JP5933315B2 - 爪用化粧料 - Google Patents

爪用化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP5933315B2
JP5933315B2 JP2012082908A JP2012082908A JP5933315B2 JP 5933315 B2 JP5933315 B2 JP 5933315B2 JP 2012082908 A JP2012082908 A JP 2012082908A JP 2012082908 A JP2012082908 A JP 2012082908A JP 5933315 B2 JP5933315 B2 JP 5933315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
acid
oil
keratin
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012082908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013212999A (ja
Inventor
真奈美 佐藤
真奈美 佐藤
和子 鶴田
和子 鶴田
清美 中村
清美 中村
由貴 野原
由貴 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zettoc Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zettoc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zettoc Co Ltd filed Critical Nippon Zettoc Co Ltd
Priority to JP2012082908A priority Critical patent/JP5933315B2/ja
Publication of JP2013212999A publication Critical patent/JP2013212999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5933315B2 publication Critical patent/JP5933315B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、爪用化粧料に関するものである。
近年、爪に対する関心が高まっており、爪専用のサロン(ネイルサロン)も急速に増加している。このような中、爪用化粧料として、ネイルエナメルやネイルリムーバー等の多種多様な製品が販売されている。
ところで、このようなネイルエナメルやネイルリムーバー等の爪用化粧料には、一般に、有機溶剤が含まれている。このような有機溶剤が含まれた製剤を爪に付与すると、爪の脂質が取り除かれ、水分が蒸発してしまい、爪が乾燥してしまうといった問題がある。このような爪の乾燥は、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を引き起こす主要因となっている。
また、上述したような有機溶剤を含む爪用化粧料を使用しない場合であっても、石鹸・洗剤等による爪の脱脂、爪への過度の摩擦・衝撃、爪の栄養状態、加齢等によっても、上記症状は引き起こされる場合がある。
このため、爪に潤いを与え、保護し、健全に保つことができる爪用化粧料が求められている。
従来より、爪の水分を補うために、アミノ酸等の保湿成分を配合した爪用化粧料が開発されている。しかしながら、このような保湿成分は、一旦水分が失われた爪に対する効果は弱く、爪のかさつき等の症状を十分に改善するものではなかった。
また、爪の保護または修復を目的として、天然ケラチンや加水分解ケラチンを配合した爪用化粧料が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、天然ケラチンや加水分解ケラチンを配合した場合、製剤の使用感にベタつき感やごわつき感が生じてしまい、多く添加することができないといった問題があった。また、天然ケラチンや加水分解ケラチンは、爪への密着性が低いといった問題もあった。
このような問題を解決すべく、カチオン化ケラチンが開発されたが(例えば、特許文献2参照)、密着性は良好であるものの、他の水溶成分の爪への浸透性の低下や添加量を多くすると製剤の安定性が低下するといった問題があった。
特開2006−342064号公報 特開2006−176456号公報
本発明の目的は、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を良好に改善するとともに、保存安定性に優れた爪用化粧料を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。
(1) 爪の表面に付与して用いられる爪用化粧料であって、
加水分解ケラチンと、カチオン化ケラチンと、アミノ酸と、レチノールと、を含有することを特徴とする爪用化粧料。
(2) 前記加水分解ケラチンの配合量をX[wt%]、前記カチオン化ケラチンの配合量をY[wt%]としたとき、0.002≦X/Y≦500の関係を満足する上記(1)に記載の爪用化粧料。
(3) 前記加水分解ケラチンおよび前記カチオン化ケラチンは、羽毛から抽出された成分を用いて生成されたものである上記(1)または(2)に記載の爪用化粧料。
(4) 前記加水分解ケラチンおよび前記カチオン化ケラチンの総配合量は、0.1〜5wt%である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の爪用化粧料。
(5) 前記アミノ酸は、グリシンである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の爪用化粧料。
(6) 前記レチノールは、水添レチノールである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の爪用化粧料。
本発明によれば、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を良好に改善するとともに、保存安定性に優れた爪用化粧料を提供することができる。
以下、本発明の爪用化粧料の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書中における爪用化粧料は、いかなる形態のものであってもよく、例えば、液状、クリーム状、乳液状等であってもよい。
本発明の爪用化粧料は、爪表面に付与して使用することで、乾燥等による爪の不具合を改善するものであって、加水分解ケラチンと、カチオン化ケラチンとを含むものである。
ところで、爪の水分を補うために、アミノ酸等の保湿成分を配合した爪用化粧料が開発されているが、このような保湿成分は、一旦水分が失われた爪に対する効果は弱く、爪のかさつき等の症状を十分に改善するものではなかった。
また、爪の保護または修復を目的として、天然ケラチンや加水分解ケラチンを配合した爪用化粧料が知られている。
