JP2010208950A - 化粧料およびその製造方法 - Google Patents

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浩淑 大谷
Nobuyuki Doi
信幸 土井
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Abstract

【課題】ヒトオリゴペプチドの配合量が少量であっても十分な美容効果が得られる化粧料およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の化粧料は、ヒトオリゴペプチドと、ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンとを含有することを特徴とする。ヒアルロン酸類は、ヒアルロン酸の塩、ヒアルロン酸誘導体の塩のうちの1種であることが好ましい。前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記ヒアルロン酸類の配合量をB[wt%]としたとき、1×10−5≦B/A≦1×1010の関係を満足することが好ましい。前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記加水分解コラーゲンの配合量をC[wt%]としたとき、1×10−5≦C/A≦1×1010の関係を満足することが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料およびその製造方法に関するものである。
アンチエイジング(老化防止)や美容への意識の高まりにともなって、アンチエイジング効果や美容効果を謳った化粧料が種々開発されている。
このような中、近年、細胞成長因子(ヒトオリゴペプチド)という成分が注目を浴びつつある。
このヒトオリゴペプチドは、人が本来持っている因子であり、皮膚表面にある受容体と結びつき、新しい細胞の生産を促進する効果を有しており、このような成分を配合した化粧料も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ヒトオリゴペプチドは、非常に高価な成分で、期待する効果を発揮させるため、ある程度の量を配合すると、化粧料が非常に高価となってしまうといった問題があった。また、ヒトオリゴペプチドの配合量を少なくすると、十分な効果が得られないといった問題があった。
特開平7−196529号公報
本発明の目的は、ヒトオリゴペプチドの配合量が少量であっても十分な美容効果が得られる化粧料およびその製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。
(1) ヒトオリゴペプチドと、ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンとを含有することを特徴とする化粧料。
(2) 前記ヒアルロン酸類は、ヒアルロン酸の塩、ヒアルロン酸誘導体の塩のうちの少なくとも1種である上記(1)に記載の化粧料。
(3) 前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記ヒアルロン酸類の配合量をB[wt%]としたとき、1×10−5≦B/A≦1×1010の関係を満足する上記(1)または(2)に記載の化粧料。
(4) 前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記加水分解コラーゲンの配合量をC[wt%]としたとき、1×10−5≦C/A≦1×1010の関係を満足する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の化粧料。
(5) さらに、スフィンゴモナスエキスを含む上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の化粧料。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の化粧料の製造方法であって、
多価アルコールに分散させた状態で前記ヒトオリゴペプチドを添加する工程と、
前記ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンを添加する工程とを有することを特徴とする化粧料の製造方法。
本発明によれば、ヒトオリゴペプチドの配合量が少量であっても十分な美容効果が得られる化粧料を提供することができる。
以下、本発明の化粧料およびその製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
<化粧料>
まず、本発明の化粧料について、詳細に説明する。
なお、本明細書中における化粧料は、皮膚化粧料および頭髪化粧料を含み、具体的には、化粧水、乳液、クリーム、パック、シャンプー、リンス、洗顔料、ボディソープ、整髪料、ヘアトニック等を含むものである。
本発明の化粧料は、ヒトオリゴペプチドと、ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンとを含有するものである。
以下、各成分について詳細に説明する。
[ヒトオリゴペプチド]
ヒトオリゴペプチドは、タンパク質の一種で、「細胞再生因子」と呼ばれ、人間が本来持っている因子である。そして、このヒトオリゴペプチドは、皮膚の表面にある受容体と結びつき、新しい細胞の生産を促進する機能を備えた成分である。このヒトオリゴペプチドが加齢によって減少することで、皮膚細胞の再生機能が低下し、シミやしわ、たるみなどの肌老化が進行すると言われている。
このようなヒトオリゴペプチドを肌へ十分に供給することができれば、皮膚の老化を防止する効果を期待することができる。
しかしながら、このヒトオリゴペプチドは、非常に高価な成分で、肌へ十分に供給するために、ヒトオリゴペプチドを多く配合すると、化粧料が非常に高価になってしまうといった問題があった。この問題を回避するため、ヒトオリゴペプチドの配合量を少なくすると、上述したような効果が十分に得られないという問題があった。
