JP2009001171A - 新交通車両用空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】新交通車両用空気入りタイヤ1の耐偏摩耗性能を十分に高めて、新交通車両用空気入りタイヤ1の摩耗寿命を向上させること。
【解決手段】トレッド3にタイヤ周方向Cへ延びた複数本の主溝5,7が設けられ、複数本の主溝5,7及び両トレッド端Eによってタイヤ周方向Cへ延びた複数本のリブ9,11,13がタイヤ幅方向Wに沿って区画され、トレッド3に横切るように延びた複数本のオープンサイプ15がタイヤ周方向Cに間隔を置いて設けられ、各リブ9(11,13)が複数本のオープンサイプ15によって複数の分割リブ17(19,21)にタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割され、ショルダー領域のリブ13の内側部分に、タイヤ周方向Cへ延びた細溝23が設けられていること。
【選択図】図1
【解決手段】トレッド3にタイヤ周方向Cへ延びた複数本の主溝5,7が設けられ、複数本の主溝5,7及び両トレッド端Eによってタイヤ周方向Cへ延びた複数本のリブ9,11,13がタイヤ幅方向Wに沿って区画され、トレッド3に横切るように延びた複数本のオープンサイプ15がタイヤ周方向Cに間隔を置いて設けられ、各リブ9(11,13)が複数本のオープンサイプ15によって複数の分割リブ17(19,21)にタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割され、ショルダー領域のリブ13の内側部分に、タイヤ周方向Cへ延びた細溝23が設けられていること。
【選択図】図1
Description
本発明は、地下鉄、モノレール等の新交通車両に装着される新交通車両用空気入りタイヤに関する。
近年、地下鉄、モノレール等の新交通車両においても、乗り心地性、騒音の低減性等の観点から、タイヤ内部に高圧の空気を充填した空気入りタイヤが用いられるようになっており、新交通車両用空気入りタイヤの先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがあって、その特徴部分の構成は、次のようになる。
即ち、先行技術に係る新交通車両用空気入りタイヤのトレッドには、タイヤ周方向へジグザグ状に延びた複数本の主溝が設けられており、複数本の主溝及び両トレッド端によって、タイヤ周方向へ延びた複数本のリブがタイヤ幅方向に沿って区画されている。また、タイヤ幅方向のエッジ成分を十分に確保してウェット性能を向上させるため、トレッドには、横切るように延びた複数本のオープンサイプがタイヤ周方向に間隔を置いて設けられている。そして、各リブは、複数本のオープンサイプによって複数の分割リブ(ブロック部)にタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割(区画)されている。
特開昭63−291705号公報
特開昭63−149205号公報
ところで、高内圧・高荷重の下で走行する新交通車両用空気入りタイヤにあっては、ショルダー領域のリブ(ショルダーリブ)の接地圧が特に高く、ショルダーリブにおける複数の分割リブの剛性が同一でない場合には、複数の分割リブの摩耗仕事量(ブレーキングフォース×滑り量に比例する値)に差が生じ、サイドフォースの入力によってショルダーリブにおけるいずれかの分割リブの内側部分(タイヤ幅方向の内側部分)に偏摩耗の核が発生して易くなる。一方、ショルダーリブにおけるいずれかの分割リブの内側部分に偏摩耗の核が発生すると、偏摩耗の核がタイヤ幅方向の外側に進展してスポット摩耗まで早期に成長することになり、新交通車両用空気入りタイヤの摩耗寿命を向上させることが困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の新交通車両用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及び両トレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数本のリブがタイヤ幅方向に沿って区画され、前記トレッドに横切るように延びた複数本のオープンサイプがタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各前記リブが複数本の前記オープンサイプによって複数の分割リブ(ブロック部)にタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割(区画)された新交通車両用空気入りタイヤにおいて、ショルダー領域の前記リブ(ショルダーリブ)の内側部分(タイヤ幅方向の内側部分)に、タイヤ周方向へ延びた細溝が設けられていることを要旨とする。
第1の特徴によると、前記ショルダーリブの内側部分にタイヤ周方向へ延びた前記細溝が設けられているため、サイドフォースの入力があっても、前記ショルダーリブの前記分割リブにおける前記細溝と前記主溝との間の部分に入力方向の逃げが生じ、前記ショルダーリブの前記分割リブのスリップ量を低減することができる。これにより、前記ショルダーリブにおける複数の前記分割リブの剛性が同一でない場合であっても、前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生することを抑制できる。
同じ理由により、仮に前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生しても、偏摩耗の核が前記細溝を越えてタイヤ幅方向の外側へ進展してスポット摩耗に成長することを阻止できる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及び両トレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数本のリブがタイヤ幅方向に沿って区画され、前記トレッドに横切るように延びた複数本のオープンサイプがタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各前記リブが複数本の前記オープンサイプによって複数の分割リブ(ブロック部)にタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割(区画)された新交通車両用空気入りタイヤにおいて、ショルダー領域の前記リブ(ショルダーリブ)の内側部分(タイヤ幅方向の内側部分)に、複数の細溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられていることを要旨とする。