しかしながら、天然ケラチンや加水分解ケラチンを配合した場合、製剤の使用感にベタつき感やごわつき感が生じてしまい、多く添加することができないといった問題があった。また、天然ケラチンや加水分解ケラチンは、爪への密着性が低いといった問題もあった。
このような問題を解決すべく、カチオン化ケラチンが開発されたが、密着性は良好であるものの、他の水溶成分の爪への浸透性の低下や添加量を多くすると製剤の安定性が低下するといった問題があった。
そこで、本発明者は、上記問題に鑑み、鋭意検討した結果、爪用化粧料として、加水分解ケラチンと、カチオン化ケラチンとを併用したものを用いることにより、上記問題を解決することができることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、上記のような特徴を有することにより、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を良好に改善することができる。さらに、保管時における保存安定性にも優れた爪用化粧料を提供することができる。また、使用感を優れたものとすることができる。
以下、各成分について詳細に説明する。
[加水分解ケラチン]
加水分解ケラチンは、ケラチンタンパク質のシスチン結合を切断し、さらに、酸、アルカリ、酵素等によって加水分解することにより得られる成分である。
加水分解ケラチンとしては、公知のいかなるものも用いることができ、例えば、羊毛または羽毛由来のケラチンの分解物(加水分解ケラチン液、加水分解ケラチン末)を用いることができる。
上述した中でも、加水分解ケラチンとしては、羽毛由来のケラチンを加水分解して生成したものを用いるのが好ましい。これにより、爪への密着性をより向上させることができ、爪の状態をより良好に改善することができる。
加水分解ケラチンの配合量は、特に限定されないが、0.01〜5.0wt%であるのが好ましく、0.5〜.0wt%であるのがより好ましい。これにより、ベタつき感やごわつき感等を抑止しつつ、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状をより効率よく改善することができる。
[カチオン化ケラチン]
カチオン化ケラチンは、上述したような加水分解ケラチンが備える官能基を、カチオン化剤を用いてカチオン化することにより生成される成分である。
このようなカチオン化ケラチンは、上述した加水分解ケラチンと比較して爪への密着性が高い成分である。
カチオン化される官能基としては、例えば、加水分解ケラチンの末端アミノ基、末端カルボキシル基、リジン残基またはアスパラギン酸残基またはグルタミン残基のアミノ基、ヒスチジン残基のイミダゾール基、チロシン残基のフェノール性水酸基等が挙げられる。
カチオン化剤としては、特に限定されず、例えば、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルステアリルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルステアリルジメチルアンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルラウリルジメチルアンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルココアルキルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルココアルキルジメチルアンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルラウリルジエチルアンモニウムクロライド及びグリシジルラウリルジエチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
このようなカチオン化ケラチンとしては、例えば、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン等が挙げられる。
カチオン化ケラチンの配合量は、特に限定されないが、0.001〜5.0wt%であるのが好ましく、0.01〜1.0wt%であるのがより好ましい。これにより、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状をより効率よく改善することができる。
ところで、上述した加水分解ケラチン単体で配合した場合、加水分解ケラチンの爪へ密着性が低いため、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を十分に改善するのが困難であった。
また、効果の向上を目的として、加水分解ケラチンを比較的多く配合した場合、使用感にベタつき感やごわつき感が生じてしまうといった問題があった。
一方で、カチオン化ケラチンを単体で配合した場合、爪への密着性は良好であるが、他の水溶成分の爪への浸透性が低下するといった問題があった。また、多く配合した場合、製剤の安定性が低下するといった問題もあった。
これに対して、加水分解ケラチンとカチオン化ケラチンとを併用することにより、以下のような効果を得ることができる。
加水分解ケラチンとカチオン化ケラチンとは類似の構造を有することから、カチオン化ケラチンの爪への密着することで、加水分解ケラチンも爪へ密着しやすくなる。その結果、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状を効果的に改善することができる。
また、加水分解ケラチンとともにカチオン化ケラチンを添加することで、加水分解ケラチンの添加量を抑制することができ、ベタつき感やごわつき感等が生じるのを防止することができる。
また、カチオン化ケラチンとともに加水分解ケラチンを添加することで、製剤の安定性を向上させることができる。
加水分解ケラチンの配合量をX[wt%]、カチオン化ケラチンの配合量をY[wt%]としたとき、0.002≦X/Y≦500の関係を満足するのが好ましく、1≦X/Y≦20の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、保存安定性をより優れたものとしつつ、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状をより効果的に改善することができる。また、ベタつき感やごわつき感等が生じるのをより効果的に防止することができる。
加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンの総配合量は、0.1〜5wt%であるのが好ましく、0.5〜3wt%であるのがより好ましい。これにより、爪の割れ・欠け、2枚爪、つやの低下、かさつき等の症状をより効率よく改善することができる。
[アミノ酸]
本発明の爪用化粧料は、アミノ酸類を含んでいてもよい。アミノ酸類を含むことにより、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンをより効果的に安定配合することができ、保存安定性をさらに優れたものとすることができる。
