JP2017165364A - オープンカーの排水構造 - Google Patents

オープンカーの排水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017165364A
JP2017165364A JP2016055119A JP2016055119A JP2017165364A JP 2017165364 A JP2017165364 A JP 2017165364A JP 2016055119 A JP2016055119 A JP 2016055119A JP 2016055119 A JP2016055119 A JP 2016055119A JP 2017165364 A JP2017165364 A JP 2017165364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back window
weather strip
seal portion
support frame
mounting base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016055119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6673727B2 (ja
Inventor
廣 小田
Hiroshi Oda
廣 小田
彰夫 岡山
Akio Okayama
彰夫 岡山
三和 篠原
Miwa Shinohara
三和 篠原
啓一郎 西浦
Keiichiro Nishiura
啓一郎 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016055119A priority Critical patent/JP6673727B2/ja
Priority to DE102017105227.5A priority patent/DE102017105227A1/de
Priority to CN201710159212.8A priority patent/CN107199863B/zh
Publication of JP2017165364A publication Critical patent/JP2017165364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673727B2 publication Critical patent/JP6673727B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/90Sealing arrangements specially adapted for non-fixed roofs, e.g. foldable roofs or removable hard-tops
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/07Water drainage or guide means not integral with roof structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/20Sealing arrangements characterised by the shape
    • B60J10/25Sealing arrangements characterised by the shape characterised by water drainage means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0084Water draining for non-fixed roofs or roof panels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカーの排水構造を提供する。【解決手段】アンダーパネル301,トップパネル302,左右に立設されたサイドパネル303からなる後傾可能なデッキカバー300と、それらのパネルで囲まれた開口部に位置し、回転自在でルーフ100とともに収納可能なバックウィンド200と、バックウィンド200の外周縁部に取付けられ、メインシール部502とサブシール部503を有するバックウィンドウェザーストリップ500を備え、バックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面の下部コーナー部Cでは、バックウィンドウェザーストリップ500を外方側に突出するように湾曲させ、サブシール部503より内方側となる取付基部501に流入して溜まった水Wを車外に導くための内方水抜き孔11を形成した。【選択図】図2

Description

本発明は、開閉式のルーフを有し、ルーフ後部に配置されたバックウィンドも回転するオープンカーの排水構造に関するものである。
従来、図7に示すような、ルーフ1が開閉式で、そのルーフ1を閉鎖状態(図7(a))から開放状態(図7(b))にする時には、ルーフ1の後部に配置されたバックウィンド2をルーフ1とともに回転させて車両後方のトランク室3へ収納可能なオープンカーが知られている。
バックウィンド2の外周縁部には、図8に示すように、バックウィンドウェザーストリップ5が取付けられ、ルーフ1やトランク室3を塞ぐリッドパネル4に弾接して車内外をシールする。
しかし、バックウィンド2はルーフ1の開閉時に回転するので、バックウィンド2の外周縁部にバックウィンドウェザーストリップ5を取付けたものであっても、バックウィンド2の左右下部コーナー部におけるシール性が問題になる。
そこで、バックウィンドウェザーストリップ5に水抜き孔を形成してバックウィンドウェザーストリップ5の溝内に沿って流れる降雨や洗車などによる水Wを水抜き孔から車外に排水させる構造のものが開示されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載の発明は、ルーフとバックウィンド間の間隙に位置するウェザーストリップの中空シール部に孔部を設けて、溝内を伝わってきた水を中空シール部内に導き、末端部に設けた排水口を介してその水を車外に排出させるようにしたものである。
