JP2009008326A - 冷蔵庫および冷蔵庫の加湿方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はなく、衛生的であり、かつ、結露することがない冷蔵庫を提供する。
【解決手段】食品を貯蔵する野菜室1を有する断熱箱体11と、上記野菜室1の湿度を測定する湿度センサー25と、上記断熱箱体11の内部の上記野菜室1と上記断熱箱体11の外部とを連結する連結ダクト23と、上記連結ダクト23を介して上記断熱箱体11の外部の空気を上記野菜室1に送る送風ファン22と、上記湿度センサー25にて測定された湿度に基づいて上記送風ファン22の運転を制御する制御器21とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、冷蔵庫および冷蔵庫の加湿方法に関する。
一般に、冷蔵庫の野菜室では、野菜室の容器の外周を循環する冷気によって、容器内を間接的に冷却し、あるいは、間接冷却とともに循環冷気の一部を容器内に導入して容器内を所定温度に冷却している。
しかしながら、野菜室内への冷気流入は、制限されているため、野菜室の湿度制御は、成行きの制御となり、野菜室に収納した野菜類の量が少ない場合は、高湿度状態を保持することが困難となっていた。そのため、庫内が低湿度の場合、青果物が乾燥し、瑞々しさが失われ、劣化が早くなるという問題があった。
そこで、従来、特開平8−159647号公報(特許文献1)および特開2002−13865号公報(特許文献2)では、加湿装置によって庫内を加湿する冷蔵庫が提案されている。また、特開2006−308232号公報(特許文献3)では、水分を選択的に透過させる防水透湿材を用いて冷蔵室内を高湿度の雰囲気状態に保持する冷蔵庫が提案されている。
特開平8−159647号公報 特開2002−13865号公報 特開2006−308232号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、加湿装置や防水透湿材を別途設ける必要があり、加湿に用いる水を貯蔵しておく必要がある。このため、衛生的にも利便性においても問題があり、さらに、高湿度時には結露するという問題があった。
そこで、この発明の課題は、加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はなく、衛生的であり、かつ、結露することがない冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の冷蔵庫は、
食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体と、
上記貯蔵室の湿度を測定する湿度センサーと、
上記断熱箱体の内部の上記貯蔵室と上記断熱箱体の外部とを連結する連結ダクトと、
上記連結ダクトを介して上記断熱箱体の外部の空気を上記貯蔵室に送る送風ファンと、
上記湿度センサーにて測定された湿度に基づいて上記送風ファンの運転を制御する制御器と
を備えていることを特徴としている。
この発明の冷蔵庫によれば、上記断熱箱体と上記湿度センサーと上記連結ダクトと上記送風ファンと上記制御器とを備えているので、上記断熱箱体の外部の空気(外気)と上記貯蔵室の空気との温度差(飽和蒸気圧差)を利用して、水分を多く含んだ外気を加湿源として、上記貯蔵室を加湿することができる。
つまり、上記連結ダクト中で露点を迎え高湿度になった空気を、上記貯蔵室へ送ることができ、外気に含まれた湿度(水分)で、上記貯蔵室を高湿度に保つことができる。
したがって、上記貯蔵室を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はないので、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記断熱箱体の外側に取り付けられた隔壁を有し、上記断熱箱体の外側にかつ上記隔壁の内側に、圧縮機を収納する収納空間が、形成され、上記連結ダクトにおける上記断熱箱体の外部の空気導入口は、上記収納空間に位置する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記連結ダクトの空気導入口は、上記収納空間に位置するので、上記連結ダクトの空気導入口は、圧縮機付近に位置して、圧縮機付近の空気を上記貯蔵室に導入できる。したがって、気温や湿度が低い環境であっても、圧縮機付近は高温多湿環境にあるため、加湿源となる空気の確保ができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、
上記連結ダクトには、分岐ダクトが設けられ、
この分岐ダクトは、上記隔壁の外側に位置する空気導入口を有し、
上記連結ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れと、上記分岐ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れとを、切り替える切り替えダンパーを有する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記連結ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れと、上記分岐ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れとを、切り替える切り替えダンパーを有するので、加湿源となる空気を、上記収納空間である圧縮機付近以外の場所からも確保できる。したがって、気温が高い環境では、圧縮機付近はかなり高温にあるため、加湿源となる空気を、上記隔壁の外側から確保できて、加湿により上記貯蔵室の温度上昇を低減することができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、
