JP2009012563A - 荷物運搬装置、三輪型自転車、リヤカー、及び三輪型自動二輪車 - Google Patents

荷物運搬装置、三輪型自転車、リヤカー、及び三輪型自動二輪車 Download PDF

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Abstract

【課題】積載された荷物の一部を効率よく運搬することができると共に、走行安定性が良い荷物運搬装置を提供する。
【解決手段】自転車10の後方側には荷物運搬装置30が設けられており、荷物運搬装置30の両サイドの下方側には後輪46が設けられている。荷物運搬装置30は、後輪46の内側であって下部フレーム32と上部フレーム44との間に台車100を収納する収納部40を備えている。上部フレーム44の上部には荷物を積載可能な荷台42が設けられている。収納部40には、ガイドレール60が配設されており、開口40Aから荷物載置板102をガイドレール60上をスライドさせて挿入位置Aまで挿入する。収納部40の前方側には、荷物載置板102の凹部102Bに係合する係合部材74が配設されている。収納部40の後方側には、荷物載置板102の後端面102Cを押し付けて固定する固定バー90が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を積載可能な荷台を備えた荷物運搬装置、及びこの荷物運搬装置を備えた三輪型自転車、リヤカー、若しくは三輪型自動二輪車に関する。
従来、自転車の前方側又は後方側に、四輪カートを着脱可能に装着した三輪型の自転車が提案されている。この三輪型の自転車は、例えば自転車の後方側にキャリーニングを備えており、キャリーニングの両サイドの上部に四輪カートを上昇させて移動させる横状エレメントが設けられている。そして、四輪カートの両サイドに設けられた案内ローラをキャリーニングの横状エレメントに接触させて四輪カートを押すことで、四輪カートをキャリーニング内に装着することができる。四輪カートには、上部に開口を有する容器が設けられており、容器内に荷物が積載可能となっている。また、四輪カートにはハンドルが設けられており、四輪カートを自転車のキャリーニングから取外したときに、ハンドルを押すことで四輪カートを単独で運搬することができる(例えば、特許文献1を参照)。
実開昭58−63582号公報
しかし、特許文献1に記載の三輪型の自転車では、四輪カートの容器内に荷物が積載されており、四輪カートを自転車のキャリーニングから取外したときに、容器内の荷物の全部を積載した状態で四輪カートを押して運搬する必要がある。このため、容器内の荷物の一部のみを運搬したい場合でも、容器内の荷物の全部を運搬しなければならず、四輪カートが重く運搬作業性が悪い。
また、四輪カートの案内ローラがキャリーニングの比較的高い位置に設けられた横状エレメントに支持されるため、自転車の走行時の安定性が低下する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、積載された荷物の一部を効率よく運搬することができると共に、走行安定性が良い荷物運搬装置、三輪型自転車、リヤカー、及び三輪型自動二輪車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、三輪型自転車、リヤカー、又は三輪型自動二輪車の後方側に設けられる荷物運搬装置であって、荷物を積載可能な荷台と、前記荷台の下方側又は前記荷台の両サイドに設けられ、路面を走行する少なくとも2つの車輪と、前記荷台の下方側における前記2つの車輪の内側に設けられ、前記荷物を搬送するための台車が荷物運搬装置本体の後方側から挿入されて前記路面と離間した状態で収納される収納部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、三輪型自転車、リヤカー、又は三輪型自動二輪車の後方側に設けられた荷物運搬装置には、荷物を積載可能な荷台の下方側又は両サイドに少なくとも2つの車輪が設けられており、路面を走行可能となっている。荷物運搬装置には、荷台の下方側における2つの車輪の内側に収納部が設けられており、荷物を搬送するための台車が荷物運搬装置本体の後方側から収納部に挿入されることによって、路面と離間した状態で収納される。これにより、三輪型自転車、リヤカー、又は三輪型自動二輪車を運転して荷物運搬装置を所定の場所に運搬した後、収納部から後方側に台車を引き出すことができる。そして、荷台に積載された荷物の一部を台車に載置し、別の場所に台車のみを押して運搬することが可能となる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、三輪型自転車、リヤカー、又は三輪型自動二輪車を運転して荷物運搬装置に設けられた荷台をそのまま別の場所に運搬する場合に比べて、台車が軽く狭い道等でも容易に運搬でき、運搬時の作業性が良い。
