JP2009004679A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた電気特性を示す強誘電体キャパシタを形成する。
【解決手段】下部電極、第1,第2,第3の強誘電体膜および上部電極を順に形成する際(ステップS1〜S5)、第1,第3の強誘電体膜は、所定の元素を添加して、第2の強誘電体膜より薄く形成し、第2の強誘電体膜は、そのような元素を添加せずに形成する。これにより、元素添加による強誘電体キャパシタのスイッチング電荷量の低下を抑えつつ、その疲労特性やインプリント特性の向上、リーク電流の低減を図ることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法および半導体装置に関し、特に、強誘電体キャパシタを備える半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
近年、ディジタル技術の進展に伴い、大容量のデータを高速に処理または保存する傾向が高まっている。このため、電子機器に使用される半導体装置の高集積化および高性能化が要求されている。
従来、電源を断っても記憶情報が消失しない不揮発性メモリとして、フラッシュメモリやFeRAM(Ferro-electric Random Access Memory)が知られている。
フラッシュメモリは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(IGFET)のゲート絶縁膜中にフローティングゲートが埋め込まれた構造を有し、そのフローティングゲートに電荷を蓄積することによって情報を記憶する。情報の書き込み/消去には絶縁膜を通過するトンネル電流を流す必要があり、比較的高い電圧を必要とする。
FeRAMは、容量絶縁膜に強誘電体膜を用い、その強誘電体膜を一対の電極で挟んだ強誘電体キャパシタを備えている。強誘電体キャパシタは、電極間の印加電圧に応じて分極を生じ、印加電圧を取り去っても自発分極を有する。印加電圧の極性を反転すれば、自発分極の極性も反転する。この自発分極を検出して情報を読み出す。FeRAMは、フラッシュメモリに比べて低電圧で動作し、省電力で高速の書き込みが可能であり、FeRAMを採用したSOC(System On Chip)がICカード用途等に検討されている。
FeRAMに用いる強誘電体膜には、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3;PZT)や、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SrBi2Ta29;SBT)等のBi層状構造化合物が用いられる。その形成には、ゾルゲル法、スパッタ法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等が用いられる。電気特性がよく、製品歩留まりの高いFeRAMを形成するためには、その強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の配向ができるだけ均一になるように制御することが重要である。
なお、従来、このようなFeRAMの強誘電体キャパシタに関し、その疲労特性、リテンション特性、インプリント特性等の向上を図る目的で、強誘電体膜中に所定の元素を添加することが提案されている。例えば、PZT膜にランタン(La)、ニオブ(Nb)を添加する方法(非特許文献1〜3参照)や、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、Laを添加する方法(特許文献1,2参照)が提案されている。また、PZT膜にLaとスカンジウム(Sc)を添加する方法(特許文献3参照)等も提案されている。
また、FeRAMの強誘電体キャパシタに関し、電極間に結晶構造の異なる強誘電体膜を積層して配置する方法(特許文献4参照)や、PZT膜の電極近傍領域のPb量を調整する方法(特許文献5参照)、PZT膜のZr/Ti比を電極間で変化させる方法(特許文献6参照)、強誘電体膜の電極側の領域に所定の陽イオンを含有させる方法(特許文献7参照)等が提案されている。また、このほかにも、上面に形成した、酸素を過剰に含むアモルファスPZT膜をシードにして、アモルファスPZT膜を結晶化する方法(特許文献8参照)、チタン酸鉛(PbTiOX)膜上にPZT膜を形成する方法(特許文献9参照)、電極上にスパッタ法、MOCVD法の順でPZT膜を積層する方法(特許文献10参照)等が提案されている。
アプライド・フィジクス・レターズ(Applied Physics letters),2000年,Vol.77,No.19,p.3036 ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジクス(Japanese Journal of Applied Physics),1993年,Vol.32,No.9B,p.4168 ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジクス(Japanese Journal of Applied Physics),1994年,Vol.33,No.9B,p.5211 米国特許第6287637号明細書 米国特許出願公開第2002/0158278号明細書 特開平8−273436号公報 米国特許第6627930号明細書 特開2000−31407号公報 特開2003−142659号公報 特開2006−41425号公報 特開2001−28426号公報 特開2003−46064号公報 特開2003−218325号公報
従来、強誘電体キャパシタの疲労特性やインプリント特性等の電気特性を向上させるために、その強誘電体膜にNb等の元素を添加することがしばしば行われている。しかし、そのようにNb等の元素を添加する場合、その添加量や添加領域によっては、強誘電体キャパシタのスイッチング電荷量が低下してしまうという問題点があった。特に、そのような元素を強誘電体膜の全体にわたって添加した場合には、スイッチング電荷量の低下が著しい。疲労特性、インプリント特性、リーク電流、スイッチング電荷量といった電気特性をいずれも一定レベル以上満足するような、高特性で高信頼性の強誘電体キャパシタを形成することのできる方法が強く要望されている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高特性でかつ信頼性に優れた強誘電体キャパシタを備える半導体装置を形成することのできる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明では、そのような強誘電体キャパシタを備える半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、強誘電体キャパシタを備えた半導体装置の製造方法において、下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に第1の元素が添加された第1の強誘電体膜を形成する工程と、前記第1の強誘電体膜上に第2の強誘電体膜を前記第1の強誘電体膜より厚く形成する工程と、前記第2の強誘電体膜上に第2の元素が添加された第3の強誘電体膜を前記第2の強誘電体膜より薄く形成する工程と、前記第3の強誘電体膜上に上部電極を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
