JP2009012723A - 格納式ルーフ搭載車両の排水構造 - Google Patents

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佳男 藤村
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Abstract

【課題】水受け部材のパイプに対するバックウインドウェザーストリップのパイプの接続を位置決めを行うつつ容易に実施する。
【解決手段】バックウインドパネル2の車内側に下端に第一パイプ45が設けられたバックウインドウェザーストリップ10が設けられ、そのバックウインドウェザーストリップ10のコーナー部下部には、水受け容器51と所定間隔Lで複数の水抜き穴53が形成され水Wを内部に導く第二パイプ52を備えた水受け部材50が設けられ、第二パイプ52の上下端には第一パイプ45,可撓性ホース30が接続されてなる格納式ルーフ搭載車両の排水構造で、第一パイプ45の周面下部には所定間隔Lで水抜き穴53の縦方向の大きさJよりも幅Kが小さい複数の係止片45aが突設され、接続時、係止片45aを第二パイプ52内に挿入し、水抜き穴53に相対した位置で上端に係止させて嵌め込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉自在のルーフを折り畳み、トランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両の排水構造に関する。
図6は、開閉自在のルーフ1を折り畳み、ルーフ1の後方に位置するバックウインドパネル2に重ねて車体後方側下部のトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両を示す外観図である。このようなタイプの車両は、一般的にリトラクタブルハードトップ,クーペカブリオレ,クーペコンバーチブルと称されている。
ルーフ1の閉鎖時にはフロントガラス3の上端を固定するヘッダ4にルーフ1の前端が接するようになっている。
そして、バックウインドパネル2の周縁部には、図7乃至図9で示すような、バックウインドウェザーストリップ10が設けられている。バックウインドウェザーストリップ10は、バックウインドパネル2の周縁部に沿って設けられたフランジFに取付けられる断面略U字形状の取付基部11と、その取付基部11に一体成形された中空シール部12を備えている。中空シール部12は、ルーフ1の閉鎖時、バックウインドパネル2の前部ではルーフ1に弾接するとともに、バックウインドパネル2の側部ではピラーパネル5に弾接し、そして、バックウインドパネル2の後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッド6にそれぞれ弾接するようになっている。
なお、バックウインドウェザーストリップ10の取付基部11の車外側には、バックウインドガラス7の端部に弾接する中空シール部13も一体成形されている。これにかえて、図14(a)に示すように、別体の取付基部11と中空シール部13を接着したり、あるいは、図14(b)で示すように、別体の取付基部11と中空シール部13を嵌合させるようにしてもよい。
このような、ルーフ1を折り畳み、後方に位置するバックウインドパネル2に重ねて車体後方側下部のトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両では、ルーフの折り畳み時(開放時)、特にルーフ1とバックウインドパネル2の間の溝へ多量の水が流れ込み易い。
この水がオーバーフローすると車内側に侵入するおそれがあるため、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部(図6のX部)下部には、ウォーターキャッチャーといった水受け部材20が設けられている。水受け部材20は、上部が開口して中空シール部12の表面を伝わって流れ落ちる水Wを受ける水受け容器21と、周面に複数の水抜き穴23が形成され水受け容器21が受けた水をその水抜き穴23から内部に導くパイプ22を備えている。
パイプ22の上端には、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部において中空シール部12の下端に接続されたパイプ15が接続され、パイプ22の下端には、水Wを車外に排出する可撓性ホース30が接続されている。