また、特許文献2に記載の発明は、バックウィンドの下部に設けられたウェザーストリップに収集樋とそれに接続された可撓性ホースを設けて、伝わってきた水をサイドウィンド側に排出するようにしたものである。
特許第4680092号公報 特許第3667722号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された発明は、排水時の水量が増大した場合に対応すること難しい。
特に、図9に示すように、開閉時のルーフ100の後部に回転自在のバックウィンド200が配置されるとともに、バックウィンド200のさらに後部にバックウィンド200を取り囲むように、段違いに設けられたアンダーパネル301とトップパネル302と、それらアンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結する左右のサイドパネル303からなるデッキカバー300を備えるオープンカーの場合、バックウィンド200の外周縁部に取付けられたバックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面が弾接するサイドパネル303が立設されたデザインであるので、この断崖絶壁状のサイドパネル303の存在により、バックウィンド200の左右両側面の下部コーナー部では水Wが大量に流入して溜まってしまうという極めて特殊な事情がある。
特許文献1,2に記載された発明は車両構造上、図7に示したオープンカーのように、ルーフ1の閉鎖時にバックウィンド2の左右下部コーナー部に大きな凹部が形成されることはないので、降雨や洗車などによる水Wは、ルーフ1の閉鎖時に傾斜したバックウィンド2に沿って後方及び側方に流れる。よって、バックウィンド2の左右下部コーナー部に大量の水Wが流入して溜まることを想定することはできない。
ここで、図9に示したオープンカーの場合、ルーフ100を閉鎖状態(図9,図10(a))から開放状態にする時には、デッキカバー300をリンク機構(図示しない)を介して斜め後方に向けて上昇させた後、バックウィンド200の上部をリンク機構を介して前方に傾けつつ後方に回転させ(図10(b))、ルーフ100についてもリンク機構を介して斜め後方に向けて上昇させる(図10(c))。その後、ルーフ100をさらに後方に移動させつつ下降し、バックウィンド200をその上部が後方に、下部が前方になるように回転させて、ルーフ100とバックウィンド200を収納部400に格納し、デッキカバー300を斜め前方に向けて下降させて元の位置に戻すことによって完了する。なお、ルーフ100は車両前方側のフロントルーフ100aと車両後方側のミドルルーフ100bからなり、ルーフ100を収納部400に格納するときには、フロントルーフ100aに対してミドルルーフ100bが折り返された後、重ねられるようになっている。また、バックウィンド200の外周縁部には、バックウィンドウェザーストリップ500が取付けられている。ここで符号Gはサイドガラスを示す。
そこで、本発明の目的とするところは、大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカーの排水構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のオープンカーの排水構造は、開閉式のルーフ(100)を収納可能な収納部(400)を覆うアンダーパネル(301)と、そのアンダーパネル(301)に対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、前記ルーフ(100)に弾接するトップパネル(302)と、前記アンダーパネル(301)と前記トップパネル(302)の左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネル(303)からなる、後傾可能なデッキカバー(300)と、
前記デッキカバー(300)の前記アンダーパネル(301)の前辺部,前記トップパネル(302)の後辺部,前記左右のサイドパネル(303)で囲まれた開口部に位置し、回転自在で前記収納部(400)に収納可能なバックウィンド(200)と、
前記バックウィンド(200)の外周縁部に取付けられる取付基部(501)と、その取付基部(501)に一体成形され前記バックウィンド(200)の上面では前記トップパネル(302),下面では前記アンダーパネル(301),左右両側面では前記サイドパネル(303)にそれぞれ弾接する、前記バックウィンド(200)の外周縁部において外方と内方に並設されたメインシール部(502)とサブシール部(503)を有するバックウィンドウェザーストリップ(500)を備えるオープンカーで、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)では、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)を、少なくとも前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)を前記外方側に突出するように湾曲させ、前記サブシール部(503)より前記内方側となる前記取付基部(501)の位置に、溜まった水(W)を車外に導くための内方水抜き孔(11)を形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)では、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)を、前記取付基部(501)に対して少なくとも前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)を前記外方側に突出するように湾曲させたことを特徴とする。
