JP2009015067A - 現像装置、画像形成装置および現像方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感光体ドラムと対向配置される現像ローラと、現像ローラにトナーを供給する供給ローラを備え、負のトナーを正規帯電極性とする現像装置において、画像形成時以外のトナー強制消費時に、現像ローラに現像バイアス電圧が印加され、供給ローラに供給バイアス電圧が印加される。バイアス電圧と供給バイアス電圧は、同周波数、同デューティ比、位相が同じ矩形波であり、正側のピーク値が同じである。負側のピーク値は、現像バイアス電圧よりも供給バイアス電圧の方が200V高くなっている。これにより、負に帯電した正規帯電トナーが供給ローラに集められ、正に帯電した逆帯電トナーが現像ローラに集められる。現像ローラに担持されたトナーは、現像により感光体ドラムに移り、感光体ドラム上においてクリーナで清掃される。
【選択図】図5
Description
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、劣化トナーをより効果的に消費することが可能な現像装置、これを備える画像形成装置および現像方法を提供することを目的としている。
さらに、前記バイアス電圧V1は、トナーの正規帯電極性と同極性の直流電圧成分と周期的に変化する電圧成分とを重畳させた電圧であり、前記バイアス電圧V2は、トナーの正規帯電極性と同極性の一定の直流電圧であり、前記制御手段は、トナー強制消費時におけるバイアス電圧V1の1周期におけるトナーの正規帯電極性側のピーク電位をV1a、逆極性側のピーク電位をV1bとしたとき、前記バイアス電圧V2がV1aとV1bの間の電位になるように、印加電圧を制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、所定条件に基づいて、トナー強制消費時における平均値S1とS2の差分の大きさを変更させることを特徴とする。
ここで前記所定条件は、自装置内または周辺の温度および/または湿度が、第1の値と、これよりも高い第2の値のいずれであるかということであり、前記制御手段は、温度および/または湿度が第1の値の場合には、前記差分を第1の大きさとし、第2の値の場合には、前記差分を第1の大きさよりも小さい第2の大きさとすることを特徴とする。
さらに、前記制御手段は、前記バイアス電圧V1および/またはV2が、直流電圧成分と周期的に変化する電圧成分とを重畳させた電圧である場合に、1周期におけるデューティ比を変えることで、平均値S1とS2の差分の大きさを変更させることを特徴とする。
本発明は、周面上に担持されたトナーを用いて像担持体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、当該現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを備える現像装置において、現像ローラ上のトナーを強制消費させるために行われる現像方法であって、現像ローラにバイアス電圧V1を、供給ローラにバイアス電圧V2を印加させる電圧印加ステップと、トナー強制消費時において、バイアス電圧V1の単位時間当たりの平均値S1からバイアス電圧V2の単位時間当たりの平均値S2を差し引いた値がトナーの正規帯電極性と同極性の値になるように、前記電圧印加手段を制御する制御ステップと、を含むステップを実行することを特徴とする。
〔実施の形態1〕
(1)プリンタ全体の構成
図1は、プリンタ1の全体の構成を示す図である。
作像部2Yは、感光体ドラム3、その周囲に配設された帯電器4、現像器5、一次転写ローラ6、感光体ドラム3を清掃するためのクリーナ7などを備えており、感光体ドラム3上にY色のトナー像を作像する。このことは、他の作像部2M〜2Kについて同じである。同図では、符号を省略している。
中間転写ベルト9は、無端状のベルトであり、駆動ローラ91と従動ローラ92に張架されて矢印A方向に回転駆動される。
ホッパ10Y〜10Kは、Y〜K色の補充用のトナーを収容し、必要に応じて各色用の現像器5にトナーを供給する。
制御部14は、外部の端末装置からの画像信号をY〜K色用のデジタル信号に変換し、光学部8の発光素子を駆動させるための駆動信号を生成する。光学部8は、制御部14からの駆動信号によりレーザ光Lを出射し、各色用の感光体ドラム3を露光走査させる。
各静電潜像は、各色用の現像器5により現像される。本実施の形態では、負を正規帯電極性とするトナーが用いられ、いわゆる反転現像により各色用の感光体ドラム3上にY〜K色のトナー像が作像される。
電源部15は、制御部14からの指示により、作像部2Y〜2Kの各現像器5に矩形波のバイアス電圧VBを供給する。バイアス電圧VBの詳細については、後述する。
(2)現像器5の構成
図2は、現像器5の構成を示す断面図である。
