JP2009006034A - 内視鏡用処置具マーカー及びガイドシースシステム - Google Patents

内視鏡用処置具マーカー及びガイドシースシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2009006034A
JP2009006034A JP2007171851A JP2007171851A JP2009006034A JP 2009006034 A JP2009006034 A JP 2009006034A JP 2007171851 A JP2007171851 A JP 2007171851A JP 2007171851 A JP2007171851 A JP 2007171851A JP 2009006034 A JP2009006034 A JP 2009006034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide sheath
marker
treatment tool
endoscope
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007171851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5019975B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Tabuchi
康弘 田渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2007171851A priority Critical patent/JP5019975B2/ja
Priority to US12/146,216 priority patent/US8663095B2/en
Priority to EP08011542A priority patent/EP2008592B1/en
Publication of JP2009006034A publication Critical patent/JP2009006034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5019975B2 publication Critical patent/JP5019975B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/04Endoscopic instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/06Biopsy forceps, e.g. with cup-shaped jaws
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/03Automatic limiting or abutting means, e.g. for safety
    • A61B2090/033Abutting means, stops, e.g. abutting on tissue or skin
    • A61B2090/034Abutting means, stops, e.g. abutting on tissue or skin abutting on parts of the device itself
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/061Measuring instruments not otherwise provided for for measuring dimensions, e.g. length
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/08Accessories or related features not otherwise provided for
    • A61B2090/0807Indication means
    • A61B2090/0811Indication means for the position of a particular part of an instrument with respect to the rest of the instrument, e.g. position of the anvil of a stapling instrument

Abstract

【課題】内視鏡用処置具に取付けることによって、患者の負担を増大させることなく当該処置具の先端を的確に目的部位に移動させることができる内視鏡用処置具マーカーを提供する。
【解決手段】ガイドシースに挿入して使用する内視鏡用処置具のマーカー1は、本体2と、本体2を内視鏡用処置具の中間部分に着脱自在に固定する先端部4Aとを備え、本体2と内視鏡用処置具の先端との距離を自在に設定することができることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用処置具に装着して使用するマーカー及びガイドシースシステムに関する。
