JP2009004734A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】低ESL化のため多端子タイプとされながら、アレイ構造を有する、積層セラミックコンデンサを配線基板上に実装したとき、たとえ1個の外部端子電極について、はんだクラック等の事故が生じたとしても、全体としての静電容量が確保されるようにする。
【解決手段】コンデンサ本体3の内部に第1および第2の同極接続導体18および19が2個以上のコンデンサ部16および17にまたがるように形成され、第1の同極接続導体18が複数の第1の外部端子電極10と電気的に接続され、第2の同極接続導体19が複数の第2の外部端子電極11に接続されるようにする。
【選択図】図3

Description

この発明は、積層セラミックコンデンサに関するもので、特に、等価直列インダクタンス(ESL)の低減のために多端子タイプとされた積層セラミックコンデンサに関するものである。
電源回路においては、電源ラインやグラウンドに存在するインピーダンスによって、電源ラインでの電圧変動が大きくなると、駆動する回路の動作が不安定になったり、電源回路を経由して回路間の干渉が起こったり、発振を起こしたりする。そこで、通常、電源ラインとグラウンドとの間には、デカップリングコンデンサが接続されている。デカップリングコンデンサは、電源ラインとグラウンドとの間のインピーダンスを低減し、電源電圧の変動や回路間の干渉を抑える役割を果たしている。
さて、近年、携帯電話などの通信機器やパーソナルコンピュータなどの情報処理機器では、大量の情報を処理するために信号の高速化が進んでおり、使用されるICのクロック周波数も高周波化が進んでいる。このため、高調波成分を多く含むノイズが発生しやすくなり、IC電源回路においては、より強力なデカップリングを施す必要がある。
デカップリング効果を高めるためには、インピーダンス周波数特性の優れたデカップリングコンデンサを用いることが有効であり、このようなデカップリングコンデンサとしては、積層セラミックコンデンサが挙げられる。積層セラミックコンデンサは、ESLが小さいため、電解コンデンサに比べて、広い周波数帯域にわたってノイズ吸収効果に優れている。
このようなデカップリング用として適した積層セラミックコンデンサとして、たとえば特許文献1(特開2003−318066号公報)では、コンデンサアレイの一部のコンデンサ部に所定方向の電流が流れるように電位を付与し、他のコンデンサ部に逆方向の電流が流れるように電位を付与することにより、2つのコンデンサ部を流れる電流の周りに発生する磁界を相殺して、ESLを低減することが記載されている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサでは、次のような解決されるべき課題がある。
まず、積層セラミックコンデンサがはんだを介して配線基板上に実装された状態において、はんだクラック等が生じ、ある外部端子電極と導電ランド間の接続が断たれた場合、その接続が断たれた外部端子電極が関与しているアレイ分の静電容量を取得できなくなり、静電容量が比較的大幅に低下してしまう。たとえば、はんだクラック等がたとえ1箇所のみにおいて生じたとしても、「1/アレイ数」の静電容量が失われることになる。
また、積層セラミックコンデンサの全体としての静電容量を確認するための手間が煩雑である。すなわち、積層セラミックコンデンサ全体としての静電容量は、各コンデンサアレイ部での容量の総和であるため、全体の容量を求めるには、容量をコンデンサアレイ部ごとに測定し、これらを足し合わせるか、すべての外部端子電極を配線基板等に接続した状態で測定するか、のいずれかの方法を採用しなければならない。
特開2003−318066号公報
そこで、この発明の目的は、上述した課題を解決し得る、積層セラミックコンデンサを提供しようとすることである。
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、積層された複数層のセラミック層をもって構成され、かつ相対向する第1および第2の主面と第1および第2の主面間を結ぶ側面とを有する、コンデンサ本体を備えている。
コンデンサ本体の側面上には、第1の電位に接続される複数個の第1の外部端子電極、および、第2の電位に接続される複数個の第2の外部端子電極が形成される。
コンデンサ本体の内部には、第1の外部端子電極に電気的に接続される第1の内部電極と、第2の外部端子電極に電気的に接続される第2の内部電極と、第1の外部端子電極に電気的に接続される第3の内部電極と、第2の外部端子電極に電気的に接続される第4の内部電極とが形成される。
そして、コンデンサ本体の内部において、第1の内部電極と第2の内部電極とが特定のセラミック層を挟んで配置されることにより容量が形成される、1個以上の第1のコンデンサ部が構成されるとともに、セラミック層の平面方向に沿って第1のコンデンサ部と並んで配置され、第3の内部電極と第4の内部電極とが特定のセラミック層を挟んで配置されることにより容量が形成される、1個以上の第2のコンデンサ部が構成される。
さらに、この発明に係る積層セラミックコンデンサは、コンデンサ本体の内部に形成され、第1のコンデンサ部および第2のコンデンサ部から選ばれる2個以上のコンデンサ部にまたがるようにして、複数個の第1の外部端子電極のうちの2個以上と電気的に接続される、第1の同極接続導体を備えることを特徴としている。
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、内部電極にそれぞれ流れる電流の電流方向が、同じセラミック層上に位置されかつ隣り合う内部電極の少なくとも互いに対向する各部分の間で逆方向となるように、外部回路に接続されることが好ましい。
この発明において、第1の内部電極は1個の第1の外部端子電極に電気的に接続され、第2の内部電極は1個の第2の外部端子電極に電気的に接続され、第3の内部電極は1個の第1の外部端子電極に電気的に接続され、第4の内部電極は1個の第2の外部端子電極に電気的に接続されてもよく、あるいは、第1の内部電極は複数個の第1の外部端子電極に電気的に接続され、第2の内部電極は複数個の第2の外部端子電極に電気的に接続され、第3の内部電極は複数個の第1の外部端子電極に電気的に接続され、第4の内部電極は複数個の第2の外部端子電極に電気的に接続されてもよい。
また、この発明において、第1の同極接続導体は、すべての第1の外部端子電極と電気的に接続されることが好ましい。
この発明において、側面が、相対向する第1および第2の側面を有しているとき、第1の同極接続導体は、第1の側面上に形成された第1の外部端子電極だけと電気的に接続されるものと、第2の側面上に形成された第1の外部端子電極だけと電気的に接続されるものとを含んでいても、第1の側面上に形成された第1の外部端子電極および第2の側面上に形成された第1の外部端子電極の双方と電気的に接続されるものを含んでいてもよい。
また、この発明において、コンデンサ本体の内部に、単に1個の第1の同極接続導体が形成されても、複数の第1の同極接続導体が形成されてもよいが、後者の場合には、複数の第1の同極接続導体は、連続して積層方向に配置されることが好ましい。
第1の同極接続導体は、比較的大面積の本体部と、この本体部から引き出されかつ複数個の第1の外部端子電極にそれぞれ電気的に接続される比較的小面積の複数個の引出し部とを有することが好ましい。