第2の特徴によると、前記ショルダーリブの内側部分に複数の前記細溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられているため、サイドフォースの入力があっても、前記ショルダーリブの前記分割リブにおける前記細溝と前記主溝との間の部分に入力方向の逃げが生じ、前記ショルダーリブの前記分割リブのスリップ量を低減することができる。これにより、前記ショルダーリブにおける複数の前記分割リブの剛性が同一でない場合であっても、前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生することを抑制できる。
同じ理由により、仮に前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生しても、偏摩耗の核が前記細溝を越えてタイヤ幅方向の外側へ進展してスポット摩耗に成長することを阻止できる。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、ショルダー領域の前記リブは、前記主溝によってタイヤ幅方向の内側へ突出しかつタイヤ周方向に間隔を置いて並んだ複数の凸部を有し、複数の前記凸部に、前記細溝がそれぞれ設けられていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記細溝がショルダー領域の前記リブにおける前記主溝側のリブ端からリブ幅の10〜25%だけ離れて配置されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴に加えて、前記細溝の溝幅が2mm以下であることを要旨とする。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記細溝の溝深さが前記主溝の溝深さの50〜110%であることを要旨とする。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記ショルダーリブにおける複数の前記分割リブの剛性が同一でない場合であっても、前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生することを抑制でき、かつ、仮に前記ショルダーリブにおけるいずれかの前記分割リブに偏摩耗の核が発生しても、偏摩耗の核が前記細溝を越えてタイヤ幅方向の外側へ進展してスポット摩耗に成長することを阻止できるため、新交通車両用空気入りタイヤの耐偏摩耗性能を十分に高めて、新交通車両用空気入りタイヤの摩耗寿命を向上させることができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1を参照して説明する。
第1の実施形態について図1を参照して説明する。
ここで、図1は、第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤの一部分の平面展開図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1は、地下鉄、モノレール等の新交通車両に装着される空気入りタイヤであって、この新交通車両用空気入りタイヤ1の特徴部分の構成は、次のようになる。
即ち、新交通車両用空気入りタイヤ1におけるトレッド3のセンター領域には、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びた一対のセンター主溝5がタイヤ赤道面Tに重なるように設けられており、トレッド3の両ショルダー領域には、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びた一対のショルダー主溝7が一対のセンター主溝5を挟むように設けられている。なお、センター主溝5及びショルダー主溝7は、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びる代わりに、タイヤ周方向Cへ波状に延びるようにしても構わない。
複数本の主溝(一対のセンター主溝5、一対のショルダー主溝7)及び両トレッド端Eによってタイヤ周方向Cへ延びた複数本のリブ(センターリブ9、一対のセカンドリブ11、一対のショルダーリブ13)がタイヤ幅方向Wに沿って区画されている。具体的には、一対のセンター主溝5によって、タイヤ周方向Cへ延びたセンターリブ9が区画され、近接関係(隣接関係)にあるセンター主溝5とショルダー主溝7によって、タイヤ周方向Cへ延びたセカンドリブ11が区画され、近接関係にあるショルダー主溝7とトレッド端Eによって、タイヤ周方向Cへ延びたショルダーリブ13が区画されている。
トレッド3には、横切るように延びた複数本のオープンサイプ15がタイヤ周方向Cに間隔を置いて設けられており、各オープンサイプ15の一端は、一方のトレッド端E側にそれぞれ開口されてあって、各オープンサイプ15の他端は、他方のトレッド端E側にそれぞれ開口されている。また、各オープンサイプ15は、タイヤ幅方向Wに対してそれぞれ傾斜(平面視左上がりに傾斜)している。そして、センターリブ9は、複数本のオープンサイプ15によって複数の分割リブ(ブロック部)17にタイヤ周方向Cに沿って分割(区画)され、各セカンドリブ11は、複数本のオープンサイプ15によって複数の分割リブ19にタイヤ周方向Cに沿ってそれぞれ分割され、各ショルダーリブ13は、複数本のオープンサイプ15によって複数の分割リブ21にタイヤ周方向Cに沿ってそれぞれ分割されている。
次に、第1の実施形態の要部について説明する。
各ショルダーリブ13の内側部分(タイヤ幅方向Wの内側部分)には、タイヤ周方向Cへ延びた細溝23がそれぞれ設けられている。これにより、サイドフォースの入力があっても、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分に入力方向の逃げが生じ、ショルダーリブ13の分割リブ21のスリップ量を低減することができる。
そして、細溝23は、好ましくは、ショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端からリブ幅jの10〜25%だけ離れて配置されている。ここで、細溝23をショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端からリブ幅jの10%以上離れて配置されるようにしたのは、細溝23がリブ幅jの10%未満しか離れていないと、サイドフォースの入力による、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分の逃げ量が大きくなりすぎて、ショルダーリブ13の分割リブ21にもげ(欠落)が生じ易くなるからである。一方、細溝23をショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端からリブ幅jの25%を超えて離れないようにしたのは、細溝23がリブ幅jの25%を超えると、サイドフォースの入力による、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分の逃げ量が小さすぎて、ショルダーリブ13の分割リブ21のスリップ量を十分に低減できず、また、ショルダーリブ13における細溝23とショルダー主溝7との間の部分が独立したリブとして作用し、ショルダーリブ13における細溝23とショルダー主溝7との間の部分に偏摩耗が発生し易くなるからである。
