JP2009002366A - サックバックバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】配管の末端からの液だれを防止し、バルブの閉止とサックバック動作のタイミングの調整を不要にしたサックバックバルブを提供する。
【解決手段】本体1と、弁座部23に圧接または離間される第一弁体29と、第二弁室21内の容積を変化させて流体の吸い戻しを行う第二弁体37と、第一弁体29を保持する第一可動部材6と、連結棒によって第一可動部材6と連結された第二弁室21の上方に位置する第二可動部材8と、下端に第二弁体37が接続されるロッド部43を有するピストン7と、を具備し、連結棒によって連結された第一可動部材6および第二可動部材8が所定の力で上方に付勢され、鍔部42が第二可動部材8に当接した状態の時に第二可動部材8に連動可能で、ピストン7が上下動し、第一弁体29が弁座部23に当接離間することで弁の開閉を行い、鍔部42が第二可動部材8から離間することで流体の吸い戻しを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、半導体の製造装置において半導体ウエハに薬液等の液体を供給する工程に使用されるサックバックバルブに関するものであり、さらに詳しくは、流体の流れを閉止した後に配管の末端からの液だれを防止するサックバックバルブに関するものである。
従来、サックバックバルブとしては、ダイヤフラムを変位させることによってバルブ内の容積を変化させて流体を吸い上げる機構をもつものが一般的であり(例えば、特許文献1参照)、さらにサックバックバルブの上流側に流体の流れを閉止するためのオン/オフ弁が配置されたものが用いられていた。このようなバルブの動作としては、まず上流側に配置されたオン/オフ弁を閉止し、その後連続してサックバックバルブを作動させることで下流側に接続された配管の末端からの液だれを防止するものであった。
しかしながら、このようなサックバックバルブではオン/オフ弁とサックバックバルブは個別に制御されているため、オン/オフ弁の閉止とサックバック動作のタイミングを合わせるのが困難であり、タイミングが合わないと所定のサックバック量が得られなくなり、液だれが起こるという問題があった。また、タイミングの調整に手間がかかるだけでなく、一旦調整を行った後でもバルブを動作させるための空気圧が変動した場合などにオン/オフ弁の閉止とサックバック動作のタイミングが狂う恐れがあるため頻繁に調整する必要があるという問題があった。また、サックバックバルブとオン/オフ弁とは各々独立した駆動部が必要であるため、両バルブを設置するためにはスペースを多く取る問題や、部品点数が多く組み立てに時間がかかるという問題があった。
上記従来の問題を解決する手段として、図8に示すようなオン/オフ弁とサックバックバルブとを同軸上に配置して両バルブを同期して動作させるサックバックバルブがあった(特許文献2参照)。その構成は、一端部に第1ポート101が形成され他端部に第2ポート102が形成された流体通路103を有する継手部104と、パイロット圧によって変位する可撓性部材である第二ダイヤフラム105の負圧作用下に流体通路103内の圧力流体を吸引するサックバック機構106と、第二ダイヤフラム105と同軸状に設けられ、第二ダイヤフラム105と連動して変位することにより流体通路103を開閉するオン/オフ弁107とを備えたものであり、このサックバック機構106は、パイロット圧の作用下に変位する第一ダイヤフラム108と、本体部109内に変位自在に設けられ第一ダイヤフラム108と一体的に変位するステム110と、ステム110の一端部に連結されステム110とともに変位する第二ダイヤフラム105と、ステム110を所定方向に付勢するばね部材111とを有し、オン/オフ弁107は、ばね部材114の弾発力によって変形する弾性部材112を有し、弾性部材112は第二ダイヤフラム105と当接可能に設けられたものであった。
このバルブの動作は、パイロット圧が供給されて第1ダイヤフラム108とステム110が下方向に変位した場合、第二ダイヤフラム105は、ばね部材114の弾発力に抗してオン/オフ弁107の弾性部材112を下方向に押圧することで、オン/オフ弁107の弾性部材112は着座部113から離間して第一ポート101と第二ポート102とを連通状態にする。また、パイロット圧の供給を停止し大気開放とすると、ばね部材111の弾発力によって第二ダイヤフラム105が上方へ変位するのと同時に、オン/オフ弁107の弾性部材112もばね部材114の弾発力によって変形し、着座部113に圧接されて流体を閉止する。弾性部材112が着座部113に圧接された後も第二ダイヤフラム105は上方へ変位し、これによりバルブ内部の容積が増大して負圧作用が生じ、バルブの下流側の液体が吸引されてサックバック動作が行われる。この動作により、下流側に接続された配管の末端からの液だれを防止し、流体の閉止とサックバック動作が同時に行われるため、両バルブが動作するタイミング調整する手間が省ける効果が得られるものであった。
しかしながら、上記サックバックバルブは、第二ダイヤフラム105がオン/オフ弁107の弾性部材112を下方向に押圧・離間することで、オン/オフ弁107を開閉させる構成上、第二ダイヤフラム105が弾性部材112を下方向に押圧するストロークを大きく取ろうにも限界があり、少ないストロークでの流体通路103の開放となると共に、第二ダイヤフラム105と弾性部材112の当接部分が流体通路103の妨げとなるため開口面積を大きくとることができず、使用可能な流量に制限があるという問題があった。また、動作時に弾性部材112と第二ダイヤフラム105とが流体通路103内で押圧・離間を繰り返すことによって発塵するため、流体通路103内の発塵量を少しでも抑えたい用途においては不向きであるという問題があった。また、オン/オフ弁107の弁体が弾性部材112であるため、弾性部材として一般的に用いられるゴムだと長期間の使用や高温の流体に使用する場合などで、弁体のクリープ現象や圧縮永久歪等によって流体のシール性が悪化する恐れがあるという問題があった。このとき、オン/オフ弁107による流体の閉止が遅れることでバルブが完全に閉止する以前にサックバック機構106が動作を完了してしまい、配管の末端からの液だれを防止できなくなる恐れがあるという問題や、第二ダイヤフラム105の当接位置が下方へずれることでサックバック機構106のストロークが変化することによりサックバック量が変化する問題や、オン/オフ弁107の全開時の開口面積も変化して長期的に一定の流量を供給することが困難となるという問題があった。
