JP2009018484A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチビームレーザを使用する構成であって,ポリゴンミラーの回転速度を変更する場合でも,発光点間での発光期間の重なりを排除しつつ光量制御や走査開始タイミングの検知ができるようにした画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 光量制御に供される発光制御信号及び走査開始タイミングを検知に供されるSOS信号を,それらの処理のタイミングを順次一つずつずらすように変更する。ポリゴンミラーの回転速度を上げるときは,それらのタイミングを順序が先のものから順次早くし,回転速度を下げるときは,それらのタイミングを順序が後のものから順次遅くする。これにより,光量制御の際の発光点間での発光期間の重なりを排除できる。また,走査開始タイミングも検出される。これにより,発光タイミング制御における不安定性を回避しつつ,ポリゴンミラーの回転速度の変更が可能となった。
【選択図】図5

Description

本発明は,像担持体を露光して静電潜像を形成し,この静電潜像を現像して得たトナー像を有形媒体に転写して画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,マルチビームレーザアレイから出力されたレーザビームをポリゴンミラーで偏向して像担持体上に走査するようにした画像形成装置に関するものである。
従来から,トナーを用いる画像形成装置には,光走査装置によりレーザビームを像担持体(感光体)に走査するものがある。この種の画像形成装置では,半導体レーザから出力されたレーザビームを,所定の速度で回転するポリゴンミラーで反射する。このポリゴンミラーの回転によりレーザビームを走査させ,像担持体上を照射するのである。
ここで,レーザビームが像担持体に照射される際に,レーザビームを画像データにより変調する。これにより,画像データに基づく静電潜像を像担持体に書き込むのである。このための画像データの書き込み等のタイミング制御のため,像担持体の走査開始側の端部付近に受光センサを設けている。この受光センサの受光検知信号を,タイミングの基準とするのである。また,レーザの光量調整は,レーザビームが画像領域の外にあるときに行われる。
さらにこの種の画像形成装置には特許文献1のように,複数の発光点を1つのパッケージ中に搭載したマルチビームレーザを使用するものがある。使用時の生産性や解像度を向上させる等のためである。特許文献1の画像形成装置では,ポリゴンミラーの回転制御を変更する際の移行期間中には,タイミング検出のための点灯開始からレーザビーム検出までの期間が,主走査周期の変動分に相当する時間より長くなるようにしている。これにより,タイミング検出時にはレーザビームが必ず点灯しているようにしている。
特開2001−174728号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題点があった。マルチビームレーザを使用する機種の場合,光量調整を発光点毎に行う必要がある。しかし複数の発光点を同時に発光させると,どの発光点がいかなる光量で発光しているかを識別することができない。これでは光量調整が適切にできないので,発光点を1つずつ順次発光させて光量調整を行うことになる。
一方,この種の画像形成装置では,解像度変更または倍率変更の場面で,ポリゴンミラーの回転速度を変更することがある。そのときには,ポリゴンミラーの回転制御を変更するとともに,光量制御や走査開始タイミング検知のための発光タイミングも変更する必要がある。しかしそれにより発光点間で発光期間が重なることがある。これでは適切な制御や検知ができない。
別の手法としては,回転速度の変更時には発光制御を一旦停止し,回転速度の変更が完了してから発光制御を再開することも考えられる。しかしそれでは,走査開始タイミングの検知ができない期間が発生してしまう。そしてそのために,再開直後に少なくとも1ラインは,像担持体を無駄に露光してしまうことになる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,マルチビームレーザを使用する構成であって,ポリゴンミラーの回転速度を変更する場合でも,発光点間での発光期間の重なりを排除しつつ光量制御や走査開始タイミングの検知ができるようにした画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,レーザビームの照射を受けて静電潜像が形成される像担持体と,前記像担持体に照射する複数のレーザビームを出力するマルチビームレーザアレイと,前記マルチビームレーザアレイから出力されたレーザビームを反射しつつ回転し,前記像担持体上に走査させるポリゴンミラーと,前記ポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータと,前記ポリゴンミラーで反射されたレーザビームを,前記像担持体への照射の前に受光して走査開始信号を発するスキャンスタートセンサと,前記マルチビームレーザアレイの個々のレーザビームを,前記像担持体の画像領域への照射時以外の期間内に,互いに発光期間が重複しないように順に発光させて個別に光量を調整する光量調整制御部とを有し,特定レーザビームの発光期間内に前記スキャンスタートセンサがそのレーザビームを受光する画像形成装置において,前記ポリゴンモータの回転速度を変更する回転速