上記収納空間の空気の温度を測定する温度センサーを有し、
上記連結ダクトに取り付けられると共に、上記貯蔵室に導入される上記断熱箱体の外部の空気の量を調節するダンパーを有し、
上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御するので、春夏秋冬を通して変化する外気(室温)と上記貯蔵室の空気との温度差(飽和蒸気圧差)から、外気の導入量を調節することができる。したがって、上記貯蔵室の湿度を精度よく制御することができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、
上記収納空間の空気の温度を測定する温度センサーを有し、
上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記切り替えダンパーを制御する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記切り替えダンパーを制御するので、上記収納空間の温度に応じて、上記切り替えダンパーの切り替えを行って、導入する外気源を選択することができる。
したがって、どのような環境でも上記貯蔵室を精度よく加湿することができると共に、上記温度センサーに応じた外気導入により上記貯蔵室の温度上昇を低減することができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記連結ダクトに取り付けられると共に、上記貯蔵室に導入される上記断熱箱体の外部の空気の量を調節するダンパーを有し、上記ダンパーは、上記制御器により、制御される。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記ダンパーは、上記制御器により、制御されるので、上記ダンパーの開閉および開閉角度により、外気の導入量および外気の導入速度を調節することができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記断熱箱体の外部の空気の温度を測定する温度センサーを有し、上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御するので、春夏秋冬を通して変化する外気(室温)と上記貯蔵室の空気との温度差(飽和蒸気圧差)から、外気の導入量を調節することができる。したがって、上記貯蔵室の湿度を精度よく制御することができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記貯蔵室の温度帯は、食品の凍結しない0℃から食品の凍結点までの温度帯である。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記貯蔵室の温度帯は、食品の凍結しない0℃から食品の凍結点までの温度帯であるので、食品を無凍結状態で、より長期に渡って保存できる。また、上記貯蔵室の空気と外気との温度差は大きく、少ない外気導入量で加湿を行うことができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記連結ダクトにおける上記断熱箱体外部の空気導入口に取り付けられた抗菌フィルターを有する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記連結ダクトの空気導入口に取り付けられた抗菌フィルターを有するので、外気に含まれる塵や埃を除去できるとともに、菌が上記連結ダクトを通って上記貯蔵室に流入することを防ぐことができる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記連結ダクトは、最も内周側に筒状の断熱材を有する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記連結ダクトは、最も内周側に筒状の断熱材を有するので、上記連結ダクトは、いわゆる中断熱構造であり、上記連結ダクト内の外気が、上記断熱箱体の内部と外部との急激な温度差により、上記連結ダクト内で結露することを防ぐことができる。
また、この発明の冷蔵庫の加湿方法は、食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体の外部の空気を、上記貯蔵室に送って、上記貯蔵室を加湿することを特徴としている。
この発明の冷蔵庫の加湿方法によれば、食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体の外部の空気を、上記貯蔵室に送って、上記貯蔵室を加湿するので、上記断熱箱体の外部の空気(外気)と上記貯蔵室の空気との温度差(飽和蒸気圧差)を利用して、水分を多く含んだ外気を加湿源として、上記貯蔵室を加湿することができる。
