JP2009012345A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に実現可能な新たな第一液体増粘防止策が実行される液体吐出装置を提供する。
【解決手段】ノズルを備え、該ノズルから第一液体を吐出するためのヘッドと、第一液体非吐出時の第一液体増粘防止のために、前記ヘッドのノズル面に接触、又は、非接触状態で近接する、第二液体を含んだ多孔質体と、該多孔質体を前記ヘッドに当接することなく保持する保持体と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。特に、ノズルを備え該ノズルから第一液体を吐出するためのヘッド、を有する液体吐出装置に関する。
ノズルを備え、該ノズルから第一液体の一例としてのインクを吐出するためのヘッド、を有する液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタは、既によく知られている。このようなインクジェットプリンタにおいては、ヘッドが、搬送中の紙等の媒体に対してノズルからインクを吐出することによって、媒体にドットを形成し、画像を媒体に印刷する。
特開2005−53119号公報 特開2001−225484号公報
ところで、インク非吐出時に、インク内の水分はノズルのメニスカスから蒸発しやすく、蒸発によりインクの粘度は上昇してしまう(増粘)。インクが増粘すると、ノズルは目詰まりやすくなり、ノズルからインクを吐出させようとしても、インクが吐出されなかったり、適正な量のインクが吐出されなかったりするおそれがある。
そして、従来のインクジェットプリンタには、このようなインク非吐出時のインク増粘を防止するために、ヘッドのノズル面に接触してノズルを封止するためのキャップが設けられていた。すなわち、インク非吐出時には、キャップが、ノズル面に接触してキャップ内に密閉空間を形成することにより、前記メニスカスからの前記水分の蒸発を抑止し、このことにより、インクの増粘を防いでいた。
しかしながら、キャップによりインクの増粘を防止する上記方策には、以下の問題があった。すなわち、キャップの封止機能を適切に発揮させるためには(換言すれば、キャップ内に適切な密閉空間を形成するためには)、キャップがノズル面に隙間が生じないように確実に接触しなければならない。そのためには、キャップが精度良く作られている必要があり、このことがキャップの製造の困難性の要因となっていた。特に、前記ヘッドが、ノズル面の長手方向において非常に長く、かつ、ノズル面の短手方向において非常に短い(非常に薄い)ラインヘッドである場合には、当該困難性がさらに顕著となっていた。したがって、当該方策よりも簡易に実現できる新たなインク増粘防止策が要請されていた。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易に実現可能な新たな第一液体(例えば、インク)増粘防止策が実行される液体吐出装置を提供することにある。
主たる本発明は、ノズルを備え、該ノズルから第一液体を吐出するためのヘッドと、第一液体非吐出時の第一液体増粘防止のために、前記ヘッドのノズル面に接触、又は、非接触状態で近接する、第二液体を含んだ多孔質体と、該多孔質体を前記ヘッドに当接することなく保持する保持体と、を有することを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
ノズルを備え、該ノズルから第一液体を吐出するためのヘッドと、第一液体非吐出時の第一液体増粘防止のために、前記ヘッドのノズル面に接触、又は、非接触状態で近接する、第二液体を含んだ多孔質体と、該多孔質体を前記ヘッドに当接することなく保持する保持体と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
かかる場合には、簡易に実現可能な新たな第一液体増粘防止策が実行される液体吐出装置が提供される。
また、前記第二液体を含んだ多孔質体は、前記ノズル面に非接触状態で近接し、かつ、上下方向において該ノズル面と対向する対向面、を備える対向部と、該対向部と繋がっており、前記ヘッドの側面と接触する側面接触部と、を備えることとしてもよい。
かかる場合には、第一液体の増粘がより適切に防止される。
また、前記第二液体を含んだ多孔質体は、前記ノズル面に非接触状態で近接し、かつ、上下方向において該ノズル面と対向する対向面、を備え、前記ノズル面の短手方向において、前記対向面の一端は、前記ノズル面の一端よりも外側に位置し、かつ、前記対向面の他端は、前記ノズル面の他端よりも外側に位置することとしてもよい。
かかる場合には、前記第一液体増粘防止策がより一層簡易に実現される。また、第一液体の増粘がより適切に防止される。