上述の好ましい実施態様に代えて、第1の同極接続導体は、所定の幅を有するライン状に形成されてもよい。この場合、セラミック層間の特定の界面上で見たとき、第1の同極接続導体が占める面積よりセラミック層の露出部が占める面積の方が広いことが好ましい。
また、この発明において、第1の同極接続導体が形成されるセラミック層間の界面上に、第1の同極接続導体には接続されないが、第2の外部端子電極に接続されまたは近接して位置される第1のダミー内部導体をさらに備えることが好ましい。
また、第1の同極接続導体は、セラミック層を介して第1および第3の内部電極と対向するように配置されるものを含んでいてもよい。あるいは、第1の同極接続導体は、第1および第2の主面の少なくとも一方に近接して配置されるとともに、セラミック層を介して第2および/または第4の内部電極と対向するように配置されるものを含んでいてもよい。
また、コンデンサ本体における積層方向での中央近傍に、第1ないし第4の内部電極のいずれもが形成されない緩衝領域が形成されることが好ましい。この場合、第1の同極接続導体は緩衝領域に配置されることがより好ましい。
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、コンデンサ本体の内部に形成され、第1のコンデンサ部および第2のコンデンサ部から選ばれる2個以上のコンデンサ部にまたがるようにして、複数個の第2の外部端子電極のうちの2個以上と電気的に接続される、第2の同極接続導体をさらに備えることが好ましい。このような第2の同極接続導体に関しても、以下に具体的に述べるように、上述した第1の同極接続導体の場合と同様の実施態様が可能である。
まず、第2の同極接続導体は、すべての第2の外部端子電極と電気的に接続されることが好ましい。
側面が、相対向する第1および第2の側面を有しているとき、第2の同極接続導体は、第1の側面上に形成された第2の外部端子電極だけと電気的に接続されても、第1の側面上に形成された第2の外部端子電極および第2の側面上に形成された第2の外部端子電極と電気的に接続されてもよい。
また、コンデンサ本体の内部に、単に1個の第2の同極接続導体が形成されても、複数の第2の同極接続導体が形成されてもよいが、後者の場合には、複数の第2の同極接続導体は、連続して積層方向に配置されることが好ましい。
第2の同極接続導体についても、比較的大面積の本体部と、この本体部から引き出されかつ複数個の第2の外部端子電極にそれぞれ電気的に接続される比較的小面積の複数個の引出し部とを有することが好ましい。
上述の好ましい実施態様に代えて、第2の同極接続導体は、所定の幅を有するライン状に形成されてもよい。この場合、セラミック層間の特定の界面上で見たとき、第2の同極接続導体が占める面積よりセラミック層の露出部が占める面積の方が広いことが好ましい。
また、第2の同極接続導体が形成されるセラミック層間の界面上に、第2の同極接続導体には接続されないが、第1の外部端子電極に接続されまたは近接して位置される第2のダミー内部導体をさらに備えることが好ましい。
また、第2の同極接続導体は、セラミック層を介して第2および第4の内部電極と対向するように配置されるものを含んでいてもよい。あるいは、第2の同極接続導体は、第1および第2の主面の少なくとも一方に近接して配置されるとともに、セラミック層を介して第1および/または第3の内部電極と対向するように配置されるものを含んでいてもよい。
また、コンデンサ本体における積層方向での中央近傍に、第1ないし第4の内部電極のいずれもが形成されない緩衝領域が形成される場合、第2の同極接続導体は緩衝領域に配置されることが好ましい。
第1および第2の同極接続導体の双方を備える場合、第1の同極接続導体は、セラミック層を介して第1および第3の内部電極と対向するように配置され、かつ、第1および第3の内部電極が位置する側とは反対側において、セラミック層を介して第2の同極接続導体と対向するように配置されているものを含むことが好ましい。
この発明によれば、第1の同極接続導体によって、複数個の第1の外部端子電極のうちの2個以上が互いに電気的に接続される。したがって、配線基板上の導電ランドと外部端子電極の各々とがはんだを介して電気的に接続された状態において、第1の外部端子電極のいずれかにおいて、はんだクラック等の事故が生じ、第1の外部端子電極のいずれか特定のものと導電ランドとの間の接続が断たれたとしても、この接続が断たれた第1の外部端子電極が同極接続導体を介して他の第1の外部端子電極に電気的に接続されていれば、積層セラミックコンデンサが与え得る静電容量を所望の値に確保することができる。
また、積層セラミックコンデンサの全体としての静電容量は、同極接続導体によって接続された2個以上の第1の外部端子電極のうちの1個のみを用いて測定することができ、すべての第1の外部端子電極を用いて測定する必要がないので、積層セラミックコンデンサの全体としての静電容量を容易に確認することができる。
この発明において、第1の同極接続導体がすべての第1の外部端子電極と電気的に接続されていると、第1の外部端子電極のいずれにおいて、はんだクラック等の事故が生じたとしても、積層セラミックコンデンサにおいて所望の静電容量を確保することができる。
また、コンデンサ本体の内部に、単に1個の第1の同極接続導体しか形成されていないと、積層セラミックコンデンサの低背化を有利に図ることができる。
他方、コンデンサ本体の内部に、複数の第1の同極接続導体が形成される場合、これら複数の第1の同極接続導体が、連続して積層方向に配置されていると、第1の同極接続導体と第1の外部端子電極との接続信頼性を向上させることができ、接続切れ時のバックアップという効果をより確実なものとすることができる。
また、第1の同極接続導体が、比較的大面積の本体部と、この本体部から引き出されかつ複数個の第1の外部端子電極にそれぞれ電気的に接続される比較的小面積の複数個の引出し部とを有すると、比較的大面積の本体部の存在により、電流経路が確保されやすくなり、接続切れ時のバックアップ効果をより確実に発揮させることができる。また、このような構成は、第1の同極接続導体の数を少なくしたい場合に有効である。
第1の同極接続導体が所定の幅を有するライン状に形成されていると、セラミック層間の特定の界面上で見たとき、第1の同極接続導体が占める面積よりセラミック層の露出部が占める面積の方が広くなるようにすることが容易となり、その結果、セラミック層同士の接合強度を高めることができる。
第1の同極接続導体が形成されるセラミック層間の界面上に、第2の外部端子電極に接続されまたは近接して位置される第1のダミー内部導体が形成されると、第1の同極接続導体から延び第1の外部端子電極に接続される引出し部の有無に起因して生じ得る段差を吸収することができる。
第1の同極接続導体が、セラミック層を介して第1および第3の内部電極と対向するように配置されていると、第1の同極接続導体が容量形成に実質的に寄与しないため、第1の同極接続導体を設けたことによる静電容量の変動を実質的になくすことができる。
他方、第1の同極接続導体が、第1および第2の主面の少なくとも一方に近接して配置されるとともに、セラミック層を介して第2および/または第4の内部電極と対向するように配置されると、第1の同極接続導体と第2および/または第4の内部電極との対向によって容量が形成されるが、第1の同極接続導体は少なくとも2個の引出し部を有しているため、電流分散効果が大きく、この第1の同極接続導体を実装面近くに配置することにより、ループインダクタンスを低減することができ、このことによる低ESL化を図ることができる。
