JP2009008525A - 表示方法および試料分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粒子分布図以外の情報を表示するための表示面積を少なくすることなく、測定された試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを比較可能に表示することができる表示方法および試料分析装置を提供する。
【解決手段】試料分析装置は、粒子を含む試料を分析可能であって、表示部と、試料を測定する測定手段と、測定手段の測定により得られた測定データに基づき、試料に含まれる粒子の分布を示す粒子分布図を作成する分布図作成手段と、参照用の粒子分布図を格納可能な記憶部と、測定された試料の粒子分布図を表示部の所定の分布図表示位置に表示させ、参照用分布図の表示指示に応じて、参照用の粒子分布図を記憶部から読み出し、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と比較可能に参照用の粒子分布図を表示させる表示制御手段と、を備える。
【選択図】図23

Description

本発明は、血球や尿中細胞等の粒子を含む試料を分析可能な試料分析装置における粒子分布図の表示方法および試料分析装置に関する。
従来から粒子を含む試料を分析する分析装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の検体分析装置においては、血液試料中の赤血球や白血球等の各粒子の特徴を表すパラメータが電気的または光学的に検出され、検出されたパラメータを用いて1次元度数分布図(ヒストグラム)や2次元スキャッタグラムが作成される。
上記特許文献1に記載の検体分析装置は表示部を備え、この表示部には、特許文献1の図9に示すように、血液試料の測定データを分析して得られた分析結果を表示するための分析結果表示画面が表示される。この分析結果表示画面には、測定された血液試料に含まれる赤血球等の各粒子数や、上記のようにして作成された粒子分布図(ヒストグラムやスキャッタグラム)が示されている。このような分析結果表示画面が表示されることにより、ユーザは、測定された血液試料に含まれる赤血球等の各粒子数を知ることができるとともに、粒子分布図における粒子の分布状態を視認することができる。
特開2006−17637号公報
ところで、粒子分布図における粒子の分布状態を見て、ユーザがその分布状態が異常であるか正常であるか等の評価を行うことは容易ではないため、分布状態の評価を行うための指標となる参照用の粒子分布図を表示部に表示したいというニーズがある。
しかしながら、このようなニーズに応えるために、例えば、正常な分布状態を示す粒子分布図を参照用の粒子分布図として、測定された試料の粒子分布図に並べて表示すると、特許文献1の図9に示すような分析結果表示画面における表示面積は限られているため、粒子分布図以外の情報を表示するための表示面積が少なくなるという問題がある。また、粒子分布図以外の情報を表示するための表示面積を確保するために、並べられた各々の粒子分布図の表示を小さくすれば、粒子分布図における粒子の分布状態を視認することが困難になる。
そこで、本発明は、粒子分布図以外の情報を表示するための表示面積を少なくすることなく、測定された試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを比較可能に表示することができる表示方法および試料分析装置を提供する。
本発明の第1の局面による表示方法は、粒子を含む試料を分析可能な試料分析装置における粒子分布図の表示方法であって、粒子を含む試料を測定することにより、試料に含まれる粒子の分布を示す粒子分布図を作成し、所定の分布図表示位置に前記粒子分布図を表示する第1表示ステップと、参照用分布図の表示指示に応じて、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と比較可能に参照用の粒子分布図を表示する第2表示ステップと、を備える。
本発明の第2の局面による試料分析装置は、粒子を含む試料を分析可能な試料分析装置であって、表示部と、試料を測定する測定手段と、測定手段の測定により得られた測定データに基づき、試料に含まれる粒子の分布を示す粒子分布図を作成する分布図作成手段と、参照用の粒子分布図を格納可能な記憶部と、測定された試料の粒子分布図を表示部の所定の分布図表示位置に表示させ、参照用分布図の表示指示に応じて、参照用の粒子分布図を記憶部から読み出し、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と比較可能に参照用の粒子分布図を表示させる表示制御手段と、を備える。
本発明によれば、粒子分布図以外の情報を表示するための表示面積を少なくすることなく、測定された試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを比較可能に表示することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
[全体構成]
本実施形態に係る血液分析装置1は、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ等のヒト以外の動物の血液を分析する分析装置である。図1に示すように、血液分析装置1は、測定ユニット2と、データ処理ユニット3とによって主として構成されており、測定ユニット2によって血液中に含まれる成分について所定の測定を行い、この測定データをデータ処理ユニット3で受信してデータ処理を行うようになっている。測定ユニット2とデータ処理ユニット3とは、互いにデータ通信が可能であるように、データ伝送ケーブル3aによって接続されている。
[測定ユニット]
図2に示すように、測定ユニット2の正面の右下部分には、血液を収容した採血管20をセット可能な採血管セット部2aが設けられている。この採血管セット部2aは、その近傍に設けられたボタンスイッチ2bをユーザが押すことにより前方へ開いて迫り出すようになっており、この状態でユーザが採血管20をセットすることが可能となっている。採血管20をセットされた後には、ユーザが再度前記ボタンスイッチ2bを押すことによって採血管セット部2aが後方へ移動して閉止する。
図3および図4に示すように、採血管20がセットされた採血管セット部2aは、前述したように測定ユニット2の内部に収容され、採血管20が所定の吸引位置に位置決めされる。測定ユニット2の内部には、血液を吸引するピペット21、血液と試薬とを混合調製するためのチャンバ22,23等を有する試料調製部4が設けられている。ピペット21は、上下方向に延びた管状に形成されており、その先端は鋭く尖っている。また、ピペット21は、図示しないシリンジポンプに連結されており、このシリンジポンプの動作によって液体を所定量だけ吸引し、また吐出することが可能であるとともに、移動機構に接続されており、上下方向及び前後方向にそれぞれ移動可能となっている。採血管20はゴム製のキャップ20aによって密閉されており、ピペット21の鋭利な先端によって前記吸引位置にセットされた採血管20のキャップ20aを穿刺し、この採血管20に収容された血液をピペット21によって所定量吸引することが可能である。また、図4に示すように、採血管セット部2aの後方にはチャンバ22,23が設けられており、このように血液を吸引した状態のピペット21を前記移動機構によりチャンバ22,23の上方に移動させて、チャンバ22,23の中に血液が吐出されることにより、チャンバ22,23に血液が供給されるようになっている。
図5に示すように、測定ユニット2は、試料調製部4と、WBC検出部5と、RBC/PLT検出部6と、HGB検出部7と、制御部8と、通信部9とを備えている。制御部8は、CPU、ROM、RAM等から構成されており、測定ユニット2の各種構成要素の動作制御を行うようになっている。通信部9は、RS−232Cインタフェースであり、データ処理ユニット3との間でデータの送受信を行うことが可能である。
[試料調製部]
図6、図7に示すように、試料調製部4は、チャンバ、複数の電磁弁、ダイヤフラムポンプ等を備えた流体ユニットである。図6に示すチャンバ22は、赤血球、血小板の測定、及びヘモグロビンの測定に供される測定試料の調製に使用される。チャンバ22は、図7で示される希釈液を収容する試薬容器EPKとチューブ等の流体通流路P6を介して接続されている。チャンバ23は、白血球の測定に供される測定試料の調製に使用される。チャンバ23は、溶血剤を収容する試薬容器FFDと、染色液を収容する試薬容器FFSとにチューブ等の流体通流路P1,P2を介して接続されている。チャンバ22は、チューブ及び電磁弁SV2を含む流体通流路P7を介してRBC/PLT検出部6に接続されている。チャンバ23は、チューブ及び電磁弁SV4を含む流体通流路P3を介してWBC検出部5に接続されている。また、試料調製部4にはシース液チャンバ24が設けられており、このシース液チャンバ24がWBC検出部5に流体通流路P4を介して接続されている。
