JP2006193051A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 氷雪路面における氷雪性能を確保するとともに、ショルダー陸部の剛性の低下を抑制する空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部15において、タイヤ周方向に向かって設けられた複数の周方向主溝2と、トレッド幅方向に向かって設けられた複数の幅方向副溝3とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部4a,4b,5a,5b,6,7a,7bを有する空気入りタイヤ1であって、トレッド部15が接地するトレッド接地幅の端部である接地端部Eを少なくとも含み、トレッドショルダー部S1,S2に位置するショルダー陸部7a,7bにトレッド幅方向に向かって形成されたショルダーサイプ71,72の幅(W7)は、トレッドセンター部Cに位置するセンター陸部6にトレッド幅方向に向かって形成されたセンターサイプ61の幅(W6)よりも狭いことを要旨とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、周方向主溝と幅方向副溝とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部を有する空気入りタイヤに関し、特に、ショルダー陸部の剛性の低下を抑制する空気入りタイヤに関する。
従来、いわゆるスタットレスタイヤと呼ばれる空気入りタイヤは、氷雪路面における氷雪性能(排水性能や直進性能、旋回性能、停止性能などの総合的な性能)を向上させる手段として、トレッド部において、タイヤ周方向に向かって設けられた複数の周方向主溝と、トレッド幅方向に向かって設けられた複数の幅方向副溝とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部にトレッド幅方向に向けてサイプを形成することが知られている。
例えば、トレッドショルダー部に位置するショルダー陸部に形成されたショルダーサイプの幅が、トレッドセンター部に位置するセンター陸部に形成されたセンターサイプの幅よりも広くすることで、さらに氷雪路面における旋回性能(直進から旋回する能力)が向上する乗用車用の空気入りタイヤが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−142035号公報(第2頁−第3頁、第1図)
しかしながら、従来の空気入りタイヤでは、ショルダーサイプの幅がセンターサイプの幅よりも広いことにより、当該ショルダー陸部の剛性が低下してしまうため、ショルダー陸部の耐摩耗性が低下してしまうという問題があった。また、積載量が多い1ボックス・バン系車輌に装着される商用タイヤの場合においては、ショルダー陸部の剛性が低下することに伴い、当該ショルダー陸部の耐摩耗性がさらに低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、氷雪路面における氷雪性能を確保するとともに、ショルダー陸部の剛性の低下を抑制する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の特徴は、トレッド部(トレッド部15)において、タイヤ周方向に向かって設けられた複数の周方向主溝(周方向主溝2)と、トレッド幅方向に向かって設けられた複数の幅方向副溝(幅方向副溝3)とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部(陸部4a,4b,5a,5b,6,7a,7b)を有する空気入りタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、トレッド部が接地するトレッド接地幅の端部である接地端部(接地端部E)を少なくとも含み、トレッドショルダー部(トレッドショルダー部S1,S2)に位置するショルダー陸部(ショルダー陸部7a,7b)にトレッド幅方向に向かって形成されたショルダーサイプ(ショルダーサイプ71,72)の幅(W7)は、トレッドセンター部(トレッドセンター部C)に位置するセンター陸部(センター陸部6)にトレッド幅方向に向かって形成されたセンターサイプ(センターサイプ61)の幅(W6)よりも狭いことを要旨とする。