実公平08−010399号公報 特開平10−252918号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、流体の流れを閉止した後に配管の末端からの液だれを防止し、バルブの閉止とサックバック動作のタイミングの調整を不要にし、常に安定した閉止動作とサックバック動作を行うことのでき、発塵が抑制されたサックバックバルブを提供することを目的とする。
本発明のサックバックバルブは、下部に入口流路が連通する第一弁室と上部に出口流路が連通する第二弁室とが設けられ、該第一弁室と該第二弁室とを連通する連通流路の該第一弁室側の開口部周縁部に弁座部が形成された本体と、該弁座部に圧接または離間される第一弁体と、該第二弁室内の容積を変化させることにより流体の吸い戻しを行う第二弁体と、該第一弁室の下方に位置し該第一弁体を保持する第一可動部材と、該連通流路の外側に配置された連結棒によって該第一可動部材と連結された該第二弁室の上方に位置する第二可動部材と、該本体上部に配置されたボンネットに内包され、鍔部と該鍔部中央から垂下して下端に該第二弁体が接続されるロッド部を有するピストンと、を具備するサックバックバルブにおいて、該連結棒によって連結された該第一可動部材および該第二可動部材が所定の力で上方に付勢され、該ピストンの該鍔部が該第二可動部材と当接可能に設けられ、該鍔部が該第二可動部材に当接した状態の時に該第二可動部材に連動可能で、該ピストンが上下動し、該第一弁体が弁座部に当接離間することで弁の開閉を行い、該鍔部が該第二可動部材から離間することで流体の吸い戻しを行うことを第1の特徴とする。
また、前記第一弁体の外径方向に膜部が延設されて第一ダイヤフラムを形成し、該第一ダイヤフラムの周縁部が前記本体と該本体下方に設置された第一ダイヤフラム押さえとで挟持固定されることを第2の特徴とする。
また、前記第二弁体の外径方向に膜部が延設されて第二ダイヤフラムを形成し、該第二ダイヤフラムの周縁部が前記本体と該本体上方に設置された第二ダイヤフラム押さえとで挟持固定されることを第3の特徴とする。
また、前記連結棒によって連結された前記第一可動部材および前記第二可動部材を上方に付勢する手段がバネであることを第4の特徴とする。
また、下面が開口された凹部と該凹部天井面中央が開口されたシリンダ部を有するボンネットが前記本体上部に設けられ、該凹部内に前記第二可動部材が配置され、前記ピストンの鍔部が該シリンダ部内周面に上下動可能且つ気密状態で摺接され、該ピストンがバネにより所定の力で上方に付勢され、該ボンネット外表面に該シリンダ部天井面及び内周面と該鍔部上面とで囲まれた空間部に連通されるエアー供給口が設けられたことを第5の特徴とする。
また、前記ボンネット上部に前記シリンダ部天井面を貫通して気密状態で螺着される調節ネジを有することを第6の特徴とする。
また、下面が開口された凹部と該凹部天井面中央が開口されたシリンダ部と該シリンダ部天井面中央を貫通する貫通孔を有するボンネットが前記本体上部に設けられ、ステムを上下動させる駆動部が該ボンネット上部に設けられ、該凹部内に前記第二可動部材が配置され、前記ピストンがバネにより所定の力で上方に付勢され、該ステムが該ボンネットの貫通孔を貫通して該ステム先端が該ピストンの鍔部上部と当接可能に配置または一体的に接続されてなることを第7の特徴とする。
また、前記駆動部がステッピングモータと減速機からなることを第8の特徴とする。
また、前記駆動部がソレノイドからなることを第9の特徴とする。
また、前記駆動部が手動にて前記ステムの軸方向に揺動される操作レバーであり、該操作レバーが前記ボンネット上部を貫通して露出した該ステム上部と連結され、該操作レバーの揺動を該ステムの上下動に変換することを第10の特徴とする。
半導体製造装置におけるフォトレジスト液を塗布する工程に使用されることを第11の特徴とする。
食品製造装置における飲食流動体を容器に充墳する工程または医薬品製造装置における試薬を容器に注入する工程に使用されることを第12の特徴とする。
上記解決するための手段により、本発明のサックバックバルブは以下の優れた効果を奏する。
(1)バルブの閉止動作の後にサックバック動作が行われ、出口流路に連通する配管の末端の液だれが防止される。
(2)バルブの閉止動作の後にサックバック動作が行われることで、一連の動作で流体の閉止とサックバック動作を行うことができるので、バルブの閉止とサックバック動作のタイミングを調整する必要がなく、また、バルブの設置後に動作のタイミングが狂うこともない。
(3)バルブが完全に閉止されるまではサックバック動作が行えない構成であるため、サックバック動作の誤動作が起こることがなく、長期に渡って安定したバルブの閉止動作とサックバック動作を行うことができる。
(4)バルブの開閉を行う第一弁体と、サックバック動作を行う第二弁体とが当接することがないので、発塵が抑制され、半導体の製造における歩留まり低下を抑えることができる。
(5)バルブの開閉のストロークを大きくとる構成にすることができ、バルブ全開時に連通流路を妨げるものがないので大流量を流すことができると共に、バルブ自体をコンパクトに設けることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明するが、本発明が本実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