コンデンサ本体における積層方向での中央近傍に、第1ないし第4の内部電極のいずれもが形成されない緩衝領域が形成され、第1の同極接続導体がこの緩衝領域に配置されると、次のような効果が奏される。セラミック層を構成する誘電体として高誘電率の材料を用いると、誘電体の電歪効果により、コンデンサ本体の伸縮が起こり、それによって生じる応力のため、コンデンサ本体にクラックが生じるおそれがある。前述した緩衝領域は、このクラックの原因となる応力を緩和するように作用する。他方、緩衝領域には、いずれの内部電極も形成されないため、そのままではたわみ強度が低くなる。そのため、前述したように緩衝領域に第1の同極接続導体が配置されると、この第1の同極接続導体は、本来の機能に加えて、強度向上の機能をも果たすことになる。
この発明に係る積層セラミックコンデンサが第2の同極接続導体をさらに備えている場合には、上述した第1の同極接続導体によってもたらされた効果と実質的に同様の効果が第2の同極接続導体によってもたらされる。
上記の場合、第1の同極接続導体は、セラミック層を介して第1および第3の内部電極と対向するように配置され、かつ、第1および第3の内部電極が位置する側とは反対側において、セラミック層を介して第2の同極接続導体と対向するように配置されているものを含むと、各同極接続導体と各内部電極との間では容量が発生せず、第1および第2の同極接続導体間で容量が発生する。したがって、第1および第2の同極接続導体間で発生する容量を調整することにより、積層セラミックコンデンサ全体の容量を微調整することが可能となる。
この発明において、内部電極にそれぞれ流れる電流の電流方向が、隣り合う内部電極の少なくとも互いに対向する各部分の間で逆方向となるようにされると、隣り合う内部電極間で磁界の相殺が生じるので、ESLを効果的に低減することができる。
図1ないし図4は、この発明の第1の実施形態による積層セラミックコンデンサ1を説明するためのものである。ここで、図1は、積層セラミックコンデンサ1の外観を示す斜視図であり、図2は、積層セラミックコンデンサ1の外観を示す平面図である。図3は、積層セラミックコンデンサ1の内部構造をいくつかの断面をもって示す平面図であり、(1)〜(4)の各数字は、上からの積層順序をも示している。図4は、図1に示した積層セラミックコンデンサ1の実装状態を示す斜視図である。
積層セラミックコンデンサ1は、積層された複数層のセラミック層2をもって構成される、直方体状のコンデンサ本体3を備えている。セラミック層2は、たとえば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどを主成分とする誘電体セラミックから構成される。なお、これら主成分に、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分が添加されていてもよい。また、セラミック層2の厚みは、たとえば2.0〜3.0μmとされる。
コンデンサ本体3は、相対向する第1および第2の主面4および5と第1および第2の主面4および5間を結ぶ第1、第2、第3および第4の側面6、7、8および9とを有している。ここで、セラミック層2は、主面4および5の方向に延び、側面6〜9は、セラミック層2の積層方向に延びている。また、第1および第2の側面6および7が相対向するとともに、第3および第4の側面8および9が相対向し、第1および第2の側面6および7がセラミック層2の長辺に沿う位置にある。
コンデンサ本体3の側面上、この実施形態では、第1および第2の側面6および7上には、それぞれ複数個の、この実施形態では、それぞれ4個の第1および第2の外部端子電極10および11が形成される。第1の外部端子電極10には第1の電位が接続され、第2の外部端子電極11には第2の電位が接続される。また、第1および第2の外部端子電極10および11は、交互に並ぶように配置されることが好ましい。
なお、以下の説明において、4個の第1の外部端子電極10の間で区別する必要があるときは、第1の外部端子電極について、「10−1」、「10−2」、「10−3」および「10−4」の参照符号を用い、他方、4個の第2の外部端子電極11の間で区別する必要があるときには、第2の外部端子電極について、「11−1」、「11−2」、「11−3」および「11−4」の参照符号を用いることにする。
外部端子電極10および11の導電成分として、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどを用いることができる。はんだを用いて積層セラミックコンデンサ1を実装する際には、外部端子電極10および11は、下地となる金属層の上に、NiめっきおよびSnめっきを順に施した構造とすることが好ましい。また、樹脂基板に積層セラミックコンデンサ1を埋め込んだ状態で実装する際には、外部端子電極10および11は、下地となる金属層の上に、樹脂との密着性が良好なCuめっきを施した構造とすることが好ましい。また、導電性接着剤を用いて実装する際には、外部端子電極10および11に含まれる導電成分として、Ag、Pd、またはAg−Pd合金を用いることが好ましい。さらに、ワイヤボンディングによる実装の際には、外部端子電極10および11に含まれる導電成分として、Auを用いることが好ましい。
コンデンサ本体3の内部には、図3(2)および(3)に示すように、それぞれ複数個の第1、第2、第3および第4の内部電極12、13、14および15が形成される。内部電極12〜15に含まれる導電成分としては、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどを用いることができる。また、内部電極12〜15の各々の厚みは、0.8〜1.2μm程度とされる。
第1および第2の内部電極12および13は、第1のコンデンサ部16を構成するもので、互いの間に静電容量を形成するように、セラミック層2を介して互いに対向している。また、第3および第4の内部電極14および15は、第2のコンデンサ部17を構成するもので、互いの間に静電容量を形成するように、セラミック層2を介して互いに対向している。第2のコンデンサ部17は、セラミック層2の平面方向に沿って第1のコンデンサ部16と並んで配置されている。
この実施形態では、図3(2)および(3)に示すように、セラミック層2間の特定の界面上において、内部電極12〜15の各々が2個ずつ形成されている。以下の説明において、内部電極12〜15の各々について、2個のものの間で区別する必要があるときには、第1の内部電極については、「12−1」および「12−2」の参照符号を用い、第2の内部電極については、「13−1」および「13−2」の参照符号を用い、第3の内部電極については、「14−1」および「14−2」の参照符号を用い、第4の内部電極については、「15−1」および「15−2」の参照符号を用いることにする。
この実施形態では、2個の第1のコンデンサ部16および2個の第2のコンデンサ部17、すなわち合計4個のコンデンサ部16および17が形成される。また、内部電極12および15の各々は、外部端子電極10または11に接続されるべき1個の引出し部を有していて、内部電極12〜15の各々の引出し部は、側面6に引き出されるものとこれに対向する側面7に引き出されるものとが交互に配置され、外部端子電極10または11の対応のものと電気的に接続される。
