JP2009012412A - 液体噴射ヘッド、ヘッドユニットおよびそれを用いた記録装置 - Google Patents
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【課題】記録媒体である紙等の液体噴射ヘッドへの衝突による紙詰まりや液体噴射ヘッドの破損が低減した液体噴射ヘッド、ヘッドユニットおよび記録装置を提供すること。
【解決手段】ノズルプレート2が、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって液体噴射ヘッド本体3に押さえられることにより、ノズルプレート2の剥離による液体噴射ヘッド1の破損を低減できる。また、ノズルプレート2に形成されたノズル列60の配列方向(搬送方向の下流側)に保持部が存在しないため、ノズル列60の配列方向に進む記録媒体にそりが発生していても、保持部に衝突して起こる紙詰まりや衝突による破損の低減した液体噴射ヘッド1、ヘッドユニット10およびプリンタ100を得ることができる。
【選択図】図3
【解決手段】ノズルプレート2が、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって液体噴射ヘッド本体3に押さえられることにより、ノズルプレート2の剥離による液体噴射ヘッド1の破損を低減できる。また、ノズルプレート2に形成されたノズル列60の配列方向(搬送方向の下流側)に保持部が存在しないため、ノズル列60の配列方向に進む記録媒体にそりが発生していても、保持部に衝突して起こる紙詰まりや衝突による破損の低減した液体噴射ヘッド1、ヘッドユニット10およびプリンタ100を得ることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、液体噴射ヘッド、およびそれを備えたヘッドユニット、記録装置に関する。
液体噴射ヘッドを備えた記録装置には、シリアル方式とライン方式が用いられている。シリアル方式では、記録媒体である紙等が印刷位置まで給紙された後に、用紙搬送経路から外れて待機していた液体噴射ヘッドが印刷位置に移動し、印刷が行われる。一方、ライン方式では、1つまたは複数の液体噴射ヘッドが待機している印刷位置に紙等が給紙され、印刷が行われる。印刷は、液体噴射ヘッドのノズルプレートに形成されたノズル開口から噴射されるインクによって行われる。
ライン方式では、待機している液体噴射ヘッドのノズルプレート近くに紙等が搬送される。このとき、紙等の搬送方向の先頭にそりが生じていた場合、紙等が液体噴射ヘッド間の隙間に入り込んだり、ノズルプレートに衝突したりする。その結果、紙等の搬送時に紙詰まりを起こしたり、衝突によるノズルプレートの剥離等により液体噴射ヘッドが破損したりする。
用紙搬送方向のノズルプレートの上流側端部に折り曲げ部を設け、そりの発生した紙等が進入してきても、紙等は折り曲げ部の下面に接触しながら用紙搬送経路に戻るように案内される構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ライン方式では、待機している液体噴射ヘッドのノズルプレート近くに紙等が搬送される。このとき、紙等の搬送方向の先頭にそりが生じていた場合、紙等が液体噴射ヘッド間の隙間に入り込んだり、ノズルプレートに衝突したりする。その結果、紙等の搬送時に紙詰まりを起こしたり、衝突によるノズルプレートの剥離等により液体噴射ヘッドが破損したりする。
用紙搬送方向のノズルプレートの上流側端部に折り曲げ部を設け、そりの発生した紙等が進入してきても、紙等は折り曲げ部の下面に接触しながら用紙搬送経路に戻るように案内される構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ノズルプレートは、力によるストレスに対して弱く、接着剤で固定しただけでは液体噴射ヘッド本体から剥離してしまう。そこで、ノズルプレートを機械的に液体噴射ヘッドに固定するために、外縁に保持部が設けられている。保持部は、液体噴射ヘッドに固定され、ノズルプレートは液体噴射ヘッドに押圧されている。
保持部を設けると、保持部に搬送された紙等が衝突することにより、紙詰まりを起こしたり、液体噴射ヘッドが破損したりする。
保持部を設けると、保持部に搬送された紙等が衝突することにより、紙詰まりを起こしたり、液体噴射ヘッドが破損したりする。
本発明は、上述の課題の一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドであって、前記液体噴射ヘッドには、前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有していることを特徴とする液体噴射ヘッド。
これによれば、ノズルプレートが、カバーヘッドの保持部によって液体噴射ヘッドに押さえられることにより、ノズルプレートの剥離による液体噴射ヘッドの破損が低減される。また、ノズルプレートに形成されたノズル列の配列方向に保持部が存在しないため、ノズル列の配列方向に進む記録媒体にそりが発生していても、保持部に衝突して起こる紙詰まりや衝突による破損の低減した液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例2]上記に記載の液体噴射ヘッドにおいて、前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
