JP2005207470A - ピンチバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 僅かな力で流路の閉止が可能な管体を有し、管体の流体接触部が密着して全開状態が得られないという状態にならず、かつ滞留部が無く流体がスムーズに流れる低圧力損失のピンチバルブを提供する。
【解決手段】 本発明に係るピンチバルブが有する管体101は、例えばフッ素ゴム系熱可塑性エラストマーから作製され、その押圧されないときの流路すなわち開口部の断面形状は略紡錘形状を有する。さらに管体101は、少なくともその内面すなわち流体接触部が、フッ素樹脂被膜等の非自己粘着層101eを有することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、化学、半導体、食品、バイオ等の各種産業分野に関するプラント等における流体輸送配管に用いられる、弾性変形可能な管体を有するピンチバルブに関する。
流路を開閉するためのある種のピンチバルブは、弾性体からなる管体を有し、流体の流れ方向と垂直な方向に力をその管体に加えて弾性変形させることによって流路を閉止する。このようなピンチバルブが有する弾性の管体は多くの場合、流路に垂直な方向における開口部の断面形状は円形である。しかし近年は、弾性の管体の止水効果及び耐久性を向上させるために、他の断面形状を備えた管体を有するピンチバルブが開発されている。例えば特許文献1に開示されたピンチバルブは、止水のための荷重を軽減するために略菱形の開口部断面形状を備えた弾性の管体を有し、さらに、止水をより確実にするために、断面方向にみて管体の内側半周にわたって突設された壁を有する。
実開平6−1944号公報
円形断面の開口部を備えた管体においては一般に、流路を完全に閉止するためにかなり大きな押圧力を加える必要がある。一方、菱形の断面形状を有する管体は、比較的小さい押圧力で閉止できることから止水性は向上されているが、押圧を解除すなわち流路を再び開こうとしたときの元の形状への復元力が円形断面の管より小さい。従って押圧を解除したときに管体を構成する弾性体の流体接触部の一部又は全てが互いに密着してしまい、当初の所望の流量が確保できなくなる場合がある。また管の内側に壁等を突設させる場合は、その壁の前後の圧力損失が増大して流体輸送のためのエネルギー損失が大きくなるという欠点がある。さらに壁の存在によって流体の滞留部が生じ得るため、半導体及びバイオ等に関する分野では、流体が滞留することによって変質しやすい流体を使用する配管には適さない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、僅かな力で流路の閉止が可能な管体を有し、管体の流体接触部が互いに密着して全開状態が得られないという状態にならず、かつ滞留部がなく流体がスムーズに流れる低圧力損失のピンチバルブを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、管体を有し、該管体を押圧することにより流路を閉止するピンチバルブにおいて、流路方向に垂直な面で切った前記管体の押圧されないときの開口部の流路断面形状が略紡錘形状であることを特徴とする、ピンチバルブを提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のピンチバルブにおいて、前記管体の前記押圧されないときの開口部の流路断面形状は、該管体が押圧される方向に互いに離れて形成される、断面中心から外向きに凸の2つの曲線と、該2つの曲線の各々の両側になだらかに繋がって形成される、断面中心に向かって内向きに凸の4つの曲線とを有し、さらに該内向きに凸の4つの曲線が有する、前記外向きに凸の2つの曲線に繋がる端部とは反対側の端部の各々は、協働して鋭角を形成するように互いに接続される、ピンチバルブを提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のピンチバルブにおいて、前記管体の少なくとも内面が非自己粘着層を有する、ピンチバルブを提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のピンチバルブにおいて、前記非自己粘着層がフッ素樹脂被膜であるピンチバルブを提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピンチバルブにおいて、前記管体の2つの端部の各々に挿入される挿入部を有する2つの連結体と、前記管体の前記開口部の前記断面形状と略同一の断面形状を有する貫通孔及び該貫通孔の一部を開放する開放部を有するとともに前記管体の前記端部の各々を外周から締め付けるように構成された管体挟みとを有する、ピンチバルブを提供する。