このような半導体装置の製造方法によれば、下部電極、第1,第2,第3の強誘電体膜および上部電極が順に形成され、その際、第1,第3の強誘電体膜は、それぞれ第1,第2の元素が添加されて、第2の強誘電体膜より薄く形成される。これにより、下部電極近傍の領域と上部電極近傍の領域とに所定の元素が添加された強誘電体膜を有する強誘電体キャパシタが得られるようになる。
また、本発明では、上記課題を解決するために、強誘電体キャパシタを備える半導体装置において、下部電極と、前記下部電極上に形成され、第1の元素が添加された第1の強誘電体膜と、前記第1の強誘電体膜上に前記第1の強誘電体膜より厚く形成された第2の強誘電体膜と、前記第2の強誘電体膜上に前記第2の強誘電体膜より薄く形成され、第2の元素が添加された第3の強誘電体膜と、前記第3の強誘電体膜上に形成された上部電極と、を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
このような半導体装置によれば、下部電極と上部電極との間に第1,第2,第3の強誘電体膜が形成され、第1,第3の強誘電体膜は、それぞれ第1,第2の元素が添加されて、第2の強誘電体膜より薄く形成される。これにより、下部電極近傍の領域と上部電極近傍の領域とに所定の元素が添加された強誘電体膜を有する強誘電体キャパシタが得られるようになる。
本発明では、下部電極と上部電極との間に第1,第2,第3の強誘電体膜を形成し、第1,第3の強誘電体膜は、所定の元素を添加して、第2の強誘電体膜より薄く形成するようにした。これにより、元素添加による強誘電体キャパシタのスイッチング電荷量の低下を抑えつつ、その疲労特性やインプリント特性等の電気特性の向上を図ることが可能になり、強誘電体キャパシタを備える、高性能かつ高信頼性の半導体装置が実現可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は強誘電体キャパシタの形成フローの一例を示す図、図2は強誘電体キャパシタの構成例を示す図である。
図2に示すように、強誘電体キャパシタ100は、半導体基板に形成されたトランジスタに電気的に接続された下部電極101、その下部電極101上に形成された第1,第2,第3の強誘電体膜102a,102b,102c、および第3の強誘電体膜102c上に形成された上部電極103によって構成される。
このような強誘電体キャパシタ100を形成するにあたり、まず、所定の結晶面が優先配向されるような条件で下部電極101を形成する(ステップS1)。
下部電極101としては、例えば、白金(Pt),イリジウム(Ir),ルテニウム(Ru),ロジウム(Rh),レニウム(Re),オスミウム(Os),パラジウム(Pd)等の貴金属膜や、そのような貴金属膜を2層以上積層したものを用いることができる。あるいは、それらのうち2種以上を含む合金膜や、そのような合金膜を2層以上積層したものを用いることもできる。
下部電極101の形成後は、その上に、第1,第2,第3の強誘電体膜102a,102b,102cを順に形成する(ステップS2,S3,S4)。
第1,第2,第3の強誘電体膜102a,102b,102cは、ABO3型ペロブスカイト構造またはBi層状構造の結晶となる材料を用いて形成される。例えば、PZTのほか、LaをドープしたPZT(PLZT)、チタン酸ビスマスランタン((Bi,La)4Ti312;BLT)、SBT、タンタル酸ニオブ酸ストロンチウムビスマス(SrBi2(Ta,Nb)29;SBTN)等を用いることができる。
まず第1の強誘電体膜102aは、例えば、スパッタ法による成膜後にその結晶化を行い、所定の膜厚で形成する。その際、第1の強誘電体膜102aは、所定の元素、例えばCa,Sr,La,Nb,Ir等を添加して形成する。なお、第1の強誘電体膜102aは、スパッタ法のほか、ゾルゲル法やMOCVD法を用いて形成することもできる。ただし、第1の強誘電体膜102aの形成にスパッタ法またはゾルゲル法を用いる場合には、下部電極101をPt,Pdを用いて(合金や酸化物を含む)、形成しておくことが好ましく、第1の強誘電体膜102aの形成にMOCVD法を用いる場合には、下部電極101をIr,Ru,Rh,Osを用いて(合金や酸化物を含む)、形成しておくことが好ましい。
なお、第1の強誘電体膜102aの形成時には、得られる第1の強誘電体膜102aの平坦性や配向性を考慮して、その形成条件を設定する。また、第1の強誘電体膜102aの形成時には、最終的に得られる強誘電体キャパシタ100の電気特性を考慮して、その膜厚や所定元素の添加量を設定する。
続く第2の強誘電体膜102bは、例えば、MOCVD法を用いて形成する。その際は、第1の強誘電体膜102aの形成まで行ったウェハをチャンバにセットし、所定の雰囲気中で所定の温度まで昇温し、その後、そのチャンバに強誘電体膜の原料ガスを導入することにより、第1の強誘電体膜102a上に第2の強誘電体膜102bを形成する。この第2の強誘電体膜102bは、第1の強誘電体膜102aより厚く、また、第1の強誘電体膜102aに添加したような所定の元素を添加せずに、形成する。
続く第3の強誘電体膜102cは、第1の強誘電体膜102aと同様、例えば、スパッタ法を用い、Ca,Sr,La,Nb,Ir等の所定の元素を添加して形成する。この第3の強誘電体膜102cは、第2の強誘電体膜102bより薄く形成する。第3の強誘電体膜102cは、ゾルゲル法やMOCVD法を用いて形成することもできる。
なお、第3の強誘電体膜102cの形成時には、得られる第3の強誘電体膜102cの平坦性や配向性を考慮して、その形成条件を設定する。また、第3の強誘電体膜102cの形成時には、最終的に得られる強誘電体キャパシタ100の電気特性を考慮して、その膜厚や所定元素の添加量を設定する。
このようにして第1,第2,第3の強誘電体膜102a,102b,102cを形成した後は、その第3の強誘電体膜102c上に上部電極103を形成する(ステップS5)。上部電極103は、例えば、Pt,Ir,Ru,Rh,Re,Os,Pd等の貴金属膜や、そのような貴金属の酸化膜を用いて形成することができる。
このように、強誘電体キャパシタ100の第1,第3の強誘電体膜102a,102cは、第2の強誘電体膜102bより薄く、また、Ca,Sr,La,Nb,Ir等の元素が添加されて形成される。
