JP2008542189A - ディスプレイパネルのための低赤外線透過率ガラス製基材 - Google Patents

ディスプレイパネルのための低赤外線透過率ガラス製基材 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネルに関する。
【解決手段】本発明のガラス組成物は、ディスプレイスクリーンパネルの製造のためのガラス組成物であって、2.8mmのガラス厚さについて測定したときに、910nmで測定した赤外線透過率(TIR910)が40%以下、D65光源での全光透過率(TLD65)が40%超、主波長(λ)が480〜570nm、且つ純度が8%又はそれ未満であり、且つ下記の着色剤を含有するガラス組成物である:Fe:0.4〜2%、FeO:0.1〜0.6%、CoO:0〜200ppm、Se:0〜30ppm、NiO:0〜1,000ppm、及びCuO:0〜6,600ppm。
【選択図】なし

Description

本発明は、ディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネルの前面を形成することを意図した低赤外線透過率ガラス製基材に関する。
本発明は、より特にプラズマディスプレイパネルのような電界放出型のディスプレイパネルを使用して画像を表示するために使用される基材に関して説明するが、本発明はこのような用途に限定されるわけではない。
プラズマディスプレイパネルは一般に、2枚のガラス板(より一般的には「基材」として言及される)によって作られている。これらの2枚のガラス板は、間隔をあけて配置されており、この間隔にプラズマガス(Ne、Xe、Ar)の混合物が封入されている。後側基材の内側面は、蛍光体を具備している。この蛍光体は、2枚のガラス板の間でプラズマ放電を受けるプラズマガス混合物が放出する紫外線によって励起され、可視光放射(赤色、緑色、青色)をもたらす。この放射によってもたらされる画像は、ディスプレイパネルの前面を形成する基材を通って投射される。
光の放射には、ディスプレイパネルの前側基材を通る800〜1,250nmの赤外線放射も伴う。ここで、この赤外線放射は、赤外線によって制御されている近くの装置、例えばリモコンによって制御されている近くの装置の操作を様々な程度で妨げる傾向がある。
更に、全ての電子機器のように、プラズマディスプレイパネルは、マイクロコンピューター、携帯電話等のような装置と干渉する傾向がある電磁波をもたらすアドレッシング・システム(「ドライバー」と呼ばれる)を有する。
上述の望ましくない放射の伝播に関連する欠点を克服するために、ディスプレイパネルの前側基材に、画像が見えるようにするために透明で且つ電磁遮蔽を行うために金属処理されている構造体を提供することが一般に行われている。
このような既知の構造体は、一般にポリビニルブチラル(PVB)である2枚のプラスチックシートと、その間に配置されている均一な格子の形のワイヤの列とからなっている。例えばこの格子は、熱によってPVBシートに結合されたワイヤ織物からなっており、又はガラス若しくはポリエチレンテレフタレート(PET)である透明な基材に通常の光リソグラフ技術によって直接にエッチングされたワイヤ織物からなっている。後者の場合には、その後、基材はPVBシートに結合される。
基材に対して適用される構造体は、周縁部の固定手段によってディスプレイパネルから特定の間隔をあけて維持すること、又は接着手段によってガラスに直接に結合することができる。
特許文献1は、このタイプの構造体を改良することを提案している。この改良は、無機顔料又は無機染料を、熱可塑性樹脂シートのうちの少なくとも1つに導入し、それによって赤外線透過率を低下させることからなる。
上述の構造体の他の改良は、金属導電体、特に銀が有する赤外線反射性を使用する。この改良は、前側基材のガラスに直接に、少なくとも1つの銀に基づく層を有する透明多層薄膜を堆積させることからなる。このような多層は例えば、特許文献2〜5で示されている。
基材がより良好な耐衝撃性を有するようにするために、前側基材は一般に、強化ガラスで作られている。通常、その外側面、すなわち最終的な配置において使用者側に向いている面は、有利には耐ひっかき性の反射防止コーティングによって更にコーティングされている。