また、前記多孔質体に前記第二液体を供給するための供給部を有することとしてもよい。
かかる場合には、多孔質体が第一液体の増粘を適切に防止することができなくなる事態を確実に回避することが可能となる。
また、前記多孔質体に含まれる前記第二液体の量を検出するためのセンサと、該センサの検出結果に基づいて、該第二液体の量を調整するための調整部と、を有することとしてもよい。
かかる場合には、多孔質体が第一液体の増粘を適切に防止することができなくなる事態をより一層確実に回避することが可能となる。
===プリンタ1の構成===
図1は、液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下、プリンタ1ともいう)の全体構成のブロック図である。なお、本実施の形態に係るプリンタ1は、ヘッドをキャリッジによって移動させるものではなく、紙幅分の長さのヘッド(ラインヘッド)を用いるラインプリンタと呼ばれるものである。以下、プリンタの基本的な構成について説明する。
プリンタ1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット40、検出器群50、及びコントローラ60を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙Sに画像を印刷する。プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。コントローラ60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の搬送方向に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、紙挿入口に挿入された紙Sをプリンタ内に給紙するための給紙ローラと、給紙ローラによって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するための搬送ローラと、印刷中の紙Sを支持するためのプラテン22(図3等参照)と、紙Sをプリンタの外部に排出するための排紙ローラとを有する。
ヘッドユニット40は、複数のノズル44を備えたヘッド42と、インク非吐出時にインクの増粘を防止するためのインク増粘防止装置48と、を有している。
ヘッド42は、搬送中の紙Sに対してノズル44から第一液体の一例としてのインクを吐出することによって、ヘッド42と対向する紙Sにドットを形成し、画像を紙Sに印刷する。前述したとおり、本実施の形態に係るヘッド42は、ラインヘッドであり、前記搬送方向と直交する方向(すなわち、紙幅方向)に長尺な、当該搬送方向に移動不可能な部材である。そして、当該ヘッド42は、紙幅分のドットを一度に形成することができる。
図2は、ヘッド42のノズル面46(すなわち、ヘッド42の下面)におけるノズル44の配置を示した説明図である。ノズル面46には、ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M及びイエローインクノズル列Yが形成されている。各ノズル列は、ノズル44を複数個備えており、各ノズル列の複数のノズルは、紙幅方向に沿って、一定のノズルピッチで並んでいる。
なお、詳細については後述するが、本実施の形態に係るヘッド42は、上下方向に移動可能となっている。すなわち、ヘッド42は、第一位置(図3参照)と当該第一位置よりも下方に位置する第二位置(図4参照)のうちのどちらかに位置することができるようになっており、双方の間を往復移動する。そして、インク増粘防止装置48によるインクの増粘防止作用が適切に発揮されるように、印刷が終了してプリンタ1が待機状態へ移行する際に、第一位置から第二位置へ(すなわち、下方向に)移動する。ヘッド42は、不図示のモータの回転力が当該ヘッド42に伝達されることにより移動し、モータの回転力のヘッド42への伝達は、ギア、カム等から構成される公知の伝達機構により実現される。なお、インク増粘防止装置48については、後に詳述する。
検出器群50には、各種のセンサ等が含まれており、後述するセンサの一例としての水位センサ52も検出器群50に含まれる。
コントローラ60は、プリンタの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、揮発性のメモリであるRAM、不揮発性のメモリであるEEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
===インク増粘防止装置48について===