度変更制御部を有し,前記回転速度変更制御部は,前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させる場合に,前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより先のものをより早いタイミングに変更し,その後に前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させ,その後に前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより後のものをより早いタイミングに変更し,前記ポリゴンモータの回転速度を下降させる場合に,前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより後のものをより遅いタイミングに変更し,その後に前記ポリゴンモータの回転速度を下降させ,その後に前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより先のものをより遅いタイミングに変更するものである。
かかる画像形成装置は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更時に,光量制御における発光点間の発光期間の重なりを回避することができる。よって,光量制御に支障はない。また,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光できる状態を維持しつつ回転速度が変更される。このため,走査開始信号が失われることもない。
前記回転速度変更制御部は,前記特定レーザビーム以外のレーザビームの発光を停止させた状態でタイミング変更および回転速度変更を行い,その後に前記特定レーザビーム以外のレーザビームの発光を再開させてもよい。通常,回転速度変更は,画像形成時以外のときに行う。よって,発光タイミングの変更時には,前記特定レーザビーム以外のレーザビームの発光を必要としないからである。
上記において,前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させる場合のレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングの変更を,より早いタイミングのものから順に行い,前記ポリゴンモータの回転速度を下降させる場合のレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングの変更を,より遅いタイミングのものから順に行うことが望ましい。これにより,光量制御における発光点間の発光期間の重なりを回避できるからである。
上記において,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,前記ポリゴンモータがロック外れを起こさない範囲内の変更幅と,前記ポリゴンモータの回転速度が変更に追従できる時間間隔とにより,複数回に分けて段階的に行うとよい。これにより,前記変更幅が大きい場合においても,ロック外れを生じさせずに前記ポリゴンモータの回転速度を変更できるからである。
上記において,前記変更幅と前記時間間隔とが,回転速度上昇の場合と下降の場合とで別々に設定されている方が望ましい。回転速度上昇の場合と下降の場合とで,ロック外れの起こりやすさが異なっている場合があるからである。
上記において,前記マルチビームレーザアレイと,前記ポリゴンミラーと,前記ポリゴンモータと,前記スキャンスタートセンサとを,画像形成色ごとに複数有し,前記回転速度変更制御部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うとさらによい。個別に順次行うより短時間でできるからである。
本発明によれば,マルチビームレーザを使用する構成であって,ポリゴンミラーの回転速度を変更する場合でも,発光点間での発光期間の重なりを排除しつつ光量制御や走査開始タイミングの検知ができるようにした画像形成装置が提供されている。
[第1の形態]
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態に係る画像形成装置は,図1に示すように構成されている。図1のタンデム式カラー画像形成装置は,上流側から,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像形成部13Y,13M,13C,13Kを有している。
各画像形成部13Y〜13Kはそれぞれ,感光体9Y〜9Kと,走査光学装置8Y〜8Kとを有している。感光体9Y〜9Kは,トナー像を担持するものである。すなわち感光体9Y〜9Kは,レーザビームの照射を受けて静電潜像が形成され,その静電潜像上にトナーの付与を受けてトナー像が形成されるものである。走査光学装置8Y〜8Kは,対応する感光体9Y〜9Kに対し,画像データに基づいて変調されたレーザビームを照射して,静電潜像を書き込む装置である。その詳細は後述する。
図1のタンデム式カラー画像形成装置にはこのほか,中間転写帯11,レジストセンサ12等が備えられている。中間転写帯11は,感光体9Y〜9Kからトナー像の転写を受けるものである。各色のトナー像は,中間転写帯11上で重ね合わせられ,さらに記録用紙18に再転写され,最終的に記録用紙18上に定着されるようになっている。レジストセンサ12は,中間転写帯11上のトナー像を検知するものである。レジストセンサ12は,各色のトナー像の重ね合わせのためのレジスト制御のために用いられる。以下,特に必要がない限り,Y,M,C,Kの色記号を省略して説明する。