なお、図7,図10に示すように、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部における取付基部11と中空シール部12との間には、取付基部11の車外側表面に沿って流れる水Wを中空シール部12内に導く穴16が設けられ、中空シール部12内の水Wは、パイプ15内に導かれるようになっている。また、中空シール部13にも穴17が設けられ、中空シール部13内に流れる水を穴17から取付基部11の車外側表面に導くようになっている。また、図示は省略するが、中空シール部13とバックウインドガラス7側の取付基部11との間にも取付基部11の車外側表面に沿って流れる水Wを中空シール部13内に導く穴が設けられている。
そして、中空シール部12内からパイプ15に導かれた水W及び水受け部材20で受けた水Wは、パイプ15に接続されたパイプ22,可撓性ホース30を介して車外に排出されるような排水構造になっている。
バックウインドウェザーストリップ10の中空シール部12に設けられたパイプ15と、水受け部材20に設けられたパイプ22との接続は、図11乃至図13で示されるようになっている。
パイプ15の周面下部には径を下端から上側に向けてテーパー状に拡大し、外側に向けて突出する傘状の係止片15aがパイプ15の全周面に渡って形成されている。
一方、パイプ15の係止片15aを受けるパイプ22の周面上部には、径を上側から下側に向けてテーパー状に拡大し、内側に向けて突出する係止片22aがパイプ22の全周面に渡って形成されている。
そして、パイプ15とパイプ22との接続時、パイプ22の内径Rよりも小さい内径Pのパイプ15が、パイプ15の係止片15aとパイプ22の係止片22aのテーパー状の部位を互いに摺接させながらパイプ22内に挿入され、図13に示すように、係止片15a,22a同士を嵌め合わせている。
また、折り畳式のルーフに沿って流れる水を可撓性ホールを介して排水する排水装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−54265号公報
このような格納式ルーフ搭載車両においては、ルーフ1の開閉動作によって、バックウインドウェザーストリップ10の中空シール部12に設けられたパイプ15と、水受け部材20に設けられたパイプ22との接続が外れないように考慮する必要があるのに加えて、接続時に双方が回転することなく、しかも可撓性ホース30に捩れが生じることがないように正しい位置で取付ける必要がある。
しかしながら、図11乃至図13で示したパイプ15とパイプ22との接続では、パイプ15,22の全周に渡って引っ掛ける構造であるので、接続は外れ難いが、パイプ同士を嵌め合わせる際に過度の力が必要になるといった問題がある。
また、接続後、パイプ15,22の回転する方向に位置決め用のストッパーがないので、パイプ22に対してパイプ15が左右方向(横方向)に回転し、その結果、可撓性ホース30に捩れが生じ、それに起因して可撓性ホース30が外れるといったおそれもある。
なお、特許文献1においては、可撓性ホースとの接続方法については特に言及されていない。
そこで本発明の目的は、水受け部材のパイプに対するバックウインドウェザーストリップのパイプの接続を位置決めを行いつつ容易に実施しうる格納式ルーフ搭載車両の排水構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、開閉自在のルーフ(1)を折り畳み、バックウインドパネル(2)に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、前記バックウインドパネル(2)には、その周縁部に沿って設けられたフランジ(F)に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)に一体成形され、前部ではルーフ(1)に、側部ではピラーパネル(5)に、後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッド(6)にそれぞれ弾接する中空シール部(12)を備えたバックウインドウェザーストリップ(10)が設けられるとともに、前記バックウインドウェザーストリップ(10)のコーナー部下端には、バックウインドウェザーストリップ(10)に沿って導かれた水(W)を下部に流す第一パイプ(45)が設けられ、さらに、前記バックウインドウェザーストリップ(10)のコーナー部下部には、上部が開口して水を受ける水受け容器(51)と、周面に所定間隔(L)で複数の水抜き穴(53)が形成され前記水受け容器(51)が受けた水(W)をその水抜き穴(53)から内部に導く第二パイプ(52)を備えた水受け部材(50)が設けられ、前記水受け部材(50)の第二パイプ(52)の上端には、前記バックウインドウェザーストリップ(10)の第一パイプ(45)の下端が接続され、第二パイプ(52)の下端には、水(W)を車外に排出する可撓性ホース(30)が接続されてなる排水構造であって、