このように第1,第3の強誘電体膜102a,102cに所定の元素を添加すると、強誘電体キャパシタ100の疲労特性やインプリント特性等を向上させることが可能になる。さらに、元素添加を、第1,第3の強誘電体膜102a,102cには行うが、第2の強誘電体膜102bには行わないようにすることで、それらの膜のすべてに元素添加を行った場合に比べ、スイッチング電荷量の低下を抑えることができる。さらに、この強誘電体キャパシタ100では、そのような元素が添加されていない第2の強誘電体膜102bが、所定の元素が添加されている第1,第3の強誘電体膜102a,102cに比べて厚く形成されている。そのため、より効果的にスイッチング電荷量の低下を抑えることができる。また、第1,第3の強誘電体膜102a,102cに所定の元素を添加することにより、リーク電流を低減することも可能になる。
また、第1の強誘電体膜102aを形成する際には、その成膜方法、膜厚、結晶化条件(成膜にスパッタ法等を用いる場合)等を適切に設定することにより、第1の強誘電体膜102aを良好な平坦性と配向性で形成することができるようになる。第1の強誘電体膜102aの平坦性および配向性は、積層される第2,第3の強誘電体膜102b,102cの平坦性および配向性に大きく影響し、強誘電体キャパシタ100のリーク電流、スイッチング電荷量、疲労特性、インプリント特性等に大きく影響する。
平坦性および配向性が良好な第1の強誘電体膜102aを形成することにより、平坦性および配向性が良好な第2,第3の強誘電体膜102b,102cを得ることが可能になる。その結果、第1,第3の強誘電体膜102a,102cへの所定元素の添加による効果と相俟って、強誘電体キャパシタ100のリーク電流を効果的に低減することが可能になると共に、スイッチング電荷量の低下を抑えつつ、疲労特性、インプリント特性等を向上させることが可能になる。
以上のような方法を用いれば、下部電極101−上部電極103間に配向性や平坦性が良好な強誘電体膜を備え、疲労特性、インプリント特性、リーク電流、スイッチング電荷量等の電気特性の良好な強誘電体キャパシタ100を得ることが可能になる。
なお、第1,第3の強誘電体膜102a,102cに添加する元素としてCa,Sr,La,Nb,Irを例示したが、第1,第3の強誘電体膜102a,102cに添加可能な元素は、これらに限定されるものではない。例えば、ABO3型ペロブスカイト構造、またはABO3型ペロブスカイト構造部分を含むBi層状構造の、Aサイトにビスマス(Bi),鉛(Pb),バリウム(Ba),Sr,Ca,ナトリウム(Na),カリウム(K),希土類元素等が添加されており、Bサイトにチタン(Ti),ジルコニウム(Zr),Nb,タンタル(Ta),タングステン(W),Ru等が添加されているものを、第1,第3の強誘電体膜102a,102cに適用することが可能である。
以下、上記のような原理を用いたFeRAMの形成例を具体的に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図3〜図11はFeRAMの各形成工程の説明図である。以下、順に説明する。
図3は下部電極下地形成まで行った後の要部断面模式図である。
まず、n型またはp型のSi基板1に、トランジスタの活性領域を画定するSTI(Shallow Trench Isolation)2を形成する。なお、STI2に替えて、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって素子分離領域を形成してもよい。
次いで、Si基板1の活性領域にp型不純物を導入してpウェル3を形成した後、その活性領域の表面を熱酸化する。熱酸化後、全面にアモルファスまたは多結晶のSi膜を形成し、パターニングを行って、ゲート絶縁膜4a,4bおよびゲート電極5a,5bを形成する。
次いで、ゲート電極5a,5bをマスクにn型不純物のイオン注入を行い、各ゲート電極5a,5b両側のSi基板1に第1,第2のソース・ドレイン・エクステンション領域6a,6bを形成する。その後、全面にCVD法により酸化シリコン(SiO)膜等の絶縁膜を形成した後、それをエッチバックし、各ゲート電極5a,5bにサイドウォール9a,9bを形成する。そして、ゲート電極5a,5bとサイドウォール9a,9bをマスクにn型不純物のイオン注入を行い、ゲート電極5a,5b両側のSi基板1に第1,第2のソース・ドレイン領域10a,10bを形成する。
ここまでの工程により、Si基板1の活性領域に、2つのMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタが形成される。
次いで、スパッタ法により全面にコバルト(Co)等の高融点金属膜を形成し、加熱を行い、第1,第2のソース・ドレイン領域10a,10bおよびゲート電極5a,5bの表面をシリサイド化する。その後、全面にプラズマCVD法により膜厚200nmの酸化窒化シリコン(SiON)膜を形成してカバー絶縁膜12を形成し、カバー絶縁膜12上に、テトラエトキシシラン(TEOS)ガスを使用するプラズマCVD法により膜厚1000nmのSiO膜(第1の層間絶縁膜)13を形成する。そして、その第1の層間絶縁膜13の上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して平坦化する。なお、この平坦化後、第1の層間絶縁膜13の膜厚は、Si基板1の平坦面上から700nmとなる。
次いで、フォトリソグラフィにより第1の層間絶縁膜13とカバー絶縁膜12のパターニングを行い、第1,第2のソース・ドレイン領域10a,10bに通じる、例えば0.25μm径のコンタクトホールを形成する。そして、全面に膜厚30nmのTi膜および膜厚20nmのTiN膜を形成した後、CVD法により膜厚300nmのタングステン(W)膜を形成し、余分なW膜、TiN膜およびTi膜をCMP法により除去する。それにより、そのコンタクトホール内に、Ti膜およびTiN膜からなる密着膜(グルー膜)14a,14bを介して、Wプラグ15a,15bを形成する。
なお、このCMP工程では、W膜、TiN膜およびTi膜の研磨速度が、下地の第1の層間絶縁膜13よりも速くなるようなスラリ(例えばCabot Microelectronics Corporation製のSSW2000)を使用する。そして、第1の層間絶縁膜13上に研磨残渣を発生させないように、このCMPの研磨量は各膜の合計膜厚よりも厚く設定し、オーバー研磨する。
次いで、全面にプラズマCVD法により膜厚130nmのSiON膜(酸化防止膜)16を形成し、さらにその上に、TEOSを原料としたプラズマCVD法により膜厚300nmのSiO膜(第2の層間絶縁膜)17を形成する。なお、酸化防止膜16は、SiON膜のほか、窒化シリコン(SiN)膜や酸化アルミニウム(ALO)膜で形成してもよい。その後、第2の層間絶縁膜17と酸化防止膜16を貫通し、第1のソース・ドレイン領域10aに接続されたWプラグ15aに通じるコンタクトホールを形成し、グルー膜14a,14bおよびWプラグ15a,15bと同様にして、そこにグルー膜18およびWプラグ19を形成する。
