JP2009017160A - 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム - Google Patents

誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009017160A
JP2009017160A JP2007175807A JP2007175807A JP2009017160A JP 2009017160 A JP2009017160 A JP 2009017160A JP 2007175807 A JP2007175807 A JP 2007175807A JP 2007175807 A JP2007175807 A JP 2007175807A JP 2009017160 A JP2009017160 A JP 2009017160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
error correction
circuit
bit
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007175807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4836884B2 (ja
Inventor
Yoshikuni Miyata
好邦 宮田
Hideo Yoshida
英夫 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007175807A priority Critical patent/JP4836884B2/ja
Publication of JP2009017160A publication Critical patent/JP2009017160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4836884B2 publication Critical patent/JP4836884B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

【課題】内符号の復号後のビット誤り率不均一性を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避するようにした誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システムを得る。
【解決手段】ビット系列並び替え処理手段13〜115を含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化装置31において、ビット系列並び替え処理手段13〜115は、内符号の符号語の各ビットに関し、内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、内符号の符号語に割り当てる。
【選択図】図2

Description

この発明は、光伝送システムなどのデジタル通信装置に適用される誤り訂正符号化装置および方法ならびに誤り訂正符号化装置を用いたデジタル伝送システムに関するものである。
従来の誤り訂正符号化装置および方法では、誤り訂正符号化方式(FEC:Forward Error Correction)として、LDPC(Low−Density Parity−Check)符号を内符号とし、BCH(Bose−Chaudhuri−Hocquenghem)符号を外符号とする連接符号化方法が適用されている(たとえば、非特許文献1参照)。
上記非特許文献1による連接符号化方法では、情報系列に対してBCH符号による符号化を行い、そのBCH符号化系列に対して、その順序を入れ替えずにそのまま、LDPC符号による符号化を行う。
ETSI EN 302 307 V1.1.1(2005.03)European Standard(Telecommunications series)p.19−23(5.3)
従来の誤り訂正符号化装置および方法では、LDPC符号の復号において、BCH符号の訂正可能ビット数を超えるビットエラーの残留が発生すると、それがBCH符号の復号後においても残留エラーとして残ってしまうので、LDPC符号の誤り訂正特性に依存して、エラーフロア現象が発生するという課題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、内符号の復号後のビット誤り率不均一性を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避するようにした誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システムを得ることを目的とする。
この発明による誤り訂正符号化装置は、ビット系列並び替え処理手段を含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化装置であって、ビット系列並び替え処理手段は、内符号の符号語の各ビットに関し、内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、内符号の符号語に割り当てるものである。
この発明によれば、内符号の復号後のビット誤り率不均一性を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避することができる。
実施の形態1.
以下、添付図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置を用いたデジタル伝送システム(以下、単に「伝送システム」という)を示すブロック図である。
図1において、伝送システム30は、情報源に接続された誤り訂正符号化装置31と、誤り訂正符号化装置31に接続された変調器32と、変調器32に接続された通信路33と、通信路33を介して変調器32に接続された復調器41と、復調器41に接続されたA/D(アナログ/デジタル)変換器42と、A/D変換器42に接続された誤り訂正復号装置43とにより構成されており、誤り訂正復号装置43は受信者に接続されている。
変調器32、通信路33、復調器41およびA/D変換器42は、それぞれ一般的に利用されている装置構成からなる。
図2は図1内の誤り訂正符号化装置31の具体的構成例を示すブロック図である。
図2において、誤り訂正符号化装置31は、第1の多重分離回路11と、フレーム生成回路12と、第1のインタリーブ回路13と、第1のFEC符号化回路14(外符号の符号化手段)と、第1のデインタリーブ回路15と、第2のインタリーブ回路113と、第2のFEC符号化回路(内符号の符号化手段)16と、第2のデインタリーブ回路115と、第1の多重化回路17と、を備えている。
上記構成において、各回路11〜17は、外符号および内符号の2種類を組み合わせた従来の連接符号による誤り訂正符号化装置と同様の回路であり、この発明に関連する回路は、第2のインタリーブ回路113および第2のデインタリーブ回路115のみである。
誤り訂正符号化装置31において、最上段側の第1の多重分離回路11は、第1の情報系列(直列)に基づき、第2の情報系列(並列)を生成する。
フレーム生成回路12は、第2の情報系列に基づき、第1の情報+OH(オーバーヘッド)+ダミー系列(並列)を生成する。
第1のインタリーブ回路13は、第1の情報+OH+ダミー系列に基づき、第2の情報+OH+ダミー系列(順序組み替え後、並列)を生成する。