アミノ酸類としては、例えば、L−アラニン、L−アルギニン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン、L−アスパラギン、L−システイン、L−セリン、L−チロシン、L−プロリン、ピロリドンカルボン酸塩、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リシン、シスチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、オルニチン、ヒスチジン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、特にグリシンを用いるのが好ましい。これにより、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンをさらに効果的に安定配合することができる。
アミノ酸類の配合量は、特に限定されないが、0.001〜20wt%であるのが好ましく、0.01〜5wt%であるのがより好ましい。これにより、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンをより効率よく安定配合することができる。
[ビタミン類]
本発明の爪用化粧料は、ビタミン類を含んでいてもよい。ビタミン類を含むことにより、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンの特有のにおいを低減することができる。特に、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンを高濃度で配合した場合、より高い効果を発揮する。
ビタミン類としては、例えば、レチノール、レチノイン酸、ビタミンA油、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、β−カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、塩酸ピリドキシン、ジカプリル酸ピリドキシン、ビオチン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、リボフラビン、葉酸、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸−2−リン酸パルミチン酸ナトリウム、アスコルビルエチル、エルゴカルシフェロール、dl−α−トコフェロール、dl−α−酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、ユビキノン、カルニチン、α−リポ酸、ビタミンP(ヘスペリジン、メチルヘスペリジン、ルチン)等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、dl−α−トコフェロール、dl−α−酢酸トコフェロール、天然ビタミンEからなる群から選択される少なくとも1種を含むことにより、上記効果をより顕著なものとすることができる。
また、上述した中でも、レチノールを含むことにより、爪の乾燥をより効果的に防止するとともに、爪につやを効果的に付与することができる。
ビタミン類の配合量は、特に限定されないが、0.001〜10wt%であるのが好ましく、0.01〜1wt%であるのがより好ましい。これにより、加水分解ケラチンおよびカチオン化ケラチンの特有のにおいをより効率よく低減することができる。
[その他の成分]
また、本発明の爪用化粧料には、上記成分の他、目的および剤形に応じて通常用いられる基剤成分並びに薬効成分を配合することができる。
そのような基剤成分並びに薬効成分の例として、鉱物・合成油、動植物油、ロウ類、脂肪酸、アルコール、エステル油、シリコン油、界面活性剤、湿潤剤、高分子化合物、動植物抽出物、溶剤、消炎剤、防腐剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、pH調整剤、色素・顔料、紛体、被膜形成剤、香料などが挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。以下にそれらの具体例を挙げる。
(鉱物・合成油)
鉱物・合成油としては、例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロスタリンワックス、α−オレフィンオリゴマー、ポリエチレン、ポリブテン、合成スクワラン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(動植物油)
動植物油としては、例えば、スクワラン、オリブ油、ツバキ油、コムギ胚芽油、ホホバ油、アボガド油、カロット油、シア脂、液状シア脂、パーム油、パーム核油、硬化油、馬油、ラノリン類、卵黄油、チョウジ油、ローズヒップ油、ラベンダー油、ハッカ油、スペアミント油、ローズマリー油、マカデミアナッツ油、杏仁油、サフラワー油、サフラワー油(2)、ヒマワリ油、ヒマワリ油(2)、メドゥホーム油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ油、カカオ脂、コメヌカ油、コメ胚芽油、ウイキョウ油、オレンジ油、カミツレ油、キューカンバー油、ククイナッツ油、大豆油、ティーツリー油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、アルガニアスピノサ核油、クランベアビシニカ種子油、アルモンド油、桃仁油、グレープシード油、エミュー油、ミンク油、アサ種子油、アマニ油、サザンカ油、モクロウ、ヤシ油、月見草油、ピスタシオ種子油、マンゴーバター等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(ロウ類)
ロウ類としては、例えば、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、キャンデリラロウ、モンタンロウ、セラック、オレンジラフィー油等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(脂肪酸)
脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(アルコール)
エタノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、バチルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(エステル油)
エステル油としては、例えば、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソノニル、ジオクタン酸エチレングリコール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ミリスチン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、リシノール酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペアルゴン酸エチルヘキシル、ネオデカン酸2−ヘキシルデシル、ネオデカン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチルオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、炭酸ジアルキル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(シリコン油)