また本発明は、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)において、前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)の間になる前記取付基部(501)の位置にも、溜まった水(W)を車外に導くための外方水抜き孔(12)を形成したことを特徴とする。
また本発明は、前記バックウィンド(200)は、バックウィンドガラス(201)の裏面周囲にサポートフレーム(202)が取付けられてなるもので、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の取付基部(501)は、前記サポートフレーム(202)に重ねられた状態で固定されるとともに、
前記サポートフレーム(202)の、前記内方水抜き孔(11)に相対向する位置には内方貫通孔(21)が形成されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記バックウィンド(200)は、バックウィンドガラス(201)の裏面周囲にサポートフレーム(202)が取付けられてなるもので、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の取付基部(501)は、前記サポートフレーム(202)に重ねられた状態で固定されるとともに、
前記サポートフレーム(202)の、前記外方水抜き孔(12)に相対向する位置には外方貫通孔(22)が形成されてなることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、後傾可能なデッキカバーが、開閉式のルーフを収納可能な収納部を覆うアンダーパネルと、そのアンダーパネルに対して前方上部に段違いでかつ略平行に延びルーフに弾接するトップパネルと、アンダーパネルとトップパネルの左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネルからなり、ルーフの閉鎖時にはバックウィンドの左右下部コーナー部と立設された左右のサイドパネルの間に大きな凹部が生じてそこに大量の水が流入して溜まるといった特別なデザインのオープンカーが有する特有の問題点を、バックウィンドウェザーストリップを外方側に突出するように湾曲させることによって水受け部の領域を広くし、バックウィンドウェザーストリップのサブシール部より内方側となる取付基部の位置に形成した内方水抜き孔から溜まった水を車外に導いて排出するようにしたものである。バックウィンドウェザーストリップの湾曲は、バックウィンドウェザーストリップの全体を外方側に突出するように湾曲させても、あるいは、取付基部に対してメインシール部とサブシール部を外方側に突出するように湾曲させてもよい。
これによれば、バックウィンドの左右下部コーナー部と立設された左右のサイドパネルの間に大量の水が流入して溜まっても、サブシール部の内方側に形成された広い領域の水受け部で受けて内方水抜き孔を介して車外に排出することで、水がサブシール部とメインシール部を越えて車内側に浸入することを防止することができる。
また本発明によれば、内方水抜き孔に加えて、バックウィンドウェザーストリップのメインシール部とサブシール部の間になる取付基部の位置にも、溜まった水を車外に導くための外方水抜き孔を形成したので、メインシール部とサブシール部の間を伝わって流れる水に加えて内方側から外方側にサブシール部を越えてくる水があったとしても外方水抜き孔から車外に排出することができる。
また本発明によれば、バックウィンドは、バックウィンドガラスの裏面周囲にサポートフレームが取付けられてなるもので、バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、サポートフレームに重ねられた状態で固定されるので、バックウィンドウェザーストリップは強固に固定され、バックウィンドウェザーストリップが外方側に突出するように湾曲するものであっても取付け上、特に問題はない。
そして、サポートフレームの、内方水抜き孔に相対向する位置には内方貫通孔が形成されてなるので、内方水抜き孔に入った水が溢れだすことはなく確実に内方貫通孔から排出される。
また、同様にサポートフレームの、外方水抜き孔に相対向する位置にも外方貫通孔が形成されてなるので、外方水抜き孔に入った水が溢れだすことはなく確実に外方貫通孔から排出される。
本発明の実施形態に係るオープンカーのバックウィンドを示す拡大斜視図である。 図1のX部を示す拡大斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2においてバックウィンドウェザーストリップの型成形部を除してサポートフレームを示した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る別のオープンカーにおける、図2のB−B線断面図である。 オープンカーを示す斜視図であり、(a)はルーフの閉鎖時,(b)はルーフの開放時を示す。 図7に示すオープンカーのバックウィンドを示す拡大斜視図である。 別のオープンカーを示す斜視図であり、ルーフの閉鎖時を示す。 図9に示すオープンカーのルーフ閉鎖時から開放時に移る過程を示す要部側面図である。
図1乃至図5及び図9,図10を参照して、本発明の実施形態に係るオープンカーの排水構造について説明する。
このオープンカーは、図9に示したものと同様に、開閉式のルーフ100の後部に回転自在のバックウィンド200が配置されるとともに、バックウィンド200を取り囲むようにデッキカバー300が設けられている。ルーフ100は前側に位置するフロントルーフ100aと後側に位置するミドルルーフ100bからなり、フロントルーフ100aにミドルルーフ100bを重ねるように折り畳め、折り畳んだ状態で車両の後部に設けられた収納部400に収納することができるようにされている。
デッキカバー300は、アンダーパネル301とトップパネル302と、それらアンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結する左右のサイドパネル303からなるもので、リンク機構(図示しない)を介して後傾可能にされている。なお、ここでいう「前後」,「左右」とは、車両の前後方向,左右方向を意味するものである。