第1のFEC符号化回路14は、第2の情報+OH+ダミー系列に基づき、第1の符号語系列(並列)を生成する。
第1のデインタリーブ回路15は、第1の符号語系列に基づき、第2の符号語系列(順序組み直し後、並列)を生成する。
第2のインタリーブ回路113は、第2の符号語系列に基づき、第3の符号語系列(順序組み替え後、並列)を生成する。
第2のFEC符号化回路16は、第3の符号語系列に基づき、第4の符号語系列(並列)を生成する。
第2のデインタリーブ回路115は、第4の符号語系列に基づき、第5の符号語系列(順序組み直し後、並列)を生成する。
誤り訂正符号化装置31において、最下段側の第1の多重化回路17は、第5の符号語系列に基づき、第6の符号語系列(直列)を生成する。
次に、誤り訂正符号化装置31の動作について説明する。
図2において、まず、誤り訂正符号化装置31に対して直列の順序で入力された第1の情報系列は、第1の多重分離回路11によって並列の順序に変換される。このときの並列数を「n」と定義する。
続いて、フレーム生成回路12は、第1の多重分離回路11から生成されたn並列の第2の情報系列に加えて、同期用制御信号などを含むOHを付加する領域と、誤り訂正符号のパリティ系列を付加する領域とを確保し、さらにOHおよびダミー系列を付加して、これら冗長領域を付加した分だけ伝送速度を上昇させた情報を生成する。
すなわち、フレーム生成回路12は、連接符号の情報長Kcおよび符号長Ncに基づく符号化率がKc/Ncの場合、伝送速度をNc/Kc倍にして、OHを付加する。この結果、フレーム生成回路12からは、第1の情報+OH+ダミー系列がn並列に出力される。
第1のインタリーブ回路13は、フレーム生成回路12からの入力情報系列と、OHおよびダミー系列とからなるn並列の系列を、あらかじめ定められた順序で並び替え、結果をn並列で出力する。この並び替えのことを、便宜上、「外インタリーブ」と称する。
第1のインタリーブ回路13の並び替え手段は、次に続く第1のFEC符号化回路14にて符号化される外符号のシンボルを1単位として行う。
たとえば、BCH符号などに代表される、ガロア体GF(2)上のビットを1シンボルとして(つまり、「0」および「1」の2値を利用する)符号化する場合には、その「ビット」を1単位として並び替える。
また、RS(Reed−Solomon)符号などに代表される、ガロア体GF(2)上の要素を1シンボルとして(つまり、mビットを1シンボルとして利用する)符号化する場合には、その「シンボル」を1単位として並び替える。
この発明の特性上、後者の「シンボル」ごとのインタリーブ方法の方が、構成上好適であるが、前者の「ビット」ごとのインタリーブであっても構成可能である。また、第1のインタリーブ回路13における並び替え方法は、「ブロックインタリーブ」やその変形例などの一般的なものを利用することができる。この発明においては、第1のインタリーブ回路13の並び替え方法に、特に制約は生じない。
また、第1のインタリーブ回路13の入力並列数nに対して、出力並列数n’は、必ずしも一致させる必要はない。以下で説明する各回路についても同様である。ただし、説明を容易にするため、以下では並列数を「n」と記す。
図2に戻り、次に、第1のFEC符号化回路14は、第1のインタリーブ回路13から入力された系列に対して、所定の符号長N1、情報長K1、ガロア体GF(2)またはガロア体GF(2)上のブロック符号の誤り訂正符号化を行う。この結果、第1のFEC符号化回路14からは、第1の符号語系列がn並列で生成される。
なお、ここでは、外符号の誤り訂正符号をブロック符号と述べたが、それ以外の符号でも構成することは可能である。
また、符号化動作は、たとえば、ガロア体GF(2)上のBCH符号の場合には、n並列またはそれ以下の任意の並列数で行われる。
また、ガロア体GF(2)上のRS符号の場合には、n/m並列またはn/m以下の任意の並列数で行われる。また、並列動作で符号化される外符号の種類は、フレームフォーマットの制約条件を満たすならば、必ずしも1種類である必要はなく、複数種類の符号を用いてもよい。
次に、第1のデインタリーブ回路15は、第1のFEC符号化回路15から生成されたn並列の第1の符号語系列を、第1のインタリーブ回路13に入力される前の順序に入れ替えて、その結果を第2の符号語系列として生成する。この並び直しのことを、便宜上、「外デインタリーブ」と称する。
なお、第1のデインタリーブ回路15は必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。
また、第1のインタリーブ回路13と第1のFEC符号化回路14との順序を入れ替えて、フレーム生成回路12から出力される第1の情報+OH+ダミー系列を、第1のFEC符号化回路14に直接入力し、その結果として出力される第1の符号語系列を、第1のインタリーブ回路13に入力して、外インタリーブ処理を実行してもよい。
上記のいずれかの方法で符号化および外インタリーブ/外デインタリーブされた第2の符号語系列は、第2のインタリーブ回路113に入力される。
第2のインタリーブ回路113は、n並列の第2の符号語系列を、あらかじめ定められた順序で並び替え、その結果を第3の符号語系列としてn並列で生成する。この並び替えのことを、便宜上、「内インタリーブ」と称する。
第2のインタリーブ回路113の並び替え手段は、次に続く第2のFEC符号化回路16にて符号化される内符号のシンボルを1単位として行う。
たとえば、「2元」のLDPC符号などに代表される、ガロア体GF(2)上のビットを1シンボルとして符号化する場合には、その「ビット」を1単位として並び替える。
また、「q元」のLDPC符号などに代表される、ガロア体GF(2m’)上の要素を1シンボルとして(つまり、m’ビットを1シンボルとして利用する)符号化する場合には、その「シンボル」を1単位として並び替える。
LDPC符号は、一般的には前者の「2元」のものを利用することが大半であるため、以下の説明では、前者の「ビット」ごとのインタリーブに基づいて説明するが、後者のものでも構成可能である。なお、第2のインタリーブ回路113における並び替え方法については、追って別途に詳述する。
また、第2のインタリーブ回路113の入力並列数nに対して、出力並列数n’は、必ずしも一致させる必要はない。また、第2のインタリーブ回路113の入力並列数nは、第1のデインタリーブ回路15の出力並列数と一致する必要はあるが、第1のインタリーブ回路13の入出力並列数および第1のデインタリーブ回路の入力並列数とは、必ずしも一致させる必要はない。以下で説明する各回路についても同様である。ただし、説明を容易にするため、以下では並列数を「n」と記す。
図2に戻り、次に、第2のFEC符号化回路16は、第2のインタリーブ回路113から入力された系列に対して、所定の符号長N2、情報長K2、ガロア体GF(2)上の「2元」のLDPC符号またはガロア体GF(2m’)上の「多元」のLDPC符号の誤り訂正符号化を行う。この結果、第2のFEC符号化回路16からは、第4の符号語系列がn並列で出力される。
なお、第2のFEC符号化回路16による符号化動作は、たとえば、「2元」のLDPC符号の場合には、n並列またはそれ以下の任意の並列数で行われる。
また、「多元」のLDPC符号場合は、n/m並列またはn/m以下の任意の並列数で行われる。
また、内符号の符号化動作は、パイプライン処理により実現してもよい。また、内符号の種類は、フレームフォーマットの制約条件を満たすならば、必ずしも1種類である必要はなく、複数種類の符号を用いてもよい。
さらに、ここでは、内符号として利用する誤り訂正符号を、「2元」または「多元」のLDPC符号と述べたが、それ以外の符号でも構成可能である。