また、荷台の下方側における2つの車輪の内側に収納部が設けられているので、荷物運搬装置の重心が低く走行安定性が良い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の荷物運搬装置において、前記収納部は、前記台車に設けられた荷物載置板の下面又は側部を支持し、前記台車を前後方向に沿って前記収納部内の収納位置に挿入させるガイド部材を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、収納部には、台車に設けられた荷物載置板の下面又は側部を支持するガイド部材が設けられており、台車を前後方向に沿ってガイド部材上をスライドさせて収納部内の収納位置に挿入させることができる。このため、台車の収納位置への挿入及び収納位置からの引き出しが容易となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の荷物運搬装置において、前記ガイド部材は、前記荷物載置板の両サイドを支持する断面がL字状又は断面がコ字状の1対のガイドレールであることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、ガイド部材は、荷物載置板の両サイドを支持する断面がL字状又は断面がコ字状の1対のガイドレールであるので、台車を前後方向に沿って1対のガイドレール上をスライドさせて収納部内の収納位置に挿入させることができる。これにより、台車の収納位置への挿入時及び収納位置からの引き出し時のガタツキが少なく、台車をスムーズに収納位置へ挿入し、また収納位置から引き出すことができる。また、断面がコ字状の1対のガイドレールを設けることで、荷物運搬装置の走行時の台車のガタツキを軽減できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置において、前記収納部は、前記収納位置に前記台車を固定する少なくとも1つの固定手段を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、収納部には、収納位置に台車を固定する少なくとも1つの固定手段が設けられているので、台車を収納位置に挿入したときに、固定手段によって台車が固定される。このため、荷物運搬装置の走行時に台車が移動又は振動することが抑制されると共に、台車が落下することが防止され、荷物運搬装置の走行安定性が良好となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の荷物運搬装置において、前記固定手段は、前記収納位置に設けられ、前記台車に形成された被係合部に係合される係合部と、前記収納部に設けられ、前記係合部を前記被係合部と係合する位置と、前記台車の挿入時に前記台車と干渉しない位置に揺動可能に支持する支持部材と、前記係合部を前記被係合部側に付勢する付勢部材と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、収納位置には台車に形成された被係合部に係合される係合部が設けられており、係合部は、被係合部と係合する位置と、台車の挿入時に台車と干渉しない位置に揺動可能に支持されている。この係合部は、付勢部材によって被係合部側に付勢されている。この状態で、台車を収納位置の方向へ挿入すると、係合部は台車の壁部に押されて付勢部材の付勢力に抗して台車と干渉しない位置に揺動する。そして、台車を収納位置に挿入すると、係合部が付勢部材の付勢力により台車の被係合部へ揺動し、係合部が台車の被係合部に係合することによって、台車が収納位置に固定される。従って、台車を収納位置に挿入することにより、自動的に台車を収納位置に固定することができるため、台車を固定する操作が必要でなく、使用者の手間がかからない。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の荷物運搬装置において、前記固定手段は、前記収納部の後方側の幅方向一端部に設けられた軸部を中心に回動可能に支持された棒状部材と、前記収納部の後方側の幅方向他端部に設けられ、前記棒状部材を前記収納位置で前記荷物載置板の後端部に押し付けた状態で係止する係止部材と、を有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、収納部の後方側の幅方向一端部に設けられた軸部を中心に棒状部材が回動可能に支持されており、台車を収納位置に挿入した後、棒状部材を回動させて収納部の幅方向他端部に設けられた係止部材に係止する。これにより、棒状部材は、収納位置で荷物載置板の後端部を押し付けた状態で係止され、台車が収納位置で固定される。このため、荷物運搬装置の走行時に台車が移動することが抑制され、荷物運搬装置の走行安定性が向上する。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置において、前記収納部は、前記台車を前記収納位置に挿入したときに前記荷物載置板の前端面が当接する突き当て部を備え、前記突き当て部又は前記台車の側部に前記荷物載置板の上面をガイドする上面ガイド部と、前記突き当て部に前記荷物載置板の下面をガイドする下面ガイド部と、を有することを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、台車を収納位置に挿入したときに、収納部に設けられた突き当て部に荷物載置板の前端面が当接する。収納部には、突き当て部又は台車の側部に上面ガイド部と、突き当て部に下面ガイド部とが設けられているので、収納位置で上面ガイド部によって荷物載置板の上面がガイドされ、下面ガイド部によって荷物載置板の下面がガイドされる。