JP2009003256A - 指向性画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偶数色の色画素を有する指向性画像表示装置において、各方向に表示される画像において表示色の偏りが発生するのを抑制する。
【解決手段】指向性画像表示装置は、複数の方向にそれぞれ異なる画像を表示することが可能であり、所定の方向に並んだ複数色の色画素を備え、各色の色画素が偶数個並んで画素を構成している。この指向性画像表示装置では、各画素において、各色の偶数個の色画素は、奇数番目の位置にある色画素数と、偶数番目の位置にある色画素数と、が等しくなるように配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の方向から見た場合に、それぞれの方向毎に異なる画像(映像)を表示する技術に関する。
従来、複数の方向から見た場合に、それぞれの視方向ごとに異なる画像(映像)を表示する画像表示装置(以下、「指向性画像表示」と呼ぶ)が提案されている。この指向性画像表示装置として、液晶パネルを備えるものがある。液晶パネルとして、各画素が、赤(R),緑(G),青(B)の3原色の副画素(色画素)の他に、液晶パネルの輝度の向上等を目的として白(W)やエメラルドグリーン(EG)等の色画素を有するものが提案されている。
特開2001−154636号公報
指向性画像表示装置において、4色や6色等の偶数色の色画素から成る画素を有する液晶パネルを用いた場合に、表示画像において色の偏りが生じてしまいフルカラー表示ができないという問題があった。
図11(A)は、従来の指向性画像表示装置における色画素の配列を模式的に示す説明図である。図11(B)は、図11(A)に示す色画素の配列において表示される画像を模式的に示す説明図である。図11(A)の例では、上記特許文献1に記載の表示装置と同様に、R,G,B,Wの4色の色画素がこの順番で水平方向に繰り返し並んでいる。このような色画素配列を有する指向性画像表示装置では、ストライプ型の視差バリヤによって、水平方向に並んだ2つの方向にそれぞれ異なる画像を表示することができる。図11(B)の例では、2つの方向のうち一方の方向(第1の方向)に表示される画像を示す。図11(B)に示すように、第1の方向には、R(赤)とB(青)の副画素からのみ画像光が射出される。したがって、第1の方向に表示される画像はフルカラー表示されない。また、第1の方向には、W(白)の副画素からの画像光も射出されないので、比較的暗い画像が表示される。このとき、他方の方向(第2の方向)には、G(緑)とW(白)の副画素からのみ画像光が射出されることとなる(図示省略)。したがって、第2の方向について表示される画像もフルカラー表示されないこととなる。
なお、上述した問題は、R,G,B,W以外の色の色画素を有する画像表示装置においても発生し得る。また、4色に限らず、6色等任意の偶数色の色画素を有する画像表示においても発生し得る。また、ストライプバリヤに限らずステップバリヤを用いた構成や、視差バリヤの代わりにレンチキュラレンズを用いた構成においても発生し得る。また、液晶パネルに限らず、有機EL(ElectroLuminescence)や無機ELなど、他の表示機構を有する指向性画像表示装置においても発生し得る。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、偶数色の色画素を有する指向性画像表示装置において、各方向に表示される画像で表示色の偏りが発生するのを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]複数の方向にそれぞれ異なる画像を表示することが可能な指向性画像表示装置であって、複数の画素で構成される画素配列パネルを備え、各画素は、所定の方向に沿って一列に並ぶ副画素群からなり、N種類(Nは偶数)の色のそれぞれについてM個(Mは偶数)の副画素を含む、N×M個の副画素からなる副画素群で構成されており、前記副画素群のうち、少なくとも1つの色に対応するM個の副画素は、前記所定の方向に沿って当該画素の始端から測って奇数番目の位置にある副画素数と偶数番目の位置にある副画素数とが等しくなるように配列されている、指向性画像表示装置。