これに対して、本発明では、ヒトオリゴペプチドと、後述するようなヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンとを配合することにより、ヒトオリゴペプチドの配合量が少量であっても十分な美容効果を得ることができる。すなわち、後述するヒアルロン酸類および加水分解コラーゲンは、ヒトオリゴペプチドの上述したような効果を促進させる効果を有している。
ヒトオリゴペプチドとしては、例えば、上皮細胞成長(増殖)因子(EGF:Epidermal Growth Factor)、繊維芽細胞成長因子(FGF:Fibroblast Growth Factor)、血管内皮細胞成長因子(VEGF:Vascular Endothelial Growth Factor)等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ヒトオリゴペプチドの配合量は、1×10−9〜1wt%であるのが好ましく、1×10−8〜0.5wt%であるのがより好ましい。このような少ない配合量であっても、本発明の化粧料は、優れた使用感および優れた美容効果を発揮することができる。これに対して、ヒトオリゴペプチドの配合量が前記下限値未満であると、後述するヒアルロン酸類、コラーゲンの配合量によっては、十分な美容効果が得られない場合がある。また、ヒトオリゴペプチドの配合量が前記上限値を超えると、化粧料が高価なものとなってしまう。
[ヒアルロン酸類]
ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、非常に高い保湿力を有する成分である。本発明において、ヒアルロン酸類とは、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体およびそれらの塩のことを指す。
このようなヒアルロン酸類を含むことにより、ヒアルロン酸類によって肌(皮膚細胞)により多くの水分が供給・保持される。そして、その水分に溶解したヒトオリゴペプチドが長期にわたって細胞内に保持されることから、ヒトオリゴペプチドの配合量が少ない場合であっても、十分な美容効果を発揮させることができる。また、供給された水分とともに、ヒトオリゴペプチドを皮膚内部へと深く浸透させることができ、皮膚細胞の再生機能をさらに向上させることができる。
このようなヒアルロン酸類としては、取り扱いのし易さから、ヒアルロン酸の塩、ヒアルロン酸誘導体の塩を用いるのが好ましい。
また、ヒアルロン酸類としては、特に、アセチル化ヒアルロン酸またはその塩を用いるのが好ましい。アセチル化ヒアルロン酸またはその塩は、他のヒアルロン酸類に比べ、特に高い保水力(保湿力)を有していることから、ヒトオリゴペプチドを含むことによる効果をさらに顕著なものとすることができる。
また、ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、ヒアルロン酸類の配合量をB[wt%]としたとき、1×10−5≦B/A≦1×1010の関係を満足するのが好ましく、2×10−4≦B/A≦1×10の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、ヒアルロン酸類を配合することによる効果を十分に発揮させ、ヒトオリゴペプチドの機能をより効果的に発揮させることができる。
ヒアルロン酸類の配合量は、具体的には、1×10−5〜10wt%であるのが好ましく、1×10−4〜1wt%であるのがより好ましい。これにより、美容効果を特に優れたものとすることができる。
[加水分解コラーゲン]
コラーゲンは、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨等を構成するタンパク質の一種であり、保湿機能を有する成分である。また、コラーゲンは、人間が本来持つ、コラーゲンの生成能力を活性化させ、皮膚の新陳代謝を向上させる機能を有する成分である。コラーゲンとしては、例えば、I〜III型コラーゲン、V型コラーゲン等の線維性コラーゲン、IV型コラーゲン、VI〜VIII型等の非線維性コラーゲン等が挙げられる。
本発明で使用する加水分解コラーゲンは、上記コラーゲンを酸や酵素で加水分解したもので、コラーゲンペプチドとも呼ばれる成分である。
加水分解コラーゲンは、低分子量(分子量5000以下)で、分子サイズがナノオーダーの成分である。また、加水分解コラーゲンは、水溶性の成分である。このため、皮膚への浸透性が高く、皮膚の深層までコラーゲンが到達することが可能となり、効率よくコラーゲンを皮膚の細胞に吸収させることができる。その結果、皮膚に対するコラーゲンの種々の効果を効率よく発揮させることができる。
また、このような加水分解コラーゲンを含むことにより、上述したヒトオリゴペプチドの皮膚への吸収を促進させることができる。これは、加水分解コラーゲンとヒトオリゴペプチドとが親和性が高いことから、加水分解コラーゲンの皮膚への浸透にともなって、ヒトオリゴペプチドも皮膚に浸透するためであると考えられる。その結果、皮膚の再生機能がさらに向上させることができ、美容効果に優れた化粧料とすることができる。
ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、加水分解コラーゲンの配合量をC[wt%]としたとき、1×10−5≦C/A≦1×1010の関係を満足するのが好ましく、2×10−4≦C/A≦1×10の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、より効果的にヒトオリゴペプチドを皮膚へ吸収させることができ、皮膚の再生機能がさらに向上させることができ、美容効果に特に優れた化粧料とすることができる。
加水分解コラーゲンの配合量は、具体的には、1×10−5〜10wt%であるのが好ましく、1×10−4〜1wt%であるのがより好ましい。これにより、美容効果を特に優れたものとすることができる。
[その他の成分]
本発明の化粧料には、上記成分の他、例えば、スフィンゴモナスエキス、エラスチン等を含んでいてもよい。
(スフィンゴモナスエキス)
スフィンゴモナスエキスは、発酵セラミドと呼ばれる培養したスフィンゴモナス属菌体から得られたスフィンゴ糖脂質とリン脂質の混合脂質である。