このため、荷物運搬装置の走行時の台車の移動や振動がより一層抑制され、荷物運搬装置の走行安定性がさらに良好となる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の荷物運搬装置において、前記棒状部材に、前記荷物載置板の上面又は後端面をガイドする後端側ガイド部が設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、棒状部材に、荷物載置板の上面又は後端面をガイドする後端側ガイド部が設けられているので、棒状部材が台車の荷物載置板の後端部を押し付けた状態で係止されたときに、後端側ガイド部によって荷物載置板の上面又は後端面がガイドされる。このため、荷物運搬装置の走行時に台車が移動又は振動することがさらに抑制され、荷物運搬装置の走行安定性がより一層良好となる。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の荷物運搬装置において、前記収納部は、前記台車に設けられた取手が前記荷物載置板から起立した状態と、前記取手を前記荷物載置板側に折り畳んだ状態のいずれの場合でも前記取手と干渉することなく前記台車を収納可能に形成されていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、台車の取手が荷物載置板から起立した状態と、取手を荷物載置板側に折り畳んだ状態のいずれの場合でも、収納部が取手と干渉することなく台車を収納可能に形成されている。これにより、台車の使用状態に応じて、取手が荷物載置板から起立した状態でも荷物載置板側に折り畳んだ状態でも台車を収納部に収納することができ、作業性が良い。例えば、台車の収納部からの出し入れを頻繁に行う場合などに、取手が起立した状態で台車を収容部に収納することで、台車を収納部から引き出してすぐに使用することが可能となる。
請求項10に記載の発明に係る三輪型自転車は、三輪型自転車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備え、前記2つの車輪が前記三輪型自転車本体に設けられた後輪であり、前記三輪型自転車本体の前方側に前輪を有することを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、三輪型自転車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備え、2つの車輪が三輪型自転車本体に設けられた後輪であるので、三輪型自転車を走行させることによって、荷物運搬装置を運搬することができる。これにより、荷物運搬装置を所定の場所に運搬した後、収納部から台車を引き出して、荷台に積載された荷物の一部を台車に載置し、別の場所に台車のみを押して運搬することが可能となる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、三輪型自転車を運転して荷物運搬装置に設けられた荷台をそのまま別の場所に運搬する場合に比べて、台車が軽く狭い道等でも容易に運搬でき、運搬時の作業性が良い。また、荷台の下方側における2つの車輪の内側に収納部が設けられているので、荷物運搬装置の重心が低く、三輪型自転車の走行安定性が良い。
請求項11に記載の発明に係るリヤカーは、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備え、前記荷物運搬装置の前方側に把持部を有することを特徴としている。
請求項11に記載の発明では、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置の前方側に把持部が設けられており、把持部を把持してリヤカーを引くことによって走行させる。これにより、荷物運搬装置を所定の場所に運搬した後、収納部から台車を引き出すことができる。そして、荷台に積載された荷物の一部を台車に載置し、別の場所に台車のみを押して運搬することが可能となる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、リヤカーを引いて荷物運搬装置に設けられた荷台をそのまま別の場所に運搬する場合に比べて、台車が軽く狭い道等でも容易に運搬でき、運搬時の作業性が良い。また、荷台の下方側における2つの車輪の内側に収納部が設けられているので、荷物運搬装置の重心が低く走行安定性が良い。
請求項12に記載の発明に係る三輪型自動二輪車は、自動二輪車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備えることを特徴としている。
請求項12に記載の発明では、自動二輪車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備えているので、三輪型自動二輪車を走行させることによって、荷物運搬装置を運搬することができる。これにより、荷物運搬装置を所定の場所に運搬した後、収納部から台車を引き出して、荷台に積載された荷物の一部を台車に載置し、別の場所に台車のみを押して運搬することが可能となる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、三輪型自動二輪車を運転して荷物運搬装置に設けられた荷台をそのまま別の場所に運搬する場合に比べて、台車が軽く狭い道等でも容易に運搬でき、運搬時の作業性が良い。また、荷台の下方側における2つの車輪の内側に収納部が設けられているので、荷物運搬装置の重心が低く、三輪型自動二輪車の走行安定性が良い。
本発明によれば、荷物運搬装置を所定の場所に運搬した後、収納部から台車を引き出して使用することができる。このため、荷台に積載された荷物の一部を台車に移し、台車のみを押すことで、荷物の一部を別の場所まで効率よく運搬することができる。また、荷物運搬装置の重心が低いため、走行安定性が良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態である荷物運搬装置を備えた自転車が示されている。図2には、荷物運搬装置の平面図が示されており、図3には、荷物運搬装置の背面図が示されている。
図1に示されるように、自転車10には、上下方向に配設されたシートパイプ12の下端部にクランク軸14が設けられており、このクランク軸14にクランク16が連結されている。クランク16の先端にはペダル18が設けられている。また、自転車10の前方側に上下方向に配設されたヘッドパイプ20の上端部にはハンドル22が設けられており、ヘッドパイプ20の下端部には前輪24が回転可能に設けられている。自転車10の後方側には、シートパイプ12の下端部に水平方向に連結されたチェーンステー26と、シートパイプ12の中間部に斜め方向に連結されたバックホーク28を介して荷物運搬装置30が連結されている。
図1から図3に示されるように、荷物運搬装置30には、前方側の中央部にチェーンステー26の後端部に連結されるジョイント部材31が設けられており、ジョイント部材31の幅方向両側には、略舟形状の下部フレーム32が連結されている。ジョイント部材31及び下部フレーム32は水平方向に沿って配置されており、下部フレーム32の後方側には、後述する1対のガイドレール60が前後方向に沿って配設されている。1対のガイドレール60の前端部には後述する突き当て部62が幅方向に沿って設けられている。下部フレーム32及びガイドレール60の上部には、上下方向に配設された複数の縦フレーム34を介して矩形状の上部フレーム36が設けられている。上部フレーム36の中間部には、幅方向にフレーム37が掛け渡されている。上部フレーム36は水平方向に沿って下部フレーム32及びガイドレール60とほぼ平行に配置されており、上部フレーム36とガイドレール60との間に、荷物を搬送する際に用いられる台車100を収納するための収納部40が設けられている。上部フレーム36の上部には、荷物(図示省略)を積載可能な荷台42が固定されている。これらの収納部40及び荷台42については後述する。
ガイドレール60の幅方向の両側には、側方に略U字状に突出する支持フレーム44が連結されており、支持フレーム44とその内側に掛け渡されたフレーム45との間にそれぞれ後輪46A、46Bが回転可能に支持されている。2つの後輪46A、46Bは、荷台42の両サイドの下方側に設けられており、また、後輪46A、46Bの上部を覆うドロヨケ47が支持フレーム44等に固定されている。すなわち、本実施形態の自転車10は、前輪24と2つの後輪46A、46Bを備えた3輪型自転車である。
自転車10には、前方側のクランク軸14と一体となって回転する駆動スプロケット15が配設されており、荷物運搬装置30の下部の中央部付近には、従動スプロケット48が配設されている。駆動スプロケット15と従動スプロケット48には、無端状のチェーン50が巻き掛けられている。荷物運搬装置30には、中央部より幅方向の一方に、従動スプロケット48の回転を伝達するためのシャフトを備えた中継部52が水平方向に配設されており、中継部52の端部にスプロケット54が設けられている。スプロケット54が設けられた側に配置された後輪46Aの内側には従動スプロケット56が配設されており、スプロケット54と従動スプロケット56には、無端状のチェーン58が巻き掛けられている。この構成では、クランク16の回転により駆動スプロケット15が回転し、チェーン50が周回移動することにより従動スプロケット48が回転する。この従動スプロケット48の回転により中継部52を介してスプロケット54が回転し、チェーン58が周回移動することにより従動スプロケット56が回転する。これによって、後輪46Aに動力が伝達されるようになっている。
図1から図4に示されるように、収納部40は、2つの後輪46A、46Bの内側に設けられており、収納部40の後方側に台車100を挿入するための開口40Aが形成されている。また、収納部40の下部には、上記ガイドレール60が幅方向の両側に前後方向に沿って配設されており、台車100が収納部40の後方側からガイドレール60に沿って挿入されるようになっている。
台車100は、荷物が積載される荷物載置板102と、この荷物載置板102の後端部に荷物載置板102とほぼ直交する方向に起立する取手104と、荷物載置板102の下部の4箇所に下方側に突出するように設けられた取付部105と、これらの取付部105にそれぞれ回転可能に支持された車輪106と、を備えている。取手104を押すことで4つの車輪106が回転し、台車100を走行させることができる。取手104は、荷物載置板102に取付部108を介して取付けられており、取付部108に設けられた軸部110を中心に荷物載置板102側に回動可能とされている。これにより、取手104が荷物載置板102から起立した状態と、荷物載置板102側に折り畳まれた状態とに保持されるようになっている。