図1は本発明の第一の実施形態であるサックバックバルブが閉状態でありサックバック動作が行われた状態を示す縦断面図である。図2は図1を側面(流路方向)から見た縦断面図である。図3は図1のサックバックバルブが閉状態でありサックバック動作が行われていない状態を示す縦断面図である。図4は図1のサックバックバルブが開状態を示す縦断面図である。図5は本発明の第二の実施形態を示す縦断面図である。図6は本発明の第三の実施形態を示す縦断面図である。図7は本発明の第四の実施形態を示す縦断面図である。
図1において符号1はポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと記す)製の本体であり、下部中央に入口流路18と連通した後記第一ダイヤフラム2とで形成される略すり鉢形状の第一弁室20と、上部中央に出口流路19と連通した後記第二ダイヤフラム3とで形成される略すり鉢形状の第二弁室21とを有している。第一弁室20と第二弁室21とは連通流路22によって連通されており、該連通流路22の第一弁室20側の開口部の周縁部は弁座部23となっている。本体1の第一弁室20下方には後記第一ダイヤフラム押さえ4を受容する凹部24が設けられていて、凹部24天井面には後記第一ダイヤフラム2の周縁部31が嵌合する環状溝44が設けられている。本体1の第二弁室21上方には後記第二ダイヤフラム押さえ5を受容する凹部25が設けられていて、凹部25底面には後記第二ダイヤフラム3の周縁部39が嵌合する環状溝45が設けられている。
符号9は本体の下面に接合されたポリビニリデンフルオライド(以下、PVDFと記す)製の台座である。台座9の内部には上面が開口された円筒状の凹部13と、凹部13底面中央が開口された円筒状のバネ受容部14が設けられている。また、凹部13上部には後記第一ダイヤフラム押さえ4の下部が嵌合される段差部28が設けられている。
符号2はPTFE製の第一ダイヤフラムであり、上面中央に本体1の弁座部23と圧接・離間する第一弁体29を有している。第一弁体29の外周には外径方向に延設された膜部30と、膜部30外周縁には本体1の環状溝44に嵌合される周縁部31が設けられている。また、第一弁体29の下部は後記第一可動部材6の円柱部34の上部と螺着により接続されている。
第一弁体29は、本実施形態及び他の実施形態において、弁座部23に圧接離間することにより流路の開閉を行えるものであれば構成は特に限定されないが、流路内への発塵を抑えるためには第一弁体29の外径方向に膜部30が延設された第一ダイヤフラム2の構成にすることが好適である。
符号4はPVDF製の第一ダイヤフラム押さえであり、第一ダイヤフラム押さえ4は中央に貫通孔32が設けられて円環状に形成されている。第一ダイヤフラム押さえ4は、上部が本体1の凹部24に、下部が台座9の段差部28に嵌合されて、第一ダイヤフラム2の周縁部31を本体1と第一ダイヤフラム押さえ4によって挟持固定している。このとき、第一ダイヤフラム2は周縁部31が本体1の環状溝44に嵌合され、第一ダイヤフラム押さえ4に押圧されるので、第一弁室20における本体1と第一ダイヤフラム2のシールは膜部30ではなく環状溝44に嵌合された周縁部31で行われるため、第一ダイヤフラム2の特に膜部30に負荷をかけることなく確実なシールを行うことができ、長期使用において第一ダイヤフラムの特に膜部30にクラックなどの破損が起こることが抑えられる。
符号6はPVDF製の第一可動部材であり、台座9の凹部13の内部に上下動自在な状態で収容されている。第一可動部材6は鍔部33と鍔部33中央から上方に突出した円柱部34からなり、円柱部34は第一ダイヤフラム押さえ4の貫通孔32を貫通した状態で第一ダイヤフラム2の下部中央と接続されている。また、第一可動部材6は、台座9のバネ受容部14に収容され第一可動部材6下面とバネ受容部14底面とで挟持された第一バネ11によって上方へ付勢されている。
符号10は本体1の上面に接合されたPVDF製のボンネットである。ボンネット10の内部には下面が開口された円筒状の凹部15と、凹部15天井面中央が開口された円筒状のシリンダ部16が設けられている。シリンダ部16の上面はボンネット10の側面に設けられたエア供給口17に連通されている。凹部15下部には後記第二ダイヤフラム押さえ5の上部が嵌合される段差部35が設けられている。また、ボンネット10の上部にはシリンダ部16天井面中央を貫通して内面にネジ溝が形成された貫通孔36が設けられ、調整ネジ26が気密状態でシリンダ部16天井面から下方へ突出可能に螺合されている。また、調整ネジ26にはロックナット27が螺着され、ロックナット27を締め付けることにより調整ネジ26を固定するようになっている。
符号3はPTFE製の第二ダイヤフラムであり、下面中央に上下に変位することにより第二弁室内の容積を変化させる第二弁体37を有している。第二弁体37の外周には外径方向に延設された膜部38と、膜部38外周縁には本体1の環状溝45に嵌合される周縁部39が設けられている。また、第二弁体37の上部は後記ピストン7のロッド部43の下部と螺着により接続されている
本実施形態及び他の実施形態において、流体の吸い戻しを行いサックバックを作動させる第二弁体37は、流体の吸い戻しを行える構成であればピストン形状にする(図示せず)など特に限定されないが、流路内への発塵を抑えるためには第二弁体37の外径方向に膜部38が延設された第二ダイヤフラム3の構成にすることが好適である。
符号5はPVDF製の第二ダイヤフラム押さえであり、第二ダイヤフラム押さえ5は中央に貫通孔40が設けられて円環状に形成されている。第二ダイヤフラム押さえ5は、下部が本体1の凹部25に、上部がボンネット10の段差部35に嵌合されて、第二ダイヤフラム3の周縁部39を本体1と第二ダイヤフラム押さえ5によって挟持固定している。このとき、第二ダイヤフラム3は周縁部39が本体1の環状溝45に嵌合され、第二ダイヤフラム押さえ5に押圧されるので、第二弁室21における本体1と第二ダイヤフラム3のシールは膜部38ではなく環状溝45に嵌合された周縁部39で行われるため、第二ダイヤフラム3の特に膜部38に負荷をかけることなく確実なシールを行うことができ、長期使用において第二ダイヤフラムの特に膜部38にクラックなどの破損が起こることが抑えられる。