より具体的には、図3(2)に示すように、第1の内部電極12−1および12−2は、それぞれ、第1の外部端子電極10−1および10−2に電気的に接続される。図3(3)に示すように、第2の内部電極13−1および13−2は、それぞれ、第2の外部端子電極11−3および11−4に電気的に接続される。図3(2)に示すように、第3の内部電極14−1および14−2は、それぞれ、第1の外部端子電極10−3および10−4に電気的に接続される。図3(3)に示すように、第4の内部電極15−1および15−2は、それぞれ、第2の外部端子電極11−1および11−2に電気的に接続される。
これらの接続状態からわかるように、セラミック層2間の同じ界面上に位置する第1の内部電極12および第3の内部電極14は、共通して、第1の外部端子電極に電気的に接続され、また、同じ界面上に位置する第2の内部電極13および第4の内部電極15は、共通して、第2の外部端子電極11に電気的に接続されていることになる。
コンデンサ本体3の内部には、さらに、図3(1)および(4)にそれぞれ示すように、第1および第2の同極接続導体18および19が形成される。これら同極接続導体18および19は、上述した内部電極12〜15と同じ材料から構成されることが好ましく、その厚みについても、内部電極12〜15の場合と同様、たとえば0.8〜1.2μm程度とされる。
図3(1)に示すように、第1の同極接続導体18は、比較的大面積の本体部22と、この本体部22から引き出される比較的小面積の4個の引出し部20とを有している。特に、この実施形態では、本体部22の幅方向寸法Aは、引出し部20の幅方向寸法Bより大きくされる。4個の引出し部20は、それぞれ、4個の第1の外部端子電極10に電気的に接続され、それによって、第1の同極接続導体18は、すべての第1の外部端子電極10と電気的に接続される。
他方、図3(4)に示すように、第2の同極接続導体19は、比較的大面積の本体部23と、この本体部23から引き出される比較的小面積の4個の引出し部21とを有している。特に、この実施形態では、本体部23の幅方向寸法Cは、引出し部21の幅方向寸法Dより大きくされる。4個の引出し部21は、それぞれ、4個の第2の外部端子電極11に電気的に接続され、それによって、第2の同極接続導体19は、すべての第2の外部端子電極11と電気的に接続される。
この実施形態では、コンデンサ本体3の内部に、第1および第2の同極接続導体18および19がそれぞれ単に1個ずつ形成される。
コンデンサ本体3は、前述したように、図3(1)〜(4)に示した積層順序をもって積層されている。したがって、コンデンサ部16および17を挟むように第1の同極接続導体18および19が配置されることになる。なお、コンデンサ本体3の積層方向での両端部には、特に図示しないが、内部電極および同極接続導体のいずれもが形成されないセラミック層2が所定数積層される。また、コンデンサ本体3が有する積層構造について、図3(2)および(3)に示した積層部分は、必要に応じて、所定回数繰り返されて積層される。
この実施形態では、第1の同極接続導体18は、セラミック層2を介して第1および第3の内部電極12および14と対向するように配置されている。したがって、これら第1の同極接続導体18と第1および第3の内部電極12および14との間には容量が発生せず、第1の同極接続導体18が形成されたことによる容量の変動を抑えることができる。同様に、第2の同極接続導体19は、セラミック層2を介して第2および第4の内部電極13および15と対向するように配置されている。したがって、これら第2の同極接続導体19と第2および第4の内部電極13および15との間に容量が発生せず、第2の同極接続導体19が形成されたことによる容量変動を抑えることができる。
また、この実施形態では、図3を参照すればわかるように、内部電極12〜15にそれぞれ流れる電流の電流方向が同じセラミック層2上に位置され、かつ隣り合う内部電極の間で逆方向となるように、外部端子電極10および11が外部回路に接続される。したがって、内部電極12〜15の各々を流れる電流の周りに発生する磁界が相殺され、ESLを低減することができる。
図1には、配線基板24が想像線で示されている。積層セラミックコンデンサ1は、たとえば、コンデンサ本体3の第2の主面5が、配線基板24側に向けられる面となって、配線基板24上に表面実装される。この実装状態の一具体例について、図4を参照して説明する。
配線基板24上には、導体ライン25が引き回されていて、導体ライン25には、導体ランド26〜29が形成されている。また、配線基板24上には、導体ランド30〜33が形成されている。導体ランド30〜33の各々は、配線基板24の内部の回路(図示せず。)とビア導体を介して電気的に接続されている。図4には、導体ランド31、32および33にそれぞれ電気的に接続されるビア導体34、35および36が図示されている。
積層セラミックコンデンサ1が配線基板24上に実装されたとき、第1の外部端子電極10−1、10−2、10−3および10−4は、それぞれ、導体ランド30、31、32および33にはんだ37を介して接続固定される。他方、第2の外部端子電極11−1、11−2、11−3および11−4は、それぞれ、導体ランド26、27、28および29にはんだ37を介して接続固定される。
このように、第1の外部端子電極10−1、10−2、10−3および10−4のすべて、ならびに第2の外部端子電極11−1、11−2、11−3および11−4のすべてが、各々、導体ランド26〜33の対応のものと接続される。このとき、共通の導体ライン25に形成される導体ランド26〜29は互いに同じ電位であり、他方、導体ランド30〜33は導体ランド26〜29とは異なる電位を有しているので、隣り合う外部端子電極の間、すなわち、第1の外部端子電極10と第2の外部端子電極11との間では、接続される電位が互いに異なることになる。
以上説明した第1の実施形態による積層セラミックコンデンサ1によれば、第1の同極接続導体18によって、すべての第1の外部端子電極10が電気的に接続され、また、第2の同極接続導体19によって、すべての第2の外部端子電極11が電気的に接続される。したがって、はんだ37を介して、配線基板24上の導体ランド26〜33と外部端子電極10および11の各々とが電気的に接続された状態となるように、積層セラミックコンデンサ1が配線基板24上に表面実装されたとき、はんだクラック等の事故により、外部端子電極10および11のいずれか特定のものとそれに対応する導体ランドとの間の接続が断たれても、積層セラミックコンデンサ1において所望の静電容量を確保することができる。
また、第1の実施形態では、同極接続導体18および19が、それぞれ、比較的大面積の本体部22および23と、この本体部22および23から引き出される比較的小面積の複数個の引出し部20および21とを有しているので、、比較的大面積の本体部22および23の存在により、電流経路が確保されやすくなり、上述した接続切れ時のバックアップ効果をより確実に発揮させることができる。なお、このような効果を得るための構成は、第1の同極接続導体18においてのみ採用されてもよい。
また、積層セラミックコンデンサ1の全体としての静電容量は、第1の外部端子電極10のいずれか1個と第2の外部端子電極11のいずれか1個とを用いて測定することが可能であり、したがって、全体としての静電容量を容易に確認することができる。
なお、この実施形態によれば、単に1個の第1の同極接続導体18のみによって、すべての第1の外部端子電極10を互いに電気的に接続することができるので、積層セラミックコンデンサ1の低背化を図る上で有利であるが、このような利点を望まないならば、複数個の第1の同極接続導体18を異なるセラミック層2間の界面に沿って設けてもよい。同様のことが、第2の同極接続導体19についても言える。