ただし、この発明の特性上、復号後ビット誤り率などで示される復号性能が、符号語の各ビットに対して、不均一な性質を示すものが望ましい。このビット誤り率の不均一性を、「UEP(Unequal Error Correction)」と称する。
次に、第2のデインタリーブ回路115は、第2のFEC符号化回路16から生成されたn並列の第4の符号語系列を、第2のインタリーブ回路113に入力される前の順序に入れ替えて、その結果を第5の符号語系列として生成する。この並び直しのことを、便宜上、「内デインタリーブ」と称する。
なお、第2のデインタリーブ回路115は、必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。
最後に、第1の多重化回路17は、第5の符号語系列を直列による第6の符号語系列に変換し、直列による第6の符号語系列を生成して変調器32に入力する。
なお、誤り訂正符号化装置31内の各回路11〜17間で伝達される情報(データ)は、各回路11〜17間を接続するバスを経由するパイプライン方式で受け渡されるように構成してもよく、または、隣接する前後の回路から参照可能な作業用記憶領域を設けて受け渡されるように構成してもよい。以下では、理解を容易にするために、隣接する前後の回路から参照可能な作業用記憶領域を有するものとして説明する。
図3は図1内の誤り訂正復号装置43の具体的構成例を示すブロック図である。
図3において、誤り訂正復号装置43は、第2の多重分離回路21と、フレーム同期回路22と、第3のインタリーブ回路124と、第2のFEC復号回路(内符号の復号手段)23と、第3のデインタリーブ回路126と、第4のインタリーブ回路24と、第1のFEC復号回路(外符号の復号手段)25と、第4のデインタリーブ回路26と、フレーム分離回路27と、第2の多重化回路28と、を備えている。
誤り訂正復号装置43は、誤り訂正符号化装置31に対応した回路構成からなり、誤り訂正符号化装置31が符号化した誤り訂正符号を復号する機能を有する。
上記構成において、各回路21〜28は、外符号および内符号の2種類を組み合わせた従来の連接符号による誤り訂正復号装置と同様の回路であり、この発明に関連する回路は、第3のインタリーブ回路124および第3のデインタリーブ回路126のみである。
誤り訂正復号装置43において、最上段側の第2の多重分離回路21は、A/D変換器42からの第1の量子化受信系列(直列)に基づき、第2の量子化受信系列(並列)を生成する。
フレーム同期回路22は、第2の量子化受信系列に基づき、第2の量子化受信系列(並列)+フレーム同期信号を生成する。
第3のインタリーブ回路124は、第2の量子化受信系列+フレーム同期信号に基づき、第3の量子化受信系列(順序組み替え後、並列)を生成する。
第2のFEC復号回路23は、第3の量子化受信系列に基づき、第1のFEC復号結果系列(並列)を生成する。
第3のデインタリーブ回路126は、第1のFEC復号結果系列に基づき、第2のFEC復号結果系列(順序組み直し後、並列)を生成する。
第4のインタリーブ回路24は、第2のFEC復号結果系列に基づき、第3のFEC復号結果系列(順序組み替え後、並列)を生成する。
第1のFEC復号回路25は、第3のFEC復号結果系列に基づき、第1の推定符号語系列(並列)を生成する。
第4のデインタリーブ回路26は、第1の推定符号語系列に基づき、第2の推定符号語系列(順序組み直し後、並列)を生成する。
フレーム分離回路27は、第2の推定符号語系列に基づき、第1の推定情報系列(並列)を生成する。
誤り訂正復号装置43において、最下段側の第2の多重化回路28は、第1の推定情報系列に基づき、第2の推定情報系列(直列)を生成する。
なお、誤り訂正復号装置43(受信側)において、復調器41およびA/D変換器42(図1参照)は、通信路を通って雑音の混入した直列の順序の受信系列を、復調するとともにA/D変換して量子化受信系列を生成する。
ここで、送信1シンボル当りqビットに量子化することを想定し、q=1の場合を「硬判定」、q>1の場合を「軟判定」と称する。
次に、誤り訂正復号装置43の動作について説明する。
図3において、誤り訂正復号装置43に直列の順序で入力された第1の量子化受信系列は、まず、第2の多重分離回路21によって並列の順序に変換され、第2の量子化受信系列が生成される。
このとき、第2の多重分離回路21は、送信1シンボル当りqビットの量子化受信系列を、n’(=n×q)並列の量子化受信系列に変換する。送信1シンボル当りqビットの量子化受信系列は、qビットを1単位として取り扱うことができるので、以下の受信側の説明では、n’(=n×q)並列のものを、便宜上、「n並列」と称する。
続いて、フレーム同期回路22は、n並列の第2の量子化受信系列に付加されているOH情報(オーバーヘッド情報)を検出してフレームの先頭位置を特定する。
次に、第3のインタリーブ回路124(誤り訂正符号化装置31内の第2のデインタリーブ回路115に対応)は、送信側で内デインタリーブを実行した場合に、受信側でFEC復号前に内インタリーブを実行して並べ替えたものを、n並列の第3の量子化受信系列として生成する。
第3のインタリーブ回路124は、誤り訂正符号化装置31内の第2のデインタリーブ回路115と同様に、必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。すなわち、情報源の送信側となる誤り訂正符号化装置31において、第2のデインタリーブ回路115が省略された場合には、誤り訂正復号装置43内の第3のインタリーブ回路124も不要となる。
次に、第2のFEC復号回路23は、n並列の量子化受信系列にフレーム同期信号を付加して生成されたn並列の第3の量子化受信系列に対して、第4の符号語系列の復号処理(第2のFEC符号化回路16によって符号化された訂正符号の復号処理)を行う。この結果、第1のFEC復号結果系列がn並列に生成される。
なお、第2のFEC復号回路23は、入力される量子化受信系列の量子化数に応じて、硬判定復号や軟判定復号を行う。
一般的には、q=1の場合に硬判定復号、q>1の場合に軟判定復号を行うが、これに限られることはない。
また、第1のFEC復号結果系列の量子化ビット数(送信1シンボル当り)は、一般的には硬判定(q’’=1)とするが、復号結果の信頼度を付加して、軟情報(q’’>1)を出力してもよい。
送信1シンボル当りq’’ビットの第1のFEC復号結果系列は、q’’ビットを1単位として取り扱うことができるので、以下の受信側の説明においては、n’’(=n×q’’)並列のものを、便宜上、「n並列」と称する。
図3に戻り、次に、第3のデインタリーブ回路126(誤り訂正符号化装置31内の第2のインタリーブ回路113に対応)は、第2のFEC復号回路23から生成されたn並列の第1のFEC復号結果系列を、第3のインタリーブ回路124に入力される前の順序に入れ替えて、その結果を第2のFEC復号結果系列として生成する。
なお、受信側(誤り訂正復号装置43)の第3のインタリーブ回路124および第3のデインタリーブ回路126は、送信側(誤り訂正符号化装置31)の第2のインタリーブ回路113および第2のデインタリーブ回路115で行われる「内インタリーブ」に対応する。
また、受信側の第3のインタリーブ回路124および第3のデインタリーブ回路126の並び替え方法および実装方法も、送信側と相互に関連する。
たとえば、送信側で内インタリーブのみを行い、内デインタリーブを行わない(第2のデインタリーブ回路115を省略した)場合には、受信側では、第2のFEC復号回路23の後段に第3のデインタリーブ回路126のみを配置(第3のインタリーブ回路124を省略)し、内デインタリーブのみを行うことになる。