シリコン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコン樹脂、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、環状シリコン樹脂、オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ酸共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、ラウロイルサルコシン塩、アルキルメチル−β−アラニン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石けん、N−アシルグルタミン酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルメチルタウリン塩、アルキルアミノプロキオン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルグルコシド、ポリエーテル変性シリコン、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、アミドアミン、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン(大豆リン脂質、卵黄レシチン)およびその誘導体(水素添加卵黄レシチン、水素添加大豆リン脂質、卵黄リゾホスファチジルコリン、大豆リゾリン脂質液、水素添加大豆リゾリン脂質、水酸化大豆リン脂質)、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら界面活性剤は、乳化剤・可溶化剤としても用いられるが、保湿成分としても用いられることがある。保湿成分として用いる場合、植物油のEO付加物である非イオン界面活性剤が特に優れており、1種以上を用いることができる。非イオン界面活性剤の中では、例えばポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが好ましく用いられる。
これら非イオン界面活性剤の少なくとも1種の含有量は、外用剤組成物の全質量に対して0.001〜20質量%が適当であり、好ましくは0.01〜10質量%、特に好ましくは0.1〜6質量%である。この量が0.001質量%未満では充分な保湿効果が得られない場合があり、20質量%を越えると使用性を損なう場合がある。
(湿潤剤)
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ソルビット液、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールの他、酸化エチレン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレン、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(高分子化合物)
高分子化合物としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、寒天、ファーセレラン、グァーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デキストリン、デンプン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビノガラクタン、ペクチン、マルメロ、小麦タンパク質、大豆タンパク質、アルブミン、カゼイン、ゼラチン、キトサン、ヒアルロン酸、カードラン、キサンタンガム、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストラン、プルラン、ヒアルロン酸、合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、ヒドロキシプロピル化グァーガム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(動植物抽出物)
動植物抽出物としては、例えば、牛または豚、馬由来のプラセンタエキス、エラスチン及びその分解物(加水分解エラスチン)またはそれらの誘導体、牛または豚、魚由来のコラーゲン及びその分解物(加水分解コラーゲン)またはそれらの誘導体(加水分解コラーゲンエチル、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン)、シルク及びその分解物(加水分解シルク)またはそれらの誘導体(塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク)、コンキオリン及びその分解物(加水分解コンキオリン液)またはそれらの誘導体(塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コンキオリン液)、酵母エキス、アロエエキス、カモミラエキス、コンフリーエキス、シャクヤクエキス、シソエキス、ショウキョウエキス、ショウブ根エキス、セージエキス、センブリエキス、センキュウエキス、ソウハクヒエキス、ダイズ発酵エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ヘチマエキス、ハマメリス水、ヒキオコシエキス、ホップエキス、マロニエエキス、モモ葉エキス、ユキノシタエキス、ユーカリエキス、ユズエキス、メリッサエキス、ヨモギエキス、ヨクイニンエキス、ノバラエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス、海藻エキス(1)、海藻エキス(2)、海藻エキス(3)、海藻エキス(4)、コメヌカ発酵エキス等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(溶剤)
溶剤としては、例えば、精製水、常水、イソプロパノール、ベンジルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(消炎剤)
消炎剤としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、アラントイン、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(防腐剤)
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ウンデシレン酸、ピオニン、l−メントール、d−カンフル、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンゼトニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(紫外線防止剤)