これによれば、3ヶ所以上の保持部でノズルプレートが液体噴射ヘッドに保持されているので、ノズルプレートが確実に液体噴射ヘッドに固定される。したがって、より破損の低減した液体噴射ヘッドが得られる。
これによれば、3ヶ所以上の保持部でノズルプレートが液体噴射ヘッドに保持されているので、ノズルプレートが確実に液体噴射ヘッドに固定される。したがって、より破損の低減した液体噴射ヘッドが得られる。
[適用例3]ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドが配列されているヘッドユニットであって、前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有している前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル列の方向を合わせて1つまたは複数列配置されていることを特徴とするヘッドユニット。
これによれば、前述の効果を達成できるヘッドユニットが得られる。
[適用例4]上記に記載のヘッドユニットにおいて、前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられていることを特徴とするヘッドユニット。
これによれば、前述の効果をより達成できるヘッドユニットが得られる。
これによれば、前述の効果をより達成できるヘッドユニットが得られる。
[適用例5]ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドが配列されているヘッドユニットを備えた記録装置であって、前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有している前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル列の方向を合わせて1つまたは複数列配置されている前記ヘッドユニットと、前記ノズルプレートに対向する位置に、前記ノズル列の配列方向に記録媒体を搬送する搬送ユニットとを備えていることを特徴とする記録装置。
これによれば、前述の効果に加え紙詰まりの低減した記録装置が得られる。
[適用例6]上記に記載の記録装置において、前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられていることを特徴とする記録装置。
これによれば、前述の効果をより達成できる記録装置が得られる。
これによれば、前述の効果をより達成できる記録装置が得られる。
図1は、実施形態にかかる記録装置としてのプリンタ100の概略部分断面図である。プリンタ100は、記録媒体Sを搬送しながら印刷を行うものである。
図中、実線矢印で、記録媒体Sの搬送方向とプリンタ100の設置面に対して上方向および下方向を示した。記録媒体Sには、通常、紙またはインク受容層を備えた紙が用いられるが、インク受容層を備えた合成樹脂からなるフィルム等であってもよい。
なお、プリンタ100は、インクジェット方式プリンタの中の「ラインヘッドプリンタ」と呼ばれるライン方式を用いている。プリンタ100は、4色印刷(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)を行う。プリンタ100としては、ブラック単色の印刷を行うものであってもよい。
図中、実線矢印で、記録媒体Sの搬送方向とプリンタ100の設置面に対して上方向および下方向を示した。記録媒体Sには、通常、紙またはインク受容層を備えた紙が用いられるが、インク受容層を備えた合成樹脂からなるフィルム等であってもよい。
なお、プリンタ100は、インクジェット方式プリンタの中の「ラインヘッドプリンタ」と呼ばれるライン方式を用いている。プリンタ100は、4色印刷(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)を行う。プリンタ100としては、ブラック単色の印刷を行うものであってもよい。
以下、プリンタ100の基本的な構成について説明する。
図1に示すように、プリンタ100は、ヘッドユニット10と搬送ユニット20とを備えている。
搬送ユニット20は、記録媒体Sを印刷可能な位置に送り込み、所定方向(以下、搬送方向という)に紙を搬送させるためのものである。
搬送ユニット20は、搬送ローラ11,13とベルト12と紙検出センサ14と給紙ローラ15と図示しない搬送モータとを備えている。搬送ローラ11,13の回転方向を矢印で示している。
給紙ローラ15は、記録媒体挿入口に挿入された記録媒体Sをプリンタ100内に自動的に給紙するためのローラである。給紙ローラ15によって給紙された記録媒体Sはベルトコンベヤー方式で搬送される。ベルトコンベヤー方式とは、輪状のベルト12が搬送ローラ11および13により回転し、ベルト上の記録媒体Sを搬送する方式である。また、搬送ローラ11および13は、搬送モータによって駆動される。なお、記録媒体Sはベルト12に静電吸着またはバキューム吸着されている。
