JP2002372159A - ピンチバルブ - Google Patents

ピンチバルブ

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JP2002372159A
JP2002372159A JP2001179207A JP2001179207A JP2002372159A JP 2002372159 A JP2002372159 A JP 2002372159A JP 2001179207 A JP2001179207 A JP 2001179207A JP 2001179207 A JP2001179207 A JP 2001179207A JP 2002372159 A JP2002372159 A JP 2002372159A
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JP
Japan
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handle
spring
pinch valve
piston
cylinder
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Application number
JP2001179207A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Furukawa
重信 古川
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Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K7/00Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves
    • F16K7/02Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm
    • F16K7/04Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm constrictable by external radial force
    • F16K7/06Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm constrictable by external radial force by means of a screw-spindle, cam, or other mechanical means
    • F16K7/066Wedge clamps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K7/00Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves
    • F16K7/02Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm
    • F16K7/04Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm constrictable by external radial force
    • F16K7/07Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with tubular diaphragm constrictable by external radial force by means of fluid pressure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全高が低く小型で微小流量の調整が可能なピ
ンチバルブを提供する。 【解決手段】 シリンダ本体1と、シリンダ本体に螺着
された筒状ハンドル3と、ハンドルとシリンダ本体との
間に螺着されたロックナット10と、シリンダ本体とハ
ンドルとの内部に摺動可能に設けられた下端にバネ受け
5を有する接続棒4と、ハンドルとバネ受けとの間に配
設されたバネ6と、バネ受け下面に接合しシリンダ本体
内部を摺動するピストン7と、ピストンの下端部に取付
けられた挟圧子8と、弾性管体9を収容しシリンダ本体
の下側に設けられた本体2とからなり、挟圧子8がバネ
6の力で管体9を押圧して閉弁し、ピストン7とシリン