符号8はPVDF製の第二可動部材であり、ボンネット10の凹部15内部に上下動自在な状態で収容されている。第二可動部材8は中央に貫通孔41が設けられて円環状に形成されている。第二可動部材8と第一可動部材6は、本体1、第一ダイヤフラム押さえ4及び第二ダイヤフラム押さえ5を貫通して設けられた貫通孔46に上下動自在に嵌挿された連結棒47に各々連結されており(図2参照)、第一可動部材6と第二可動部材8は一体的に動作するようになっている。また、第一可動部材6と共に第二可動部材8は第一バネ11によって上方に付勢され、このとき第一可動部材は第一弁体29を弁座部23に圧接させ、第二可動部材8の上面がボンネット10の凹部15天井面に当接しようとするように設けられている。なお、第二可動部材8の上面とボンネット10の凹部15天井面は当接させずに僅かに一定の間隙が設けられた状態が望ましい。
連結棒47は、本実施形態及び他の実施形態において、連通流路22内に存在しないように、連通流路22より外側の位置に配置される必要がある。これは、具体的には本体1において入口流路18から連通流路22を通って出口流路19に至る流路および第一、第二ダイヤフラム2、3に干渉しない位置で本体1を貫通した貫通孔46(サックバックバルブの構成によっては本体1と第一ダイヤフラム押さえ4と第二ダイヤフラム押さえ5を貫通した貫通孔)を貫通して配置されている。なお、連結棒47の位置や形状は第一可動部材6と第二可動部材8を連結させる構成であれば特に限定されない。
符号7はPVDF製のピストンであり、第二可動部材8の貫通孔41の内径よりも大きな外径を有する鍔部42と鍔部42の下面中央から垂下したロッド部43が設けられている。鍔部42外周にはO−リングが装着されており、ボンネット10のシリンダ部16内周面と気密状態で上下に摺動自在に嵌挿されている。また、ロッド部43は第二バネ12、第二可動部材8の貫通孔41、及び第二ダイヤフラム押さえ5の貫通孔40を各々貫通した状態で第二ダイヤフラム3の上部中央と接続されている。また、ロッド部43外周には第二可動部材8の貫通孔41を貫通してピストン7の鍔部42下面と第二ダイヤフラム押さえ5上面とで挟持された第二バネ12が配置され、ピストン7は第二バネ12によって上方へ付勢されている。このときピストン7の鍔部42下面と第二可動部材8上面とは一定の間隙が設けられるように配置されている。
本実施形態及び他の実施形態において、第一、第二ダイヤフラム2、3の材質はフッ素樹脂製であることが望ましく、PTFE、PVDF、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFAと記す)などが好適なものとして挙げられる。
本実施形態及び他の実施形態において、サックバックバルブの本体1、台座9、ボンネット10、第一、第二ダイヤフラム押さえ4、5、第一、第二可動部材6、8の材質はサックバックバルブとして必要な物性を有していれば特に限定されないが、PTFE、PVDF、PFA、ポリクロロトリフルオロエチレンなどのフッ素樹脂が好適なものとして挙げられ、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂などの樹脂や、流体による腐食の心配がなければステンレスなどの金属など、いずれでも良い。
次に、上記の構成からなる第一の実施形態のサックバックバルブの作動を説明する。
本発明のサックバックバルブが半導体の製造装置におけるフォトレジスト液を塗布する工程に使用され、サックバックバルブが配管された流路内にフォトレジスト液が流される。サックバックバルブが閉状態の時(図1、図2の状態)、連結棒47で連結された第一可動部材6と第二可動部材8は第一バネ11によって上方に付勢され、第一可動部材6は第一ダイヤフラム2を上方へ付勢させて第一弁体29を弁座部23に圧接させて連通流路22を遮断している。このとき第二可動部材8の上面はボンネット10の凹部15天井面と一定の間隔をあけた状態で位置している。また、ピストン7は第二バネ12によって上方に付勢され、ピストン7の上面はシリンダ部16天井面から突出した調整ネジ26の先端に当接している(調整ネジ26をシリンダ部16天井面から突出させていないときはシリンダ部16天井面と当接する)。
また、連結棒47によって連結された第一可動部材6と第二可動部材8を上方に付勢する手段はバネであることが好適である。バネの付勢方法は、上記のように第一可動部材6と第二可動部材8を上方に付勢できるのであれば特に限定されず、第一バネ11をバネ受容部14底面と第一可動部材6下面とで挟持してバネ受容部14に収容しても良く(図1参照)、第二ダイヤフラム押さえ5上面と第二可動部材8下面とで挟持しても良く(図示せず)、第一可動部材6または第二可動部材8を上方から引っ張り上げるように設置しても良い(図示せず)。
ここで、エア供給口17から圧縮空気を供給すると、圧縮空気の圧力でピストン7が下降して、ピストン7の鍔部42下面と第二可動部材8の上面が当接する(図3の状態)。ピストン7がさらに下降することでピストン7が第二可動部材8を下方へ押圧して、ピストン7と第二可動部材8が当接した状態で連動して下降する。第二可動部材8は連結棒47によって第一可動部材6と一体化されているため、第一可動部材6も下方へ移動し、第一可動部材6に接続された第一ダイヤフラム2も下方へ変位して、第一弁体29が弁座部23より離間して連通流路22が開放され、入口流路18から流入したフォトレジスト液は連通流路22を経て出口流路19より流出する。第二可動部材8の下面が第二ダイヤフラム押さえ5の上面と当接することでピストン7と第二可動部材8の連動した下降は停止し、バルブは全開状態となる。このときのピストン7の下降によってロッド部43に接続された第二ダイヤフラム3も下方へ変位する(図4の状態)。なお、ピストン7は第二可動部材8の下面が第二ダイヤフラム押さえ5の上面と当接することで下降が停止されているが、第一可動部材6の下面が台座9の凹部13の底面と当接することで下降が停止されても良い。
