することができる。
図21において、CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記録されているプログラム、または記憶部208からRAM(Random Access Memory)203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インタフェース205も接続されている。
入出力インタフェース205には、キーボード、マウスなどよりなる入力部206、ディスプレイなどよりなる出力部207、ハードディスクなどより構成される記憶部208、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部209が接続されている。通信部209は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置との通信処理を行う。
入出力インタフェース205にはまた、必要に応じてドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア111が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部208にインストールされる。
入出力インタフェース205にはまた、必要に応じて、図1の物理量検出部21−1乃至21−nとして機能し得るセンサ212、例えば、電波センサとして構成されるセンサ212も接続される。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図21に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア(パッケージメディア)211により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM202や、記憶部208に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明が適用されるシステムは、上述した車両11に搭載されるシステムのみならず、物体の位置や所定の動きに応じて、その動作を制御することができる制御対象物を搭載しているシステム、例えば乗物や機器等に搭載されたシステムであれば足りる。なお、ここに、システムとは、複数の処理装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
本発明が適用される制御システムとしての構成例を示す図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、シート自動調整制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、ルームランプ点灯パターン制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、ルームランプ点灯パターン制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、エアコン風向制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、エアコン風向制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、エアコン風向制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、エアバック制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、カップホルダ自動制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、給油口自動開閉制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、シート自動制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、バックドア自動開閉制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、スライドドア自動開閉制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、ドア鍵/窓自動制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、ドア鍵/窓自動制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、ドア鍵/窓自動制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、開錠防犯制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、外部窓自動開閉制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、内部窓自動開閉制御を説明する図である。 図1の制御システムが実行する制御のうちの、内部窓自動開閉制御を説明する図である。 本発明が適用される制御システムの一構成要素をコンピュータで構成した場合における、そのコンピュータのハードウエア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 車両
12 物体
21−1乃至21−n 物理量検出部
22 物体位置検出部
23 物体動き検出部
24 動作制御部
25 制御対象物
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 バス
205 入出力インタフェース
206 入力部
207 出力部
208 記憶部
209 通信部
210 ドライブ
211 リムーバブルメディア

Claims (2)

  1. 車両に搭載される動作物のうちの1以上を制御対象物として、前記制御対象物の動作を制御する制御装置において、
    前記車両の内部または外部のうちの少なくとも一方に存在し得る物体について、所定の物理量を検出する1以上の物理量検出部と、
    前記1以上の物理量検出部のうちの少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記物体の有無を検出する物体有無検出部と、
    前記物体有無検出部の検出結果に基づいて、前記制御対象物の動作を制御する動作制御部と
    を備える制御装置。
  2. 車両に搭載される動作物のうちの1以上を制御対象物として、前記制御対象物の動作を制御する制御装置の制御方法において、
    前記車両の内部または外部のうちの少なくとも一方に存在し得る物体について、所定の物理量を検出する1以上の物理量検出部のうちの少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記物体の有無を検出し、
    その物体の有無の検出結果に基づいて、前記制御対象物の動作を制御する
    ステップを含む制御装置。
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