JP2009007308A - 口腔内の活性酸素を除去する方法及びそれに用いる口腔内用活性酸素除去用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 口腔内に白金ナノコロイドを長時間に渡って供給することが可能な方法及びそれに用いる口腔内の活性酸素除去用組成物を提供する。
【解決手段】 白金ナノコロイドを含有した口腔内の活性酸素除去用組成物を口唇に塗布して口腔内の活性酸素を除去する方法及びそれに用いる白金ナノコロイドを含有した口腔内の活性酸素除去用組成物とする。白金ナノコロイドの組成物全体に対する濃度は白金量として、0.00001〜0.002重量%であることが好ましく、より好ましくは0.00002〜0.0002重量%である。
【選択図】 なし
【解決手段】 白金ナノコロイドを含有した口腔内の活性酸素除去用組成物を口唇に塗布して口腔内の活性酸素を除去する方法及びそれに用いる白金ナノコロイドを含有した口腔内の活性酸素除去用組成物とする。白金ナノコロイドの組成物全体に対する濃度は白金量として、0.00001〜0.002重量%であることが好ましく、より好ましくは0.00002〜0.0002重量%である。
【選択図】 なし
Description
本発明は白金ナノコロイドを含有した口腔内活性酸素除去用組成物を口唇に塗布して口腔内の活性酸素を除去する方法及びそれに用いる口腔内活性酸素除去用組成物に関する。
活性酸素は酸素が化学的に活性になったもので、非常に不安定で強い酸化力を持ち、癌や生活習慣病,老化等多くの病気の原因であると考えられている。従って、活性酸素はできるだけ体内から除去することが望ましい。
活性酸素除去能を持つ物質には、ビタミンC,ビタミンE,ベータ・カロチン,ビタミンA,白金ナノコロイド等が知られている(特許文献1参照。)。中でも白金ナノコロイドは白金の触媒作用を利用して活性酸素を除去するため、それ自身が存在する限り何度でも活性酸素を除去できるという長所がある(特許文献2参照。)。そのため白金ナノコロイドを含有した化粧料や溶液が開発されている(特許文献3,特許文献4参照。)。
口腔内においても、活性酸素の存在により口内炎や歯肉炎,歯周炎,義歯の不定愁訴による炎症等が引き起こされている懸念がある。従来の口腔内の活性酸素を除去する方法は白金ナノコロイドを含有した溶液を口腔内に含んだ後に吐き出す方法である。しかしながら、この方法では白金ナノコロイドを含有した溶液を口腔内に含んでも直ちに吐き出してしまうので口腔内において活性酸素除去能が持続し難いという問題がある。
特許2903318号公報
特開2006-290840号公報
国際公開第2005/023467号公報
特開2005-139102号公報
従って本発明は、口腔内に白金ナノコロイドを長時間に渡って供給することが可能な方法及びそれに用いる口腔内活性酸素除去用組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、白金ナノコロイドは極少量でも効果があることに着目し、白金ナノコロイドを含有した口腔内活性酸素除去用組成物を口唇に塗布しておけば、日常生活の中で無意識に口唇を舐める度に、組成物が口腔内に微量ずつ入るので、白金ナノコロイドを口腔内に長時間供給し続けることが可能となることを見出して本発明を完成した。
即ち本発明は、白金ナノコロイドを含有した活性酸素除去用組成物を口唇に塗布して口腔内の活性酸素を除去する方法及びそれに用いる白金ナノコロイドを含有した口腔内活性酸素除去用組成物である。
本発明に係る方法及び組成物を用いれば、日常生活の中で無意識に口唇を舐める度に口唇に塗布された組成物が口腔内に微量ずつ入ることにより、白金ナノコロイドが長時間に渡って口腔内に供給されるので、口腔内における活性酸素除去能を長時間に渡って持続できる。
本発明で用いる白金ナノコロイドは、水溶性高分子及びまたは界面活性剤等のコロイド化剤で白金ナノ粒子を保護したものをいう。白金ナノ粒子は一重項酸素除去能を有する物質として従来から知られているものであって、1〜5nmの平均粒径を有するとともに、その90%以上の粒径が0.1〜10nmの範囲に入るのが好ましい。コロイド化剤で白金ナノ粒子を保護する理由は、コロイド化剤を白金ナノ粒子に配位させて、白金ナノ粒子の親溶媒性を向上させるためである。これにより、白金ナノコロイドが組成物中で安定した分散状態を保つことができる。白金ナノコロイドの組成物全体に対する濃度は白金量として、0.00001〜0.002重量%であることが好ましく、より好ましくは0.00002〜0.0002重量%である。0.00001重量%では白金ナノコロイドによる活性酸素除去能の効果が得られ難く、0.002重量%を超えると凝集を生じ易くなってしまう。
本発明に係る口腔内活性酸素除去用組成物は、口唇に塗布することが可能であれば、その状態は固形状,軟膏状,クリーム状,ゲル状の何れであっても良いし、また製品としての形態は、スティックタイプ,ジャータイプ,チューブタイプの何れであっても良い。