つまり、上記連結ダクト中で露点を迎え高湿度になった空気を、上記貯蔵室へ送ることができ、外気に含まれた湿度(水分)で、上記貯蔵室を高湿度に保つことができる。
したがって、上記貯蔵室を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はないので、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
この発明の冷蔵庫によれば、上記断熱箱体と上記湿度センサーと上記連結ダクトと上記送風ファンと上記制御器とを備えているので、上記貯蔵室を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はなく、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
この発明の冷蔵庫の加湿方法によれば、食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体の外部の空気を、上記貯蔵室に送って、上記貯蔵室を加湿するので、上記貯蔵室を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はなく、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の冷蔵庫の第1実施形態である縦断面図を示している。この冷蔵庫は、断熱箱体11と、この断熱箱体11の外側に取り付けられた隔壁12と、上記断熱箱体11に取り付けられた扉13とを有する。
上記断熱箱体11は、上から順に、冷蔵室9、冷凍室8および野菜室1を有する。上記断熱箱体11の外側にかつ上記隔壁12の内側に、収納空間Aが、形成されている。上記収納空間Aは、上記断熱箱体11の下部に設けられている。上記収納空間Aには、圧縮機2、凝縮器3および蒸発皿6が収納されている。
上記断熱箱体11の内部には、ファン7、蒸発器5、ガラス管ヒーター4および排水パイプ10が、収納されている。
上記圧縮機2、上記凝縮器3、(図示しない)キャピラリーチューブ等の減圧器、上記蒸発器5、および、冷媒管などにて、冷凍サイクルを構成する。
上記圧縮機2は、冷凍サイクルの作動媒体である冷媒を高温、高圧下にて圧縮し、気化させるものである。つまり、上記圧縮機2は、圧縮機能を有する装置である。なお、上記圧縮機2は、作動熱を生じるために、上記収納空間Aに収納されている。
上記蒸発器5は、低温、低圧で液化した冷媒(冷媒液)を気化させるものである。つまり、上記蒸発器5は、気化機能を有する装置である。なお、上記蒸発器5は、冷凍冷蔵庫の内部の熱を奪って、冷媒液を蒸発化(ガス化)させるようになっている。
なお、上記蒸発器5近傍には、上記ファン7が設けられ、上記ファン7は、上記蒸発器5によって、冷却された空気(熱交換されて冷却された空気)を、上記冷蔵室9、上記冷凍室8および上記野菜室1へと送り出す。
上記ガラス管ヒーター4は、上記蒸発器5につく霜を融解させる。除霜水は、上記排水パイプ10により、上記蒸発皿6へと排出される。
上記凝縮器3は、上記蒸発器5が除霜(霜取り)するときに生じる水(除霜水)を蒸発させる。上記凝縮器3は、除霜水によって、上記圧縮機2からの高温気化した冷媒の一部を冷却し、凝縮させる機能も有している。
上記野菜室1は、食品を貯蔵する貯蔵室の一例であり、この野菜室1には、図2に示すように、湿度制御ユニット20が組み込まれている。
上記湿度制御ユニット20は、湿度センサー25と、連結ダクト23と、送風ファン22と、制御器21とを有する。
上記湿度センサー25は、上記野菜室1の湿度を測定する。上記連結ダクト23は、上記断熱箱体11の内部の上記野菜室1と上記断熱箱体11の外部とを連結する。上記送風ファン22は、上記連結ダクト23を介して上記断熱箱体11の外部の空気(以下、外気という)を上記野菜室1に送る。上記制御器21は、上記湿度センサー25にて測定された湿度に基づいて上記送風ファン22の運転を制御する。
上記野菜室1には、外箱28と、この外箱28の内部の内箱29とが配置され、図3に示すように、上記内箱29が、上記外箱28に対して、移動自在に取り付けられている。つまり、上記野菜室1の上記扉13を開けると、上記内箱29が、上記外箱28から引き出される。
図2に示すように、上記連結ダクト23には、ダンパー26が取り付けられ、このダンパー26は、上記野菜室1に導入される上記断熱箱体11の外部の空気の量を調節する。上記ダンパー26は、上記制御器21により、制御される。
上記連結ダクト23は、外気導入ダクト23aと送風ダクト23bとを有する。上記外気導入ダクト23aの一端は、上記断熱箱体11の外側に開口し、上記外気導入ダクト23aの他端は、上記送風ダクト23bの一端に接続され、上記送風ダクト23bの他端は、上記内箱29に開口する。
上記送風ファン22は、例えば、シロッコファンであり、上記外気導入ダクト23aの他端に配置されている。上記ダンパー26は、例えば、モーターダンパーであり、上記送風ダクト23bの他端に配置されている。
上記外箱28の上面には、通気口27が設けられている。上記連結ダクト23における上記断熱箱体11の外部の空気導入口61は、上記収納空間Aに位置している。つまり、上記外気導入ダクト23aの一端は、上記圧縮機2近傍に位置している。