前記第一パイプ(45)の周面下部には、周面に前記所定間隔(L)で、しかも第二パイプ(52)の複数の水抜き穴(53)の縦方向の大きさ(J)よりも縦方向の幅(K)が小さい複数の係止片(45a)が突設され、前記第一パイプ(45)と第二パイプ(52)との接続時、前記第一パイプ(45)の複数の係止片(45a)を、前記第二パイプ(52)内に挿入し、第二パイプ(52)の複数の水抜き穴(53)に相対した位置で水抜き穴(53)の上端に係止させ、水抜き穴(53)の下端と係止片(45a)との間に穴(H)を確保した状態で第二パイプ(52)に第一パイプ(45)を嵌め込むようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、開閉自在のルーフ(1)を折り畳み、バックウインドパネル(2)に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、前記バックウインドパネル(2)には、その周縁部に沿って設けられたフランジ(F)に取付けられる取付基部(11)と、その取付基部(11)に一体成形され、前部ではルーフ(1)に、側部ではピラーパネル(5)に、後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッド(6)にそれぞれ弾接する中空シール部(12)を備えたバックウインドウェザーストリップ(10)が設けられるとともに、前記バックウインドウェザーストリップ(10)のコーナー部下端には、バックウインドウェザーストリップ(10)に沿って導かれた水(W)を下部に流す第一パイプ(45)が設けられ、さらに、前記バックウインドウェザーストリップ(10)のコーナー部下部には、上部が開口して水を受ける水受け容器(51)と、周面に所定間隔(L)で複数の水抜き穴(53)が形成され前記水受け容器(51)が受けた水(W)をその水抜き穴(53)から内部に導く第二パイプ(52)を備えた水受け部材(50)が設けられ、前記水受け部材(50)の第二パイプ(52)の上端には、前記バックウインドウェザーストリップ(10)の第一パイプ(45)の下端が接続され、第二パイプ(52)の下端には、水(W)を車外に排出する可撓性ホース(30)が接続されてなる排水構造であって、
前記第一パイプ(45)の周面下部には、周面に前記所定間隔(L)で、しかも径方向に貫通する貫通穴(47)が形成された複数の係止片(45a)が突設され、前記第一パイプ(45)と第二パイプ(52)との接続時、前記第一パイプ(45)の複数の係止片(45a)を、前記第二パイプ(52)内に挿入し、第二パイプ(52)の複数の水抜き穴(53)に相対した位置で水抜き穴(53)の上端に係止させて第二パイプ(52)に第一パイプ(45)を嵌め込むようにしたことを特徴とする。
また本発明において、前記第二パイプ(52)に形成された複数の水抜き穴(53)の上部に位置する第二パイプ(52)の内周面の肉厚を薄くして、前記接続時、前記第一パイプ(45)の複数の係止片(45a)を案内するとともに横方向の位置決めを兼ねるガイド(49)を形成することが好ましい。
さらに本発明において、前記バックウインドウェザーストリップ(10)の取付基部(11)と中空シール部(12)との間には、取付基部(11)に沿って流れる水(W)を中空シール部(12)内に導く穴(16)が設けられるとともに、前記第一パイプ(45)は、前記バックウインドウェザーストリップ(10)の中空シール部(12)下端に設けられ、中空シール部(12)内部に流れる水(W)を導いて下部に流すことが好ましい。
なお、上記の括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
本発明によれば、格納式ルーフ搭載車両において、バックウインドウェザーストリップのコーナー部下端に設けられた第一パイプと、そのバックウインドウェザーストリップのコーナー部下部に設けられ上部が開口して水を受ける水受け部材に設けられた第二パイプとの接続時、所定間隔で設けられた第一パイプの複数の係止片を、同じ所定間隔で設けられた第二パイプの水抜き穴に嵌め合わせるだけでよいので、位置決めが容易で作業性が向上する。
これによって、ルーフの開閉によって第二パイプに接続された可撓性ホースに特に捩れを生じさせるものではないので、可撓性ホースが外れるといった危険性を回避できる。
しかも、両パイプの嵌め込み後には、複数の係止片の横に水抜き穴の左右端面が当接することによって、第二パイプに対して第一パイプは、挿入方向(上下方向)に対して直角な横方向(左右方向)に回転することはないので、これによっても可撓性ホースの捩れを防止することができる。