かかる発明によれば、センター陸部及びショルダー陸部にセンターサイプ及びショルダーサイプが形成されていることによって、氷雪路面でのエッジ効果が十分得られ、氷雪路面における氷雪性能を確保することができる。
また、ショルダーサイプの幅がセンターサイプの幅よりも狭いことによって、ショルダー陸部の剛性の低下を抑制し、特に摩耗しやすい当該ショルダー陸部の耐摩耗性が向上する。この空気入りタイヤは、積載量が多く、偏摩耗(ショルダー摩耗や片側摩耗)が発生しやすい1ボックス・バン系車輌に装着されることが好適である。
また、ショルダー陸部の耐摩耗性が向上することにより、偏摩耗(ショルダー摩耗や片落ち摩耗、多角形摩耗)の発生を抑制することができる。ここで、多角形摩耗とは、偏摩耗(ショルダー摩耗や片落ち摩耗)がトレッドショルダー部に向かって斜め後方に進展し、最終的に8角形〜12角形程度の多角形になる摩耗である。
また、本発明において、ショルダーサイプの幅(W7)が0.1〜0.4mmであり、ショルダーサイプの幅(W7)とセンターサイプの幅(W6)との差が0.1〜0.3mmであることを要旨とする。
かかる発明によれば、ショルダーサイプの幅が0.1〜0.4mmであり、ショルダーサイプの幅とセンターサイプの幅との差が0.1〜0.3mmであることによって、ショルダー陸部の剛性の低下をさらに抑制することができ、ショルダー陸部の耐摩耗性がさらに向上する。
また、本発明において、ショルダーサイプが、トレッド接地幅においてタイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)から35%の位置(35%の位置F)よりもトレッド幅方向外側に形成されていることを要旨とする。
かかる発明によれば、ショルダーサイプが、トレッド接地幅においてタイヤ赤道線から35%の位置よりもトレッド幅方向外側に配置されていることによって、当該35%の位置よりもタイヤ赤道線側(すなわち、氷雪性能に寄与が高いセンター陸部)で氷雪性能を確保し、当該35%の位置よりもトレッド幅方向外側(摩耗しやすいショルダー陸部)で耐摩耗性を向上させることができる。
また、本発明において、ショルダー陸部に隣接するショルダー周方向主溝(周方向主溝2a)の幅(W2a)は、センター陸部に隣接するセンター周方向主溝(周方向主溝2)の幅(W2)の25〜35%であり、ショルダー周方向主溝の深さ(D2a)は、センター周方向主溝の深さ(D2)の50〜70%であることを要旨とする。
かかる発明によれば、ショルダー周方向主溝の幅がセンター周方向主溝の幅の25〜35%であり、かつショルダー周方向主溝の深さがセンター周方向主溝の深さの50〜70%であることによって、ショルダー陸部で摩耗が発生した場合であっても、当該ショルダー周方向主溝で摩耗の進行を堰き止めることができる。このことにより、氷雪性能に寄与が高いセンター陸部で摩耗が発生しにくくなり、氷雪性能を確保することができる。
本発明によれば、氷雪路面における氷雪性能を確保するとともに、ショルダー陸部の剛性の低下を抑制する空気入りタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(空気入りタイヤの構成)
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド幅方向断面図である。図1に示すように、空気入りタイヤ1は、少なくともビードコア11a及びビードフィラ11bを含む1対のビード部11を有している。具体的には、ビード部11を構成するビードコア11aには、スチールコードなどが用いられる。
空気入りタイヤ1は、空気入りタイヤ1の骨格となるカーカス層12を有している。また、カーカス層12のタイヤ径方向外側には、ベルト層13(第1ベルト層13a及び第2ベルト層13b)が配置されている。さらに、ベルト層13のタイヤ径方向外側には、路面と接するトレッド部15が配置されている。
次に、図2を参照して、上述したトレッド部15について説明する。図2は、空気入りタイヤ1のトレッド部15の展開図である。