次に、上述した積層セラミックコンデンサ1の製造方法の一例について説明する。
まず、セラミック層2となるべきセラミックグリーンシート、内部電極12〜15のための導電性ペースト、外部端子電極10および11のための導電性ペースト、ならびに同極接続導体18および19のための導電性ペーストがそれぞれ用意される。なお、ここで説明する例では、同極接続導体18および19のための導電性ペーストとして、内部電極12〜15のための導電性ペーストと同じものが用いられる。また、セラミックグリーンシートや導電性ペーストとしては、それぞれ、公知のものを用いることができる。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえばスクリーン印刷法などにより所定のパターンをもって導電性ペーストが印刷される。これによって、内部電極12〜15ならびに同極接続導体18および19の各々となるべき導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートが得られる。
次に、上述のように導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートを所定の順序で積層し、その上下に導電性ペースト膜が形成されていない外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層することによって、生の状態のマザー積層体が得られる。生のマザー積層体は、必要に応じて、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着される。
次に、生のマザー積層体は所定のサイズにカットされ、それによって、コンデンサ本体3の生の状態のものが切り出される。
次に、生のコンデンサ本体3が焼成される。焼成温度は、セラミックグリーンシートに含まれるセラミック材料や導電性ペースト膜に含まれる金属材料にもよるが、たとえば900〜1300℃に選ばれる。
次に、焼結後のコンデンサ本体3の第1および第2の側面6および7上に、スクリーン印刷法などを適用して、導電性ペーストが所定のパターンをもって印刷され、外部端子電極10および11のための導電性ペースト膜が形成される。この導電性ペースト膜は、好ましくは、側面6および7の各々から主面4および5の各々の一部にまで延びるように形成される。
次に、上記導電性ペースト膜が焼き付けられ、それによって、外部端子電極10および11が形成される。この焼き付け温度は、たとえば700〜900℃に選ばれる。また、焼き付け時の雰囲気としては、導電性ペーストに含まれる金属の種類に応じて、大気、N、水蒸気+Nなどの雰囲気が使い分けられる。
このようにして、積層セラミックコンデンサ1が完成される。なお、必要に応じて、外部端子電極10および11の表面にめっきが施されてもよい。
以下に、この発明の他の実施形態について説明するが、図面を参照して説明する他の実施形態による積層セラミックコンデンサは、その外観については、前述した第1の実施形態による積層セラミックコンデンサ1と同様であり、図1および図2に示したのと同様の外観を有している。
図5は、この発明の第2の実施形態を説明するためのものである。この第2の実施形態は、第1の実施形態における同極接続導体18および19の変形例を与えるもので、図5(1)および(2)は、それぞれ、図3(1)および(4)に対応している。図5において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、第2の実施形態では、第1および第2の同極接続導体18aおよび19aが、所定の幅を有するライン状に形成される。したがって、セラミック層2間の特定の界面上で見たとき、第1および第2の同極接続導体18aおよび19aの各々が占める面積よりセラミック層2の露出部が占める面積の方を広くすることが容易である。その結果、第2の実施形態によれば、セラミック層2同士の接合強度を高めることができる。
図6は、この発明の第3の実施形態を説明するためのものである。図6(1)および(2)は、それぞれ、図3(1)および(4)に対応している。図6において、図3に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態では、上述した第2の実施形態の場合と同様の形状の第1および第2の同極接続導体18aおよび19aが形成されている。第3の実施形態では、図6(1)に示すように、第1の同極接続導体18aが形成されるセラミック層2間の界面上に、第1の同極接続導体18aには接続されないが、第2の外部端子電極11に接続される第1のダミー内部導体40を備えることを特徴としている。また、図6(2)に示すように、第2の同極接続導体19aが形成されるセラミック層2間の界面上に、第2の同極接続導体19aには接続されないが、第1の外部端子電極10に接続される第2のダミー内部導体41を備えることを特徴としている。これら第1および第2のダミー内部導体40および41によれば、それぞれ、第1および第2の同極接続導体18aおよび19aの引出し部20および21の有無に起因して生じる段差を有利に吸収することができる。
なお、第1および第2のダミー内部導体40および41は、それぞれ、第2および第1の外部端子電極11および10に接続されることなく、単に近接して位置されてもよい。また、これらダミー内部導体40および41は、前述した第1の実施形態において適用されてもよい。
図7は、この発明の第4の実施形態を説明するためのものである。この第4の実施形態についても、第1の実施形態における同極接続導体18および19の変形例を与えるもので、図7(1)および(2)は、それぞれ、図3(1)および(4)に対応している。図7において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第4の実施形態では、図7(1)に示すように、相対向する第1および第2の側面6および7のうち、第1の側面6上に形成された第1の外部端子電極10−1および10−2だけと電気的に接続される第1の同極接続導体44と、第2の側面7上に形成された第1の外部端子電極10−3および10−4だけと電気的に接続される第1の同極接続導体45とを備えるとともに、図7(2)に示すように、第1の側面6上に形成された第2の外部端子電極11−1および11−2だけと電気的に接続される第2の同極接続導体46と、第2の側面7上に形成された第2の外部端子電極11−3および11−4だけと電気的に接続される第2の同極接続導体47とを備えることを特徴としている。また、これら同極接続導体44〜47は、所定の幅を有するライン状に形成されている。
図8は、この発明の第5の実施形態による積層セラミックコンデンサ1aを説明するための図3に対応する図である。この第5の実施形態は、第1の実施形態におけるコンデンサ部16および17の変形例を与えるものである。図8において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第5の実施形態では、簡単に言えば、図8(2)および(3)に示すように、同じセラミック層2上に位置する複数個の内部電極は、すべて同じ側面側に引き出されていることを特徴としている。