同図に示すように、現像器5は、ハウジング51、現像ローラ52、供給ローラ53、攪拌ローラ54、55、規制ブレード56および除電シート57などを備える。現像ローラ52等の各ローラは、ハウジング51に回転自在に保持されており、図示しない駆動機構による駆動力を受けて同図の矢印方向に回転する。以下、Y色用の現像器5について説明する。
除電シート57は、現像ローラ52上の、現像位置59を通過した後のトナー50を除電するものであり、ハウジング51内に戻る前に現像ローラ52との静電的付着力を低下させてトナー50が現像ローラ52表面から離脱され易いようにする。また、除電シート57は、トナー50がハウジング51の外部に噴出することを防止する噴煙防止部材としても機能する。
ハウジング51には、ホッパ10Yからの補充用のトナーを受け入れるための補給口(不図示)が設けられており、現像によりハウジング51内のトナー50が消費されると、ホッパ10Yからトナー50が補給され、ハウジング51内のトナー量が略一定に維持されるようになっている。なお、上記では現像器5Yの構成を説明したが、他の現像器5M〜5Kについても同様の構成なので、その説明を省略する。
図3は、制御部14の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部14は、主な構成要素として、CPU201、通信インターフェース(I/F)部202、ROM203、RAM204、トナー消費量算出部205、累積トナー消費量記憶部206、累積印刷枚数記憶部207、バイアス電圧テーブル208、強制消費動作テーブル209およびバイアス電圧切換部210を備えており、各部はデータのやりとりを行えるようになっている。
CPU201は、ROM203から必要なプログラムを読み出して、画像プロセス部11等の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑な画像形成を実行させる。また、外部からのプリントジョブに基づく画像形成以外の非画像形成時には、現像器5内の劣化トナーを外部に強制的に排出(消費)させるトナー強制消費を実行させる。
トナー消費量算出部205は、画像形成モードにおいて用紙1枚毎に画像形成の際に消費される各色のトナー量を算出する。具体的には、例えば各色用の感光体ドラム3を画素単位で露光して静電潜像を形成する際の当該露光される画素数を色毎に用紙1枚分についてカウントしてその合計を求める方法をとることができる。また、例えば色毎にホッパ10Y〜10Kからのトナーの補給回数、補給時間等から消費されたトナー量を算出する方法をとることもできる。
累積トナー消費量記憶部206は、不揮発性のメモリ等からなり、現在のトナー消費量の累積値が格納される。
バイアス電圧テーブル208は、不揮発性のメモリ等からなり、トナー強制消費時におけるバイアス電圧に関する情報(バイアス電圧情報)が格納されている。また、強制消費動作テーブル209は、不揮発性のメモリ等からなり、トナー強制消費の動作に関する情報(強制消費動作情報)が格納されている。バイアス電圧情報と強制消費動作情報の詳細については後述する。
図4は、画像形成モード時のバイアス電圧の波形例を示す図であり、図5は、トナー強制消費モード時のバイアス電圧の波形例を示す図である。両図は、作像部2Yについてのものであるが、他の作像部2M〜2Kについても基本的に同じである。以下、両図を比較しながら各モードの電圧波形を説明する。
図4(a)は、現像ローラ52に印加される現像バイアス電圧VB1の波形W1を示す図であり、図4(b)は供給ローラ53に印加される供給バイアス電圧VB2の波形W2を示す図であり、図4(c)は、波形W1とW2を重ね合わせた場合の例を示す図である。図4(d)は、現像バイアス電圧VB1と供給バイアス電圧VB2の印加タイミングを示している。
図4(c)に示すように、現像バイアス電圧VB1と供給バイアス電圧VB2は位相が同期しており、正側のピーク値が同じで、負側のピーク値が、現像バイアス電圧VB1の方が供給バイアス電圧VB2よりも200〔V〕高くなっている。このようにしているのは、Y色の正規帯電トナーを現像ローラ52により多く担持させるためである。
なお、現像ローラ52上の正規帯電トナーの割合をより上げるものであり、バイアス電圧の値、トナー帯電特性、ローラ間距離などによる種々の現像条件の違いによって、劣化トナーがある程度の割合で混在する場合や、ほとんど混在しなくなる場合等がある。このことは、後述のトナー強制消費モード時に、より多くの劣化トナーを現像ローラ52に担持させるとした場合に同様である。
図5(a)は、現像ローラ52に印加される現像バイアス電圧VB11の波形W3を示す図であり、図5(b)は、供給ローラ53に印加される供給バイアス電圧VB21の波形W4を示す図であり、図5(c)は、波形W3とW4を重ね合わせた場合の例を示す図である。図5(d)は、現像バイアス電圧VB1と供給バイアス電圧VB2の印加タイミングを示している。
