JP2009009860A - インモールド成形用導電性フィルム及び透明導電層付きプラスチック成形品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体1と、前記支持体1上の前記支持体1とは剥離可能な透明導電層3と、前記透明導電層3上の放射線硬化性材料の硬化物層4と、前記硬化物層4上の熱溶融性樹脂層5とを少なくとも有し、前記透明導電層3は、導電性微粒子と該導電性微粒子相互間に含浸した前記放射線硬化性材料の硬化物とを含む、インモールド成形用導電性フィルム10。
【選択図】 図1
Description
(1) 支持体と、前記支持体上の前記支持体とは剥離可能な透明導電層と、前記透明導電層上の放射線硬化性材料の硬化物層と、前記硬化物層上の熱溶融性樹脂層とを少なくとも有し、
前記透明導電層は、導電性微粒子と該導電性微粒子相互間に含浸した前記放射線硬化性材料の硬化物とを含む、インモールド成形用導電性フィルム。
支持体上に導電性微粒子の分散液を塗布、乾燥し、導電性微粒子の含有層を形成し、
前記導電性微粒子の含有層を圧縮し、導電性微粒子相互間に空隙が存在する導電性微粒子の圧縮層を形成し、
前記導電性微粒子の圧縮層の上に、放射線硬化性材料を塗布、乾燥して、放射線硬化性材料を導電性微粒子相互間に含浸させると共に、放射線硬化性材料の層を形成し、
放射線照射を行って、導電性微粒子相互間に含浸している放射線硬化性材料、及び層を形成している放射線硬化性材料を硬化させ、
得られた放射線硬化性材料の硬化物層の上に、熱溶融性樹脂を塗布、乾燥して、熱溶融性樹脂の層を形成する、
ことにより得られたものである、上記(1) 〜(5) のうちのいずれかに記載の導電性フィルム。
支持体と、前記支持体上の前記支持体とは剥離可能な透明導電層と、前記透明導電層上の放射線硬化性材料の硬化物層と、前記硬化物層上の熱溶融性樹脂層とを少なくとも有し、前記透明導電層は、導電性微粒子と該導電性微粒子相互間に含浸した前記放射線硬化性材料の硬化物とを含むインモールド成形用導電性フィルムを準備し、
前記導電性フィルムを、前記支持体面が射出成形用金型内の一方の型面を向くようにセットし、前記フィルムの熱溶融性樹脂層面と他方の型面との間にキャビティーが形成されるように型締めし、その後、
前記キャビティー内に溶融樹脂を射出して、冷却し、プラスチック成形品本体を成形すると共に、成形品本体の表面に前記透明導電層を積層一体化する、
ことを含む、透明導電層付きプラスチック成形品の製造方法。
導電性微粒子分散液の塗布は、特に限定されることなく、公知の方法により行うことができる。例えば、リバースロール法、ダイレクトロール法、ブレード法、ナイフ法、エクストルージョンノズル法、カーテン法、グラビアロール法、バーコート法、ディップ法、キスコート法、スクイズ法などの塗布法によって行うことができる。
(転写用導電性フィルム)
まず、図1に示す転写用導電性フィルムを作製した。
次に、転写用導電性フィルム(10)を用いて、図2に示した操作でインモールド成形を行い、厚み2.0mmの透明導電層付き基板を作製した。
三菱化学社製のロレスタGPを使用して、JIS K7194に準じて、得られた透明導電層の表面電気抵抗値を測定したところ、450Ω/□であった。
放射線硬化性材料として、上記アクリル樹脂溶液の代わりに、反応性二重結合を有するシクロオレフィン樹脂溶液(モノマー成分:新中村化学工業(株)製トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、溶媒:MEK、反応開始剤:イルガキュア184(シクロオレフィンモノマー成分に対して3重量%)、溶液の固形分濃度:20重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして転写用導電性フィルム(10)を作製した。
放射線硬化性材料として、上記アクリル樹脂溶液の代わりに、反応性二重結合を有するウレタンアクリレート樹脂溶液(モノマー成分:新中村化学工業(株)製UA512、溶媒:MEK、反応開始剤:イルガキュア184(ウレタンアクリレートモノマー成分に対して3重量%)、溶液の固形分濃度:20重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして転写用導電性フィルム(10)を作製した。
