JP2009007456A - 複合材、その製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱膨張量が全方向においてほぼ均一である複合材を提供する。
【解決手段】 プラスチックからなる母材2中に木片からなる多数の介在片3が混在してなる複合材1において、各介在片3を、それぞれの長手方向が一定方向を向くことなく、ランダムな方向を向くように配置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラスチックからなる母材中に木片や糸屑等からなる多数の介在片を混在させてなる複合材、並びにその複合材を製造するための製造方法及び製造装置に関する。
従来、この種の複合材を製造する場合には、下記特許文献1に記載されているように、廃棄プラスチック及び木材をそれぞれ所定の大きさに破砕する。そして、プラスチックの破砕片及び木片(介在片)を所望の割合で混合して押出機に投入する。押出機は、シリンダとその内部に回転可能に設けられたスクリューとを有しており、スクリューを回転させると、破砕片及び木片が前方へ送られつつ混合される。しかも、破砕片は、シリンダの内周面及びスクリューの外周面と破砕片との間に発生する摩擦熱や破砕片が砕かれるときに発生する熱により、流動性を有する状態になるまで加熱軟化される。この結果、プラスチックからなる母材中に木片がほぼ均質に分散される。このようにして混練された木片入りのプラスチックは、例えば板状に成形された後、冷却固化される。これによって、複合材が製造される。
特開平11−156853号公報
上記のようにして製造された複合材においては、木片がプラスチックの破砕片と同時に押出機に投入されており、長い距離にわたって破砕片と一緒に送られる。このため、ほとんど全ての木片が、それぞれの長手方向を送り方向に向けた状態で母材中に混在する。このような複合材では、木片の長手方向における熱膨張量が小さいのに対し、木片の長手方向と直交する方向における熱膨張量が大きくなる。つまり、複合材の熱膨張量が方向毎に異なる。このため、従来の複合材で例えばコンクリート打設用の型枠を製造した場合には、コンクリートが発生する熱によって型枠が歪んでしまうという問題があった。
上記の問題を解決するために、この発明に係る複合材は、プラスチックからなる母材中に長手方向を有する多数の介在片が混在してなる複合材において、上記多数の介在片がその長手方向をランダムな方向に向けて上記母材中に混在されていることを特徴としている。
また、このような複合材を製造するために、この発明に係る複合材の製造方法は、シリンダ及びその内部に回転可能に設けられたスクリューを有する押出機の上記シリンダの内部にプラスチックの固形片と長手方向を有する固体の介在片とを投入し、上記スクリューを回転させることによって上記プラスチック及び上記介在片を前方へ送りながら上記プラスチックの固形片が流動性を有する状態になるまで混練する混練工程を備えた複合材の製造方法において、上記介在片を上記プラスチックが流動性を有する状態になっている箇所において上記シリンダ内に投入することを特徴としている。
さらに、上記の複合材を製造するために、この発明に係る複合材の製造装置は、内部にプラスチックの固形片が投入されるシリンダと、このシリンダの内部に回転可能に設けられ、上記プラスチックの固形片が流動性を有する状態になるまで混練するスクリューを有する押出機を備えた複合材の製造装置において、上記押出機の後段に設けられた第2押出機をさらに備え、上記第2押出機が、内部に上記第1押出機から押し出された流動性を有するプラスチック及び長手方向を有する固体の介在片が投入される第2シリンダと、この第2シリンダの内部に回転可能に設けられ、上記流動性を有するプラスチックと上記介在片とを混練する第2スクリューとを有していることを特徴としている。
この場合、上記第2押出機の上記プラスチックと上記介在片とを混練する部分の長さが、上記押出機の上記プラスチックの固形片を混練する部分の長さより短いことが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明の複合材によれば、各介在片がその長手方向をランダムな方向に向けている。つまり、各介在片は、それぞれの長手方向を一定の方向に向けることなく、360°全方向へほぼ同一の割合で向けている。したがって、複合材は、いずれの方向においてもほぼ同一の熱膨張量を有する。
また、上記特徴構成を有するこの発明の製造方法及び製造装置によれば、各介在片がその長手方向をランダムな方向に向けた状態でプラスチックの母材中に混在する複合材を製造することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る複合材1の断面図を示す。複合材1は、プラスチックからなる母材2と、この母材2中にほぼ均一に分散した状態で混在する多数の介在片3とによって構成されている。母材2と介在片3とは、重量比(体積比)で前者が20〜80%に、後者が80〜20%になるように混合される。特に、前者を40〜60%とし、後者を60〜40%にするのが望ましい。