次いで、グルー膜18およびWプラグ19の形成後の表面に対し、アンモニア(NH3)プラズマ処理を行う。このNH3プラズマ処理により、第2の層間絶縁膜17表面のO原子にNH基が結合し、この上に後述のようにTi膜を形成した場合にも、そのTi原子がO原子に捕獲されずに第2の層間絶縁膜17表面を移動しやすくなる。その結果、第2の層間絶縁膜17上に、自己組織化されて(002)面に優先配向されたTi膜を形成することが可能になる。
なお、このNH3プラズマ処理は、例えば、被処理ウェハに対して9mm離間した位置に対向電極を有する平行平板型のプラズマ処理装置を用い、266Paの圧力下、基板温度が400℃に保持されたチャンバ内にNH3ガスを350sccmで供給し、被処理ウェハ側に13.56MHzの高周波を100Wのパワーで、また対向電極に350kHzの高周波を55Wのパワーで、60秒間供給することにより実行することができる。
このようなNH3プラズマ処理後に、例えば、被処理ウェハとターゲットの間の距離を60mmに設定したスパッタ装置を用い、0.15PaのAr雰囲気中、基板温度を20℃とし、2.6kWのスパッタパワーを5秒間供給することにより、膜厚20nmのTi膜を形成する。このTi膜は、前述のように、(002)面に優先配向させて形成することができる。
NH3プラズマ処理を経てTi膜を形成した後は、窒素(N2)ガス雰囲気中、650℃、60秒間のRTA(Rapid Thermal Anneal)処理を行ってそのTi膜を窒化し、その上層に形成される膜の配向性を向上させる役割を果たす、(111)面に優先配向されたTiN膜(下地導電膜)20を形成する。そして、この下地導電膜20上に、TiAlN膜からなる酸化防止膜21を形成する。このTiAlN膜は、例えば、TiおよびAlの合金化したターゲットを用いた反応性スパッタにより、40sccmのArガスと10sccmのN2ガスの混合ガス雰囲気中、253.3Paの圧力下、基板温度400℃、1.0kWのスパッタパワーで、膜厚100nmで形成する。
ここまでの工程により図3に示したような状態が得られる。
図4は下部電極形成工程の要部断面模式図である。
酸化防止膜21の形成まで行った後は、図4に示すように、その上に下部電極としてPt膜30を形成する。Pt膜30は、例えば、Arガス雰囲気中、0.2Paの圧力下、基板温度を400℃とし、0.5kWのスパッタパワーで、膜厚100nmで形成する。
さらに、不活性ガス(例えばArガス)雰囲気中、650℃〜750℃、60秒間のRTA処理を行う。このRTA処理により、Pt膜30、酸化防止膜21および下地導電膜20の密着性を向上させると共に、Pt膜30の配向性を向上させる。なお、下部電極には、Pt膜30のほか、Ir膜、Ru膜、Rh膜、Re膜、Os膜およびPd膜等を用いてもよい。
図5および図6は強誘電体膜形成工程の要部断面模式図である。
Pt膜30の形成後は、強誘電体膜として、第1,第2,第3のPZT膜32a,32b,32cからなる3層構造のPZT膜32を形成する。
まず、図5に示すように、スパッタ法を用い、Ca,Sr,Laを添加して第1のPZT膜32aを形成する。この第1のPZT膜32aの膜厚は、1nm〜30nm、好ましくは10nm〜20nmとする。ここでは、膜厚20nmの第1のPZT膜32aを形成する。
なお、このように所定元素を添加した第1のPZT膜32aの膜厚が厚すぎると、低電圧動作に不利となり、スイッチング電荷量の低下も大きくなってしまう。また、この第1のPZT膜32aに添加する各元素の添加量もスイッチング電荷量に大きく影響する。各元素の添加量は、0.01mol%〜5mol%に設定することが好ましい。例えば、Caを5mol%、Srを2mol%、Laを2mol%添加する。なお、各元素の添加量は、スパッタ時に使用するターゲットの組成を調整することによって制御する。
スパッタ後の第1のPZT膜32aは、RTA処理を行って結晶化する。このRTA処理は、例えば、0sccm〜25sccmのO2ガスと2000sccmの不活性ガスの雰囲気中、温度580℃、時間90秒の条件で行う。
このように第1のPZT膜32aの形成にスパッタ法を用いると共に、その結晶化条件を適切に設定することにより、優れた平坦性と配向性を有する第1のPZT膜32aを形成することができる。第1のPZT膜32aの結晶化条件の詳細については後述する。
なお、第1のPZT膜32aに替えて他の強誘電体膜をスパッタ法を用いて形成する場合、結晶化条件は、その強誘電体膜の種類に応じて設定される。例えば、Arガス等の不活性ガス雰囲気中、あるいはO2ガス等の酸化性ガスと不活性ガスとの混合ガス雰囲気中で、温度550℃〜800℃、時間30秒〜120秒のRTA処理によって結晶化を行う。例えば、BLT膜の場合は700℃以下、SBT膜の場合は800℃以下の温度条件が適用される。
第1のPZT膜32aの形成後は、図6に示すように、その上にMOCVD法によって第2のPZT膜32bを形成する。
この第2のPZT膜32bの形成では、まず、Pb原料としてビスジピバロイルメタネート鉛(Pb(DPM)2)、Zr原料としてテトラキスジメチルへプタンジオネートジルコニウム(Zr(DMHD)4)、Ti原料としてビスイソプロポキシビスジピバロイルメタネートチタン(Ti(O−iPr)2(DPM)2)を用い、これらをそれぞれTHF溶媒中に0.3mol/Lの濃度で溶解し、Pb,Zr,Tiの各液体原料を準備する。次いで、これらの各液体原料を、MOCVD装置の気化器に、流量0.474mL/分のTHF溶媒と共に、それぞれ0.326mL/分、0.200mL/分、0.200mL/分の流量で供給して気化させる。それにより、Pb,Zr,Tiの各原料ガスを調製する。そして、例えば、ArガスとO2ガスの混合ガス雰囲気、圧力665Pa、基板温度を620℃に保持したチャンバに各原料ガスを導入し、620秒間作用させる。これにより、膜厚80nmの第2のPZT膜32bを形成する。
このように第2のPZT膜32を、優れた平坦性と配向性を有する第1のPZT膜32a上にMOCVD法によって形成することで、優れた平坦性と配向性を有する第2のPZT膜32bが形成される。
第2のPZT膜32bの形成後は、図6に示したように、その上に、例えば、スパッタ法を用い、Ca,Sr,Laを添加して第3のPZT膜32cを形成する。各元素の添加量は、例えば、Caが5mol%、Srが2mol%、Laが2mol%とする。また、この第3のPZT膜32cの膜厚は、1nm〜30nm、例えば20nmとする。
スパッタ後の第3のPZT膜32cは、RTA処理を行って結晶化する。このRTA処理は、例えば、0sccm〜25sccmのO2ガスと2000sccmの不活性ガスの雰囲気中、温度580℃、時間90秒の条件で行う。
このように第3のPZT膜32cの形成にスパッタ法を用いると共に、その結晶化条件を適切に設定することにより、優れた平坦性で第3のPZT膜32cを形成することができる。