図3に戻り、次に、第4のインタリーブ回路24(誤り訂正符号化装置31内の第1のデインタリーブ回路15に対応)は、送信側で「外デインタリーブ」を実行した場合に、受信側でFEC復号前に「外インタリーブ」を実行して並べ替えたものを、n並列の第3のFEC復号結果系列として生成する。
第4のインタリーブ回路24は、必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。また、送信側でフレーム生成回路12から生成される第1の情報+OH+ダミー系列を第1のFEC符号化回路14に直接入力し、その結果として生成される第1の符号語系列を、第1のインタリーブ回路13に入力して、外インタリーブ処理を行う場合には、受信側の第4のインタリーブ回路24の部分には、外デインタリーブを行う第4のデインタリーブ回路26が配置される。
上記のいずれかの方法で符号化および変換されたn並列の第3のFEC復号結果系列は、第1のFEC復号回路25に入力される。
第1のFEC復号回路25は、n並列の第3のFEC復号結果系列に対して、第1の符号語系列の復号処理(第1のFEC符号化回路14によって符号化された訂正符号の復号処理)を行う。この結果、第1の推定符号語系列がn並列に生成される。
なお、第1のFEC復号回路25は、入力される量子化受信系列の量子化数に応じて、硬判定復号や軟判定復号を行う。
一般的には、q’’=1の場合に硬判定復号、q’’>1の場合に軟判定復号を行うが、これに限られることはない。
また、第1の推定符号語系列の量子化ビット数(送信1シンボル当り)は、一般的には硬判定(q’’’=1)とするが、復号結果の信頼度を付加して、軟情報(q’’’>1)を生成してもよい。
この場合、しかるべきインタリーブ/デインタリーブの実行後に、結果を再び第2および第1のFEC復号回路23、25に順番に入力し、さらに、この処理を繰り返して繰り返し復号を実行してもよい。
送信1シンボル当りq’’’ビットの第1の推定符号語系列は、q’’’ビットを1単位として取り扱うことができるので、以下の受信側の説明においては、n’’’(=n×q’’’)並列のものを、便宜上、「n並列」と称する。
図3に戻り、次に、第4のデインタリーブ回路26(誤り訂正符号化装置31内の第1のインタリーブ回路13に対応)は、第1のFEC復号回路25から生成されたn並列の第1の推定符号語系列を、第4のインタリーブ回路24に入力される前の順序に入れ替えて、その結果を第2の推定符号語系列として生成する。
第4のインタリーブ回路23および第4のデインタリーブ回路26は、送信側の第1のインタリーブ回路13および第1のデインタリーブ回路15で行われる「外インタリーブ」に対応し、並び替え方法および実装方法も相互に関連する。
たとえば、送信側で外インタリーブのみを行い、外デインタリーブを行わない場合には、受信側では、第1のFEC復号回路25の後段に第4のデインタリーブ回路26のみを配置し、外デインタリーブのみを行う。
また、たとえば、送信側で第1のインタリーブ回路13と第1のFEC符号化回路14との順序を入れ替えて、第1のFEC符号化回路14の後段に第1のインタリーブ回路13を配置する場合には、受信側では、第1のFEC復号回路25の前段に第4のデインタリーブ回路26のみを配置し、外デインタリーブのみを行う。
上記のいずれかの方法で符号化および変換されたn並列の第2の推定符号語系列は、フレーム分離回路27に入力される。
フレーム分離回路27(送信側のフレーム生成回路12に対応)は、第2の推定符号語系列からOH信号(オーバーヘッド信号)に対応するビットを除去するとともに、その後、送信側のフレーム回路12で実行した速度変換に対応して、確保されたパリティ系列領域に対応するビットを分離および除去し、n並列の系列の逆速度変換を行う。
すなわち、連接符号の情報長Kcおよび符号長をNcに基づく符号化率がKc/Ncの場合、伝送速度をKc/Nc倍にする。この結果、第1の推定情報系列がn並列に生成される。
最後に、第2の多重化回路28は、n並列の第1の推定情報系列を、直列の第2の推定情報系列に変換して生成する。
なお、誤り訂正復号装置43を構成する各回路21〜28間で伝達される情報(データ)の受け渡しは、誤り訂正符号化装置31と同様に、各回路間を接続するバスを経由するパイプライン方式で受け渡されるように構成してもよく、または、隣接する前後の回路から参照可能な作業用記憶領域を設けて受け渡される構成をとしてもよい。以下では、理解を容易にするために、隣接する前後の回路から参照可能な作業用記憶領域を有するものとして説明する。
次に、図4の説明図を参照しながら、図1〜図3に示したこの発明の実施の形態1による内インタリーブの並び替え方法について説明する。
内インタリーブは、内符号に対する復号(第2のFEC復号回路23で行われる)において残留エラーが発生した場合に、内インタリーブの機能により残留エラーを好適に並び替えることで、外符号に対する復号(第1のFEC復号回路25で行われる)によって、すべてのエラーを訂正することを目的として行われる。
図4は内インタリーブの並び替え方法の一例を示している。ここでは、説明を容易にするため、誤り訂正復号装置43における、第3のデインタリーブ回路126および第4のインタリーブ回路24の部分に着目した場合の並び替え方法を示している。また、外符号として、ガロア体GF(2)上のRS符号を取り上げ、内符号として、irregular−LDPC符号を取り上げるものとする。
なお、この発明の特徴に合致するものであれば、以下に示したインタリーブ方法および符号に限られることはなく、他の方法および符号を適用することは可能である。
また、ここでは、内インタリーブの本質的な機能を主に説明し、上述の誤り訂正符号化装置31および誤り訂正復号装置43の実装方法(並列数n、受け渡し方法)との整合性については説明を省略する。
図4において、実線矢印は、irregular−LDPC符号の符号語1系列の並び順を示している。
なお、符号語1系列以上の任意の系列数(符号語数)について、同時にデインタリーブしてもよいが、説明の都合上、符号語1系列と見なしている。
また、符号語1系列の並び順(実線矢印)は、第3のデインタリーブ回路126への並列入力に対して、空間軸方向の順(クロックtにおけるn並列の1並びすべて→クロックt+1におけるn並列の1並びすべて→・・・)になっていてもよい。
または、符号語1系列の並び順(実線矢印)は、時間軸方向の順序(クロックtにおける結線0番→クロックt+1における結線0番→クロックt+2における結線0番→・・・→クロックt+t’における結線0番→クロックtにおける結線1番→クロックt+1における結線1番→・・・)になっていてもよい。
irregular−LDPC符号には、一般的に、パリティ検査行列の列重みの大きい列に対応するビットの方が、列重みの小さい列に対応するビットに比べて、復号後のビット誤り率が小さくなる、という性質がある。
図4において、復号後のビット誤り率(不均一誤り)の性質が、ビット誤り率の高低に応じて、2箇所に分割できるものとする。
内デインタリーブ(ビット並び替え)では、ビット誤り率の高いビット(×印参照)と低いビット(○印参照)とを、ほぼ平均的に混ぜ合わせるように、符号語の系列を、図4内の中段の点線矢印で示すように並び替える。
図4の例では、ビット誤り率の低いもの(○印参照)が全体の1/3を占めるものとして、これに対応するビット列を符号語系列全体に偏りなく配分している。
