JP2009013252A - 蛍光集合体、及び、蛍光ペースト組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い輝度を有する蛍光集合体及び蛍光ペースト組成物を提供する。
【解決手段】蛍光集合体10は、蛍光粒子1と、ナノ球状レンズ2とを含む。蛍光粒子1は、その粒径が200nm以上であり、その表面に複数のナノ球状レンズ2を付着させたものである。前記ナノ球状レンズ2は、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満であり、球状レンズである。本発明に係る蛍光集合体10において、蛍光粒子1は、その粒径が200nm以上であるため、粒径が20nm未満であるナノ球状レンズ2よりも充分に大きな粒径であり、その表面に複数のナノ球状レンズ2を付着させた構造を採る。
【選択図】図4

Description

本発明は、蛍光ランプなどに用いられる蛍光集合体、及び、蛍光ペースト組成物に関するものである。
従来より、蛍光ランプは、光源を必要とする装置、例えば液晶表示装置のバックライトなどに用いられている。そのような液晶表示装置等に用いられる冷陰極管は、例えば、特許文献1、2に開示されているように、細長いガラス管の内壁に蛍光膜が塗布されていて、そのガラス管内には不活性ガス(Ar等)及び水銀が封入されている。ガラス管両端の電極間に高周波高電圧を印加されると、正規グロー放電が開始され、蒸気化された水銀が電子や封入ガスの原子との衝突により励起されて紫外線(主に波長253.7nm)を発生させる。この紫外線が、蛍光膜を励起し、蛍光膜の材料・組成による発光色(可視光域波長)に変換される。これにより、冷陰極管が可視光を発光する。
冷陰極管は、通常、ガラス管の内面にシリカ等を主成分とする保護膜が形成されており、発光体はこの保護膜の上に塗布されている。保護膜の機能は、黒化減少防止による高寿命化にある。
しかし、従来、保護膜を形成するシリカの粒径が大きいことから、シリカ自体による可視光の減衰を招き易い。しかも、粒径の大きいシリカは、粒子間に生じる隙間も大きくなるので、その隙間の存在にも関わらず、シリカ保護膜による黒化防止機能を向上させるためには、その膜厚を厚くせざるを得ない。このため、保護膜による発光の減衰が大きくなり、可視光効率が低下し、それが、輝度の低下を招くという問題があった。
更に、特許文献3では、高輝度、高均一性度、高寿命を実現できる証明装置について開示されている。しかし、光の入射角を調整することにより、照明器具全体の輝度を向上させる技術であって、冷陰極管自身の輝度を増強させるものではない。
特表2003−511548 特開平11−149905 特開2002−184231
本発明の課題は、高い輝度を有する蛍光集合体、及び、蛍光ペースト組成物を提供することである。
<蛍光集合体>
上述した課題を解決するため、本発明に係る蛍光集合体は、蛍光粒子とナノ球状レンズとを含む。前記蛍光粒子は、その粒径が200nm以上であり、その表面に複数の前記ナノ球状レンズを付着させたものであり、前記ナノ球状レンズは、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満である。
上述したように、本発明に係る蛍光集合体において、蛍光粒子の粒径は、ナノ球状レンズの粒径よりも充分に大きな200nm以上であり、その表面に複数のナノ球状レンズを付着させた構造を採る。したがって、蛍光粒子が紫外線によって励起され、可視光を発光した場合、ナノ球状レンズが、その一個毎に可視光線を散乱拡散する微小レンズとして機能する。このため、蛍光粒子の発生した可視光を、効率よく発散させ、高輝度化を実現することができる。蛍光粒子は、好ましくは、Ba/Al/Mg/Eu、Ba/Al/Mg/Eu/Mn、La/Al/Mg/Tb/Ce、Y/Eu、S/C/Al/Eu、又は、これらの混合物のグループから選択した少なくとも一種を含む。
蛍光粒子として、好ましくは、その粒径が500nm以上〜5μm未満のものを用いる。この範囲の粒径を有する蛍光粒子を用いると、輝度の高い蛍光集合体を得ることができる。
また、本発明において、ナノ球状レンズは、粒径が20nm未満である。ナノ球状レンズは、その粒径が蛍光粒子に対してかなり小さく、微小なサイズであるため、蛍光粒子1つに対して、複数のナノ球状レンズが付着する。
しかも、ナノ球状レンズは、球状であるため、光の透過特性が、全方向において均一化されることになる。
更に、本発明に係るナノ球状レンズは、球状であるため、蛍光粒子や他のナノ球状レンズとの接点を最小限に留め、蛍光粒子の表面に、規則性を持って隙間なく付着した密な構造を採ることができる。ナノ球状レンズは、好ましくは、真球度20パーセント未満である。
上述した作用効果の総合的効果として、蛍光粒子から生じる可視光を、ナノ球状レンズにより、効率よく、散乱拡散することができる。