次に,走査光学装置8について詳細に説明する。走査光学装置8は,図2に示すように構成されている。図2の走査光学装置8は,レーザダイオード1と,コリメータレンズ2と,スリット10と,ポリゴンミラー4と,スキャンスタートセンサ5と,走査レンズ6と,ミラー7とを有している。
レーザダイオード1は,レーザビーム3を射出するものである。本形態におけるレーザダイオード1は,複数の発光点を有するマルチビーム型のものであり,個々の発光点ごとに点灯させることができるものである。また,本形態のレーザダイオード1は,出力光量を検出するフォトダイオードを内蔵している。ただしその検出光量は,どの発光点による光量であるかを区別しないものである。
コリメータレンズ2は,レーザダイオード1から射出された拡散光のレーザビーム3を平行光に集束させるものである。スリット10は,コリメータレンズ2を通過したレーザビーム3を整形するものである。スリット10を通過したレーザビーム3がポリゴンミラー4に入射されるようになっている。
ポリゴンミラー4は,正多角形の板状の部材であり,その各側面が反射面となっている。ポリゴンミラー4は,一定の速度で回転するようになっている。これにより,反射したレーザビーム3を感光体9の軸方向に走査するものである。ただしその回転速度には,画像形成の倍率や解像度により,複数水準がある。
ポリゴンミラー4により反射されたレーザビーム3は,走査レンズ6とミラー7とを経て,感光体9に導かれるようになっている。走査光学装置8の構成によっては,走査レンズ6が複数枚で構成されることもある。走査光学装置8の構成によってはまた,ミラー7が複数枚で構成されることや,あるいは逆にミラー7がないこともある。
スキャンスタートセンサ5は,感光体9の一方の端部に近接して配置されている。これは,ポリゴンミラー4により反射されたレーザビーム3が,感光体9に照射される前のタイミングでスキャンスタートセンサ5に入射するようにされているのである。スキャンスタートセンサ5は,フォトダイオード等の光検出センサであり,レーザビーム3が入射されるとSOS信号を発するようになっている。これにより,レーザビーム3が感光体9を走査するときの走査開始タイミングを検出するようになっている。
続いて,本形態の画像形成装置の露光関係の制御系を説明する。この制御系は,図3に示すように構成されている。図3中の走査光学装置8には,図2に示したものの他,レーザダイオード駆動回路28と,ポリゴンモータ31と,PLL制御回路25とが含まれている。
レーザダイオード駆動回路28は,レーザダイオード1を駆動する回路である。レーザダイオード駆動回路28はむろん,レーザダイオード1の個々の発光点を個別に発光させることができるようになっている。ポリゴンモータ31は,ポリゴンミラー4を回転駆動するモータである。PLL制御回路25は,ポリゴンモータ31を一定の速度で回転させる回路である。
図3の制御系における走査光学装置8以外の部分には,記憶装置21,CPU22,水晶発振器23,画素クロック生成回路24,画像データ同期回路26,発光制御回路27,水晶発振器29,ポリゴンクロック生成回路30が設けられている。このうちの記憶装置21とCPU22は,露光関係以外の他の部分の制御系と共用であってもよい。記憶装置21は,制御に必要な種々のプログラムやデータを記憶するものである。CPU22は,制御系の全体の動作を統括するものである。
画素クロック生成回路24は,水晶発振器23の発振信号に基づいて画素クロックを生成する回路である。画像データ同期回路26は,画像データ信号を,画素クロック生成回路24から供給された画素クロックに同期させてレーザダイオード駆動回路28へ送る回路である。画像データ同期回路26はまた,スキャンスタートセンサ5からSOS信号を受信するようになっている。ここで画像データは,コピー機であれば内蔵スキャナから,プリンタであればパソコン等の外部機器から,ファクス機であればモデムから供給される。
発光制御回路27は,レーザダイオード1の光量を制御する回路である。そのために発光制御回路27は,レーザダイオード駆動回路28を介してレーザダイオード1の発光点を個別に発光させる機能を有している。具体的には,レーザダイオード駆動回路28に発光制御信号を送るようになっている。発光制御回路27は,画素クロック生成装置24からの画素クロックと,レーザダイオード1からの光量検出信号と,スキャンスタートセンサ5からのSOS信号とを受信するようになっている。
これによりレーザダイオード駆動回路28が,発光制御回路27からの発光制御信号,または,画像データ同期回路26からの画像データ信号に従ってレーザダイオード1を駆動するようになっている。
ポリゴンクロック生成回路30は,水晶発振器29の発振信号に基づいてポリゴンクロックを生成する回路である。このポリゴンクロックに従って,PLL制御回路25がポリゴンモータ31を回転させるようになっている。すなわちポリゴンモータ31は,その回転に同期したパルス信号であるFG信号を出力するようになっている。そしてPLL制御回路25は,ポリゴンクロックとFG信号とを比較しつつ,両信号の周波数が同じになるようにポリゴンモータ31を制御する。これによりポリゴンモータ31を正常な回転速度で回転させるのである。