アンダーパネル301は、開閉式のルーフ100を収納可能な収納部400を覆っている。
トップパネル302は、アンダーパネル301に対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、ルーフ100の閉鎖時にはルーフ100(ミドルルーフ100b)の後端に弾接するようになっている。
サイドパネル303は、略三角形状のパネルを立設したもので前側から後側に向けて上面の高さが低くなるように傾斜していて、アンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結している。なお、サイドパネル303の内側、すなわち、左側のサイドパネル303Aの右面及び右側のサイドパネル303Bの左面にガーニッシュを設けることもできる。
バックウィンド200は、デッキカバー300のアンダーパネル301の前辺部,トップパネル302の後辺部,左右のサイドパネル303A(303),303B(303)で囲まれた開口部の前方に位置し、ルーフ100,デッキカバー300とは独立してリンク機構を介して回転自在にされている。
このバックウィンド200は、後述するバックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202が取付けられてなり、バックウィンド200はルーフ100の開放時にはルーフ100とともに収納部400に収納されるようになっている。
なお、ルーフ100を閉鎖状態(図9(a),図10(a))から開放状態にする時には、デッキカバー300をリンク機構を介して後方に向けて上昇させた後、バックウィンド200の上部をリンク機構を介して前方に傾けつつ後方に回転させ(図10(b))、ルーフ100についてもリンク機構を介して斜め後方に向けて上昇させる(図10(c))。その後、ルーフ100をさらに斜め後方に移動させつつ下降し、バックウィンド200をその上部が後方に、下部が前方になるように回転させて、ルーフ100とバックウィンド200を収納部400に格納し、デッキカバー300を前方に向けて下降させて元の位置に戻すことによって完了し、ルーフ100を開放状態から閉鎖状態にするには逆の動きになる。
バックウィンド200の外周縁部には全周を取り囲むようにバックウィンドウェザーストリップ500が取付けられている。バックウィンドウェザーストリップ500は、図1に示すように、バックウィンド200の四つのコーナー部に配置された型成形部500Bと、それら型成形部500Bを接続しバックウィンド200の直線部に配置された押出成形部500Aからなる。
バックウィンドウェザーストリップ500は図3に示すように、バックウィンド200の外周縁部に取付けられる取付基部501と、その取付基部501に一体成形されたメインシール部502とサブシール部503を有している。取付基部501には剛性を強くするため芯材504(ここでは黒く塗りつぶした)が埋設されている(なお、芯材504を設けないようにしてもよい)。
メインシール部502とサブシール部503は、バックウィンド200の外周縁部において外方(バックウィンドガラス201から遠ざかる方向)と内方(バックウィンドガラス201に近づく方向)に並設され、バックウィンド200の上面ではデッキカバー300のトップパネル301の後辺部,バックウィンド200の下面ではデッキカバー300のアンダーパネル302の前辺部,そしてバックウィンド200の左右両側面ではデッキカバー300のサイドパネル303にそれぞれ弾接する。
バックウィンドウェザーストリップ500の押出成形部500Aでは、図3に示すように、取付基部501は、断面略J字形状で、バックウィンドガラス201側に長く延びる先端501a側はバックウィンドガラス201とサポートフレーム202の間に挟まれるようにして固定され、後端501b側に形成され、内方に複数の突条リップ501dが設けられた嵌合部501cはサポートフレーム202の周縁部に差し込まれるようにして固定されている。
また、押出成形部500Aにおけるメインシール部502A(502)とサブシール部503A(503)はともに中空形状で取付基部501の上壁から突出するように、取付基部501に一体成形されている。
また、バックウィンドウェザーストリップ500の型成形部500Bでは、図4に示すように、取付基部501は、バックウィンドガラス201側に長く延びる先端501a側がバックウィンドガラス201とサポートフレーム202の間に挟まれるようにして固定され、後端501b側に形成された平担部501eはサポートフレーム202の周縁部の表面側に重ねられ、締結部材としての固定用ボルト(スクリューネジなどであってもよい)30で強固に固定されている。
特に図9に示したバックウィンドウェザーストリップ500の下部コーナー部Cにおける型成形部500Bでは、図4に示すように、取付基部501の平担部501eはサポートフレーム202の周縁部の表面側に重ねられるとともに、サポートフレーム202の裏面側には、底面にホース31が接続されたドレインカバー32が設けられ、そのドレインカバー32の上面フランジ32aもサポートフレーム202に重ねられ、すなわち、取付基部501の平担部501e,サポートフレーム202の周縁部,ドレインカバー32の上面フランジ32aが三層状に重ねられ固定用ボルト30でまとめて強固に固定されている。なお、芯材504にも固定用ボルト30が貫通する孔が形成されていて、固定用ボルト30の頭部は芯材504に係止され、さらに強固に固定するようにしている。
また、型成形部500Bにおけるメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)は、押出成形部500Aにおけるメインシール部502A(502)とサブシール部503A(503)に連設されるため外殻の大きさ及び形状は略同一で接続位置に大きな段差が生じないようにされた互いに向かい合う半円弧状で、型成形時に中芯(図示しない)を取り出すための穴として使用する。
