JP2009014336A - 特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置のための金属/固定手段基部またはソケット、および、そのような基部を有する点火装置 - Google Patents

特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置のための金属/固定手段基部またはソケット、および、そのような基部を有する点火装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置において、単純化された製造工程を特徴とする金属/固定手段基部またはソケットを提供する。
【解決手段】点火装置1には、導電性材料による2本のリード2,3があり、適切な表面腐食保護を有している。また、金属/ガラス基部4、ハウジング5、触媒または火薬でできている点火ヒューズ6、カバー7、電気点火要素8、リング9および絶縁本体10からなる。特に、リング9が冷間成形によって製造され、それにより、材料を経済的に使用し、点火装置1の製造費用の有意な節減とともに製造時間が減少する。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文による金属/固定手段基部またはソケット(金属/固定材料貫通部)、および、請求項16の前文によるそのような基部またはソケットを有する点火装置に関する。
個人用の安全システム、すなわちエアバッグのための点火装置のための、金属/ガラス貫通接続として設計された金属/固定材料貫通部としても知られる金属/固定手段基部またはソケットは、公知技術である(DE 10 2005 009 644 A1 , EP 1 061 325 A1)。これらの基部は、本質的にリング型の基部本体、または、ガラスまたはガラス・プラグ、および、少なくとも1つのピン、または、絶縁本体を貫通し、溶解によって封止されるリード、でできている絶縁本体の形で、取付け手段または取付け材料によってしっかりと封止されるリング開口部を有するリングから構成され、そこで、(ピンまたはリードは)点火装置を形成する金属/ガラス貫通接続の外面上に導電体として外側の電気連結要素(プラグ)を形成し、適切な触媒または火薬を含む点火ヒューズに点火するように点火装置を作動させるのに役立つ電気点火要素で点火装置の内側と連結される。
DE 10 2005 009 644 A1 EP 1 061 325 A1
本発明の目的は、単純化された製造工程を特徴とする金属/固定手段基部またはソケットを示すことである。この目的は、請求項1または3に対応する金属/固定手段基部によって達成される。自動車の特にエアバッグにおける個人用の安全システムの点火装置は、請求項16の主題である。
本発明の第1の態様によれば、金属/固定手段基部またはソケットのリングまたはリング本体は金属材料で製造され、好ましくは適切な出発原料からの冷間成形による純度が高い鋼鉄で製造される。安価な製造に加えて、この工程の利点は、適用される冷間成形または高い変形圧力が、リングの高強度さらには高密度を提供することである。
本発明の別の態様では、リングまたはリング本体は、その少なくとも1つの開口部またはリング開口部において、該リング開口部に突出する少なくとも1つの突起を備え、その(突起の)上で、接地導電体または接地コネクタとして役立つピンが最適に固定される。この設計は、金属/固定手段基部の製造の間、突起に固定されるピンを前もってリングに搭載し、絶縁本体のアセンブリの間、例えば、前記絶縁本体を形成するガラスビーズをねじ込み、さらなるピンを備えるアセンブリ補助としてこのピンを使用し、例えば、絶縁本体を形成するガラスビーズまたはガラス・プラグを溶解させるため、このように形成された配列を必要な温度に加熱するのを可能にする。この工程は、金属/固定手段基部の製造の間、有意に処理を単純化する。
本発明の取付け手段は、少なくとも1つの固定材料でできている少なくとも1つの要素である。本発明の固定材料は、例えばガラス、セラミック、ガラスセラミック合成物、または、プラスチックの形の電気的な絶縁材料である。
本発明のさらなる実施態様、利点および可能な用途は、以下の実施態様の説明および図面によって開示される。請求項のあらゆる要約またはあらゆる直接引用に関係なく、記載されるおよび/または表わされるだけのすべての特性またはあらゆる組合せは、基本的に本発明の主題である。請求項の内容はまた、発明の説明に組み込まれる。
一般に図面において1で表わされ、特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムを意図される点火装置は本質的に、
例えばニッケル鉄のような導電性材料または金属材料でできていて、例えばニッケル層の形の適切な表面腐食保護を有する、2つのリードまたはピン2および3;
金属/ガラス基部4の形、または、ピン2および3のための、密閉して封止された電気的な金属/ガラス貫通部の形の金属/固定手段ソケットまたは基部;
点火装置1の内側の空間を囲むスリーブのようなハウジング5;