発明が解決しようとする課題で説明したように、一般的に、インクジェットプリンタには、インク非吐出時のインク増粘を防止するための機能が備えられており、当該機能は、例えば、ヘッドのノズル面に接触してノズルを封止するためのキャップにより実現されている。そして、本実施の形態に係るプリンタ1にもインク非吐出時のインク増粘を防止するための機能が備えられているが、プリンタ1には前記キャップが備えられておらず、以下で詳述するインク増粘防止装置48によりインクの増粘が防止される。
以下、本実施の形態に係るインク増粘防止装置48の構成及び動作について説明する。なお、当該動作は、主として、プリンタ1内のコントローラ60により実現される。特に、本実施の形態においては、メモリ63に格納されたプログラムをCPU62が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図3乃至図5は、インク増粘防止装置48とその周辺の周辺部材(ヘッド42、プラテン22等)を示した模式図(概念図)である。図3は、プリンタ1が印刷状態にあるとき(インク吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。図4は、プリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。図5は、図4のA−A断面を表したA−A断面模式図である。
インク増粘防止装置48は、増粘防止部300と、供給部420と、排出部440と、バルブ460と、を備えている。
増粘防止部300は、インク増粘防止装置48の主要部分であり、第二液体の一例としての水を含んだ(が滲みこんだ)多孔質体410(本実施の形態においてはウレタンであるが、これに限定されるものではない)と、当該多孔質体410を保持するための保持部400と、を備えている。図3や図4に示すように、増粘防止部300は、前記搬送方向において、前述したプラテン22の間に設けられており、かつ、ヘッド42の位置に対応した位置に備えられている。すなわち、プラテン22には、前記搬送方向におけるヘッド42の位置、に対応した位置に、前記紙幅方向(換言すれば、ヘッド42のノズル面46の長手方向)に沿った溝22aが設けられており、当該溝22aに増粘防止部300が備えられている。そして、増粘防止部300は、溝22a内において、プラテン22の上面22bよりも下方に位置している(より具体的には、増粘防止部300の最上部が、前記上面22bよりも下方に位置している)。
多孔質体410は、インク非吐出時のインク増粘防止のためにヘッド42のノズル面46に非接触状態で近接する、水を含んだ(が滲みこんだ)部材である。つまり、水が滲みこんだ多孔質体410は、図4に示すように、ノズル面46に非接触状態で近接することにより、ノズル44のメニスカスからのインク内の水分の蒸発を抑止し、インクの増粘を防止する。この多孔質体410は、前記搬送方向と直交する方向(すなわち、紙幅方向)に長尺な(図5参照)部材であり、下側に位置する対向部412と上側に位置する側面接触部416とを有している(図3乃至図5においては、双方の各々を明確に示すためにそれらの境界に便宜上点線を施しているが、双方は一体的に形成されている)。
対向部412は、ノズル面46に非接触状態で近接し、かつ、上下方向において該ノズル面46と対向する対向面414、を備える部分である。つまり、主として、多孔質体410のうちの対向部412が、当該対向部412の対向面414がノズル面46に非接触状態で近接することにより、インクの増粘を防止する。この対向部412は、図4及び図5に示すように、前記紙幅方向に長尺な直方体形状をなしており、その下部412aと側部412bは、全面に亘って、保持部400と接触している。対向部412の上部412cには、前記対向面414が備えられており、また、上部412cのうちの対向面414以外の部分は、側面接触部416との境界部分412dとなっている。
側面接触部416は、対向部412と繋がっており、ヘッド42の側面47と接触する部分である。この側面接触部416は、後者の機能を発揮する(すなわち、ヘッド42の側面47と接触する)ために上側に位置する第一部分417と、前者の機能を発揮する(すなわち、対向部412と繋がる)ために下側に位置する第二部分418とを備えている(第一部分417及び第二部分418についても、図3乃至図5において、各々を明確に示すためにそれらの境界に便宜上点線を施しているが、双方は一体的に形成されている)。
第一部分417は、図4及び図5に示すように、前記紙幅方向に長尺な直方体形状をなしており、その外側部417bは、全面に亘って、保持部400と接触している。また、第一部分417には、その上部417cから下部417aへと貫通する穴部417d(図3参照)であって、前記ノズル面46と略同サイズの穴部417dが、前記搬送方向及び前記紙幅方向におけるノズル面46の位置、に対応した位置に設けられている。そして、図4及び図5に示すように、ヘッド42が穴部417dに嵌った状態で、第一部分417の内側面417eの少なくとも一部がヘッド42の側面47と接触する。