本発明に係る紡錘形状断面の開口部を備えた管体を有するピンチバルブにより、管体の内部を流れる流体の圧力を閉止するために管体に加えなければならない押圧荷重を、従来より大幅に低減することができる。また荷重が低減されること及び管体が非自己粘着性の被膜を内面に有することにより管体の流体接触部の密着が防止され、押圧を解除したときに管体が確実に元の形状に戻り、所望の流量が確保される。また管体の断面が紡錘形状であることにより、管体における流体の圧力損失が比較的少なくかつ流体の滞留が生じにくい。さらに押圧荷重が少なくてすむことにより、管体自体の耐久性が向上してへたり及び亀裂が発生しにくくなる。
さらに本発明に係る連結体及び管体挟みを備えることにより、管体と流路とが確実に気密式又は液密式に連結される。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。なお説明中の「上端」、「下端」等に関する上下方向は、図1、図9及び図10等のピンチバルブの縦断面図における上下方向を意味する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態のピンチバルブ100の縦断面図である。ピンチバルブ100は、基礎本体116と、基礎本体116にボルト、ナット等(図示せず)により連結固定されるシリンダー本体104とを有する。シリンダー本体104と基礎本体116との間には流路122を備えた2つの連結体121が取付けられる。また基礎本体116は、2つの連結体121の間に、流路を開閉可能な弾性の管体101を収容するための溝117を有する。管体101及び連結体121の構造については後述する。
次にシリンダー本体104及びその内部に配置されるピストン111の構成について説明する。
シリンダー本体104は、円筒状の空間を有するシリンダー部102と、シリンダー本体104の下端面から下方すなわち基礎本体116の方向に向かって延びる貫通孔105とを有する。シリンダー部102の内部には、Oリング112aを介してシリンダー部102の内周面に気密式かつ摺動可能に係合する円筒状のピストン111が配置され、ピストン111は、その下端面から貫通孔105内に延びるとともにOリング112bを介して貫通孔105の内周面に気密式かつ摺動可能に係合する連結部113を有する。連結部113はその先端すなわち下端に、後述する管体101を押圧して流路を閉止するための押圧体115を有する。押圧体115は、図2に示されるようにピストン111を貫通する固定ボルト114の先端に螺着されてもよいし、ピストン111の連結部113の下端に接着又は溶接されてもよく、その他適当な方法によっても形成可能である。このような構成により、押圧体115は流路122と略直交する方向に移動可能である。また好ましくは、押圧体115の横断面は楕円又は長円形状であり、縦断面は蒲鉾形状である。またシリンダー本体104は、図3に示されるように、押圧体115を収容可能な、横断面が長円のスリット106を有する。
またシリンダー本体104は、シリンダー部102の上方に螺着等により固定される円盤状又は円筒状のシリンダー蓋103を有する。図1に示されるように、ピストン111の軸方向長さはシリンダー部102の軸方向長さより短いので、シリンダー部102内には、シリンダー部102の底面及び内周面並びにピストン111の下端面によって第1空間部107が画定され、シリンダー部102の内周面、シリンダー蓋103の下端面及びピストン111の上端面によって第2空間部108が画定される。シリンダー本体104はさらに、第1及び第2空間部107及び108と外部のエアー供給機器等とをそれぞれ連通させるための第1及び第2の空気口109及び110を有する。
次に管体101及びそれに関連する部材について説明する。