図2に示すように、トレッド部15には、タイヤ周方向に向かって設けられた周方向主溝2a,2bと、トレッド幅方向に向かって設けられた幅方向副溝3とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部4a,4b,5a,5b,6,7a,7bが配置されている。
具体的には、トレッド部15が接地するトレッド接地幅の端部である接地端部Eを少なくとも含み、トレッドショルダー部S1,S2に位置するショルダー陸部7a,7bには、トレッド幅方向に向かってジグザク状のショルダーサイプ71,72が複数形成されている。
また、トレッドセンター部Cに位置するセンター陸部6には、トレッド幅方向に向かってジグザク状のセンターサイプ61が複数形成されている。なお、センター陸部6は、トレッドセンター部Cに配置されていればよく、例えば、タイヤ赤道線CLを含む配置されていてもよく、タイヤ赤道線CL近傍に配置されていてもよい。
さらに、トレッドセンター部Cとトレッドショルダー部S1,S2との間に設けられたミドル部M1,M2,M3,M4に位置するミドル陸部4a,4b,5a,5bには、それぞれジグザク状のミドルサイプ41,42,51,52が複数形成されている。
ここで、図3及び図4に示すように、ショルダー陸部7a,7bに設けられたショルダーサイプ71,72の幅(W7)は、センター陸部6に設けられたセンターサイプ61の幅(W6)よりも狭く形成されている。なお、ショルダー陸部7aとショルダー陸部7bとは同一の構成であるため、図3においては、ショルダー陸部7aのみ図示している。
ショルダーサイプ71,72の幅(W7)が0.1〜0.4mmであり、かつショルダーサイプ71,72の幅(W7)とセンターサイプ61の幅(W6)との差が0.1〜0.3mmであることが好ましい。この場合、ミドルサイプ41,42,51,52の幅は、センターサイプ61の幅(W6)と同一でもよく、センターサイプ61からショルダーサイプ71,72にかけて順に狭く構成されていてもよい。
ショルダーサイプ71,72の幅(W7)が0.1mmよりも小さいと、製造上困難となる場合がある。また、ショルダーサイプ71,72の幅(W7)が0.4mmよりも大きいと、ショルダー陸部7a,7bの剛性が低下してしまうことがある。
一方、ショルダーサイプ71,72の幅(W7)がセンターサイプ61の幅(W6)との差が0.1mmよりも小さいと、氷雪路面における排水性能の効果が十分得られないことがある。また、ショルダーサイプ71,72の幅(W7)がセンターサイプ61の幅(W6)との差が0.3mmよりも大きいと、ショルダー陸部7a,7bの剛性が低下してしまうことがある。
また、ショルダーサイプ71,72は、トレッド接地幅においてタイヤ赤道線CLから35%の位置Fよりもトレッド幅方向外側に配置されていることがさらに好ましい。
ショルダーサイプ71,72がタイヤ赤道線CLから35%の位置Fよりもトレッド幅方向内側に配置されると、センターサイプ61の幅(W6)よりも狭い幅であるショルダーサイプ71,72が氷雪性能に寄与が高い位置に配置されてしまうため、当該氷雪性能が低下してしまうことがある。
さらに、図5に示すように、ショルダー陸部7a,7bに隣接する周方向主溝2a(ショルダー周方向主溝)の幅(W2a)は、センター陸部6に隣接する周方向主溝2(センター周方向主溝)の幅(W2)の25〜35%であり、かつ周方向主溝2aの深さ(D2a)は、周方向主溝2の深さ(D2)の50〜70%であることが好ましい。
なお、ショルダー陸部7aとショルダー陸部7bとは同一の構成であり、かつミドル陸部4a,5aとミドル陸部4b,5bとは同一の構成であるため、図5においては、ショルダー陸部7a及びミドル陸部4a,5aのみ図示している。
周方向主溝2aの幅(W2a)が周方向主溝2の幅(W2)の25%に満たないと、車輌が旋回する際、当該周方向主溝2aが閉じてしまい、旋回性能が低下してしまうことがある。また、周方向主溝2aの幅(W2a)が周方向主溝2の幅(W2)の35%を超えると、当該周方向主溝2aに隣接する陸部(ミドル陸部4a,4bやショルダー陸部7a,7b)の剛性が低下してしまうことがある。