第二部分418も、図4及び図5に示すように、前記紙幅方向に長尺な直方体形状をなしており、その外側部418bは、全面に亘って、保持部400と接触している。また、第二部分418にも、その上部418cから下部418aへと貫通する穴部418d(図3参照)が設けられているが、この穴部418dの大きさは、第一部分417の穴部417dの大きさよりも大きくなっている。換言すると、第二部分418の内側面418eは、前記搬送方向及び前記紙幅方向において、第一部分417の内側面417eよりも外側に位置している(したがって、図4及び図5に示すように、第二部分418は、前記側面と接触しない)。そして、上部418cのうちの穴部418d以外の部分は、第一部分417との境界部分となっており、下部418aのうちの穴部418d以外の部分は、対向部412との境界部分となっている。
保持部400は、前述した多孔質体410を保持するための部材である。この保持部400は、前記紙幅方向に長尺な(図5参照)直方体形状をなしており、当該直方体の上面に相当する箇所が開口400aとなっている。そして、図4及び図5に示すように、当該保持部400の底面に前記多孔質体410の対向部412の下部412aが接触し、当該保持部400の内側面に当該対向部412の側部412bと多孔質体410の側面接触部416の外側部417b、418bとが接触した状態で、保持部400は、多孔質体410を保持している。
なお、ヘッド42と増粘防止部300(保持部400や多孔質体410)との上下方向における相対位置関係は、プリンタ1が前記印刷状態にあるときと前記待機状態にあるときとで異なっている。すなわち、図3に示すように、プリンタ1が印刷状態にあるときには、ヘッド42のノズル44から搬送中の紙Sにインクが適切に吐出されるように、ヘッド42は、プラテン22の上面22bよりも上方(前記第一位置)に位置しており、したがって、増粘防止部300はヘッド42から上下方向において離れた位置に位置している。そして、プリンタ1が印刷状態から待機状態へ移行する際に、ヘッド42が、下方向へ移動する。そして、図4に示すように、プリンタ1が待機状態にあるときには、増粘防止部300は、ヘッド42から上下方向において近づいた位置に位置し(ヘッド42は前記第二位置に位置している)、多孔質体410の対向部412の対向面414が、インク非吐出時のインク増粘防止のためにヘッド42のノズル面46に非接触状態で近接し(すなわち、インク非吐出時のインク増粘防止機能が十分発揮される程度に近接する)、かつ、多孔質体410の側面接触部416の内側面417eがヘッド42の側面47と接触することとなる。
なお、図4に示すように、ノズル面46の短手方向において、多孔質体410の対向面414の一端E1は、ノズル面46の一端E2よりも外側に位置し、かつ、対向面414の他端E3は、ノズル面46の他端E4よりも外側に位置する。また、図5に示すように、ノズル面46の長手方向において、対向面414の一端E5は、ノズル面46の一端E6よりも外側に位置し、かつ、対向面414の他端E7は、ノズル面46の他端E8よりも外側に位置する。つまり、多孔質体410の対向面414は、ノズル面46全体を覆うように該ノズル面46に近接しており、したがって、多孔質体410を保持する保持部400は、ヘッド42に当接していない。すなわち、保持部400は、インク非吐出時のインク増粘防止のためにノズル面46に非接触状態で近接する多孔質体410、をヘッド42に当接することなく保持していることとなる。
また、本実施の形態に係るプリンタ1には、多孔質体410に含まれる(滲みこんだ)水の量を一定の値に維持する機能が備えられている。すなわち、多孔質体410に含まれる水の量は、何の対策も講じなければ、プリンタ1の使用に伴って、水の蒸発等により変化し得る。そして、当該水の量が変化すると、多孔質体410が、ノズル面46に近接したとしても、インクの増粘を適切に防止することができなくなる恐れがある。そこで、このような不都合が起こらないように、本実施の形態に係るプリンタ1には、当該機能が備えられている。
図4に示すように、プリンタ1には、供給用タンク420aと供給流路420bを有し、増粘防止部300よりも上方に位置する供給部420と、排出用タンク440aと排出流路440bを有し、増粘防止部300よりも下方に位置する排出部440と、が設けられており、増粘防止部300は、供給部420及び排出部440の各々と連結されている。そして、重力の作用により、供給部420から(より具体的には、供給用タンク420aから供給流路420bを介して)増粘防止部300の多孔質体410へ水が供給され、増粘防止部300の多孔質体410から排出部440へ(より具体的には、排出流路440bを介して排出用タンク440aへ)水が排出されるようになっている。また、供給流路420bと排出流路440bには、それぞれ、バルブ460として、供給側バルブ460aと排出側バルブ460bとが設けられている。