そのような点火ヒューズに適切である触媒または火薬でできている前記内側の空間内の点火ヒューズ6;
カバー7;および
例えば、点火またはワイヤ・ブリッジの形、または、他の電気点火要素の形において点火ヒューズ6内で提供され、ピン2および3の端部でそこに連結される電気点火要素8、を含む。
点火装置1は、公知の方法において、個人用の安全要素(エアバッグ)を作動させるようにガスを生成するための電気的に制御可能なガス発生装置の一部である。表された実施態様における金属/ガラス貫通部または金属/ガラス基部4は、金属材料で製造され、好ましくは冷間成形により、言い換えれば、点火装置1の内側の空間から離れて面するリング9の下部の前部側面のリング開口部に放射状にリング壁9.1から突出する突起9.2と一体で純度が高い鋼鉄で製造されるリング本体またはリング9から構成される。取付けまたは絶縁本体10はリング9において保たれ、それ(本体)を通じて、2つのピン2および3は、互いに平行になり、リング9の軸に平行になり、したがってまた、密閉して封止され、互いに電気的に絶縁される、スリーブのようなハウジング5の軸に平行になり、したがって、点火装置1の内側に突出するピン2および3の端部を生じ、そして、点火要素8および点火装置1または金属/ガラス基部4から突出するピン2および3の端部と連結し、連結プラグとして役立つ。絶縁本体10は、そのような絶縁本体のための適切な材料でできていて、例えば、ガラス/金属融成物結合によってリング9と連結され、ピン2および3がそれに対して溶解されるガラス・プラグとして具体化される。例えばセラミック、セラミック-ガラス合成物、エポキシ樹脂などのプラスチックのような、他の電気的な絶縁材料もまた、絶縁本体10として考えられる。
ピン2は集団または接地接続を形成し、この目的のため、例えば、硬質ハンダのようなハンダ付けにより、または、抵抗溶接またはレーザ溶着のような溶接により、突起9.2の自由端9.2.1と電気的に連結される。さらに、突起9.2はまた、絶縁本体10の追加的な機械または取付け支持体を形成する。
表された実施態様の金属/ガラス基部4はスリーブのようなハウジング5の端部に挿入され、封止機構を形成するため、この端部上でハウジング5を有しそのリング9で連結される、言い換えれば、例えば、変形による圧力嵌め、または、リング9上のハウジング5の押圧、または、抵抗またはレーザ溶着のような溶接により連結される。金属/ガラス基部4をハウジング5に連結する他の手段もまた、可能である。
上記した点火装置1の際立った特徴は、リング9が冷間成形によって製造され、それにより、材料を経済的に使用し、点火装置1の製造の費用の有意な節減に起因して製造時間が減少するということである。リング9の純度が高い鋼鉄材料の使用によりまた、特にリング9から不注意に押圧される絶縁本体10に対して、金属/固定手段基部または金属/ガラス基部4の十分に高い安定性が生じる。
ピン2および3、金属/ガラス基部4およびハウジング5のために使用される金属材料は、制御された製造工程においてニッケルでメッキされたものであってもよい。突起9.2は、グラウンド導電体への、すなわち、ピン2への金属/ガラス基部の単純化された連結を可能にする。グラウンド導電体のこの単純化された連結は特に、両方の伝導体のための単純かつ同一のピン2および3の使用を可能にする。ピン2および3および絶縁本体10のアセンブリ、特に絶縁本体10を製造するために使用するガラスビーズのアセンブリは、前もって突起9.2、絶縁本体にピン2が載置される場合、例えば、金属/ガラス基部4を形成している要素がさらなる工程の間一緒に確実に保たれるように、絶縁本体10を形成するガラスビーズは、リング9に保たれるピン2上にピン3と共に配置されることができるという事実によって、かなり単純化される。
突起9.2を有するピン2の連結はハンダ材料の低消費でのハンダ付けによって達成されることができる、または、溶接により突起9.2とピン2を連結することは上記の通りに可能であり、いずれの場合にも、最適温度は、突起9.2の領域での減少した質量により、溶接の短い工程時間によって達成されることができる。
本発明は、例示的な実施態様に基づいて上記された。修正および変更が、本発明が基づく発明の観念を放棄せずに可能であることは、言うまでもない。
本発明は、図面に関する例示的な実施態様に基づいて、さらに詳細に以下に記載される:そこで、
自動車の個人用の安全システムまたはエアバッグの点火装置断面図の単純化された描写である; 図1の装置の金属/ガラス貫通接続の形の金属/固定手段基部の上面図の単純化された描写である。
符号の説明
1 点火装置
2、3 金属ピン、または、リード
4 金属/ガラス基部、または、金属/ガラス貫通部
5 ハウジング
6 点火ヒューズ
7 カバー
8 電気点火要素
9 リング
9. 1 リング壁
9.2 突起
9.2.1 端部
10 絶縁本体

Claims (16)

  1. 特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置のための金属/固定手段基部であって、