母材2を構成するプラスチックとしては、従来の複合材の母材を構成するものと同様のプラスチックが用いられる。例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)等の各種のプラスチックが用いられる。プラスチックは、バージン材であってもよく、廃棄プラスチックを再利用したものであってもよい。
介在片3も、従来の複合材に混入される介在片と同様のものが用いられる。すなわち、母材2を構成する樹脂が流動性を有するまで加熱されたとしても固体状態を維持するもの、例えば木片、糸屑、紙屑が用いられる。勿論、それらもバージン材であってもよく、廃棄材を破砕したものであってもよい。介在片3は、その幅及び厚さに対する長さ又はその外径に対する長さが2倍〜3倍以上のもの、つまり長手方向を有するが用いられる。通常は、介在片3の長さは、その幅及び厚さ、又はその外径に対して2倍以上で5倍以下に設定される。この実施の形態では、介在片3として、広葉樹、針葉樹等の木片が用いられており、図2に示すように、厚さTが1〜5mm、幅Wが1〜5mmで、長さLが5〜20mmであるものが用いられている。
各介在片3は、母材2中にほぼ均一な密度で混合されている。しかも、各介在片3は、それぞれの長手方向が一定方向を向くことなく、ランダムな方向を向くように配置されている。つまり、各介在片3の長手方向が、母材2の一方向に偏ることなく、どの方向にもほぼ均一になっている。
上記構成の複合材1においては、介在物3がその長手方向をランダムな方向に向けて配置されているから、複合材1の強度及び熱膨張量を360°どの方向に対してもほぼ一定にすることができる。
図3は、上記複合材1を製造するための製造装置10の概略構成を示す。この製造装置10は、第1押出機(押出機)20、この第1押出機20の後段に配置された第2押出機30及びこの第2押出機30の後段に配置された成形機40を備えている。
第1押出機20は、円筒状をなす第1シリンダ(シリンダ)21と、この第1シリンダ21の内部に回転可能に設けられた第1スクリュー(スクリュー)22とを有している。第1シリンダ21の基端部の上部には、第1ホッパ23が設けられている。この第1ホッパ23は、第1シリンダ21の基端部内にプラスチックの固形片(図示せず)を投入するためのものである。プラスチックの固形片の大きさは、第1シリンダ21の内径、第1スクリュー22の山の径(外径)、谷の径、及びピッチ、並びにプラスチックの種類等に応じて適宜定められるが、通常は10mm程度の仮想の立方体内に入り込むような大きさに定められる。
第1押出機20は、回転駆動機構(図示せず)によって第1スクリュー22を回転させることにより、プラスチックの固形片を第1シリンダ21の基端部から先端部に向かって移送する。プラスチックの固形片は、第1シリンダ21の先端部まで送られる間に、固形片どうしの摩擦熱、固形片と第1シリンダ21の内周面及び第1スクリュー22の外面との間の摩擦熱、並びに固形片が破断される際に発生する熱により、所望の流動性を有する状態になるまで加熱される。勿論、プラスチック全体が均一な流動性を有するように、第1スクリュー22によって混練される。なお、第1シリンダ21には、プラスチックを補助的に加熱するためのヒータを設けてもよい。
第2押出機30は、円筒状をなす第2シリンダ31と、この第2シリンダ31内に回転可能に設けられた第2スクリュー32とを有している。第2シリンダ31の基端部は、連結筒11を介して第1シリンダ21の先端部に連通している。したがって、第2シリンダ31の基端部には、第1押出機30によって加熱混練された流動性を有するプラスチックが連結筒11を介して送り込まれる。
第2シリンダ31の基端部の上部には、第2ホッパ33が設けられている。この第2ホッパ33は、第2シリンダ31の基端部内に固体の介在片3を投入するためのものであり、第2ホッパ33内には介在片3がその長手方向をランダムな方向に向けた状態で収容されている。第2ホッパ33から第2シリンダ31の基端部内に投入された介在片3は、第2スクリュー32を回転駆動機構(図示せず)によって回転させることにより、第1押出機30から第2シリンダ31内に供給されたプラスチックと一緒に第2シリンダ31の基端部から先端部に向かって送られるとともに、プラスチックと混練される。
なお、この実施の形態においては、ねじ山が第2スクリュー32のほぼ全長にわたって形成されているが、中央部の所定の長さを有する範囲を除く第2スクリュー32の両端部にのみねじ山を形成して、当該所定範囲の外周面に綾目のローレット状の凹凸部を形成してもよい。その場合、凹凸部の外径は、ねじ山の外径より若干小径に、例えば2〜3mm程度小径にする。また、凹凸部の長さは、第2スクリュー32の全長の1/4〜1/3程度にし、凸部の高さは第2スクリューの外径の1/10〜1/6程度にする。