図4に示されるように、ガイドレール60は、荷物載置板102の両サイドの下面と側部を支持する断面がL字状の部材からなり、荷物載置板102をガイドレール60上に沿ってスライドさせることできるようになっている。これにより、台車100を前後方向に沿って収納部40内の収納位置Aに挿入させることができる。このとき、台車100は、車輪106が路面から離間された状態で収納部40に収納される(図3参照)。
収納部40には、先方側に上記突き当て部62が設けられており、台車100を収納位置Aに挿入したときに荷物載置板102の前端面が突き当て部62に当接する。突き当て部62は、荷物載置板102の前端面と下面をガイドする断面がL字状の部材で形成されている。突き当て部62の幅方向の両端部付近には、荷物載置板102の前方側の上面をガイドする上面ガイド部64が設けられている。この上面ガイド部64は、断面がL字状の部材で形成されており、一端が突き当て部62の側壁部に取付けられている。また、ガイドレール60の後方側(開口40Aに近い位置)には、荷物載置板102の両サイドの上面をガイドする上面ガイド部66が設けられている。この上面ガイド部66は、断面がL字状の部材で形成されており、一端がガイドレール60の側壁部に取付けられている。
収納部40は、台車100の取手104が荷物載置板102から起立した状態と、取手104を荷物載置板102側に折り畳んだ状態のいずれの場合にも、取手104が上部フレーム36と干渉することなく台車100を収納可能な寸法に形成されている。
なお、本実施形態では、ガイドレール60と突き当て部62は、断面がL字状の部材であるが、これに限らず、断面がコ字状の部材としてもよい。ガイドレール又は突き当て部を断面がコ字状の部材で形成することにより、荷物載置板102の上面、側面、及び下面をガイドすることができる。
収納部40の前方側には、収納位置Aに台車100を固定する第1の固定装置70が配設されている。図5に示されるように、この第1の固定装置70は、下部フレーム32に取付けられた支持部材72と、この支持部材72に回動可能に支持されたフック状の係合部材74と、を備えている。係合部材74は、棒状部材の中央部が上方側へ突出するように折り曲げられた形状であり、収納部40の後方側に突設されている。係合部材74の根元(支持部材72側)には、突片76が設けられており、突片76は係合部材74と一体に回動する。係合部材74には、付勢手段としてのトーションバネ78が巻き掛けられており、トーションバネ78の一端は突片76に係止され、トーションバネ78の他端は支持部材72に係止されている。これにより、図5(B)の実線で示すように、係合部材74は、トーションバネ78の付勢力により上方側に回動するように付勢されており、係合部材74が上方側に回動した位置で図示しないストッパで係合部材74の回動位置が規制されている。また、収納位置Aに挿入された荷物載置板102の下部には、係合部材74と合致した位置に下面102Aから上方側に窪んだ凹部102B(図10参照)が形成されている。係合部材74は、上方側に回動した位置で荷物載置板102の凹部102Bに係合され、荷物載置板102が収納位置Aで固定されるようになっている。
また、図5(B)に示すように、係合部材74は、荷物載置板102の収納部40への挿入途中で荷物載置板102の下面102Aに当接すると、トーションバネ78の付勢力に抗して下方側に回動するようになっている。すなわち、係合部材74は、台車100の挿入時に荷物載置板102と干渉しない位置に回動可能に構成されている(図9参照)。
支持部材72には、係合部材74を下方側に回動させるワイヤー80Aが挿通された配索部材80が設けられている。ワイヤー80Aの端部は、突片76に連結されている。図13に示されるように、配索部材80の先端には、レバー82が設けられており、レバー82を上方側に引き上げることで、配索部材80内のワイヤー80Aが引かれて、係合部材74がトーションバネ78の付勢力に抗して下方側に回動するように構成されている。
収納部40の後方側の開口40A付近には、収納位置Aに台車100を固定する第2の固定装置86が配設されている。図4及び図12に示されるように、第2の固定装置86は、幅方向の一端部側のガイドレール60に設けられた軸部88を中心に回動可能に支持された棒状部材としての固定バー90を備えている。固定バー90の根元部(軸部88付近)は、略L字状に折り曲げられており、また固定バー90の先端にはツマミ90Aが設けられている。固定バー90は、軸部88を中心にツマミ90A側が上方に起立した位置と、ツマミ90A側が水平方向に位置し、固定バー90の側面が収納位置Aに挿入された荷物載置板102の後端面102Cに当接する位置との間を回動可能となっている。幅方向の他端部側に設けられたガイドレール60には、固定バー90を収納位置Aで荷物載置板102の後端面102Cに押し付けた状態で係止する係止部材としてのフック92が配設されている。固定バー90がフック92に係止された状態では、固定バー90が荷物載置板102の後端面102Cにわずかに干渉する位置にあり、この干渉分を固定バー90の撓みにより回避し、且つこの撓みを後端面102Cを押し付ける力としている。フック92の開口部は前斜め上側方に向いており、固定バー90を上方に起立した状態から下方側に回動したときにフック92に係止することができる。固定バー90の中央部付近には、荷物載置板102の後方側の上面をガイドする上面ガイド部94が設けられている。上面ガイド部94は断面が略L字状の部材からなり、一端が固定バー90の側部に固定されている。