ダ本体1との間に空気を圧入することにより開弁するよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学工場、半導体
製造、食品、バイオなどの各種産業分野における流体輸
送配管に用いられるピンチバルブに関するものであり、
更に詳しくは、非常にコンパクトで、バルブの開閉に対
する内部に配管された管体の耐久性を向上させたピンチ
バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ピンチバルブは種々提案されてい
るが、その中の一例が実公昭45−3264号公報に開
示されている。これによると、図13、図14に示すよ
うに、脚台46と脚杆47とで構成される脚部材48上
のシリンダー49に嵌装された上側と下側の2ヶのピス
トン50,51、のうち、上側のピストン50は軸杆5
2の上端部に固定され、下側のピストン51は軸杆47
に遊嵌され管軸53の上端部に固定されている。管軸5
3下辺には翼片54が設けられ、翼片54は連結棒55
を介して下側挟圧子56に固定されている。一方軸杆5
2の下端部には上側挟圧子57が固定されている。ま
た、両端部に嵌め込んだフランジ58間に横架した2ヶ
の横杆59で脚部材48に支承されたバルブ管体60の
中央部を上側挟圧子57、下側挟圧子56間で挟圧し、
シリンダー49に穿設された孔61,62に適宜圧搾空
気を圧入することによってピストン50,51に連結す
る上側挟圧子57、下側挟圧子56を対称的に上下動さ
せバルブ管体60を開放、閉塞させるようにしたもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、多種
多様な配管や制御機器が配置され、複雑な配管設計がな
されている半導体などの製造装置分野においては、装置
自体のコンパクト化が推し進められている。それに伴
い、該装置内配管に用いられるピンチバルブに対しても
省スペース化のためのコンパクト化が切望され、該装置
内のピンチバルブのコンパクト化は大きな課題であっ
た。また、微小流量の調整ができるバルブが要求されて
いた。しかしながら、前記構造のピンチバルブでは、駆
動部と弁本体が別体になっている構造であり、シリンダ
ー49と流路部であるバルブ管体60の間に脚部材48
と脚台46および翼片54が設けられているため、該バ
ルブの全高が高くなりコンパクトにすることはできなか
った。そのため、半導体製造などの装置内配管における
ピンチバルブとしては全く使用できなかった。また、こ
のような構造では、バルブ管体の開度を任意に調節する
ことが困難であるため、微小流量の調整もできなかっ
た。
【0004】本発明は、以上のような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、従来のピンチバルブに比べ
バルブの全高が低く、非常にコンパクトであり、また、
バルブ開閉運転における内部に配管された管体の耐久性
を格段に向上させ、また、微小流量の調整をすることが
可能なピンチバルブを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究した結果、駆動部と弁本体を
一体化することによりピンチバルブ全体を非常にコンパ
クトにすることを見出し本発明を成すに至った。すなわ
ち本発明の構成を、図面を参照して説明すると、内面上
部に開度調節用のネジ部14を有するシリンダー部15
とシリンダー部15下端部に連通するエアー口16とを
有するシリンダー本体1と、下部にバネ6を受容する凹
部17を有し下部外周にシリンダー本体1の開度調節用
のネジ部14に螺合されるネジ部18を有する筒状のハ
ンドル3と、ハンドル凹部17上端面とでバネ6を挟持
する円盤形状をしたバネ受け5と、ハンドル3上部に係
合されかつ下端面がバネ受け5と接合されることにより
バネ6をハンドル3とバネ受け5間に挟持するようにし
た接続棒4と、ハンドル3のネジ部18に螺合されハン
ドル3の位置を固定するロックナット10と、シリンダ
ー部15内周面に上下動可能且つ密封状態で摺接され且
つシリンダー本体1下面中央に設けられた貫通孔19を
密封状態で貫通するように中央より垂下して設けられた
連結部20を有するピストン7と、ピストン7の連結部
20下端部に固定されシリンダー本体1の下端部に流路
軸線と直交して設けられた長円状スリット21内に収納
される挟圧子8と、シリンダー本体1の下端面に接合固
定され流路軸線上に弾性体からなる管体9を受容する溝