ここで、第2押出機30の全長のうちのプラスチックと介在片3とを混練する部分の長さ、つまり、ホッパ33の略中央部から第2スクリュー32の先端部までの長さL2は、プラスチックと介在片3とを混練することにより、介在片3をプラスチック内にほぼ均一に混在させることができる範囲において出来る限り短く設定されている。すなわち、仮に長さL2が、第1押出機20の全長のうちの固形片を混練する部分の長さ、つまりホッパ23の略中央部から第1スクリュー22の先端部までの長さL1と同程度の長さであると、介在片3がプラスチックと一緒に送られる距離が長くなるため、プラスチック及び介在片3が第2シリンダ31の先端部まで送られる間に、ほとんど全ての介在片3の長手方向がプラスチックの移送方向を向いてしまう。そこで、長さL1を長さL2より短くすることは勿論のこと、介在片3をプラスチック内にほぼ均一に混在させることができる範囲において出来る限り短くしている。このようにすると、介在片3が第2ホッパ33から第2シリンダ31内に投入されたときの状態、つまり介在片3の長手方向がランダムな方向を向いた状態が、プラスチック及び介在片3が第2シリンダ31の先端部に達するまで維持される。したがって、第2押出機30から押し出されるプラスチック内には、密度が均一で方向性がランダムになった状態の介在片3が混在する。
長さL2についてさらに述べると、長さL2は、第2シリンダ31の内径、並びに第2スクリュー32の山の径、谷の径及びピッチ等により、実験に基づいて定められる。具体例を挙げると、第2シリンダ31の内径を200mmとし、第2スクリュー32の山の径を199.2mm、谷の径を130〜175mm、ピッチを100mmとし、さらに第2スクリュー32の中央部に形成された凹凸部の外径を198mmとし、その長さを500〜600mmとし、凸部の高さを20〜35mmとしたとき、長さL2は1500〜2000mmとされる。なお、第1シリンダ21の内径を200mmとし、第1スクリュー22の山の径を199.2mm、谷の径を130〜175mm、ピッチを100mmとし、PEの固形片の大きさを10mmの立方体内に入り込む程度の大きさとしたとき、長さL1は2600mmとされる。
上記成形機40は、圧延機50、前プレス機60及び後プレス機70を有している。圧延機50は、所定の間隔をもって互いに平行に、かつ水平に配置された一対の圧延ロール51,52を有している。圧延ロール51,52の上部間には、第2押出機30から押し出された流動性を有するプラスチックと固体の介在片3とが混練された物(以下、混練物4と称する。)がフレキシブル管12を介して供給される。図4に示すように、フレキシブル管12の先端部は、圧延ロール51,52の軸線方向へ所定範囲にわたって往復動する。これにより、圧延ロール51,52の上端部間の所定範囲に混練物4がほぼ均一な状態で溜まる。混練物4は、一対の圧延ロール51,52間を下方に向かって通過することによって所定の厚さの板状に成形される。圧延機50によって圧延されて板状になった混合物4は、ガイド13によって圧延ロール51から剥がされるとともに、ガイド13及びガイドロール14によって後段の前プレス機60に供給される。
前プレス機60は、上プレス機60Aと下プレス機60Bとを有している。上プレス機60Aは、水平に配置された押圧部61と、この押圧部61の下面に接した状態で回転する無端帯62とを有している。無端帯62は、ローラ63によって矢印方向に回転させられる。下プレス機60Bは、上プレス機60Aと上下対称に構成されている。上下のプレス機60A,60Bの無端帯62,62の間隔は、一対の圧延ロール51,52の間隔より狭くなっている。したがって、板状に成形された混練物4は、無端帯62,62間を通過する間に所定の量だけ薄くなるようにさらに圧延される。
上プレス機60Aと下プレス機60Bとは、混練物4の移送方向に沿って所定距離だけ移動した後、混練物4から上下方向へそれぞれ離間する。そして、混練物4の移送方向と逆方向へ移動した後、上下方向へ接近移動させられて元の位置に戻る。これを繰り返すようになっている。混練物4の移送方向への上下のプレス機60A,60Bの移動速度及び無端帯62の回転速度は、混練物4の移送速度及び圧延量に応じて適宜に定められる。上下のプレス機60A,60Bは、位置固定してもよい。
後プレス機70は、前プレス機60と同様に構成されており、押圧部71、無端帯72及びローラ73からなる上プレス機70Aと、この上プレス機70Aと上下対称に構成された下プレス機70Bとを有している。後プレス機70は、前プレス機60と同期して混練物4の移送方向に沿う移動を繰り返す。後プレス機70によって所定の厚さに圧延された混練物4は、所定の長さに切断された後、水冷等によって冷却固化される。これによって、板状をなす複合材1が製造される。
図5は、上記複合材1を用いて作成されたコンクリート打設用の型枠80を示す。型枠80は、互いに対向する一対の主板部81,81を有している。主板部81は、長方形の平板状をなしており、その長手方向を左右方向に向けるとともに、幅方向を上下方向に向けた状態で配置されている。主板部81,81の一端部間及び他端部間には、端板部82がそれぞれ設けられている。主板部81,81及び端板部82,82によって左右方向が長く、上下の両端が開放された打設空間83が形成されている。この打設空間には、コンクリートが打設される。主板部81の外面には、上下に延びる多数の補強材84が固定されている。各補強材84は、左右方向に所定の間隔をもって配置されている。なお、端板部82の水平方向の長さが長い場合には、端板部82にも補強材が設けられることもある。