図1に示すように、プリンタ100は、ヘッドユニット10と搬送ユニット20とを備えている。
搬送ユニット20は、記録媒体Sを印刷可能な位置に送り込み、所定方向(以下、搬送方向という)に紙を搬送させるためのものである。
搬送ユニット20は、搬送ローラ11,13とベルト12と紙検出センサ14と給紙ローラ15と図示しない搬送モータとを備えている。搬送ローラ11,13の回転方向を矢印で示している。
給紙ローラ15は、記録媒体挿入口に挿入された記録媒体Sをプリンタ100内に自動的に給紙するためのローラである。給紙ローラ15によって給紙された記録媒体Sはベルトコンベヤー方式で搬送される。ベルトコンベヤー方式とは、輪状のベルト12が搬送ローラ11および13により回転し、ベルト上の記録媒体Sを搬送する方式である。また、搬送ローラ11および13は、搬送モータによって駆動される。なお、記録媒体Sはベルト12に静電吸着またはバキューム吸着されている。
以下に、ヘッドユニット10について説明する。ヘッドユニット10は、搬送ユニット20のベルト12の記録媒体Sを搬送する面の上側(図1における上方向)に配置されている。
図2は、ヘッドユニット10を記録媒体S側(図1における下方向)から見た斜視図である。白抜き矢印で記録媒体Sの搬送方向を示した。
図2において、ヘッドユニット10は、6個の液体噴射ヘッド1を備えている。記録媒体Sの搬送方向に直交する方向に並べられた3個の液体噴射ヘッド1を1列とし、記録媒体Sの搬送方向に2列が並べられている。そして、1列の液体噴射ヘッド1に対し、他の列の液体噴射ヘッド1は、記録媒体Sの搬送方向に直交する方向にずれて並べられている。ずれ量は、液体噴射ヘッド1の搬送方向に直交する方向の幅の半分である。液体噴射ヘッド1は、記録媒体Sから見ていわゆる千鳥状に配置されている。
なお、ヘッドユニット10を構成する液体噴射ヘッド1の個数は、6個に限らず何個であってもかまわない。個数は、使用する記録媒体Sの大きさと液体噴射ヘッド1の大きさによって決めることができる。
図2は、ヘッドユニット10を記録媒体S側(図1における下方向)から見た斜視図である。白抜き矢印で記録媒体Sの搬送方向を示した。
図2において、ヘッドユニット10は、6個の液体噴射ヘッド1を備えている。記録媒体Sの搬送方向に直交する方向に並べられた3個の液体噴射ヘッド1を1列とし、記録媒体Sの搬送方向に2列が並べられている。そして、1列の液体噴射ヘッド1に対し、他の列の液体噴射ヘッド1は、記録媒体Sの搬送方向に直交する方向にずれて並べられている。ずれ量は、液体噴射ヘッド1の搬送方向に直交する方向の幅の半分である。液体噴射ヘッド1は、記録媒体Sから見ていわゆる千鳥状に配置されている。
なお、ヘッドユニット10を構成する液体噴射ヘッド1の個数は、6個に限らず何個であってもかまわない。個数は、使用する記録媒体Sの大きさと液体噴射ヘッド1の大きさによって決めることができる。
液体噴射ヘッド1は、ノズルプレート2と液体噴射ヘッド本体3とカバーヘッド4とを備えている。
ノズルプレート2の形状は、板状の直方体である。液体噴射ヘッド本体3の形状は、略直方体である。ノズルプレート2の面と液体噴射ヘッド本体3の記録媒体Sに対向する面は貼り合わせられて装着されている。貼り合わせは、接着によってでもよいし、粘着によってでもよい。ヘッドユニット10は、ノズルプレート2が記録媒体Sに対向するように配置されて構成されている。
ノズルプレート2の形状は、板状の直方体である。液体噴射ヘッド本体3の形状は、略直方体である。ノズルプレート2の面と液体噴射ヘッド本体3の記録媒体Sに対向する面は貼り合わせられて装着されている。貼り合わせは、接着によってでもよいし、粘着によってでもよい。ヘッドユニット10は、ノズルプレート2が記録媒体Sに対向するように配置されて構成されている。
ノズルプレート2には、ノズル開口6が、記録媒体Sの搬送方向と直交する方向にノズル列60をなすように形成されている。ノズル列60は、記録媒体Sの搬送方向に4列形成され、4列はそれぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色の液体としてのインクに対応している。
液体噴射ヘッド1は千鳥状に並べて配置されているので、記録媒体Sが搬送方向に進む間に、タイミングをずらしてインクをノズル開口6から噴射することにより、搬送方向に直交する方向に途切れなく各色を印刷することができる。
なお、各色に対応するノズル開口6は2列であってもよい。この場合、8列のノズル開口6がノズルプレート2に形成される。各色に対応するノズル開口6の2列も千鳥状に配置することにより、搬送方向に直交する方向のノズル開口6から噴射されたインクによって形成される記録媒体Sへの記録密度を上げることができる。
なお、各色に対応するノズル開口6は2列であってもよい。この場合、8列のノズル開口6がノズルプレート2に形成される。各色に対応するノズル開口6の2列も千鳥状に配置することにより、搬送方向に直交する方向のノズル開口6から噴射されたインクによって形成される記録媒体Sへの記録密度を上げることができる。