本発明に係る口腔内活性酸素除去用組成物は、白金ナノコロイドを配合させる基材として口から摂取しても人体に悪影響を及ぼさない成分を用いる。基材としては例えば化粧品の原科として広範囲に使われている油性材料が好適である。特に、国内外において食品衛生法上、食品としての使用が許容されている食品材料または食品添加物、または、国内外の薬事法上、内服医薬品の製剤原料または内服製剤への使用が許容されている医薬品添加物に該当するものであればなお良い。
油性材料としては、油脂やロウ類を用いることができる他、それらを加水分解、水添、高圧水素還元、エステル化等の工程を経てそれぞれ誘導体としたものや、それらの合成品も用いることができる。具体的には、脂肪酸とグリセリンがエステル結合したもので、化学的にはトリグリセリドという油脂類や、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルであるロウ類や、原油を分留精製して得られ、炭素と水素のみから成る化合物である炭化水素類や、天然の油脂およびロウの構成成分であり、一般式RCOOH等で表される化合物である高級脂肪酸や、炭素原子数6以上の一価アルコールである高級アルコールや、酸とアルコールとから脱水して得られる有機化合物であるエステル類等が挙げられる。
油脂類は、天然から得られるものを脱色,脱臭の工程を経て精製したものの他、水素添加を行い硬化油としたものを使用することもできる。具体的には、アボカド油,アーモンド油,オリーブ油,キャロット油,キューカンバー油,キャンドルナッツ油,グレープシード油,ゴマ油,小麦胚芽油,コメ胚芽油,コメヌカ油(コメ油),サフラワー油,シアバター(シア脂),大豆油,茶油(茶実油、茶種子油),月見草油,ツバキ油,トウモロコシ胚芽油(マゾラ油),ナタネ油,パーシック油(杏仁油、桃仁油),ハトムギ油,パーム油,パーム核油,ヒマシ油,硬化ヒマシ油(カスターワックス),ヒマワリ油(サンフラワー油),へ一ゼルナッツ油,マカデミアナッツ油,メドウホーム油,綿実油,モクロウ,ヤシ油,落花生油(ピーナツ油),ローズヒップ油等の植物油脂、オレンジラフィー油,牛脂,タートル油(アオウミガメ油),ミンク油,卵黄油,粉末卵黄油(水素添加卵黄油)等の動物油脂等が挙げられる。
ロウ類には、自然界に動物性ロウおよび植物性ロウとして存在しているものの他に遊離脂肪酸、遊離アルコール、炭化水素、樹脂等が使用できる。具体的には、マッコウ鯨油等の動物性液体ロウ、ミツロウ,鯨ロウ,ラノリンの動物性固体ロウ、ホホバ油等の植物性液体ロウ、カルナウバロウ,キャンデリラロウ等の植物性固体ロウ、モンタンロウ等の鉱物性固体ロウ等が挙げられる。
炭化水素は、化学的に極めて不活性で酸化変質することがなく、乳化しやすい等の理由で使用されるものであり、原油を分留精製して得られる炭化水素C15以上の飽和なパラフィン系炭化水素とよばれるものや、スクワランやプリスタンのように動物性油脂から分別採取されるものも使用できる。具体的には、α−オレフィンオリゴマー,スクワラン,植物性スクワラン,CDスクワラン,セレシン(地ロウ),パラフィン(固形パラフィン),プリスタン,ポリエチレン末,マイクロクリスタリンワックス,流動パラフィン,ワセリン等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、天然の油脂類を脂肪酸とグリセリンに加水分解して得た脂肪酸をさらに蒸留精製することにより得られる物質の他、イソステアリン酸等合成脂肪酸も用いることができる。C12以上の飽和脂肪酸およびオレイン酸で、低級脂肪酸や高度不飽和脂肪酸は刺激性や臭気があり、酸敗しやすい等の欠点があるため使用され難い。具体的には、アラキドン酸,イソステアリン酸,ウンデシレン酸,オレイン酸,ステアリン酸,パルミチン酸,ベヘニン酸,ミリスチン酸,ラウリン酸,ラノリン脂肪酸,硬質ラノリン脂肪酸,軟質ラノリン脂肪酸,リノール酸,リノレン酸等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ロウ類を加水分解(けん化解)して得た分解アルコールの他、脂肪酸の高圧水素還元による還元アルコール,石油資源からの合成アルコールも用いることができる。具体的には、イソステアリルアルコール,オレイルアルコール,オクチルドデカノール,キミルアルコール(グリセリルモノセチルエーテル)、コレステロール(コレステリン),シトステロール(シトステリン),ステアリルアルコール,セタノール(セチルアルコール、パルミチルアルコール),セトステアリルアルコール,セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエ一テル),デシルテトラデカノール,バチルアルコール(グリセリルモノステアリルエーテル),フィトステロール(フィトステリン),ヘキシルデカノール,ベヘニルアルコール,ラウリルアルコール,ラノリンアルコール,水素添加ラノリンアルコール等が挙げられる。