なお、内インタリーブでは、内デインタリーブとは逆の並び替えが行われる。
次に、図4内の下段のように、内デインタリーブによって並び替えられたirregular−LDPC符号の系列を、外インタリーブする。
ここでは、説明の都合上、外インタリーブ方法としてブロックインタリーブを適用しているが、任意のインタリーブ並び替え方法が適用可能である。また、並び替え後の並び順(太線矢印参照)は、第4のインタリーブ回路24への並列入力に対して、空間軸方向の順になっていてもよいし、時間軸方向の順になっていてもよい。
外インタリーブでのブロックインタリーブの並び替え方法は、たとえば、図4内の下段の点線で示すように、横方向に並べられた系列を、任意の一定の長さに分割し、それらをそろえて縦方向に並べ、それを太線で示す順序に並び替える、という方法が考えられる。
図4(下段)では、説明を容易にするために、横の長さをm(ビット)×4としている。そして、mビットをRS符号語のシンボルと見なし、縦方向の太線矢印の並び順をRS符号の符号語の系列と見なす。
なお、ブロックインタリーブの並び替えにおいて、横方向に分割する長さを「n」とすれば、第4のインタリーブ回路24の出力と第1のFEC復号回路25の入力との並列数を「n」に合わせられるので、装置の構成を簡易化することができる。
こうして、第3のデインタリーブ回路126および第4のインタリーブ回路24で並び替えられた系列は、第1のFEC復号回路25に入力される。
なお、外デインタリーブでは、外インタリーブとは逆の並び替えが行われる。
以上のように、内符号に対する復号において残留エラーが発生しても、符号語が並び替えられて、ビット誤り率が平均的に再配分されるので、外符号で残留エラーを訂正できる確率が高くなる。
次に、図5の説明図を参照しながら、この発明の実施の形態1による内インタリーブの並び替え方法の他の例について説明する。
図5においても、説明を容易にするため、誤り訂正復号装置43内の第3のデインタリーブ回路126および第4のインタリーブ回路24の部分に着目して示している。
また、外符号として、ガロア体GF(2)上のRS符号を取り上げ、内符号として、Quasi−Cyclic(QC)LDPC符号を取り上げる。なお、この発明の特徴に合致するものであれば、以下に示したインタリーブ方法および符号に限らず、他の方法および符号を適用することは可能である。また、ここでは、内インタリーブの本質的な機能を主に説明し、上述の誤り訂正符号化装置31および誤り訂正復号装置43の実装方法(並列数n、受け渡し方法)との整合性については説明を省略する。
図5において、実線矢印は、前述(図4)と同様に、QC−LDPC符号の符号語1系列の並び順を示している。また、符号語1系列以上の任意の系列数(符号語数)について、同時にデインタリーブしてもよいが、説明の都合上、符号語1系列と見なしている。さらに、実線矢印の並び順は、第3のデインタリーブ回路126への並列入力に対して、空間軸方向の順になっていてもよいし、時間軸方向の順になっていてもよい。
QC−LDPC符号は、パリティ検査行列を一定間隔の正方行列に分割し、正方行列の各小行列を、全零行列に割り当てるか、または、単位行列を列ごとに右シフト(シフト量は任意)したものに割り当てるものである。
QC−LDPC符号には、一般的に、1エラーイベントにおいて残留するビットエラーのバターンが一定になりやすい、という性質がある。ここでは、説明上、ビット誤りパターン(以下、単に「誤りパターン」という)と称する。
図5において、誤りパターンの性質が、○印のもの同士、△印のもの同士、□印のもの同士、に発生するものとする。
RS符号では、1シンボル中のビットが何ビット誤っているかに関わらず、1シンボルエラーと見なせる。
したがって、この性質を利用して、内デインタリーブでは、同一誤りパターンのビットを、できるだけ同一RSシンボルに割り当てるように、符号語の系列を、図5内の中段の点線矢印のように並び替える。ただし、誤りパターンのビット数が、RSシンボル数mを超える場合には、超過分を別のRS符号に割り当てる。
次に、図5内の下段のように、内デインタリーブによって並び替えられたQC−LDPC符号の系列を、外インタリーブする。
ここでは、説明の都合上、インタリーブ方法としてブロックインタリーブを適用しているが、任意のインタリーブ並び替え方法が適用可能である。
また、図5内の下段の太線矢印の並び順は、第4のインタリーブ回路24への並列入力に対して、空間軸方向の順になっていてもよいし、時間軸方向の順になっていてもよい。
外インタリーブでのブロックインタリーブの並び替え方法は、たとえば、図5内の下段に○△□印で示すように、横方向に並べられた系列を、任意の一定の長さに分割し、それらをそろえて縦方向に並べ、それを太線で示す順序に並び替える、という方法が考えられる。
ここでは、説明を容易にするために、横の長さをm(ビット)×4としている。そして、mビットをRS符号語のシンボルと見なし、縦方向の太線矢印の並び順をRS符号の符号語の系列と見なし、これらを、第1のFEC復号回路25に入力する。
なお、ブロックインタリーブの並び替えにおいて、横方向に分割する長さを「n」とすれば、第4のインタリーブ回路24の出力と第1のFEC復号回路25の入力との並列数を「n」に合わせられるので、装置の構成が簡易化できる。
なお、外デインタリーブでは、外インタリーブとは逆の並び替えが行われる。
なお、LDPC符号は、符号長N2に対する符号化処理および復号処理を、1クロックごとに1ビットずつ処理する(処理時間N2)直列演算が可能だが、その他に、1クロックにN2ビットを同時に処理する(処理時間1)並列演算や、1クロックにBビットを同時に処理する(処理時間N2/B)部分並列演算が可能であることが知られている。
この特長を生かし、図4および図5内の上段の実線矢印から点線矢印への内デインタリーブ処理(図3の第3のデインタリーブ回路126)および内インタリーブ処理を、LDPC符号の並列演算または部分並列演算の順序を変更することに置き換えることが可能である。
以下、上記処理から演算順序の変更への置換について詳細に説明する。
第2のFEC符号化回路16および第2のFEC復号回路23における通常の演算処理では、図4および図5内の上段の実線矢印に示される順序で演算している。これに対し、別の構成として、LDPC符号の並列演算または部分並列演算を、図4および図5の中段の点線矢印に示される順序に基づいて演算するように変更する。
この際、パリティ検査行列で定義される符号構成にしたがい、各符号語ビット(情報ビット+パリティビット)とパリティ検査和との対応関係を、変更前の状態から崩さないように、演算順序を変更する必要がある。これは、パリティ検査行列の列ベクトルを1単位として列ベクトルごとに並び替える列操作と、その列ベクトルの1列(または、B列)ごとのグループ化およびそのグループ単位での演算処理実行とに対応する。
以上のような構成により、内インタリーブおよび内デインタリーブの機能は、前述の演算順序変更により実現される。したがって、図2および図3に示される誤り訂正符号化装置31および誤り訂正復号装置43において、内インタリーブおよび内デインタリーブを実現するための装置を設置する必要がなくなり、内インタリーブおよび内デインタリーブの機能が、第2のFEC符号化回路16および第2のFEC復号回路23に内包されることとなる。
以上のように、内符号に対する復号において残留エラーが発生しても、符号語が並び替えられて、同一のRSシンボルに再配分されるので、外符号で残留エラーを訂正できる確率が高くなる。