29を有する本体2と、本体の両側で管体9と他チュー
ブとを接続する接続部、とを具備することを第1の特徴
とする。
【0006】また、バネ受け5及び接続棒4の内部を貫
通させたボルト22、ナット23によりハンドル3、バ
ネ受け5、接続棒4及びバネ6を一体化したことを第2
の特徴とする。
【0007】また、一端に外径が管体9の内径よりも大
きく形成され管体9に挿入接続される挿入部24と他端
に配管接続部25と中央に鍔部26とを有する連結体1
3が、キャップナット12を鍔部26と係合させ、連結
体受け11の外周に設けられた雄ネジ部28に螺合させ
ることにより連結体受け11に嵌合固定されて接続部を
構成することを第3の特徴とする。
【0008】さらには、管体9の材質がEPDM、フッ
素ゴム、シリコンゴム、またはこれらの複合体であるこ
とを第4の特徴とし、さらに、管体9がPTFEとシリ
コンゴムとの複合体からなることを第5の特徴とする。
【0009】本発明のピンチバルブの管体9はEPD
M、フッ素ゴム、シリコンゴム、またはフッ素ゴムとシ
リコンゴムとの複合体などのであれば良く特に限定され
るものではないが、フッ素系樹脂(例えばPTFE等)
とシリコンゴムとの複合体が特に好適なものとして挙げ
られる。また、シリンダー本体1、本体2及びハンドル
3は金属、プラスチックなどの剛性のあるものであれば
特に限定されるものではないが、PVC又は、PVDF
等のフッ素系樹脂のプラスチックが特に好適なものとし
て挙げられる。また、接続部を構成する連結体13はプ
ラスチックなどの耐薬品性を有するものであれば特に限
定されるものではないが、PTFE,PVDF,PFA
等のフッ素系樹脂のプラスチックが特に好適なものとし
て挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図面を参照して説明するが、本発明が本実施態様に限定
されないことは言うまでもない。図1は本発明のピンチ
バルブの第1の実施例に係る閉状態を示す縦断面図であ
る。図2は図1のピンチバルブを側面(流路方向)から
見た縦断面図である。図3は図1の開状態を示す縦断面
図である。図4は図3のピンチバルブを側面(流路方
向)から見た縦断面図である。図5は本発明のピンチバ
ルブの第1の実施例に係る中間開度調整状態を示す縦断
面図である。図6は図5の開状態を示す縦断面図であ
る。
【0011】以下、図面に基づいて本発明のPVDF製
ピンチバルブの第1の実施例を説明する。1はシリンダ
ー本体で、内面上部にハンドル3が螺合されるネジ部1
4を有するシリンダー部15が設けられている。シリン
ダー本体1の下面中央部には、ピストン連結部20が貫
通する貫通孔19と、挟圧子8を収納する長円状のスリ
ット21が連続して設けられている(図7参照)。ま
た、シリンダー本体1の周側面には、シリンダー部15
下端部即ち、シリンダー部15内周面及び底面とピスト
ン7下端面とで形成される第1空間部31に外部エア供
給機器など(図示せず)と連通したエアー口16が設け
られている。
【0012】ハンドル3は筒状で、上部中央に接続棒4
が貫通する貫通孔32と、貫通孔の上部に接続棒4の係
合部即ち、接続棒4の鍔部33を受容する貫通孔32よ
り拡径された凹部34が設けられている。また、貫通孔
32の下部にはバネ6を受容する凹部17が連続して設
けられている。さらに、下部外周面には前記シリンダー
本体1のネジ部14と螺合するネジ部18が設けられて
おり、ネジ部18にはロックナット10が螺合されてい
る。
【0013】5は円盤形状のバネ受けであり、前記ハン
ドル凹部17上端面と、バネ受け5上面で後バネ6を挟
持している。
【0014】接続棒4は、上端部に設けられた鍔部33
がハンドル3上部に設けられた凹部34と係合し、ハン
ドル3の貫通孔32を貫通してシリンダー部15内に垂
下し、下端部には前記バネ受け5が接合されている。本
実施例では両者を貫通して挿入されたボルト22、ナッ
ト23により両者は接合固定されている。尚、バネ受け
5と接続棒4の固定はボルト、ナットによる固定に限定
されず、螺着あるいは溶接などでも良い。
【0015】バネ6は、バネ受け5上面とハンドル3凹
部17上端面とで接触された状態で装着されている。本
実施例ではバネは1本装着されているが、必要とする付
勢力に応じて装着する本数を2本以上にしても良い。
尚、図からも分かるようにバネ6は、ハンドル3、接続
棒4、バネ受け5とともにボルト22、ナット23によ
り圧縮された状態で一体化されている。
【0016】ピストン7は周側面にO−リング35が装