さらに、前記保持部400には、図3及び図4に示すように、管402が設けられてあり、この管402には、多孔質体410から滲み出した水が流入するようになっている。そして、多孔質体410に含まれる水の量が多ければ、管402内の水の量も多くなって管402内の水の水位が上がり、多孔質体410に含まれる水の量が少なければ、管402内の水の量が少なくなって管402内の水の水位が下がるようになっている。すなわち、当該管402は、多孔質体410に含まれる水の量を示すメーター、の役割を果たしている。
また、プリンタ1には、管402内の水の水位を検出するための水位センサ52(図1)が備えられている。そして、当該水位センサ52は、管402内の水の水位を検出することにより、多孔質体410に含まれる水の量を間接的に検出する。つまり、水位センサ52は、多孔質体410に含まれる水の量を検出するための水量センサとしての機能を発揮する(なお、水位センサ52には、多孔質体410に含まれる水の絶対量を検出する機能は備えられておらず、当該水の量の大小を検出するのみである)。そして、水量センサ(水位センサ52)の検出結果に基づいて、多孔質体410に含まれる水の量が予め設定された目標値となるように、当該水の量が調整される。
より具体的に説明すると、水位センサ52が管402内の水の水位を検出すると、検出値が前記コントローラ60に送られる。そして、コントローラ60は、当該検出値を前記目標値に対応した水の水位(以下、目標水位とする)と比較し、検出値が目標水位よりも小さければ、供給側バルブ460aが開状態となるように供給側バルブ460aを制御する。そして、供給側バルブ460aが開放すると、供給用タンク420aから多孔質体410へ水が供給されて管402内の水の水位が上昇し、該水位が目標水位に近づくこととなる。
逆に、コントローラ60は、前記検出値を前記目標水位と比較し、検出値が目標水位よりも大きければ、排出側バルブ460bが開状態となるように排出側バルブ460bを制御する。そして、排出側バルブ460bが開放すると、多孔質体410から排出用タンク440aへ水が排出されて管402内の水の水位が下降し、該水位が目標水位に近づくこととなる。
そして、水位が、目標水位±δ(許容値)の範囲内に入ったら、コントローラ60は、当該水位が目標水位となったと見做し(すなわち、多孔質体410に含まれる水の量が予め設定された目標値となったと見做し)、開いていたバルブ460が閉状態となるようにバルブ460を制御する。かかる制御により、当該バルブ460は閉止される。
このように、前述したコントローラ60とバルブ460(供給側バルブ460a及び排出側バルブ460b)は、多孔質体410に含まれる水の量を調整するための調整部として機能する。そして、当該調整部は、水位センサ52の検出結果に基づいて多孔質体410に含まれる水の量を上述のように調整し、このことにより、多孔質体410に含まれる水の量が、一定の値に維持されることとなる。なお、本実施の形態に係るプリンタ1においては、かかる調整が定期的に行われるが、これに限定されるものではなく、例えば、当該調整が常時行われることとしてもよい。
===本実施の形態に係るプリンタ1の有効性について===
発明が解決しようとする課題の項で説明したように、従来のインクジェットプリンタには、インク非吐出時のインク増粘を防止するために、ヘッドのノズル面に接触してノズルを封止するためのキャップが設けられていた。すなわち、インク非吐出時には、キャップが、ノズル面に接触してキャップ内に密閉空間を形成することにより、前記メニスカスからのインク内の水分の蒸発を抑止し、このことにより、インクの増粘を防いでいた。
しかしながら、キャップによりインクの増粘を防止する上記方策には、以下の問題があった。すなわち、キャップの封止機能を適切に発揮させるためには(換言すれば、キャップ内に適切な密閉空間を形成するためには)、キャップがノズル面に隙間が生じないように確実に接触しなければならず、そのためには、キャップが精度良く作られている必要があった。そして、このことがキャップの製造の困難性の要因となっていた。特に、ヘッドが、ノズル面の長手方向において非常に長く、かつ、ノズル面の短手方向において非常に短い(非常に薄い)ラインヘッドである場合には、当該困難性がさらに顕著となっていた。したがって、当該方策よりも簡易に実現できる新たなインク増粘防止策が要請されていた。