その上、第二パイプに第一パイプを接続しても、第一パイプの係止片の縦方向の幅は、第二パイプに形成された水抜き穴の縦方向の大きさよりも小さくなるように設定され、これにより水抜き穴の下端と係止片の下端との間には排水用の穴が確保されるので、特に排水性に支障を生じることもない。
このように、水抜き穴は、排水用の穴と第一パイプの係止片の係止用の穴を兼用するものであるので機能性に富む。
また、両パイプの接続時には、第一パイプに形成された複数の係止片を部分的に第二パイプの水抜き穴に嵌め込むだけでよく、従来例(図11乃至図13)で示したようにパイプの下部全周を嵌め合わせるものと比較して、第一パイプの挿入力を低減することができる。
特に格納式ルーフ搭載車両では、ルーフの折り畳み時(開放時)、ルーフとバックウインドパネルの間の溝へ多量の水が流れ込み易く、この水がオーバーフローすると車内側に侵入するおそれがあるが、このように構成された本発明に係る排水構造によれば、排水用のパイプや可撓性ホースが外れる等の問題はなく、確実に排水を行うことができる。
また本発明によれば、第一パイプの複数の係止片に径方向に貫通する貫通穴を形成するので、これによって排水時の容量を増加させることができる。よって、効率的な排水が可能となる。また、仮に水抜き穴の縦方向の大きさが係止片の縦方向の幅と同程度であって水抜き穴に係止片が隙間なく嵌め込まれるような場合であっても貫通穴によって排水路は確保されるので問題はない。
さらに本発明によれば、複数の水抜き穴の上部に位置する第二パイプの内周面の肉厚を薄くして、第一パイプと第二パイプとの接続時、第一パイプの複数の係止片を案内するとともに横方向の位置決めを兼ねるガイドを形成したので、ガイドに第一パイプの複数の係止片を沿わせるようにして第二パイプ内に挿入するだけで正確な位置でしかも簡単に両パイプを接続することができる。
さらにまた本発明によれば、バックウインドウェザーストリップの取付基部と中空シール部との間には、取付基部に沿って流れる水を中空シール部内に導く穴を設け、第一パイプを中空シール部下端に設け、中空シール部内部に流れる水を導いて下部に流すようにしたので、中空シール部内も利用した効率的な排水を行うことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。従来例と同一の部分には同一符号を付した。図1は本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造を示す斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造の要部を示す拡大斜視図である。また図3は、図2のD−D線断面図であり、図4は、図3に示す上側パイプと下側パイプが接続された状態を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係る発明は、開閉自在のルーフ1を折り畳み、バックウインドパネル2に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両の排水構造に関するものであり、車両の外観は従来例で示したもの(図6)と同様である。
より具体的には、バックウインドパネル2に取付けられたバックウインドウェザーストリップ10のコーナー部下端に設けられた排水用の第一パイプ45と、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部下部に設けられた水受け部材50に設けられた第二パイプ52との接続を特に改良したものである。
バックウインドウェザーストリップ10は、バックウインドパネル2の周縁部に設けられ、コーナー部(図6で示すX部)の構成は、図1に示すようになっている。図1で示すA−A線断面及びB−B線断面は、従来例で示した図7と同様で図8及び図9に示すものと同様である。
バックウインドウェザーストリップ10は、バックウインドパネル2の周縁部に沿って設けられたフランジFに取付けられる断面略U字形状の取付基部11と、その取付基部11に一体成形された中空シール部12を備えている。中空シール部12は、取付基部11の車外側コーナー部から車外側に膨出するように取付けられ、ルーフ1の閉鎖時、バックウインドパネル2の前部ではルーフ1に弾接するとともに、バックウインドパネル2の側部ではピラーパネル5に弾接し、そして、バックウインドパネル2の後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッド6にそれぞれ弾接するようになっている。トランクリッド6が後倒することによって折り畳んだルーフ1をトランク内に格納することができる。