上記湿度センサー25により上記野菜室1の湿度が低下した場合には、上記制御器21の指令により、上記ダンパー26が開き、その後、上記ファン22が運転されると、高温多湿の外気が、白抜きの矢印の方向に流れる。つまり、高温多湿の外気は、上記連結ダクト23を通過する間に冷やされて、低温高湿度の空気となり、その後、上記内箱29内に導入されて、上記内箱29内が加湿さる。
このとき、上記内箱29に導入された高湿度空気と同体積だけ、上記外箱28の上記通気口27から低湿度空気が排出される。上記野菜室1の温度帯は、食品の凍結しない0℃から食品の凍結点までの温度帯である。
上記連結ダクト23の上記空気導入口61は、上記圧縮機2が配置された比較的高温の上記収納空間Aに設置される。この収納空間Aには、排出された除霜水が溜まる上記蒸発皿6があるため、水が揮発し高湿度雰囲気となっている。そのため、少量の空気を上記野菜室1に導入するのみで、上記野菜室1を高湿度に加湿することが可能である。
図2と図4に示すように、上記連結ダクト23は、最も内周側に筒状の断熱材24aと、この断熱材24aの外周側に筒状の外壁24bとを有する。つまり、上記連結ダクト23は、中断熱構造である。上記外気導入ダクト23aおよび上記送風ダクト23bは、同一の構造である。
上記連結ダクト23の周りは、上記蒸発器5に冷やされた空気が循環しているため、上記収納空間Aに比べて、非常に低温である。そのため、高温多湿の空気は、上記連結ダクト23内で露点(飽和蒸気量100%)となる。
上記連結ダクト23は、中断熱構造であるので、上記収納空間Aから導入された高湿度の空気は、上記連結ダクト23内を通過する間に露点を迎えるが、内側に熱容量の小さな上記断熱材24aが存在することで、結露を防ぐことができる。
図2と図6に示すように、上記連結ダクト23の上記空気導入口61には、抗菌フィルター62が、取り付けられている。上記抗菌フィルター62は、例えば、HEPAフィルターであり、上記収納空間Aから外気を吸込むときに、塵や埃、細菌などを除去することが可能である。
図6A、図6Bおよび図6Cに示すように、上記制御器21は、上記ダンパー26の開閉および開閉角度を変更する。図6Aは、上記ダンパー26を完全に閉じた状態(開閉角度0°)を示し、図6Bは、上記ダンパー26を完全に開けた状態(開閉角度90°)を示し、図6Cは、上記ダンパー26の開閉角度を45°にした状態を示す。上記ダンパー26の開閉角度を調節することにより、上記野菜室1に導入する外気量を調節することができる。
図7A、図7Bおよび図7Cを用いて、上記構成の冷蔵庫の湿度制御動作を、説明する。
すなわち、図7Aに示すように、ステップS1で、上記野菜室1の湿度の測定の判定を行う。具体的には、図7Bのサブルーチンに示すように、ステップS11にて、上記湿度センサー25で上記野菜室1の湿度を計測する。そして、ステップS12にて、湿度(相対湿度RH)がX%以下であれば、メインフローステップS2に戻り、ステップS2にて、上記ダンパー26を開く。一方、ステップS12にて、X%以下でなければ、メインフローチャートへは戻らず、ステップS11に戻る。
次に、ステップS3で、上記送風ファン22の運転を開始し、上記収納空間Aの空気を上記野菜室1に導入する。そして、ステップS4で、上記野菜室1の湿度の判定を行う。具体的には、図7Cのサブルーチンに示すように、ステップS41にて、上記湿度センサー25で上記野菜室1の湿度を計測する。そして、ステップS42にて、湿度(相対湿度RH)がX%以上であれば、メインフローステップS5に戻り、ステップS5にて、上記送風ファン22の運転を停止する。一方、ステップS42にて、X%以上でなければ、メインフローチャートへは戻らず、ステップS41に戻る。その後、ステップS6で、上記ダンパー26を閉じる。
なお、本実施形態においては、上記の所定湿度Xは、例えば80とした。このXは、参考値であり、変更可能な値である。
要するに、冷蔵庫の加湿方法は、食品を貯蔵する上記野菜室1を有する上記断熱箱体11の外部の空気を、上記野菜室1に送って、上記野菜室1を加湿する。
上記構成の冷蔵庫によれば、上記断熱箱体11と上記湿度センサー25と上記連結ダクト23と上記送風ファン22と上記制御器21とを備えているので、上記断熱箱体11の外部の空気(外気)と上記野菜室1の空気との温度差(飽和蒸気圧差)を利用して、水分を多く含んだ外気を加湿源として、上記野菜室1を加湿することができる。
つまり、上記連結ダクト23中で露点を迎え高湿度になった空気を、上記野菜室1へ送ることができ、外気に含まれた湿度(水分)で、上記野菜室1を高湿度に保つことができる。
したがって、上記野菜室1を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はないので、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
また、上記野菜室1の温度帯は、食品の凍結しない0℃から食品の凍結点までの温度帯であるので、食品を無凍結状態で、より長期に渡って保存できる。また、上記野菜室1の空気と外気との温度差は大きく、少ない外気導入量で加湿を行うことができる。