適用例1の指向性画像表示装置では、各色画素において、少なくとも1つの色のM個の副画素は、所定の方向に沿って画素の始端から測って奇数番目の位置にある副画素数と偶数番目の位置にある副画素数とが等しいので、少なくとも1つの色について異なる方向に対してそれぞれ同じ数の副画素によって画像を表示することができ、各方向に表示される画像において表示色の偏りが発生するのを抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載の指向性画像表示装置において、前記副画素群は、所定の偶数色の副画素がN個並ぶ第1の副画素セットと、前記第1の副画素セットに隣接する前記所定の偶数色の副画素がN個並ぶ第2の副画素セットと、を有し、前記第1の副画素セットにおいて、前記所定の方向に沿って前記第1の副画素セットの始端から測って偶数番目に位置する副画素と同じ色の副画素は、前記第2の副画素セットにおいて、前記所定の方向に沿って前記第2の副画素セットの始端から測って奇数番目に位置する、指向性画像表示装置。
このような構成とすることで、互いに隣接する第1と第2の副画素セットでは、同じ方向に対してそれぞれ異なる色の副画素によって画像光を射出するので、各方向についてそれぞれN種類の副画素によって画像を表示させることができる。
[適用例3]適用例2に記載の指向性表示装置において、前記所定の方向に沿って前記第1の副画素セットの始端から測って1番目に位置する始端副画素と、前記所定の方向に沿って前記第2の副画素セットの終端から測って1番目に位置する終端副画素と、は互いに同じ色の副画素であり、前記第1の副画素セットの各副画素のうち前記始端副画素を除く(N−1)個の副画素の並びと、前記第2の副画素セットの各副画素のうち前記終端副画素を除く(N−1)個の副画素の並びと、は同じである、指向性画像表示装置。
このような構成とすることで、第1の色画素セットにおいて始端から測って偶数番目に位置する副画素と同じ色の副画素を、第2の色画素セットにおいて始端から測って奇数番目に位置するようにすることができる。
[適用例4]適用例2に記載の指向性画像表示装置において、前記第1の副画素セットと前記第2の副画素セットは、それぞれ、2色の隣り合う副画素からなる副画素組が1つ以上並んで構成されており、前記第1の副画素セットを構成する前記副画素組内における2色の副画素の並びは、前記第2の副画素セットを構成する同じ2色の副画素組内における2色の副画素の並びとは異なるように配列されている、指向性画像表示装置。
このような構成とすることで、第1の色画素セットにおいて始端から測って偶数番目に位置する副画素と同じ色の副画素を、第2の色画素セットにおいて始端から測って奇数番目に位置するようにすることができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の指向性画像表示装置において、前記第1の副画素セットと前記第2の副画素セットとは、それぞれ、赤色の副画素と、緑色の副画素と、青色の副画素と、白色の副画素と、を有する、指向性画像表示装置。
このような構成とすることで、各方向に対して、比較的明るいフルカラー画像を表示することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
B.第2の実施例:
C.第3の実施例:
D.第4の実施例:
E.変形例:
A.第1の実施例:
図1は、本発明の一実施例としての指向性画像表示装置の概略構成を示す説明図である。この指向性画像表示装置1000は、第1方向には第1画像を表示し、第2の方向には第2画像を表示すること(指向性表示)ができるように構成されている。具体的には、指向性画像表示装置1000は、液晶パネル100と、視差バリヤ200と、液晶パネル駆動部140と、画像データ変換部150と、メモリ160とを備えている。視差バリヤ200は、液晶パネル100の前方(観察者側)に配置されており、液晶パネル100から受けた画像光の射出方向を制御して、各方向にそれぞれの画像を表す画像光を射出する。