なお、この発明の実施の形態1は、上記具体例に示したパラメータに制約されることはなく、誤り訂正符号化の方法、フレームフォーマットの長さ、入出力並列数、伝送速度などを、うまく当てはめられる組み合わせであれば、他の例として実現され得ることは言うまでもない。
また、光伝送システムに限定されて適用されることはなく、加入者系有線通信、モバイル無線通信、衛星通信など、様々な種類の伝送システムに適用可能である。
さらに、図4および図5では、理解を容易にするために、受信側のビット系列並び替え処理手段124〜26に注目して説明したが、送信側のビット系列並び替え処理手段13〜115においても、同様の処理が行われることは言うまでもない。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置31は、ビット系列並び替え処理手段13〜115を含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化装置において、ビット系列並び替え処理手段13〜115は、内符号の符号語の各ビットに関し、内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、内符号の符号語に割り当てる。
また、ビット系列並び替え処理手段13〜115は、不均一性条件を考慮して、ビット誤り率が均一になるように並び替える。
また、ビット系列並び替え処理手段13〜115は、不均一性条件と、内符号の復号後に発生する誤りパターンとを考慮して、誤りパターンを分散するように並び替える。
また、ビット系列並び替え処理手段13〜115は、誤りパターンについて、同一パターンのものをできるだけ同一の外符号語シンボルに割り当てるように並び替えるとともに、内符号として、LDPC符号を用い、外符号として、RS符号を用いる。
さらに、内符号の符号化手段(第2のFEC符号化回路16)および復号手段(第2のFEC復号回路23)は、符号化手段および復号手段の処理の順序または構成を変更することにより、内符号のビット系列並び替え処理手段113〜115、124〜126と同等の機能を実現するようにしてもよい。
この場合、第2のインタリーブ回路113および第2のデインタリーブ回路115と、第3のインタリーブ回路124および第2のデインタリーブ回路126と、を不要にすることができる。
このように、内符号の誤りパターン(内符号の復号後のビット誤り率不均一性)を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避することができる。
また、この発明の実施の形態1に係る誤り訂正符号化方法は、ビット系列並び替え処理ステップを含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化方法において、ビット系列並び替え処理ステップは、内符号の符号語の各ビットに関し、内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、内符号の符号語に割り当てるので、内符号の誤りパターン(内符号の復号後のビット誤り率不均一性)を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避することができる。
さらに、この発明の実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置を用いたデジタル伝送システムは、内符号の誤りパターン(内符号の復号後のビット誤り率不均一性)を考慮して、外符号の符号語の各ビットの並び順を変更することにより、エラーフロアの発生を回避することができる。
この発明の実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置を用いたデジタル伝送システムを示すブロック図である。 図1内の誤り訂正符号化装置の具体的構成例を示すブロック図である。 図1内の誤り訂正復号装置の具体的構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による内インタリーブの並び替え方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による他の内インタリーブの並び替え方法を示す説明図である。
符号の説明
13 第1のインタリーブ回路、14 第1のFEC符号化回路(外符号の符号化手段)、15 第1のデインタリーブ回路、16 第2のFEC符号化回路(内符号の符号化手段)、23 第2のFEC復号回路(内符号の復号手段)、24 第4のインタリーブ回路、25 第1のFEC復号回路(外符号の復号手段)、26 第4のデインタリーブ回路、31 誤り訂正符号化装置、43 誤り訂正復号装置、113 第2のインタリーブ回路、115 第2のデインタリーブ回路、124 第3のインタリーブ回路、126 第3のデインタリーブ回路。

Claims (9)

  1. ビット系列並び替え処理手段を含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化装置であって、
    前記ビット系列並び替え処理手段は、
    内符号の符号語の各ビットに関し、前記内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、
    外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、前記内符号の符号語に割り当てることを特徴とする誤り訂正符号化装置。
  2. 前記ビット系列並び替え処理手段は、前記不均一性条件を考慮して、前記ビット誤り率が均一になるように並び替えることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号化装置。
  3. 前記ビット系列並び替え処理手段は、前記不均一性条件と、前記内符号の復号後に発生する誤りパターンとを考慮して、前記誤りパターンを分散するように並び替えることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号化装置。
  4. 前記ビット系列並び替え処理手段は、前記誤りパターンについて、同一パターンのものをできるだけ同一の外符号語シンボルに割り当てるように並び替えることを特徴とする請求項3に記載の誤り訂正符号化装置。
  5. 前記内符号として、LDPC符号を用いることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の誤り訂正符号化装置。
  6. 前記外符号として、RS符号を用いることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の誤り訂正符号化装置。
  7. 前記ビット系列並び替え処理手段は、
    前記内符号の符号化手段および復号手段を含み、
    前記符号化手段および前記復号手段は、前記符号化手段および前記復号手段の処理の順序または構成を変更することにより、前記内符号のビット系列並び替え処理手段と同等の機能を実現することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の誤り訂正符号化装置。
  8. ビット系列並び替え処理ステップを含み、複数の誤り訂正符号を組み合わせた連接符号による誤り訂正符号化方法であって、
    前記ビット系列並び替え処理ステップは、
    内符号の符号語の各ビットに関し、前記内符号の復号後のビット誤り率が不均一であることを不均一性条件として考慮し、