このスフィンゴモナスエキスは、角質細胞の隙間をつなぎ、酸素や刺激物の侵入を防ぐとともに、細胞内に水分を保持する機能(保湿機能)を有する成分である。
また、スフィンゴモナスエキスは、上述したようにヒトオリゴペプチドの機能を活性化する機能を有する成分である。このようなスフィンゴモナスエキスを含むことにより、ヒトオリゴペプチドの皮膚の再生機能をより効果的に向上することができ、美容効果に特に優れた化粧料とすることができる。
ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、スフィンゴモナスエキスの配合量をD[wt%]としたとき、1×10−4≦D/A≦1×1010の関係を満足するのが好ましく、2×10−3≦D/A≦1×10の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、スフィンゴモナスエキスを配合することによる効果を十分に発揮させつつ、ヒトオリゴペプチドの機能をより効果的に活性化することができる。
スフィンゴモナスエキスの配合量は、具体的には、1×10−4〜10wt%であるのが好ましく、1×10−3〜1wt%であるのがより好ましい。これにより、スフィンゴモナスエキスを配合することによる効果を十分に発揮させつつ、ヒトオリゴペプチドの機能をより効果的に活性化することができる。
(エラスチン)
エラスチンは、コラーゲンと同様に細胞外で働く繊維状の蛋白質で、ゴムのように伸び縮みする性質(弾性)を有しており、皮膚組織に柔軟性を与える成分である。また、エラスチンは、皮膚の真皮・靱帯・腱・血管壁等の伸縮性の必要な器官に広く分布しており、加齢によるエラスチンの減少が、しわやたるみの原因となっている。
このようなエラスチンを含むことにより、皮膚の弾力やハリをより効果的に向上させることができる。
配合するエラスチンとしては、特に限定されず、例えば、水溶性エラスチン、加水分解エラスチン等を用いることができる。中でも、酵素等によって加水分解した加水分解エラスチンを用いるのが好ましい。加水分解エラスチンは、上記加水分解コラーゲンと同様に、低分子量で、水溶性の成分である。したがって、皮膚への浸透性が高く、皮膚の深層までエラスチンが到達することが可能となり、効率よくエラスチンを皮膚の細胞に吸収させることができる。その結果、皮膚に対するエラスチンの種々の効果を効率よく発揮させることができる。
また、加水分解エラスチンは、保護コロイド作用を有しており、皮膚を保護・改善する効果も期待することができる。さらに、保護コロイド作用によって、上記各成分による保湿効果を持続させることができる。
エラスチンの配合量は、特に限定されないが、1×10−5〜10wt%であるのが好ましく、1×10−4〜1wt%であるのがより好ましい。これにより、美容効果を特に優れたものとすることができる。
また、本発明の化粧料は、上記成分の他、多価アルコールを含んでいてもよい。
多価アルコールは、保湿機能や粘度調整機能等を有している。
多価アルコールとしては、特に限定されず、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、マルチトール、還元水あめ、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、キシロース、トレハロース、グルコース、グルコース、ラクトース、マンノース、マルトース、フルクトース、イノシトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオース、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコール等が挙げられ、これらの内、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このような多価アルコールの配合量は、0.01〜40wt%であるのが好ましく、0.1〜30wt%であるのがより好ましい。
本発明の化粧料には、上記成分の他、目的および剤形に応じて通常用いられる基剤成分並びに薬効成分を配合することができる。そのような基剤成分並びに薬効成分の例として、鉱物・合成油、動植物油、ロウ類、脂肪酸、アルコール、エステル油、シリコン油、界面活性剤、湿潤剤、高分子化合物、動植物抽出物、アミノ酸類、溶剤、ビタミン類、消炎剤、防腐剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、pH調整剤、色素・顔料、香料などが挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
以下にそれらの具体例を挙げる。
(鉱物・合成油)
鉱物・合成油としては、例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロスタリンワックス、α−オレフィンオリゴマー、ポリエチレン、ポリブテン、合成スクワラン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(動植物油)
動植物油としては、例えば、スクワラン、オリブ油、ツバキ油、コムギ胚芽油、ホホバ油、アボガド油、カロット油、シア脂、液状シア脂、パーム油、パーム核油、硬化油、馬油、ラノリン類、卵黄油、チョウジ油、ローズヒップ油、ラベンダー油、ハッカ油、スペアミント油、ローズマリー油、マカデミアナッツ油、杏仁油、サフラワー油、ヒマワリ油、メドゥホーム油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ油、カカオ脂、コメヌカ油、コメ胚芽油、ウイキョウ油、オレンジ油、カミツレ油、キューカンバー油、ククイナッツ油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、アルガニアスピサ核油、クランベアビシニカ種子油、アルモンド油、パーシック油、桃仁油、グレープシード油、エミュー油、ミンク油、アサ種子油、アマニ油、サザンカ油、モクロウ、ヤシ油、月見草油、ピスタシオ種子油、マンゴーバター等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(ロウ類)