なお,PLL制御回路25からCPU22へ入力されるロック検出信号は,ポリゴンクロックとFG信号を比較し所望の回転速度で回転していると判断した場合に出力される。
次に,上記の制御系によるレーザビーム3の発光タイミング制御について説明する。ここでは,レーザダイオード1が2個の発光点を有しているものとする。以下,これらの発光点から出力されるレーザビーム3を,第1ビーム,第2ビームと呼んで区別する。図4は,基本的な発光タイミング制御のタイミングチャートである。図4に示されている信号は,上から,SOS信号,発光制御信号S/H1,同2,画像データ信号VIDEO1,同2,ビーム光量1,同2,PD検出光量である。
SOS信号は前述のように,スキャンスタートセンサ5がレーザビーム3を受光したときに出力される信号である。図4ではこの信号について,ハイがオフでありローがオンであることとしている。この信号のオンエッジが検出された時刻t0が,感光体9への潜像の書き込みの基準タイミングとなる。この信号のオンエッジから次のオンエッジまでの期間が,SOS周期である。
発光制御信号S/H1は,発光制御回路27がレーザダイオード1の第1ビームを発光させる信号である。同様に発光制御信号S/H2は,発光制御回路27がレーザダイオード1の第2ビームを発光させる信号である。発光制御回路27がレーザダイオード1を発光させる目的は前述のように,光量調整であって描画ではない。よって,発光制御信号S/H1,同2はいずれも,画像領域の外でオンし,画像領域内ではオフである。また,発光制御信号S/H1と同2は,同時にオンすることはない。両者が同時にオンすると,光量調整が適切にできないからである。さらに,SOS信号がオンされるべきタイミングには,発光制御信号S/H1,同2の一方が必ずオンである。当該タイミングに両者がともにオフであると,SOS信号がオンされることがないからである。これでは,書き込みの基準タイミングが分からないのである。
画像データ信号VIDEO1は,画像データ同期回路26がレーザダイオード1の第1ビームを発光させる信号である。同様に画像データ信号VIDEO2は,画像データ同期回路26がレーザダイオード1の第2ビームを発光させる信号である。画像データ同期回路26がレーザダイオード1を発光させる目的は,前述のように描画である。よって,画像データ信号VIDEO1,同2はいずれも,画像領域内で画像データと画素クロックに従ってオンオフし,画像領域の外ではオフである。この画像領域は,前述の時刻t0から所定の時間が経過した時刻t1から開始する。この所定の時間とは,図2中,レーザビーム3がスキャンスタートセンサ5を過ぎってから感光体9の画像形成幅の端部に達するまでの所要時間である。よって,ポリゴンミラー4の回転速度が一定であれば所定の時間も一定である。
ビーム光量1は,レーザダイオード1の第1ビームの光量である。ビーム光量1は,発光制御信号S/H1と画像データ信号VIDEO1とのいずれか一方がオンであるときに正の値を持ち,いずれもがオフであるときにゼロである。同様にビーム光量2は,第2ビームの光量である。ビーム光量2は,発光制御信号S/H2と画像データ信号VIDEO2とのいずれか一方がオンであるときに正の値を持ち,いずれもがオフであるときにゼロである。
PD検出光量は,レーザダイオード1のフォトダイオードから出力される検出光量である。PD検出光量は,ビーム光量1と同2との和に比例する。このPD検出光量の値を用いて,発光制御回路27が光量制御を行う。すなわち発光制御回路27は,発光制御信号S/H1がオンである期間内に,PD検出光量が所定の値になるように,第1ビームの駆動電流値を調整する。そしてその後の画像領域期間では,調整により決定された電流値により,レーザダイオード1の第1ビームが発光させられる。同様に,発光制御信号S/H2がオンである期間内に,PD検出光量が所定の値になるように,第2ビームの駆動電流値を調整する。そしてその後の画像領域期間では,調整により決定された電流値により,レーザダイオード1の第2ビームが発光させられる。
ここで,図4のような発光タイミングチャートにおけるポリゴンモータ31の回転速度の変更について,図5のフローチャートにより説明する。ポリゴンモータ31の回転速度は,前述したように解像度変更や倍率変更のときに変更する必要が生じるものである。本形態では,SOS信号を消滅させない状態でマルチビームの各々のビームの光量の調整をする。ポリゴンモータ31の回転速度を変更する場合も同様である。ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合が図5のS1からS5に,回転速度を下げる場合が図5のS6からS10に示されている。
ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合について説明する。まず,発光制御信号S/H2のONのタイミングを早くする(S1)。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを早くする(S2)。この段階での発光タイミングチャートを,図6に示す。図6中の発光制御信号S/H2については,破線が変更前で,実線が変更後である。この発光制御信号S/H2のタイミングの変更に伴い,ビーム光量2及びPD検出光量のタイミングもそれに倣って変化している。