荷物運搬装置30の荷台42には、背面部(後方側の面)に図示しない扉が設けられており、扉を開放することで荷台42に複数の荷物(図示省略)を積載することができるようになっている。
次に、自転車10の作用について説明する。
この自転車10では、図6に示されるように、収納部40に台車100を収納する際に、固定バー90のツマミ90Aを上方に起立させておく。そして、開口40Aから荷物載置板102を挿入し、荷物載置板102の前端側の下面を一対のガイドレール60上に当接させる。この状態で、荷物載置板102をガイドレール60上に沿って前方側に押すと、図7及び図8に示されるように、荷物載置板102がガイドレール60上をスライドし、台車100を収納部40内の収納位置Aまで挿入することができる。その際、ガイドレール60で荷物載置板102の下面102A及び側面がガイドされるので、台車100の挿入時のガタツキが少なく、台車100をスムーズに収納位置Aへ挿入することができる。
台車100の挿入途中では、図8に示されるように、係合部材74はトーションバネ78の付勢力により、上方側に回動している。図9に示されるように、荷物載置板102が収納部40内を更に前方側に移動すると、荷物載置板102の下面102Aが係合部材74の上方に傾斜した部分に当接し、係合部材74がトーションバネ78の付勢力に抗して下方側へ回動する。これにより、係合部材74が荷物載置板102と干渉することがなく、荷物載置板102を収納部40の前方側に移動させることができる。
図10に示されるように、荷物載置板102を更に挿入すると、荷物載置板102の前端面が突き当て部62に当接し、荷物載置板102が収納位置Aで止まる。荷物載置板102が収納位置Aに到達すると、係合部材74がトーションバネ78の付勢力により上方側に回動し、荷物載置板102の凹部102Bに係合される。これにより、台車100が収納位置Aに固定される。すなわち、台車100を収納位置Aに挿入することにより、自動的に台車100を収納位置Aに固定することができるため、台車100を固定する操作が必要でなく、使用者の手間がかからない。また、自転車10の走行時に台車100が移動又は振動することが抑制されると共に、台車100が落下することが防止される。
また、収納位置Aでは、荷物載置板102の下面102Aがガイドレール60と突き当て部62で支持されると共に、荷物載置板102の側面や前端面がガイドレール60と突き当て部62でガイドされる。さらに、荷物載置板102の上面がガイドレール60に設けられた上面ガイド部66によってガイドされると共に、ガイド突き当て部62に設けられた上面ガイド部64によってガイドされる。これによって、自転車10の走行時に荷物載置板102のガタツキを抑制することができる。
さらに、図11及び図12に示されるように、固定バー90のツマミ90Aを把持して固定バー90を荷物載置板102側に回動させ、固定バー90をフック92に係止させる。これにより、固定バー90は、収納位置Aで荷物載置板102の後端面102Cを押し付けた状態でフック92に係止され、台車100がより強固に固定される。その際、固定バー90に設けられた上面ガイド部94で荷物載置板102の上面がガイドされる。このため、自転車10の走行時に台車100が移動又は振動することがより一層抑制される。従って、荷物運搬装置30を備えた自転車10の走行安定性が良好となる。
本実施形態では、台車100を固定する固定バー90の他に、係合部材74が設けられているので、必ずしも固定バー90をフック92に係止させる必要はなく、係合部材74を荷物載置板102の凹部102Bに係合させた状態で、自転車10を走行させても良い。この場合、固定バーを起立位置に図示しない係止手段で走行中に倒れてこないように係止しておく。係合部材74のみで台車100を固定した状態でも、自転車10の走行時に台車100の移動又は振動を抑制し、台車100の落下を防止することができる。固定バー90をフック92に係止させることで、台車100が収納位置Aでより強固に固定されるため、でこぼこ道などの路面状態に応じて台車100の固定状態を選択することができる。
また、台車100を収納部40に挿入する際には、台車100の取手104が荷物載置板102から起立した状態と、取手104を荷物載置板102側に折り畳んだ状態のいずれの場合でも、上部フレーム36が台車100の取手104等と干渉することがなく、台車100を収納部40に収納することができる。これにより、台車100の収納時に、取手104を荷物載置板102から起立させたり、荷物載置板102側に折り畳む必要がなく、作業性がよい。例えば、台車100を収納部40から頻繁に出し入れする場合などに、取手104が起立した状態で台車100を収納部40に収納することができ、引き出した台車100をすぐに使用することができる。
また、荷物運搬装置30は、荷台42の下方側における2つの後輪46A、46Bの内側に収納部40を備えているので、荷物運搬装置30の重心が低くなり、自転車10の走行安定性が良好となる。また、台車100が路面から離間した状態で収納部40に収納されるので、台車100の車輪106が路面の物体等と干渉することもない。