ロウ類としては、例えば、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、キャンデリラロウ、モンタンロウ、セラック、オレンジラフィー油等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(脂肪酸)
脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(アルコール)
エタノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、バチルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(エステル油)
エステル油としては、例えば、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソノニル、ジオクタン酸エチレングリコール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ミリスチン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、リシノール酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペアルゴン酸オクチル、ネオデカン酸2−ヘキシルデシル、ネオデカン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチルオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、炭酸ジアルキル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(シリコン油)
シリコン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコン樹脂、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、環状シリコン樹脂、オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ酸共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、ラウロイルサルコシン塩、アルキルメチル−β−アラニン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石けん、N−アシルグルタミン酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルメチルタウリン塩、アルキルアミノプロキオン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルグルコシド、ポリエーテル変性シリコン、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、アミドアミン、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン(大豆又は卵黄)およびその誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(湿潤剤)
湿潤剤としては、上記多価アルコールの他、例えば、酸化エチレン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(高分子化合物)
高分子化合物としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、寒天、ファーセレラン、グァーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デキストリン、デンプン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビノガラクタン、ペクチン、マルメロ、小麦タンパク質、大豆タンパク質、アルブミン、カゼイン、ゼラチン、キトサン、ヒアルロン酸、カードラン、キサンタンガム、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストラン、プルラン、ヒアルロン酸、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、ヒドロキシプロピル化グァーガム、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(動植物抽出物)
動植物抽出物としては、例えば、プラセンタエキス、加水分解ケラチン、加水分解シルク、酵母エキス、アロエエキス、コンフリーエキス、シャクヤクエキス、シソエキス、セージエキス、センブリエキス、ハマメリス水、ヒキオコシエキス、ホップエキス、マロニエエキス、モモ葉エキス、ユキノシタエキス、メリッサエキス、ヨモギエキス、ローズマリーエキス、コメヌカ発酵エキス等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(アミノ酸類)
アミノ酸類としては、例えば、L−アラニン、L−アルギニン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン、L−アスパラギン、L−システイン、L−セリン、L−チロシン、L−プロリン、ピロリドンカルボン酸塩、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リシン、シスチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、オルニチン、ヒスチジン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(溶剤)
溶剤としては、例えば、精製水、常水、エタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(ビタミン類)