本発明のピストン7の作動は、図1に示すようにシリンダ部16にエア供給口17を設けて作動流体である圧縮空気を供給することでピストン7を作動させても良く、ボンネット10の上部にステム54、63を上下動させる駆動部51、61、71を設けて、ステム54、63を上下動させることによりピストン7を作動させても良い。なお、駆動部51、61、71は図5に示すようなステッピングモータ52と減速機53からなる電気駆動によるものでも良く、図6に示すようなソレノイド62からなる磁気駆動によるものでも良く、図7に示すような手動にてステム74の軸方向に揺動される操作レバー72を用いた構成にしても良い。
次にエア供給口17への圧縮空気の供給を停止して大気開放にすると、第一バネ11の反発力によって第一可動部材6は上方へ押し上げられて、ロッド部43に接続された第一ダイヤフラム2の第一弁体29も上昇し、第一弁体29が本体1の弁座部23に圧接されて連通流路22が遮断されてフォトレジスト液の流れが停止し、バルブが全閉状態となる。このとき第一可動部材6と連結棒47で一体化されている第二可動部材8と第二可動部材8と当接したピストン7も上昇する(図3の状態)。第一ダイヤフラム2の第一弁体29と弁座部23が圧接することによって第一可動部材6及び第二可動部材8の上昇は停止するが、ピストン7は第二バネ12の反発力によって第二可動部材8から離間してさらに上昇して、ピストン7上面と調整ネジ26の先端が当接する位置で停止する。このときのピストン7の上昇によってロッド部43の先端に接続された第二ダイヤフラム3も上方へと変位する(図1の状態)。バルブが全閉状態のときに、ピストン7が第二可動部材8から離間して上昇した分の第二ダイヤフラム3の第二弁体37の変位によって第二弁室21の容積が増大することにより、サックバックバルブの出口流路19より下流側のフォトレジスト液の吸い戻しが行われる。この吸い戻しによってサックバック動作が行われ、出口流路19に連通する配管の末端(フォトレジスト液を滴下するノズル)の液だれが防止されることとなる。
以上のような作動により、バルブの閉止が行われた直後にサックバック動作が行われるため、サックバック動作のタイミングの調整が不要であり、サックバック動作のタイミングが狂うことがない。また、バルブが完全に閉止されるまではサックバック動作が行われない構成であるため、サックバック動作の誤動作が起こることがなく、常に安定したバルブの閉止動作とサックバック動作を行うことができる。また、第一弁体29と第二弁体37が当接することがなく、第一弁体29が弁座部23に圧接してバルブを閉止する以外に発塵が抑制されるので、発塵量を極力抑えたい半導体の製造における歩留まり低下を抑えることができる。このことから、バルブ閉止後にノズル先端から液だれが発生すると製品の歩留まりが悪化し、バルブ動作による発塵から不良品の発生の恐れがあるフォトレジスト液を塗布する工程に好適に使用される。また、バルブの開閉のストロークを大きくとる構成に設計することができ、バルブ全開時には第二弁体37が流体の流れの妨げない位置にあるため連通流路を妨げるものがないので大流量を流すことができる。また、第一弁体29を変位させてバルブの開閉を行うオン/オフ弁機構と、第二弁体37を変位させてサックバック動作を行うサックバック機構が上下に一体となってコンパクトにサックバックバルブを形成しているためサックバックバルブを設置するスペースが少なくて済む。
なお、サックバック量はバルブが全閉状態になってピストン7が第二可動部材8から離間して調整ネジ26の先端に当接するまでの移動量によって決まり、ピストン7の移動量を調整ネジ26によって調整することでサックバック量を変更することができる。
また、第二バネ12のバネ定数は、流体を遮断する以前にサックバック動作が開始されないように、第一バネ11のバネ定数よりも小さく設計する必要があり、シリンダ部16に供給される圧縮空気により下方向へ付勢される力は第一バネ11と第二バネ12の反発力の合力より強くなければならない。
次に、本発明の第二の実施形態のサックバックバルブについて説明する。
図5において、符号51はボンネット10の上部に設置されたステッピングモータ52と減速機53からなる駆動部である。駆動部51はステッピングモータ52が駆動することでステム54を上下動させる。ボンネット10上部にはシリンダ部16天井面中央を貫通する貫通孔55が設けられ、ステム54が貫通孔55を貫通してピストン7の鍔部42上面と当接可能に設けられている。なお、ステム54下端部とピストン7の鍔部42上部は一体的に接続されていてもよく、この場合ピストン7の上下動はステッピングモータ52によって行われる。
次に、上記の構成からなる第二の実施形態のサックバックバルブの動作について説明する。
サックバックバルブが閉状態の時(図5の状態)、連結棒(図示せず)で連結された第一可動部材6と第二可動部材8は第一バネ11によって上方に付勢され、第一可動部材6は第一ダイヤフラム2を上方へ付勢させて第一弁体29を弁座部23に圧接させて連通流路22を遮断している。ピストン7は第二バネ12によって上方に付勢され、ピストン7の上面とステム54の下端が当接している。
ここでステッピングモータ52を駆動してステム54を下方へ突出させると、ステム54下端と当接しているピストン7が下方へ押し下げられ、ピストン7鍔部42下面と第二可動部材8の上面が当接する。ピストン7がさらに押し下げられることでピストン7が第二可動部材8も下方へ押圧して、ピストン7と第二可動部材8が当接した状態で連動して下降する。連結棒によって第二可動部材8と一体化されている第一可動部材6も下方へ移動し、第一可動部材6に接続された第一ダイヤフラム2も下方へ変位して、第一弁体29が弁座部23より離間して連通流路22が開放される。第二可動部材8の下面が第二ダイヤフラム押さえ5の上面と当接することでピストン7と第二可動部材8の連動した下降は停止し、バルブは全開状態となる。このときのピストン7の下降によってロッド部43に接続された第二ダイヤフラム3も下方へ変位する。