紫外線防止剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、オキシベンゾン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、サリチル酸オクチル、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、フェルラ酸、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(金属イオン封鎖剤)
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸、エデト酸塩、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、エチレンジアミンテトラキス(2−ヒドロキシイソプロピル)ジオレイン酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液、フィチン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エリソルビン酸、没食子酸プロピル、d−δ−トコフェロール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(pH調整剤)
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸およびその塩等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(顔料)
有機顔料の例としてはアゾ顔料、フタロシアニン顔料等が挙げられ、レーキしたものも用いられる。有機顔料としては、例えば赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料紛体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等が、無機顔料としては無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン、酸化セリウム、硫酸バリウム酸化鉄、紺青等が挙げられる。
(その他)
尿素、エラグ酸、酵母(酵母エキス(1)、酵母エキス(2)、酵母エキス(3))およびその分解物(加水分解酵母)や、バレイショデンプン、タルク、トウモロコシデンプン、海水乾燥物、海水乾燥物(2)等の粉体、エチレングリコール脂肪酸エステル、雲母、ジステアリン酸、ジステアリン酸エチレングリコール、ステアリン酸グリコール、ココアンホ酢酸ナトリウム、ポリエチレングリコール600、酸化鉄、酸化チタン、雲母を酸化チタンや酸化鉄で被覆したもの等のパール化剤
以上、本発明の爪用化粧料について説明したが、本発明はこれに限定されない。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
(実施例1)
表1に示す成分および配合量を用いて、以下のようにして、爪用化粧料(クリーム)を製造した。
1.まず、酢酸DL−α−トコフェロール、パラオキシ安息香酸エステル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、フェノキシエタノール、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、1,3−ブチレングリコール、セタノール、エデト酸二ナトリウム、ステアリン酸、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、メチルポリシロキサンを混合し、撹拌下にて80℃まで加温した。
2.次に、精製水を80℃まで加温し、上記1.の混合物に添加撹拌し、乳化した。乳化後、40℃まで撹拌冷却した。
3.次に、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液および、水添レチノール、香料、加水分解ケラチン末水溶液、グリシン水溶液、尿素水溶液をそれぞれ2.の混合物へ添加し、均一に撹拌混合した。その後、さらに30℃まで撹拌冷却し、爪用化粧料を得た。
(実施例2〜3、比較例1〜3)
表1に示す成分および配合量を用いた以外は、前記実施例1と同様にして爪用化粧料(クリーム)を製造した。
Figure 0005933315
(実施例4)
以下に示す成分および配合量を用いて、常法により、爪用化粧料(ミストローション)を製造した。
加水分解ケラチン末 3.0
塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液 0.15
グリシン 1.0 水添レチノール 0.01
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4
グリセリンモノ−2−エチルヘキシル 0.1
フェノキシエタノール 0.5
濃グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
プロピレングリコール 2.0
イノシトール 0.5
エタノール 2.0
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.2
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ローズ水 2.5
精製水 79.57
(実施例5)
以下に示す成分および配合量を用いて、常法により、爪用化粧料(ネイルオイル)を製造した。
加水分解ケラチン末 0.5
塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液 0.01
グリシン 0.1
水添レチノール 0.01
セスキオレイン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 50.0
ホホバ油 0.5
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.5
ラベンダー油 0.2
ローズマリー油 0.3
流動パラフィン 44.88
精製水 2.0
(実施例6)
以下に示す成分および配合量を用いて、常法により、爪用化粧料(ジェルクリーム)を製造した。
加水分解ケラチン末 3.0
塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液 0.15
グリシン 1.0
水添レチノール 0.01
水素添加大豆リン脂質 0.1
モノラウリン酸ポリグリセリル 0.2
ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.18
ポリアクリル酸アミド 1.2
軽質流動イソパラフィン 0.72
パラオキシ安息香酸エステル 0.5
架橋型メチルポリシロキサン 0.32
デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
メドウフォーム油 0.3
アボカド油 0.1