そして、図9に示したバックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面の下部コーナー部Cでは、図2に示すように、バックウィンドウェザーストリップ500を、バックウィンド200の外周縁部からさらに外方(バックウィンドガラス201から遠ざかる方向)側に突出するように湾曲させた状態で取付けている。
ここでは、型成形部500Bにおける取付基部501に対してメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の位置を外方側に突出するように型成形して、水受け部Vの領域を広くしている。
また、型成形部500Bにおけるサブシール部503B(503)より内方(バックウィンドガラス201に近づく方向)側となる取付基部501の位置には、図4及び図5に示すように、内方水抜き孔11を形成するとともに、サポートフレーム202の、内方水抜き孔11に相対向する位置にも内方貫通孔21が形成され、バックウィンドガラス201とサブシール部503B(503)の間に溜まった水Wを、内方水抜き孔11と内方貫通孔21を介してドレインカバー32からホース31を通じて車外に導くようにしている。ここでは、取付基部501に重ねられたサポートフレーム202と取付基部501では同じ位置にそれぞれ内方水抜き孔11と内方貫通孔21を形成し同じ大きさとした。
さらに、型成形部500Bにおけるメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間で、かつ固定用ボルト30による固定位置より車両中央側となる取付基部501の位置には、図4及び図5に示すように、外方水抜き孔12を形成するとともに、サポートフレーム202の、外方水抜き孔12に相対向する位置にも外方貫通孔22が形成され、メインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間に溜まった水Wを、外方水抜き孔12と外方貫通孔22を介してドレインカバー32からホース31を通じて車外に導くようにしている。ここでは、取付基部501に重ねられたサポートフレーム202と取付基部501では同じ位置にそれぞれ外方水抜き孔12と外方貫通孔22を形成し同じ大きさとするとともに、取付基部501に埋設された芯材504にも同じ位置に同じ大きさの孔を形成した。
た。
以上のように構成されたオープンカーの排水構造によれば、バックウィンド200の外周縁部に取付けられたバックウィンドウェザーストリップ500で、バックウィンド200の左右コーナー部Cに位置する型成形部500Bの部位を、外方側に向けて突出するように湾曲させたので、突出させた分、水受け部Vの領域が広くなり、水受け部Vで受けることのできる水Wの量を増加させることができる。
これによれば、バックウィンド200の左右下部コーナー部Cと立設された左右のサイドパネル303A(303),303B(303)の間に大量の水Wが流入して溜まっても、サブシール部503B(503)の内方側に広い領域に形成された水受け部Vで受けて内方水抜き孔11を介して車外に排出することで、水Wがサブシール部503B(503)とメインシール部502B(502)を越えて車内側に浸入することを防止することができる。
また、内方水抜き孔11に加えて、バックウィンドウェザーストリップ500のメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間になる取付基部501の位置にも、溜まった水Wを車外に導くための外方水抜き孔12を形成したので、メインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間を伝わって流れる水Wに加えて内方側から外方側にサブシール部503B(503)を越えてくる水Wがあったとしても外方水抜き孔12から車外に排出することができる。
また、バックウィンド200は、バックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202が取付けられてなるもので、バックウィンドウェザーストリップ500の取付基部501は、サポートフレーム202に重ねられた状態で固定されるので、バックウィンドウェザーストリップ500は強固に固定され、バックウィンドウェザーストリップ500が外方側に突出するように湾曲するものであっても取付けが不安定になることはなく、特に問題はない。
そして、サポートフレーム202の、内方水抜き孔11に相対向する位置には内方貫通孔21が形成されてなるので、内方水抜き孔11に入った水Wが溢れだすことはなく確実に内方貫通孔21から排出される。
また、同様にサポートフレーム202の、外方水抜き孔12に相対向する位置にも外方貫通孔22が形成されてなるので、外方水抜き孔12に入った水Wが溢れだすことはなく確実に外方貫通孔22から排出される。
なお、本実施形態では、バックウィンド200を、バックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202を取付けたものとしたが、図6に示すように、サポートフレーム202を設けことなくホース31付きのドレインカバー32を型成形部500Bにおける取付基部501に直接取付けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、バックウィンドウェザーストリップ500を湾曲させることについては、型成形部500Bにおける取付基部501に対してメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の位置を外方側に突出するように型成形したものであったが、バックウィンドウェザーストリップ500の全体を外方側に突出するように湾曲させてもよい。また、下面にホース31付きのドレインカバー32を取付けられるものであれば、バックウィンドウェザーストリップ500の下部コーナー部Cであっても押出成形部を採用することもできる。