メモリ160には、ルックアップテーブル(以下、「LUT」とも呼ぶ。)160aが格納されている。このLUT160aでは、R,G,Bの画像データと、R,G,B,W(白)の画像データとを対応付けている。画像データ変換部150には、第1画像の画像データ(R,G,B)と第2画像の画像データ(R,G,B)とが入力される。そして、画像データ変換部150は、第1画像の画像データ(R,G,B)を、LUT160aを用いて第1画像の画像データ(R,G,B,W)に変換して、液晶パネル駆動部140に出力する。同様にして、画像データ変換部150は、第2画像の画像データ(R,G,B)を第2画像の画像データ(R,G,B,W)に変換して、液晶パネル駆動部140に出力する。そして、液晶パネル駆動部140は、入力される第1画像の画像データ(R,G,B,W)及び第2画像の画像データ(R,G,B,W)に基づき、液晶パネル100に対して駆動信号を出力する。
図2は、図1に示す液晶パネル100の概略構成を示す説明図である。この液晶パネル100は、マトリクス状に配列された複数の色画素22と、データ線駆動回路30と、走査線駆動回路40と、データ線駆動回路30から各色画素22に延びるデータ線28と、走査線駆動回路40から各色画素に延びる走査線29と、を備えている。各色画素は、画素電極(図示省略)と、共通電極(図示省略)と、これら2つの電極で挟まれた液晶セル(図示省略)と、カラーフィルタ(図示省略)とを有している。データ線駆動回路30は、液晶パネル駆動部140(図1)から入力される駆動信号に基づいて各色画素22に与える印加電圧(画像信号)を制御する。走査線駆動回路40は、印加電圧(画像信号)を与えるべき色画素22の選択走査を行う。液晶パネル100では、水平方向(X軸方向)に並んだ8つの色画素22によって1つの画素20が構成されている。
図3(A)は、図1に示す視差バリヤ200の詳細構成を示す説明図である。この視差バリヤ200は、いわゆるステップバリヤであり、Y軸方向に延びる複数の開口210が、それぞれ遮光部220を挟んでX軸に沿って所定の間隔で配置されている。
図3(B)は、視差バリヤ200を介して第1の方向(図1)に表示される第1画像を模式的に示す説明図である。画素20では、4つの開口210a〜210dから覗く4つの色画素22a〜22dからの光を射出する。そして、指向性画像表示装置1000では、これら4つの色画素22a〜22dが、それぞれ異なる色の色画素となるように配置されている。
図4は、第1画像と第2の画像とを表示する際の指向性画像表示装置1000の垂直断面を模式的に示す説明図である。なお、中心線Clは、液晶パネル100の中心線に相当する。各色画素22の観察者側の面(X−Y面)には、カラーフィルタ120が配置されている。このカラーフィルタ120は、R,G,Bの3色のフィルタからなり、ガラス基板115の表面に形成されている。なお、ガラス基板115においてW(白)の色画素に対応する部分には、いずれの色のフィルタも形成されていない。したがって、Wの色画素では、図示せざる光源からの白色光をそのまま透過する。なお、Wの色画素に対応する部分に、透明又は白色のフィルタを形成することも可能である。そして、ガラス基板115の観察者側の面には、視差バリヤ200が配置されている。
指向性画像表示装置1000では、隣接する各色画素に交互に第1画像の画像データ(印加電圧)と、第2画像の画像データ(印加電圧)と、が与えられる。例えば、最も左の色画素22uには、第1画像の画像データが与えられ、色画素22uの右隣りの色画素22vには、第2画像の画像データが与えられる。なお、以下において、第1画像の画像データが与えられる色画素を第1色画素と呼び、第2画像の画像データが与えられる色画素を第2色画素と呼ぶ。そして、第1色画素及び対応するカラーフィルタから射出された画像光は、視差バリヤ200によって、中心線Clより左側に射出される。一方、第2色画素及び対応するカラーフィルタから射出された画像光は、視差バリヤ200によって、中心線Clより右側に射出される。このようにして、ユーザは、中心線Clよりも左側において第1画像を見ることができ、中心線Clよりも右側において第2画像を見ることができる。
具体的には、例えば、第1色画素22u及びカラーフィルタ120aから射出された画像光は、視差バリヤ200において遮光部220aで吸収され、また、開口210aから液晶パネル100の外へと射出され、また、遮光部220bで吸収される。従って、ユーザは、中心線Clよりも左側においてこの画像光を見ることができる。また、第2色画素22v及びカラーフィルタ120bから射出された画像光は、視差バリヤ200において遮光部220bで吸収され、また、開口210bから液晶パネル100の外へと射出される。従って、ユーザは、中心線Clよりも右側においてこの画像光を見ることができる。なお、第2色画素22v及びカラーフィルタ120bから射出された画像光は、開口210aからも液晶パネル100の外へと射出される。しかしながら、ユーザは、この画像光を、中心線Clから左側に大きくはずれた位置においてのみ見ることができる。従って、例えば、指向性画像表示装置1000が車両に搭載される構成においては、ユーザは、かかる画像光を車両内で見ることはできない場合がある。