一方、周方向主溝2aの深さ(D2a)が周方向主溝2の深さ(D2)の50%に満たないと、当該周方向主溝2aの近傍で摩耗が発生した場合に、周方向主溝2aが早期になくなってしまい、氷雪性能(特に、排水性能や旋回性能)を確保することができないことがある。また、周方向主溝2aの深さ(D2a)が周方向主溝2の深さ(D2)の70%を超えると、当該周方向主溝2aに隣接する陸部(ミドル陸部4a,4bやショルダー陸部7a,7b)の剛性が低下してしまうことがある。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、センター陸部C及びショルダー陸部S1,S2にセンターサイプ6及びショルダーサイプ71,72が形成されていることによって、氷雪路面でのエッジ効果が十分得られ、氷雪路面における氷雪性能を確保することができる。
また、ショルダーサイプ71,72の幅(W7)がセンターサイプ6の幅(W6)よりも狭いことによって、ショルダー陸部7a,7bの剛性の低下を抑制し、特に摩耗しやすい当該ショルダー陸部7a,7bの耐摩耗性が向上する。
また、ショルダー陸部7a,7bの耐摩耗性が向上することにより、偏摩耗(ショルダー摩耗や片落ち摩耗、多角形摩耗)の発生を抑制することができる。
また、ショルダーサイプ71,72の幅(W7)が0.1〜0.4mmであり、かつショルダーサイプ71,72の幅(W7)とセンターサイプ6の幅(W6)との差が0.1〜0.3mmであることによって、ショルダー陸部7a,7bの剛性の低下をさらに抑制することができ、ショルダー陸部7a,7bの耐摩耗性がさらに向上する。
また、ショルダーサイプ71,72が、トレッド接地幅においてタイヤ赤道線CLから35%の位置Fよりもトレッド幅方向外側に配置されていることによって、当該35%の位置Fよりもタイヤ赤道線CL側(すなわち、氷雪性能に寄与が高いセンター陸部6)で氷雪性能を確保し、当該35%の位置Fよりもトレッド幅方向外側(摩耗しやすいショルダー陸部7a,7b)で耐摩耗性を向上させることができる。
また、周方向主溝2aの幅(W2a)が周方向主溝2の幅(W2)の25〜35%であり、かつ周方向主溝2aの深さ(D2a)が周方向主溝2の深さ(D2)の50〜70%であることによって、ショルダー陸部7a,7bで摩耗が発生した場合であっても、当該周方向主溝2aで摩耗の進行を堰き止めることができる。このことにより、氷雪性能に寄与が高いセンター陸部6で摩耗が発生しにくくなり、氷雪性能を確保することができる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : LYR 195/80R15 107L
・ ホイールサイズ : 6.0J×15
・ 車輌種別 : 1ボックス(排気量2.500cc)
・ 内圧条件 : 正規内圧
以下において、比較例1〜比較例3及び実施例1に係る空気入りタイヤの停止性能、耐摩耗性及び耐偏摩耗性について説明する。各空気入りタイヤにおけるサイプの幅及び試験結果を表1に示す。なお、各空気入りタイヤは、サイプの幅以外については同一(サイプの深さも含む)であり、図2に示すトレッド部によって構成されている。
Figure 2006193051
表1に示すように、比較例1に係る空気入りタイヤでは、センターサイプの幅が0.4mmであり、ショルダーサイプの幅が0.4mmである。また、比較例2に係る空気入りタイヤでは、センターサイプの幅が0.6mmであり、ショルダーサイプの幅が0.6mmである。
また、比較例3に係る空気入りタイヤでは、センターサイプの幅が0.4mmであり、ショルダーサイプの幅が0.6mmである。また、実施例1に係る空気入りタイヤでは、センターサイプの幅が0.6mmであり、ショルダーサイプの幅が0.4mmである。
<停止性能>
各空気入りタイヤを車輌(荷重なし)に装着し、氷路面のテストコースを一定の速度で走行し、比較例1に係る空気入りタイヤを装着した車輌がフルロックブレーキを掛けられてから停止するまでの距離を示す停止性能を“100”とし、比較例2、比較例3及び実施例1に係る空気入りタイヤにおける停止性能を指数表示した。なお、指数の値が大きいほど停止性能に優れていることを示す。
この結果、比較例2及び実施例1に係る空気入りタイヤは、比較例1及び比較例3に係る空気入りタイヤに比べ、停止性能に優れていることが分かった。すなわち、センターサイプの幅が広い空気入りタイヤは、停止性能に優れていることが分かった。