これにより、Pt膜30上に第1,第2,第3のPZT膜32a,32b,32cの積層構造からなるPZT膜32が形成される。
図7は上部電極形成工程の要部断面模式図である。
PZT膜32の形成後は、その上に上部電極33を形成する。この上部電極33は、例えば、次のようにして形成することができる。
まず、PZT膜32上に、スパッタ法により、形成時点で結晶の、膜厚20nm〜70nm、例えば25nmのIrOX膜を形成する。例えば、形成温度300℃、140sccmのArガスと60sccmのO2ガスの混合ガス雰囲気中、1kW程度のスパッタパワーで、そのようなIrOX膜を形成する。
次いで、RTA法により、725℃、2000sccmのArガスと20sccmのO2ガスの混合ガス雰囲気中、60秒間の熱処理を行う。この熱処理は、PZT膜32を完全に結晶化させてPZT膜32中の酸素欠損を補償すると共に、上部電極用のIrOX膜形成時のプラズマダメージを回復させる目的で行われる。
次いで、膜厚100nm〜150nmのIrOY膜をスパッタ法により形成する。その際、その異常成長を抑制するために、形成温度を30℃〜100℃、好ましくは50℃〜75℃の範囲に設定する。また、形成時の雰囲気は、ArガスとO2ガスの混合ガス雰囲気とし、そのO2ガス比率が、先に形成したIrOX膜形成時のO2ガス比率よりも高くなるような雰囲気、例えば100sccmのArガスと100sccmのO2ガスの混合ガス雰囲気とする。また、スパッタパワーは、1kW程度とする。水素に対する触媒作用を抑え、PZT膜32が水素ラジカルによって還元されてしまうのを回避し、強誘電体キャパシタの水素耐性を向上させるために、IrOY膜は、IrO2の化学量論組成に近い組成となるように形成することが望ましい。
次いで、IrOY膜上に、水素バリア膜兼導電性向上膜として、スパッタ法により、例えば、199sccmのArガス雰囲気中、温度400℃の条件で、Ir膜を形成する。
このようにしてIr/IrOY/IrOX積層構造の上部電極33を形成する。
なお、上部電極33を形成する際には、IrOX膜やIrOY膜に替えて、Ir膜、Ru膜、Rh膜、Re膜、Os膜およびPd膜や、それらの酸化膜、SRO膜等の導電性酸化膜、あるいはこれらの積層構造を用いるようにしてもよい。また、上部電極33の最上層には、Ir膜に替えて、Ru膜、Rh膜およびPd膜等を用いるようにしてもよい。
図8は強誘電体キャパシタパターニング用ハードマスク形成工程の要部断面模式図、図9は強誘電体キャパシタパターニング工程の要部断面模式図である。
上部電極33の形成後は、ウェハの背面洗浄を行った後、強誘電体キャパシタのパターニング用に、第1,第2のマスク層40a,40bからなるハードマスク40を形成する。このハードマスク40は、例えば、次のようにして形成する。
まず、全面に、第1のマスク層40aとしてスパッタ法によりTiN膜またはTiAlN膜を形成し、その第1のマスク層40a上に、第2のマスク層40bとしてTEOSガスを用いたCVD法によりSiO膜を形成する。次いで、その第2のマスク層40bを島状にパターニングし、そのパターニング後の第2のマスク層40bをマスクにして第1のマスク層40aをエッチングする。これにより、図8に示したような、第1,第2のマスク層40a,40bで構成されるハードマスク40を形成する。
このようにしてハードマスク40を形成した後は、臭化水素(HBr)、O2ガス、Arガスおよびオクタフルオロブタン(C48)の混合ガスをエッチングガスとするプラズマエッチングにより、ハードマスク40で覆われていない部分の上部電極33、PZT膜32およびPt膜30をパターニングする。
次いで、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより、第2のマスク層40bを選択的に除去した後、第1のマスク層40aを残した状態でドライエッチングを行い、酸化防止膜21および下地導電膜20を除去すると共に、その第1のマスク層40aを除去する。これにより、図9に示したような強誘電体キャパシタ構造を得る。
図10は保護膜形成工程の要部断面模式図である。
強誘電体キャパシタの形成後は、その強誘電体キャパシタを覆うように、保護膜として第1のALO膜41を形成する。この第1のALO膜41は、例えば、スパッタ法により、膜厚20nmで形成する。あるいはMOCVD法により、膜厚2nm〜5nmの第1のALO膜41を形成する。
第1のALO膜41の形成後は、これまでの工程で加わったPZT膜32のダメージを回復させる目的で、回復アニールを行う。この回復アニールは、例えば、O2ガス含有雰囲気中、炉内のウェハ温度を550℃〜700℃、好ましくは600℃とし、60分間行う。
図11は配線層形成まで行った後の要部断面模式図である。
第1のALO膜41の形成および回復アニール後は、第1のALO膜41上に、例えば、CVD法により、膜厚20nmの第2のALO膜42を形成する。
次いで、全面に、例えば、TEOSガス、O2ガスおよびヘリウム(He)ガスの混合ガスを用いたプラズマCVD法により、膜厚1500nmのSiO膜からなる第3の層間絶縁膜43を形成する。なお、この第3の層間絶縁膜43として、絶縁性を有する無機膜等を形成してもよい。第3の層間絶縁膜43の形成後は、CMP法により、その平坦化を行う。
その後、一酸化二窒素(N2O)ガスまたはN2ガス等を用いて発生させたプラズマ雰囲気にて、熱処理を行う。この熱処理の結果、第3の層間絶縁膜43中の水分が除去されると共に、第3の層間絶縁膜43の膜質が変化して、その内部に水分が入り込みにくくなる。
次いで、全面に、例えば、スパッタ法またはCVD法により、膜厚20nm〜100nmのALO膜からなるバリア膜44を形成する。このバリア膜44は、平坦化された第3の層間絶縁膜43上に形成されるため、平坦な状態で形成される。
次いで、全面に、例えば、TEOSガスを用いたプラズマCVD法により、膜厚300nm〜500nmのSiO膜からなる第4の層間絶縁膜45を形成する。なお、この第4の層間絶縁膜45として、SiON膜やSiN膜等を形成してもよい。第4の層間絶縁膜45の形成後は、CMP法により、その平坦化を行う。
次いで、まず、第2のソース・ドレイン領域10bに接続されたWプラグ15bに通じるコンタクトホールを形成した後、グルー膜46aを介してWプラグ47aを形成する。その後、強誘電体キャパシタの上部電極33に通じるコンタクトホールを形成する。そのコンタクトホールの形成後は、O2ガス雰囲気中、550℃の熱処理を行い、そのコンタクトホール形成に伴ってPZT膜32に生じた酸素欠損を回復させる。熱処理後、そのコンタクトホールにグルー膜46bを介してWプラグ47bを形成する。