これに対し、本実施の形態に係るプリンタ1はかかる要請に応えるものとなっている。すなわち、プリンタ1は、インク非吐出時のインク増粘防止のためにヘッド42のノズル面46に非接触状態で近接する、水を含んだ多孔質体410と、当該多孔質体410をヘッド42に当接することなく保持する保持部400と、を備えている。そして、保持部400により保持された多孔質体410に適切に滲みこんだ水(該多孔質体410の孔の作用により水が多孔質体410に適切に滲みこむ)が蒸発することにより、保持部400がヘッド42に当接しなくても(つまり、保持部400がノズル44を封止して前記密閉空間を形成しなくても)、ノズル44のメニスカスからのインク内の水分の蒸発が抑えられ、インクの増粘が適切に防止されることとなる。また、保持部400をヘッド42に当接させる必要がないため、保持部400をキャップのように精度良く作らなくてもよく、したがって、前述した製造の困難性も生じない。このように、本実施の形態に係るプリンタ1によれば、簡易に実現可能なインク増粘防止策が実行されることとなる。
また、本実施の形態に係るプリンタ1に備えられたヘッド42は、ラインヘッドであるため、ノズル面46の長手方向において非常に長い。そのため、キャップを該ヘッド42に当該長手方向一端から他端に亘って隙間なく確実に接触させるためには、キャップが極めて高精度に作られる必要がある。これに対し、本実施の形態に係るプリンタ1においては、保持部400がヘッド42に当接しないため、かかる事項を気にする必要がない。
また、本実施の形態に係るプリンタ1に備えられたヘッド42は、ラインヘッドであるため、ノズル面の短手方向において非常に短い(非常に薄い)。そのため、キャップを該ヘッド42に接触させるためには、キャップの大きさを小さくする必要があり、その製造が困難になる。これに対し、本実施の形態に係るプリンタ1においては、前述したとおり、ノズル面46の短手方向において、多孔質体410の対向面414の一端E1が、ノズル面46の一端E2よりも外側に位置し、かつ、対向面414の他端E3が、ノズル面46の他端E4よりも外側に位置しており、このことからも理解されるように、保持部400の大きさをヘッド42の薄さに応じて小さくする必要はない。さらに、保持部400の大きさを上記のように大きくすれば、対向面414の面積がより広くなるから、対向面414から蒸発する水が前記メニスカスからの前記水分の蒸発を抑える効果がより有効に発揮され、したがって、インクの増粘がより適切に防止されることとなる。なお、本実施の形態においては、前記短手方向だけでなく、ノズル面46の長手方向においても、対向面414の一端E5が、ノズル面46の一端E6よりも外側に位置し、かつ、対向面414の他端E7が、ノズル面46の他端E8よりも外側に位置している。そのため、インクの増粘がより一層適切に防止されることとなる。
また、本実施の形態に係るプリンタ1においては、ノズル面46に非接触状態で近接する対向面414、を備える対向部412、と繋がっており、ヘッド42の側面47と接触する側面接触部416、が多孔質体410に備えられているため、以下の理由により、インクの増粘がより適切に防止される。すなわち、図4に示すように、当該側面接触部416が存在するため、プリンタ1には、ヘッド42と多孔質体410とにより囲まれた空間SSが形成されている。そして、かかる場合には、当該空間SSに、多孔質体410から蒸発した水蒸気が滞留しやすくなり、したがって、前記ノズル44のメニスカスからの前記水分の蒸発を抑える効果がより有効に発揮され、インクの増粘がより適切に防止されることとなる。なお、側面接触部416は、ヘッド42の側面47に確実に接触している必要はなく、側面接触部416の内側面417eとヘッド42の側面47との間に隙間があってもよい。つまり、側面接触部416の内側面417eの少なくとも一部が当該側面47と接触していればよく、当該空間SSは必ずしも密閉空間である必要はない。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る液体吐出装置を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記実施の形態においては、液体吐出装置の一例としてインクジェットプリンタについて説明したが、これに限定されるものではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出する液状体吐出装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の吐出装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、ヘッドとして、ラインヘッドを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、キャリッジに設けられ、当該キャリッジの移動に伴って前記紙幅方向に移動するシリアルヘッドであってもよい。
