JP2009006435A - 工作機械の切削剤供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミスト供給管のメンテナンス作業性を改善できる工作機械の切削剤供給装置を提供する。
【解決手段】 主軸頭1と、該主軸頭1により回転自在に支持された主軸2と、該主軸2の先端部に取り付けられた工具5とを備え、切削油と圧縮空気とを混合してなるミスト状の切削剤を前記工具5の加工点に向けて供給するように構成された工作機械の切削剤供給装置9において、前記主軸2の基端部側に、前記ミスト状の切削剤を生成するミキシングバルブ 17を配置し、該ミキシングバルブ17にミスト供給管14を接続するとともに、該ミスト供給管14を前記主軸2の軸心部を通って前記主軸2の工具取付孔2a近傍に達するよう延長し、前記工具5を主軸2から取り外したとき、前記工具取付孔2a側から前記ミスト供給管14を主軸2の軸心部に着脱可能に構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、切削油と圧縮空気とを混合してなるミスト状の切削剤を工具の加工点に向けて供給するように構成された工作機械の切削剤供給装置に関する。
切削油と圧縮空気とを混合してなるミスト状の切削剤を工具の加工点に向けて供給する場合、該ミスト状の切削剤が経路の途中で液滴になり、工具から吐出されるミスト量が減少するといった問題がある。この問題を解決できる切削剤供給装置として、従来、例えば特許文献1に記載されたものがある。この切削剤供給装置では、ミスト供給管を、ドローバーの軸心に沿ってドローバーの基端側から先端側まで延びるよう、かつ非回転状態に設け、該ミスト供給管に主軸の基端側の外側から供給される流体を、該ミスト供給管から工具把持機構の流通路を介して工具に供給するように構成されている。
特開2005−271177号公報
ところで、前記ミスト供給管は、主軸に対して非回転状態に配設されていることから該主軸との間の摩擦により摩耗し易い。そのため定期的にミスト供給管を交換する等のメンテナンスが必要である。また工具の種類や切削加工の内容等により必要な切削剤の量が異なる場合があり、このような場合には孔径の異なるものと交換する必要が生じると考えられる。
前記従来の装置では、メンテナンスや交換等によってミスト供給管を主軸から取り外したり、取り付けたりする場合には、主軸の基端側からミスト供給管を主軸軸心部に取り付けたり、取り外したりすることとなる。しかし、主軸の基端側には、ドローバーを移動させて工具をアンロックするアンロック機構やミスト供給管にミスト状の潤滑油を供給するためのミキシングバルブ等多数の部品が配設されているため、前記ミスト供給管のメンテナンス作業性が低いといった問題が懸念される。
本発明は前記従来の状況に鑑みてなされたもので、ミスト供給管のメンテナンス作業性を改善できる工作機械の切削剤供給装置を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、主軸頭と、該主軸頭により回転自在に支持された主軸と、該主軸の先端部に取り付けられた工具とを備え、切削油と圧縮空気とを混合してなるミスト状の切削剤を前記工具の加工点に向けて供給するように構成された工作機械の切削剤供給装置において、前記主軸の基端部側に、前記ミスト状の切削剤を生成するミキシングバルブを配置し、該ミキシングバルブにミスト供給管を接続するとともに、該ミスト供給管を前記主軸の軸心部を通って前記主軸の工具取付部近傍に達するよう延長し、前記工具を主軸から取り外したとき、前記工具取付部側から前記ミスト供給管を主軸の軸心部に着脱可能に構成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ミスト供給管を、前記切削剤の供給量に応じて孔径の異なるものと交換可能としたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ミスト供給管のミキシングバルブ側端部を軸方向にスライド可能にかつ非回転状態に支持するとともに、該ミスト供給管の工具側端部を、前記ドローバーの工具側端部内に配置された軸受部材により軸方向にスライド可能にかつ相対回転可能に支持したことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3において、前記ミスト供給管のミキシングバルブ側端部は、該ミキシングバルブ側端部と非回転部材との間に介在されたシール部材の摩擦力により非回転状態に支持されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1において、前記工具を取り外したとき、前記ミスト供給管の工具側端部が前記主軸の工具取付部より前方に突出していることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、工具を主軸から取り外したとき、前記工具取付部側から前記ミスト供給管を主軸の軸心部に着脱可能としたので、工具を取り外すだけの簡単な作業によりミスト供給管のメンテナンスや交換が可能であり、メンテナンス等の作業性を大幅に向上できる。
請求項2の発明では、前記ミスト供給管を、前記切削剤の供給量に応じて孔径の異なるものと交換可能としたので、簡単な作業により適正な孔径のミスト供給管と交換でき、その結果、適正な量の切削剤を加工点に供給できる。
請求項3の発明では、前記ミスト供給管の、ミキシングバルブ側端部を軸方向にスライド可能にかつ非回転状態に支持するとともに、工具側端部を軸方向にスライド可能にかつ相対回転可能に支持したので、比較的長尺のミスト供給管を高速回転する主軸内において、非回転状態に確実に支持できる。
請求項4の発明では、前記ミスト供給管のミキシングバルブ側端部を、該ミキシングバルブ側端部と非回転部材との間に介在されたシール部材の摩擦力により非回転状態に支持したので、ミスト供給管を非回転状態に支持できるとともに、前記摩擦力に抗して軸方向に引っ張り又は押し込むことにより該ミスト供給管を主軸の軸心部に着脱できる。
請求項5の発明では、前記工具を取り外したとき、前記ミスト供給管の工具側端部が前記主軸の工具取付部より前方に突出しているので、該工具側端部を把持して該ミスト供給管を引き抜きあるいは挿入でき、より一層容易確実にミスト供給管を主軸の軸心部に着脱することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明の一実施形態に係る工作機械の切削剤供給装置を説明するための図である。
図において、1は工作機械の主軸頭である。該主軸頭1は筒状をなしており、内部には主軸2が挿入配置され、該主軸2は軸受3a,3bを介して回転自在に支持されている。
前記主軸2と主軸頭1との間には駆動用のモータ4が配設されている。また主軸2の先端部にはテーパ孔状の工具取付孔2aからなる工具取付部が形成されており、該工具取付孔2aには工具5が嵌合装着されている。
さらにまた前記主軸2の軸心部には挿入孔2bが軸方向に貫通するよう形成されており、該挿入孔2bにはドローバー6が進退可能に挿入配置されている。また、前記挿入孔2bとドローバー6との間には多数の皿ばね7が配置されており、該皿ばね7により前記ドローバー6は、前記工具5をロックする方向に付勢されている。
そして前記主軸2の基端部(後端部)側には、工具5を主軸2から取り外す際に前記ドローバー6をアンロック方向に移動させるアンロック機構8が配設されている。また潤滑油に圧縮空気を混合させてなるミスト状の切削剤を加工点に向けて供給する切削剤供給装置9が、前記アンロック機構8内から前記ドローバー6内に、さらに前記工具5内に渡るように形成されている。
前記工具5は、棒状のホルダ部5aと、該ホルダ部5aの軸心に挿入固定された刃具5bとを有する。前記ホルダ部5aの基端部(後端部)には、前記工具取付孔2aに嵌合するテーパ状の嵌合部5cが形成されている。該嵌合部5cの内部にはロック孔5dが形成され、該ロック孔5dの後端部には係止段部5eが形成されている。また前記ホルダ部5aの軸心には前記ロック孔5dに続くようにミスト導入孔5fが形成されており、該ミスト導入孔5fの先端部は、前記刃具5bの軸心に形成されたミストノズル5gに連通している。このミストノズル5gは該刃具5bによる加工点に向けて開口している。