また、細溝23の溝幅は、好ましくは、2mm以下である。ここで、細溝23の溝幅を2mm以下にしたのは、細溝23の溝幅が2mmを越えると、走行時に細溝23の両溝壁が十分に接触することができず、サイドフォースの入力を分散することが困難になるからである。
更に、細溝23の溝深さは、好ましくは、主溝(センター主溝5、ショルダー主溝7)の溝深さの50〜110%である。ここで、細溝23の溝深さを主溝5,7の溝深さの50%以上としたのは、細溝23の溝深さが主溝5,7の溝深さの50%未満であると、サイドフォースの入力による、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分の逃げ量が小さすぎて、ショルダーリブ13の分割リブ21のスリップ量を十分に低減できできないからである。一方、細溝23の溝深さを主溝5,7の溝深さの110%以下としたのは、細溝23の溝深さが主溝5,7の溝深さの110%を超えると、サイドフォースの入力による、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分の逃げ量が大きくなりすぎて、ショルダーリブ13の分割リブ21にもげ(欠落)が生じ易くなるからである。
続いて、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
各ショルダーリブ13の内側部分にタイヤ周方向Cへ延びた細溝23がそれぞれ設けられているため、前述のように、サイドフォースの入力があっても、ショルダーリブ13の分割リブ21における細溝23とショルダー主溝7との間の部分に入力方向の逃げが生じ、ショルダーリブ13の分割リブ21のスリップ量を低減することができる。これにより、ショルダーリブ13における複数の分割リブ17の剛性が同一でない場合であっても、ショルダーリブ13におけるいずれかの分割リブ21に偏摩耗の核が発生することを抑制できる。
同じ理由により、仮にショルダーリブ13におけるいずれかの分割リブ21に偏摩耗の核が発生しても、偏摩耗の核が細溝23を越えてタイヤ幅方向Wの外側へ進展してスポット摩耗に成長することを阻止できる。
従って、第1の実施形態によれば、新交通車両用空気入りタイヤ1の耐偏摩耗性能を十分に高めて、新交通車両用空気入りタイヤ1の摩耗寿命を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図4を参照して説明する。
第2の実施形態について図4を参照して説明する。
ここで、図4は、第2の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤの一部分の平面展開図である。
図4に示すように、第2の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ25は、第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1と略同じ構成を有しており、第2の実施形態の要部は、次のようになる。なお、第2実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ25における複数の構成要素のうち、第1実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
第2の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ25にあっては、第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1と異なり、主溝5,7の溝ピッチp及び溝振り幅fが大きくなっており、各ショルダーリブ13は、タイヤ幅方向Wの外側へ突出しかつタイヤ周方向Cに間隔を置いて並んだ複数の凸部27をそれぞれ有している。
そして、各ショルダーリブ13の複数の凸部27には、細溝29が輪郭(凸部27の輪郭)に沿ってそれぞれ設けられている。また、第1の実施形態と同様に、好ましくは、細溝29は、ショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端からリブ幅の10〜25%だけ離れて配置しており、細溝29の溝幅は、2mm以下であって、細溝29の溝深さは、主溝5,7の溝深さの50〜110%である。
ここで、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(第1の実施例)
第1の実施例について図2及び図3を参照して説明する。
第1の実施例について図2及び図3を参照して説明する。
ここで、図2は、発明品1としての新交通車両用空気入りタイヤの一部分の平面展開図、図3は、比較品1としての新交通車両用空気入りタイヤの一部分の平面展開図である。
第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1(オープンサイプ15の本数:200本、オープンサイプ15の傾斜角:平面視左上がり15°、オープンサイプ15のサイプ深さ:8mm、ショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端から細溝23の距離:5mm、細溝23の溝幅:1mm、細溝23の溝深さ:10mm)を発明品1として、第1の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ1から細溝23を省略した第1の比較例に係る新交通車両用空気入りタイヤ1’(図3参照)を比較品1として、タイヤサイズ13.50/80R16の下でそれぞれ試作した。次に、発明品1及び比較品1をリムに組み付けて、900kPaの空気を充填して、モノレールにそれぞれ装着する。
そして、所定の荷重(空車時:3300kg、満車時:4300kg)の下で、発明品1及び比較品1を走行させて、発明品1及び比較品1の摩耗状況を観察すると、5万km走行時において、図3に示すように、比較品1についてはスポット摩耗が確認されたのに対して、図2に示すように、発明品1についてはスポット摩耗が確認されなかった。また、比較品1については摩耗寿命時の走行距離が8.5万kmであったのに対して、発明品1については摩耗寿命時の走行距離が12万kmであった。つまり、発明品1は、比較品1に比べて、耐偏摩耗性能を十分に高めて、摩耗寿命を向上させることができた。