変形可能な弾性体からなる管体101は、例えばフッ素ゴム系熱可塑性エラストマーから作製され、上述の基礎本体116に形成された溝117内に配置される(図1、図9及び図10参照)。流路に垂直な面で切った管体101の押圧されないときの流路すなわち開口部の断面形状は、図5(a)及び(b)に示されるように略紡錘形状を有する。より詳細には、管体101の押圧されないときの流路断面は、管体101が押圧される方向すなわち上下方向に互いに離れて形成された、断面中心から外向きに凸の2つの円弧又は曲線101aと、それらの円弧又は曲線の各々の両側になだらかに繋がって形成される、断面中心に向かって内向きに凸の計4つの円弧又は曲線101bとを有する。さらに4つの内向き曲線101bが有する、2つの外向き曲線101aに繋がる端部とは反対側の端部の各々は、協働して適当な鋭角αを形成するように互いに接続される(図5(a))。あるいはさらに、それらの接続部において適当な丸みを有してもよい(図5(b))。また管体101の断面の外縁の形状については、図示されるように管体101の流路断面形状と略相似(すなわち管体101の肉厚が全体にわたり概ね均一)であることが好ましいが、例えば管体101が十分に柔軟である場合、矩形等の他の形状であってもよい。このような流路断面形状によれば、4つの内向き曲線101bの端部が鋭角を形成して接続されることにより、押圧されたときの管体101の閉止が円形断面の管体より容易になり、さらに、外向きの曲線101aを有することにより、押圧が解除されたときの管体101の元の形状への復元力が菱形断面の管体より大きくなる。従って管体101は、従来の円形断面の管体より小さい押圧力で完全に閉止可能であり、かつ押圧が解除されたときに直ちに元の形状に復元することができる。また外向きの曲線101aを有する紡錘形状は、全体として菱形断面形状より円形に近いので、圧力損失が比較的小さく、かつ流体の滞留が少ないという長所も有する。
さらに管体101は、少なくともその内面すなわち流体接触部が、互いに密着してしまうことを防止する非自己粘着層を有することができる。このような非自己粘着層としては、例えば、フッ素樹脂被膜又はコーティングが好適である。図5(a)及び(b)においては、管体101の上下の流体接触部101c及び101dがフッ素樹脂被膜101eを有する。この非自己粘着層と前述の紡錘形状断面とを利用することにより、閉止状態の管体101の押圧が解除されて管体101が再び開こうとしたときに、流体接触部101c及び101dが互いに粘着してしまい十分な断面積の流路が得られず、結果として流量が低下するという不具合をより確実に防止することができる。
管体101に接続される連結体121は、図6に示されるように、流体が流れる配管等(図示せず)に接続するための接続部125を一方の端部に有し、管体101の端部に挿入されて流体の連通を可能にする挿入部123を他方の端部に有する。さらに連結体121は、シリンダー本体104と基礎本体116との間に正確に位置するために、挿入部123と接続部125との間に後述する管体挟み120より高さが若干低い鍔部124を有することが好ましい。挿入部123は、図7に示されるように、管体101内に気密式又は液密式に挿入するように構成された紡錘断面形状を有する。
管体101と連結体121の挿入部123との接続を確実にするために、管体101の両端部の各々をその外周から締め付ける管体挟み120が取付けられる。管体挟み120は、図8に示されるように、管体101の断面形状と略同一の断面形状を有する貫通孔120aを有し、さらにその貫通孔120aの一部を開放する開放部120bを有する。開放部120bがあることにより、管体挟み120が金属等の比較的剛性の高いから作製されている場合であっても、管体挟み120は断面方向にいくらか弾性変形可能であり、管体101と連結体121の挿入部123とをより確実に締結することができる。
基礎本体116は、図4に示されるように、管体101を受容するための溝117と、管体挟み120及び連結体121の鍔部124を受容するための嵌合溝118とを有する。さらに基礎本体116は、嵌合溝118に隣接する端部に、連結体121の接続部125を受容する連結体受け126用の凹部を有することが好ましい。同様にシリンダー本体104は、図3に示されるように、管体挟み120及び連結体121の鍔部124を受容するための嵌合溝119を有する。すなわち、基礎本体116の嵌合溝118及びシリンダー本体104の嵌合溝119は、連結体121を上下から挟むように構成される。
次にピンチバルブ100の動作を図9及び図10を用いて説明する。図9に示される閉状態において、前述の第1空気口109から第1空間部107内に圧気を供給するとともに第2空間部108内の空気を第2空気口110から排出すると、空気圧によりピストン111がシリンダー部102に対して上方に摺動し、それに伴ってピストン111の押圧体115も上昇する。次に押圧体115の上端面が長円状スリット106の上端面に当接してピストン111の上昇が停止する。このとき押圧体115は、管体101に接触していないかあるいは管体101に僅かに接触している状態であり、故に管体101は元の形状に復元してピンチバルブは開状態(図10)となる。