なお、グルー膜46a,46bは、TiN膜を単層で形成するのが好ましいが、Ti膜をスパッタにより形成し、その上にTiN膜をMOCVD法により形成した積層構造とすることも可能である。このようにTiN膜によりあるいはTiN膜を用いてグルー膜46a,46bを形成する場合は、TiN膜から炭素(C)を除去するためにN2ガスと水素(H2)ガスを用いたプラズマ処理を行うことが好ましい。上記のように上部電極33には水素バリア膜としてIr膜を形成しているため、そのようなプラズマ処理によって、その下層のIrOX膜等が還元されてしまうことはない。
このようにしてグルー膜46a,46bおよびWプラグ47a,47bの形成まで行った後は、それらのWプラグ47a,47b上に配線48をそれぞれ形成する。配線48は、例えば、スパッタ法により、膜厚60nmのTi膜と膜厚30nmのTiN膜のTiN/Ti積層膜48a、膜厚360nmのAlCu合金膜48b、および膜厚5nmのTi膜と膜厚70nmのTiN膜のTiN/Ti積層膜48cを順次形成した後、それをパターニングすることによって形成することができる。これにより、第1層目の配線層が形成される。
以後は、同様に第2層目以降の配線層を形成し、FeRAMを完成させればよい。
以上、FeRAMの形成フローについて説明したが、ここで、その強誘電体キャパシタを構成するPZT膜32の結晶構造について説明する。
前述のように、PZT膜32を構成する第1のPZT膜32aの平坦性および配向性は、第2,第3のPZT膜32b,32cの平坦性および配向性に影響する。第1のPZT膜32aの平坦性および配向性は、スパッタ後の結晶化条件に大きく影響される。
一例として、スパッタ法によりCa,Sr,Laを添加した膜厚20nmの第1のPZT膜32aを形成した後、Arガス流量:O2ガス流量=2000sccm:5sccm(O2ガス0.25%),10000sccm:5sccm(O2ガス0.05%),2000sccm:0sccm(O2ガス0%)の3種類の雰囲気で、温度580℃、時間90秒のRTA処理を行い、その上にMOCVD法により第2のPZT膜32bを形成し、その結晶構造を評価した結果について述べる。
PZT膜32(ここでは第2のPZT膜32b)は、分極の観点から、(100)面や(101)面の生成を抑えて、(111)面の配向率をできるだけ高めることが要求されるが、第1のPZT膜32a形成時のRTA処理雰囲気中に微量のO2ガスが含まれている場合(O2ガス0.25%,0.05%)には、その上に形成された第2のPZT膜32bは、(100)面や(101)面の生成により(111)面の配向率が低くなった。
一方、第1のPZT膜32a形成時のRTA処理をArガス雰囲気で行った場合(O2ガス0%)には、その上に形成された第2のPZT膜32bは、(100)面と(101)面の生成が抑えられて(111)面の配向率が高くなった。また、ウェハ面内の配向性の分布も良好であった。
ただし、第1のPZT膜32aのRTA処理雰囲気は、形成する第1のPZT膜32aの膜厚に依存し、その膜厚によっては、その雰囲気中のO2ガスが1.25%程度まで含まれていても、(111)面の配向率を一定レベル以上確保することができることを確認している。すなわち、スパッタ法により形成した第1のPZT膜32aのRTA処理は、その膜厚に応じ、2000sccmのArガスに対してO2ガスを0sccm〜25sccmの範囲で変化させることが可能である。なお、Arガスに替えてN2ガスやHeガス等の不活性ガスを用いた場合や、O2ガスに替えてオゾン(O3)ガスやN2Oガス等の酸化性ガスを用いた場合にも、同様のことが言える。
また、第1,第2,第3のPZT膜32a,32b,32cの積層構造からなるPZT膜の断面SEM観察を行ったところ、PZTの柱状の結晶構造が連続していることが確認された。したがって、第1,第2,第3のPZT膜32a,32b,32cの積層によるスイッチング電荷量への影響はほとんどないものと考えられる。
以上説明したように、PZT膜32の最下層の第1のPZT膜32aを優れた平坦性および配向性で形成することにより、優れた平坦性および配向性のPZT膜32を形成することができる。さらに、比較的薄い第1,第3のPZT膜32a,32cに所定の元素を添加し、それらの間にそのような元素を添加しない第2のPZT膜32bを比較的厚く形成することにより、スイッチング電荷量の低下を抑えつつ、強誘電体キャパシタの疲労特性、インプリント特性、リーク電流等の電気特性を効果的に向上させることができる。したがって、高性能で信頼性の高いFeRAMが得られるようになる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、この第2の実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で述べた要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図12は第2の実施の形態のグルー膜およびWプラグの形成まで行った後の要部断面模式図である。
上記第1の実施の形態では、図3に示したように、グルー膜18およびWプラグ19の形成段階において、まず第2の層間絶縁膜17にコンタクトホールを形成し、その後、全面にTi膜、TiN膜およびW膜を形成して、それらを第2の層間絶縁膜17が露出するようにCMP法により研磨(オーバー研磨)するようにした。そして、その後、下地導電膜20および酸化防止膜21を形成するようにした。
ただし、その研磨の際には、図12に示すように、Wプラグ19に凹部60が形成されて研磨後の表面が平坦にならない場合がある。このような凹部60が形成される場合、その深さは20nm〜50nm程度であり、後に形成される下部電極やPZT膜の配向性に大きな影響を与える。そこで、この第2の実施の形態では、その研磨後に形成する下地導電膜20を厚くし、それによってそのような凹部60を埋め込む。
その場合、まず、グルー膜18およびWプラグ19を形成するための研磨後、凹部60が形成された表面に対し、NH3プラズマ処理を行う。このNH3プラズマ処理は、上記第1の実施の形態で述べたのと同様の条件にて行うことができる。
図13は第2の実施の形態の下地導電膜形成工程の要部断面模式図である。
NH3プラズマ処理後、全面に、例えば、被処理ウェハとターゲットの間の距離を60mmに設定したスパッタ装置を用い、0.15PaのAr雰囲気中、基板温度20℃、2.6kWのスパッタパワーを35秒間供給することにより、(002)面に優先配向された膜厚100nmのTi膜を形成する。そして、N2ガス雰囲気中、650℃、60秒間のRTA処理を行い、(111)面に優先配向されたTiN膜からなる下地導電膜20を形成する。なお、下地導電膜20は、ここでは膜厚100nm程度となるが、凹部60の深さ等に応じ、膜厚100nm〜300nmの範囲で適宜設定することができる。また、下地導電膜20は、ここではTiN膜としたが、W膜、Si膜、Cu膜等で形成することもできる。