ジプロピレングリコール 2.0
エタノール 1.0
精製水 87.22
(実施例7)
以下に示す成分および配合量を用いて、常法により、爪用化粧料(ハンドアンドネイルクリーム)を製造した。
加水分解ケラチン末 3.0
塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン液 0.15
グリシン 1.0
水添レチノール 0.01
ベヘニルアルコール 0.87
ステアリルアルコール 0.84
ポリオキシエチレンフィトステロール 0.48
セタノール 0.23
フィトステロール 0.22
親油型モノステアリン酸グリセリル 0.12
水素添加大豆リン脂質 0.12
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 0.12
オリブ油 0.3
セトステアリルアルコール 3.0
ステアリン酸 0.3
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
1,3−ブチレングリコール 3.0
濃グリセリン 3.0
グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液 1.0
フェノキシエタノール 0.3
パラオキシ安息香酸エステル 0.3
香料 0.1
精製水 81.34
<評価>
[改善効果の評価]
各実施例および各比較例で得られた各爪用化粧料を、爪が欠けやすい等、日常から爪に悩む女性、各爪用化粧料に対して10名に、朝晩1日2回、2週間使用してもらった。
各爪用化粧料使用前と、2週間使用後に、マイクロスコープにて、爪の表面状態を観察し、爪のつやと爪の欠けについて、下記の基準に従って評価し、10人の平均点を求めた。
(爪のつや)
3点 :つやが出ている。
2点 :変化なし。
1点 :つやが無くなる。
(爪の欠け)
3点 :爪の欠けが改善されている。
2点 :変化なし。
1点 :爪の欠けが悪化している。
また、爪の先端部を採取し、走査型電子顕微鏡を使用して爪表面の状態を観察し、角層細胞の剥離度について、下記の基準に従って評価し、10人の平均点を求めた。
(角層細胞の剥離度)
3点 :角層細胞の剥離度が改善している。
2点 :変化なし。
1点 :角層細胞の剥離度が悪化している。
[保存安定性]
各実施例および各比較例で得られた爪用化粧料を、40℃の環境に1ヶ月放置し、放置後の臭いおよび変色を調査し、以下の基準に従い評価した。
(臭い)
A :臭いに変化が認められない。
B :臭いに変化がほとんど認められない。
C :臭いに変化が認められる。
(変色)
A :変色が認められない。
B :変色がほとんど認められない。
C :変色が認められる。
これらの結果を、表2に示した。
Figure 0005933315
表2から明らかなように、本発明の爪用化粧料は、爪の状態を良好に改善することができるとともに、保存安定性にも優れるものであった。また、本発明の乳化化粧料は、ベタつきやごわつきといった使用感は感じられなかった。これに対して、比較例では、十分な結果が得られなかった。

Claims (6)

  1. 爪の表面に付与して用いられる爪用化粧料であって、
    加水分解ケラチンと、カチオン化ケラチンと、アミノ酸と、レチノールと、を含有することを特徴とする爪用化粧料。
  2. 前記加水分解ケラチンの配合量をX[wt%]、前記カチオン化ケラチンの配合量をY[wt%]としたとき、0.002≦X/Y≦500の関係を満足する請求項1に記載の爪用化粧料。
  3. 前記加水分解ケラチンおよび前記カチオン化ケラチンは、羽毛から抽出された成分を用いて生成されたものである請求項1または2に記載の爪用化粧料。
  4. 前記加水分解ケラチンおよび前記カチオン化ケラチンの総配合量は、0.1〜5wt%である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の爪用化粧料。
  5. 前記アミノ酸は、グリシンである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の爪用化粧料。
  6. 前記レチノールは、水添レチノールである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の爪用化粧料。
JP2012082908A 2012-03-30 2012-03-30 爪用化粧料 Active JP5933315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012082908A JP5933315B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 爪用化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012082908A JP5933315B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 爪用化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013212999A JP2013212999A (ja) 2013-10-17
JP5933315B2 true JP5933315B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=49586643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012082908A Active JP5933315B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 爪用化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5933315B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102006949B1 (ko) * 2013-12-09 2019-08-02 주식회사 엘지생활건강 손ㆍ발톱 케어용 조성물
JP5936018B2 (ja) * 2014-06-23 2016-06-15 幸子 渡辺 ネイル装飾用ベースジェル組成物
JP6570316B2 (ja) * 2015-05-25 2019-09-04 ロート製薬株式会社 爪用組成物
JP6437961B2 (ja) * 2016-07-21 2018-12-12 佐藤製薬株式会社 爪用水性化粧料

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4887033A (ja) * 1972-02-25 1973-11-16
CH648481A5 (de) * 1981-06-26 1985-03-29 Joos Bernhard Nagelschutzpraeparat zur festigung und/oder haertung lebender finger- und/oder zehennaegel.
