JP2010208949A - 化粧料およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の化粧料は、ヒトオリゴペプチドと、スフィンゴモナスエキスとを含有することを特徴とする。前記ヒトオリゴペプチドの配合量は、1×10−9〜1wt%であることが好ましい。前記ヒトオリゴペプチドの配合量をX[wt%]、前記スフィンゴモナスエキスの配合量をY[wt%]としたとき、1×10−4≦Y/X≦1×1010の関係を満足することが好ましい。さらに、ヒアルロン酸誘導体および/またはその塩を含むことが好ましい。さらに、コラーゲンを含むことが好ましい。
【選択図】なし
Description
(1) ヒトオリゴペプチドと、スフィンゴモナスエキスとを含有することを特徴とする化粧料。
多価アルコールに分散させた状態で前記ヒトオリゴペプチドを添加する工程と、前記スフィンゴモナスエキスを添加する工程とを有することを特徴とする化粧料の製造方法。
<化粧料>
まず、本発明の化粧料について、詳細に説明する。
ヒトオリゴペプチドは、タンパク質の一種で、「細胞再生因子」と呼ばれ、人間が本来持っている因子である。そして、このヒトオリゴペプチドは、皮膚の表面にある受容体と結びつき、新しい細胞の生産を促進する機能を備えた成分である。このヒトオリゴペプチドが加齢によって減少することで、皮膚細胞の再生機能が低下し、シミやしわ、たるみなどの肌老化が進行すると言われている。
スフィンゴモナスエキスは、発酵セラミドと呼ばれる培養したスフィンゴモナス属菌体から得られたスフィンゴ糖脂質とリン脂質の混合脂質である。
本発明の化粧料には、上記成分の他、例えば、ヒアルロン酸類、コラーゲン、エラスチン等を含んでいてもよい。
ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、非常に高い保湿力を有する成分である。本発明において、ヒアルロン酸類とは、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸誘導体およびそれらの塩のことを指す。
コラーゲンは、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨等を構成するタンパク質の一種であり、保湿機能を有する成分である。このようなコラーゲンを含むことにより、人間が本来持つ、コラーゲンの生成能力を活性化させ、皮膚の新陳代謝を向上させることができる。
エラスチンは、コラーゲンと同様に細胞外で働く繊維状の蛋白質で、ゴムのように伸び縮みする性質(弾性)を有しており、皮膚組織に柔軟性を与える成分である。また、エラスチンは、皮膚の真皮・靱帯・腱・血管壁等の伸縮性の必要な器官に広く分布しており、加齢によるエラスチンの減少が、しわやたるみの原因となっている。
多価アルコールは、保湿機能や粘度調整機能等を有している。
(鉱物・合成油)
鉱物・合成油としては、例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシン、マイクロスタリンワックス、α−オレフィンオリゴマー、ポリエチレン、ポリブテン、合成スクワラン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
動植物油としては、例えば、スクワラン、オリブ油、ツバキ油、コムギ胚芽油、ホホバ油、アボガド油、カロット油、シア脂、液状シア脂、パーム油、パーム核油、硬化油、馬油、ラノリン類、卵黄油、チョウジ油、ローズヒップ油、ラベンダー油、ハッカ油、スペアミント油、ローズマリー油、マカデミアナッツ油、杏仁油、サフラワー油、ヒマワリ油、メドゥホーム油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ油、カカオ脂、コメヌカ油、コメ胚芽油、ウイキョウ油、オレンジ油、カミツレ油、キューカンバー油、ククイナッツ油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、アルガニアスピサ核油、クランベアビシニカ種子油、アルモンド油、パーシック油、桃仁油、グレープシード油、エミュー油、ミンク油、アサ種子油、アマニ油、サザンカ油、モクロウ、ヤシ油、月見草油、ピスタシオ種子油、マンゴーバター等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ロウ類としては、例えば、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、キャンデリラロウ、モンタンロウ、セラック、オレンジラフィー油等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
エタノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、バチルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
エステル油としては、例えば、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソノニル、ジオクタン酸エチレングリコール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ミリスチン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、リシノール酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペアルゴン酸オクチル、ネオデカン酸2−ヘキシルデシル、ネオデカン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチルオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、炭酸ジアルキル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
シリコン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリコン樹脂、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、環状シリコン樹脂、オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキ酸共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、ラウロイルサルコシン塩、アルキルメチル−β−アラニン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石けん、N−アシルグルタミン酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルメチルタウリン塩、アルキルアミノプロキオン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルグルコシド、ポリエーテル変性シリコン、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、アミドアミン、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン(大豆又は卵黄)およびその誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
湿潤剤としては、上記多価アルコールの他、例えば、酸化エチレン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、酸化プロピレン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
高分子化合物としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、寒天、ファーセレラン、グァーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デキストリン、デンプン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビノガラクタン、ペクチン、マルメロ、小麦タンパク質、大豆タンパク質、アルブミン、カゼイン、ゼラチン、キトサン、ヒアルロン酸、カードラン、キサンタンガム、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストラン、プルラン、ヒアルロン酸、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、ヒドロキシプロピル化グァーガム、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
動植物抽出物としては、例えば、プラセンタエキス、加水分解ケラチン、加水分解シルク、酵母エキス、アロエエキス、コンフリーエキス、シャクヤクエキス、シソエキス、セージエキス、センブリエキス、ハマメリス水、ヒキオコシエキス、ホップエキス、マロニエエキス、モモ葉エキス、ユキノシタエキス、メリッサエキス、ヨモギエキス、ローズマリーエキス、コメヌカ発酵エキス等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