下地導電膜20の形成直後は、凹部60を反映して、下地導電膜20表面にも凹部が形成されるため、下地導電膜20の形成に続き、その表層部をCMP法により研磨する。これにより、その研磨後には、凹部60の影響が抑えられた、平坦な下地導電膜20表面を得る。なお、下地導電膜20の研磨には、例えば、Cabot Microelectronics Corporation製のSSW2000を使用する。また、研磨後の下地導電膜20の膜厚は、50nm〜100nm、好ましくは50nmとする。
このように下地導電膜20の表層部を研磨すると、研磨後の下地導電膜20表面付近の結晶に歪みが発生しやすい。このような歪みは、やはり後に形成される下部電極やPZT膜の配向性に大きな影響を与える。そのため、例えば、研磨後の下地導電膜20表面に対し、上記同様のNH3プラズマ処理を行う。それにより、研磨後の下地導電膜20表面付近の結晶に生じた歪みを除去する。
ここまでの工程により、図13に示したような状態が得られる。
図14は第2の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。
上記のようにして研磨およびNH3プラズマ処理まで行った後は、上記第1の実施の形態と同様のフローとなる。
すなわち、まず、その下地導電膜20上に酸化防止膜21を形成する。そして、Pt膜30、PZT膜32、上部電極33を順に形成し、これらのパターニングを行い、さらに、下層の酸化防止膜21および下地導電膜20のパターニングを行う。その後、第1,第2のALO膜41,42、第3の層間絶縁膜43、バリア膜44、第4の層間絶縁膜45、グルー膜46a,46bおよびWプラグ47a,47bを形成し、配線48を形成して、第1層目の配線層を形成する。これにより、図14に示したような構造を得る。
以後は、同様に第2層目以降の配線層を形成し、FeRAMを完成させればよい。
この第2の実施の形態のFeRAMの形成方法によれば、平坦性および配向性の良い強誘電体キャパシタを備える、高性能で信頼性の高いFeRAMが得られるようになる。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、この第3の実施の形態の説明においては、上記第2の実施の形態で述べた要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図15は第3の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。
上記第2の実施の形態では、図13に示したように、下地導電膜20の研磨後に、第2の層間絶縁膜17、グルー膜18およびWプラグ19がすべて下地導電膜20で覆われた状態になるようにした。
これに対し、この第3の実施の形態では、下地導電膜20を第2の層間絶縁膜17が露出するまで研磨し、図15に示したように、その研磨後にはWプラグ19の凹部60のみが下地導電膜20で埋め込まれた状態になるようにする。以降の工程は、上記第2の実施の形態と同様のフローで行うことができる。
この第3の実施の形態のFeRAMの形成方法によっても、上記第2の実施の形態と同様、平坦性および配向性の良い強誘電体キャパシタが得られるようになる。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、この第4の実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で述べた要素と同一の要素については同一の符号を付している。
図16は第4の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。
この第4の実施の形態のFeRAMは、グルー膜14aおよびWプラグ15a上に下地導電膜20および酸化防止膜21を介して強誘電体キャパシタが形成され、その強誘電体キャパシタに直接配線72が形成されている点で、上記第1の実施の形態のFeRAMと相違する。このようなFeRAMは、次のようにして形成することができる。
まず、上記第1の実施の形態で述べたようにして第1の層間絶縁膜13まで形成した後、そこに第1のソース・ドレイン領域10aに接続されたグルー膜14aおよびWプラグ15aを形成する。そして、グルー膜14aおよびWプラグ15aを形成した第1の層間絶縁膜13上に、下地導電膜20および酸化防止膜21を形成する。次いで、Pt膜30、PZT膜32、上部電極33を順に形成し、これらのパターニングを行い、下層の酸化防止膜21と下地導電膜20のパターニングを行う。その後、第1,第2のALO膜41,42および第3の層間絶縁膜43を形成し、さらに、第2のソース・ドレイン領域10bに達するコンタクトホールを形成してグルー膜70およびWプラグ71を形成する。そして、強誘電体キャパシタの上部電極33に達するコンタクトホールを形成した後、例えばTiN/Ti積層膜72a、AlCu合金膜72b、TiN/Ti積層膜72cを順に積層し、配線72を形成する。
この第4の実施の形態のFeRAMの形成方法によっても、上記第1の実施の形態と同様、高性能で信頼性の高いFeRAMが得られるようになる。
以上、第1〜第4の実施の形態について説明したが、上記の強誘電体キャパシタの形成原理は、例示したようなスタック構造を採用したFeRAMのほか、プレーナ構造を採用したFeRAMにも、同様に適用可能である。
(付記1) 強誘電体キャパシタを備えた半導体装置の製造方法において、
下部電極を形成する工程と、
前記下部電極上に第1の元素が添加された第1の強誘電体膜を形成する工程と、
前記第1の強誘電体膜上に第2の強誘電体膜を前記第1の強誘電体膜より厚く形成する工程と、
前記第2の強誘電体膜上に第2の元素が添加された第3の強誘電体膜を前記第2の強誘電体膜より薄く形成する工程と、
前記第3の強誘電体膜上に上部電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記第1の強誘電体膜を、スパッタ法によりアモルファス状態で成膜した後、不活性ガス雰囲気中、または不活性ガスと酸化性ガスとの混合ガス雰囲気中で熱処理を行って結晶化することにより形成し、
前記第1の強誘電体膜の結晶化後、前記第2の強誘電体膜を形成することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記第2の強誘電体膜は、MOCVD法により形成されることを特徴とする付記2記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記第1,第2,第3の強誘電体膜を、ABO3型ペロブスカイト構造を有する結晶で形成し、