本発明において、ナノ球状レンズは、好ましくは、水晶、ルビー、または、サファイアである。ナノ球状レンズとして、上述した材料の何れを選択するかによって、光色を選択することができる。例えば、ナノ球状レンズとして水晶を選択した場合、透明色の光を発する。また、ナノ球状レンズとしてルビーを選択した場合、赤色を発する。更に、サファイアは、代表的な色は青であるが、副成分の含有率や、種類によって様々な色を呈することができるため、ナノ球状レンズとして選択し場合、多くの色調から選択することができる。
また、本発明に係る蛍光集合体は、上述したように、冷陰極管の蛍光層として使用することができる。その形状のまま、または、ビヒクルや、複数のナノ球状レンズを添加し、ペースト状をしたものを冷陰極管の蛍光層として使用することができる。
<蛍光ペースト組成物>
本発明に係る蛍光ペースト組成物は、蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含む。前記蛍光粒子は、その粒径が200nm以上であり、前記ナノ球状レンズは、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満である。
本発明に係る蛍光ペースト組成物は、本発明に係る蛍光粒子、及び、ナノ球状レンズを使用した構造であるため、蛍光粒子、及び、ナノ球状レンズの有する作用効果をそのまま奏することができる。
本発明に係る蛍光ペースト組成物としては、2つの態様が挙げられる。第1の態様は、上述した蛍光集合体とビヒクルを含む蛍光ペースト組成物であり、第2の態様は、上述した蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含むものである。
上述した何れの態様の場合も、ナノ球状レンズは、その微小なサイズと、球状の形態により、蛍光粒子の隙間を密に埋めるようにして存在する。
また、ビヒクルは、バインダを溶剤中に溶解したものである。ビヒクルに用いられるバインダとしては、特に限定されず、エポキシ樹脂、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、ニトロセルロース、アクリル樹脂などの通常の各種有機バインダや、シリカゲル等の無機バインダを用いることができる。
また、ポリエチレンオキサイド、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、水溶性アクリル樹脂、エマルジョン、水のような水系バインダを用いてもよい。溶剤としては、特に限定されず、IPA(イソプロピレンアルコール)、酢酸ブタノール、キシレン、ブタノールを用いてもよい。蛍光ペースト組成物の各成分の含有量は特に限定されないが、第1の態様の蛍光ペースト組成物において、好ましくは、蛍光集合体が10〜20wt%、バインダーが30wt%〜50wt%である。
ビヒクル中には、必要に応じて各種分散剤、可塑剤、誘電体、ガラスフリット、絶縁体などから選択される添加物が含有されても良い。ただし、これらの総含有量は、10重量%以下とすることが望ましい。
本発明に係る蛍光ペースト組成物は、ランプ管内に塗布することによって、蛍光層として使用することができる。蛍光ペースト組成物を使用して製造された蛍光層は、ナノ球状レンズが、蛍光粒子間の隙間を埋めるように密に充填された構造を採る。
以上述べたように、本発明によれば、高い輝度を有する蛍光集合体、及び、蛍光ペースト組成物を提供することができる。
<蛍光集合粒子>
図1は、本発明に係る蛍光集合体を模式的に示す図である。図を参照すると、蛍光集合体10は、蛍光粒子1と、ナノ球状レンズ2とを含む。蛍光粒子1は、その粒径が200nm以上であり、その表面に複数のナノ球状レンズ2を付着させたものである。前記ナノ球状レンズ2は、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満であり、球状レンズである。
本発明に係る蛍光集合体10において、蛍光粒子1は、その粒径が200nm以上であるため、粒径が20nm未満であるナノ球状レンズ2よりも充分に大きな粒径であり、その表面に複数のナノ球状レンズ2を付着させた構造を採る。
好ましくは、蛍光粒子1の粒径は、500nm以上〜1μm以下であり、この範囲の粒径を有する蛍光粒子1を用いると、本発明に係る蛍光集合体10の輝度がより優れる。
しかも、ナノ球状レンズ2は、球状レンズであるため、光の透過特性が、全方向において均一化されることになる。更に、本発明に係るナノ球状レンズ2は、真球に近い形状であるため、蛍光粒子1や他のナノ球状レンズ2との接点を最小限に留め、蛍光粒子1の表面に規則性を持って隙間なく付着した密な充填構造を採る。
上述した作用効果の総合的効果として、蛍光粒子1から生じる可視光を、ナノ球状レンズ2により、効率よく、散乱拡散することができる。