[WBC検出部]
WBC検出部5は、光学式のフローサイトメータであり、白血球を半導体レーザによるフローサイトメトリー法により測定することが可能である。かかるWBC検出部5は、測定試料の液流を形成するフローセル51を備えている。図8に示すように、フローセル51は、透光性を有する石英、ガラス、合成樹脂等の材料によって管状に構成されており、その内部が測定試料及びシース液が通流する流路となっている。かかるフローセル51には、内部空間が他の部分よりも細く絞り込まれたオリフィス51aが設けられている。フローセル51の当該オリフィス51aの入口付近は二重管構造となっており、その内側管部分は試料ノズル51bとなっている。この試料ノズル51bは、試料調製部4の流体通流路P3に接続されており、この試料ノズル51bから測定試料が吐出される。また、試料ノズル51bの外側の空間はシース液が通流する流路51cであり、この流路51cは前述した流体通流路P4に接続されている。シース液チャンバ24から供給されたシース液は、流体通流路P4を介して流路51cを通流し、オリフィス51aへ導入される。このようにフローセル51に供給されたシース液は、試料ノズル51bから吐出された測定試料を取り囲むように流れることとなる。そして、オリフィス51aによって測定試料の流れが細く絞り込まれ、測定試料に含まれる白血球、赤血球等の粒子がシース液に取り囲まれて一つずつオリフィス51aを通過する。
図9に示すように、WBC検出部5には、半導体レーザ光源52が、フローセル51のオリフィス51aへ向けてレーザ光を出射するように配置されている。半導体レーザ光源52とフローセル51との間には、複数のレンズからなる照射レンズ系53が配されている。この照射レンズ系53によって、半導体レーザ光源から出射された平行ビームがビームスポットに集束されるようになっている。また、半導体レーザ光源52から直線的に延びた光軸上には、フローセル51を挟んで照射レンズ系53に対向するように、ビームストッパ54aが設けられており、半導体レーザ光源52からの直接光はビームストッパ54aによって遮光される。また、ビームストッパ54aの更に光軸下流側には、フォトダイオード54が配されている。
フローセル51に測定試料が流れると、レーザ光により散乱光及び蛍光の光信号が発生する。このうち前方の信号光が前記フォトダイオード54へ向けて照射される。半導体レーザ光源52から直線的に延びた光軸に沿って進行する光のうち、半導体レーザ光源52の直接光はビームストッパ54aによって遮断され、フォトダイオード54には概ね前記光軸方向に沿って進行する散乱光(以下、前方散乱光という)のみが入射する。フローセル51から発せられた前方散乱光は、フォトダイオード54で光電変換され、これによって生じた電気信号(以下、前方散乱光信号という)がアンプ54bによって増幅され、制御部8に出力される。かかる前方散乱光信号は、血球の大きさを反映しており、制御部8がこの前方散乱光信号を信号処理することによって、血球の大きさ等を得るようになっている。
また、フローセル51の側方であって、半導体レーザ光源52からフォトダイオード54へ直線的に延びる光軸に対して直行する方向には、側方集光レンズ55が配されており、フローセル51内を通過する血球に半導体レーザを照射したときに発生する側方光(前記光軸に対して交差する方向へ出射される光)がこの側方集光レンズ55で集められるようになっている。側方集光レンズ55の下流側にはダイクロイックミラー56が設けられており、側方集光レンズ55から送られた信号光は、ダイクロイックミラー56で散乱光成分と蛍光成分とに分けられる。ダイクロイックミラー56の側方(側方集光レンズ55とダイクロイックミラー56とを結ぶ光軸方向に交差する方向)には、側方散乱光受光用のフォトダイオード57が設けられており、ダイクロイックミラー56の前記光軸下流側には、光学フィルタ58a及びアバランシェフォトダイオード58が設けられている。そして、ダイクロイックミラー56で分けられた側方散乱光成分は、フォトダイオード57で光電変換され、これによって生じた電気信号(以下、側方散乱光信号という)がアンプ57aによって増幅され、制御部8に出力される。この側方散乱光信号は、血球の内部情報(核の大きさ等)を反映しており、制御部8がこの側方散乱光信号を信号処理することによって、血球の核の大きさ等を得るようになっている。また、ダイクロイックミラー56から発せられた側方蛍光成分は光学フィルタ58aによって波長選択された後、アバランシェフォトダイオード58で光電変換され、これによって生じた電気信号(側方蛍光信号)がアンプ58bによって増幅され、制御部8に出力される。この側方蛍光信号は、血球の染色度合いに関する情報を反映しており、この側方蛍光信号を信号処理することによって、血球の染色性等を得るようになっている。
[RBC/PLT検出部]
RBC/PLT検出部6は、赤血球数及び血小板数を、シースフローDC検出法により測定することが可能である。このRBC検出部6は、フローセルを有しており、このフローセルに上述したチャンバ22から測定試料が供給されるようになっている。赤血球及び血小板の測定を行う場合には、チャンバ22では血液に希釈液を混合した測定試料が調製される。かかる測定試料がシース液とともに試料調製部4からフローセルに供給され、フローセル中ではシース液によって測定試料が取り囲まれた液流が形成される。また、フローセル中の流路の途中には電極を有するアパーチャが設けられており、測定試料中の血球が一つずつ当該アパーチャを通過するときのアパーチャにおける直流抵抗を検出し、この電気信号を制御部8へ出力するようになっている。前記直流抵抗は、アパーチャを血球が通過するときに増大するため、この電気信号はアパーチャの血球の通過情報を反映しており、この電気信号を信号処理することによって、赤血球及び血小板を計数するようになっている。
なお、ヒトの血液を測定した場合には、電気式の検出部であるRBC/PLT検出部6を用いて赤血球と血小板の弁別を良好に行うことができるが、動物の血液を測定した場合には、RBC/PLT検出部6だけでは赤血球と血小板の弁別を良好に行うことができない場合がある。そのため、本実施形態の血液分析装置1は、赤血球及び血小板測定用の測定試料を、電気式の検出部であるRBC/PLT検出部6と光学式の検出部であるWBC検出部5の双方で測定するよう構成されている。
[HGB検出部]
HGB検出部7は、血色素量を、SLSヘモグロビン法によって測定することが可能である。HGB検出部7は、希釈試料を収容するセルが設けられており、このセルにチャンバ22から試料が供給されるようになっている。ヘモグロビンの測定を行う場合には、チャンバ22では血液に希釈液と溶血剤とを混合した測定試料が調製される。この溶血剤は、血液中のヘモグロビンをSLS−ヘモグロビンへと転化する性質を有している。また、セルを間に挟んで発光ダイオードとフォトダイオードとが対向配置されており、発光ダイオードからの光がフォトダイオードで受けられる。発光ダイオードは、SLS−ヘモグロビンによる吸光率が高い波長の光を発するようになっており、また、セルは透光性の高いプラスチック材料で構成されている。これにより、フォトダイオードでは、発光ダイオードの発光が概ね希釈試料によってのみ吸光された透過光が受光されることとなる。フォトダイオードは、受光量(吸光度)に応じた電気信号を制御部8へと出力するようになっており、制御部8では、この吸光度と予め測定された希釈液のみの吸光度とを比較し、ヘモグロビン値を算出するようになっている。
制御部8は、以上のようにしてWBC検出部5、RBC/PLT検出部6、HGB検出部7から電気信号を受信し、血球の大きさ、血球の核の大きさ、血球の染色性、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン値等を表す測定データを、通信部9を介してデータ処理ユニット3へ送信する。
[データ処理ユニット]