着された円盤状で、常に上面がバネ受け5の下面に接触
し、かつ、シリンダー部15内周面に上下動可能且つ密
封状態で摺接されている。ピストン7中央より垂下して
設けられた連結部20は、前記シリンダー本体1の下面
中央部に設けられた貫通孔19を密封状態で貫通してお
り、その先端部に挟圧子8が固定されている。本実施例
ではピストン連結部20を貫通して挿入された固定ボル
ト36の先端部に螺着によって挟圧子8が固定されてい
る。(図11参照)尚、挟圧子8の固定方法は連結部2
0を棒状に形成しその先端部に螺着、接着あるいは溶着
などでも良く、特に限定されるものではない。
【0017】挟圧子8は、管体9を押圧する部分の断面
がかまぼこ状に形成されている。また、挟圧子8は、本
体2の流路軸線と直交するようにピストン連結部20に
固定されており、バルブ開時にはシリンダー本体1の下
端部に設けられた長円状スリット21内に収納されるよ
うになっている。
【0018】管体9は本体2内に流路を形成しており、
PTFEとシリコンゴムの複合体からなっている。すな
わちシリコンゴムが含浸されたPTFEシートを何層も
接着積層することにより目的とする肉厚に形成されてい
る。本実施例では管体の材質はPTFEシートとシリコ
ンゴムの複合体になっているがEPDM、シリコンゴ
ム、フッ素ゴム及びこれらの複合体などでも良く特に限
定されるものではない。
【0019】2はシリンダー本体下端面にボルト・ナッ
トなど(図示せず)で接合固定される本体であり、流路
軸線上には管体9を受容する断面矩形状の溝21が設け
られている。また、溝21の両端部には連結体受け11
の嵌合部37を受容する溝38が溝21より深く設けら
れ、さらに溝38内部には連結体受け11の嵌合部37
先端に設けられた抜け防止用凸部39を受容する凹溝4
0が設けられている。(図8参照)
【0020】次に、接続部を構成する部品について説明
する。連結体受け11は、一端部に本体2の両端に設け
られた溝38に嵌合される断面矩形状の嵌合部37が形
成され、さらに嵌合部の先端底部には本体の溝38に設
けられた凹溝40に嵌合される抜け防止用凸部39が設
けられている。一方、他端部には連結体13の六角形の
鍔部26を受容する断面同形の受け口41が設けられ、
その外周面には雄ネジ部28が設けられている。雄ネジ
部28と嵌合部37との間に位置する外周面には嵌合部
37の対角線長と略同一の直径を有する環状の鍔部30
が設けられている。鍔部30はシリンダー本体1及び本
体2と接触し、連結体受け11が両本体の内部へ移動す
ることを防止している。連結体受け11の内部には、嵌
合部37に管体9の外径と略同径を有する貫通孔42
が、またそれに連続して受け口41に通じる、連結体1
3の挿入部24に挿入拡径された管体9の外径と略同径
の貫通孔43が設けられている。したがって、連結体受
け11の内周面には図で明らかな如く段差部44が形成
されている。この段差部44で管体9が連結体受け11
内に挟持固定される。尚、本実施例では貫通孔42及び
それより拡径された貫通孔43が設けられているが、貫
通孔42を全体に設けてもよい。(図9,10参照)
【0021】連結体13は内部に流路45を有し、一端
部には外径が管体9の内径よりも大きく形成され、管体
9が拡径して挿入される挿入部24が設けられ、他端部
には他の管体が接続される配管接続部25が設けられて
いる。連結体13の外周中央部には両端部よりも拡径し
て断面六角形状の鍔部26が設けられている。連結体1
3は鍔部26を連結体受け11の受け口41に嵌合さ
せ、鍔部26と係合させたキャップナット12を連結体
受け11の外周に設けられた雄ネジ部28に螺合させる
ことにより回動しないように連結体受け11に嵌合固定
される。尚、接続部の構造は本実施例に限定されるもの
ではなく、他構造を用いてもよい。
【0022】上記の構成からなる本実施例のピンチバル
ブの作動は次の通りである。今、図1,2に示すように
ピンチバルブ全閉の状態において、エアー口16から第
1空間部31へ圧縮空気を供給圧入すると、該空気圧に
より、ピストン7が側周面をシリンダー部15内周に摺
接させながら上昇し始める。それに伴ってピストン7上
端面がバネ受け5を介してバネ6を圧縮させながら上昇
すると共に、ピストン7より垂下して設けられた連結部
20を介して挟圧子8が上昇する。そしてついには挟圧
子8上端面がシリンダー本体1の下端部に設けられた長
円状スリット21の上端面に到達しピストン7及び挟圧
子8の上昇は止まり、該ピンチバルブは全開状態となる