つまり、野菜や生鮮食品の保存は、一般に低温であるほど、長期間保存が可能であると言われている。冷凍保存はその点で、長期保存には適しているが、一旦冷凍してしまうと、細胞が破壊されてしまい、野菜においては、生のまま食べることが困難である。氷温温度帯(0℃〜食品の凍結点)を利用することにより、無凍結状態を維持しながら、かつ、長期保存を行うことができる。
また、上記ダンパー26は、上記制御器21により、制御されるので、上記ダンパー26の開閉および開閉角度により、外気の導入量および外気の導入速度を調節することができる。
また、上記連結ダクト23の空気導入口61に取り付けられた抗菌フィルター62を有するので、外気に含まれる塵や埃を除去できるとともに、菌が上記連結ダクト23を通って上記野菜室1に流入することを防ぐことができる。
また、上記連結ダクト23は、最も内周側に筒状の断熱材24aを有するので、上記連結ダクト23は、いわゆる中断熱構造であり、上記連結ダクト23内の外気が、上記断熱箱体11の内部と外部との急激な温度差により、上記連結ダクト23内で結露することを防ぐことができる。
また、上記連結ダクト23の空気導入口61は、上記収納空間Aに位置するので、上記連結ダクト23の空気導入口61は、圧縮機2付近に位置して、圧縮機2付近の空気を上記野菜室1に導入できる。したがって、気温や湿度が低い環境であっても、圧縮機2付近は高温多湿環境にあるため、加湿源となる空気の確保ができる。
また、冷蔵庫の加湿方法によれば、食品を貯蔵する上記野菜室1を有する上記断熱箱体11の外部の空気を、上記野菜室1に送って、上記野菜室1を加湿するので、上記野菜室1を加湿するために、別途、水を貯蔵する必要はなく、衛生的であり、かつ、水滴が微少であるため結露することがない。
ここで、本発明の原理について説明する。本発明は、温度の違いによる飽和蒸気圧差を利用して、加湿を行っている。
例えば、外気が25℃・40%RHの場合、外気に含まれている水分量は、0.0096g/Lであり、10℃で露点(飽和蒸気圧)となる。つまり、湿度100%の空気となる。この湿度100%の空気を、例えば温度7℃の乾燥する上記野菜室1へ導入することにより、加湿する空気を上記野菜室1に送り込み、乾燥する空気を排出することができる。各条件による導入する外気量は、後述する。
冷蔵庫の空気は、低湿度である場合が多い。それは、上記蒸発器5で、空気が冷却される際に、空気に含まれる水蒸気が、低温の上記蒸発器5の周りで露点となり、霜として水分が奪われる為である。つまり、冷蔵庫が運転していることは、冷蔵庫の除湿が行われていることとなる。
上記野菜室1は、負荷がない場合(野菜が保存されていない、もしくは保存野菜量が少ない場合)、常に乾燥状態となる。
一方、上記野菜室1に負荷がある場合(野菜が保存されている場合)、野菜の持つ水分が蒸散することにより、上記野菜室1は、高湿度状態となる。しかしながら、上記通気口27からは前述の様に、冷蔵庫の冷却能力に応じて除湿されていく。そのため、上記野菜室1は、乾燥方向へ進み野菜の水分は失われていく。
そこで、本発明では、冷蔵庫の除湿能により乾燥が進む上記野菜室1へ、適宜外気を導入することにより、高湿度状態を維持し野菜の鮮度を保持する。
次に、外気導入量を説明する。外気導入量は、空気線図(飽和蒸気圧量)を基に、試算される。
下記に、上記野菜室1の温度と外気導入量との関係例を示す。
第1の加湿条件として、7℃・33%RHを、7℃・95%RHにする場合、
空気線図から、0.0048g/Lの水分が必要であり、内容積51Lでは、0.2448gの水分が必要である。
第2の加湿条件として、−2℃・30%RHを、−2℃・95%RHにする場合、
空気線図から、0.0024g/Lの水分が必要であり、内容積51Lでは、0.1224gの水分が必要である。
次に、野菜室が−2℃の時の、室内温度と外気導入量の関係を示す。
第1の導入外気条件として、25℃・40%RH(水分量0.0096g/L)を、露点10℃にする。
第2の導入外気条件として、15℃・37.5%RH(水分量:0.0048g/L)を、露点1℃にする。
第1の導入外気条件で、外気導入加湿を行う場合、必要水分量は、0.1224g(51L)であることから、
0.1224/0.0096(g)=12.8(L)となり、
初期、約13Lの空気を導入する必要がある。但し、一度95%RHまで加湿されると、次回からは維持する分を導入するだけで良く、80%RHから95%RHの繰り返し制御を行ったとすると、約3.2Lを導入すればよい。
第2の導入外気条件で、外気導入加湿を行う場合、必要水分量は、0.1224g(51L)であることから、
0.1224/0.0048(g)=25.5(L)となり、
初期、約26Lの空気を導入する必要がある。但し、一度95%RHまで加湿されると、次回からは維持する分を導入するだけで良く、80%RHから95%RHの繰り返し制御を行ったとすると、約6.4Lを導入すればよい。
このように、上記野菜室1の温湿度と外気温度との関係により、導入空気量を演算することができる。
次に、本発明の効果を検証するために、以下の実験を行った。
まず、無負荷時の庫内(野菜室)の温湿度変化について、観察を行った。
図8Aと図8Bは、無負荷時の実験結果である。外気条件は、外気温度24℃、湿度37%であり、庫内を−2℃に設定し、目標湿度を75%とした。図8Aは、庫内の温度変化を示し、図8Bは、庫内の湿度変化を示す。図8Aおよび図8Bでは、0hを制御開始とし、7hを制御終了とする。