次にステッピングモータ52を駆動してステム54を上方へ移動させると、ステム54の移動に合わせて第一バネ11の反発力によって第一可動部材6は上方へ押し上げられて、第一ダイヤフラム2の第一弁体29も上昇し、第一弁体29が本体1の弁座部23に圧接されて連通流路22が遮断されてバルブは閉状態となる。このとき第一可動部材6と連結棒で一体化されている第二可動部材8も上昇し、ピストン7も第二可動部材8と当接した状態で連動して上昇する。第一ダイヤフラム2の第一弁体29と弁座部23が圧接することによって第一可動部材6及び第二可動部材8の上昇は停止するが、ステム54をさらに上方に上限まで移動させると、ピストン7は第二バネ12の反発力によって第二可動部材8から離間してさらに上昇して、ピストン7上面とステム54下端が当接する位置で停止する。このときのピストン7の上昇によってロッド部43の先端に接続された第二ダイヤフラム3も上方へと変位する。ピストン7が第二可動部材8から離間して上昇した分の第二ダイヤフラム3の第二弁体37の変位によって第二弁室21の容積が増大することにより、サックバックバルブの出口流路19より下流側の流体の吸い戻しが行われる。この吸い戻しによってサックバック動作が行われ、出口流路19に連通する配管の末端の液だれが防止されることとなる。なお、サックバック量はバルブが閉状態になってピストン7が第二可動部材8から離間してステム54下端に当接するまでの移動量によって決まるが、ステム54を上下動させるためにステッピングモータ52を用いているため、ステム54の上限を高精度で制御することができるので、流体のサックバック量を高精度で制御することができる。
次に、本発明の第三の実施形態のサックバックバルブについて説明する。
図6において、符号61はボンネット10の上部に設置されたソレノイド62からなる駆動部である。駆動部61はソレノイド62の電流を通電、遮断することによってステム63を上下動させる。ボンネット10上部にはシリンダ部16天井面中央を貫通する貫通孔64が設けられ、ステム63が貫通孔64を貫通してピストン7の鍔部42上面と当接可能に設けられている。なお、ステム63下端部とピストン7の鍔部42上部は一体的に接続されていても良い。
次に、上記の構成からなる第三の実施形態のサックバックバルブの動作について説明する。
ソレノイド62への電流が遮断されている時(図6の状態)、連結棒(図示せず)で連結された第一可動部材6と第二可動部材8は第一バネ11によって上方に付勢され、第一可動部材6は第一ダイヤフラム2を上方へ付勢させて第一弁体29を弁座部23に圧接させて連通流路22を遮断している。ピストン7は第二バネ12によって上方に付勢され、ピストン7の上面とステム63の下端が当接している。
ここで、ソレノイド62に電流を通電するとステム63が下方へ突出してステム63下端と当接しているピストン7が下方へ押し下げられ、ピストン7鍔部42下面と第二可動部材8の上面が当接する。第二可動部材8も下方へ押し下げられる。ピストン7がさらに押し下げられることでピストン7が第二可動部材8も下方へ押圧して、ピストン7と第二可動部材8が当接した状態で連動して下降する。連結棒によって第二可動部材8と一体化されている第一可動部材6も下方へ移動し、第一可動部材6に接続された第一ダイヤフラム2も下方へ変位して、第一弁体29が弁座部23より離間して連通流路22が開放される。第二可動部材8の下面が第二ダイヤフラム押さえ5の上面と当接することでピストン7と第二可動部材8の連動した下降は停止し、バルブは全開状態となる。このときのピストン7の下降によってロッド部43に接続された第二ダイヤフラム3も下方へ変位する。
次にソレノイド62への電流の通電を遮断すると、ステム53を下方へ付勢する力がなくなり、第一バネ11の反発力によって第一可動部材6は上方へ押し上げられて、第一ダイヤフラム2の第一弁体29も上昇し、第一弁体29が本体1の弁座部23に圧接されて連通流路22が遮断されてバルブは全閉状態となる。このとき第一可動部材6と連結棒で一体化されている第二可動部材8も上昇し、ピストン7も第二可動部材8と当接した状態で連動して上昇する。第一ダイヤフラム2の第一弁体29と弁座部23が圧接することによって第一可動部材6及び第二可動部材8の上昇は停止するが、ピストン7は第二バネ12の反発力によって第二可動部材8から離間してさらに上昇して、ピストン7上面とシリンダ部16天井面が当接する位置で停止する。このときのピストン7の上昇によってロッド部43の先端に接続された第二ダイヤフラム3も上方へと変位する。ピストン7が第二可動部材8から離間して上昇した分の第二ダイヤフラム3の第二弁体37の変位によって第二弁室21の容積が増大することにより、サックバックバルブの出口流路19より下流側の流体の吸い戻しが行われる。この吸い戻しによってサックバック動作が行われ、出口流路19に連通する配管の末端の液だれが防止されることとなる。なお、サックバック量はバルブが閉状態になってピストン7が第二可動部材8から離間してステム63下端に当接するまでの移動量によって決まる。
次に、本発明の第四の実施形態のサックバックバルブについて説明する。
図7において、符号71はボンネット10の上部に設置された手動にてステム74の軸方向に揺動される操作レバー72からなる駆動部である。駆動部71は操作レバー72の支点軸を中心とした揺動をステム74の直線動に変換してステムを上下動させる。ボンネット10上部にはシリンダ部16天井面中央に開口された凹部75と、凹部75中央を貫通する貫通孔76が設けられている。
ステム74はボンネット10の貫通孔76を貫通して、ステム74上部がボンネット10から露出した状態で上下動自在且つ回動不能に凹部75内に配置され、ステム74下端はピストン7の鍔部42上面と当接可能に設けられている。ステム74の下部は鍔状に設けられ、鍔状の部分の上面とボンネット10の凹部75天井面との間でバネ77を挟持することによってステム74は下方へ付勢されている。なお、ステム74とピストン7は一体的に接続されていても良い。
操作レバー72には一側面方向に延設して取手部78が設けられ、取手部78が水平方向に向いた時に、下面に第一当接面79と、取手部78の反対側の側面に第一当接面79と成す角が85°となる第二当接面80とを有し、第一当接面79と第二当接面80の交差部は円弧面にて滑らかに繋がれている。操作レバー72は第一当接面79と第二当接面80とに跨って矩形の切欠部81が形成され、切欠部81にはステム74の上部が挿入され、操作レバー72の側面(第二当接面80と直交する面)に設けられた貫通孔とステム74上部に設けられた貫通孔(弁軸孔)とに接合ピン73を嵌挿することによって一体化されている。なお、接合ピン73を支点軸として操作レバー72が支点軸(接合ピン73)を中心に揺動するようになっており、支点軸(接合ピン73)中心から第二当接面80までの最短距離は支点軸(接合ピン73)中心から第一当接面79までの最短距離より長くなるように形成され、この距離の差がピストン7が上下動するストローク以上になるように設計されている。