エステル類としては、具体的には、アセチル化ラノリン(酢酸ラノリン),イソステアリン酸イソセチル(イソステアリン酸ヘキシルデシル),イソステアリン酸コレステリル,エルカ酸オクチルドデシル(EOD),オクタン酸セチル(2−エチルヘキサン酸セチル),オクタン酸セトステアリル(2−エチルヘキサン酸セトステアリル、イソオクタン酸セトステアリル),オレイン酸オクチルドデシル,オレイン酸デシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,ステアリン酸イソセチル(ステアリン酸ヘキシルデシル),ステアリン酸コレステリル,ステアリン酸ブチル,長鎖−αヒドロキシ脂肪酸コレステリル(GLコレステリル),トリミリスチン酸グリセリン,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,パルミチン酸イソプロピル(IPP、イソプロピルパルミテート),ヒドロキシステアリン酸コレステロール,ミリスチン酸イソトリデシル(MITD),ミリスチン酸イソプロピル(lPM、イソプロピルミリステート),ミリスチン酸オクチルドデシル(MOD)ミリスチン酸ミリスチル,ラウリン酸ヘキシル,ラノリン脂肪酸イソプロビル,ラノリン脂肪酸コレステリル,リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
上記油性原料は、単独であっても、2種以上を組み合わせて使用してもよく、その配合割合は、組成物の形状,使用の形態,他成分との関係によって生ずる粘度等を考慮して適宜設定することができる。ラノリンのような例外はあるものの、ロウ類は一般に固体で硬く、融点が高い等の性質を示すため、組成物をスティック状等固化した状態とする場合には多めに配合すると良い。高級アルコールは皮膚を保護するエモリエント剤として、他の油脂原料と伴用して用いられ、安定性や粘稠性を高めるための重要な成分である。エステル類は、一般に油相中に配合することにより、植物油と鉱物油のように混ざり合わない成分の混和剤としても用いられる。さらに、染科や香料をはじめ各種添加剤の溶剤としても用いられる他、増粘剤、可塑剤あるいは不透明化剤としても適している。
油脂類は、不飽和脂肪酸に起因する酸敗による異臭や皮膚刺激の間題が懸念されるため、組成物には天然のビタミンEや合成酸化防止剤を必要に応じて添加することが好ましい。
組成物には水分蒸発を防ぐと共に組成物を塗布した口唇表面の水の調整をして、潤いのあるしっとり感を与える目的で保湿剤を配合することもできる。保湿剤としては、グリセリン,キシリット(キシリトール),ジグリセリン,ジプロピレングリコール(DPG),ソルビトール(ソルビット),DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム,1、3−プチレングリコール(1、3BG),プロビレングリコール,ポリエチレングリコール(カーボワックス),ポリグリセリン,U−ジェリー等の多価アルコール、NMF(白然保湿因子),アクアライザーEJ,プロデュウ,混合異性化糖(ベンタパイテン),アミノ酸,L−アスパラギン酸,L−アスパラキン酸ナトリウム,DL−アラニン,L−アルギニン,L−イソロイシン,塩酸リジン(L−リジン塩数塩),グリシン(アミノ酢酸),L−グルタミン,L−グルタミン酸,L−グルタミン酸ナトリウム,γ−アミノ酪酸(ピぺリジン酸),L−スレオニン(L−トレオニン),セリシン,セリン,L−チロシン(L−チロジン),L−トリプトファン,L−バリン,L−ヒスチジン塩酸塩,L−ヒドロキシプロリン(L−オキシプロリン),フェニルアラニン,L−プロリン,L−ロイシン,DL−ビロリドンカルポン酸(PCA),DL−ピロリドンカルポン酸ナトリウム液(PCAソーダ),乳酸,乳酸ナトリウム(液),尿素,尿酸,酸性ムコ多糖類,サイタイ抽出液(サイタイエキス),トサカ抽出液(加水分解トサカ液、フィプラ・N),ヒアルロン酸,ヒアルロン酸ナトリウム,コンドロイチン硫酸ナトリウム,グルクロン酸,コラーゲン,可溶性コラーゲン(水溶性コラーゲン),コラーゲン加水分解物(加水分解コラーゲン),加水合解コラーゲン液,加水分解コラーゲン末,加水分解コラーゲンエチル,加水分解コラーゲンヘキサデシル,コラーゲンアミノ酸,アテロコラーゲン,ゼラチン,加水分解ゼラチン末,エラスチン,水溶性エラスチン,加水分解エラスチン(エラスチン加水分解物),細胞間脂質,スフィンゴ脂質(セラミド),HSオイル(HSリピッド),ケラチン,加水分解ケラチン,ケラチンアミノ酸,シスチン,L−メチオニン,システィン,核酸,デオキシリポ枚酸(DNA),リポ核酸(RNA),グアノシン,グアニン,リン酸,ATP(アデノシン三リン酸、トリリン酸アデノシン),リン酸リボフラビンナトリウム,リン脂質,レシチン,大豆リン脂質(大豆レシチン),大豆リゾリン脂質(リゾレシチン),卵黄レシチン(卵黄リン脂質),酵素,植物性複合酵素,たんぱく分解酵素,脂肪分解酵素(リパーゼ)等の生体系保湿成分、プラセンターエキス(胎盤描出物),動物舶盤エキス,牛血液除たんぱく液(セルニュー),牛額下腺ムチン,牛脾蔵抽出エキス(リバイタリン),牛胸腺描出物,アルブミン(乾燥脱糖卵白),加水分解卵殻膜(卵殻膜ケラチン末、EMプロテイン),血清アルブミン,脱脂粉乳,ホエ一(乳清、乳酸菌発酵液),乳糖(ラクトース),カゼイン,牛乳糖たんぱく,ラクトフェリン(ラクトカイン),加水分解シルク,シルクアミノ酸,シルク描出液,シルクパウダー,加水分解コンキオリン液(真珠たんぱく描出液),コンキオリンパウダー,キチン、キトサン,グルコサミン(キトサミン),ローヤルゼリー(王乳),ハチミツ,ブドウ糖(グルコース),大豆たんぱく質,大豆たんぱく加水分解物,納豆エキス(大豆発酵代謝液),アルファヒドロキシ酸(AHA),混合粘物抽出液(マルチフルーツ、BSC),グリコール酸,リンゴ酸,海藻エキス,褐藻エキス,含硫ケイ酸アルミニウム(マリンクレイ),ミロナイト・ネクトン(マリンクレイ、海の軟泥),海水乾燥物,ニガリパウダー,塩化マグネシウム,マリンコラーゲン,酵母エキス,乾燥酵母,プルラン,SKIIピテラ(酵母発酵代謝産物),乳酸菌培養液(天然SE液),ビプィズス菌エキス(カルチャーB,B),トレハロース等の動植物性成分が挙げられる。
また組成物には、化粧料で一般に用いられている、陰イオン性,陽イオン性,両性及び非イオン性の界面活性剤を必要に応じて配合することも可能である。具体的には、石けん(高級脂肪酸石けん),石けん用素地,金属石けん,N−アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン,N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム,アルキル硫酸ナトリウム,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム,ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸,ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸,ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム(N−ココイル−N−メチルタウリンナトリウム),ラウリル硫酸トリエタノールアミン,ラウリル硫酸ナトリウム,ラウロイルサルコシンナトリウム,ラウロイルメチルβ−アラニンナトリウム液,ラウロイルメチルタウリンナトリウム等の陰イオン性界面活性剤、逆性石けん,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(クオータニウム−33、カチオンLQ),塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアルキルジメチルアンモニウム,塩化ジステアリルジメチルアンモニウム,塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム,塩化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム等の陽イオン性界面活性剤、ジメチコンコポリオール,ショ糖脂肪酸エステル,ショ糖ステアリン酸エステル,テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール),ニコムルス41(親油性ポリグリセリン脂肪酸エステル系混合乳化剤),ベミュレン,ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体,ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレンステアリルエーテル,ポリオキシエチレンステアリン酸アミド,ポリオキシエチレンセチルエーテル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール,ポリグリセリン脂肪酸エステル,モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン,モノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸グリセリン,モノステアリン酸ソルビタン,モノステアリン酸プロビレングリコール,モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン,モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン,モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン,モノラウリン酸ポリエチレングリコール,モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン,モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット,ラウリン酸ジエタノールアミド等の非イオン性界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン,塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液,ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。