制御開始前は、湿度が25%前後であったが、開始直後、外気が庫内へ導入され、湿度が上昇する。そのとき、庫内の温度が一旦上昇する(約1℃)が、また直ぐに元の設定温度に戻った。
急激に上昇した湿度は、徐々に冷蔵庫の除湿能のため、低下する。75%以下に湿度が低下すると、制御器の指令により外気が導入され、約85%となる。
また、制御器により外気導入が止まり、庫内は乾燥し、外気が導入される。この繰り返しにより、庫内湿度は、約75%から85%の間をハンチングし、高湿度状態が、維持できた。このとき、庫内は、氷点下であったが、水分が凍結したなどの現象は、観察されなかった。
次に、負荷ありの時(野菜を貯蔵)の庫内(野菜室)の温湿度変化について、観察を行った。
図9Aと図9Bは、負荷あり時の実験結果である。上記無負荷時と同様の条件で実験を行った。図9Aは、庫内の温度変化を示し、図9Bは、庫内の湿度変化を示す。図9Aおよび図9Bでは、0hを制御開始とする。
野菜を貯蔵する場合、野菜の蒸散により高湿度状態が保たれる。しかし、冷蔵庫の除湿能の為、湿度が低下してくると、制御器の指令により、外気が導入される。上記の負荷なしの場合と同様の制御が行われ、湿度は約80%付近に維持することができる。
図10は、ホウレン草を、本発明の野菜室と従来の野菜室とに、1日間、保存した時の様子である。本発明と従来例との各条件は、以下の[表1]に示す。
[表1]
Figure 2009008326
図10および[表1]から分かるように、従来の野菜室では、なりゆきまかせの湿度制御であるために、低湿度状態で、ホウレン草は水分を奪われて瑞々しさが失われるが、本発明の野菜室で貯蔵した場合は、水分減少も少なく、瑞々しさが保たれた。なお、このとき、庫内には結露もなく、水分の凍結なども観察されなかった。
(第2の実施形態)
図11は、この発明の冷蔵庫の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、湿度制御ユニットの構成が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図11に示すように、湿度制御ユニット30は、上記断熱箱体11の外部の空気の温度を測定する温度センサー82を含む。上記湿度制御ユニット30の制御器31は、上記温度センサー82にて測定された温度に基づいて、ダンパー26を制御する。
上記温度センサー82は、収納空間Aに配置され、連結ダクト23の空気導入口61および圧縮機2の近傍に、位置している。
また、上記制御器31は、導入量演算器81、および、空気線図のデーターベースを含む。そして、上記制御器31は、上記収納空間Aの外気温度に基づいて、上記導入量演算器81、および、空気線図のデーターベースによって、導入する空気量の演算を行う。
上記構成の冷蔵庫によれば、上記制御器31は、上記温度センサー82にて測定された温度に基づいて、上記ダンパー26を制御するので、春夏秋冬を通して変化する外気(室温)と上記野菜室1の空気との温度差(飽和蒸気圧差)から、外気の導入量を調節することができる。したがって、上記野菜室1の湿度を精度よく制御することができる。
また、演算により導入する空気量を決定することができるので、精密に湿度を制御できるばかりか、過量の外気を導入することがなく加湿できるため、庫内の温度上昇を避けることができ、野菜を鮮度よく保存することができる。
(第3の実施形態)
図12は、この発明の冷蔵庫の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、第1の実施形態の通気口27の代わりに、出口ダンパー46を設けている。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図12に示すように、湿度制御ユニット40の制御器41は、湿度センサー25にて測定された湿度に基づいて、ダンパー26および出口ダンパー46を制御する。
次に、上記構成の冷蔵庫の制御を、図13のフローチャートに示す。
上記第1の実施形態の制御(図7A〜図7Cのフローチャート)と比べて、ステップS1の第1の湿度測定と、ステップS2のダンパーopenとの間に、ステップS121の出口ダンパーをopenするという制御を行うと共に、ステップS6のダンパーcloseと、エンドとの間に、ステップS122の出口ダンパーをcloseするという制御を行う。
上記構成の冷蔵庫によれば、上記通気口27の代わりに上記出口ダンパー46を設けているので、除湿能力を制御することができる。つまり、上記野菜室1の湿度環境により、上記出口ダンパー46を開けて除湿、上記ダンパー26を開けて加湿を行うというように、除湿および加湿を制御することができるので、より精密に湿度制御を行うことができる。また、温度変動を抑えるという効果もある。
(第4の実施形態)
図14は、この発明の冷蔵庫の第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、湿度制御ユニットの構成が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図14に示すように、湿度制御ユニット50は、断熱箱体11の外部の空気の温度を測定する温度センサー82を含む。この温度センサー82は、上記収納空間Aの空気の温度を測定する。