なお、バックウインドウェザーストリップ10の取付基部11の車外側の端部には、バックウインドガラス7の端部に弾接する中空シール部13も一体成形されている。これにかえて、図14(a)に示すように、別体の取付基部11と中空シール部13を接着したり、あるいは、図14(b)で示すように、別体の取付基部11と中空シール部13を嵌合させるようにしてもよい。
また、前記第一パイプ45は、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部において中空シール部12の下端に接続され、中空シール部12に導かれた水Wを下部に向って流す。
また、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部における取付基部11と中空シール部12との間には、取付基部11の車外側表面に沿って流れる水Wを中空シール部12内に導く穴16が設けられ、中空シール部12内の水Wは、第一パイプ45内に導かれるようになっている。また、中空シール部13にも穴17が設けられ、中空シール部13内に流れる水を穴17から取付基部11の車外側表面に導くようになっている。また、図示は省略するが、中空シール部13とバックウインドガラス7側の取付基部11との間にも取付基部11の車外側表面に沿って流れる水Wを中空シール部13内に導く穴が設けられている。
また、格納式ルーフ搭載車両においては、ルーフ1の折り畳み時(開放時)、ルーフ1とバックウインドパネル2の間の溝へ多量の水が流れ込み易く、この水がオーバーフローすると車内側に侵入するおそれがあるため、バックウインドウェザーストリップ10のコーナー部(図6のX部)下部には、図1に示すようなウォーターキャッチャーといった水受け部材50が設けられている。
水受け材50は、上部が開口して中空シール部12の表面を伝わって流れ落ちる水Wを受ける水受け容器51と、周面に所定間隔Lで複数の水抜き穴53が形成され水受け容器51が受けた水をその水抜き穴53から内部に導く第二パイプ52を備えている。
この第二パイプ52の上端には、バックウインドウェザーストリップ10の中空シール部12下端に接続された第一パイプ45が接続され、第二パイプ52の下端には、水Wを車外に排出する可撓性ホース30が接続されている。
これにより、中空シール部12内から第一パイプ45に導かれた水W及び水受け部材50で受けた水Wは、第一パイプ45に接続された第二パイプ52,可撓性ホース30を介して車外に排出されるような排水構造になっている。
そして、バックウインドウェザーストリップ10の中空シール部12に設けられた第一パイプ45と、水受け部材50に設けられた第二パイプ52との接続は、図3乃至図5で示されるようになっている。
第一パイプ45の周面下部には、周面に前記所定間隔Lで、しかも第二パイプ52の複数の水抜き穴53の縦方向の大きさJよりも縦方向の幅Kが小さい複数の係止片45aが突設されている。
また第二パイプ52に形成された複数の水抜き穴53の上部に位置する第二パイプ52の内周面の肉厚を周辺の肉厚と比較して薄くして、第一パイプ45と第二パイプ52との接続時、第一パイプ45の複数の係止片45aを案内するとともに横方向の位置決めを兼ねるガイド49を形成している。
これによれば、ガイド49に第一パイプ45の複数の係止片45aを沿わせるようにして第二パイプ52内に挿入するだけで正確な位置でしかも簡単に両パイプ45,52を接続することができる。
そして、第一パイプ45と第二パイプ52との接続時には、図4で示すように、第一パイプ45の複数の係止片45aを、第二パイプ52内に挿入し、第二パイプ52の複数の水抜き穴53に相対した位置で水抜き穴53の上端に係止させ、水抜き穴53の下端と係止片45aとの間に穴Hを確保した状態で第二パイプ52に第一パイプ45を嵌め込むようにしたものである。
なお、第一パイプ45の内径Sは、第二パイプ52の内径Tよりも小さいが、第二パイプ52の内径Tを従来例で示したパイプ22の内径R(図13)と同一にした場合、第一パイプ45の内径Sは、パイプ15の内径Pよりも大きく、その分、中空シール部12から排出される水の量が多くなる。
また、図3に示すように、第一パイプ45において上端から係止片45aまでの距離Mは、第二パイプ52の水抜き穴53上部の高さMと同一に設定し、接続後、第二パイプ52に対して第一パイプ45が高さ方向(上下方向)に移動することを規制している。
このように構成された格納式ルーフ搭載車両の排水構造によれば、第一パイプ45と第二パイプ52との接続時、所定間隔Lで設けられた第一パイプ45の複数の係止片45aを、同じ所定間隔Lで設けられた第二パイプ52の水抜き穴53に嵌め合わせるようにすればよいので、位置決めが容易で作業性が向上し、ルーフ1の開閉によって第二パイプ52に接続された可撓性ホース30に特に捩れを生じさせるものではない。