図10に示すように、データ処理ユニット3は、本体301と、ディスプレイ302と、入力デバイス303とから主として構成されたコンピュータによって構成されている。本体301は、CPU301aと、ROM301bと、RAM301cと、ハードディスク301dと、読出装置301eと、入出力インタフェース301fと、画像出力インタフェース301hと、通信インタフェース301gとから主として構成されており、CPU301a、ROM301b、RAM301c、ハードディスク301d、読出装置301e、入出力インタフェース301f、画像出力インタフェース301h、及び通信インタフェース301gは、バス301iによってデータ通信可能に接続されている。
CPU301aは、ROM301bに記憶されているコンピュータプログラム及びRAM301cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム305aを当該CPU301aが実行することにより、コンピュータがデータ処理ユニット3として機能する。
ROM301bは、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM等によって構成されており、CPU301aに実行されるコンピュータプログラム及びこれに用いるデータ等が記録されている。
RAM301cは、SRAM又はDRAM等によって構成されている。RAM301cは、ROM301b及びハードディスク301dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU301aの作業領域として利用される。
ハードディスク301dは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等、CPU301aに実行させるための種々のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。後述するアプリケーションプログラム305aも、このハードディスク301dにインストールされている。
読出装置301eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−ROMドライブ等によって構成されており、可搬型記録媒体305に記録されたコンピュータプログラム又はデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体305には、コンピュータに所定の機能を実現させるためのアプリケーションプログラム305aが格納されており、データ処理ユニット3としてのコンピュータが当該可搬型記録媒体305からアプリケーションプログラム305aを読み出し、当該アプリケーションプログラム305aをハードディスク301dにインストールすることが可能である。
なお、前記アプリケーションプログラム305aは、可搬型記録媒体305によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってデータ処理ユニット3と通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、前記アプリケーションプログラム305aがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにデータ処理ユニット3がアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク301dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク301dには、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、本実施形態に係るアプリケーションプログラム305aは当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース301fは、例えばUSB、IEEE1394、RS−232C等のシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成されている。入出力インタフェース301fには、キーボードおよびマウスからなる入力デバイス303が接続されており、ユーザが当該入力デバイス303を使用することにより、データ処理ユニット3にデータを入力することが可能である。
画像出力インタフェース301hは、LCDまたはCRT等で構成されたディスプレイ302に接続されており、CPU301aから与えられた画像データに応じた映像信号をディスプレイ302に出力するようになっている。ディスプレイ302は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
通信インタフェース301gは、たとえば、Ethernet(登録商標)インタフェースである。データ処理ユニット3は、その通信インタフェース301gにより、所定の通信プロトコルを使用して測定ユニット2との間でデータの送受信が可能である。
データ処理ユニット3は、上述のアプリケーションプログラム305aをCPU301aで実行することにより、測定ユニット2から受信した測定データを処理し、白血球数(WBC)、赤血球数(RBC)、血色素量(HGB)、ヘマトクリット値(HCT)、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球血色素量(MCH)、平均赤血球血色素濃度(MCHC)、血小板数(PLT)等を算出する。また、データ処理ユニット3は、測定ユニット2から受信した測定データを用いて、各種の2次元スキャッタグラムおよびヒストグラム(1次元度数分布図)を作成することが可能である。
また、データ処理ユニット3は、血液分析装置1の分析対象となる動物種に対応した複数の参照用粒子分布図(参照用のスキャッタグラムおよびヒストグラム)をハードディスク301dに予め格納しておくことが可能である。なお、参照用粒子分布図とは、測定された検体の粒子分布図と比較可能にディスプレイ302に表示されるものであり、測定された検体が正常であるか異常であるか等の指標となるものである。
また、血液分析装置1のユーザは、データ処理ユニット3の入力デバイス303を用いて、測定ユニット2により測定される検体の動物種を入力することができる。データ処理ユニット3は、ユーザが動物種(例えば、イヌ、ネコ、ウマ等)を選択するための画面をディスプレイ302に表示する機能と、動物種を選択するための入力信号をキーボード・マウス等の入力デバイス303から受け付ける機能とを有している。
[測定ユニット及びデータ処理ユニットによる処理]
次に、図11を用いて、測定ユニット2及びデータ処理ユニット3における処理の流れについて説明する。まず、ユーザの操作により、測定ユニット2およびデータ処理ユニット3の電源が入れられると、測定ユニット2の各機構部の初期化、およびデータ処理ユニット3に格納されたコンピュータプログラム等の初期化が行われる(ステップS2−1、S3−1)。続いて、データ処理ユニット3のCPU301aは画像出力インタフェース301hを介して、図12に示すメニュー画面をディスプレイ302に表示する(ステップS3−2)。図12に示すように、メニュー画面には、ツールバー(アイコン表示領域)T、ビュー(機能画面領域)V等が設けられている。
次に、データ処理ユニット3のCPU301aは、マニュアルダイアログの表示指示があったか否かを判断する(ステップS3−3)。具体的には、CPU301aは、図12に示すメニュー画面や、後述する図19、図28、図29に示す分析結果画面のツールバーTに設けられている「マニュアル」ボタンT1が、ユーザによりクリックされたか否かを判断する。マニュアルダイアログの表示指示があった場合には、CPU301aは画像出力インタフェース301hを介して、図13に示すマニュアルダイアログをディスプレイ302に表示する(ステップS3−4)。