より具体的には、図8(2)に示したセラミック層2上には、第1の内部電極12および第4の内部電極15が形成される。そして、第1の内部電極12−1および12−2は、それぞれ、第1の外部端子電極10−1および10−2に電気的に接続され、第4の内部電極15−1および15−2は、それぞれ、第2の外部端子電極11−1および11−2に電気的に接続される。
他方、図8(3)に示したセラミック層2上には、第2の内部電極13および第3の内部電極14が形成される。そして、第2の内部電極13−1および13−2は、それぞれ、第2の外部端子電極11−3および11−4に電気的に接続され、第3の内部電極14−1および14−2は、それぞれ、第1の外部端子電極10−3および10−4に電気的に接続される。
このように、図8(2)に示したセラミック層2上に形成される第1および第4の内部電極12および15は、異なる電位に接続されるものが交互に配置され、同様に、図8(3)に示したセラミック層2上に形成される第2および第3の内部電極13および14についても、異なる電位に接続されるものが交互に配置されている。また、この第5の実施形態においても、内部電極12〜15にそれぞれ流れる電流の電流方向について見れば、同じセラミック層2上に位置されかつ隣り合う内部電極については逆方向となっている。
この第5の実施形態では、第1の同極接続導体18は、セラミック層2を介して第4の内部電極15と対向しており、そのため、第1の同極接続導体18と第4の内部電極15との間に微小容量の発生を許容する。また、第2の同極接続導体19は、セラミック層2を介して第3の内部電極14と対向し、そのため、第2の同極接続導体19と第3の内部電極14との間に微小容量の発生を許容する。なお、図示しないが、第1の同極接続導体18と第2の内部電極13とが対向する場合、および第2の同極接続導体19と第1の内部電極12とが対向する場合にも、同様の微小容量が発生する。
上述のように、微小容量が発生する場合であっても、積層セラミックコンデンサ1aを、図4に示すように、配線基板24上に実装したとき、コンデンサ本体3の第1および第2の主面4および5のいずれを配線基板24側に向けたとしても、積層セラミックコンデンサ1aにおいて、配線基板24側に近くループインダクタンスが最も小さくなる部分に、電流経路の多い、すなわち引き出し部の数の多い同極接続導体18または19が配置されることになるため、ESLを低減することができる。
なお、上述した第5の実施形態では、図8(1)および(4)に示すように、第1の実施形態の場合と同様の同極接続導体18および19を用いたが、これらに代えて、図5ないし図7にそれぞれ示した第2ないし第4の実施形態に係る同極接続導体18aおよび19aまたは44〜47を用いてもよい。これら同極接続導体18aおよび19aまたは44〜47を用いると、前述した微小容量をより小さくすることができるため、容量設計の観点からは好ましい。
図9は、この発明の第6の実施形態による積層セラミックコンデンサ1bを説明するための図3に対応する図である。図9において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第6の実施形態では、簡単に言えば、2個のコンデンサ部が構成され、また、各内部電極は2個の引出し部を有することを特徴としている。
より具体的には、図9(2)に示したセラミック層2上には、第1および第3の内部電極12および14が形成され、第1の内部電極12は、第1の外部端子電極10−1および10−3に電気的に接続され、第3の内部電極14は、第1の外部端子電極10−2および10−4に電気的に接続される。
他方、図9(3)に示したセラミック層2上には、第2および第4の内部電極13および15が形成され、第2の内部電極13は、第2の外部端子電極11−1および11−3に電気的に接続され、第4の内部電極15は、第2の外部端子電極11−2および11−4に電気的に接続される。
このようにして、コンデンサ本体3の内部において、第1の内部電極12と第2の内部電極13とが特定のセラミック層2を挟んで配置されることにより容量が形成された1個の第1のコンデンサ部16が構成される。また、第3の内部電極14と第4の内部電極15とが特定のセラミック層2を挟んで配置されることにより容量が形成された1個の第2のコンデンサ部17が構成される。これら第1および第2のコンデンサ部16および17は、他の実施形態の場合と同様、セラミック層2の平面方向に沿って互いに並んで配置される。
また、図9(1)および(4)にそれぞれ示した第1および第2の同極接続導体18および19は、他の実施形態の場合と同様、第1のコンデンサ部16および第2のコンデンサ部17にまたがるように形成されている。
また、第6の実施形態においても、内部電極12〜15にそれぞれ流れる電流の電流方向については、同じセラミック層2上に位置されかつ隣り合う内部電極、すなわち、第1の内部電極12と第3の内部電極14とについて、ならびに第2の内部電極13と第4の内部電極15とについて、それぞれ見ると、少なくとも互いに対向する各部分の間では逆方向となっており、ESLの低減に寄与している。
図10は、この発明の第7の実施形態を説明するためのものである。この第7の実施形態は、上述した第6の実施形態における同極接続導体18および19の変形例を与えるもので、図10(1)および(2)は、それぞれ、図9(1)および(4)に対応している。図10において、図9に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第7の実施形態では、図10(1)に示すように、第1の同極接続導体50は、第1の外部端子電極10−2および10−3間のみを接続し、第2の同極接続導体51は、図10(2)に示すように、第2の外部端子電極11−1および11−4間のみを接続するように形成される。これら第1および第2の同極接続導体50および51は、必要最低限のバックアップのための接続経路を確保しようとするものである。
図11は、この発明の第8の実施形態を説明するためのものである。この第8の実施形態は、上述の第7の実施形態の場合と同様、第6の実施形態における同極接続導体18および19の変形例を与えるもので、図11(1)および(2)は、それぞれ、図9(1)および(4)に対応している。図11において、図9に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第8の実施形態では、図11(1)に示すように、第1の同極接続導体54が、第1の外部端子電極10−1および10−4間を接続するように形成され、また、図11(2)に示すように、第2の同極接続導体55が、第2の外部端子電極11−2および11−3間を接続するように形成される。これら第1および第2の同極接続導体54および55についても、必要最低限のバックアップのための接続経路を確保しようとするものである。
図12は、この発明の第9の実施形態による積層セラミックコンデンサ1cを説明するための図3に対応する図である。図12おいて、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図12における(1)〜(6)の各数字は、積層順序をも示している。第9の実施形態では、コンデンサ本体3の内部に、複数の第1の同極接続導体18が連続して積層方向に配置され、また、複数の第2の同極接続導体19が連続して積層方向に配置されていることを特徴としている。