ノズルプレート2は、カバーヘッド4によって液体噴射ヘッド本体3に押圧されている。また、カバーヘッド4は、ネジ5によって液体噴射ヘッド本体3へ固定されている。
図3は、本実施形態における液体噴射ヘッド1を記録媒体S方向から見た拡大斜視図である。図4は、ノズルプレート2付近の拡大断面図である。白抜き矢印で記録媒体Sの搬送方向を示した。
図3において、カバーヘッド4は、保持部41,42,43を備えている。保持部41,42,43は、ノズルプレート2の記録媒体Sに対向する面の外縁に接触するように設けられている。
保持部41は、ノズルプレート2のノズル列60の配列方向である記録媒体Sの搬送方向上流側の外縁に接触するように設けられている。一方、記録媒体Sの搬送方向下流側の外縁には保持部は設けられていない。また、保持部42,43は、ノズル列60の配列方向と平行なノズルプレート2の外縁に接触するように設けられている。
図3において、カバーヘッド4は、保持部41,42,43を備えている。保持部41,42,43は、ノズルプレート2の記録媒体Sに対向する面の外縁に接触するように設けられている。
保持部41は、ノズルプレート2のノズル列60の配列方向である記録媒体Sの搬送方向上流側の外縁に接触するように設けられている。一方、記録媒体Sの搬送方向下流側の外縁には保持部は設けられていない。また、保持部42,43は、ノズル列60の配列方向と平行なノズルプレート2の外縁に接触するように設けられている。
カバーヘッド4は、液体噴射ヘッド本体3を一部覆うキャップ形状に形成されている。また、液体噴射ヘッド本体3にはフランジ31が設けられている。
カバーヘッド4は、液体噴射ヘッド本体3に設けられたフランジ31にネジ5で固定されている。ネジ5で固定する際に、ノズルプレート2は、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって、液体噴射ヘッド本体3に押圧される。
カバーヘッド4は、ノズルプレート2の帯電を防いで接地をとるためにステンレス等の金属板から成形するのが好ましい。
カバーヘッド4は、液体噴射ヘッド本体3に設けられたフランジ31にネジ5で固定されている。ネジ5で固定する際に、ノズルプレート2は、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって、液体噴射ヘッド本体3に押圧される。
カバーヘッド4は、ノズルプレート2の帯電を防いで接地をとるためにステンレス等の金属板から成形するのが好ましい。
また、図4において、記録媒体Sの搬送方向上流側の外縁に接触した保持部41の記録媒体Sに対向する面は、搬送方向の下流に向かうにしたがって記録媒体Sに近づくように傾いているのが好ましい。
図5は比較例にかかる液体噴射ヘッド1を記録媒体S方向から見た拡大斜視図である。図6は、比較例にかかるノズルプレート2付近の拡大断面図である。白抜き矢印で記録媒体Sの搬送方向を示した。実施形態とは、カバーヘッド7の形状が異なる。
カバーヘッド7は、保持部71と72とを備えている。
カバーヘッド7は、保持部71と72とを備えている。
図5において、比較例では、カバーヘッド7の保持部71は搬送方向の上流側に、保持部72は下流側に設けられている。
図6において、カバーヘッド7の下流側部分73ではノズルプレート2と保持部72との間に段差が生じている。したがって、記録媒体Sの搬送方向の先頭にそりが生じると、段差に記録媒体Sが衝突する。その結果、記録媒体Sの搬送時に記録媒体Sの詰まりを起こしたり、衝撃によるノズルプレート2の剥離等により液体噴射ヘッド1が破損したりする。
図6において、カバーヘッド7の下流側部分73ではノズルプレート2と保持部72との間に段差が生じている。したがって、記録媒体Sの搬送方向の先頭にそりが生じると、段差に記録媒体Sが衝突する。その結果、記録媒体Sの搬送時に記録媒体Sの詰まりを起こしたり、衝撃によるノズルプレート2の剥離等により液体噴射ヘッド1が破損したりする。
本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)ノズルプレート2が、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって液体噴射ヘッド本体3に押さえられることにより、ノズルプレート2の剥離による液体噴射ヘッド1の破損を低減できる。また、ノズルプレート2に形成されたノズル列60の配列方向(搬送方向の下流側)に保持部が存在しないため、ノズル列60の配列方向に進む記録媒体にそりが発生していても、保持部に衝突して起こる紙詰まりや衝突による破損の低減した液体噴射ヘッド1、ヘッドユニット10およびプリンタ100を得ることができる。また、紙詰まりの低減したプリンタ100を得ることができる。
(1)ノズルプレート2が、カバーヘッド4の保持部41,42,43によって液体噴射ヘッド本体3に押さえられることにより、ノズルプレート2の剥離による液体噴射ヘッド1の破損を低減できる。また、ノズルプレート2に形成されたノズル列60の配列方向(搬送方向の下流側)に保持部が存在しないため、ノズル列60の配列方向に進む記録媒体にそりが発生していても、保持部に衝突して起こる紙詰まりや衝突による破損の低減した液体噴射ヘッド1、ヘッドユニット10およびプリンタ100を得ることができる。また、紙詰まりの低減したプリンタ100を得ることができる。