次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを早くする(S3)。この段階の状態を示したものが図7である。破線,実線の意味は前述したものと同様である。これにより,ポリゴンモータ31の回転速度を上げてもSOS信号が失われない状態が実現している。そこで,ポリゴンモータ31の回転速度を上げるのである(S4)。このとき,SOS信号の周期も同時に変更される。この後,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを早くする(S5)。この段階における発光タイミングチャートを図8に示す。こうして,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる処理が終了した。
つまり,処理のタイミングの早いものから順に処理のタイミングを前へずらすのである。これにより,PD検出光量において,異なる発光点からの発光期間が重複することがない。また,SOS信号が失われることもない。このため,ポリゴンモータ31の回転速度を上げることにより生じる発光タイミング制御の不安定性は回避される。
ポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合について説明する。まず,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを遅くする(S6)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を下げるのである(S7)。この段階の発光タイミングチャートを図9に示す。
次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを遅くする(S8)。この段階の発光タイミングチャートを図10に示す。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを遅くする(S9)。次に,発光制御信号S/H2のONのタイミングを遅くする(S10)。この段階の発光タイミングチャートを図11に示す。こうして,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる処理が終了した。
つまり,処理のタイミングの遅いものから順に処理のタイミングを後ろにずらすのである。これはポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合と逆の順序に該当する。ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合と同様,PD検出光量において,異なる発光点からの発光期間が重複することはない。また,SOS信号が失われることもない。つまり,発光タイミング制御の不安定性は発生しない。
以上に,発光制御信号S/H1がONの状態においてSOS信号がONとなる場合の,ポリゴンモータ31の回転速度の変更方法について説明した。以下では,図12のように発光制御信号S/H2がONの状態においてSOS信号がONとなる場合の,ポリゴンモータ31の回転速度の変更方法を図13のフローチャートにより説明する。
この場合においても,処理のタイミングの順序を維持しつつ,各処理のタイミングを順次ずらすという方針に変わりはない。すなわち,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合は,処理のタイミングの早いものから順に処理のタイミングを前にずらし,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合は,処理のタイミングの遅いものから順に処理のタイミングを後ろにずらすのである。
ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合は,まず発光制御信号S/H2のONのタイミングを早くする(S11)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる(S12)。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを早くする(S13)。次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを早くする(S14)。最後に,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを早くする(S15)。
ポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合は,まず発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを遅くする(S16)。次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを遅くする(S17)。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを遅くする(S18)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる(S19)。最後に,発光制御信号S/H2のONのタイミングを遅くする(S20)。
このように,走査開始タイミングを検知するための基準として,複数ある発光制御信号のうち何れを選んでもPD検出光量における発光点間の発光期間の重複はない。また,SOS信号が失われる心配もない。つまり,発光タイミング制御の不安定性は発生しない。
[第2の形態]