また、本発施形態では、図2及び図5に示すように、内方水抜き孔11の形状については車両の左右方向に長い略矩形状とし、外方水抜き孔12の形状については車両の前後方向に長い略矩形状にしたが十分な量の水Wを排出できるものであればよく、特に限定されるものではない。
また、バックウィンドウェザーストリップ500の型成形部500Bに対して内方水抜き孔11と外方水抜き孔12を形成したが、内方水抜き孔11だけを形成するだけでも排水量を増加して溢れを防止することはできる。
1 ルーフ
2 バックウィンド
3 トランク室
4 リッドパネル
5 バックウィンドウェザーストリップ
11 内方水抜き孔
12 外方水抜き孔
21 内方貫通孔
22 外方貫通孔
30 固定用ボルト(締結部材)
31 ホース
32 ドレインカバー
32a 上面フランジ
100 ルーフ
100a フロントルーフ
100b ミドルルーフ
200 バックウィンド
201 バックウィンドガラス
202 サポートフレーム
300 デッキカバー
301 アンダーパネル
302 トップパネル
303 サイドパネル
303A 左側サイドパネル
303B 右側サイドパネル
400 収納部
500 バックウィンドウェザーストリップ
500A 押出成形部
500B 型成形部
501 取付基部
501a 先端
501b 後端
501c 嵌合部
501d 突条リップ
501e 平担部
502(502A,502B) メインシール部
503(503A,503B) サブシール部
504 芯材
C 下部コーナー部
G サイドガラス
V 水受け部
W 水

Claims (5)

  1. 開閉式のルーフを収納可能な収納部を覆うアンダーパネルと、そのアンダーパネルに対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、前記ルーフに弾接するトップパネルと、前記アンダーパネルと前記トップパネルの左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネルからなる、後傾可能なデッキカバーと、
    前記デッキカバーの前記アンダーパネルの前辺部,前記トップパネルの後辺部,前記左右のサイドパネルで囲まれた開口部に位置し、回転自在で前記収納部に収納可能なバックウィンドと、
    前記バックウィンドの外周縁部に取付けられる取付基部と、その取付基部に一体成形され前記バックウィンドの上面では前記トップパネル,下面では前記アンダーパネル,左右両側面では前記サイドパネルにそれぞれ弾接する、前記バックウィンドの外周縁部において外方と内方に並設されたメインシール部とサブシール部を有するバックウィンドウェザーストリップを備えるオープンカーで、
    前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部では、前記バックウィンドウェザーストリップを、少なくとも前記メインシール部と前記サブシール部を前記外方側に突出するように湾曲させ、前記サブシール部より前記内方側となる前記取付基部の位置に、溜まった水を車外に導くための内方水抜き孔を形成したことを特徴とするオープンカーの排水構造。
  2. 前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部では、前記バックウィンドウェザーストリップを、前記取付基部に対して少なくとも前記メインシール部と前記サブシール部を前記外方側に突出するように湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載のオープンカーの排水構造。
  3. 前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部において、前記メインシール部と前記サブシール部の間になる前記取付基部の位置にも、溜まった水を車外に導くための外方水抜き孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のオープンカーの排水構造。
  4. 前記バックウィンドは、バックウィンドガラスの裏面周囲にサポートフレームが取付けられてなるもので、
    前記バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、前記サポートフレームに重ねられた状態で固定されるとともに、
    前記サポートフレームの、前記内方水抜き孔に相対向する位置には内方貫通孔が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のオープンカーの排水構造。
  5. 前記バックウィンドは、バックウィンドガラスの裏面周囲にサポートフレームが取付けられてなるもので、
    前記バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、前記サポートフレームに重ねられた状態で固定されるとともに、
    前記サポートフレームの、前記外方水抜き孔に相対向する位置には外方貫通孔が形成されてなることを特徴とする請求項3又は4に記載のオープンカーの排水構造。
JP2016055119A 2016-03-18 2016-03-18 オープンカーの排水構造 Active JP6673727B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016055119A JP6673727B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 オープンカーの排水構造
DE102017105227.5A DE102017105227A1 (de) 2016-03-18 2017-03-13 Drainage-Anordnung für ein offenes Kraftfahrzeug
CN201710159212.8A CN107199863B (zh) 2016-03-18 2017-03-17 敞篷车的排水结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016055119A JP6673727B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 オープンカーの排水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017165364A true JP2017165364A (ja) 2017-09-21