次に、上記の構成からなる第四の実施形態のサックバックバルブの動作について説明する。
サックバックバルブが閉状態のとき、操作レバー72は取手部78を上方へ起した状態(取手部78が鉛直方向に向いた状態にする)である(図示せず)。このとき、連結棒(図示せず)で連結された第一可動部材6と第二可動部材8は第一バネ11によって上方に付勢され、第一可動部材6は第一ダイヤフラム2を上方へ付勢させて第一弁体29を弁座部23に圧接させて連通流路22を遮断している。ピストン7は第二バネ12によって上方に付勢され、ピストン7の上面とステム74の下端が当接している。
ここで操作レバー72を支点軸を中心に揺動して取手部78を倒す(操作レバー72の取手部78が水平方向に向いた状態にする)と、第二当接面80とボンネット10の上面は離間し、ボンネット10の上面と当接する面が円弧面を移動して、第一当接面79とボンネット10の上面とが当接する。このとき、操作レバー72の支点軸からの距離が第一当接面79よりも第二当接面80のほうが遠いため、この距離の差ほど操作レバー72の支点軸の位置はボンネット10の上面から下方へ移動し、支点軸である接合ピン73によって操作レバー72に係合されているステム74も下降する。ステム74が下降すると、ステム74下端と当接しているピストン7が下方へ押し下げられ、ピストン7鍔部42下面と第二可動部材8の上面が当接する。ピストン7がさらに押し下げられることでピストン7が第二可動部材8も下方へ押圧して、ピストン7と第二可動部材8が当接した状態で連動して下降する。連結棒によって第二可動部材8と一体化されている第一可動部材6も下方へ移動し、第一可動部材6に接続された第一ダイヤフラム2も下方へ変位して、第一弁体29が弁座部23より離間して連通流路22が開放される。第二可動部材8の下面が第二ダイヤフラム押さえ5の上面と当接することでピストン7と第二可動部材8の連動した下降は停止し、バルブは全開状態となる。このときのピストン7の下降によってロッド部43に接続された第二ダイヤフラム3も下方へ変位する(図7の状態)。
次に操作レバー72を支点軸を中心に揺動して取手部78を上方へ起こす(取手部78が鉛直方向に向いた状態にする)と、第一当接面79とボンネット10の上面とが離間し、代わって第二当接面80とボンネット10の上面とが当接し、操作レバー72の支点軸からボンネット10の上面との距離が遠くなるため、この距離の差ほど支点軸によって操作レバー72に係合されているステム74がバネ77を圧縮しながら上昇する。ステム74が上昇すると、ステム74の移動に合わせて第一バネ11の反発力によって第一可動部材6は上方へ押し上げられて、第一ダイヤフラム2の第一弁体29も上昇し、第一弁体29が本体1の弁座部23に圧接されて連通流路22が遮断されてバルブは閉状態となる。このとき第一可動部材6と連結棒で一体化されている第二可動部材8も上昇し、ピストン7も第二可動部材8と当接した状態で連動して上昇する。第一ダイヤフラム2の第一弁体29と弁座部23が圧接することによって第一可動部材6及び第二可動部材8の上昇は停止するが、ステム74をさらに上方に上限まで移動させると、ピストン7は第二バネ12の反発力によって第二可動部材8から離間してさらに上昇して、ピストン7上面とステム74下端が当接する位置で停止する。このときのピストン7の上昇によってロッド部43の先端に接続された第二ダイヤフラム3も上方へと変位する。ピストン7が第二可動部材8から離間して上昇した分の第二ダイヤフラム3の第二弁体37の変位によって第二弁室21の容積が増大することにより、サックバックバルブの出口流路19より下流側の流体の吸い戻しが行われる。この吸い戻しによってサックバック動作が行われ、出口流路19に連通する配管の末端の液だれが防止されることとなる。なお、サックバック量はバルブが閉状態になってピストン7が第二可動部材8から離間してステム84下端に当接するまでの移動量によって決まる。
本発明のサックバックバルブは、半導体製造装置において半導体ウエハに薬液等を供給する装置に使用され、特にフォトレジスト液を塗布する工程に好適に使用される。これは、バルブの動作による発塵を極力抑えた構造であるため、フォトレジスト液を流しても発塵による不良品の発生を抑えることができると共に、バルブ閉止後にノズル先端から液だれの発生を確実に防止することで製品の歩留まりの悪化を防ぐことができるので好適である。また、食品製造装置において飲食流動体を容器に充墳する工程や、医薬品製造装置において試薬を容器に注入する工程などにも好適に使用される。これは、バルブの動作による発塵を極力抑えることで、飲食流動体や試薬を流しても発塵が衛生上の問題の発生源になることを防止することができると共に、開閉ストロークを大きくとることができるので比較的粘度の大きい飲食流動体や試薬でも問題なく流すことができるので好適である。ここで、飲食流動体とは流動可能な液状の食品(プリン、ゼリーなど)や飲料のことであり、試薬とは医薬品製造に用いられる製造前の薬品及び製造後の薬品のことである。
本発明の第一の実施形態であるサックバックバルブが閉状態でありサックバック動作が行われた状態を示す縦断面図である。 図1を側面(流路方向)から見た縦断面図である。 図1のサックバックバルブが閉状態でありサックバック動作が行われていない状態を示す縦断面図である。 図1のサックバックバルブが開状態を示す縦断面図である。 本発明の第二の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の第三の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の第四の実施形態を示す縦断面図である。 従来のサックバックバルブを示す縦断面図である。