前記ドローバー6の先端部には、筒状の駆動部材10aが接続されており、該駆動部材10aの外側にはこれを囲むようにロック部材10bが配置されている。前記ドローバー6が前記皿ばね7によりロック方向に付勢されると前記駆動部材10aが前記ロック部材10bをロック方向に付勢し、該ロック部材10bのロックカム10cが前記ホルダ部5aの係止段部5eに係止して該ホルダ部5aをロック方向に付勢する。これにより前記工具5の嵌合部5cが主軸2の工具取付孔2aに嵌合し、その結果、工具5は主軸2の先端部に固定される。
前記アンロック機構8は、前記主軸頭1の後部内に配置固定された円筒状のアンロックシリンダ11と、該アンロックシリンダ11のシリンダ穴11a内に進退可能に挿入配置されたアンロックピストン12と、前記シリンダ穴11aの後端開口11bを閉塞する蓋部材13とを有する。前記シリンダ穴11aの前端開口部11cは前記ドローバー6の後端部6bを囲んでおり、該後端部6bにはフランジ部材6cが装着されている。このフランジ部材6cに、僅かな隙間を開けて前記アンロックピストン12の前端面12aが対向している。
前記アンロックシリンダ11及びアンロックピストン12の後端部と前記蓋部材13とで油室aが形成されている。この油室aにはアンロック時に油圧a′が供給される。また前記アンロックシリンダ11及びアンロックピストン12の中途部同士で油室bが形成されている。この油室bにはアンロックピストン12を後退させる戻り時に油圧b′が供給される。
前記切削剤供給装置9は、前記ドローバー6の軸心部に形成された挿入孔6d内に進退可能に挿入配置されたミスト供給管14と、該ミスト供給管14に接続された接続部材16と、該接続部材16のフランジ16cに接続されたミキシングバルブ17とを有する。前記接続部材16のフランジ16cは前記アンロック機構8の蓋部材13に固定され、従って非回転状態に支持されている。
前記ミスト供給管14は、円形断面を有する直線状のパイプからなり、その工具側端部14bの近傍部分は、前記駆動部材10a内に配置された工具側軸受部材6eで相対回転可能かつ軸方向にスライド可能に支持されている。また前記工具側端部14bは、滑り軸受5iにより相対回転可能にかつ軸方向にスライド可能に支持されている。この滑り軸受5iは、前記工具5のホルダ部5aの軸心部に圧入されたノズル5hの後端部に圧入されている。またこのノズル5hのノズル孔は前記ミスト導入孔5fと同軸をなしている。
また前記ミスト供給管14のミキシングバルブ側端部14aは前記接続部材16の接続孔16b内に挿入されている。そして該接続孔16bと前記ミキシングバルブ側端部14aとの間には複数個(本実施形態の場合は4〜5個)のオーリング18が互いに隣接するように介在されている。このオーリング18は、金属製で、ミスト供給管挿通孔18bとリング配置段部18cを有するリング状の保持部材18aと、該保持部材18aのリング配置段部18cに配置されたゴム製のリング本体18dとからなる。
前記保持部材18aは前記接続部材16の接続孔16b内に圧入され、前記接続部材16の先端面に固定された蓋15で軸方向に押圧されている。前記リング本体18dは隣接する一対の保持部材18a、18aとミスト供給管14のミキシングバルブ側端部14aとで挟持されている。前記ミスト供給管14は前記挟持による摩擦力で前記接続部材16に固定されており、そのため前記ドローバー6が回転してもミスト供給管14は回転しない。一方、前記ミスト供給管14はオーリング18の摩擦力に抗して軸方向に引き抜くことも、またオーリング18内に挿入することも可能となっている。また前記ミスト供給管14の、工具側端部14bとミキシングバルブ側端部14aとの間の部分、つまり軸方向中央部は中央軸受部材21で相対回転可能かつ軸方向にスライド可能に支持されている。前記中央軸受部材21は、複数本(本実施形態の場合は3本)の軸受パイプ21aで構成されており、該各軸受パイプ21aの一端には前記ミスト供給管14の外径より僅かに大径の滑り軸受部21bが形成されている。この3本の軸受パイプ21aは、ドローバー6の後端部に螺着されたフランジ部材6cを取り外した状態で、該ドローバー6の挿入孔6dとミスト供給管14との間に順次挿入され、再びフランジ部材6cを螺着することにより、ミスト供給管14を相対回転可能かつ軸方向にスライド可能に支持する。