前記第1,第2の元素は、前記結晶のAサイトまたはBサイトに添加されるSr,Ca,Ba,Na,K,Nb,Ta,W,Ir,Ru,希土類元素から選択される1種または2種以上であることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記第1,第3の強誘電体膜に前記第1,第2の元素を0.01mol%〜5mol%添加することを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記第1,第3の強誘電体膜を1nm〜30nmの膜厚で形成することを特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 強誘電体キャパシタを備える半導体装置において、
下部電極と、
前記下部電極上に形成され、第1の元素が添加された第1の強誘電体膜と、
前記第1の強誘電体膜上に前記第1の強誘電体膜より厚く形成された第2の強誘電体膜と、
前記第2の強誘電体膜上に前記第2の強誘電体膜より薄く形成され、第2の元素が添加された第3の強誘電体膜と、
前記第3の強誘電体膜上に形成された上部電極と、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記8) 前記第1,第2,第3の強誘電体膜は、ABO3型ペロブスカイト構造を有する結晶であり、
前記第1,第2の元素は、ABO3型ペロブスカイト構造のAサイトまたはBサイトに添加されるSr,Ca,Ba,Na,K,Nb,Ta,W,Ir,Ru,希土類元素から選択される1種または2種以上であることを特徴とする付記7記載の半導体装置。
(付記9) 前記第1,第3の強誘電体膜には、前記第1,第2の元素が0.01mol%〜5mol%添加されていることを特徴とする付記7または8記載の半導体装置。
(付記10) 前記第1,第3の強誘電体膜は、膜厚が1nm〜30nmであることを特徴とする付記7〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
強誘電体キャパシタの形成フローの一例を示す図である。 強誘電体キャパシタの構成例を示す図である。 下部電極下地形成まで行った後の要部断面模式図である。 下部電極形成工程の要部断面模式図である。 強誘電体膜形成工程の要部断面模式図(その1)である。 強誘電体膜形成工程の要部断面模式図(その2)である。 上部電極形成工程の要部断面模式図である。 強誘電体キャパシタパターニング用ハードマスク形成工程の要部断面模式図である。 強誘電体キャパシタパターニング工程の要部断面模式図である。 保護膜形成工程の要部断面模式図である。 配線層形成まで行った後の要部断面模式図である。 第2の実施の形態のグルー膜およびWプラグの形成まで行った後の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の下地導電膜形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。 第3の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。 第4の実施の形態のFeRAMの要部断面模式図である。
符号の説明
1 Si基板
2 STI
3 pウェル
4a,4b ゲート絶縁膜
5a,5b ゲート電極
6a 第1のソース・ドレイン・エクステンション領域
6b 第2のソース・ドレイン・エクステンション領域
9a,9b サイドウォール
10a 第1のソース・ドレイン領域
10b 第2のソース・ドレイン領域
12 カバー絶縁膜
13 第1の層間絶縁膜
14a,14b,18,46a,46b,70 グルー膜
15a,15b,19,47a,47b,71 Wプラグ
16,21 酸化防止膜
17 第2の層間絶縁膜
20 下地導電膜
30 Pt膜
32 PZT膜
32a 第1のPZT膜
32b 第2のPZT膜
32c 第3のPZT膜
33,103 上部電極
40 ハードマスク
40a 第1のマスク層
40b 第2のマスク層
41 第1のALO膜
42 第2のALO膜
43 第3の層間絶縁膜
44 バリア膜
45 第4の層間絶縁膜
48,72 配線
48a,48c,72a,72c TiN/Ti積層膜
48b,72b AlCu合金膜
60 凹部
100 強誘電体キャパシタ
101 下部電極
102a 第1の強誘電体膜
102b 第2の強誘電体膜
102c 第3の強誘電体膜

Claims (6)

  1. 強誘電体キャパシタを備えた半導体装置の製造方法において、
    下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上に第1の元素が添加された第1の強誘電体膜を形成する工程と、
    前記第1の強誘電体膜上に第2の強誘電体膜を前記第1の強誘電体膜より厚く形成する工程と、
    前記第2の強誘電体膜上に第2の元素が添加された第3の強誘電体膜を前記第2の強誘電体膜より薄く形成する工程と、
    前記第3の強誘電体膜上に上部電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の強誘電体膜を、スパッタ法によりアモルファス状態で成膜した後、不活性ガス雰囲気中、または不活性ガスと酸化性ガスとの混合ガス雰囲気中で熱処理を行って結晶化することにより形成し、
    前記第1の強誘電体膜の結晶化後、前記第2の強誘電体膜を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の強誘電体膜は、MOCVD法により形成されることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1,第2,第3の強誘電体膜を、ABO3型ペロブスカイト構造を有する結晶で形成し、
    前記第1,第2の元素は、前記結晶のAサイトまたはBサイトに添加されるSr,Ca,Ba,Na,K,Nb,Ta,W,Ir,Ru,希土類元素から選択される1種または2種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 強誘電体キャパシタを備える半導体装置において、
    下部電極と、
    前記下部電極上に形成され、第1の元素が添加された第1の強誘電体膜と、
    前記第1の強誘電体膜上に前記第1の強誘電体膜より厚く形成された第2の強誘電体膜と、
    前記第2の強誘電体膜上に前記第2の強誘電体膜より薄く形成され、第2の元素が添加された第3の強誘電体膜と、
    前記第3の強誘電体膜上に形成された上部電極と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  6. 前記第1,第2,第3の強誘電体膜は、ABO3型ペロブスカイト構造を有する結晶であり、
    前記第1,第2の元素は、ABO3型ペロブスカイト構造のAサイトまたはBサイトに添加されるSr,Ca,Ba,Na,K,Nb,Ta,W,Ir,Ru,希土類元素から選択される1種または2種以上であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
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