しかも、嵌め込み後には、複数の係止片45aの横に水抜き穴53の左右端面が当接することによって、第二パイプ52に対して第一パイプ45は、挿入方向(上下方向)に対して直角な横方向(左右方向)に回転することはないので、これによっても可撓性ホース30の捩れを防止することができる。
その上、第二パイプ52に第一パイプ45を接続しても、第一パイプ45の係止片45aの縦方向の幅は、第二パイプ52に形成された水抜き穴53の縦方向の大きさよりも小さく、水抜き穴53の下端と係止片45aの下端との間には排水用の穴Hが確保されるので、特に排水性に支障を生じることもない。
このように、水抜き穴53は、排水用の穴と第一パイプ45の係止片45aの係止用の穴を兼用するものであるので機能性に富む。
また、接続時には、第一パイプ45に形成された複数の係止片45aを部分的に第二パイプ52の水抜き穴53に嵌め込むだけでよいので、挿入力を低減することができる。
なお、本発明の実施形態では、水抜き穴53の下端と係止片45aの下端との間に排水用の穴Hを確保するようにしたが、図5で示すように、第一パイプ45の複数の係止片45aに径方向に貫通する貫通穴47を形成することもできる。
これによれば、貫通穴47を形成することによって排水時の容量を増加させることができるので効率よく排水可能となる。また、仮に水抜き穴53の縦方向の大きさが係止片45aの縦方向の幅と同程度であって水抜き穴53に係止片45aが隙間なく嵌め込まれるような場合であっても貫通穴47によって排水路は確保されるので問題はない。
また、本発明の実施形態では、第一パイプ45の周面に係止片45aを2個,そして、第二パイプ52に水抜き穴53をそれに対応させて2個設けるようにしたが、水抜き穴53の位置に対応させて係止片45aを設けるものであれば、3個以上にすることも可能である。なお、水抜き穴53と係止片45aをそれぞれ1個にすることも考えられるが、安定性に欠けるため好ましくない。
本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造の要部を示す拡大斜視図である。 図2のD−D線断面図である。 図3に示す上側パイプと下側パイプが接続された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別の格納式ルーフ搭載車両の排水構造の要部を示す拡大斜視図である。 格納式ルーフ搭載車両を示す外観図である。 従来例に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造を示す斜視図である。 図7のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 従来例に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造を示す平面図である。 従来例に係る格納式ルーフ搭載車両の排水構造の要部を示す拡大斜視図である。 図11のC−C線断面図である。 図12に示す上側パイプと下側パイプが接続された状態を示す断面図である。 (a)は、別体の取付基部と中空シール部を接着した状態を示す断面図であり、(b)は、別体の取付基部と中空シール部を嵌合させた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ルーフ
2 バックウインドパネル
3 フロントガラス
4 ヘッダ
5 ピラーパネル
6 トランクリッド
7 バックウインドガラス
10 バックウインドウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 中空シール部
15 パイプ
15a 係止片
16 穴
17 穴
20 水受け部材
21 水受け容器
22 パイプ
22a 係止片
23 水抜き穴
30 可撓性ホース
45 第一パイプ
45a 係止片
47 貫通穴
49 ガイド
50 水受け部材
51 水受け容器
52 第二パイプ
53 水抜き穴
F フランジ
J 水抜き穴53の縦方向の大きさ
K 係止片45aの縦方向の幅
M 係止片45aまでの距離
P パイプ15の内径
R パイプ22の内径
S 第一パイプ45の内径
T 第二パイプ52の内径
W 水

Claims (4)

  1. 開閉自在のルーフを折り畳み、バックウインドパネルに重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、