逆にピンチバルブを開状態から閉状態にするときは、図10に示される開状態において、第2空気口110から第2空間部108内に圧気を供給するとともに第1空間部107内の空気を第1空気口109から排出する。それによりピストン111はシリンダー部102に対して下方に摺動し、それに伴ってピストン111の押圧体115も下降する。次にピストン111の下端面がシリンダー102の底面に当接してピストン111の下降が停止し、そのとき押圧体115は管体101を押圧してピンチバルブ100を図9のような閉状態にする。長円状スリット106は、押圧体115が連結部113の上下方向の軸について回転しないように、押圧体115を保持する機能を有する。
次に図11〜図13は、本発明の第2の実施形態の逆作動式ピンチバルブ200を示す。ここで第1の実施形態の構成要素と同様の構成要素には、第1の実施形態における参照符号に100を足した参照符号を用いるものとする。ピンチバルブ200のシリンダー本体204のシリンダー部202内には、ばね227が、ピストン211の上端面とシリンダー蓋203の下端面との間に挟持された状態で配置される。図示例では1つのばねが使用されているが、必要とされる付勢力に応じて複数のばねを使用することもできる。他の構成要素は第1の実施形態と同様である。
次にピンチバルブ200の動作を図12及び図13を用いて説明する。ピンチバルブ200を閉状態から開状態にする場合は、図12に示される閉状態において、第1空気口209から第1空間部207内に圧気を供給する。それにより空気圧によりばね227が圧縮されてピストン211がシリンダー部202に対して上方に摺動し、それに伴ってピストン211の連結部213の押圧体215も上昇する。次に押圧体215の上端面が長円状スリット206の上端面に当接してピストン211の上昇が停止する。このとき押圧体215は、管体201に接触していないかあるいは管体201に僅かに接触している状態であり、故に管体201は元の形状に復元してピンチバルブは開状態(図13)となる。
ばね227を有することにより、ピンチバルブ200は逆作動弁として作用する。すなわち、ピンチバルブを開状態から閉状態にするときは、図13に示される開状態において、第1空間部207内の空気を第2空気口210から排出するだけで、圧縮されたばね227の付勢力によりピストン211はシリンダー部202に対して下方に摺動し、それに伴ってピストン211の押圧体215も下降する。次にピストン211の下端面がシリンダー202の底面に当接してピストン211の下降が停止し、そのとき押圧体215は管体201を押圧してピンチバルブ200を図12のような閉状態にする。
次に図14〜図16は、本発明の第3の実施形態の正作動式ピンチバルブ300を示す。ここで第1の実施形態の構成要素と同様の構成要素には、第1の実施形態における参照符号に200を足した参照符号を用いるものとする。ピンチバルブ300のシリンダー本体304のシリンダー部302内には、ばね327が、ピストン311の下端面とシリンダー部302の底面との間に挟持された状態で配置される。図示例では1つのばねが使用されているが、必要とされる付勢力に応じて複数のばねを使用することもできる。さらに、シリンダー部302の上部にはストッパー328が設けられ、それによりピストン311の下限が規定される。ストッパー328は、図示されるようなシリンダー部302の全周にわたる微小な段差(すなわちストッパー328より下方のシリンダー部302の内径は、ピストン311の外径より僅かに小さい)であってもよいし、シリンダー部302の一部に設けられる突部のようなものであってもよい。他の構成要素は第1の実施形態と同様である。
次にピンチバルブ300の動作を図15及び図16を用いて説明する。ピンチバルブ300を開状態から閉状態にする場合は、図15に示される開状態において、第2空気口310から第2空間部308内に圧気を供給する。それにより空気圧によりばね327が圧縮されてピストン311がシリンダー部302に対して下方に摺動し、それに伴ってピストン311の連結部313の押圧体315も下降する。次にピストン311の下端面がシリンダー302上部のストッパー328に当接してピストン311の下降が停止し、そのとき押圧体315は管体301を押圧してピンチバルブ300を図16のような閉状態にする。