図5(A)は、第1の実施例における色画素の配置を示す説明図である。各色画素行では、R,G,B,Wの4色の色画素からなる色画素セットが水平方向に並んでいる。図5(A)の例では、第1の色画素セットCS1と、第2の色画素セットCS2とが水平方向に並んで配置されている。なお、これら2つの色画素セットCS1,CS2の各色画素に付された番号は、各色画素セット内における左端(始端)からの順番を示す。例えば、色画素セットCS1のR色画素に付された「1」は、左端(始端)から1番目の色画素であることを示す。
本実施例では、水平方向に隣り合う2つの色画素セットCS1,CS2において、同じ色の色画素の順番の偶奇が、2つの色画素セットCS1,CS2において互いに異なるように各色画素が配置されている。具体的には、第1の色画素セットCS1においてR色画素は、奇数番目(1番目)であるが、第2の色画素セットCS2では、R色画素は、偶数番目(4番目)に配置されている。また、第1の色画素セットCS1においてG色画素は、偶数番目(2番目)であるが、第2の色画素セットCS2では、G色画素は、奇数番目(1番目)に配置されている。また、第1の色画素セットCS1においてB色画素は、奇数番目(3番目)であるが、第2の色画素セットCS2では、B色画素は、偶数番目(2番目)に配置されている。また、第1の色画素セットCS1においてW色画素は、偶数番目(4番目)であるが、第2の色画素セットCS2では、G色画素は、奇数番目(3番目)に配置されている。
図5(B)は、図5(A)の色画素の配置状態において、指向性画像表示装置1000によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。上述したように、第1方向には、第1色画素からは画像光が届き、第2画素からは画像光が届かない(図4参照)。このとき、画素20を構成する第1色画素はR,G,B,Wの各色の色画素であるので、第1画像はフルカラー表示されることとなる。
このように、画素20において、第1色画素が各色の色画素で構成されているのは以下の理由による。すなわち、第1の色画素セットCS1において奇数番目に配置した色画素は、第2の色画素セットCS2において偶数番目に配置するようにしている。したがって、第1の色画素セットCS1において第1色画素を構成する色画素と、第2の色画素セットCS2において第1色画素を構成する色画素とは異なる。それゆえ、第1の色画素セットCS1と第2の色画素セットCS2とからなる画素20では、第1色画素は、全ての色(R,G,B,W)の色画素で構成されることとなる。なお、第2画像についても同様に、各画素を構成する第2色画素は、R,G,B,Wの各色の色画素となり、第2画像もフルカラー表示される。
B.第2の実施例:
図6(A)は、第2の実施例における色画素の配置を示す説明図である。図6(B)は、図6(A)の色画素の配置状態において、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。第2の実施例における指向性画像表示装置は、第2の色画素セットCS2a内における色画素の配列において、第1の実施例の指向性画像表示装置1000(図1〜図5)と異なり、他の構成については同じである。
本実施例の色画素配列(図6(A))においても、第1の実施例と同様に、水平方向に隣り合う2つの色画素セット(第1の色画素セットCS1a及び第2の色画素セットCS2a)において、同じ色の色画素の順番の偶奇が互いに異なるように各色画素が配置されている。したがって、画素20(図6(B))を構成する第1色画素は、R,G,B,Wの各色の色画素となり、第1画像はフルカラー表示される。また、第2画像も同様にフルカラー表示される。