上述の基材は、赤外線透過性、特にプラズマ型電界放出ディスプレイパネルの赤外線透過性の問題を改良しているが、更に他の解決手段を見出すことが望ましい。特にディスプレイパネルの製造者は、所望の機能を統合することを意図した解決手段、特に赤外線放射を吸収する能力をガラス組成物によって基材に直接に導入し、それによって工程数を減少させて製造工程を単純化し、且つコストを低下させる解決手段を求めている。
フランス国特許出願公開第2,843,273号 フランス国特許出願公開第2,859,721号 PCT国際公開WO01/81262号 フランス国特許出願公開第2,868,961号 ヨーロッパ特許出願公開第1,155,816号
本発明の1つの目的は、許容できる透過画像、特に高い輝度且つ大きいコントラストで、色の純度に影響を与えることなく、許容できる透過画像をもたらすことができる低赤外線透過率電界放出ディスプレイパネル基材を可能にするガラス組成物を提案することである。
本発明の他の目的は、従来のソーダ−ライム−シリカガラスに近い条件で、「フロート」プロセスを用いて溶融金属浴上に溶融ガラスを浮かべることによって基材を製造することを可能にするこのようなガラス組成物を提供することである。
これらの目的は、ディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネルのための基材の製造を意図したガラス組成物であって、2.8mmのガラス厚さについて測定したときに、910nmで測定した赤外線透過率(TIR910)が40%又はそれ未満、D65光源での全光透過率(TLD65)が40%超、主波長(λ)が480〜570nm、且つ純度が8%又はそれ未満であり、且つ下記の着色剤を重量について下記に示す割合で含有する本発明のガラス組成物によって達成される:
Fe(鉄合計) 0.4〜2%
FeO 0.1〜0.6%
CoO 0〜200ppm
Se 0〜30ppm
NiO 0〜1,000ppm
CuO 0〜6,600ppm。
好ましくは、本発明のガラス組成物では、酸化鉄(II)(FeO)含有量とFeとして表される鉄の合計含有量との比であるレドックス値が、0.15〜0.40、有利には0.20〜0.35である。
また好ましくは、本発明のガラス組成物は、485〜520nmの主波長を有する。
更に好ましくは、本発明のガラス組成物は、5%未満、有利には3%未満の純度を有する。
本発明のガラス組成物は、上記の着色剤に加えて、ガラスマトリックスを形成することを意図した成分を含むことができ、この成分は、下記の重量による割合で示される:
SiO 53〜75%
Al 0〜10%
ZrO 0〜8%
NaO 2〜8%
O 0〜10%
LiO 0〜2%
CaO 0〜12%
MgO 0〜9%
SrO 0〜12%
BaO 0〜12%。
好ましくは、ガラスマトリックスは、下記の成分を含有している:
SiO 57〜75%、好ましくは68%超
Al 0〜7%、好ましくは1〜6%
ZrO 2〜7%、好ましくは2.5〜4.5%
NaO 2〜6%、好ましくは3〜5%
O 2〜10%、好ましくは5〜9%
LiO 0〜1%、好ましくは0.5%未満
CaO 2〜11%、好ましくは5〜11%
MgO 0〜4%、好ましくは0〜2%
SrO 2〜9%、好ましくは5〜9%
BaO 0〜9%、好ましくは0〜5%。
本発明の第1の態様では、本発明のガラス組成物は、着直剤として、重量について下記に示される割合で下記の化合物の組み合わせを含有している:
Fe(鉄合計) 0.5〜1.9%
FeO 0.10〜0.55%
CoO 20〜150ppm
NiO 0〜550ppm
Se 0〜20ppm。
有利には、レドックス値は0.25〜0.35である。
この組成物は、ディスプレイパネルの製造に特に適している中性灰色を有することを特徴とするガラスを得ることを可能にする。
着色剤としてFe及びFeOのみを含有している組成物は、大きい全光透過率TLD65、通常60%よりも大きいTLD65を有するガラスを得ることを可能にする。
単独のCoO、又はNiO及び/又はSeと組み合わされたCoOの導入は、D65光源の下での良好な全光透過レベルを維持しながら、主波長又は純度を変化させることによって、ガラスの色をより良好に調節することを可能にする。