ビタミン類としては、例えば、レチノール、レチノイン酸、ビタミンA油、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、塩酸ピリドキシン、ジカプリル酸ピリドキシン、ビオチン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、リボフラビン、葉酸、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸−2−リン酸パルミチン酸ナトリウム、アスコルビルエチル、エルゴカルシフェロール、dl−α−トコフェロール、dl−α−酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、ユビキノン、カルニチン、α−リポ酸、ビタミンP(ヘスペリジン、メチルヘスペリジン、ルチン)等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(消炎剤)
消炎剤としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、アラントイン、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(防腐剤)
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ウンデシレン酸、ピオニン、l−メントール、d−カンフル、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンゼトニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(紫外線防止剤)
紫外線防止剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、オキシベンゾン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、サリチル酸オクチル、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、フェルラ酸、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(金属イオン封鎖剤)
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸、エデト酸塩、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、エチレンジアミンテトラキス(2−ヒドロキシイソプロピル)ジオレイン酸塩、ヒドロキシエタンジスルホン酸、ヒドロキシエタンジスルホン酸四ナトリウム、フィチン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エリソルビン酸、没食子酸プロピル、d−δ−トコフェロール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(pH調整剤)
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸およびその塩等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
<化粧料の製造方法>
次に、上述したような化粧料の製造方法について説明する。
以下、本発明の化粧料を化粧水に適用した場合を例に挙げて説明する。
[1]まず、ヒトオリゴペプチドを、粉末状の多価アルコールに分散させた混合物を用意する。
本実施形態では、このように、粉末状の多価アルコールに分散させた状態のヒトオリゴペプチドを用いて化粧水(化粧料)を製造する。これにより、ヒトオリゴペプチドの空気中への飛散を防止することができるとともに、ヒトオリゴペプチドの上述したような溶剤中に容易かつ確実に溶解させることができる。さらに、ヒトオリゴペプチドの皮膚への浸透性をより高いものとすることができる。その結果、使用感、美容効果に特に優れた化粧水(化粧料)とすることができる。
上記液体中におけるヒトオリゴペプチドの含有量は、0.01〜10wt%であるのが好ましく、0.5〜5wt%であるのがより好ましい。このようなヒトオリゴペプチド濃度の液体を用いることにより、上述したような効果をさらに顕著なものとすることができる。
[2]次に、攪拌機内に、所定量の、各種溶剤、ヒアルロン酸類、加水分解コラーゲン、ヒトオリゴペプチドが分散・溶解した上記液体およびその他の成分を添加する。
[3]次に、必要に応じて加温し、所定時間攪拌することにより、化粧水(本発明の化粧料)が得られる。
なお、各成分を添加する順番は、いかなる順番で添加してもよい。
以上、本発明の化粧料および化粧料の製造方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されない。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
(実施例1)
下記1〜17の成分を用いて、化粧水を製造した。
なお、化粧水の製造は、精製水に、それ以外の成分を均一に混合・溶解させることにより行った。また、ヒトオリゴペプチド(EGF)は、マンニトール100重量部にヒトオリゴペプチド(EGF)2.5重量部を分散させた状態で添加した。
1.ヒトオリゴペプチド(EGF) :5.0×10−8wt%
2.マンニトール :2.0×10−6wt%
3.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム :0.5wt%
4.加水分解コラーゲン :0.1wt%
5.スフィンゴモナスエキス :0.5wt%
6.加水分解エラスチン :0.1wt%
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 :0.1wt%
8.1,3−ブチレングリコール :6.0wt%
9.濃グリセリン :4.0wt%
10.ジプロピレングリコール :3.0wt%
11.1,2−ペンタンジオール :1.0wt%
12.フェノキシエタノール :0.5wt%
13.グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル:0.1wt%