以下に,本発明の第2の形態について説明する。全体の機械的構成,制御系の構成は,第1の形態の図1〜図3と同様である。第1の形態と異なる点は,ポリゴンモータ31の回転速度が多段階を経て変更されることである。解像度変更や倍率変更の変更量が大きい場合は,それに伴いポリゴンモータ31の回転速度も大きな変更を余儀なくされる。このような場合に,ポリゴンモータ31の回転速度及び発光制御信号を一度に変更すると,ポリゴンモータのロック検出信号が外れる可能性がある。そのような場合に,多段階変更が好ましい。
ポリゴンモータ31の回転速度を多段階にて上げる場合の,クロック周波数と回転速度の変化を図14に示す。ポリゴンモータ31の回転速度を多段階にて下げる場合の,クロック周波数と回転速度の変化を図15に示す。図14及び図15の上段のグラフの縦軸は,ポリゴンモータ31のクロック周波数である。図14及び図15の下段のグラフの縦軸は,ポリゴンモータ31の回転速度である。図14及び図15の上段及び下段のグラフの横軸は,時間である。
ポリゴンモータ31の回転速度を多段階で上げる場合について図14により説明する。上段に示されている1ステップあたりの回転速度変更量は,ロック検出信号が外れない範囲で設定されている。1ステップあたりの回転速度変更インターバルは,ポリゴンモータ31のクロック周波数の上昇に対して,回転速度が追従するまで待つ期間である。これらと前述の図5との関係について説明する。
まず,図5の発光制御信号S/H2のON(S1),発光制御信号S/H2のOFF(S2),発光制御信号S/H1のON(S3)のタイミングを順次早くする。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる。このとき,ポリゴンモータ31のクロック周波数は,図14上段の周波数2から周波数1へと多段階を経て変更される。それに倣って,ポリゴンモータ31の回転速度は図14下段の回転速度2から回転速度1へと上がる(S4)。最後に,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを早くする(S5)。つまり,ポリゴンモータ31の回転速度を変更する処理のみを多段化するのである。
ポリゴンモータ31の回転速度を多段階で下げる場合も同様である。まず,図5の発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを遅くする(S6)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる。このとき,ポリゴンモータ31のクロック周波数は,図15上段の周波数1から周波数2へと多段階を経て変更される。それに倣って,ポリゴンモータ31の回転速度は図15下段の回転速度1から回転速度2へと下がる(S7)。次に,発光制御信号S/H1のON(S8),発光制御信号S/H2のOFF(S9),発光制御信号S/H2のON(S10)のタイミングを順次遅くする。これにより,ポリゴンモータ31の回転速度の多段階での変更が終了した。
このように多段階を経てポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合,回転速度変更量及び回転速度変更インターバルは,回転速度を上昇させる場合と同じであるとは限らない。なぜならば,ポリゴンモータ31の回転速度を変更する場合に,ロック検出信号が外れないような条件は回転速度を上げる場合と下げる場合とで独立だからである。このため,図14におけるポリゴンモータ31の1ステップでの回転速度変更量と図15における1ステップでの回転速度変更量は異なっている。
ポリゴンモータ31の回転速度を多段階で変更する別の方法について説明する。まず,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合について図5との関連により説明する。発光制御信号S/H2のON(S1),発光制御信号S/H2のOFF(S2),発光制御信号S/H1のON(S3),ポリゴンモータ31の回転速度の上昇(S4),発光制御信号S/H1のOFF(S5)を順次早くすることを1ブロックとする。このブロックを,ポリゴンモータ31の回転速度が図14下段の回転速度2から回転速度1に達するまで繰り返すのである。つまり,S1〜S5の処理を所望の回転速度が得られるまで繰り返すのである。
ポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合についても同様である。発光制御信号S/H1のOFF(S6),ポリゴンモータ31の回転速度の変更(S7),発光制御信号S/H1のON(S8),発光制御信号S/H2のOFF(S9),発光制御信号S/H2のON(S10)の処理を1ブロックとして,所望の回転速度が得られるまで繰り返すのである。
この方法は,先に述べた回転速度の変更のみを多段化する方法に比べて処理速度は遅くなる。なお,これら多段階でポリゴンモータ31の回転速度を変更する場合でも,PD検出光量において異なる発光点からの発光期間が重複することがない。また,SOS信号が失われることもない。つまり,発光タイミング制御において不安定性は生じない。また,この形態において,図5の代わりに図13に示す場合についても同様に成り立つ。
[第3の形態]