符号の説明
1 本体
2 第一ダイヤフラム
3 第二ダイヤフラム
4 第一ダイヤフラム押さえ
5 第二ダイヤフラム押さえ
6 第一可動部材
7 ピストン
8 第二可動部材
9 台座
10 ボンネット
11 第一バネ
12 第二バネ
13 凹部
14 バネ受容部
15 凹部
16 シリンダ部
17 エア供給口
18 入口流路
19 出口流路
20 第一弁室
21 第二弁室
22 連通流路
23 弁座部
24 凹部
25 凹部
26 調整ネジ
27 ロックナット
28 段差部
29 第一弁体
30 膜部
31 周縁部
32 貫通孔
33 鍔部
34 円柱部
35 段差部
36 貫通孔
37 第二弁体
38 膜部
39 周縁部
40 貫通孔
41 貫通孔
42 鍔部
43 ロッド部
44 環状溝
45 環状溝
46 貫通孔
47 連結棒
51 駆動部
52 ステッピングモータ
53 減速機
54 ステム
55 貫通孔
61 駆動部
62 ソレノイド
63 ステム
64 貫通孔
71 駆動部
72 操作レバー
73 接合ピン
74 ステム
75 凹部
76 貫通孔
77 バネ
78 取手部
79 第一当接面
80 第二当接面
81 切欠部

Claims (12)

  1. 下部に入口流路が連通する第一弁室と上部に出口流路が連通する第二弁室とが設けられ、該第一弁室と該第二弁室とを連通する連通流路の該第一弁室側の開口部周縁部に弁座部が形成された本体と、
    該弁座部に圧接または離間される第一弁体と、
    該第二弁室内の容積を変化させることにより流体の吸い戻しを行う第二弁体と、
    該第一弁室の下方に位置し該第一弁体を保持する第一可動部材と、
    該連通流路の外側に配置された連結棒によって該第一可動部材と連結された該第二弁室の上方に位置する第二可動部材と、
    該本体上部に配置されたボンネットに内包され、鍔部と該鍔部中央から垂下して下端に該第二弁体が接続されるロッド部を有するピストンと、を具備するサックバックバルブにおいて、
    該連結棒によって連結された該第一可動部材および該第二可動部材が所定の力で上方に付勢され、
    該ピストンの該鍔部が該第二可動部材と当接可能に設けられ、該鍔部が該第二可動部材に当接した状態の時に該第二可動部材に連動可能で、該ピストンが上下動し、該第一弁体が弁座部に当接離間することで弁の開閉を行い、該鍔部が該第二可動部材から離間することで流体の吸い戻しを行うことを特徴とするサックバックバルブ。
  2. 前記第一弁体の外径方向に膜部が延設されて第一ダイヤフラムを形成し、該第一ダイヤフラムの周縁部が前記本体と該本体下方に設置された第一ダイヤフラム押さえとで挟持固定されることを特徴とする請求項1記載のサックバックバルブ。
  3. 前記第二弁体の外径方向に膜部が延設されて第二ダイヤフラムを形成し、該第二ダイヤフラムの周縁部が前記本体と該本体上方に設置された第二ダイヤフラム押さえとで挟持固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサックバックバルブ。
  4. 前記連結棒によって連結された前記第一可動部材および前記第二可動部材を上方に付勢する手段がバネであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のサックバックバルブ。
  5. 下面が開口された凹部と該凹部天井面中央が開口されたシリンダ部を有するボンネットが前記本体上部に設けられ、
    該凹部内に前記第二可動部材が配置され、
    前記ピストンの鍔部が該シリンダ部内周面に上下動可能且つ気密状態で摺接され、該ピストンがバネにより所定の力で上方に付勢され、
    該ボンネット外表面に該シリンダ部天井面及び内周面と該鍔部上面とで囲まれた空間部に連通されるエアー供給口が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のサックバックバルブ。
  6. 前記ボンネット上部に前記シリンダ部天井面を貫通して気密状態で螺着される調節ネジを有することを特徴とする請求項5記載のサックバックバルブ。
  7. 下面が開口された凹部と該凹部天井面中央が開口されたシリンダ部と該シリンダ部天井面中央を貫通する貫通孔を有するボンネットが前記本体上部に設けられ、
    ステムを上下動させる駆動部が該ボンネット上部に設けられ、
    該凹部内に前記第二可動部材が配置され、
    前記ピストンがバネにより所定の力で上方に付勢され、
    該ステムが該ボンネットの貫通孔を貫通して該ステム先端が該ピストンの鍔部上部と当接可能に配置または一体的に接続されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のサックバックバルブ。
  8. 前記駆動部がステッピングモータと減速機からなることを特徴とする請求項7記載のサックバックバルブ。
  9. 前記駆動部がソレノイドからなることを特徴とする請求項7記載のサックバックバルブ。
  10. 前記駆動部が手動にて前記ステムの軸方向に揺動される操作レバーであり、
    該操作レバーが前記ボンネット上部を貫通して露出した該ステム上部と連結され、該操作レバーの揺動を該ステムの上下動に変換することを特徴とする請求項7記載のサックバックバルブ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のサックバックバルブにおいて、半導体製造装置におけるフォトレジスト液を塗布する工程に使用されることを特徴とするサックバックバルブ。
  12. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のサックバックバルブにおいて、食品製造装置における飲食流動体を容器に充墳する工程または医薬品製造装置における試薬を容器に注入する工程に使用されることを特徴とするサックバックバルブ。
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