主板部81及び端板部82は、この発明に係る複合材1によって構成されている。したがって、空間83内に打設されたコンクリートによって主板部81及び端板部82が加熱された場合、主板部81及び端板部82は、いずれの方向へもほぼ同一量だけ熱膨張する。したがって、型枠80が歪むことを防止することができる。なお、補強材84もこの発明に係る複合材1によって構成してもよい。
図6は、上記複合材1を用いて作成された化粧パネル90を示す。化粧パネル90は、芯材91を有している。この芯材91は、複合材1によって構成されている。芯材91の表裏両面には、壁紙又は樹脂フィルムからなる化粧材92が固着されている。化粧材92の表面には、木目その他の模様が印刷されている。この化粧パネル90によれば、芯材91の各部の熱膨張量がほぼ一定であるから、冬季と夏季との気温差によって化粧パネル90が歪むことを防止することができる。
なお、この発明は上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、第1押出機20によってプラスチックの固形片を混練し、第2押出機30によって流動性を有するプラスチックに介在片3を混合しているが、第1押出機20の全長を前方に向かって長さL2だけ長くするとともに、基端側から長さL1だけ離間した箇所に介在片3を投入するためのホッパを設けることにより、プラスチックの固形片の流動性を有する状態までの混練と、介在片3のプラスチックへの混練とを第1押出機20だけで行ってもよい。このようにした場合でも、介在片3の移送長さがL2であるから、製造された複合材の介在片3は、その長手方向をランダムな方向に向けている。
また、第1押出機20によってプラスチックの固形片を流動性を有するようになるまで混練しているが、固形片をヒータ等の加熱手段によって加熱することにより流動性を有する状態にし、それを第2押出機30に供給するようにしてもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、第2押出機30から押し出された混合物4を圧延機40によって板状に成形し、型枠80や化粧パネル90の素材としているが、圧延機40に代えて他の成形機を用い、それによって所定の最終製品を成形してもよい。
この発明に係る複合材の断面図である。 同複合材に用いられている木片(介在片)を示す斜視図である。 この発明に複合材の製造装置の一実施の形態の概略構成を示す図である。 同製造装置のフレキシブル管と一対の圧延ロールとの関係を示す斜視図である。 この発明に係る複合材を用いて製造されたコンクリート打設用の型枠の一例を示す斜視図である。 この発明に係る複合材を用いて製造された化粧パネルの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 複合材
2 母材
3 混合片
10 複合材の製造装置
20 第1押出機(押出機)
21 第1シリンダ(シリンダ)
22 第1スクリュー(スクリュー)
30 第2押出機
31 第2シリンダ
32 第2スクリュー

Claims (4)

  1. プラスチックからなる母材中に長手方向を有する多数の介在片が混在してなる複合材において、
    上記多数の介在片がその長手方向をランダムな方向に向けて上記母材中に混在されていることを特徴とする複合材。
  2. シリンダ及びその内部に回転可能に設けられたスクリューを有する押出機の上記シリンダの内部にプラスチックの固形片と長手方向を有する固体の介在片とを投入し、上記スクリューを回転させることによって上記プラスチック及び上記介在片を前方へ送りながら上記プラスチックの固形片が流動性を有する状態になるまで混練する混練工程を備えた複合材の製造方法において、
    上記介在片を上記プラスチックが流動性を有する状態になっている箇所において上記シリンダ内に投入することを特徴とする複合材の製造方法。
  3. 内部にプラスチックの固形片が投入されるシリンダと、このシリンダの内部に回転可能に設けられ、上記プラスチックの固形片が流動性を有する状態になるまで混練するスクリューを有する押出機を備えた複合材の製造装置において、
    上記押出機の後段に設けられた第2押出機をさらに備え、上記第2押出機が、内部に上記第1押出機から押し出された流動性を有するプラスチック及び長手方向を有する固体の介在片が投入される第2シリンダと、この第2シリンダの内部に回転可能に設けられ、上記流動性を有するプラスチックと上記介在片とを混練する第2スクリューとを有していることを特徴とする複合材の製造装置。
  4. 上記第2押出機の上記プラスチックと上記介在片とを混練する部分の長さが、上記押出機の上記プラスチックの固形片を混練する部分の長さより短いことを特徴とする請求項3に記載の複合材の製造装置。
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