図5(b)に示すように、供給バイアス電圧VB21は、波形W3における負側のピーク値のみを200[V]高い電圧(−920〔V〕)にシフトさせた波形になっている。これは、画像形成モードにおける現像バイアス電圧VB1の波形W1と同じである。
すなわち、図2の選別イメージ(模式図)に示すように、負極性を有する正規帯電トナーは、現像ローラ52と供給ローラ53間では電位が高い方の供給ローラ53に引き付けられ、正極性を有する逆帯電トナーは、電位が低い方の現像ローラ52に引き付けられる。低帯電トナーは、負極性であるが帯電量が低下しているので、正規帯電トナーよりも供給ローラ53に引き付けられる力が弱い。そのため、正規帯電トナーよりも供給ローラ53に集まり難く、供給ローラ53に引き付けられる量が少ない。
(5)バイアス電圧情報について
図7は、バイアス電圧情報2081の例を示す図である。
装置内環境は、装置内温湿度のことであり、高温高湿(例えば、温度t≧30〔℃〕、湿度h≧85〔%〕RH)と、高温高湿時以外(例えば、温度t<30〔℃〕、湿度h<85〔%〕RH)の2つの場合に分けられている。
(6)強制消費動作情報について
図8は、強制消費動作情報2091の例を示す図である。
飛翔力が低下しているのは、累積のプリント枚数が多くなると、トナーがトナー同士や攪拌ローラとの摩擦等によって、流動性を持たせるために付されているシリカ等の外添剤がトナー粒子から離脱したり埋没したりするなどトナー粒子に磨耗や変形が生じ、ファンデルワールス力や付着力などが増大したからであると考えられる。また、トナー帯電量分布がプラス側へシフトしているのは、当該磨耗等によって劣化が進んだトナー粒子の割合が増加したからであると考えられる。
一方、図9(b)では、正規帯電トナーが少なくなり、劣化トナーの割合が極端に多くなるので、トナー強制消費を図9(a)の場合と同条件にすると、現像ローラ22には劣化トナーが多く担持され、感光体ドラム3に移動し難いトナーの割合が増えてしまい、現像されずに残ってしまうことが生じ易くなる。
また、累積印刷枚数が多くなるに連れて強制消費動作時間を長くすることにより、累積印刷枚数が多くなるに連れて増える劣化トナーをより多く消費できるようにしている。この強制消費動作情報2091は、予め実験等から色毎にまたは共通のものとして適正な値が決められる。
具体的には、印刷枚数が少ない場合や通常環境下などでは、劣化トナーの量が少なく、正規帯電トナーの割合が20%を越えることが多くなると想定されるので、正規帯電トナーの割合を低減させるためのバイアス電圧を印加して20%に近づけ、逆に、印刷枚数が多くなると、劣化トナーの量が多く、正規帯電トナーの割合が少なくなるので、正規帯電トナーの割合を増加させるためのバイアス電圧を印加して20%以上を確保できるようにする構成をとることが考えられる。各バイアス電圧の波形は、実験等から予め決めることができる。なお、正規帯電トナーの割合の適した値が上記のものに限られないことはいうまでもない。劣化トナーの消費をより効率良く行えるように、印刷枚数、環境、トナーの帯電特性等に応じて、最適な割合やバイアス電圧波形などが求められる。
図10は、バイアス電圧切換部210の回路構成の例を示す図である。
同図に示すように、バイアス電圧切換部210は、スイッチ部221、222、電圧調整回路231、232を備える。
電圧調整回路231は、2つのツェナーダイオードを直列接続してなる回路であり、逆バイアスの電圧がかかったときに両端間に200〔V〕の電圧差が生じるように構成されている。同様に、電圧調整回路232は、逆バイアスの電圧がかかったときに両端間に100〔V〕の電圧差が生じるように構成されている。
一方、トナー強制消費モード時には、各現像ローラ52に電源部15からのバイアス電圧VBがスルーして供給され(図5(b)のVB11)、各供給ローラ53に電圧調整回路231、232のうち、スイッチ部222により切り換えられた回路を経由した電圧が印加される。具体的には、電圧調整回路231に切り換えられた場合には、バイアス電圧VBに対し、正側のピーク値はそのままで、負側のピーク値が200〔V〕高くされた状態の電圧(正側が480〔V〕、負側が−920〔V〕の電圧)が印加される(図5(b)のVB21)。電圧調整回路232に切り換えられた場合には、負側のピーク値が100〔V〕高くされた状態の電圧(正側が480〔V〕、負側が−1020〔V〕の電圧)が印加される。なお、上記のようにバイアスの電圧差の大きさを多段階や漸次切り換える構成をとる場合には、切り換えに必要な分だけ電圧調整回路を設けるとしても良いし、電源部15自体を、必要な電圧を可変させて出力する構成のものを用いるとしても良い。
図11は、トナー強制消費モードの動作処理の例を示すフローチャートである。当該処理は、例えばプリントジョブ終了直後に、作像部2Y〜2K毎に同じ動作が実行される。
同図に示すように、累積トナー消費量記憶部206に格納されている累積トナー消費量Rのデータを読み出す(ステップS11)。