以下に,本発明の第3の形態について図16により説明する。全体の機械的構成,制御系の構成は,第1の形態及び第2の形態の図1〜図3と同様である。また,SOS信号は発光制御信号S/H1の中にある場合を考える。第1の形態及び第2の形態と異なる点は,タイミング変更時に主走査同期信号を出力するための発光制御信号以外はOFFにすることである。つまり,図4に示すタイミングチャートから発光制御信号S/H1以外の発光制御信号をOFFにして,その状態下で発光制御信号S/Hのタイミング及びポリゴンモータ31の回転速度を変更するのである。
ポリゴンモータ31の回転速度を上げる場合を説明する。まず,発光制御信号S/H1以外の発光制御信号をOFFにする(S21)。次に,発光制御信号S/H2のONのタイミングを早くする(S22)。この段階では,発光制御信号S/H2は実際にはOFFのままである。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを早くする(S23)。この段階でも同様に,発光制御信号S/H2は実際にはOFFのままである。次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを早くする(S24)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる(S25)。次に,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを早くする(S26)。最後に,発光制御信号S/H1以外の発光制御信号をONにする(S27)。これにより,ポリゴンモータ31の回転速度を上げる処理が終了した。なお,発光制御信号S/H2のON,発光制御信号S/H2のOFF,発光制御信号S/H1のONの各タイミングは,同時に変更しても構わない。
ポリゴンモータ31の回転速度を下げる場合も同様である。発光制御信号S/H1以外の発光制御信号をOFFにする(S21)。次に,発光制御信号S/H1のOFFのタイミングを遅くする(S28)。次に,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる(S29)。次に,発光制御信号S/H1のONのタイミングを遅くする(S30)。次に,発光制御信号S/H2のOFFのタイミングを遅くする(S31)。次に,発光制御信号S/H2のONのタイミングを遅くする(S32)。最後に,発光制御信号S/H1以外の発光制御信号をONにする(S27)。これにより,ポリゴンモータ31の回転速度を下げる処理が終了した。
また,回転速度を上げる場合と下げる場合で,回転速度変更量及び回転速度変更インターバルが異なっていてもよい。また,SOS信号が発光制御信号S/H1以外の中にある場合も同様である。また,多段階の場合も同様である。図16は,図5をベースにしているが,図13をベースにしてもよい。
ここで,前記の全ての方法は,PD検出光量において異なる発光点からの発光期間が重複することがない。また,SOS信号が失われることもない。つまり,発光タイミング制御において不安定性は生じない。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る画像形成装置では,光量制御に供される発光制御信号及び走査開始タイミングを検知に供されるSOS信号を,それらの処理のタイミングを順次一つずつずらすようにした。このため,発光点間の発光期間の重なり及びSOSが失われる可能性を排除できるようになった。これにより,ポリゴンモータ31の回転速度を変更する場合に,発光制御の不安定性を回避可能な画像形成装置が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,レーザビームの数は2本以上であっても構わない。
実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置の走査光学装置の構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置の露光関係の制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る画像形成装置におけるレーザビームの発光タイミング制御を説明するタイミングチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置におけるポリゴンモータの回転速度を変更する際の処理手順を説明するフローチャートである。 ポリゴンモータの回転速度を上げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その1)である。 ポリゴンモータの回転速度を上げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その2)である。 ポリゴンモータの回転速度を上げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その3)である。 ポリゴンモータの回転速度を下げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その1)である。 ポリゴンモータの回転速度を下げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その2)である。 ポリゴンモータの回転速度を下げる処理の途中における,レーザビームの発光タイミングを示すタイミングチャート(その3)である。 実施の形態に係る画像形成装置におけるレーザビームの発光タイミング制御の別の例を説明するタイミングチャートである。 図12のタイミング制御においてポリゴンモータの回転速度を変更する場合のフローチャートである。 ポリゴンモータの回転速度を多段階で上げる場合のポリゴンモータのクロック周波数及び回転速度の変化を表す図である。 ポリゴンモータの回転速度を多段階で下げる場合のポリゴンモータのクロック周波数及び回転速度の変化を表す図である。 主走査同期信号を出力するための発光制御信号以外はOFFにしたままポリゴンモータの回転速度を変更する場合のフローチャートである。