図13に示すマニュアルダイアログを表示した後、CPU301aは、ユーザによる検体番号の入力および測定される検体の動物種の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS3−5)。CPU301aは、マニュアルダイアログにおいて、ユーザにより検体番号の入力および測定される検体の動物種の選択を受け付けることができる。マニュアルダイアログには、検体番号入力領域43、動物種切替ボタン44、動物種選択アイコン45a〜45dが設けられている。ユーザは、キーボードを用いて、測定対象である検体の検体番号を検体番号入力領域43に入力することができる。マニュアルダイアログの動物種選択アイコン45aにはイヌ、45bにはネコ、45cにはウシ、45dにはウマが割り当てられており、それぞれのアイコンには割り当てられた動物種が図示されている。この4つのアイコンに測定対象の動物種があれば、ユーザは、その動物種のアイコンをマウスを用いてクリックすることにより、その動物種を測定対象(測定動物種)として選択することができる。このとき、測定動物種に選択されたアイコンのみがカラー表示され、その他のアイコンは白黒表示されるため、どの測定動物種が選択されているかをユーザは容易に確認することができる。また、これらの4つの動物種以外の動物種を測定動物種に設定する場合には、ユーザはマウスを用いて動物種切替ボタン44をクリックする。動物種切替ボタン44がクリックされると、測定動物種を選択するためのプルダウンメニュー(図示せず)が表示される。そして、そのプルダウンメニューに表示された動物種のボタンの一つがクリックされると、データ処理ユニット3のCPU301aは、クリックされたボタンに割り当てられた動物種を測定動物種として受け付ける。上記のようにして入力された検体番号と選択された動物種の情報はRAM301cに記憶される。CPU301aは、検体番号の入力および測定される検体の動物種の選択を受け付けると、ステップS3−6の処理に移行する。なお、ユーザからの検体番号の入力および動物種の選択を受け付けなかった場合(すなわち、ステップS3−3においてマニュアルダイアログの表示指示がない場合、又は、ステップS3−5において検体番号の入力および動物種の選択を受け付けなかった場合)には、CPU301aは、ステップS3−6の処理に移行した後、ステップS3−7において、予めデフォルトで設定されている動物種(本実施形態では、イヌ)に応じた分析条件でデータ処理を実行する。また、この場合、デフォルトで設定されているルールに基づいて、CPU301aにより、測定対象の検体に対して検体番号が付与される。なお、以下では、測定される検体の動物種としてユーザによりネコが選択されている場合について説明する。
一方、測定ユニット2の制御部8は、測定ユニット2に設けられた測定開始ボタン(図示せず)が押されたか否かを判断する(ステップS2−2)。
制御部8は、測定開始ボタンが押された場合には、赤血球および血小板測定用の測定試料(以下、「RBC/PLT測定試料」とする)、白血球測定用の測定試料(以下、「WBC測定試料」とする)およびヘモグロビン測定用の測定試料(以下、「HGB測定試料」とする)を試料調製部4に調製させる(ステップS2−3)。測定開始ボタンが押されなかった場合には、制御部8は、ステップS2−6の処理に移行する。
続いて、測定ユニット2は、RBC/PLT測定試料の測定、WBC測定試料の測定、およびHGB測定試料の測定を行う(ステップS2−4)。なお、本実施形態では、RBC/PLT測定試料の一部はRBC/PLT検出部6において測定され、RBC/PLT測定試料の他の一部はWBC検出部5において測定される。また、WBC測定試料はWBC検出部5において測定され、HGB測定試料はHGB検出部7において測定される。
次に、測定ユニット2の制御部8は、通信部9およびデータ処理ユニット3の通信インタフェース301gを介して、測定データをCPU301aに送信する(ステップS2−5)。
一方、データ処理ユニット3のCPU301aは、測定ユニット2の制御部8から測定データを受信したか否かを判断し(ステップS3−6)、測定データを受信した場合には、制御部8から受信した測定データに基づいて、測定試料に含まれる粒子の分類・計数処理を実行する(ステップS3−7)。測定データを受信しなかった場合には、CPU301aは、ステップS3−12の処理に移行する。
粒子の分類・計数処理において、データ処理ユニット3のCPU301aは、RBC/PLT検出部6において測定されたRBC/PLT測定試料の測定データに基づいて、図14および図15に示すヒストグラムを作成する。図14に示すヒストグラムは、X軸方向に前方散乱光強度、Y軸方向に粒子数を用いて描かれたRBCヒストグラムである。このヒストグラムに示されるラインLは、赤血球と血小板とを弁別するものであり、ラインLとラインMの間の領域に分布する粒子が赤血球として弁別されている。また、図15は、図14のヒストグラムのラインL付近の領域を示すPLTヒストグラムであり、ラインNとラインLの間の領域に分布する粒子が血小板として弁別されている。なお、これらのラインL,M,Nの位置は各動物種に応じて異なるため、CPU301aは、ステップS3−5で受け付けた動物種に応じて、ラインL,M,Nの位置を変更する。なお、図14のRBCヒストグラムおよび図15のPLTヒストグラムは、後述する図18のステップS901においてディスプレイ302に表示される分析結果の一例である。
なお、本実施形態の血液分析装置1では、RBC/PLT測定試料は、電気式の検出部であるRBC/PLT検出部6だけでなく、光学式の検出部であるWBC検出部5でも測定される。データ処理ユニット3のCPU301aは、WBC検出部5において測定されたRBC/PLT測定試料の測定データに基づいて、図16に示すスキャッタグラムを作成する。図16に示すスキャッタグラムは、X軸方向に側方散乱光強度、Y軸方向に前方散乱光強度を用いて描かれたPLT−Oスキャッタグラムであり、赤血球と血小板とを分類している(赤血球と血小板では血球の内部情報が異なるので、血球の大きさが同じでも区別することができる)。このスキャッタグラムに基づき、CPU301aは、赤血球数及び血小板数の比率を算出し、算出された比率を用いて、RBC/PLT検出部6において得られた測定データに基づいて取得された赤血球と血小板の総粒子数を各血球に配分して、赤血球数及び血小板数を算出する。なお、PLT−Oスキャッタグラムにおいて赤血球と血小板とを分類するための条件は各動物種に応じて異なるため、CPU301aは、ステップS3−5で受け付けた動物種に応じて、PLT−Oスキャッタグラムにおける上記条件を変更する。なお、算出された赤血球数および血小板数、並びに図16のPLT−Oスキャッタグラムは、後述する図18のステップS901においてディスプレイ302に表示される分析結果の一例である。
また、データ処理ユニット3のCPU301aは、WBC検出部5において測定されたWBC測定試料の測定データに基づいて、図17に示す2次元のスキャッタグラムを作成する。図17に示すスキャッタグラムは、X軸方向に側方散乱光強度、Y軸方向に側方蛍光強度を用いて描かれたDIFFスキャッタグラムである。CPU301aは、このスキャッタグラム上で、測定試料に含まれる粒子を、赤血球ゴーストのクラスタ、リンパ球のクラスタ、単球のクラスタ、好酸球のクラスタ、および好中球のクラスタに分類する。そして、各クラスタの粒子を計数することにより、白血球の各測定項目(リンパ球、単球、好酸球、好中球)の粒子数を取得する。全白血球数は、赤血球ゴーストのクラスタ以外の各クラスタの粒子数を合計することにより取得される。なお、DIFFスキャッタグラムにおいて白血球を分類するための条件は各動物種に応じて異なるため、CPU301aは、ステップS3−5で受け付けた動物種に応じて、DIFFスキャッタグラムにおける上記条件を変更する。なお、取得された粒子数と図17に示すDIFFスキャッタグラムとは、後述する図18のステップS901においてディスプレイ302に表示される分析結果の一例である。
CPU301aは、上記のようにして取得した分析結果を、ハードディスク301dに記憶する(ステップS3−8)。
次に、CPU301aは、ハードディスク301dに記憶した分析結果を、画像出力インタフェース301hを介してディスプレイ302に表示する(ステップS3−9)。以下に、図18を参照して、CPU301aによる分析結果の表示処理について説明する。
まず、CPU301aは、ハードディスク301dに記憶した分析結果をRAM301cに読み出し、画像出力インタフェース301hを介して、図19に示す分析結果画面をディスプレイ302に表示する(ステップS901)。図19に示す分析結果画面には、メニューバー40、ツールバーT、検体情報領域41、ビューV等が設けられている。また、ビューVには、測定項目表示領域V1および分布図表示領域V2が設けられており、測定項目表示領域V1には、CPU301aにより取得された白血球数や赤血球数などが表示され、分布図表示領域V2には、CPU301aにより作成されたRBCヒストグラム、PLTヒストグラム、DIFFスキャッタグラムおよびPLT−Oスキャッタグラムが表示されている。なお、図19の検体情報領域41に示すように、以下では、ネコの血液の測定データを分析して得られた分析結果を表示する場合について説明する。