従来、肺野の末梢病変において経内視鏡的に生検を行う場合、目的部位が細気管支に位置することは少なくない。この場合、細気管支の径は小さく、通常の内視鏡の先端は目的部位まで到達できない。さらに、内視鏡の先端から目的部位まで細気管支が数回分岐する場合もあるため、一度目的部位で生検を行っても、組織回収後に再度目的部位まで処置具を到達させるのは困難である。
この問題を解決するために、内視鏡より径の小さいガイドシースを内視鏡のチャンネルに挿通し、内視鏡の先端から突出させて目的部位の付近に留置し、このガイドシースに処置具を挿通して生検を行う手技が知られている。
特開2004−154485号公報
しかしながら、ターゲットとなる病変は小さいことが多い。そのため、超音波プローブ等で病変を確認したとしても、超音波プローブ等を抜去後、生検鉗子等の処置具を挿入して生検を行う際には、どこまで処置具を進めればよいかがわかりにくく、たとえ数ミリメートルのずれであっても、処置具の先端が目的部位から外れてしまうこともある。このため、現状では、採取された組織を検査するまで組織が的確に採取できているかどうかがわからないという問題がある。さらに、1箇所の目的部位に対して通常5〜6回程度の組織採取が行われるため、上述の問題の発生確率はさらに高くなる。実際に上記生検における正診率は、現状充分であるとはいえない。
生検作業中、X線透視によって始終処置具の先端位置を確認すれば、上記のような問題は起こらないが、それでは患者の放射線曝露量が大きくなり、検査であるにもかかわらず侵襲が非常に大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、内視鏡用処置具に取付けることによって、患者の負担を増大させることなく当該処置具の先端を的確に目的部位に移動させることができる内視鏡用処置具マーカー及びガイドシースシステムを提供することを目的とする。
本発明は、ガイドシースに挿入して使用する内視鏡用処置具のマーカーであって、本体と、前記本体を前記内視鏡用処置具の中間部分に着脱自在に固定する固定部とを備え、前記本体と前記内視鏡用処置具の先端との距離を自在に設定することができることを特徴とする。
本発明の内視鏡用処置具マーカーによれば、固定部を介して内視鏡用処置具の中間部分の任意の位置に固定することによって、ガイドシースに挿入した際のガイドシース先端からの突出長が所望の長さになるように内視鏡用処置具を操作することができる。
前記本体は弾性を有する材料で形成されており、前記内視鏡用処置具が挿通される挿通孔を有し、前記固定部は、前記挿通孔の内壁によって構成されており、前記内視鏡用処置具と前記挿通孔の内壁との摩擦によって前記本体を前記内視鏡用処置具の軸線方向に摺動可能に固定してもよい。
本発明の内視鏡用処置具マーカーは、前記ガイドシースの基端に当接する当接部をさらに備え、前記当接部を前記ガイドシースの基端に当接させることによって、前記内視鏡用処置具の先端を前記ガイドシースの先端から所定の長さだけ突出させることができるものでもよい。
本発明の内視鏡用処置具マーカーは、前記ガイドシースの基端に嵌合する嵌合部をさらに備え、前記嵌合部を前記ガイドシースの基端に嵌合させることによって、前記内視鏡用処置具の先端を前記ガイドシースの先端から所定の長さだけ突出させることができるものでもよい。
また、本発明のガイドシースシステムは、本発明の内視鏡用処置具マーカーと、基端に前記嵌合部と嵌合する嵌合部材を有するガイドシースとを備えたことを特徴とする。
本発明のガイドシースシステムによれば、内視鏡用処置具マーカーをガイドシース基端の嵌合部材に嵌合させることによって、内視鏡用処置具の先端を所望の長さだけ正確に突出させることができる。
前記内視鏡用処置具マーカーの嵌合部は、前記挿通孔の径方向外側に周方向にわたって設けられた嵌合溝を有し、前記嵌合部材が前記嵌合溝内に進入することによって、前記ガイドシースと前記内視鏡用処置具マーカーとが固定されるものでもよい。この場合、内視鏡用処置具マーカーをガイドシースに確実に固定することができる。
前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面は、前記嵌合部材が進入する側の端部から前記挿通孔の軸線方向に向かって前記嵌合溝の径方向の幅が小さくなるようにテーパ状に形成されており、前記嵌合部材の内面は、前記嵌合溝に進入する側の端部から前記嵌合部材の軸線方向に向かって前記嵌合部材の壁面が厚くなるように、テーパ状にかつ前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面のテーパ形状よりテーパ角が大きくなるように形成されており、前記嵌合部材が前記嵌合溝に進入することによって、前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面が前記挿通孔に向かって押圧されて、前記本体が前記内視鏡用処置具に固定されるものでもよい。
この場合、固定位置調節の際の摺動抵抗は小さく、嵌合時には強固に内視鏡用処置具を固定できるガイドシースシステムを構成することができる。
本発明の内視鏡用処置具マーカー及びガイドシースシステムによれば、患者の負担を増大させることなく、内視鏡用処置具の先端を的確に目的部位に移動させることができる。
本発明の一実施形態の内視鏡用処置具マーカー(以下、単に「マーカー」と称する。)について、図1から図13を参照して説明する。