なお、図6(A)に示すように、2つの色画素セットCS1a,CS2a内の色画素の並びは、W色画素が、第1の色画素セットCS1aにおいて右端(4番目)であるのに対して、第2の色画素セットCS2aにおいて左端(1番目)となっている点が異なる。そして、他のR,G,Bの各色画素の並び(左から順番に、R,G,Bとなる並び)については、第1の色画素セットCS1aと第2の色画素セットCS2aとで同じになっている。したがって、予めR,G,Bの順番で並んだフィルタ片を製造しておき、かかるフィルタ片をガラス基板115において左右の色画素セット位置にずらして貼り付けることで、図6(A)に示す色画素配列を実現することができる。それゆえ、隣接する色画素セット内における色画素の配置を互いに全く異なるように構成する場合に比べて指向性画像表示装置を容易に製造できる可能性が高い。
C.第3の実施例:
図7(A)は、第3の実施例における色画素の配置を示す説明図である。図7(B)は、図7(A)の色画素の配置状態において、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。第3の実施例における指向性画像表示装置は、第2の色画素セットCS2b内における色画素の配列において、第1の実施例の指向性画像表示装置1000(図1〜図5)と異なり、他の構成については同じである。
図7(A)に示すように、各色画素セットCS1a,CS2aは、それぞれ2色の色画素の組(以下「色画素組」とも呼ぶ)が2つ並んで構成されている。具体的には、第1の色画素セットCS1bは、色画素組P1aと色画素組P2aとで構成されており、第2の色画素セットCS2bは、色画素組P1bと色画素組P2bとで構成されている。ここで、色画素組P1aと色画素組P1bとは、いずれもR色画素とG色画素とからなる点において共通する。しかしながら、色画素組P1aと色画素組P1bとでは、これら2つの色画素(R,G)の順序が逆になっている点において異なる。同様にして、色画素組P1bと色画素組P2bとは、いずれもB色画素とW色画素とからなる。しかしながら、色画素組P1bと色画素組P2bとでは、これら2つの色画素(B,W)の順序が逆になっている。
このような色画素配列においても、第1の実施例と同様に、水平方向に隣り合う2つの色画素セット(第1の色画素セットCS1b及び第2の色画素セットCS2b)において、同じ色の色画素の順番の偶奇が互いに異なるように各色画素が配置されている。したがって、図7(B)に示すように、第1の方向において画像はフルカラー表示される。同様に、第2画像もフルカラー表示される。
D.第4の実施例:
図8は、第4の実施例における視差バリヤを示す説明図である。第4の実施例における指向性画像表示装置は、視差バリヤの形状において、第1の実施例における指向性画像表示装置1000(図1〜図5)と異なり、他の構成については同じである。具体的には、第4の実施例における視差バリヤ200aは、遮光部220aと、開口210aと、が格子状に配置されたステップ構造を有している。
図9(A)は、第4の実施例における色画素の配置を示す説明図である。なお、この配置は、第1の実施例における色画素の配置(図5(A))と同じである。図9(B)は、図9(A)の色画素の配置状態において、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。
視差バリヤ200a(図8)では、或る行(X軸方向の色画素の並び)について見ると、視差バリヤ200(図3)と同様に、所定の間隔ごとに開口210aが設けられている。従って、本実施例においても、1つおきに配置された第1色画素(図9(B))からの光が視差バリヤ200aの開口210aを透過し、第1画像はフルカラー表示される。同様に、第2画像もフルカラー表示される。
図10は、他の色画素配列において、視差バリヤ200aを用いた場合に表示される第1画像を模式的に示す説明図である。図10の例では、第3の実施例における色画素配列(図7(A))において視差バリヤ200aを適用している。この場合も、画素20では、第1色画素は、全ての色(R,G,B,W)の色画素で構成され、フルカラー表示される。同様に、第2画像もフルカラー表示される。
E.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上述した各実施例で用いた色画素は、R,G,B,Wの色画素であったが、これらの色の色画素に限定するものではなく、例えば、EG(エメラルドグリーン)やYG(黄緑)やC(シアン)やM(マゼンダ)やY(黄色)など任意の色の色画素を採用することができる。また、色画素の色の数は、4に限らず6や8など、任意の偶数色とすることができる。