    外符号の符号語の各ビットの並び順を変更して並び替えたビット系列に対し、前記内符号の符号語に割り当てることを特徴とする誤り訂正符号化方法。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の誤り訂正符号化装置を用いたデジタル伝送システム。
JP2007175807A 2007-07-04 2007-07-04 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム Active JP4836884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175807A JP4836884B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175807A JP4836884B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009017160A true JP2009017160A (ja) 2009-01-22
JP4836884B2 JP4836884B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=40357514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007175807A Active JP4836884B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4836884B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200247A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp デジタル伝送システム及びデジタル伝送方法
CN101877592A (zh) * 2009-04-28 2010-11-03 三菱电机株式会社 纠错装置以及纠错方法
WO2011068045A1 (ja) 2009-12-01 2011-06-09 三菱電機株式会社 誤り訂正方法及び装置
WO2012070416A1 (ja) * 2010-11-22 2012-05-31 ソニー株式会社 データ処理装置、及び、データ処理方法
JP2013502094A (ja) * 2009-08-07 2013-01-17 トムソン ライセンシング 低密度パリティ検査符号および配位図マッピングを使ったデータ受信
JP2016134883A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 日本放送協会 連接符号を用いた送信装置、受信装置及びチップ
WO2019064369A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 符号化装置、送信機、復号装置および受信機
CN112436843A (zh) * 2020-11-27 2021-03-02 西安空间无线电技术研究所 一种Turbo码信道外交织器的设计方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61242426A (ja) * 1985-04-19 1986-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 鎖状符号化誤り訂正回路
JPH07312561A (ja) * 1992-09-15 1995-11-28 Samsung Electron Co Ltd ディジタル伝送データのディインタリービング方法及び装置
JP2001136079A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 多段符号化方法、多段復号方法、多段符号化装置、多段復号装置およびこれらを用いた情報伝送システム
JP2001168734A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Mitsubishi Electric Corp Fecフレーム構成方法およびfec多重化装置
JP2004524734A (ja) * 2001-01-08 2004-08-12 ノキア コーポレーション 畳み込みエンコード化ビットを変調前にシンボルに割り当てる方法およびシステム
WO2006085488A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号装置
JP2006303906A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Mitsubishi Electric Corp 符号化装置、復号化装置及び通信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61242426A (ja) * 1985-04-19 1986-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 鎖状符号化誤り訂正回路
JPH07312561A (ja) * 1992-09-15 1995-11-28 Samsung Electron Co Ltd ディジタル伝送データのディインタリービング方法及び装置
JP2001136079A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 多段符号化方法、多段復号方法、多段符号化装置、多段復号装置およびこれらを用いた情報伝送システム
JP2001168734A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Mitsubishi Electric Corp Fecフレーム構成方法およびfec多重化装置
JP2004524734A (ja) * 2001-01-08 2004-08-12 ノキア コーポレーション 畳み込みエンコード化ビットを変調前にシンボルに割り当てる方法およびシステム
WO2006085488A1 (ja) * 2005-02-09 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 誤り訂正符号化装置及び誤り訂正復号装置
JP2006303906A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Mitsubishi Electric Corp 符号化装置、復号化装置及び通信システム

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200247A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp デジタル伝送システム及びデジタル伝送方法
CN101877592A (zh) * 2009-04-28 2010-11-03 三菱电机株式会社 纠错装置以及纠错方法
JP2010258937A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp 誤り訂正装置および誤り訂正方法
EP2256973A2 (en) 2009-04-28 2010-12-01 Mitsubishi Electric Corporation Error correcting device and error correcting method