図1はマーカー1の斜視図である。マーカー1はシリコーンゴム等の弾性を有する材料で形成されており、略円筒形の本体2と、本体2の前端部に設けられた嵌合部3とを備えて構成されている。
図2は、マーカー1を一部断面で示す右側面図である。マーカー1には、装着対象の内視鏡用処置具が挿通される挿通孔4が、中心軸線に沿って設けられている。挿通孔4は、嵌合部3側の先端部4Aと、嵌合部3と反対側の後端部の挿入部4Cと、先端部4Aと挿入部4Cとの中間の中間部4Bとから構成されている。
先端部4Aは、図1及び図3に示すように、断面が正方形に形成されており、後述するように、内視鏡用処置具の外面と接触して発生する摩擦力によって、本体2を内視鏡用処置具の中間部分の任意の位置に固定させる固定部として機能する。
中間部4Bは、断面が円形であり、その径は先端部4Aの最大内径(断面における対角線部分の径)以上となるように形成されている。このため、中間部4Bは内視鏡処置具の外面とは直接接触しないように構成されている。
挿入部4Cは、断面が円形に形成されている。挿入部4Cの径は、中間部4B側では中間部4Bとほぼ同じ径であり、後端に向かって径が徐々に大きくなるテーパ形状に形成されている。このため、後端における挿通孔4の径は大きくなっており、内視鏡用処置具が挿入しやすく構成されている。一端挿入部4Cから内視鏡用処置具を挿入してマーカー1を装着した後も、内視鏡用処置具を抜去することができるので、マーカー1の着脱は自在である。
嵌合部3は、挿通孔4の径方向外側に周方向にわたって設けられた環状の嵌合溝5と、嵌合溝5の径方向外側に周方向にわたって突出するフランジ6とから構成されている。
嵌合溝5は、挿通孔4の先端部4Aの外面と本体2との間に挿通孔4と同心となるように設けられており、後述するようにガイドシースが進入して嵌合する。
図2に示すように、嵌合溝5のフランジ6側の第一面5Aは、マーカー1の軸線方向と略平行に形成されている。これに対して、挿通孔4側の第二面(壁面)5Bは、嵌合溝5の前端の径方向の幅W1が、後端側の径方向の幅W2より僅かに大きくなるように、すなわち前端から挿通孔4の軸線方向に向かって嵌合溝5の径方向の幅が小さくなるようにテーパ状に形成されている。
図4はマーカー1とともに使用されるガイドシース7を一部断面で示す図である。ガイドシース7は、樹脂等からなり可撓性を有する管状のシース本体8と、シース本体8の基端に取付けられたコック(嵌合部材)9とから構成されている。
図4に示すように、シース本体8の先端付近の内面には、ステンレス等からなる管状の指標部材10が熱成形によって固定されている。指標部材10は、X線透視下においてシース本体8の先端位置の目安となる。シース本体8の基端はコック9の先端に圧入されており、外側からコイル11で固定されている。
コック9は樹脂等からなる管状の部材であり、内部に貫通孔12が設けられて内視鏡用処置具が挿通可能になっている。貫通孔12は断面が円形であり、径が一定の前半部12Aと、後端に向かって径が大きくなる後半部12Bとから形成されている。後半部12Bの内面は、マーカー1の嵌合溝5に進入する後端からコック9の軸線方向に向かってコック9の壁面が厚くなるようにテーパ状に形成されており、そのテーパ角は、マーカー1の嵌合溝5の第二面5Bより大きく設定されている。
上記のように構成されたマーカー1及びガイドシース7の使用時の動作について、図5から図13を参照して以下に説明する。図5はマーカー1及びガイドシース7を使用して内視鏡用処置具によって肺生検を行う際の手順を示したフローチャートである。
まず、図5に示すステップS1において、組織を採取する目的部位までガイドシース7を到達させる。具体的には、X線透視像によって目的部位の位置を確認しながら、内視鏡を気管支内に進めていく。
図6は、内視鏡100を目的部位Rの付近まで進めた状態を示す図である。目的部位Rが存在する細気管支101の径は、内視鏡100の径より小さいため、これ以上内視鏡100を目的部位Rに近づけることはできない。
ここで、内視鏡100の鉗子口(不図示)から、ガイドシース7に挿通した超音波プローブ102をガイドシース7とともに挿入し、図7に示すように内視鏡100の先端から突出させる。ガイドシース7のシース本体8及び超音波プローブ102は、内視鏡100より径が小さいので、細気管支101を通って目的部位Rまで到達させることができる。
図8に示すように、シース本体8は目的部位Rの手前と思われる位置で停止させ、超音波プローブ102を目的部位Rより深部と思われる部位まで進入させる。その後、図8に矢印で示すように超音波プローブ102をゆっくり手前に引き戻す。
超音波プローブ102の発する超音波によって、超音波プローブ102の周囲の組織画像が図示しない検査装置に表示され、目的部位Rに到達しているかどうかが確認できる。
目的部位Rに到達したことが確認されたら、手順はステップS2に進む。ステップS2では、図9に示すように、シース本体8を超音波プローブ102に沿って目的部位R付近まで進める。シース本体8の先端位置は、指標部材10(不図示)によって確認する。
このとき、超音波プローブ102の先端を、組織採取を行おうとする位置に配置した状態で、ガイドシース7のコック9の後端から突出した超音波プローブ102の位置に目印をつけてから、超音波プローブ102のみをガイドシース7から抜去してガイドシース7を留置する。