LU85067A1 (fr) * 1983-10-28 1985-06-19 Oreal Composition et procede de traitement des matieres keratiniques avec au moins un polymere anionique et au moins une proteine quaternisee
JPH02235805A (ja) * 1989-03-09 1990-09-18 Pola Chem Ind Inc 美爪料
US5462729A (en) * 1994-08-09 1995-10-31 Citra Science Ltd. Hoof and nail conditioner
JP2002114653A (ja) * 2000-10-02 2002-04-16 Hoyu Co Ltd 染毛用前処理剤
AU2003283894B2 (en) * 2002-11-28 2009-01-08 Keratec Limited Personal care formulations containing keratin
JP2006176456A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Ichimaru Pharcos Co Ltd 爪保護・改善剤及びこれを含有する爪用化粧料組成物
JP2006342064A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Croda Japan Kk 爪用化粧料組成物
EP2522336A4 (en) * 2009-11-02 2014-08-27 Fukumotogiken Corp Co Ltd COSMETIC COMPOSITION FOR MALAXATED SKIN AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND METHOD OF USING THE COSMETIC COMPOSITION FOR MALAXATED SKIN

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013212999A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5881723B2 (ja) 唇用保湿組成物
KR20060130215A (ko) 수중유형 유화조성물, 및 상기 조성물을 사용한 피부외용제 및 화장품
JP2007045776A (ja) 保湿剤及びこれを含有する化粧料及び皮膚外用剤
US11446224B2 (en) Gel composition
US20100152139A1 (en) Emulsified skin external preparation and method for stabilizing the skin external preparation
KR101502260B1 (ko) 피부 외용제 및 그의 제조 방법
JP2018048097A (ja) トラネキサム酸含有化粧料又は皮膚外用剤
JP5933315B2 (ja) 爪用化粧料
JP6483489B2 (ja) 化粧料
JP2010235514A (ja) 液状クレンジング用組成物
JP2005187465A (ja) アスコルビン酸−2−リン酸エステルの高級脂肪酸エステルの塩を含む乳化された皮膚外用剤、その製造方法、ならびに該エステル塩の安定化方法
JP6116258B2 (ja) 皮膚外用剤およびその製造方法
JP2019064932A (ja) 毛髪化粧料
JP6472038B2 (ja) 化粧料用油剤及びそれを配合する化粧料
JP4399332B2 (ja) 化粧料
JP4672328B2 (ja) アスコルビン酸誘導体塩を含む皮膚外用剤、該皮膚外用剤の安定化方法および安定化剤
JP6954895B2 (ja) 過脂肪剤およびパーソナルケア組成物
JP2015160818A (ja) 毛髪化粧料
JP2012197242A (ja) 油性化粧料
JP6664972B2 (ja) クレンジング用化粧料
JP5873330B2 (ja) 二層型クレンジング化粧料
JP2010208950A (ja) 化粧料およびその製造方法
JP2005154286A (ja) 毛髪化粧料
JP6430131B2 (ja) 靴下用ずれ防止剤
JP5918528B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5933315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250