このような自転車10では、荷物運搬装置30の荷台42に複数の荷物(図示省略)を積載し、自転車10を走行させて荷物運搬装置30を所定の場所(例えば駐車場)に運搬した後、収納部40から台車100を引き出して使用することができる。これにより、荷台42に積載された荷物(図示省略)の一部を台車100に移して運搬することができる。
収納部40から台車100を引き出す際には、図13に示すレバー82を上方側に引くことで、配索部材80に設けられたワイヤーに引かれて係合部材74が下方側に回動する。これにより、係合部材74と荷物載置板102の凹部102Bとの係合が外れ、荷物載置板102を収納位置Aから後方側に引き出すことができる。このとき、荷物載置板102はガイドレール60上をスライドするので、台車100をスムーズに収納部40から引き出すことができる。台車100は、取手104が折り畳まれている場合は路面上で取手104を荷物載置板102から起立させ、荷台に積載された荷物の一部を荷物載置板102に移す。そして、台車100の取手104を押すことで、台車100のみを別の場所(例えば個人宅)に運搬することができる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、荷物運搬装置30の荷台42をそのまま別の場所(例えば個人宅)に運搬する場合に比べて、台車100が軽く運搬しやすい。従って、荷物を宅配する際の作業性が著しく向上する。
次に、本発明の第2実施形態である荷物運搬装置を備えたリヤカーについて説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図14に示されるように、このリヤカー150は、荷物運搬装置151を備えており、荷物運搬装置151の前方側に、荷台42の前面下部に上下方向に沿って縦フレーム152が配設されている。縦フレーム152と上部フレーム36の間には、荷台42の側面に沿って斜め方向にフレーム154が掛け渡されている。縦フレーム152の上端部には、前方側にほぼ水平方向に突出するU字状の把持部156が設けられている。把持部156の中間部と縦フレーム152の下端部との間には、斜め方向にフレーム158が掛け渡されている。
図15に示されるように、荷台42の背面(後方側の面)には、ヒンジ162を中心に中央部から左右に開放可能な2枚の扉160A、160Bが設けられている。扉160A、160Bを開放することで、荷台42の内部に荷物(図示省略)を積載することができる。
この荷物運搬装置151では、第1実施形態と同様に、台車100が収納位置Aに挿入されたときに、係合部材74が上方側に回動して荷物載置板102の凹部102Bに係合され、荷物載置板102が固定される。
このようなリヤカー150では、使用者が把持部156の内側に入り、把持部156を把持して荷物運搬装置151を引くことで、荷物運搬装置151を所定の場所(例えば駐車場)に運搬することができる。そして、収納部40から台車100を引き出し、荷台42に積載された荷物(図示省略)の一部を台車100の荷物載置板102に移し、台車100を別の場所(例えば個人宅)に運搬することができる。このため、例えば荷物を宅配する場合など、リヤカー150を引いて荷物運搬装置151の荷台42をそのまま別の場所(例えば個人宅)に運搬する場合に比べて、台車100が軽く運搬しやすい。従って、荷物を宅配する際の作業性が著しく向上する。
また、第1実施形態は、荷物運搬装置30を自転車10の後方側に設けた三輪型自転車であるが、この構成に代えて、荷物運搬装置30を自動二輪車の後方側に設けた三輪型自動二輪車とすることができる。
なお、第2実施形態では、荷物運搬装置の車輪が2つ設けられていたが、この構成に限定されず、例えば4つの車輪を備える構成でもよい。
本発明の第1実施形態である荷物運搬装置を備えた自転車を示す側面図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部付近を示す平面図である。 図1に示す荷物運搬装置を備えた自転車を示す背面図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部付近を示す背面図であって、台車を収納部に挿入していない状態を示す図である。 (A)は台車の荷物載置板を固定する第1の固定装置を示す平面図であり、(B)は第1の固定装置に用いられる係合部材の回動状態を示す構成図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部付近を示す側面図であって、台車を収納部に挿入していない状態を示す図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部に台車を挿入する過程を示す背面図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部に台車を挿入する過程を示す側面図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部に台車を挿入する過程を示す側面図である。 図1に示す荷物運搬装置の収納部に台車を挿入し、係合部材が台車の荷物載置板の凹部と係合した状態を示す側面図である。 図1に示す荷物運搬装置の第2の固定装置に用いられる固定バーをフックに係止した状態を示す背面図である。 図1に示す荷物運搬装置の第2の固定装置に用いられる固定バーをフックに係止した状態を示す斜視図である。 図1に示す荷物運搬装置の係合部材と台車の荷物載置板の凹部との係合を解除するレバーを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態である荷物運搬装置を備えたリヤカーを示す側面図である。 図14に示すリヤカーの背面図である。