(2)3ヶ所の保持部41,42,43でノズルプレート2が液体噴射ヘッド本体3に保持されているので、ノズルプレート2を確実に液体噴射ヘッド本体3に固定することができる。したがって、より液体噴射ヘッド1の破損の低減した液体噴射ヘッド1およびヘッドユニット10を得ることができる。
(3)ノズルプレート2の形状が、複雑な形状と比較して加工の容易な板状の直方体であり、カバーヘッド4の加工も容易になり、液体噴射ヘッド1の破損の低減した液体噴射ヘッド1が容易に得られる。
(4)ノズルプレート2が直方体なので液体噴射ヘッド1の配置が容易なヘッドユニット10を得ることができる。
なお、実施形態は上記に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、実施形態において、カバーヘッド4には、保持部42,43を設け、搬送方向の上流側の保持部41を設けなくてもよい。
例えば、実施形態において、カバーヘッド4には、保持部42,43を設け、搬送方向の上流側の保持部41を設けなくてもよい。
また、ノズルプレートの形状は、板状の直方体に限らない。例えば、三角柱、六角柱等であってもよい。ノズルプレートの形状に合わせて液体噴射ヘッド本体の形状も三角柱、六角柱とすることにより、インクジェット本体を組み合わせてヘッドユニットを構成する際に、隙間なく配置することが可能で、ヘッドユニットを小型にできる。
さらに、記録媒体の搬送方法としては、ベルトコンベア方式のほか、搬送ローラ11,13間にプラテンを備えたものであってもよい。
1…液体噴射ヘッド、2…ノズルプレート、3…液体噴射ヘッド本体、4,7…カバーヘッド、6…ノズル開口、10…ヘッドユニット、20…搬送ユニット、41,42,43…保持部、60…ノズル列、100…記録装置。
Claims (6)
- ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドであって、
前記液体噴射ヘッドには、前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、
前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有している
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - 請求項1に記載の液体噴射ヘッドであって、
前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられている
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。 - ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドが配列されているヘッドユニットであって、
前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有している前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル列の方向を合わせて1つまたは複数列配置されている
ことを特徴とするヘッドユニット。 - 請求項3に記載のヘッドユニットであって、
前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられている
ことを特徴とするヘッドユニット。 - ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッドが配列されているヘッドユニットを備えた記録装置であって、
前記ノズル開口が列設された複数のノズル列が形成されているノズルプレートが装着され、前記ノズル列の配列方向と平行な前記ノズルプレートの外縁に接触して前記液体噴射ヘッドに固定されている保持部を有している前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル列の方向を合わせて1つまたは複数列配置されている前記ヘッドユニットと、
前記ノズルプレートに対向する位置に、前記ノズル列の配列方向に記録媒体を搬送する搬送ユニットとを備えている
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置であって、
前記保持部が、さらに前記ノズル列の配列方向にある前記ノズルプレートのどちらか一方の外縁にも設けられている
ことを特徴とする記録装置。
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JP7483655B2 (ja) | 2021-04-26 | 2024-05-15 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 |
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2007
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101005 |