アミノ酸類としては、例えば、L−アラニン、L−アルギニン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン、L−アスパラギン、L−システイン、L−セリン、L−チロシン、L−プロリン、ピロリドンカルボン酸塩、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リシン、シスチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、オルニチン、ヒスチジン、γ−アミノ酪酸、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
溶剤としては、例えば、精製水、常水、エタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ビタミン類としては、例えば、レチノール、レチノイン酸、ビタミンA油、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、β−カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、塩酸ピリドキシン、ジカプリル酸ピリドキシン、ビオチン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、リボフラビン、葉酸、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸−2−リン酸パルミチン酸ナトリウム、アスコルビルエチル、エルゴカルシフェロール、dl−α−トコフェロール、dl−α−酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、ユビキノン、カルニチン、α−リポ酸、ビタミンP(ヘスペリジン、メチルヘスペリジン、ルチン)等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
消炎剤としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、アラントイン、ε−アミノカプロン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ウンデシレン酸、ピオニン、l−メントール、d−カンフル、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンゼトニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
紫外線防止剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、オキシベンゾン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、サリチル酸オクチル、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、フェルラ酸、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸、エデト酸塩、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、エチレンジアミンテトラキス(2−ヒドロキシイソプロピル)ジオレイン酸塩、ヒドロキシエタンジスルホン酸、ヒドロキシエタンジスルホン酸四ナトリウム、フィチン酸等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エリソルビン酸、没食子酸プロピル、d−δ−トコフェロール等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸およびその塩等が挙げられ、これらのうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
次に、上述したような化粧料の製造方法について説明する。
以下、本発明の化粧料を化粧水に適用した場合を例に挙げて説明する。
なお、各成分を添加する順番は、いかなる順番で添加してもよい。
(実施例1)
下記1〜17の成分を用いて、化粧水を製造した。
2.マンニトール :2.0×10−6wt%
3.スフィンゴモナスエキス :0.5wt%
4.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム :0.05wt%
5.加水分解コラーゲン :0.1wt%
6.加水分解エラスチン :0.1wt%
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 :0.1wt%
8.1,3−ブチレングリコール :6.0wt%
9.濃グリセリン :4.0wt%
10.ジプロピレングリコール :3.0wt%
11.1,2−ペンタンジオール :1.0wt%
12.フェノキシエタノール :0.5wt%
13.グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル:0.1wt%
14.クエン酸 :適量
15.クエン酸ナトリウム :適量
16.香料 :適量
17.精製水 :残分
ヒトオリゴペプチドおよびスフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例1と同様にして化粧水を得た。
下記1〜21の成分を用いて、乳液を製造した。
なお、乳液の製造は、以下のようにして行った。
次に、40℃まで冷却した後、成分1〜6を添加し、室温付近まで冷却して乳液を得た。
2.マンニトール :2.0×10−6wt%
3.スフィンゴモナスエキス :0.5wt%
4.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム :0.05wt%
5.加水分解コラーゲン :0.1wt%
6.加水分解エラスチン :0.1wt%
7.モノラウリン酸ポリグリセリル :1.8wt%
8.モノオレイン酸ポリグリセリル :1.7wt%
9.親油型モノステアリン酸グリセリル :0.2wt%
10.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリン :8.0wt%
11.植物性スクワラン :2.0wt%
12.ホホバ油 :0.5wt%
13.1,2−ペンタンジオール :1.0wt%
14.グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル:0.2wt%
15.フェノキシエタノール :0.5wt%
16.1,3−ブチレングリコール :5.0wt%
17.d−δ−トコフェロール :0.03wt%
18.カルボキシビニルポリマー :0.27wt%
19.水酸化ナトリウム(10%水溶液) :適量
20.香料 :適量
21.精製水 :残分
ヒトオリゴペプチドおよびスフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例7と同様にして乳液を得た。
ヒトオリゴペプチドおよびスフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例1と同様にして化粧水を得た。
ヒトオリゴペプチドおよびスフィンゴモナスエキスの配合量を表1に示すようにした以外は前記実施例7と同様にして乳液を得た。
各実施例および各比較例の特徴成分およびその配合量等を表1に示す。
各実施例および各比較例で得られた化粧料を、各実施例および各比較例のそれぞれについて各10名(30〜40代の女性)に、4週間使用してもらった。その後、以下の5段階の基準に従って評価してもらい、5名の評価の平均を算出した。
5:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善が顕著に見られた。
4:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善が見られた。
3:肌の乾燥が緩和され、ハリ、しわ、たるみ等の改善がやや見られた。
2:肌の乾燥は緩和されたが、ハリ、しわ、たるみ等の改善が不満足であった。
1:効果が全くなかった。
以上の評価結果を、表2に示す。
Claims (7)
- ヒトオリゴペプチドと、スフィンゴモナスエキスとを含有することを特徴とする化粧料。
- 前記ヒトオリゴペプチドの配合量は、1×10−9〜1wt%である請求項1に記載の化粧料。
- 前記ヒトオリゴペプチドの配合量をX[wt%]、前記スフィンゴモナスエキスの配合量をY[wt%]としたとき、1×10−4≦Y/X≦1×1010の関係を満足する請求項1または2に記載の化粧料。
- さらに、ヒアルロン酸類を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の化粧料。
- さらに、コラーゲンを含む請求項1ないし4のいずれかに記載の化粧料。
- さらに、エラスチンを含む請求項1ないし5のいずれかに記載の化粧料。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の化粧料の製造方法であって、
多価アルコールに分散させた状態で前記ヒトオリゴペプチドを添加する工程と、前記スフィンゴモナスエキスを添加する工程とを有することを特徴とする化粧料の製造方法。
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JP2012153637A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Fuji Chem Ind Co Ltd | コーニファイドエンベロープ成熟促進剤 |
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