蛍光集合体10は、ビヒクルを添加することで、蛍光ペースト状組成物を簡易に製造することができる。
<蛍光ペースト状組成物>
本発明に係る蛍光ペースト組成物として2つの態様が挙げられる。第1の態様は、上述した蛍光集合体とビヒクルとを含む蛍光ペースト組成物である。図2は、蛍光集合体を用いて製造した第1の態様に係る蛍光ペースト状組成物を、模式的に示す断面図である。蛍光ペースト状組成物20は、蛍光集合体10と、ビヒクル21とを含み、蛍光集合体10の周囲をビヒクル21が取り巻いた構造を採る。
第2の態様は、蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含む。図3は、蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含む第2の態様に係る蛍光ペースト組成物を模式的に示す断面図である。蛍光ペースト組成物30では、ナノ球状レンズ2は、ビヒクル31と共にその微小なサイズと、真球に近い形状により、蛍光粒子1の隙間を密に埋めるようにして存在する。また、ナノ球状レンズ2は、粒径が20nm未満と微小であり、真球に近い形状であるため、蛍光粒子1や他のナノ球状レンズ2との接点を最小限に留め、蛍光粒子3の表面に規則性を持って隙間なく付着した密な充填構造を採る。
図4は、図2に示した蛍光ペースト状組成物を使用して製造された蛍光層の発光効率を模式的に示す図であり、図5は、図4の蛍光層の拡大図である。
図4に示した蛍光層40は、上述した構成を有するから、蛍光粒子1から生じる可視光41を、ナノ球状レンズ2により、効率よく散乱拡散することができ、例えば蛍光層40に隣接するガラス層42から高い発光効率で蛍光が放出される。
蛍光層40は、蛍光粒子1と、ナノ球状レンズ2と、ビヒクル31とを含む。蛍光粒子1が、紫外線43によって励起され、可視光41を発光した場合、ナノ球状レンズ2は、その一個毎に可視光線を散乱拡散する微小レンズとして機能するため、蛍光粒子1の発生した可視光を、効率よく発散させ、高輝度化を実現することができる。
<冷陰極管>
図6は、本発明に係る蛍光集合体、または、蛍光ペースト状組成物を使用して製造された蛍光層を含む冷陰極管の断面図である。
図示の冷陰極管50は、光源を必要とする装置、例えば液晶表示装置のバックライトなどに用いられる。ランプ管51は、細長いガラス管でなり、その長手方向の両端に、陽極52、陰極53を有しており、陽極52、陰極53には、それぞれ、リード導体54、55が接続されている。ランプ管51の内壁に、蛍光層56が塗布されていて、その蛍光層56の内部57には不活性ガス(Ar等)及び水銀が封入されている。
蛍光層56は、本発明に係る蛍光集合体、または、本発明に係るペースト状組成物20又は30を用いて製造することができる。本発明に係る蛍光集合体10を用いる場合は、それ自体をランプ管51の管内面に塗布、または、付着させることで蛍光層56として用いることが可能である。
蛍光層56中、ナノ球状レンズ2は、その微小なサイズと、球状であることで、蛍光粒子1の隙間を密に埋めるようにして存在する。本発明に係る冷陰極管ランプにおいて、管両端の電極間に電圧を印加すると、励起された紫外線が蛍光層56内で蛍光粒子1によって、可視光に変換される。次に、その可視光が、蛍光粒子1を取り巻くナノ球状レンズ2によって散乱拡散され、その輝度が増強される。
次に実施例及び比較例を挙げて、本発明の内容を具体的に説明する。
<蛍光集合体、蛍光ペースト組成物、及び、液晶用冷陰極管ランプの製造>
<実施例1>
蛍光粒子の材料として、Ba/Al/Mg/Euを使用し、米国特許6808568号に記載された電子状粒状化プラズマ装置を用いて求める粒径を有するよう製造した。得られたBa/Al/Mg/Euのうち、粒径が500nm以上〜1μm未満のものを選択し、蛍光粒子として使用した。
ナノ球状レンズの材料として、SiOを使用し、米国特許6808568号に記載された電子状粒状化プラズマ装置を用いて求める粒径を有するよう製造した。得られたSiOは平均粒径が5nmであり、球状であった。
次に、得られた蛍光粒子とナノ球状レンズを混合し、蛍光粒子の表面にナノ球状レンズを付着させ、蛍光集合体を製造した。
図7は、得られた蛍光集合体の透過型顕微鏡(transmission electron microscope以下TEM像と称する。)である。TEM像に写されたAの粒子が蛍光粒子であり、その周囲に付着する微小なBの粒子がナノ球状レンズである。TEM像から分かるように、得られた蛍光粒子の粒径は、500nm以上〜1μm未満であり、ナノ球状レンズは、球状であり、且つ、その平均粒径が5nmであった。