一方、R≧R0の場合には(ステップS12で「YES」)、装置内温湿度Eを検出する(ステップS13)。この検出は、温湿度センサ16による検出信号に基づいて行われる。続いて、累積印刷枚数記憶部207に格納されている累積印刷枚数Pを読み出す(ステップS14)。
次に、強制消費動作テーブル209に格納されている強制消費動作情報2091を参照し、累積印刷枚数Pに対応するバイアス電圧のデューティ比と強制消費動作時間を決定する(ステップS16)。例えば、累積印刷枚数Pが5000〔枚〕の場合には、バイアス電圧のデューティ比が0.3、強制消費動作時間がt1〔秒〕とされる。
トナー強制消費の実行後、累積トナー消費量記憶部206に現に格納されている累積トナー消費量Rの値をゼロにリセットして(ステップS18)、当該処理を終了する。
上記では、トナー強制消費における現像バイアスVB11の負側ピーク値V1aと、供給バイアスVB21の負側ピーク値V2aの電圧差を100〜200〔V〕の範囲とした例を説明したが、電圧差がこれに限られないことはいうまでもない。
第1の電界は、ある時間(単位時間)において、上記のように間歇的に発生するとしても良いし、後述のように逆帯電トナーを供給ローラ23に引き付けるための電界(第2の電界)と交互に発生させるとしても良い。この場合、単位時間当たりにおいて、第1の電界が発生したときに逆帯電トナーに作用する力(現像ローラ22に引き付けられる力)の積分値が、第2の電界に切り換わったときに逆帯電トナーに作用する力(供給ローラ23に引き付けられる力)の積分値よりも大きくなるようにすれば、結果的に劣化トナーを現像ローラ22に集めることができる。
上記実施の形態では、現像バイアス電圧VB11と供給バイアス電圧VB21双方の波形を矩形波とした場合の例を説明したが、本実施の形態では、トナー強制消費時において一方を直流としており、この点が異なっている。以下、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
同図に示すように、現像バイアス電圧VB11は、DC成分が−320[V]の直流電圧に、ピークピーク値が500〔V〕、周波数が2[kHz]、デューティ比(T1/T)が0.7の矩形波が重畳された波形(脈流電圧)になっている。一方、供給バイアス電圧VB21は、−220[V]の一定の直流電圧になっている。
〔実施の形態3〕
図13(a)は、本実施の形態に係るトナー強制消費時における現像バイアス電圧VB11の波形W5を示す図であり、図13(b)は、トナー強制消費時における供給バイアス電圧VB21の波形W6を示す図であり、図13(c)は、波形W5とW6を重ね合わせた場合の例を示す図である。
図13(b)に示すように、供給バイアス電圧VB21は、DC成分が−320[V]の直流電圧に、負側のピーク値が−720〔V〕、正側のピーク値が+380〔V〕、周波数が2[kHz]、デューティ比が0.3の矩形波が重畳された波形になっている。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、装置内の温湿度を検出するとしたが、装置内に限られず、装置周辺の温湿度を検出するとしても良い。また、温度と湿度の両方に限られず、いずれか一方を用いて上記同様の制御を行うとしても良い。トナーは、温度や湿度などの環境変化により帯電等の特性に影響を受け易いからである。
(5)上記実施の形態では、使用されるトナーの正規帯電極性が負の場合の例を説明したが、正の場合にも適用できる。トナーの正規帯電極性が正の場合には、上記実施の形態とは正負の関係が逆になり、S1−S2>0の関係を満たすようにすれば、劣化トナーをより効率的に消費することができるようになる。
2Y〜2K 作像部
3 感光体ドラム
5 現像器
14 制御部
15 電源部
16 温湿度センサ
50 トナー
52 現像ローラ
53 供給ローラ
201 CPU
205 トナー消費量算出部
207 累積印刷枚数記憶部
2081 バイアス電圧情報
2091 強制消費動作情報
VB1、VB11 現像バイアス電圧
VB2、VB21 供給バイアス電圧
W1〜W6 波形
Claims (12)
- 周面上に担持されたトナーを用いて像担持体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、当該現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを備え、現像ローラ上のトナーを強制消費させるために現像を行うトナー強制消費を実行する現像装置であって、
現像ローラにバイアス電圧V1を、供給ローラにバイアス電圧V2を印加させる電圧印加手段と、
トナー強制消費時において、バイアス電圧V1の単位時間当たりの平均値S1からバイアス電圧V2の単位時間当たりの平均値S2を差し引いた値がトナーの正規帯電極性と同極性の値になるように、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする現像装置。 - 前記バイアス電圧V1、V2は、それぞれが直流電圧成分に周期的に変化する電圧成分を重畳させた電圧であり、同周波数でかつ位相が同期しており、