このような構成が採用されると、第1の同極接続導体18と第1の外部端子電極10との接続信頼性および第2の同極接続導体19と第2の外部端子電極11との接続信頼性をともに向上させることができ、接続切れ時のバックアップという効果をより確実なものとすることができる。なお、各々複数の第1および第2の同極接続導体18および19は、それぞれ、たとえば3〜10層程度にわたって連続して積層方向に配置されるようにすることが好ましい。
図13は、この発明の第10の実施形態による積層セラミックコンデンサ1dを説明するための図3に対応する図である。図13において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
この第10の実施形態では、簡単に言えば、同極接続導体18および19がコンデンサ本体3における積層方向での中央近傍に配置されていることを特徴としている。
より詳細には、コンデンサ本体3の積層方向での各端部に、図13(1)および(2)、ならびに図13(7)および(8)に示すように、内部電極12〜15を配置し、積層方向での中央近傍には、図13(3)〜(6)に示すように、いずれの内部電極も形成されない緩衝領域が形成され、この緩衝領域に、第1および第2の同極接続導体18および19が配置される。
セラミック層2を構成するセラミック材料として高誘電率のものを用いると、誘電体の電歪効果により、コンデンサ本体3の伸縮が起こり、これによる応力のため、コンデンサ本体3にクラックが生じるおそれがある。上述した緩衝領域は、この応力を緩和し、クラックの発生を抑制する。なお、緩衝領域を、セラミック層2のみで構成すると、たわみ強度が低くなるため、この緩衝領域に、前述したように、同極接続導体18および19を配置する。したがって、同極接続導体18および19は、接続切れ時のバックアップだけでなく、強度向上の作用をも果たしている。
また、第10の実施形態では、第9の実施形態の場合と同様、複数の第1の同極接続導体18が連続して積層方向に配置され、また、複数の第2の同極接続導体19が連続して積層方向に配置されている。この場合、第1および第2の同極接続導体18および19は、互いの間に形成される不所望な容量をできるだけ小さくするため、第1の同極接続導体18をまとめて積層し、また、第2の同極接続導体19をまとめて積層することが好ましい。
なお、第10の実施形態の変形例として、内部電極12〜15を配置した部分のさらに外層側に、図示した同極接続導体18および19とは別の同極接続導体をさらに配置してもよい。
図14は、この発明の第11の実施形態による積層セラミックコンデンサ1eを説明するための図3に対応する図である。図14おいて、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図14における(1)〜(6)の各数字は、積層順序をも示している。第11の実施形態では、図14(2)に示した第1の同極接続導体18は、セラミック層2を介して、図14(3)に示した第1および第3の内部電極12および14と対向するように配置され、かつ、第1および第3の内部電極12および14が位置する側とは反対側において、セラミック層2を介して、図14(1)に示した第2の同極接続導体19と対向するように配置されているものを含むことを特徴としている。
同様に、図14(5)に示した第2の同極接続導体19は、セラミック層2を介して、図14(4)に示した第2および第4の内部電極13および15と対向するように配置され、かつ、第2および第4の内部電極13および15が位置する側とは反対側において、セラミック層2を介して、図14(6)に示した第1の同極接続導体18と対向するように配置されているものを含むことを特徴としている。
このような構成が採用されると、第1の同極接続導体18と第1および第3の内部電極12および14との間では容量が発生せず、また、第2の同極接続導体19と第2および第4の内部電極13および15との間では容量が発生しないが、図14(1)に示した第2の同極接続導体19と図14(2)に示した第1の同極接続導体18との間、ならびに図14(5)に示した第2の同極接続導体19と図14(6)に示した第1の同極接続導体18との間で容量が発生する。したがって、第1および第2の同極接続導体18および19間で発生する容量を調整することにより、積層セラミックコンデンサ1e全体の容量を微調整することが可能となる。
なお、図示の実施形態では、第1および第2の同極接続導体18および19間で容量を取得する構成が2箇所において採用されたが、単に1箇所においてのみ採用されても、3箇所以上で採用されてもよい。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。
たとえば、第1および第2の同極接続導体に関して、それぞれ、1種類のパターンのものを形成するのではなく、1個のコンデンサ本体において、異なるパターンのものを混在させて形成してもよい。
また、図示した各実施形態では、第2の同極接続導体が形成されたが、第2の同極接続導体を備えない実施形態も、この発明の範囲内のものであると理解すべきである。
この発明の第1の実施形態による積層セラミックコンデンサ1の外観を示す斜視図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサ1の外観を示す平面図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサ1の内部構造をいくつかの断面をもって示す平面図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサ1の実装状態を示す斜視図である。 この発明の第2の実施形態を説明するための図3(1)および(4)に対応する図である。 この発明の第3の実施形態を説明するための図3(1)および(4)に対応する図である。 この発明の第4の実施形態を説明するための図3(1)および(4)に対応する図である。 この発明の第5の実施形態による積層セラミックコンデンサ1aを示す図3に対応する図である。 この発明の第6の実施形態による積層セラミックコンデンサ1bを示す図3に対応する図である。 この発明の第7の実施形態を説明するための図9(1)および(4)に対応する図である。 この発明の第8の実施形態を説明するための図9(1)および(4)に対応する図である。 この発明の第9の実施形態による積層セラミックコンデンサ1cを示す図3に対応する図である。 この発明の第10の実施形態による積層セラミックコンデンサ1dを示す図3に対応する図である。 この発明の第11の実施形態による積層セラミックコンデンサ1eを示す図3に対応する図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e 積層セラミックコンデンサ
2 セラミック層
3 コンデンサ本体
4 第1の主面
5 第2の主面
6 第1の側面
7 第2の側面
8 第3の側面
9 第4の側面
10 第1の外部端子電極
11 第2の外部端子電極
12 第1の内部電極
13 第2の内部電極
14 第3の内部電極
15 第4の内部電極
16 第1のコンデンサ部
17 第2のコンデンサ部
18,18a,44,45,50,54 第1の同極接続導体
19,19a,46,47,51,55 第2の同極接続導体
20,21 引出し部
22,23 本体部
40 第1のダミー内部導体
41 第2のダミー内部導体

Claims (18)

  1. 積層された複数層のセラミック層をもって構成され、かつ相対向する第1および第2の主面と前記第1および第2の主面間を結ぶ側面とを有する、コンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の前記側面上に形成され、かつ第1の電位に接続される、複数個の第1の外部端子電極と、