次に、CPU301aは、分布図表示領域V2のいずれかの粒子分布図上で右クリックされたか否かを判断し(ステップS902)、いずれかの粒子分布図上で右クリックされた場合には、画像出力インタフェース301hを介して、図20に示すように、右クリックメニューをディスプレイ302に表示する(ステップS903)。いずれの粒子分布図上でも右クリックされていない場合には、CPU301aは、ステップS913の処理に移行する。なお、いずれの粒子分布図上で右クリックされたかはRAM301cに記憶される。なお、以下では、分布図表示領域V2のDIFFスキャッタグラム上で右クリックされている場合について説明する。
ステップS903の処理において右クリックメニューを表示した後、CPU301aは、右クリックメニューに設けられた「参照用粒子分布図」コマンドがクリックされたか否かを判断し(ステップS904)、「参照用粒子分布図」コマンドがクリックされた場合には、図20に示すように、「表示」コマンドと「設定変更」コマンドとが設けられた階層メニューを、画像出力インタフェース301hを介してディスプレイ302に表示する(ステップS905)。右クリックメニューの「参照用粒子分布図」コマンドがクリックされなかった場合には、CPU301aは、ステップS913の処理に移行する。
図20に示す階層メニューを表示した後、CPU301aは、階層メニューの「表示」コマンドと「設定変更」コマンドのいずれがクリックされたかを判断し(ステップS906)、「表示」コマンドがクリックされた場合には、所定の参照用粒子分布図をハードディスク301dからRAM301cに読み出し(ステップS907)、読み出された参照用粒子分布図を、画像出力インタフェース301hを介して、所定の表示方法でディスプレイ302に表示する(ステップS908)。なお、ここでいう参照用粒子分布図とは、過去に測定された他の検体の粒子分布図のうち、ユーザが後述する図18のステップS914および図27のステップS116において参照用粒子分布図として登録したものである。また、ステップS908でディスプレイ302に表示される所定の参照用粒子分布図およびその参照用粒子分布図を表示する所定の表示方法については、予めデフォルトで設定されている。
ステップS906において「設定変更」コマンドがクリックされた場合には、CPU301aは、参照用粒子分布図の表示設定を変更するための図21および図22に示す表示設定ダイアログをディスプレイ302に表示する(ステップS909)。上述したように、ステップS908で表示される参照用粒子分布図およびその表示方法は、予めデフォルトで設定されているが、ユーザはこの表示設定ダイアログを用いて、今回の表示処理に関してのみ、デフォルトによる参照用粒子分布図の表示設定を変更することができる。図21および図22に示すように、表示設定ダイアログは、「Reference」のタブAおよび「表示方法」のタブBと、設定内容を表示する表示領域Cとからなる。図21に示すように、「Reference」のタブAを選択すると、表示領域Cには、ハードディスク301dに格納されている参照用粒子分布図のうち、測定された検体の動物種およびステップS902の処理において右クリックされたと判断された粒子分布図に対応した複数の参照用粒子分布図がリスト表示される。そのため、図21に示す表示領域Cには、ネコの血液のDIFFスキャッタグラムに対応した複数の参照用粒子分布図がリスト表示される。そして、ユーザは、リスト表示された参照用粒子分布図の中からいずれかの参照用粒子分布図を選択することにより、ディスプレイ302に表示される参照用粒子分布図を設定することができる。一方、表示設定ダイアログにおいて「表示方法」のタブBが選択されると、図22に示すように、表示領域Cには、参照用粒子分布図の表示方法の各項目(「切替」「透明度変化」および「重ね合わせ」)と、各項目に対応したチェックボックスとが表示される。そして、ユーザは、1つのチェックボックスをクリックすることにより、参照用粒子分布図の表示方法を選択することができる。これらの表示方法については後述する。
ステップS909において表示設定ダイアログを表示した後、CPU301aは、表示設定ダイアログにおいて、参照用粒子分布図の表示設定の変更指示を受け付けたか否かを判断し(ステップS910)、表示設定の変更指示を受け付けた場合には、参照用粒子分布図の表示設定を変更する(ステップS911)。表示設定の変更を受け付けていない場合には、CPU301aは、ステップS913の処理に移行する。
ステップS911において参照用粒子分布図の表示設定を変更した後、CPU301aは、変更された表示設定に基づいて、参照用粒子分布図をハードディスク301dから読み出し(ステップS912)、読み出された参照用粒子分布図をディスプレイ302に表示する(ステップS908)。
この際、参照用粒子分布図の表示方法として「切替」が設定されている場合には、図19に示す分析結果画面上のDIFFスキャッタグラムの表示位置において、測定された検体のDIFFスキャッタグラムと参照用のDIFFスキャッタグラムとが、図23に示すように、所定時間毎(本実施形態では、約1秒毎)に自動的に交互に切り換えられて表示される(「Ref.」の文字が表示されている図が参照用のDIFFスキャッタグラム)。より詳細には、分析結果画面上に表示されている測定された検体のDIFFスキャッタグラムが一旦画面上から消えると同時に、参照用のDIFFスキャッタグラムが、測定された検体のDIFFスキャッタグラムが表示されていた位置と同じ位置に表示される。そして約1秒後に、参照用のDIFFスキャッタグラムが画面上から消えると同時に、測定された検体のDIFFスキャッタグラムが、参照用のDIFFスキャッタグラムが表示されていた位置と同じ位置に表示される。そして、再び約1秒後に、測定された検体のDIFFスキャッタグラムが画面上から消えると同時に、参照用のDIFFスキャッタグラムが表示される。このような処理が自動的に繰り返されることにより、2つのDIFFスキャッタグラムが同一の表示位置において交互に切り替えられて表示される。測定された検体の粒子分布図と参照用粒子分布図とが交互に切り換えられて表示されることにより、ユーザは、両者の粒子分布図を容易に比較することができる。したがって、例えば、正常と思われる血液の粒子分布図が参照用粒子分布図として切り替えられている場合には、表示された参照用粒子分布図を指標として、測定された検体が異常であるか否かの評価を一目で行うことができる。また、測定された検体の粒子分布図と参照用粒子分布図とが同一の表示位置において交互に切り替えられて表示されることにより、2つの粒子分布図が単に並列に表示される場合に比べて、2つの粒子分布図における粒子の分布状態の差異をより容易に把握することが可能となる。スキャッタグラムにおける粒子の分布には血液試料によって粗密があるところ、スキャッタグラムを交互に切り替えて表示することにより、スキャッタグラム上の粒子の分布の微妙な差異も容易に把握することが可能となる。また、2つの粒子分布図を並べて表示する場合に比べて、2つの粒子分布図を表示するための表示面積を減縮させることができる。そのため、分析結果に関するより多くの情報を分析結果画面に表示させることが可能となる。また、切り替え動作が自動的に行われるので、ユーザに切り替え動作を行わせる手間を省くこともできる。また、参照用粒子分布図には「Ref.」の文字が表示されるので、測定された検体の粒子分布図と参照用粒子分布図との区別を容易に行うことができる。
次に、参照用粒子分布図の表示方法として「透明度変化」および「重ね合わせ」が設定されている場合について説明する。なお、説明の便宜上、ここでは、ネコの血液のRBCヒストグラムに対応する参照用粒子分布図を表示する場合について説明する。
まず、参照用粒子分布図の表示方法として「透明度変化」が設定されている場合には、図24に示すように、測定された検体のRBCヒストグラムと参照用のRBCヒストグラム(「Ref.」の文字が付記されている)とが重ねあわせて表示され、右側にコントロールバー42が表示される。このコントロールバー42は、参照用のRBCヒストグラムにおける分布曲線の透明度を変化させる機能を有しており、コントロールバー42のハンドル42aがコントロールバー42の一番下に位置するときは、参照用のRBCヒストグラムの分布曲線の透明度が100%であり、分布曲線は表示されない。そして、ユーザがハンドル42aを上方向にドラッグすることにより、参照用のRBCヒストグラムの分布曲線の透明度が低くなり、分布曲線が次第に表示される。一方、ユーザがハンドル42aを下方向にドラッグすることにより、参照用のRBCヒストグラムの分布曲線の透明度が高くなり、分布曲線が次第に消えていく。このような表示方法によっても、両者の粒子分布図を容易に比較することができる。また、2つの粒子分布図を並べて表示する場合に比べて、2つの粒子分布図を表示するための表示面積を減縮させることができる。そのため、分析結果に関するより多くの情報を分析結果画面に表示させることが可能となる。