US8402339B2 (en) 2009-04-28 2013-03-19 Mitsubishi Electric Corporation Error correcting device and error correcting method
JP2013502094A (ja) * 2009-08-07 2013-01-17 トムソン ライセンシング 低密度パリティ検査符号および配位図マッピングを使ったデータ受信
JP2015122812A (ja) * 2009-08-07 2015-07-02 トムソン ライセンシングThomson Licensing 低密度パリティ検査符号および配位図マッピングを使ったデータ受信
CN102640442B (zh) * 2009-12-01 2015-01-28 三菱电机株式会社 纠错方法以及装置
WO2011068045A1 (ja) 2009-12-01 2011-06-09 三菱電機株式会社 誤り訂正方法及び装置
CN102640442A (zh) * 2009-12-01 2012-08-15 三菱电机株式会社 纠错方法以及装置
WO2012070416A1 (ja) * 2010-11-22 2012-05-31 ソニー株式会社 データ処理装置、及び、データ処理方法
CN103339864A (zh) * 2010-11-22 2013-10-02 索尼公司 数据处理设备和数据处理方法
US9172497B2 (en) 2010-11-22 2015-10-27 Sony Corporation Data processing device and data processing method
CN103339864B (zh) * 2010-11-22 2017-08-22 索尼公司 数据处理设备和数据处理方法
JP2016134883A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 日本放送協会 連接符号を用いた送信装置、受信装置及びチップ
WO2019064369A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 符号化装置、送信機、復号装置および受信機
US11115058B2 (en) 2017-09-27 2021-09-07 Mitsubishi Electric Corporation Coding device, transmitter, decoding device, and receiver
EP4220968A1 (en) 2017-09-27 2023-08-02 Mitsubishi Electric Corporation Coding device and transmitter
EP4220967A1 (en) 2017-09-27 2023-08-02 Mitsubishi Electric Corporation Coding device and transmitter
CN112436843A (zh) * 2020-11-27 2021-03-02 西安空间无线电技术研究所 一种Turbo码信道外交织器的设计方法
CN112436843B (zh) * 2020-11-27 2024-03-15 西安空间无线电技术研究所 一种Turbo码信道外交织器的设计方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4836884B2 (ja) 2011-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4836884B2 (ja) 誤り訂正符号化装置および方法ならびにデジタル伝送システム
JP5523120B2 (ja) 誤り訂正符号化方法、誤り訂正復号方法、誤り訂正符号化装置、および、誤り訂正復号装置
US7992069B2 (en) Error correction coding apparatus and error correction decoding apparatus
JP5442024B2 (ja) 誤り訂正符号化方法および装置ならびにそれを用いた通信システム
KR20210064166A (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 3/15인 ldpc 부호어 및 64-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
JP5881930B2 (ja) 誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置
CN107408949B (zh) 发送器及其产生附加奇偶校验的方法
CN111865497A (zh) 发送器及其产生附加奇偶校验的方法
CN101877592A (zh) 纠错装置以及纠错方法
CN111865499B (zh) 接收设备和接收方法
CN112152635B (zh) 发送设备和接收设备
CN112165335A (zh) 发送设备和接收设备
US20130311847A1 (en) Error correction coding device, error correction decoding device and method therefor
KR102240741B1 (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 2/15인 ldpc 부호어 및 64-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
CN112235000B (zh) 发送设备和接收设备
CN115642919A (zh) 发送器及其用于产生附加奇偶校验的方法
CN111884764B (zh) 一种能够在多个模式中的一个模式下操作的发送设备
CN107409011B (zh) 发送器及其产生附加奇偶校验的方法
KR20210098897A (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 3/15인 ldpc 부호어 및 16-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
KR20160089765A (ko) 길이가 64800이며, 부호율이 2/15인 ldpc 부호어 및 qpsk를 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
KR102240740B1 (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 2/15인 ldpc 부호어 및 256-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
WO2020183525A1 (ja) 符号化装置、復号装置、及び誤り訂正装置
KR20220063132A (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 3/15인 ldpc 부호어 및 64-심볼 맵핑을 위한 bicm 수신 장치 및 이를 이용한 방법
JP2010200247A (ja) デジタル伝送システム及びデジタル伝送方法
KR20210040929A (ko) 길이가 16200이며, 부호율이 2/15인 ldpc 부호어 및 64-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4836884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250