本発明に係る口腔内活性酸素除去用組成物には、使い勝手の点で粘度を調整するために増粘剤を配合することもできる。増粘剤としてはアルギン酸ナトリウム,アルギン酸プロピレングリコールエステル,カルボキシメチルセルロース,カルボキシメチルセルロースナトリウム,カルボキシメチルセルロースカルシウム,デンプングリコール酸ナトリウム,デンプンリン酸エステルナトリウム,ポリアクリル酸ナトリウム,メチルセルロース,結晶セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリビニルピロリドン等の合成物や、グァーガム,カジブビーンガム,タラガム,タマリンドシードガム,アラビアガム,トラガントガム,カラヤガム,アルギン酸,カラギナン,キサンタンガム,ジェランガム,カードラン,ラクトース,キチン,キトサン,キトサミン等の天然材や、炭酸カルシウム,ケイ酸カルシウム,シリカ微粉末,非晶質含水シリカ,疎水性シリカ等の無機材の増粘剤を例示することができる。
さらに、本発明に係る口腔内活性酸素除去用組成物には、その効果を損なわない範囲で紫外線吸収剤,pH調整剤,酸化防止剤,香料,色素等を適宜配合してもよい。
本発明に係る方法を用いて口腔内の活性酸素を除去するには、口腔内活性酸素除去用組成物を口唇に塗布する。口唇に塗布することで、日常生活の中で無意識に口唇を舐める度に、口唇に塗布された組成物が口腔内に微量ずつ入るので組成物から放出される白金ナノコロイドが長時間に渡って口腔内に供給され活性酸素が除去される。
<実施例>
表1に示した配合に従い、必要に応じて加熱・攪拌し、口腔内活性酸素除去用組成物を作製した。下記評価方法により活性酸素の除去能力を評価した。結果を表1に纏めて示す。
表1に示した配合に従い、必要に応じて加熱・攪拌し、口腔内活性酸素除去用組成物を作製した。下記評価方法により活性酸素の除去能力を評価した。結果を表1に纏めて示す。
<活性酸素除去能力>
体内に存在すると言われている活性酸素の中で、比較的安定で体内に多く存在している過酸化水素を指標として、活性酸素の除去能力を評価した。500m mol/Lの過酸化水素100μLごとに各実施例の口唇用組成物を200μL混合し、37℃で24時間静置しサンプルとした。蒸留水により1000倍希釈した各サンプル150μLとシュウ酸ジエステル(TDPO)とピレン混合溶液50μLを混合攪拌し、混合から40秒間の発光量をルミネッセンサーPSN(ATTO社)で測定し積算値を算出した(a)。コントロールとして、各実施例及び比較例の組成物の代わりに蒸留水を加えたサンプルの1000倍希釈液150μLにTDPO/ピレン混合溶液50μLを混合攪拌し、混合から40秒間の発光量を測定し積算値を算出した結果(b)を用い、以下の式1に従い活性酸素の除去能力を評価した。なお、TDPOと過酸化水素が反応し1,2−ジオキセタンジオンとなり、これがピレンと反応して発光するため、測定対象中に過酸化水素の残量が多いほど発光量が多い。
体内に存在すると言われている活性酸素の中で、比較的安定で体内に多く存在している過酸化水素を指標として、活性酸素の除去能力を評価した。500m mol/Lの過酸化水素100μLごとに各実施例の口唇用組成物を200μL混合し、37℃で24時間静置しサンプルとした。蒸留水により1000倍希釈した各サンプル150μLとシュウ酸ジエステル(TDPO)とピレン混合溶液50μLを混合攪拌し、混合から40秒間の発光量をルミネッセンサーPSN(ATTO社)で測定し積算値を算出した(a)。コントロールとして、各実施例及び比較例の組成物の代わりに蒸留水を加えたサンプルの1000倍希釈液150μLにTDPO/ピレン混合溶液50μLを混合攪拌し、混合から40秒間の発光量を測定し積算値を算出した結果(b)を用い、以下の式1に従い活性酸素の除去能力を評価した。なお、TDPOと過酸化水素が反応し1,2−ジオキセタンジオンとなり、これがピレンと反応して発光するため、測定対象中に過酸化水素の残量が多いほど発光量が多い。
<式1>
活性酸素の除去能力(%)=(1−a/b)×100
活性酸素の除去能力(%)=(1−a/b)×100
Claims (2)
- 白金ナノコロイドを含有した活性酸素除去用組成物を口唇に塗布して口腔内の活性酸素を除去する方法。
- 白金ナノコロイドを含有した口腔内用活性酸素除去用組成物。
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