    少なくとも1つのリング開口部および該リング開口部をしっかりと封止する絶縁本体(10)を含み、該絶縁本体(10)を通じてしっかりと封止し、電気的にリング(9)から絶縁される導電体およびリードを形成する少なくとも1つのピン(3)を含む、金属材料から製造されるリング(9)を含む金属/固定手段基部において、該リング(9)は、冷間成形によって該金属材料から製造されることにおいて特徴付けられる、金属/固定手段基部。
  2. 前記リング(9)が前記リング開口部に突出する少なくとも1つの突起(9.2)で一つの部分として作成されることにおいて特徴付けられる、請求項1記載の基部。
  3. 少なくとも1つのさらなるピン(2)が前記絶縁本体(10)にしっかりと封止する導電体リードとして設計され、該さらなるピン(2)が、少なくとも1つの突起(9.2)で連結され、好ましくは該突起(9.2)の自由端(9.2.1)で連結されることにおいて特徴付けられる、請求項2記載の基部。
  4. 特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置のための金属/固定手段基部であって、
    少なくとも1つのリング開口部および該リング開口部をしっかりと封止する絶縁本体(10)を含み、該絶縁本体(10)を通じてしっかりと封止し、電気的にリング(9)から絶縁される導電体およびリードを形成する少なくとも1つのピン(3)を含む、金属材料から製造されるリング(9)を含む金属/固定手段基部において、該リング(9)が前記リング開口部に突出する少なくとも1つの突起(9.2)で一つの部分として作成され、少なくとも1つのさらなるピン(2)が前記絶縁本体(10)にしっかりと封止する導電体リードとして設計され、該さらなるピン(2)が、少なくとも1つの突起(9.2)で連結され、好ましくは該突起(9.2)の自由端(9.2.1)で連結されることにおいて特徴付けられる、金属/固定手段基部。
  5. 前記リング(9)が冷間成形によって前記金属材料から製造されることにおいて特徴付けられる、請求項4記載の基部。
  6. 前記リング(9)は、鋼鉄で、好ましくは純度が高い鋼鉄でできていることにおいて特徴付けられる、請求項1から5のいずれかに記載の基部。
  7. 前記リング(9)は、前記リング開口部の領域で構築されることにおいて特徴付けられる、請求項1から6のいずれかに記載の基部。
  8. 前記少なくとも1つのさらなるピン(2)が、例えば、硬質ハンダ付けのようなハンダ付け、または、レーザ溶接または抵抗溶接のような溶接により、前記突起(9.2)に連結されることにおいて特徴付けられる、請求項1から7のいずれかに記載の基部。
  9. 前記少なくとも1つの突起(9.2)が、前記リング(9)の前方側面に、好ましくは該リング(9)の前方側面上に提供され、前記基部(4)が組み立てられる場合前記点火装置(1)の外側の側面を形成することにおいて特徴付けられる、請求項1から8のいずれかに記載の基部。
  10. 前記リング(9)が、絶縁本体(10)で単一のリング開口部を含み、それを通じて、前記少なくとも2つのピン(2、3)のリードがしっかりと封止されることにおいて特徴付けられる、請求項1から9のいずれかに記載の基部。
  11. 前記リング(9)は、鋼鉄で、好ましくは純度が高い鋼鉄でできていることにおいて特徴付けられる、請求項1から10のいずれかに記載の基部。
  12. 前記少なくとも1つのピン(2、3)が、例えば、ニッケルを含む鉄の合金のような鉄の合金の金属材料で作成されることにおいて特徴付けられる、請求項1から11のいずれかに記載の基部。
  13. 前記絶縁本体(10)が前記リングにおいて保たれる、好ましくは前記少なくとも1つの突起(9.2)によって保たれることにおいて特徴付けられる、請求項1から12のいずれかに記載の基部。
  14. 前記絶縁本体がガラス、セラミック、ガラスセラミック合成物、または、プラスチックでできていることにおいて特徴付けられる、請求項1から13のいずれかに記載の基部。
  15. 前記リング(9)が、絶縁本体(10)を有する単一のリング開口部を含み、それを通じて、前記少なくとも2つのピン(2、3)のリードがしっかりと封止されることにおいて特徴付けられる、請求項1から14のいずれかに記載の基部。
  16. 特に自動車のエアバッグまたは類似した個人用の安全システムの点火装置であって、
    点火ヒューズ(6)を含むハウジング(5)を含み、それ(ハウジング)は、少なくとも1つの基部(4)によって少なくとも1つの側面にしっかりと封止され、少なくとも1つのリング(9)、該リング(9)の開口部において提供される少なくとも1つの絶縁本体、および、該絶縁本体(10)を通じてしっかり封止する、言い換えれば、該ハウジング(5)に提供された少なくとも1つの点火要素(8)を制御するため、導電体およびリードを形成する少なくとも1つのピン(2、3)から構成された点火装置であって、該基部(4)が請求項1から15のいずれかにより具体化されることにおいて特徴付けられる点火装置。
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