また、参照用粒子分布図の表示方法として「重ね合わせ」が設定されている場合には、図25に示すように、測定された検体のRBCヒストグラムと参照用のRBCヒストグラムとが重ねあわせて表示される。この際、両者のRBCヒストグラムにおける分布曲線は互いに異なる色で描かれて表示される。そのため、両者の粒子分布図を容易に比較することができる。また、「重ね合わせ」で参照用粒子分布図を表示する場合も、2つの粒子分布図を並べて表示する場合に比べて、2つの粒子分布図を表示するための表示面積を減縮させることができる。そのため、分析結果に関するより多くの情報を分析結果画面に表示させることが可能となる。
ステップS908において参照用粒子分布図の表示を行った後、CPU301aは、参照用粒子分布図の登録指示があったか否かを判断する(ステップS913)。具体的には、図26に示すように、分析結果画面のメニューバー40に設けられた「実行()」ボタンがクリックされると、「参照用分布図登録()」のコマンドを有するメニューが表示され、この「参照用分布図登録()」のコマンドが選択されると、粒子分布図の種類(「RBC」,「PLT」,「DIFF」,「PLT−O」)を示すコマンドを有する階層メニューが表示される。CPU301aは、粒子分布図の種類を示すコマンドのいずれかがクリックされた場合に、参照用粒子分布図の登録指示があったと判断する。参照用粒子分布図の登録指示がない場合には、CPU301aは処理をリターンする。なお、以下では、図26に示す階層メニューの「PLT−O」のコマンドがクリックされている場合について説明する。
参照用粒子分布図の登録指示があった場合には、CPU301aは、参照用粒子分布図の登録処理を実行する(ステップS914)。ステップS914の登録処理において、CPU301aは、分析結果画面の分布図表示領域V2に表示されているPLT−Oスキャッタグラムを、ネコの血液のPLT−Oスキャッタグラムに対応する参照用粒子分布図としてハードディスク301dに格納する。この際、格納される粒子分布図に対応したファイル名として例えば「Ref. K」や「Ref. 6」等が入力され、粒子分布図のデータとともに、ファイル名、測定日時および検体番号が粒子分布図のデータに対応付けられてハードディスク301dに格納される。参照用粒子分布図の登録処理が終了すると、CPU301aは処理をリターンする。
次に、CPU301aは、過去に分析が完了し分析結果がハードディスク301dに格納されてある記憶検体についてディスプレイ302に表示するよう指示されたか否かを判断する(ステップS3−10)。具体的には、CPU301aは、分析結果画面のツールバーTに設けられた「エクスプロラ」ボタンT2(図19参照)がクリックされたか否かを判断する。CPU301aは、「エクスプロラ」ボタンT2がクリックされた場合には、記憶検体についての表示処理を実行する(ステップS3−11)。「エクスプロラ」ボタンT2がクリックされなかった場合には、CPU301aは、ステップS3−12の処理に移行する。
図27を参照して、ステップS3−11における記憶検体の表示処理について説明する。まず、CPU301aは、記憶検体の一覧画面である図28に示すエクスプロラ画面をディスプレイ302に表示する(ステップS111)。図28に示すように、このエクスプロラ画面には、動物種や検体番号などで特定される複数の検体がリスト表示されている。
次に、CPU301aは、エクスプロラ画面に表示されたリストの中からいずれかの検体の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS112)。具体的には、ユーザにより、リストの中のいずれかの検体がダブルクリックされるか、いずれかの検体がクリックにより選択された後にツールバーの「ブラウザ」ボタンT3(図28参照)がクリックされることにより、CPU301aは、リストの中からいずれかの検体の選択を受け付けたと判断する。
ステップS112において、いずれかの検体の選択を受け付けた場合には、CPU301aは、選択された検体の分析結果をハードディスク301dからRAM301cに読み出し(ステップS113)、画像出力インタフェース301hを介して、読み出した分析結果をディスプレイ302に表示する(ステップS114)。図29にその一例を示す。ステップS112において、リストの中からいずれの検体の選択も受け付けていない場合には、CPU301aは処理をリターンする。
ステップS114においてディスプレイ302に記憶検体の分析結果を表示した後、CPU301aは、参照用粒子分布図の登録指示があったか否かを判断し(ステップS115)、参照用粒子分布図の登録指示があった場合には、分布図表示領域V2に表示されている粒子分布図を参照用粒子分布図として登録する(ステップS116)。ステップS115およびステップS116における処理は、上述のステップS913およびステップS914における処理と同じであるので、説明を省略する。ステップS116における処理を終了すると、CPU301aは処理をリターンする。このように、本実施形態では、過去に分析が完了した検体の粒子分布図を他の検体の参照用粒子分布図として登録することが可能である。したがって、ユーザの必要に応じて、様々な粒子分布図を参照用粒子分布図として登録することができる。
次に、CPU301aは、ユーザによりシャットダウン指示があったか否か、具体的には、メニュー画面(図12参照)の「シャットダウン」アイコンSがダブルクリックされたか否かを判断し(ステップS3−12)、「シャットダウン」アイコンSがダブルクリックされた場合には、通信インタフェース301gおよび測定ユニット2の通信部9を介して、シャットダウン信号を制御部8に送信する(ステップS3−13)。なお、図19、図28、図29に示す分析結果画面のツールバーTの「メニュー」ボタンT4がクリックされた場合に、図12に示すメニュー画面が表示される。
ユーザによりシャットダウン指示がなかった場合には、CPU301aは、ステップS3−3の処理に戻る。
一方、測定ユニット2の制御部8は、データ処理ユニット3のCPU301aからシャットダウン信号を受信したか否かを判断し(ステップS2−6)、シャットダウン信号を受信した場合には、測定ユニット2のシャットダウンを実行する(ステップS2−7)。CPU301aからシャットダウン信号を受信しなかった場合には、制御部8は、ステップS2−2の処理に戻る。
以上のように、本実施形態の血液分析装置1によれば、粒子分布図以外の分析結果情報を表示するための表示面積を少なくすることなく、測定された血液試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを比較可能に表示することができる。
また、本実施形態の血液分析装置1によれば、過去に測定された検体の粒子分布図を参照用粒子分布図として自由に登録することができる。したがって、例えば、一週間前に測定されたある動物の血液の粒子分布図を参照用粒子分布図として登録しておけば、その一週間後に同じ動物の血液が測定されてその分析結果が表示される際に、一週間前に得られた粒子分布図を参照用粒子分布図として表示することができる。これにより、同じ動物の血液の分析結果の経時的変化を確認することができる。
なお、上記実施形態では、イヌやネコ等のヒト以外の動物種の血液を分析する血液分析装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られず、ヒトの血液を分析する血液分析装置に適用してもよい。
また、本実施形態では、血液試料を分析する血液分析装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、血球の他にも尿中細胞などの生体粒子や、ファインセラミックス粒子、顔料、化粧品用パウダー等の粉体粒子を含む試料を分析する試料分析装置に適用してもよい。
また、本実施形態では、X軸方向に側方散乱光強度、Y軸方向に側方蛍光強度もしくは前方散乱光強度を用いて描かれた2次元スキャッタグラムが表示されているが、本発明はこれに限らず、例えば、Z軸方向に血球数をとった3次元スキャッタグラムが表示されてもよい。