E2.変形例2:
上述した各実施例では、画像表示機構として、液晶パネル100を備えていたが、これに代えて、有機ELや無機EL、プラズマなど、自発光素子を備えるものとしてもよい。例えば、有機ELを用いる構成では、白色光を射出する素子の前面にカラーフィルタ層を配置して画像光を射出するカラーフィルタ方式と、R,G,B,Wの各色の光を射出する素子を用いて画像光を射出する独立発光方式とが考えられる。
E3.変形例3:
上述した各実施例では、指向性表示を可能とするために、視差バリヤ200,200aを用いていたが、視差バリヤに代えて、複数のシリンドリカルレンズが集合した構成を有するレンチュキュラレンズ等を用いることもできる。
E4.変形例4:
上述した各実施例では、水平方向に隣接する2つの色画素セットにおいて、一方の色画素セットにおいて奇数番目に配置した色画素は、他方の画素セットCS2において偶数番目となるように配置していた。しかしながら、本発明は、このような色画素配列に限定されるものではない。例えば、1つの画素を形成する水平方向に並んだ8つの色画素について、左から順番に、R,R,G,G,B,B,W,Wとなるように配置してもよい。この色画素配列では、例えばR色画素は、奇数番目(1番目)と偶数番目(2番目)とに配置されている。しかしながら、このような色画素配列においても、視差バリヤ200或いは視差バリヤ200aを用いた場合に、各方向(第1及び第2方向)において画像(第1画像及び第2画像)がフルカラー表示されることとなる。すなわち、一般には、各画素における各色の色画素について、各画素の始端から測って奇数番目の位置にある副画素数と偶数番目の位置にある副画素数とが等しくなるような任意の配列を、本発明の指向性画像表示装置における色画素配列として採用することができる。なお、上述した各実施例では、指向性画像表示装置1000は、第1方向及び第2方向の2方向に異なる画像を表示するものであったが、2方向に限らず任意の数の方向にそれぞれ異なる画像を表示するものであってもよい。この場合であっても、各画素において、各色の色画素について、奇数番目の位置にある色画素数と、偶数番目の位置にある色画素数とが等しくなるように色画素を配置することができる。
E5.変形例5:
第2の実施例では、2つの色画素セットCS1a,CS2a内の色画素の並びは、W色画素が、第1の色画素セットCS1aにおいて右端(4番目)であるのに対して、第2の色画素セットCS2aにおいて左端(1番目)となっている点が異なっていたが、本発明は、このような色画素配列に限定されるものではない。例えば、R色画素が、第1の色画素セットCS1aにおいて左端(1番目)であるのに対して、第2の色画素セットにおいて、右端(4番目)となるように配置してもよい。なお、この場合、他のG,B,Wの色画素の並び(左から順番にG,B,Wとなる並び)については、第1の色画素セットCS1aと同じとなるようにしてもよい。すなわち、一般には、第1の色画素セット内においていずれか一方の端に位置する色画素と同じ色の色画素が、第2の色画素セットにおいて反対側の端に位置し、他の色画素の並びについては両色画素セットで同じとする任意の配列を、本発明の指向性画像表示装置における色画素配列として採用することができる。
E6.変形例6:
上述した実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
本発明の一実施例としての指向性画像表示装置の概略構成を示す説明図である。 図1に示す液晶パネル100の概略構成を示す説明図である。 図1に示す視差バリヤ200の詳細構成と、視差バリヤ200を介して第1の方向に表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 第1画像と第2の画像とを表示する際の指向性画像表示装置1000の垂直断面を模式的に示す説明図である。 