また、上記実施の形態においては、第二液体として、水を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第二液体は、油等他の液体であることとしてもよい。
また、上記実施の形態に係るプリンタ1は、対向部412と繋がっておりヘッド42の側面47と接触する側面接触部416、が多孔質体410に備えられているプリンタであったが、これに限定されるものではなく、以下で説明するプリンタ1(第二実施形態に係るプリンタ1と呼ぶ)であってもよい。
図6及び図7は、第二実施形態に係るプリンタ1についての模式図である。図6は、図4に対応する図であり、第二実施形態に係るプリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図であり、図7は、図5に対応する図であり、図6のA−A断面を表したA−A断面模式図である。これらの図から明らかなように、第二実施形態に係るプリンタ1においては、多孔質体410に対向部412及び側面接触部のうちの対向部412のみが備えられており、対向部412の上部412cが、全て、ノズル面46に非接触状態で近接する対向面414となっている。多孔質体410に側面接触部が備えられていないこのようなプリンタ1であっても、インク非吐出時のインク増粘防止のためにヘッド42のノズル面46に非接触状態で近接する、水を含んだ多孔質体410と、当該多孔質体410をヘッド42に当接することなく保持する保持部400と、が備えられているため、前述した効果、すなわち、簡易に実現可能なインク増粘防止策が実行される効果、が奏されることとなる。
また、上記実施の形態に係るプリンタ1は、水を含んだ多孔質体410がインク非吐出時のインク増粘防止のためにヘッド42のノズル面46に非接触状態で近接するプリンタであったが、これに限定されるものではなく、以下で説明するプリンタ1(第三実施形態に係るプリンタ1と呼ぶ)であってもよい。
図8及び図9は、第三実施形態に係るプリンタ1についての模式図である。図8は、図4に対応する図であり、第三実施形態に係るプリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図であり、図9は、図5に対応する図であり、図8のA−A断面を表したA−A断面模式図である。これらの図から明らかなように、第三実施形態に係るプリンタ1においては、水を含んだ多孔質体410がノズル面46に非接触状態で近接するのではなく、当該多孔質体410がインク非吐出時のインク増粘防止のためにノズル面46に接触する。そして、多孔質体410に含まれる水にノズル面46が浸されることにより、当該水がノズル44のメニスカスからのインク内の水分の蒸発を抑止し、インクの増粘を防止する。水を含んだ多孔質体410がノズル面46に接触するこのようなプリンタ1であっても、当該多孔質体410をヘッド42に当接することなく保持する保持部400が備えられているため、前述した効果、すなわち、簡易に実現可能なインク増粘防止策が実行される効果、が奏されることとなる。
また、上記実施の形態に係るプリンタ1は、多孔質体410に水を供給するための供給部420を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ1に、このような供給部420が設けられていないこととしてもよい。
前述したとおり、多孔質体410に含まれる水の量は、プリンタ1の使用に伴って、蒸発し減少し得る。そして、プリンタ1に供給部420が設けられておらず、多孔質体410に水が供給されない場合には、多孔質体410が、ノズル面46に接触又は近接したとしても、インクの増粘を適切に防止することができなくなる恐れがある。
これに対し、プリンタ1に供給部420を設けて、当該供給部420から多孔質体410に水を供給するようにすれば、多孔質体410がインクの増粘を適切に防止することができなくなる事態を確実に回避することが可能となる。したがって、この点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態に係るプリンタ1は、多孔質体410に含まれる水の量を検出するためのセンサとしての水位センサ52と、該水位センサ52の検出結果に基づいて、該水の量を調整するための調整部(コントローラ60及びバルブ460)と、を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ1に、水位センサ52や調整部が設けられておらず、供給部420から多孔質体410に水を定期的に供給するようにしてもよい。