続いて、ステップS3において、図10に示すように、公知の生検カップ(内視鏡用処置具)103をマーカー1の後端から挿通孔4に挿通して、マーカー1を生検カップ103に装着する。そして、マーカー1を摺動させて、嵌合溝5の後端から生検カップの先端までの長さが、超音波プローブ102の先端からステップS2でつけた上記目印までの長さと同一となる位置にマーカー1を移動させて位置決めを行う。
なお、生検カップ103に代えて、生検用ブラシ等の他の処置具が使用されてもよい。
このとき、固定部として機能する挿通孔4の先端部4Aは、上述のように断面が正方形に形成されているため、図11に示すように、4箇所の辺部4Dにおいて生検カップ103と点接触する。このため、生検カップ103との間に生じる摩擦力を小さくすることができ、スムーズに摺動させて位置調節を行うことができる。
なお、マーカー1が透明な材料で形成されていると、嵌合溝5の後端の視認性が高くなり、より正確にマーカー1の位置決めができる。
次に、ステップS4において、マーカー1を固定した生検カップ103を、コック9の基端からガイドシース7に挿入する。そして、図12に点線で示すように、コック9の後端部をマーカー1の嵌合溝5に進入させて、マーカー1をガイドシース7に嵌合固定する。
このとき、上述のように、コック9に設けられた貫通孔12の後半部12B内面のテーパ角が、マーカー1の嵌合溝5の第二面5Bのテーパ角より大きく設定されているので、コック9が嵌合溝5内に進入するにしたがって、嵌合溝5の第二面5Bは挿通孔4に向かって押圧される。その結果、図13に示すように、挿通孔4の先端部4Aは、生検カップ103と点接触を保ちながら嵌合前よりはるかに強い力で生検カップ103を挟持する。その結果、マーカー1は確実に生検カップ103に固定され、生検カップ103がガイドシース7内で前後に移動することが防止される。
マーカー1とコック9とが嵌合した状態において、生検カップ103は、ステップS2における超音波プローブ102と同一の長さだけシース本体8の先端から突出し、生検カップ103の先端は、図14に示すように確実に目的部位Rに到達する。
ここで、ステップS5において、生検カップ103を操作して目的部位Rの組織を採取する。組織採取後、生検カップ103を抜去して採取した組織を回収する。ステップS5の組織採取は、必要に応じて数回繰り返されてもよい。また、マーカー1の位置を微調整し、生検カップ103の先端位置を前後させて数回組織採取を繰り返すことによって、組織採取不能となる位置を特定し、当該位置から目的部位Rの大きさ(細気管支101の走行方向における長さ)を推定することも可能である。
図5に示した各ステップは、必ずしも図5の順番どおりに行われなくてもよい。例えば、予め生検カップ103のガイドシース7からの突出長を決めておき、その長さだけ突出するように生検カップ103の所定の位置にマーカー1を装着し、X線透視下で超音波プローブ102の先端とガイドシース7の先端との間の長さが設定した突出長と等しくなるようにガイドシース7を留置してもよい。
また、ステップS1においては、超音波プローブ102を用いるのに代えて、ガイドシースに挿通した生検カップ103を直接目的部位Rに到達させてもよいし、ガイドシース7を単体で目的部位まで到達させてもよい。目的部位Rへの誘導には、X線透視、超音波画像、内視鏡画像等を適宜選択して用いることができる。
さらに、マーカー1はガイドシース7への挿入前に生検カップ103に装着されるが、コック9に嵌合固定するための位置決めのタイミングは、超音波プローブ102の抜去後に限られない。例えばX線透視下で生検カップ103の先端を位置決めした時点でマーカー1をコック9に嵌合し、位置決めと嵌合固定を同時に行ってもよい。
本実施形態のマーカー1によれば、嵌合部3の嵌合溝5が、ガイドシース7と嵌合することによって、生検カップ103とガイドシース7との位置関係が固定されるため、生検カップ103の先端を、ガイドシース7の先端から設定した長さだけ正確に突出させることができる。従って、組織採取の目的部位Rに確実に生検カップ103の先端を持っていくことができ、生検をより正確に行うことができる。
また、マーカー1は、挿通孔4の先端部4Aの内面と生検カップ103の外面との摩擦によって、生検カップ103の軸線方向に摺動可能に固定されるので、生検カップ103に対する固定位置を変更することによって、ガイドシース7からの突出長を自在に調節することができる。
また、マーカー1と生検カップ103とは、挿通孔4の内面全体で接触するのではなく、先端部4Aの内面でのみ接触する。しかも、先端部4Aは、上述のように断面が正方形に形成されているので、断面においては辺部4Dにおいてのみ点接触する。このように、マーカー1は、装着対象である生検カップ103との接触面積が小さくなるように構成されているので、成形カップ103の軸線方向に摺動する際の抵抗が少なく、スムーズに固定位置の調節を行うことができる。
さらに、マーカー1をガイドシース7のコック9に嵌合させるときには、コック9が嵌合溝5に進入するのに伴って、上述のようにテーパ角の違いによって、嵌合溝の第二面5Bが挿通孔4に向かって押圧される。これによって、マーカー1は生検カップ103に対して強固に固定され、組織採取等の手技中におけるガイドシース7との位置関係が確実に保持される。従って、位置調節の際にはスムーズに摺動し、かつ嵌合時には確実に固定されるマーカーを構成することができる。
加えて、嵌合部3にフランジ6が設けられているので、コック9が嵌合する際の変形によって本体2の外面が後端側に引き寄せられても、フランジ6が径方向内側に向かって移動することによって、外面全体が後端側に移動することが抑制される。従って、嵌合時にも保持力が低下しにくいマーカーを構成することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上述した実施形態においては、マーカー1が嵌合部3を備え、ガイドシース7の基端に嵌合する例を説明したが、嵌合部3に代えて、ガイドシース7の基端に当接する当接部を備えるように構成されてもよい。
具体的には、マーカー1に嵌合溝5を形成しなければ、本体2の前端面がガイドシース7の基端に当接して当接部として機能する。このようにすると、マーカーを装着した内視鏡用処置具をガイドシースに挿入して、当接部をガイドシースの基端に当接させれば、常に設定した長さだけ内視鏡用処置具の先端をガイドシースの先端から突出させることができる。
また、上述の実施形態においては、マーカー1が挿通孔4の内面によって内視鏡用処置具の軸線方向に摺動可能に固定される例を説明したが、本発明はこれには限定されない。例えば、クリップのように、内視鏡用処置具を挟み込むことによって内視鏡用処置具に任意の位置に着脱可能に固定されるように構成されてもよい。
さらに、本発明においては、嵌合部、当接部のいずれも必須ではない。内視鏡用処置具の所定の位置にマーカーが固定されさえすれば、当該マーカーの位置まで内視鏡用処置具をガイドシースに挿入することで、常に設定した長さだけ内視鏡用処置具の先端をガイドシースの先端から突出させることができる。
加えて、上述の実施形態においては、生検カップ等の組織採取用の内視鏡用処置具に装着される例を説明したが、装着対象はこれには限定されず、体内における位置把握が困難なあらゆる処置具に適用可能である。
一例を挙げれば、超音波プローブに本発明のマーカーを装着することによって、確実に同一箇所で反復して超音波画像診断を行うことも可能である。
本発明の一実施形態の内視鏡用処置具マーカーを示す斜視図である。 同内視鏡用処置具マーカーを一部断面で示す右側面図である。 同内視鏡用処置具マーカーの正面図である。 同内視鏡用処置具とともに用いるガイドシースを一部断面で示す図である。 同内視鏡用処置具マーカーを使用して肺生検を行う手順を示すフローチャートである。 目的部位付近に内視鏡を移動させた状態を示す図である。 同内視鏡から超音波プローブを突出させた状態を示す図である。 超音波プローブで目的部位の画像を取得している状態を示す図である。 目的部位に同ガイドシースを留置した状態を示す図である。 生検カップに同内視鏡用処置具マーカーを装着した状態を示す図である。 同内視鏡用処置具マーカーに生検カップを挿通した状態を示す正面図である。 生検カップを挿通した同内視鏡用処置具マーカーをガイドシースに嵌合した状態を示す図である。 生検カップを挿通した同内視鏡用処置具マーカーをガイドシースに嵌合した状態を示す正面図である。 生検カップを用いて目的部位の組織を採取する状態を示す図である。
符号の説明
1 内視鏡用処置具マーカー
2 本体
3 嵌合部
4 挿通孔
4A 先端部(固定部)
5 嵌合溝
5B 第二面(壁面)
7 ガイドシース
9 コック(嵌合部材)
103 生検カップ(内視鏡用処置具)

Claims (7)

  1. ガイドシースに挿入して使用する内視鏡用処置具のマーカーであって、
    本体と、
    前記本体を前記内視鏡用処置具の中間部分に着脱自在に固定する固定部と、
    を備え、
    前記本体と前記内視鏡用処置具の先端との距離を自在に設定することができることを特徴とする内視鏡用処置具マーカー。
  2. 前記本体は弾性を有する材料で形成されており、前記内視鏡用処置具が挿通される挿通孔を有し、前記固定部は、前記挿通孔の内壁によって構成されており、前記内視鏡用処置具と前記挿通孔の内壁との摩擦によって前記本体を前記内視鏡用処置具の軸線方向に摺動可能に固定することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具マーカー。
  3. 前記ガイドシースの基端に当接する当接部をさらに備え、
    前記当接部を前記ガイドシースの基端に当接させることによって、前記内視鏡用処置具の先端を前記ガイドシースの先端から所定の長さだけ突出させることができることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡用処置具マーカー。
  4. 前記ガイドシースの基端に嵌合する嵌合部をさらに備え、
    前記嵌合部を前記ガイドシースの基端に嵌合させることによって、前記内視鏡用処置具の先端を前記ガイドシースの先端から所定の長さだけ突出させることができることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用処置具マーカー。
  5. 請求項4に記載の内視鏡用処置具マーカーと、
    基端に前記嵌合部と嵌合する管状の嵌合部材を有するガイドシースと、
    を備えたことを特徴とする内視鏡用処置具用ガイドシースシステム。
  6. 前記内視鏡用処置具マーカーの前記嵌合部は、前記挿通孔の径方向外側に周方向にわたって設けられた嵌合溝を有し、前記嵌合部材が前記嵌合溝内に進入することによって、前記ガイドシースと前記内視鏡用処置具マーカーとが固定されることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡用処置具用ガイドシースシステム。