<耐摩耗性>
各空気入りタイヤを車輌(定積荷重)に装着し、ドライ路面のテストコースを15000km走行後、車輌のリアに装着された比較例1に係る空気入りタイヤの溝深さ(残溝)を“100”とし、車輌のリアに装着された比較例2、比較例3及び実施例1に係る空気入りタイヤにおける溝深さを指数表示した。なお、指数の値が大きいほど耐摩耗性に優れていることを示す。
この結果、比較例3及び実施例1に係る空気入りタイヤは、比較例1及び比較例2に係る空気入りタイヤに比べ、耐摩耗性に優れていることが分かった。すなわち、センターサイプの幅とショルダーサイプの幅とに差を持たせた空気入りタイヤは、耐摩耗性を確保することができることが分かった。
<耐偏摩耗性>
各空気入りタイヤを車輌(定積荷重)に装着し、ドライ路面のテストコースを15000km走行後、車輌のリアに装着された比較例1に係る空気入りタイヤにおけるトレッドショルダー部に位置する溝深さ(残溝)とトレッドセンター部に位置する溝の深さとの差を“100”とし、車輌のリアに装着された比較例2、比較例3及び実施例1に係る空気入りタイヤにおけるトレッドショルダー部に位置する溝深さ(残溝)とトレッドセンター部に位置する溝の深さとの差を指数表示した。なお、指数の値が大きいほど耐偏摩耗性に優れていることを示す。
この結果、比較例1及び実施例1に係る空気入りタイヤは、比較例2及び比較例3に係る空気入りタイヤに比べ、耐偏摩耗性に優れていることが分かった。すなわち、ショルダーサイプの幅が狭い空気入りタイヤは、耐偏摩耗性に優れていることが分かった。
本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面である。 本実施形態に係る空気入りタイヤにおけるトレッド部の展開図である。 本実施形態に係るショルダー陸部の拡大図である。 本実施形態に係るセンター陸部の拡大図である。 本実施形態に係るセンター陸部、ミドル陸部及びショルダー陸部の拡大図、及び、周方向主溝の断面図である。
符号の説明
1…空気入りタイヤ、2,2a…周方向主溝、3…幅方向副溝、4a,4b,5a,5b…ミドル陸部、6…センター陸部、7a,7b…ショルダー陸部、11…ビード部、11a…ビードコア、11b…ビードフィラ、12…カーカス層、13…ベルト層、13a…第1ベルト層、13b…第2ベルト層、15…トレッド部、41,42,51,52…ミドルサイプ、61…センターサイプ、71,72…ショルダーサイプ

Claims (4)

  1. トレッド部において、タイヤ周方向に向かって設けられた複数の周方向主溝と、トレッド幅方向に向かって設けられた複数の幅方向副溝とによって区画されたブロック又はリブからなる陸部を有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部が接地するトレッド接地幅の端部である接地端部を少なくとも含み、トレッドショルダー部に位置するショルダー陸部にトレッド幅方向に向かって形成されたショルダーサイプの幅は、トレッドセンター部に位置するセンター陸部にトレッド幅方向に向かって形成されたセンターサイプの幅よりも狭いことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ショルダーサイプの幅は、0.1〜0.4mmであり、
    前記ショルダーサイプの幅と前記センターサイプの幅との差は、0.1〜0.3mmであることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ショルダーサイプは、前記トレッド接地幅においてタイヤ赤道線から35%の位置よりもトレッド幅方向外側に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダー陸部に隣接するショルダー周方向主溝の幅は、前記センター陸部に隣接するセンター周方向主溝の幅の25〜35%であり、
    前記ショルダー周方向主溝の深さは、前記センター周方向主溝の深さの50〜70%であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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