次に、得られた蛍光集合体に水系バインダーとしてポリエチレンオキサイド、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、溶剤系バインダーとしてエチルセルロース、ニトロセルロース、アクリル樹脂、及び、 溶剤としてイソプロピレンアルコール(IPA)、酢酸ブタノール、キシレン、ブタノールを加えた。得られた蛍光ペースト組成物の組成比は、蛍光集合体が15wt%、バインダーが40wt%、溶剤が45wt%であった。
更に、得られた蛍光ペースト組成物を使用し、液晶用冷陰極管ランプを製造した。蛍光ペースト組成物は、ランプ管内に付着させ、蛍光層とした。
<実施例2>
ナノ球状レンズとして、ルビーを使用し、実施例1と同様の方法で、その平均粒径が5nmのものを得た。
更に実施例1と同様の蛍光粒子を使用し、蛍光ペースト組成物、液晶用冷陰極管ランプを製造した。
<実施例3>
ナノ球状レンズとして、サファイアを使用し、実施例1と同様の方法で、その平均粒径が5nmのものを得た。
更に実施例1と同様の蛍光粒子を使用し、蛍光ペースト組成物、液晶用冷陰極管ランプを製造した。
<比較例>
実施例と同じ蛍光粒子を使用し、同様の方法で蛍光ペースト組成物を製造した。ただし、ナノ球状レンズは使用しなかった。
次に、蛍光ペースト組成物を使用して、実施例と同様に液晶用冷陰極管ランプを製造し、た。
<輝度の測定>
実施例1〜3、及び、比較例で得られた液晶用冷陰極管ランプを用いて、ランプ効率、UV変換効率、蛍光層量子効率、可視光効率、UVと可視光の量子比、及び、三波長を測定した。その輝度計測結果を表1に示す。
<評価>
表1より、実施例1〜3、及び、比較例1は、UV変換効率、蛍光層量子効率、UVと可視光の量子比、三波長、共に同様の数値を示している。このことにより、同一条件で測定が行われたこと、又、蛍光体によって、紫外線が可視光に変換されるまでの効率は等しいことが分かる。
一方、ランプ効率、又は、可視光効率を見ると、可視光効率について比較例が94パーセントであるのに対し、実施例1は、100パーセントの値を示し、実施例2、3は130パーセントの数値を示している。このことにより、比較例と実施例1〜3は、蛍光層によってUVから可視光に変換されるまでの効率は同様であるが、最終的に蛍光層から得られる可視光は、本願発明に係る実施例1〜3が優れていることがわかる。つまり、ナノ球状レンズのレンズ効果によって、可視光が拡散されるため、得られる輝度が高いことが分かる。
更に、ランプ効率の値も可視光効率に相関して実施例のほうが、比較例よりも高くなる。そのため、実施例の冷陰極管の法が、比較例のものより、効率のよい経済的な光源を持つことがわかり、更に、実施例1より、実施例2、3の値のほうが良好であるため、ナノ球状レンズとして、SiOよりも、ルビー、及び、サファイアのほうが、より優れたナノレンズ効果を有することがわかる。
本発明に係る蛍光集合体を模式的に示す図である。 蛍光集合体を用いて製造した蛍光ペースト状組成物を、模式的に示す断面図である。 蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含む蛍光ペースト組成物を模式的に示す断面図である。 図3に示した蛍光ペースト状組成物を使用して製造された蛍光層の発光効率を模式的に示す図である。 図4の蛍光層の拡大図である。 本発明に係る蛍光集合体、または、蛍光ペースト状組成物を使用して製造された蛍光層を含む冷陰極管の断面図である。 得られた蛍光集合体のTEM像である。
符号の説明
1 蛍光粒子
2 ナノ球状レンズ
10 蛍光集合体

Claims (5)

  1. 蛍光粒子と、ナノ球状レンズとを含む蛍光集合体であって、
    前記蛍光粒子は、その粒径が200nm以上であり、その表面に複数の前記ナノ球状レンズを付着させたものであり、
    前記ナノ球状レンズは、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満である、
    蛍光集合体。
  2. 請求項1に記載された蛍光集合体であって、前記ナノ球状レンズは、水晶、ルビー、または、サファイアから選択された少なくとも一種を含む、蛍光集合体。
  3. 蛍光集合体と、ビヒクルとを含む蛍光ペースト組成物であって、前記蛍光集合体は、請求項1又は2に記載されたものであり、前記ビヒクルと混合されている、蛍光ペースト組成物。
  4. 蛍光粒子と、ナノ球状レンズと、ビヒクルとを含む蛍光ペースト組成物であって、
    前記蛍光粒子は、その粒径が200nm以上であり、
    前記ナノ球状レンズは、主成分として、SiO、または、Alを含み、粒径が20nm未満であり、
    前記蛍光粒子及び前記ナノ球状レンズは、前記ビヒクルと混合されている、
    蛍光ペースト組成物。
  5. 請求項4に記載された蛍光ペースト組成物であって、前記ナノ球状レンズは、水晶、ルビー、または、サファイアから選択された少なくとも一種を含む、蛍光ペースト組成物。
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