ここで前記ミスト供給管14の工具側端部14bは、前述のように、前記駆動部材10aの先端部10a′内でかつ前記ノズル5hの後端部内に位置しており、従って前記工具5を取り外すと、主軸2の工具取付部側の外方Aから見えるように位置している。
また前記ミキシングバルブ17側の接続部材16の軸心部にはミスト供給孔16aが形成され、該ミスト供給孔16aの前端部は前記ミスト供給管14のミキシングバルブ側開口に連通している。またミスト供給孔16aの後端部は前記ミキシングバルブ17の出口に連通している。
本実施形態の主軸頭1では、加工時には、モータ4により主軸2が回転駆動され、これにより工具5が回転し、刃具5bにより加工が行われる。また加工時には、切削剤供給装置9のミスト供給管14の工具側端部14bがホルダ部5aのノズル5h内の滑り軸受5iで相対回転可能に支持され、その前端開口がミスト導入孔5fを介して刃具5bのミストノズル5gに連通接続されており、ミキシングバルブ17で生成されたミスト状の切削剤が刃具5bによる加工点に供給される。この場合、前記ミスト供給管14のミキシングバルブ側端部14aは、接続部材16にオーリング18の摩擦力により非回転状態に支持され、また工具側軸受部材6e,中央軸受部材21で相対回転可能に支持されている。
工具交換時には、まず、油室aに油圧a′が供給される。これによりアンロックピストン12が前進してドローバー6を前進させ、該ドローバー6が駆動部材10aを前進させ、これに伴ってロック部材10bによるホルダ部5aのロックが解除される。続いて図示しない工具交換装置が工具5を主軸2の工具取付孔2aから引き抜き、別の工具をこの工具取付孔2aに装着する。
本実施形態では、ミキシングバルブ17に接続部材16を介して接続されたミスト供給管14を主軸2に装着された工具5側に延長し、該ミスト供給管14の工具側端部14bをノズル5h,ホルダ部5aのミスト導入孔5fを介して刃具5bのミストノズル5gに連通させたので、流路径が大小と変化することはなく、また非回転状態に支持したことから遠心力の影響をなくすことができる。そのため、ミスト状の切削剤が経路の途中で液滴になるのを防止でき、工具から吐出されるミスト量の減少を回避でき、その結果、切削剤を工具5の加工点に確実に供給できる。また工具交換後において、ミスト状の切削剤を瞬時に加工点に供給できる。
さらにまた、工具交換時にはミスト供給管14の工具側端部14bが前記駆動部材10aの前端部内に位置し、外方に突出することはないので、ミスト供給管14に工具交換装置などが干渉するのを回避でき、ミスト供給管14の損傷を確実に防止できる。
一方、工具5を主軸2の工具取付孔2aから取り外すと、前記ミスト供給管14の工具側端部14bは、主軸2前端部の工具取付部側に配置された駆動部材10aの先端部から前方に突出することはないものの、外方に臨んでいるので、該工具側端部14bを容易確実に把持できる。また、前記ミスト供給管14は、これを支持する工具側軸受部材6e,中央軸受部材21及びオーリング18に対して軸方向にスライド可能となっているので、前記ミスト供給管14の工具側端部14bを把持して引っ張ることにより、ミスト供給管14をドローバー6ひいては主軸2から容易に取り外すことができ、また押し込むことにより容易に前記ドローバー6内に装着できる。
ちなみに、ミスト供給管14をミキシングバルブ17側から引き抜くようにした場合には、多数の部品を取り外す必要があり、ミスト供給管14の交換やメンテナンス時の作業性が悪くなる。
また前述のようにミスト供給管14の着脱が容易であるので、簡単な作業により適正な孔径のミスト供給管と交換でき、その結果、適正な量の切削剤を加工点に供給できる。
さらにまた工具側端部14bの先端開口は、工具取付孔2aの前端より僅かに前方に突出している駆動部材10aの先端部10a′内に位置しているので、該先端開口から噴出する切削剤が工具取付孔2aのテーパ面に付着することはほとんどなく、切削剤により工具5のロック力が低下してしまう問題が生じることもない。