  7. 前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面は、前記嵌合部材が進入する側の端部から前記挿通孔の軸線方向に向かって前記嵌合溝の径方向の幅が小さくなるようにテーパ状に形成されており、前記嵌合部材の内面は、前記嵌合溝に進入する側の端部から前記嵌合部材の軸線方向に向かって前記嵌合部材の壁面が厚くなるように、テーパ状にかつ前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面のテーパ形状よりテーパ角が大きくなるように形成されており、前記嵌合部材が前記嵌合溝に進入することによって、前記嵌合溝の前記挿通孔側の壁面が前記挿通孔に向かって押圧されて、前記本体が前記内視鏡用処置具に固定されることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用処置具用ガイドシースシステム。
JP2007171851A 2007-06-29 2007-06-29 内視鏡用処置具用ガイドシースシステム Active JP5019975B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171851A JP5019975B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 内視鏡用処置具用ガイドシースシステム
US12/146,216 US8663095B2 (en) 2007-06-29 2008-06-25 Marker and guide sheath system for endoscopic treatment tool
EP08011542A EP2008592B1 (en) 2007-06-29 2008-06-25 Marker and guide sheath system for endoscopic treatment tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171851A JP5019975B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 内視鏡用処置具用ガイドシースシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009006034A true JP2009006034A (ja) 2009-01-15
JP5019975B2 JP5019975B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=39866613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007171851A Active JP5019975B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 内視鏡用処置具用ガイドシースシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8663095B2 (ja)
EP (1) EP2008592B1 (ja)
JP (1) JP5019975B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD879288S1 (en) 2018-03-12 2020-03-24 Olympus Corporation Stopper for a medical guide sheath

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454970A (ja) * 1990-06-25 1992-02-21 Olympus Optical Co Ltd 医療用処置具
JPH11258522A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2002000545A (ja) * 2000-04-17 2002-01-08 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用補助具
JP2006198299A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Pentax Corp 気管内視鏡システム
WO2007055032A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Olympus Medical Systems Corp. 経内視鏡的に診断又は処置する方法及び医療デバイス

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3977708A (en) * 1975-09-11 1976-08-31 Fluoroware, Inc. Plastic tube fitting and joint