ばね327を有することにより、ピンチバルブ300は正作動弁として作用する。すなわち、ピンチバルブを閉状態から開状態にするときは、図16に示される閉状態において、第2空間部308内の空気を第2空気口310から排出するだけで、圧縮されたばね327の付勢力によりピストン311はシリンダー部302に対して上方に摺動し、それに伴ってピストン311の押圧体315も上昇する。次にピストン311の上端面がシリンダー蓋303の下端面に当接してピストン311の上昇が停止し、そのとき押圧体315は、管体301に接触していないかあるいは管体301に僅かに接触している状態であり、故に管体301は元の形状に復元してピンチバルブは開状態(図15)となる。
本発明に係るピンチバルブにおいて、管体を完全に閉止させるための押圧力がどの程度低減されるかを確認する試験を行った。図17を参照しながら以下に説明する。
事前に本発明に係るピンチバルブ100のシリンダー蓋103を取外し、適当な治具30を用いて、オートグラフ等の適当な測定機器31を、ピストン111を直接押し下げることができるように取付けた。またピンチバルブ100の連結体121の接続部125をナット29を用いて外部配管32に接続した。次にピンチバルブ100の一方の接続部125に圧力0.3MPa(3kgf/cm2)の空気を流入させ、さらにオートグラフ31によりピストン111を徐々に下降させて管体101を全閉状態に近づけた。他方の接続部125からの空気の流出が完全に停止したとき(すなわちピンチバルブ全閉状態)のオートグラフ31の押圧力を測定した。同様の測定を従来の円形断面の管体を有するピンチバルブについても行い、それぞれの押圧力を比較した。
上記試験の結果、本発明に係るピンチバルブにおけるバルブ全閉に必要な押圧力は平均1.4MPa(14kgf/cm2)であり、従来のピンチバルブにおけるバルブ全閉に必要な押圧力は平均2.3MPa(23.5kgf/cm2)であった。すなわち、本発明に係るピンチバルブの全閉に必要な押圧力は従来の約60%に低減された。
本発明の第1の実施形態のピンチバルブの縦断面図である。 固定ボルト、ピストン及び押圧体の分解図である。 シリンダー本体の底面図である。 基礎本体の上面図である。 (a)好適な管体の断面図であり、(b)(a)の好適な変形例である。 連結体の側面図である。 連結体の端面図である。 管体挟みの断面図である。 図1のピンチバルブの閉状態を示す縦断面図である。 図1のピンチバルブの開状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態のピンチバルブの縦断面図である。 図11のピンチバルブの閉状態を示す縦断面図である。 図11のピンチバルブの開状態を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施形態のピンチバルブの縦断面図である。 図14のピンチバルブの開状態を示す縦断面図である。 図14のピンチバルブの閉状態を示す縦断面図である。 ピンチバルブの管体に対する押圧力を測定するための試験装置の概略断面図である。
符号の説明
100、200、300…ピンチバルブ
101、201、301…管体
104、204、304…シリンダー本体
111、211、311…ピストン
115、215、315…押圧体
116、216、316…基礎本体
121、221、321…連結体

Claims (5)

  1. 管体を有し、該管体を押圧することにより流路を閉止するピンチバルブにおいて、流路方向に垂直な面で切った前記管体の押圧されないときの開口部の流路断面形状が略紡錘形状であることを特徴とする、ピンチバルブ。
  2. 前記管体の前記押圧されないときの開口部の流路断面形状は、該管体が押圧される方向に互いに離れて形成される、断面中心から外向きに凸の2つの曲線と、該2つの曲線の各々の両側になだらかに繋がって形成される、断面中心に向かって内向きに凸の4つの曲線とを有し、さらに該内向きに凸の4つの曲線が有する、前記外向きに凸の2つの曲線に繋がる端部とは反対側の端部の各々は、協働して鋭角を形成するように互いに接続される、請求項1に記載のピンチバルブ。
  3. 前記管体の少なくとも内面が非自己粘着層を有する、請求項1又は2に記載のピンチバルブ。
  4. 前記非自己粘着層がフッ素樹脂被膜である、請求項3に記載のピンチバルブ。
  5. 前記管体の2つの端部の各々に挿入される挿入部を有する2つの連結体と、前記管体の前記開口部の前記断面形状と略同一の断面形状を有する貫通孔及び該貫通孔の一部を開放する開放部を有するとともに前記管体の前記端部の各々を外周から締め付けるように構成された管体挟みとを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピンチバルブ。
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