    前記コンデンサ本体の前記側面上に形成され、かつ第2の電位に接続される、複数個の第2の外部端子電極と、
    前記コンデンサ本体の内部に形成され、かつ前記第1の外部端子電極に電気的に接続される、第1の内部電極と、
    前記コンデンサ本体の内部に形成され、かつ前記第2の外部端子電極に電気的に接続される、第2の内部電極と、
    前記コンデンサ本体の内部に形成され、かつ前記第1の外部端子電極に電気的に接続される、第3の内部電極と、
    前記コンデンサ本体の内部に形成され、かつ前記第2の外部端子電極に電気的に接続される、第4の内部電極と、
    前記コンデンサ本体の内部において、前記第1の内部電極と前記第2の内部電極とが特定の前記セラミック層を挟んで配置されることにより容量が形成される、1個以上の第1のコンデンサ部と、
    前記コンデンサ本体の内部において、前記セラミック層の平面方向に沿って前記第1のコンデンサ部と並んで配置され、前記第3の内部電極と前記第4の内部電極とが特定の前記セラミック層を挟んで配置されることにより容量が形成される、1個以上の第2のコンデンサ部と、
    前記コンデンサ本体の内部に形成され、前記第1のコンデンサ部および前記第2のコンデンサ部から選ばれる2個以上のコンデンサ部にまたがるようにして、前記複数個の第1の外部端子電極のうちの2個以上と電気的に接続される、第1の同極接続導体と
    を備える、積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記内部電極にそれぞれ流れる電流の電流方向が、同じ前記セラミック層上に位置されかつ隣り合う内部電極の少なくとも互いに対向する各部分の間で逆方向となるように、外部回路に接続される、請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記第1の内部電極は1個の前記第1の外部端子電極に電気的に接続され、前記第2の内部電極は1個の前記第2の外部端子電極に電気的に接続され、前記第3の内部電極は1個の前記第1の外部端子電極に電気的に接続され、前記第4の内部電極は1個の前記第2の外部端子電極に電気的に接続される、請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記第1の内部電極は複数個の前記第1の外部端子電極に電気的に接続され、前記第2の内部電極は複数個の前記第2の外部端子電極に電気的に接続され、前記第3の内部電極は複数個の前記第1の外部端子電極に電気的に接続され、前記第4の内部電極は複数個の前記第2の外部端子電極に電気的に接続される、請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記第1の同極接続導体は、すべての前記第1の外部端子電極と電気的に接続される、請求項1ないし4のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. 前記側面は、相対向する第1および第2の側面を有し、
    前記第1の同極接続導体は、前記第1の側面上に形成された前記第1の外部端子電極だけと電気的に接続されるものと、前記第2の側面上に形成された前記第1の外部端子電極だけと電気的に接続されるものとを含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  7. 前記側面は、相対向する第1および第2の側面を有し、
    前記第1の同極接続導体は、前記第1の側面上に形成された前記第1の外部端子電極および前記第2の側面上に形成された前記第1の外部端子電極の双方と電気的に接続されるものを含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  8. 前記コンデンサ本体の内部に、単に1個の前記第1の同極接続導体が形成される、請求項1ないし7のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  9. 前記コンデンサ本体の内部に、複数の前記第1の同極接続導体が連続して積層方向に配置される、請求項1ないし7のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  10. 前記第1の同極接続導体は、比較的大面積の本体部と、前記本体部から引き出されかつ複数個の前記第1の外部端子電極にそれぞれ電気的に接続される比較的小面積の複数個の引出し部とを有する、請求項1ないし9のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  11. 前記第1の同極接続導体は、所定の幅を有するライン状に形成される、請求項1ないし9のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  12. 前記セラミック層間の特定の界面上で見たとき、前記第1の同極接続導体が占める面積より前記セラミック層の露出部が占める面積の方が広い、請求項11に記載の積層セラミックコンデンサ。
  13. 前記第1の同極接続導体が形成される前記セラミック層間の界面上に、前記第1の同極接続導体には接続されないが、前記第2の外部端子電極に接続されまたは近接して位置される第1のダミー内部導体をさらに備える、請求項1ないし12のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  14. 前記第1の同極接続導体は、前記セラミック層を介して前記第1および第3の内部電極と対向するように配置されるものを含む、請求項1ないし13のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  15. 前記第1の同極接続導体は、前記第1および第2の主面の少なくとも一方に近接して配置されるとともに、前記セラミック層を介して前記第2および/または第4の内部電極と対向するように配置されるものを含む、請求項1ないし14のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  16. 前記コンデンサ本体における積層方向での中央近傍に、前記第1ないし第4の内部電極のいずれもが形成されない緩衝領域が形成され、前記第1の同極接続導体は、前記緩衝領域に配置されるものを含む、請求項1ないし15のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  17. 前記コンデンサ本体の内部に形成され、前記第1のコンデンサ部および前記第2のコンデンサ部から選ばれる2個以上のコンデンサ部にまたがるようにして、前記複数個の第2の外部端子電極のうちの2個以上と電気的に接続される、第2の同極接続導体をさらに備える、請求項1ないし16のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  18. 前記第1の同極接続導体は、前記セラミック層を介して前記第1および第3の内部電極と対向するように配置され、かつ、前記第1および第3の内部電極が位置する側とは反対側において、前記セラミック層を介して前記第2の同極接続導体と対向するように配置されているものを含む、請求項17に記載の積層セラミックコンデンサ。
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