JP6673727B2 JP6673727B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=59751918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016055119A Active JP6673727B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 オープンカーの排水構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6673727B2 (ja)
CN (1) CN107199863B (ja)
DE (1) DE102017105227A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017203964A1 (de) 2017-03-10 2018-09-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Dichtungsprofil zum Dichten einer Karosserieöffnung eines Kraftfahrzeugs sowie Karosserieanordnung mit einer verschließbaren Karosserieöffnung
JP6826514B2 (ja) * 2017-09-28 2021-02-03 株式会社ニフコ 排水用ホールプラグ
JP7279651B2 (ja) * 2020-01-22 2023-05-23 トヨタ自動車株式会社 車両用ドアのシール構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519354B2 (ja) * 1991-02-12 1996-07-31 鬼怒川ゴム工業株式会社 開閉式ル―フ車のシ―ル構造
DE20111650U1 (de) * 2001-07-12 2001-09-13 Karmann Gmbh W Fahrzeugdach mit mindestens zwei festen Dachteilen
JP4122929B2 (ja) * 2002-10-31 2008-07-23 豊田合成株式会社 ウエザストリップ
JP4715620B2 (ja) * 2006-04-28 2011-07-06 マツダ株式会社 車両の排水構造
CN101439658B (zh) * 2008-12-19 2010-06-02 奇瑞汽车股份有限公司 一种用于敞篷车的密封条
US8807637B2 (en) * 2011-09-27 2014-08-19 Tesla Motors, Inc. Angled front hood sealing assembly
JP5806699B2 (ja) * 2013-04-11 2015-11-10 東海興業株式会社 成形品

Also Published As

Publication number Publication date
JP6673727B2 (ja) 2020-03-25
DE102017105227A1 (de) 2017-09-21
CN107199863B (zh) 2019-10-18
CN107199863A (zh) 2017-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4224889B2 (ja) 水抜き構造を有するサンルーフ
JP2017165364A (ja) オープンカーの排水構造
JP5031629B2 (ja) ドアウエザーストリップ
JP2009107397A (ja) ドアウエザストリップ
JP7014564B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP5587162B2 (ja) ウェザーストリップの排水構造
JP6301848B2 (ja) 非固定式ルーフのシール構造
JP4930788B2 (ja) ドアウエザストリップ
EP3050730B1 (en) Weather strip
JP2010089694A (ja) 車両の排水構造
JP2010162986A (ja) 車体開口部構造
JP2004203325A (ja) 自動車用リヤドアウエザストリップ
JP2019137083A (ja) 自動車用ドアウエザーストリップ
JP5862038B2 (ja) 車両用サイドピース及び車両のフロントウインドシールドガラス周りの排水構造
JP5476154B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP4948259B2 (ja) 自動車用ディビジョンバー
JP5616756B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP5003966B2 (ja) 可動ルーフパネルの排水構造
JP2007015518A (ja) ウェザーストリップ
JP4680092B2 (ja) オープンルーフ車用ウエザーストリップ
JP5742262B2 (ja) 車両のドア開口部構造
JP5116634B2 (ja) 開閉体の排水構造
JP2006327564A (ja) ウェザーストリップの排水構造。
JP4540553B2 (ja) コンバーチブル車のリヤピラー下部におけるシール構造
JP4259087B2 (ja) ウエザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6673727

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250