(図3,4の状態)。
【0023】次に、図3,4の全開状態において、エア
ー口16から第1空間部31へのエアー供給を止め、大
気開放すると、バネ6に当接しているバネ受け5を介し
てピストン7がバネの反発力により、下降し始め、それ
に伴ってピストン7より垂下して設けられた連結部20
を介して挟圧子8も下降する。そしてついにはピストン
7下端面がシリンダー部15底面に到達しピストン7及
び挟圧子8の下降は止まり、該ピンチバルブは全閉状態
となる(図1,2の状態)。この時、挟圧子8の回り防
止のため挟圧子上端面はシリンダー本体1の長円状スリ
ット21内に位置するようになっている。
【0024】次に、図5に基づいて、本発明の中間開度
の調整方法について説明する。図2の状態、即ち全閉状
態において、ハンドル3を開方向に回動させると、接続
棒4を介してバネ受け5下端面が上昇する。これに伴
い、管体9内部を流れる流体の流体圧と、管体9の弾性
力により挟圧子8が押し上げられ、これに伴いピストン
7が上昇し、管体9は中間開度となる。ここで、ハンド
ル3とともに上昇し、シリンダー本体1の上端面から隔
離していたロックナット10を下端面がシリンダー本体
1上端面に接触するまで締めこむことにより、ハンドル
3がロックされ、中間開度が固定される(図5の状
態)。ロックナット10がハンドル3の回動を防止して
いる為、バルブが閉状態に戻ることはない。
【0025】一方、中間開度調整状態でエアー口16か
ら第1空間部31に圧縮空気を供給圧入すると、該空気
圧により、ピストン7が側周面をシリンダー部15内周
に摺接させながら上昇し始める。それに伴ってピストン
7上端面がバネ受け5を介してバネ6を圧縮させながら
上昇すると共に、ピストン7より垂下して設けられた連
結部20を介して挟圧子8が上昇する。そしてついには
挟圧子8上端面がシリンダー本体1の下端面に設けられ
た長円状スリット21の上端面に到達しピストン7及び
挟圧子8の上昇は止まり、該ピンチバルブは全開状態と
なる(図6の状態)。当然のことながら、バネ受け5と
接続している接続棒4も上昇し、接続棒4の鍔部33
は、ハンドル3の凹部34の底面から離れていることは
言うまでもない。
【0026】次に、図6の全開状態において、エアー口
16から第1空間部31へのエアー供給を止め、大気開
放すると、バネ6に当接しているバネ受け5を介してピ
ストン7がバネの反発力により下降し始め、それに伴っ
てピストン7より垂下して設けられた連結部20を介し
て挟圧子8も下降する。そしてついには接続棒4の鍔部
33下面がハンドル3上部に設けられた凹部34底面に
到達し、ピストン7及び挟圧子8の下降は止まり、該ピ
ンチバルブは中間開度調整状態となる(図5の状態)。
【0027】以上説明したごとく、本実施例のピンチバ
ルブは、流体の流れを開閉するのみならず、中間開度で
流体を流すことができる。従って、例えば半導体製造装
置などの装置内閉ループ配管において背圧弁として使用
することができ、当該配管内の最低圧力を保持すること
ができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のような構造をしており、
これを使用することにより以下の優れた効果が得られ
る。 1.従来品に比較してピンチバルブの全高が低く設定で
き、非常にコンパクトであるため、配管スペースが少な
くてすむ。その為、複雑な配管設計がなされている半導
体などの製造装置内での配管が可能になり、ひいては製
造装置のコンパクト化も図れる。 2.中間開度を調節することができるため、微小な流量
に調節することができる。 3.管体を押圧する挟圧子をかまぼこ形状することによ
り従来品に比較して、管体の耐久性が向上し、ひいては
ピンチバルブの耐用期間を飛躍的に延長することができ
る。 4.従来品に比較して部品点数が少ない為、組立て易
く、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンチバルブの第1の実施例に係る閉
状態を示す縦断面図である。
【図2】図1を側面(流路方向)から見た縦断面図であ
る。
【図3】図1の開状態を示す縦断面図である。
【図4】図2の開状態を示す縦断面図である。
【図5】中間開度調整状態を示す縦断面図である。
【図6】図5の開状態を示す縦断面図である。
【図7】図1におけるシリンダー本体の底面図である。
【図8】図1における本体の平面図である。
【図9】図1における連結体受けの縦断面図である。
【図10】図9の連結体受けの右側面図である。