また、前記ミスト供給管14の、工具側端部14bを工具側軸受部材6eにより軸方向にスライド可能にかつ相対回転可能に支持するとともに、ミキシングバルブ側端部14aを接続部材16内のオーリング18の摩擦力により非回転状態に、かつ軸方向にスライド可能に支持したので、ミスト供給管14を、加工時には主軸の回転に支障をきたすことなく支持できる。
前記ミスト供給管14の前記工具側端部14bとミキシングバルブ側端部14aとの間の部分を、前記ドローバー6の軸心部に挿入配置された中央軸受部材21により軸方向にスライド可能にかつ相対回転可能に支持したので、ミスト供給管14を長尺ものとしながら、支障なく支持できるとともに、着脱できる。
主軸2の基端部側に配置されたアンロック機構8のアンロックピストン12に形成されたシリンダ穴12b内に接続部材16を配置し、該接続部材16にミキシングバルブ17を接続する構成としたので、アンロック機構8の内部空間を利用してミスト供給管14を非回転状態にかつ軸方向にスライド可能に配置でき、切削剤供給装置9をコンパクトに構成できる。
なお、前記実施形態では、ミスト供給管14を非回転状態で支持した場合を説明したが、本発明は、ミスト供給管を回転状態で支持する場合にも適用可能である。
またミスト供給管14の工具側端部14bの具体的位置は、前記実施形態に限定されるものではなく、要は、工具を取り外したときにミスト供給管14を着脱でき、また工具交換時にミスト供給管14が工具交換装置と干渉するのを回避できる位置に位置させれば良い。この場合に、ミスト供給管14の工具側端部14bを前方に突出させるほどその着脱性を向上でき、また内方に没入させるほどミスト供給管14の損傷を確実に回避できる。
本発明の一実施形態に係る切削剤供給装置を備えた主軸頭の側面図である。 前記主軸頭の加工時における工具側部分の断面側面図である。 前記主軸頭の加工時におけるミキシングバルブ側部分の断面側面図である。 前記主軸頭の工具取り外し時における工具側部分の断面側面図である。 前記切削剤供給装置における軸受部材の断面側面図である。 前記切削剤供給装置におけるミスト供給管を固定するためのオーリング部分の断面側面図である。
符号の説明
1 主軸頭
2 主軸
2a 工具取付孔(工具取付部)
5 工具
9 切削剤供給装置
14 ミスト供給管
14a ミキシングバルブ側端部
14b 工具側端部
16 接続部材(非回転部材)
17 ミキシングバルブ
18 オーリング(シール部材)

Claims (5)

  1. 主軸頭と、該主軸頭により回転自在に支持された主軸と、該主軸の先端部に取り付けられた工具とを備え、切削油と圧縮空気とを混合してなるミスト状の切削剤を前記工具の加工点に向けて供給するように構成された工作機械の切削剤供給装置において、
    前記主軸の基端部側に、前記ミスト状の切削剤を生成するミキシングバルブを配置し、該ミキシングバルブにミスト供給管を接続するとともに、該ミスト供給管を前記主軸の軸心部を通って前記主軸の工具取付部近傍に達するよう延長し、前記工具を主軸から取り外したとき、前記工具取付部側から前記ミスト供給管を主軸の軸心部に着脱可能に構成されていることを特徴とする工作機械の切削剤供給装置。
  2. 請求項1において、前記ミスト供給管を、前記切削剤の供給量に応じて孔径の異なるものと交換可能としたことを特徴とする工作機械の切削剤供給装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ミスト供給管のミキシングバルブ側端部を軸方向にスライド可能にかつ非回転状態に支持するとともに、該ミスト供給管の工具側端部を、前記ドローバーの工具側端部内に配置された軸受部材により軸方向にスライド可能にかつ相対回転可能に支持したことを特徴とする工作機械の切削剤供給装置。
  4. 請求項3において、前記ミスト供給管のミキシングバルブ側端部は、該ミキシングバルブ側端部と非回転部材との間に介在されたシール部材の摩擦力により非回転状態に支持されていることを特徴とする工作機械の切削剤供給装置。
  5. 請求項1において、前記工具を取り外したとき、前記ミスト供給管の工具側端部が前記主軸の工具取付部より前方に突出していることを特徴とする工作機械の切削剤供給装置。
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