14.クエン酸 :適量
15.クエン酸ナトリウム :適量
16.香料 :適量
17.精製水 :残分
(実施例2〜6)
ヒトオリゴペプチド、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解コラーゲン、スフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例1と同様にして化粧水を得た。
(実施例7)
下記1〜21の成分を用いて、乳液を製造した。
なお、乳液の製造は、以下のようにして行った。
まず、下記成分7〜17を80℃にて加熱混合し、この混合液に、成分18を成分21(精製水)に溶解させた溶液で80℃に加温した溶液を、徐々に添加し乳化した。
次に、50℃まで冷却し、成分19を添加し均一に混合した。
次に、40℃まで冷却した後、成分1〜6を添加し、室温付近まで冷却して乳液を得た。
なお、ヒトオリゴペプチド(EGF)は、マンニトール100重量部にヒトオリゴペプチド(EGF)2.5重量部を分散させた状態で添加した。
1.ヒトオリゴペプチド :5.0×10−8wt%
2.マンニトール :2.0×10−6wt%
3.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム :0.5wt%
4.加水分解コラーゲン :0.1wt%
5.スフィンゴモナスエキス :0.5wt%
6.加水分解エラスチン :0.1wt%
7.モノラウリン酸ポリグリセリル :1.8wt%
8.モノオレイン酸ポリグリセリル :1.7wt%
9.親油型モノステアリン酸グリセリル :0.2wt%
10.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリン :8.0wt%
11.植物性スクワラン :2.0wt%
12.ホホバ油 :0.5wt%
13.1,2−ペンタンジオール :1.0wt%
14.グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル:0.2wt%
15.フェノキシエタノール :0.5wt%
16.1,3−ブチレングリコール :5.0wt%
17.d−δ−トコフェロール :0.03wt%
18.カルボキシビニルポリマー :0.27wt%
19.水酸化ナトリウム(10%水溶液) :適量
20.香料 :適量
21.精製水 :残分
(実施例8〜12)
ヒトオリゴペプチド、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解コラーゲン、スフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例7と同様にして乳液を得た。
(比較例1、2)
ヒトオリゴペプチド、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解コラーゲン、スフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例1と同様にして化粧水を得た。
(比較例3、4)
ヒトオリゴペプチド、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解コラーゲン、スフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例7と同様にして乳液を得た。
各実施例および各比較例の特徴成分およびその配合量等を表1に示す。
Figure 2010208950
<評価>
各実施例および各比較例で得られた化粧料を、各実施例および各比較例のそれぞれについて各10名(30〜40代の女性)に、4週間使用してもらった。その後、以下の5段階の基準に従って評価してもらい、5名の評価の平均を算出した。
5:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善が顕著に見られた。
4:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善が見られた。
3:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善がやや見られた。
2:肌の乾燥は緩和されたが、ハリ、しわ、たるみ等の改善が不満足であった。
1:効果が全くなかった。
以上の評価結果を、表2に示す。
Figure 2010208950
表2から明らかなように、本発明の化粧料は、美容効果に特に優れたものであった。これに対して、比較例では、満足行く結果が得られなかった。

Claims (6)

  1. ヒトオリゴペプチドと、ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンとを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 前記ヒアルロン酸類は、ヒアルロン酸の塩、ヒアルロン酸誘導体の塩のうちの少なくとも1種である請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記ヒアルロン酸類の配合量をB[wt%]としたとき、1×10−5≦B/A≦1×1010の関係を満足する請求項1または2に記載の化粧料。
  4. 前記ヒトオリゴペプチドの配合量をA[wt%]、前記加水分解コラーゲンの配合量をC[wt%]としたとき、1×10−5≦C/A≦1×1010の関係を満足する請求項1ないし3のいずれかに記載の化粧料。
  5. さらに、スフィンゴモナスエキスを含む請求項1ないし4のいずれかに記載の化粧料。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の化粧料の製造方法であって、
    多価アルコールに分散させた状態で前記ヒトオリゴペプチドを添加する工程と、
    前記ヒアルロン酸類および/または加水分解コラーゲンを添加する工程とを有することを特徴とする化粧料の製造方法。
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