符号の説明
1…レーザダイオード
3…レーザビーム
4…ポリゴンミラー
5…スキャンスタートセンサ
9…感光体
25…PLL制御回路
27…発光制御回路
28…レーザダイオード駆動回路
30…ポリゴンクロック生成回路
31…ポリゴンモータ

Claims (6)

  1. レーザビームの照射を受けて静電潜像が形成される像担持体と,
    前記像担持体に照射する複数のレーザビームを出力するマルチビームレーザアレイと,
    前記マルチビームレーザアレイから出力されたレーザビームを反射しつつ回転し,前記像担持体上に走査させるポリゴンミラーと,
    前記ポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータと,
    前記ポリゴンミラーで反射されたレーザビームを,前記像担持体への照射の前に受光して走査開始信号を発するスキャンスタートセンサと,
    前記マルチビームレーザアレイの個々のレーザビームを,前記像担持体の画像領域への照射時以外の期間内に,互いに発光期間が重複しないように順に発光させて個別に光量を調整する光量調整制御部とを有し,
    前記光量調整制御部によるいずれか1つのレーザビーム(以下,「特定レーザビーム」という)の発光期間内に前記スキャンスタートセンサがそのレーザビームを受光する画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータの回転速度を変更する回転速度変更制御部を有し,
    前記回転速度変更制御部は,
    前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させる場合に,
    前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより先のものをより早いタイミングに変更し,
    その後に前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させ,
    その後に前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより後のものをより早いタイミングに変更し,
    前記ポリゴンモータの回転速度を下降させる場合に,
    前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより後のものをより遅いタイミングに変更し,
    その後に前記ポリゴンモータの回転速度を下降させ,
    その後に前記光量調整制御部によるレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングのうち,前記スキャンスタートセンサがレーザビームを受光するタイミングより先のものをより遅いタイミングに変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,前記回転速度変更制御部は,
    前記特定レーザビーム以外のレーザビームの発光を停止させた状態でタイミング変更および回転速度変更を行い,その後に前記特定レーザビーム以外のレーザビームの発光を再開させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,前記回転速度変更制御部は,
    前記ポリゴンモータの回転速度を上昇させる場合のレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングの変更を,より早いタイミングのものから順に行い,
    前記ポリゴンモータの回転速度を下降させる場合のレーザビームの発光開始タイミングおよび発光終了タイミングの変更を,より遅いタイミングのものから順に行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,前記回転速度変更制御部は,
    前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,前記ポリゴンモータがロック外れを起こさない範囲内の変更幅と,前記ポリゴンモータの回転速度が変更に追従できる時間間隔とにより,複数回に分けて段階的に行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において,
    前記変更幅と前記時間間隔とが,回転速度上昇の場合と下降の場合とで別々に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記マルチビームレーザアレイと,前記ポリゴンミラーと,前記ポリゴンモータと,前記スキャンスタートセンサとを,画像形成色ごとに複数有し,
    前記回転速度変更制御部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うことを特徴とする画像形成装置。
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