また、本実施形態では、デフォルトで参照用粒子分布図の表示設定が行われており、分析結果画面の粒子分布図上で右クリックされて表示される表示設定ダイアログにおいて、上記のデフォルトによる参照用粒子分布図の表示設定が変更される例が示されているが、本発明はこれに限らず、例えば、分析結果画面のメニューバー40に設けられた「設定()」ボタンがクリックされることにより、参照用粒子分布図の表示設定を変更する操作が行われてもよい。
また、本実施形態では、上記の表示設定ダイアログにおいてデフォルトによる参照用粒子分布図の表示設定がユーザにより変更された場合でも、次回の表示処理においては、ユーザにより変更される前のデフォルトによる表示設定で参照用粒子分布図が表示される例が示されているが、本発明はこれに限らず、上記の表示設定ダイアログにおいてデフォルトによる参照用粒子分布図の表示設定がユーザにより変更された場合には、次回の表示処理においても、ユーザにより変更された表示設定に基づいて参照用粒子分布図の表示を行ってもよい。
また、本実施形態では、ディスプレイ302に表示される参照用粒子分布図とその表示方法がデフォルトで予め設定されているが、本発明はこれに限らず、ディスプレイ302に表示される参照用粒子分布図のみがデフォルトで予め設定され、参照用粒子分布図が表示される際にその表示方法が毎回ユーザにより設定されてもよい。
また、本実施形態では、上記の表示設定ダイアログにおいて参照用粒子分布図の表示設定が変更されない場合には、デフォルトによる表示設定に基づいて参照用粒子分布図がディスプレイ302に表示される例が示されているが、このデフォルトによる表示設定はユーザによりカスタマイズされてもよい。
また、本実施形態では、参照用粒子分布図の表示方法を「切替」に設定した場合に、粒子分布図の切り替え速度の変更が可能となっていないが、粒子分布図の切り替え速度を変更可能にデータ処理ユニット3を構成してもよい。このように構成すれば、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、参照用粒子分布図の表示方法が「切替」に設定されている場合には、粒子分布図の切替動作が自動的に行われているが、本発明はこれに限らず、例えば、ユーザが粒子分布図上でダブルクリックする毎に、粒子分布図の切り替え動作が行われてもよい。
また、本実施形態では、参照用粒子分布図の表示方法が「切替」に設定されている場合には、測定された検体の粒子分布図と、1つの参照用粒子分布図とが交互に切り替えられて表示されているが、本発明はこれに限らず、ハードディスク301dに格納されている参照用粒子分布図のうち、ディスプレイ302に表示される参照用粒子分布図として優先順位が例えば1位から5位まで設定され、1位から5位までの参照用粒子分布図が順次自動的に切り替えられて表示されてもよい。また、ユーザが粒子分布図上でダブルクリックする毎に、1位から5位までの参照用粒子分布図が順次切り替えられて表示されてもよい。
また、本実施形態では、測定された血液試料の粒子分布図が画面上から消えると同時に参照用粒子分布図が画面上に表示されることにより、2つの粒子分布図が交互に切り替えられて表示されているが、本発明はこれに限らず、モーフィング技術(ある画像が別の画像へ滑らかに変形する映像を表現する技術)を利用して、測定された血液試料の粒子分布図が次第に参照用の粒子分布図に切り替わるように表示してもよい。この場合、モーフィング技術による粒子分布図の変形は自動的になされてもよいし、コントロールバーを設け、コントロールバーのハンドルをユーザがドラッグすることにより、粒子分布図が変形してもよい。
また、本実施形態では、測定された血液試料の粒子分布図が画面上から消えると同時に参照用粒子分布図が画面上に表示されることにより、2つの粒子分布図が交互に切り替えられて表示されているが、本発明はこれに限らず、測定された血液試料の粒子分布図が画面から次第に消えるにつれて参照用粒子分布図が画面に次第に出現し、参照用粒子分布図が画面から次第に消えるにつれて測定された血液試料の粒子分布図が画面に次第に出現してもよい。また、このような切り替えは自動的に行われてもよいし、コントロールバーを設け、コントロールバーのハンドルをユーザがドラッグすることにより行われてもよい。
また、本実施形態では、図19に示す分析結果画面の分布図表示領域V2にRBCヒストグラムやDIFFスキャッタグラムが表示され、それらの粒子分布図が参照用粒子分布図と交互に切り替えられて表示されているが、本発明はこれに限らず、例えば、同じ被検者の血液試料を定期的に測定して、測定毎に赤血球数やDIFFスキャッタグラム等の分析結果をハードディスクに記憶するとともに、赤血球数の経時的変化を示すグラフを作成しておき、作成されたそのグラフを分析結果画面に表示して、そのグラフ上に示された分布曲線の任意の点がマウスによりクリックされる度に、その日時に取得されたDIFFスキャッタグラム等の粒子分布図が、クリックに合わせて切り替えられて表示されてもよい。これにより、赤血球数の経時的変化を把握するだけでなく、簡単な操作で、ある日時に取得された粒子分布図と他の日時に取得された粒子分布図とを比較することができる。
また、本実施形態では、参照用のヒストグラムの表示方法を「透明度変化」に設定した場合には、コントロールバーのハンドルをユーザがドラッグすることにより、参照用のヒストグラムの分布曲線の透明度が変化しているが、本発明はこれに限らず、分布曲線の透明度が自動的に変化してもよい。
また、本実施形態では、参照用のヒストグラムの表示方法を「透明度変化」に設定した場合には、参照用のヒストグラムの分布曲線の透明度が変化しているが、測定された血液試料のヒストグラムの分布曲線の透明度が変化してもよい。また、測定された血液試料のヒストグラムの分布曲線の透明度が高くなれば、それに応じて参照用のヒストグラムの分布曲線の透明度が低くなり、測定された血液試料のヒストグラムの分布曲線の透明度が低くなれば、それに応じて参照用のヒストグラムの分布曲線の透明度が高くなってもよい。
また、本実施形態では、参照用のヒストグラムを「透明度変化」により表示しているが、ヒストグラムに限らず、参照用のスキャッタグラムを「透明度変化」により表示してもよい。
また、本実施形態では、測定された血液試料のヒストグラムと参照用のヒストグラムとを重ねて表示する場合に、2つのヒストグラムの分布曲線を同じ太さの線で描いているが、例えば、図30に示すように、測定された血液試料のヒストグラムにおける分布曲線を、参照用のヒストグラムの分布曲線より太く描いてもよい。これにより、2つの分布曲線をより明確に区別することができる。また、参照用のヒストグラムの分布曲線を破線で描くことにより、2つの分布曲線を区別してもよい。
また、本実施形態では、図18のステップS914および図27のステップS116において参照用粒子分布図の登録処理が実行されることにより、データ処理ユニット3のハードディスク301dに参照用粒子分布図が格納される例が示されているが、本発明はこれに限らず、例えば、参照用粒子分布図が格納されたCD−ROM等の可搬型記録媒体から、参照用粒子分布図を読出装置301eにより読み出し、読み出した複数の粒子分布図を画像出力インタフェース301hを介してディスプレイ302に表示し、表示した複数の粒子分布図のうちから、ユーザによりマウス等を用いて選択された粒子分布図を登録対象として受け付け、受け付けた粒子分布図をハードディスク301dに格納してもよい。また、LANやインターネット等の通信ネットワークによってデータ処理ユニット3と通信可能に接続された外部の機器から、前記通信ネットワークを介して、参照用粒子分布図をハードディスク301dにダウンロードしてもよい。
また、本実施形態では、図18のステップS914および図27のステップS116における参照用粒子分布図の登録処理において、ネコの血液を測定して得られたPLT−Oスキャッタグラムを、ネコの血液のPLT−Oスキャッタグラムに対応する参照用粒子分布図として登録しているが、本発明はこれに限らず、ネコの血液を測定して得られたPLT−Oスキャッタグラムを、例えばイヌの血液のPLT−Oスキャッタグラムに対応する参照用粒子分布図として登録してもよい。
また、本実施形態では、データ処理ユニット3のハードディスク301dに格納された参照用粒子分布図をディスプレイ302に表示しているが、本発明はこれに限らず、例えば、参照用粒子分布図が格納されたCD−ROM等の可搬型記録媒体から、読出装置301eにより参照用粒子分布図を読み出し、読み出した参照用粒子分布図をハードディスク301dに格納することなくディスプレイ302に表示してもよい。また、LANやインターネット等の通信ネットワークによってデータ処理ユニット3と通信可能に接続された外部の機器から、前記通信ネットワークを介して、参照用粒子分布図をディスプレイ302に表示してもよい。