【図11】固定ボルト、ピストン及び挟圧子の分解斜視
図である。
【図12】ハンドル、接続棒、バネ受け、及びバネの分
解斜視図である。
【図13】従来のピンチバルブの縦断面図である。
【図14】従来のピンチバルブの一部切断正面図であ
る。
【符号の説明】
1…シリンダー本体 2…本体 3…ハンドル 4…接続棒 5…バネ受け 6…バネ 7…ピストン 8…挟圧子 9…管体 10…ロックナット 11…連結体受け 12…キャップナット 13…連結体 14…ネジ部 15…シリンダー部 16…エアー口 17…ハンドル凹部 18…ネジ部 19…貫通孔 20…連結部 21…長円状スリット 22…ボルト 23…ナット 24…挿入部 25…配管接続部 26…鍔部 27…接続部 28…雄ネジ部 29…溝 30…鍔部 31…第1空間部 32…貫通孔 33…鍔部 34…凹部 35…O−リング 36…固定ボルト 37…嵌合部 38…溝 39…抜け防止用凸部 40…凹部 41…受け口 42…貫通孔 43…貫通孔 44…段差部 45…流路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月18日(2002.6.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面上部に開度調節用のネジ部(14)
    を有するシリンダー部(15)とシリンダー部下端部に
    連通するエアー口(16)とを有するシリンダー本体
    (1)と、下部にバネ(6)を受容する凹部(17)を
    有し下部外周にシリンダー本体(1)の開度調節用のネ
    ジ部(14)に螺合されるネジ部(18)を有する筒状
    のハンドル(3)と、ハンドル凹部(17)上端面とで
    バネ(6)を挟持する円盤形状をしたバネ受け(5)
    と、ハンドル上部に係合されかつ下端面がバネ受け
    (5)と接合されることによりバネ(6)をハンドル
    (3)とバネ受け(5)間に挟持するようにした接続棒
    (4)と、ハンドル(3)のネジ部(18)に螺合され
    ハンドル(3)の位置を固定するロックナット(10)
    と、シリンダー部(15)内周面に上下動可能且つ密封
    状態で摺接され且つシリンダー本体(1)下面中央に設
    けられた貫通孔(19)を密封状態で貫通するように中
    央より垂下して設けられた連結部(20)を有するピス
    トン(7)と、ピストン(7)の連結部(20)下端部
    に固定されシリンダー本体(1)の下端部に流路軸線と
    直交して設けられた長円状スリット(21)内に収納さ
    れる挟圧子(8)と、シリンダー本体(1)の下端面に
    接合固定され流路軸線上に弾性体からなる管体(9)を
    受容する溝(29)を有する本体(2)と、本体の両側
    で管体(9)と他チューブとを接続する接続部、とを具
    備することを特徴とするピンチバルブ。
  2. 【請求項2】 バネ受け(5)及び接続棒(4)の内部
    を貫通させたボルト(22)、ナット(23)でハンド
    ル(3)、バネ受け(5)、接続棒(4)及びバネ
    (6)を一体化したことを特徴とする請求項1に記載の
    ピンチバルブ。
  3. 【請求項3】 一端に外径が管体(9)の内径よりも大
    きく形成され管体(9)に挿入接続される挿入部(2
    4)と他端に配管接続部(25)と中央に鍔部(30)
    とを有する連結体(13)が、キャップナット(12)
    を鍔部(30)と係合させ、連結体受け(11)の外周
    に設けられた雄ネジ部(28)に螺合させることにより
    連結体受け(11)に嵌合固定されて接続部を構成する
    ことを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載のピン
    チバルブ。
  4. 【請求項4】 管体(9)の材質がEPDM、フッ素ゴ
    ム、シリコンゴム、またはこれらの複合体であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のピ
    ンチバルブ。
  5. 【請求項5】 管体(9)がPTFEとシリコンゴムと
    の複合体からなることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のピンチバルブ。
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