US4576162A (en) * 1983-03-30 1986-03-18 Mccorkle Charles E Apparatus and method for separation of scar tissue in venous pathway
US5882293A (en) 1996-09-05 1999-03-16 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Treatment accessories for endoscope
JP3370601B2 (ja) 1998-05-28 2003-01-27 ペンタックス株式会社 内視鏡用処置具の操作部
US6210397B1 (en) * 1999-01-13 2001-04-03 A-Med Systems, Inc. Sealing cannula device
US6544231B1 (en) * 2000-05-22 2003-04-08 Medcanica, Inc. Catch, stop and marker assembly for a medical instrument and medical instrument incorporating the same
ITSV20010008A1 (it) * 2001-03-05 2002-09-05 Esaote Spa Dispositivo guida-ago in particolare per sonde ecografiche e combinazione di sonda ecografica e detto dispositivo guida-ago
JP3960904B2 (ja) 2002-11-08 2007-08-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 経内視鏡的医療具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454970A (ja) * 1990-06-25 1992-02-21 Olympus Optical Co Ltd 医療用処置具
JPH11258522A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2002000545A (ja) * 2000-04-17 2002-01-08 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用補助具
JP2006198299A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Pentax Corp 気管内視鏡システム
WO2007055032A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Olympus Medical Systems Corp. 経内視鏡的に診断又は処置する方法及び医療デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP5019975B2 (ja) 2012-09-05
EP2008592B1 (en) 2012-04-18
EP2008592A1 (en) 2008-12-31
US20090005644A1 (en) 2009-01-01
US8663095B2 (en) 2014-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5329810B2 (ja) 医療デバイス
US9839414B2 (en) Biopsy system
JP4382667B2 (ja) 医療装置用ガイド
WO2016143204A1 (ja) 内視鏡用穿刺針及び生検システム
GB1594426A (en) Surgical apparatus
WO2015190188A1 (ja) 生検システム
JP5985129B1 (ja) 内視鏡用穿刺針
JP5942060B1 (ja) 内視鏡用穿刺針
JPWO2012102099A1 (ja) 処置具
JP6367492B2 (ja) 医療用クリップおよび処置具システム
WO2019003308A1 (ja) 内視鏡用医療器具
JPWO2015019753A1 (ja) 医療器具
JP5019975B2 (ja) 内視鏡用処置具用ガイドシースシステム
WO2016152192A1 (ja) 生検システムおよび処置具
WO2018220850A1 (ja) 内視鏡用穿刺針
WO2014045677A1 (ja) 生検針および生検システム
JP5893814B1 (ja) 組織採取システム
JP5985128B1 (ja) 生検システムおよび処置具
JP5331943B2 (ja) 医療デバイス
JP5985131B1 (ja) 内視鏡用穿刺針及び生検システム
JP6495027B2 (ja) 内視鏡
JP6599669B2 (ja) 留置用器具
JP2011177420A (ja) ガイド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120612

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5019975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250