ただし、多孔質体410がインクの増粘を適切に防止することができなくなる事態をより一層確実に回避することが可能となる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態においては、プリンタ1が印刷状態から待機状態へ移行する際、ヘッド42が下方向へ移動することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、増粘防止部300(保持部400及び多孔質体410)が上方向へ移動することとしてもよい。
ただし、増粘防止部300から水が飛散してしまう不都合が生じない点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
プリンタ1の全体構成のブロック図である。 ヘッド42のノズル面46におけるノズル44の配置を示した説明図である。 プリンタ1が印刷状態にあるとき(インク吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。 プリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。 図4のA−A断面を表したA−A断面模式図である。 第二実施形態に係るプリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。 図6のA−A断面を表したA−A断面模式図である。 第三実施形態に係るプリンタ1が待機状態にあるとき(インク非吐出時)のインク増粘防止装置48及び周辺部材の様子を示した模式図である。 図8のA−A断面を表したA−A断面模式図である。
符号の説明
1 プリンタ、
20 搬送ユニット、22 プラテン、22a 溝、22b 上面、
40 ヘッドユニット、42 ヘッド、44 ノズル、46 ノズル面、
47 側面、48 インク増粘防止装置、50 検出器群、52 水位センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、63 メモリ、
64 ユニット制御回路、110 コンピュータ、300 増粘防止部、
400 保持部、400a 開口、402 管、410 多孔質体、
412 対向部、412a 下部、412b 側部、412c 上部、
412d 境界部分、414 対向面、416 側面接触部、
417 第一部分、417a 下部、417b 外側部、417c 上部、
417d 穴部、417e 内側面、418 第二部分、418a 下部、
418b 外側部、418c 上部、418d 穴部、418e 内側面、
420 供給部、420a 供給用タンク、420b 供給流路、
440 排出部、440a 排出用タンク、440b 排出流路、
460 バルブ、460a 供給側バルブ、460b 排出側バルブ

Claims (5)

  1. ノズルを備え、該ノズルから第一液体を吐出するためのヘッドと、
    第一液体非吐出時の第一液体増粘防止のために、前記ヘッドのノズル面に接触、又は、非接触状態で近接する、第二液体を含んだ多孔質体と、
    該多孔質体を前記ヘッドに当接することなく保持する保持体と、
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記第二液体を含んだ多孔質体は、
    前記ノズル面に非接触状態で近接し、かつ、上下方向において該ノズル面と対向する対向面、
    を備える対向部と、
    該対向部と繋がっており、前記ヘッドの側面と接触する側面接触部と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置において、
    前記第二液体を含んだ多孔質体は、
    前記ノズル面に非接触状態で近接し、かつ、上下方向において該ノズル面と対向する対向面、
    を備え、
    前記ノズル面の短手方向において、前記対向面の一端は、前記ノズル面の一端よりも外側に位置し、かつ、前記対向面の他端は、前記ノズル面の他端よりも外側に位置することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液体吐出装置において、
    前記多孔質体に前記第二液体を供給するための供給部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置において、
    前記多孔質体に含まれる前記第二液体の量を検出するためのセンサと、
    該センサの検出結果に基づいて、該第二液体の量を調整するための調整部と、
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
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