第1の実施例における色画素の配置と、指向性画像表示装置1000によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 第2の実施例における色画素の配置と、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 第3の実施例における色画素の配置と、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 第4の実施例における視差バリヤを示す説明図である。 第4の実施例における色画素の配置と、指向性画像表示装置によって表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 他の色画素配列において視差バリヤ200aを用いた場合に表示される第1画像を模式的に示す説明図である。 従来の指向性画像表示装置における色画素の配列と、その色画素の配列において表示される画像を模式的に示す説明図である。
符号の説明
20…画素
22,22a〜22d…色画素
22u…第1色画素
22v…第2色画素
28…データ線
29…走査線
30…データ線駆動回路
40…走査線駆動回路
100…液晶パネル
115…ガラス基板
120,120a,120b…カラーフィルタ
140…液晶パネル駆動部
150…画像データ変換部
160…メモリ
200,200a…視差バリヤ
210,210a,210b…開口
220,220a,220b…遮光部
1000…指向性画像表示装置
CS1,CS1a,CS1b…第1の色画素セット
CS2、CS2a,CS2b…第2の色画素セット
Cl…中心線
P1a,P1b,P2a,P2b…色画素組

Claims (5)

  1. 複数の方向にそれぞれ異なる画像を表示することが可能な指向性画像表示装置であって、
    複数の画素で構成される画素配列パネルを備え、
    各画素は、所定の方向に沿って一列に並ぶ副画素からなり、N種類(Nは偶数)の色のそれぞれについてM個(Mは偶数)の副画素を含む、N×M個の副画素からなる副画素群で構成されており、
    前記副画素群のうち、少なくとも1つの色に対応するM個の副画素は、前記所定の方向に沿って当該画素の始端から測って奇数番目の位置にある副画素数と偶数番目の位置にある副画素数とが等しくなるように配列されている、指向性画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の指向性画像表示装置において、
    前記副画素群は、所定の偶数色の副画素がN個並ぶ第1の副画素セットと、前記第1の副画素セットに隣接する前記所定の偶数色の副画素がN個並ぶ第2の副画素セットと、を有し、
    前記第1の副画素セットにおいて、前記所定の方向に沿って前記第1の副画素セットの始端から測って偶数番目に位置する副画素と同じ色の副画素は、前記第2の副画素セットにおいて、前記所定の方向に沿って前記第2の副画素セットの始端から測って奇数番目に位置する、指向性画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の指向性画像表示装置において、
    前記所定の方向に沿って前記第1の副画素セットの始端から測って1番目に位置する始端副画素と、前記所定の方向に沿って前記第2の副画素セットの終端から測って1番目に位置する終端副画素と、は互いに同じ色の副画素であり、
    前記第1の副画素セットの各副画素のうち前記始端副画素を除く(N−1)個の副画素の並びと、前記第2の副画素セットの各副画素のうち前記終端副画素を除く(N−1)個の副画素の並びと、は同じである、指向性画像表示装置。
  4. 請求項2に記載の指向性画像表示装置において、
    前記第1の副画素セットと前記第2の副画素セットは、それぞれ、2色の隣り合う副画素からなる副画素組が1つ以上並んで構成されており、
    前記第1の副画素セットを構成する前記副画素組内における2色の副画素の並びは、前記第2の副画素セットを構成する同じ2色の副画素組内における2色の副画素の並びとは異なるように配列されている、指向性画像表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の指向性画像表示装置において、
    前記第1の副画素セットと前記第2の副画素セットとは、それぞれ、赤色の副画素と、緑色の副画素と、青色の副画素と、白色の副画素と、を有する、指向性画像表示装置。
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