この比較例においては、放射線硬化性材料の硬化物層(4) のない転写用導電性フィルムを次のように作製した。
125μm厚のPETフィルム支持体上に、厚み30nmのITO薄膜をスパッタリング法により形成し、導電性フィルムとした。
(1) :支持体
(2) :剥離層
(3) :透明導電層
(4) :放射線硬化性材料の硬化物層
(5) :熱溶融性樹脂層
(31):固定型
(32):可動型
(33):射出ゲート
(34):キャビティー
(20):成形品
(21):成形品本体
Claims (8)
- 支持体と、前記支持体上の前記支持体とは剥離可能な透明導電層と、前記透明導電層上の放射線硬化性材料の硬化物層と、前記硬化物層上の熱溶融性樹脂層とを少なくとも有し、
前記透明導電層は、導電性微粒子と該導電性微粒子相互間に含浸した前記放射線硬化性材料の硬化物とを含む、インモールド成形用導電性フィルム。 - 前記導電性微粒子は、酸化インジウム、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、ガリウムドープ酸化インジウム、亜鉛ドープ酸化インジウム、酸化錫、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、酸化亜鉛、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、フッ素ドープ酸化亜鉛、インジウムドープ酸化亜鉛、硼素ドープ酸化亜鉛、及び酸化カドミウムからなる群から選ばれる、請求項1に記載の導電性フィルム。
- 前記透明導電層は、0.05〜5μmの厚みを有する、請求項1又は2に記載の導電性フィルム。
- 前記放射線硬化性材料の硬化物層は、0.1〜10μmの厚みを有する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の導電性フィルム。
- 前記熱溶融性樹脂の層は、0.1〜50μmの厚みを有する、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の導電性フィルム。
- 前記インモールド成形用導電性フィルムは、
支持体上に導電性微粒子の分散液を塗布、乾燥し、導電性微粒子の含有層を形成し、
前記導電性微粒子の含有層を圧縮し、導電性微粒子相互間に空隙が存在する導電性微粒子の圧縮層を形成し、
前記導電性微粒子の圧縮層の上に、放射線硬化性材料を塗布、乾燥して、放射線硬化性材料を導電性微粒子相互間に含浸させると共に、放射線硬化性材料の層を形成し、
放射線照射を行って、導電性微粒子相互間に含浸している放射線硬化性材料、及び層を形成している放射線硬化性材料を硬化させ、
得られた放射線硬化性材料の硬化物層の上に、熱溶融性樹脂を塗布、乾燥して、熱溶融性樹脂の層を形成する、
ことにより得られたものである、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の導電性フィルム。 - プラスチック成形品本体と、前記成形品本体の表面に付与された透明導電層とを含む透明導電層付きプラスチック成形品をインモールド成形により製造する方法であって、
支持体と、前記支持体上の前記支持体とは剥離可能な透明導電層と、前記透明導電層上の放射線硬化性材料の硬化物層と、前記硬化物層上の熱溶融性樹脂層とを少なくとも有し、前記透明導電層は、導電性微粒子と該導電性微粒子相互間に含浸した前記放射線硬化性材料の硬化物とを含むインモールド成形用導電性フィルムを準備し、
前記導電性フィルムを、前記支持体面が射出成形用金型内の一方の型面を向くようにセットし、前記フィルムの熱溶融性樹脂層面と他方の型面との間にキャビティーが形成されるように型締めし、その後、
前記キャビティー内に溶融樹脂を射出して、冷却し、プラスチック成形品本体を成形すると共に、成形品本体の表面に前記透明導電層を積層一体化する、
ことを含む、透明導電層付きプラスチック成形品の製造方法。 - 前記透明導電層付きプラスチック成形品は、前記成形品本体の湾曲した表面に透明導電層が付与されたものである、請求項7に記載のプラスチック成形品の製造方法。
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