(第2の実施例)
第2の実施例について説明する。
第2の実施例について説明する。
第2の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ25(オープンサイプ15の本数:240本、オープンサイプ15の傾斜角:平面視左上がり15°、オープンサイプ15のサイプ深さ:10mm、ショルダーリブ13におけるショルダー主溝7側のリブ端から細溝29の距離:4mm、細溝29の溝幅:1.5mm、細溝29の溝深さ:10mm)を発明品2として、第2の実施形態に係る新交通車両用空気入りタイヤ25から細溝29を省略した第2の比較例に係る新交通車両用空気入りタイヤ(図示省略)を比較品2として、タイヤサイズ13.50/80R16の下でそれぞれ試作した。次に、発明品2及び比較品2に900kPaの空気を充填して、モノレールにそれぞれ装着する。
そして、所定の荷重(空車時:3300kg、満車時:4300kg)の下で、発明品2及び比較品2を走行させて、発明品2及び比較品2の摩耗状況を観察すると、比較品2については、15万km走行時においてスポット摩耗が確認されたのに対して、発明品2については、18.5万kmにおいてもスポット摩耗が確認されなかった。つまり、発明品2は、比較品2に比べて、耐偏摩耗性能を十分に高めて、摩耗寿命を向上させることができた。
C タイヤ周方向
E トレッド端
W タイヤ幅方向
1 新交通車両用空気入りタイヤ
3 トレッド
5 センター主溝
7 ショルダー主溝
9 センターリブ
11 セカンドリブ
13 ショルダーリブ
15 オープンサイプ
17 分割リブ
19 分割リブ
21 分割リブ
23 細溝
25 新交通車両用空気入りタイヤ
27 凸部
29 細溝
E トレッド端
W タイヤ幅方向
1 新交通車両用空気入りタイヤ
3 トレッド
5 センター主溝
7 ショルダー主溝
9 センターリブ
11 セカンドリブ
13 ショルダーリブ
15 オープンサイプ
17 分割リブ
19 分割リブ
21 分割リブ
23 細溝
25 新交通車両用空気入りタイヤ
27 凸部
29 細溝
Claims (6)
- トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及び両トレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数本のリブがタイヤ幅方向に沿って区画され、前記トレッドに横切るように延びた複数本のオープンサイプがタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各前記リブが複数本の前記オープンサイプによって複数の分割リブにタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割された新交通車両用空気入りタイヤにおいて、
ショルダー領域の前記リブの内側部分に、タイヤ周方向へ延びた細溝が設けられていることを特徴とする新交通車両用空気入りタイヤ。 - トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及び両トレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数本のリブがタイヤ幅方向に沿って区画され、前記トレッドに横切るように延びた複数本のオープンサイプがタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各前記リブが複数本の前記オープンサイプによって複数の分割リブにタイヤ周方向に沿ってそれぞれ分割された新交通車両用空気入りタイヤにおいて、
ショルダー領域の前記リブの内側部分に、複数の細溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられていることを特徴とする新交通車両用空気入りタイヤ。 - ショルダー領域の前記リブは、前記主溝によってタイヤ幅方向の内側へ突出しかつタイヤ周方向に間隔を置いて並んだ複数の凸部を有し、複数の前記凸部に、前記細溝がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の新交通車両用空気入りタイヤ。
- 前記細溝がショルダー領域の前記リブにおける前記主溝側のリブ端からリブ幅の10〜25%だけ離れて配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の新交通車両用空気入りタイヤ。
- 前記細溝の溝幅が2mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の新交通車両用空気入りタイヤ。
- 前記細溝の溝深さが前記主溝の溝深さの50〜110%であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の新交通車両用空気入りタイヤ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164302A JP2009001171A (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | 新交通車両用空気入りタイヤ |
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JP (1) | JP2009001171A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10000092B2 (en) | 2015-02-27 | 2018-06-19 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
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2007
- 2007-06-21 JP JP2007164302A patent/JP2009001171A/ja active Pending
Cited By (1)
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US10000092B2 (en) | 2015-02-27 | 2018-06-19 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
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