    前記バックウインドパネルには、その周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられる取付基部と、その取付基部に一体成形され、前部ではルーフに、側部ではピラーパネルに、後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッドにそれぞれ弾接する中空シール部を備えたバックウインドウェザーストリップが設けられるとともに、
    前記バックウインドウェザーストリップのコーナー部下端には、バックウインドウェザーストリップに沿って導かれた水を下部に流す第一パイプが設けられ、
    さらに、前記バックウインドウェザーストリップのコーナー部下部には、上部が開口して水を受ける水受け容器と、周面に所定間隔で複数の水抜き穴が形成され前記水受け容器が受けた水をその水抜き穴から内部に導く第二パイプを備えた水受け部材が設けられ、
    前記水受け部材の第二パイプの上端には、前記バックウインドウェザーストリップの第一パイプの下端が接続され、第二パイプの下端には、水を車外に排出する可撓性ホースが接続されてなる排水構造であって、
    前記第一パイプの周面下部には、周面に前記所定間隔で、しかも第二パイプの複数の水抜き穴の縦方向の大きさよりも縦方向の幅が小さい複数の係止片が突設され、前記第一パイプと第二パイプとの接続時、前記第一パイプの複数の係止片を、前記第二パイプ内に挿入し、第二パイプの複数の水抜き穴に相対した位置で水抜き穴の上端に係止させ、水抜き穴の下端と係止片との間に穴を確保した状態で第二パイプに第一パイプを嵌め込むようにしたことを特徴とする格納式ルーフ搭載車両の排水構造。
  2. 開閉自在のルーフを折り畳み、バックウインドパネルに重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、
    前記バックウインドパネルには、その周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられる取付基部と、その取付基部に一体成形され、前部ではルーフに、側部ではピラーパネルに、後部では閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッドにそれぞれ弾接する中空シール部を備えたバックウインドウェザーストリップが設けられるとともに、
    前記バックウインドウェザーストリップのコーナー部下端には、バックウインドウェザーストリップに沿って導かれた水を下部に流す第一パイプが設けられ、
    さらに、前記バックウインドウェザーストリップのコーナー部下部には、上部が開口して水を受ける水受け容器と、周面に所定間隔で複数の水抜き穴が形成され前記水受け容器が受けた水をその水抜き穴から内部に導く第二パイプを備えた水受け部材が設けられ、
    前記水受け部材の第二パイプの上端には、前記バックウインドウェザーストリップの第一パイプの下端が接続され、第二パイプの下端には、水を車外に排出する可撓性ホースが接続されてなる排水構造であって、
    前記第一パイプの周面下部には、周面に前記所定間隔で、しかも径方向に貫通する貫通穴が形成された複数の係止片が突設され、前記第一パイプと第二パイプとの接続時、前記第一パイプの複数の係止片を、前記第二パイプ内に挿入し、第二パイプの複数の水抜き穴に相対した位置で水抜き穴の上端に係止させて第二パイプに第一パイプを嵌め込むようにしたことを特徴とする格納式ルーフ搭載車両の排水構造。
  3. 前記第二パイプに形成された複数の水抜き穴の上部に位置する第二パイプの内周面の肉厚を薄くして、前記接続時、前記第一パイプの複数の係止片を案内するとともに横方向の位置決めを兼ねるガイドを形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の格納式ルーフ搭載車両の排水構造。
  4. 前記バックウインドウェザーストリップの取付基部と中空シール部との間には、取付基部に沿って流れる水を中空シール部内に導く穴が設けられるとともに、
    前記第一パイプは、前記バックウインドウェザーストリップの中空シール部下端に設けられ、中空シール部内部に流れる水を導いて下部に流すことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の格納式ルーフ搭載車両の排水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114194007A (zh) * 2021-10-29 2022-03-18 福建福耀汽车饰件有限公司 车窗组件及车辆

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