上記湿度制御ユニット50の連結ダクト23には、分岐ダクト91が設けられている。この分岐ダクト91は、上記連結ダクト23の外気導入ダクト23aに連結されている。この分岐ダクト91は、隔壁12の外側に位置する空気導入口93を有する。上記連結ダクト23の上記空気導入口61から上記野菜室1への空気の流れと、上記分岐ダクト91の上記空気導入口93から上記野菜室1への空気の流れとを、切り替える切り替えダンパー92を有する。
上記湿度制御ユニット50の制御器51は、上記温度センサー82にて測定された温度に基づいて、上記切り替えダンパー92および上記ダンパー26を制御する。
図15Aおよび図15Bを用いて、上記切り替えダンパー92の制御について説明する。図15Aは、上記切り替えダンパー92の通常の位置であり、上記切り替えダンパー92が閉じた状態を示す。図15Bは、上記切り替えダンパー92が開いた状態を示す。
図16に、上記切り替えダンパー92の切り替え制御を示す。ステップS21で温度センサー82により収納空間Aの温度(T)の測定を行う。ステップS22で温度判定を行う。つまり、TがY℃以下の場合は、ステップS24で、切り替えダンパー92を閉じる。一方、TがY℃以下でない場合は、切り替えダンパー92を開け、冷蔵庫外の空気を導入する。ここで、Yは30℃とする。Yの温度は変更可能な値である。
つまり、日本では春夏秋冬で、気温が約20度近く変化する。冷蔵庫を配置する室内の温度差は、外気温に比べておそらく小さい家庭が多いが、夏場は、上記収納空間Aは、かなり温度上昇が起こる。そのため、たとえ、飽和蒸気圧量から試算した導入空気量が少量でも、高温であるために、上記野菜室1の温度上昇を招く可能性がある。
したがって、上記収納空間Aに比べて、温度の低い外気の空気を取り込むことにより、温度上昇を防ぐ。つまり、冬場は、図15Aに示すように、上記切り替えダンパー92が閉じた状態とし、夏場は、図15Bに示すように、上記切り替えダンパー92が開いた状態とする。
このように、春夏秋冬の季節変動や地域差に影響することなく、上記野菜室1の温度変動を少なくしながら、加湿をすることができ、野菜を新鮮に保つことができる。
上記構成の冷蔵庫によれば、上記切り替えダンパー92を有するので、加湿源となる空気を、上記収納空間Aである圧縮機2付近以外の場所からも確保できる。
したがって、気温が高い環境では、圧縮機2付近はかなり高温にあるため、加湿源となる空気を、上記隔壁12の外側から確保できて、加湿により上記野菜室1の温度上昇を低減することができる。
また、上記制御器51は、上記温度センサー82にて測定された温度に基づいて、上記ダンパー26を制御するので、春夏秋冬を通して変化する外気(室温)と上記野菜室1の空気との温度差(飽和蒸気圧差)から、外気の導入量を調節することができる。したがって、上記野菜室1の湿度を精度よく制御することができる。
また、上記制御器51は、上記温度センサー82にて測定された温度に基づいて、上記切り替えダンパー92を制御するので、上記収納空間Aの温度に応じて、上記切り替えダンパー92の切り替えを行って、導入する外気源を選択することができる。
したがって、どのような環境でも上記野菜室1を精度よく加湿することができると共に、上記温度センサー82に応じた外気導入により上記野菜室1の温度上昇を低減することができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1〜上記第4の実施形態において、上記連結ダクト23の上記空気導入口61を、上記収納空間Aでなく、上記隔壁12の外側に位置するようにしてもよい。また、上記第2、上記第3の実施形態において、連結ダクト23の空気導入口61に、抗菌フィルター62を取り付けてもよい。また、上記第2、上記第4の実施形態において、温度センサー82を、収納空間A以外に、配置してもよい。
また、上記第1の実施形態では、野菜室の温度を−2℃とし、従来の野菜室の温度を7℃としたが、これらに限定されるわけではなく、導入する空気と庫内に温度差があれば略同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、冷蔵庫の野菜室の加湿としたが、これは、冷蔵庫の野菜室に限定されるものではなく、冷蔵室やその他の貯蔵室であってもよい。
また、上記実施形態では、設定湿度を80%としたが、野菜の鮮度保持には、約75%以上の湿度に保つと瑞々しさが保たれる。また、野菜の外観の鮮やかさという観点では約75%が最もよいと言われている。
本発明の冷蔵庫の第1実施形態を示す断面図である。 冷蔵庫の野菜室を示す側断面図である。 冷蔵庫の野菜室の扉開状態を示す側断面図である。 連結ダクトを示す断面図である。 抗菌フィルターを示す平面図である。 ダンパーを完全に閉じた状態(開閉角度0°)を示す説明図である。 ダンパーを完全に開けた状態(開閉角度90°)を示す説明図である。 ダンパーの開閉角度を45°にした状態を示す説明図である。 野菜室の湿度制御動作を示すフローチャートである。 野菜室の湿度制御動作を示すフローチャートである。 野菜室の湿度制御動作を示すフローチャートである。 野菜室における負荷なしの実験結果を示す温度変化のグラフである。 野菜室における負荷なしの実験結果を示す湿度変化のグラフである。 野菜室における負荷ありの実験結果を示す温度変化のグラフである。 野菜室における負荷ありの実験結果を示す湿度変化のグラフである。 本発明の野菜室と従来の野菜室との実験結果を示す模式図である。 本発明の冷蔵庫の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の冷蔵庫の第3実施形態を示す断面図である。 野菜室の湿度制御動作を示すフローチャートである。 本発明の冷蔵庫の第4実施形態を示す断面図である。 切り替えダンパーが閉じた状態を示す説明図である。 切り替えダンパーが開いた状態を示す説明図である。 野菜室の湿度制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 野菜室(貯蔵室)