符号の説明
10 自転車(三輪型自転車)
24 前輪
30 荷物運搬装置
32 下部フレーム
36 上部フレーム
40 収納部
42 荷台
46A、46B後輪
60 ガイドレール
62 突き当て部
64 上面ガイド部
66 上面ガイド部
70 第1の固定装置
72 支持部材
74 係合部材(係合部)
78 トーションバネ(付勢部材)
80A ワイヤー
80 配索部材
82 レバー
86 第2の固定装置
88 軸部
90 固定バー(棒状部材)
92 フック(係止部材)
94 上面ガイド部(後方側ガイド部)
100 台車
102A 下面
102B 凹部(被係合部)
102C 後端面(後端部)
104 取手
150 リヤカー
151 荷物運搬装置
156 把持部
A 収納位置

Claims (12)

  1. 三輪型自転車、リヤカー、又は三輪型自動二輪車の後方側に設けられる荷物運搬装置であって、
    荷物を積載可能な荷台と、
    前記荷台の下方側又は前記荷台の両サイドに設けられ、路面を走行する少なくとも2つの車輪と、
    前記荷台の下方側における前記2つの車輪の内側に設けられ、前記荷物を搬送するための台車が荷物運搬装置本体の後方側から挿入されて前記路面と離間した状態で収納される収納部と、
    を有することを特徴とする荷物運搬装置。
  2. 前記収納部は、前記台車に設けられた荷物載置板の下面又は側部を支持し、前記台車を前後方向に沿って前記収納部内の収納位置に挿入させるガイド部材を有することを特徴とする請求項1に記載の荷物運搬装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記荷物載置板の両サイドを支持する断面がL字状又は断面がコ字状の1対のガイドレールであることを特徴とする請求項2に記載の荷物運搬装置。
  4. 前記収納部は、前記収納位置に前記台車を固定する少なくとも1つの固定手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置。
  5. 前記固定手段は、
    前記収納位置に設けられ、前記台車に形成された被係合部に係合される係合部と、
    前記収納部に設けられ、前記係合部を前記被係合部と係合する位置と、前記台車の挿入時に前記台車と干渉しない位置に揺動可能に支持する支持部材と、
    前記係合部を前記被係合部側に付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の荷物運搬装置。
  6. 前記固定手段は、
    前記収納部の後方側の幅方向一端部に設けられた軸部を中心に回動可能に支持された棒状部材と、
    前記収納部の後方側の幅方向他端部に設けられ、前記棒状部材を前記収納位置で前記荷物載置板の後端部に押し付けた状態で係止する係止部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の荷物運搬装置。
  7. 前記収納部は、前記台車を前記収納位置に挿入したときに前記荷物載置板の前端面が当接する突き当て部を備え、
    前記突き当て部又は前記台車の側部に前記荷物載置板の上面をガイドする上面ガイド部と、前記突き当て部に前記荷物載置板の下面をガイドする下面ガイド部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置。
  8. 前記棒状部材に、前記荷物載置板の上面又は後端面をガイドする後端側ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の荷物運搬装置。
  9. 前記収納部は、前記台車に設けられた取手が前記荷物載置板から起立した状態と、前記取手を前記荷物載置板側に折り畳んだ状態のいずれの場合でも前記取手と干渉することなく前記台車を収納可能に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置。
  10. 三輪型自転車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備え、
    前記2つの車輪が前記三輪型自転車本体に設けられた後輪であり、
    前記三輪型自転車本体の前方側に前輪を有することを特徴とする三輪型自転車。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備え、
    前記荷物運搬装置の前方側に把持部を有することを特徴とするリヤカー。
  12. 自動二輪車本体の後方側に請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の荷物運搬装置を備えることを特徴とする三輪型自動二輪車。
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