また、本実施形態では、血液分析装置1は、測定ユニット2とこれとは別体のデータ処理ユニット3とによって構成されているが、単一の装置に測定ユニット2とデータ処理ユニット3の両方の機能を搭載してもよい。
また、本実施形態では、検体の測定が開始される前に、ディスプレイ302に表示された画面上において、ユーザがマウス・キーボード等を用いて、検体番号の入力・動物種の選択を行っているが、例えば、動物種と検体番号とが記録されたバーコードを採血管に貼り付けておき、測定が開始される前に、採血管に貼り付けられたバーコードをバーコードリーダが読み取るよう、血液分析装置を構成してもよい。
また、本実施形態では、検体の測定が開始される前に、検体番号の入力・動物種の選択が行われているが、本発明はこれに限らず、例えばユーザが誤った動物種の選択を行った場合には、測定データのデータ処理が行われた後に、検体番号の入力・動物種の選択が再度行われてもよい。この場合には、後に選択された動物種に対応する分析条件で、再度測定データのデータ処理を行うことが好ましい。
本発明の実施形態に係る血液分析装置の概略構成を示す正面図である。 測定ユニットの外観を示す斜視図である。 測定ユニットの内部構造を示す斜視図である。 図3に示す測定ユニットの側面図である。 測定ユニットの構成を示すブロック図である。 試料調製部の構成を示す流体回路図である。 試料調製部の構成を示す流体回路図である。 フローセルの構成を模式的に示す斜視図である。 WBC検出部の構成を模式的に示す概略平面図である。 データ処理ユニットの構成を示すブロック図である。 測定ユニット及びデータ処理ユニットの処理の流れを示すフローチャートである。 メニュー画面を示す図である。 マニュアルダイアログを示す図である。 RBCヒストグラムである。 PLTヒストグラムである。 PLT−Oスキャッタグラムである。 DIFFスキャッタグラムである。 分析結果の表示処理の流れを示すフローチャートである。 分析結果表示画面を示す図である。 図19に示す分析結果表示画面の粒子分布図上で右クリックされたときに表示される右クリックメニューを示す図である。 表示設定ダイアログを示す図である。 表示設定ダイアログを示す図である。 参照用粒子分布図の表示方法(切替表示)を説明するための図である。 参照用粒子分布図の表示方法(透明度変化)を説明するための図である。 参照用粒子分布図の表示方法(重ね合わせ)を説明するための図である。 参照用粒子分布図の登録指示を行うための階層メニューを示す図である。 他の検体の分析結果の表示処理の流れを示す図である。 エクスプロラ画面を示す図である。 他の検体の分析結果表示画面を示す図である。 参照用粒子分布図の表示方法の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 血液分析装置
2 測定ユニット
3 データ処理ユニット
302 ディスプレイ
303 入力デバイス
301a CPU
301c RAM
301d ハードディスク
301e 読出装置
301f 入出力インタフェース
301g 通信インタフェース
301h 画像出力インタフェース
5 WBC検出部
6 RBC/PLT検出部
7 HGB検出部
8 制御部
9 通信部

Claims (17)

  1. 粒子を含む試料を分析可能な試料分析装置における粒子分布図の表示方法であって、
    粒子を含む試料を測定することにより、試料に含まれる粒子の分布を示す粒子分布図を作成し、所定の分布図表示位置に前記粒子分布図を表示する第1表示ステップと、
    参照用分布図の表示指示に応じて、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と比較可能に参照用の粒子分布図を表示する第2表示ステップと、を備える表示方法。
  2. 第2表示ステップは、前記所定の分布図表示位置で、測定された試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを交互に切り替えて表示することにより実行される請求項1記載の表示方法。
  3. 第2表示ステップは、測定された試料の粒子分布図および参照用の粒子分布図の一方を、次第に他方の粒子分布図に変化させることにより実行される請求項1又は2に記載の表示方法。
  4. 第2表示ステップは、測定された試料の粒子分布図および参照用の粒子分布図の一方が前記所定の分布図表示位置から次第に消えるにつれて、他方の粒子分布図が前記所定の分布図表示位置に次第に出現するよう表示することにより実行される請求項3記載の表示方法。
  5. 測定された試料の粒子分布図を参照用の粒子分布図として記憶部に格納するステップをさらに備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示方法。
  6. 粒子を含む試料を分析可能な試料分析装置であって、
    表示部と、
    試料を測定する測定手段と、
    測定手段の測定により得られた測定データに基づき、試料に含まれる粒子の分布を示す粒子分布図を作成する分布図作成手段と、
    参照用の粒子分布図を格納可能な記憶部と、
    測定された試料の粒子分布図を表示部の所定の分布図表示位置に表示させ、参照用分布図の表示指示に応じて、参照用の粒子分布図を記憶部から読み出し、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と比較可能に参照用の粒子分布図を表示させる表示制御手段と、を備える試料分析装置。
  7. 表示制御手段は、前記所定の分布図表示位置に、測定された試料の粒子分布図と参照用の粒子分布図とを交互に切り替えて表示させる請求項6記載の試料分析装置。
  8. 表示制御手段は、粒子分布図の切り替え動作を自動的に行う請求項7記載の試料分析装置。
  9. 表示制御手段は、粒子分布図の切り替え指示を受け付ける切替指示受付手段をさらに備え、切替指示受付手段により受け付けられた切り替え指示に応じて、粒子分布図の切り替え動作を行う請求項7又は8に記載の試料分析装置。
  10. 記憶部は、複数の参照用の粒子分布図を格納可能であり、
    表示制御手段は、複数の参照用の粒子分布図を記憶部から読み出し、複数の参照用分布図を順次切り替えて、前記所定の分布図表示位置に表示させる請求項7〜9のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  11. 表示制御手段は、測定された試料の粒子分布図および参照用の粒子分布図の一方を、次第に他方の粒子分布図に変化させる請求項6〜10のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  12. 表示制御手段は、測定された試料の粒子分布図および参照用の粒子分布図の一方を他方の粒子分布図に変化させるための分布図変化手段を備える請求項11記載の試料分析装置。
  13. 表示制御手段は、測定された試料の粒子分布図および参照用の粒子分布図の一方が前記所定の分布図表示位置から次第に消えるにつれて、他方の粒子分布図が前記所定の分布図表示位置に次第に出現するよう表示させる請求項11又は12に記載の試料分析装置。
  14. 測定手段により測定された試料の粒子分布図を参照用の粒子分布図として記憶部に格納するための登録手段をさらに備える請求項6〜13のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  15. 記憶部は、複数の参照用の粒子分布図を格納可能であり、
    記憶部に格納された複数の参照用の粒子分布図のうち、前記所定の分布図表示位置に表示される参照用の粒子分布図を選択するための分布図選択受付手段をさらに備える請求項6〜14のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  16. 粒子分布図は、試料中の粒子の特徴を表わす少なくとも2種類のパラメータを用いて作成されるスキャッタグラムである請求項6〜15のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  17. 試料は血液試料である請求項6〜16のいずれか1項に記載の試料分析装置。
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