2 圧縮機
3 凝縮器
4 ガラス管ヒーター
5 蒸発器
6 蒸発皿
7 ファン
8 冷凍室
9 冷蔵室
10 排水パイプ
11 断熱箱体
12 隔壁
13 扉
20,30,40,50 湿度制御ユニット
21,31,41,51 制御器
22 送風ファン
23 連結ダクト
23a 外気導入ダクト
23b 送風ダクト
24a 断熱材
24b 外壁
25 湿度センサー
26 ダンパー
27 通気口
46 出口ダンパー
61 空気導入口
62 抗菌フィルター
81 導入量演算器
82 温度センサー
91 分岐ダクト
92 切り替えダンパー
93 空気導入口
A 収納空間

Claims (11)

  1. 食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体と、
    上記貯蔵室の湿度を測定する湿度センサーと、
    上記断熱箱体の内部の上記貯蔵室と上記断熱箱体の外部とを連結する連結ダクトと、
    上記連結ダクトを介して上記断熱箱体の外部の空気を上記貯蔵室に送る送風ファンと、
    上記湿度センサーにて測定された湿度に基づいて上記送風ファンの運転を制御する制御器と
    を備えていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記断熱箱体の外側に取り付けられた隔壁を有し、
    上記断熱箱体の外側にかつ上記隔壁の内側に、圧縮機を収納する収納空間が、形成され、
    上記連結ダクトにおける上記断熱箱体の外部の空気導入口は、上記収納空間に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項2に記載の冷蔵庫において、
    上記連結ダクトには、分岐ダクトが設けられ、
    この分岐ダクトは、上記隔壁の外側に位置する空気導入口を有し、
    上記連結ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れと、上記分岐ダクトの上記空気導入口から上記貯蔵室への空気の流れとを、切り替える切り替えダンパーを有することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3に記載の冷蔵庫において、
    上記収納空間の空気の温度を測定する温度センサーを有し、
    上記連結ダクトに取り付けられると共に、上記貯蔵室に導入される上記断熱箱体の外部の空気の量を調節するダンパーを有し、
    上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項3に記載の冷蔵庫において、
    上記収納空間の空気の温度を測定する温度センサーを有し、
    上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記切り替えダンパーを制御することを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項1から3の何れか一つに記載の冷蔵庫において、
    上記連結ダクトに取り付けられると共に、上記貯蔵室に導入される上記断熱箱体の外部の空気の量を調節するダンパーを有し、
    上記ダンパーは、上記制御器により、制御されることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項6に記載の冷蔵庫において、
    上記断熱箱体の外部の空気の温度を測定する温度センサーを有し、
    上記制御器は、上記温度センサーにて測定された温度に基づいて、上記ダンパーを制御することを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項1から7の何れか一つに記載の冷蔵庫において、
    上記貯蔵室の温度帯は、食品の凍結しない0℃から食品の凍結点までの温度帯であることを特徴とする冷蔵庫。
  9. 請求項1から8の何れか一つに記載の冷蔵庫において、
    上記連結ダクトにおける上記断熱箱体外部の空気導入口に取り付けられた抗菌フィルターを有することを特徴とする冷蔵庫。
  10. 請求項1から9の何れか一つに記載の冷蔵庫において、
    上記連結ダクトは、最も内周側に筒状の断熱材を有することを特徴とする冷蔵庫。
  11. 食品を貯蔵する貯蔵室を有する断熱箱体の外部の空気を、上記貯蔵室に送って、上記貯蔵室を加湿することを特徴とする冷蔵庫の加湿方法。
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