前記制御手段は、
トナー強制消費時におけるバイアス電圧V1、V2それぞれの1周期におけるトナーの正規帯電極性側のピーク電位をV1a、V2a、逆極性側のピーク電位をV1b、V2bとしたとき、
V1a〜V2bの大小関係が、V1aからV2aを差し引いた値がトナーの正規帯電極性と同極性の値になり、かつV1b=V2bになるように、印加電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記バイアス電圧V1、V2は、それぞれが直流電圧成分に周期的に変化する電圧成分を重畳させた電圧であり、同周波数でかつ位相が同期しており、
前記制御手段は、
トナー強制消費時におけるバイアス電圧V1、V2それぞれの1周期におけるトナーの正規帯電極性側のピーク電位をV1a、V2a、逆極性側のピーク電位をV1b、V2bとしたとき、
V1a〜V2bの大小関係が、V1aからV2aを差し引いた値およびV2bからV1bを差し引いた値がトナーの正規帯電極性と同極性の値になるように、印加電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記バイアス電圧V1、V2は、
交流電圧であることを特徴とする請求項2または3に記載の現像装置。 - 前記バイアス電圧V1は、トナーの正規帯電極性と同極性の直流電圧成分と周期的に変化する電圧成分とを重畳させた電圧であり、
前記バイアス電圧V2は、トナーの正規帯電極性と同極性の一定の直流電圧であり、
前記制御手段は、
トナー強制消費時におけるバイアス電圧V1の1周期におけるトナーの正規帯電極性側のピーク電位をV1a、逆極性側のピーク電位をV1bとしたとき、
前記バイアス電圧V2がV1aとV1bの間の電位になるように、印加電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記バイアス電圧V1は、
脈流または交流電圧であることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。 - 前記制御手段は、
所定条件に基づいて、トナー強制消費時における平均値S1とS2の差分の大きさを変更させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。 - 前記所定条件は、
自装置内または周辺の温度および/または湿度が、第1の値と、これよりも高い第2の値のいずれであるかということであり、
前記制御手段は、
温度および/または湿度が第1の値の場合には、前記差分を第1の大きさとし、第2の値の場合には、前記差分を第1の大きさよりも小さい第2の大きさとすることを特徴とする請求項7に記載の現像装置。 - 前記所定条件は、
自装置の現在までの累積動作時間が、第1の時間と、これよりも長い第2の時間のいずれであるかということであり、
前記制御手段は、
前記累積動作時間が第1の時間の場合には、前記差分を第1の大きさとし、第2の時間の場合には、前記差分を第1の大きさよりも大きい第2の大きさとすることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。 - 前記制御手段は、
前記バイアス電圧V1および/またはV2が、直流電圧成分と周期的に変化する電圧成分とを重畳させた電圧である場合に、1周期におけるデューティ比を変えることで、平均値S1とS2の差分の大きさを変更させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の現像装置。 - 像担持体上の潜像をトナーにより現像する現像部を備える画像形成装置であって、
前記現像部として、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 周面上に担持されたトナーを用いて像担持体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、当該現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを備える現像装置において、現像ローラ上のトナーを強制消費させるために行われる現像方法であって、
現像ローラにバイアス電圧V1を、供給ローラにバイアス電圧V2を印加させる電圧印加ステップと、
トナー強制消費時において、バイアス電圧V1の単位時間当たりの平均値S1からバイアス電圧V2の単位時間当たりの平均値S2を差し引いた値がトナーの正規帯電極性と同極性の値になるように、前記電圧印加手段を制御する制御ステップと、
を含むステップを実行することを特徴とする現像方法。
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