本発明の第2の態様では、本発明のガラス組成物は、着直剤として、重量百分率について下記に示される割合で下記の化合物の組み合わせを含有している:
Fe(鉄合計) 0.4〜1.8%
FeO 0.10〜0.45%
CuO 350〜6,600ppm
NiO 0〜1,000ppm
好ましくは100〜1,000ppm。
有利には、レドックス値は0.20〜0.30である。
この組成物は、酸化鉄(II)の含有率が低いことによって、特に火炎炉において、十分に溶融させることができるガラスを提供することを可能にする。これは、火炎による放射のガラス溶融体への良好な透過を可能にし、したがって効果的な伝熱を可能にする。
着色剤として、Fe、FeO及びCuOを含有している組成物は、上記の態様と同様に、大きい全光透過率TLD65を有するガラスをもたらす。
組成物へのNiOの添加は、D65光源の下での良好な全光透過レベルを維持しながら、ガラスの純度を良好に調節することを助ける。
本発明のガラス組成物は特に、従来のソーダ−ライム−シリカガラスの製造において使用されるのと同様な温度において、標準のフロートプロセス条件で溶融させ、そしてガラスリボンにすることができるという利点を有する。
これらの組成物において、SiOは、必須の役割を有する。本発明に関して、SiOの含有率は75%を超えてはならない。含有率がこれよりも高い場合、バッチの溶融のために高い温度が必要になり、またガラスの熱膨張率が小さくなりすぎる。SiOの含有率が53%よりも低い場合、ガラスの安定性及び歪点が不十分になる。
Alは、安定化剤として機能する。これは、ガラスの歪点を高くすることを可能にし、またこれは、耐薬品性、特に塩基性媒体中での耐薬品性を改良する。Alの含有率は、高温における粘度の許容できない大きい増加を防ぎ、且つ熱膨張率の過剰な低下を防ぐために、有利には10%を超えず、好ましくは7%を超えず、より好ましくは6%を超えない。
ZrOも、安定化剤として機能する。これは、ガラスの耐薬品性を改良し、且つ歪点を高くするのに役立つ。ZrOの含有率が8%超である場合、失透の危険性が増加し、また熱膨張率が減少する。この酸化物の溶融は困難であるが、これは、SiO及びAlと同じ程度に、高温においてガラスの粘度を増加させないので、この酸化物は有利である。
一般に、本発明のガラスの溶融は、酸化物SiO、Al及びZrOの合計が75%又はそれ未満である限り、許容できる範囲である。用語「許容できる範囲」は、100ポイズの粘度ηに対応するガラスの温度が1,550℃を超えないこと、好ましくは1,510℃を超えないことを意味している。
NaO及びKOは、融点及び高温での粘度を、上記の範囲に維持する。これらは、熱膨張率も調節する。NaO及びKOの合計含有率は、一般に少なくとも8%、好ましくは少なくとも10%である。この合計含有率が15%を超えると、歪点が小さくなり過ぎる。また、一般的に、KO/NaOの重量比は、少なくとも1、好ましくは少なくとも1.2である。
ガラス組成物に、フラックスとしてLiOを、2%までの量で導入することも可能であるが、これは好ましくは1%を超えず、有利には0.5%を超えない。一般的に、組成物はLiOを含有しない。
アルカリ土類金属酸化物CaO、MgO、SrO及びBaOは、ガラスの融点及び高温におけるガラスの粘度を低下させる効果を有する。またこれらは一般に、歪点を高くする。これらの酸化物の合計含有率は、一般に少なくとも15%である。これらの酸化物の合計含有率が25%よりも大きい場合、失透の危険性が、フロートプロセス条件に適合しなくなる。
BaO含有率は、ガラスの光学的品質を低下させる硫酸バリウム(BaSO)結晶の生成を制限するために、一般に12%未満、好ましくは9%未満、より好ましくは5%未満である。好ましくは、ガラス中のBaO含有率は、バッチ材料の不可避不純物に対応している。
SrOは、ガラスの歪点を高くし、且つガラスの耐薬品性を増加させるのに役立つ。SrOの含有率は、好ましくは9%未満である。
本発明のガラス組成物は、従来のソーダ−ライムケイ酸塩ガラス組成物のためのフロートプロセスの条件において溶融金属浴上にガラスを浮かべることによって、溶融させ且つガラスリボンにすることができる。
その後、ガラスリボンを適当な寸法に切断し、それによってディスプレイパネルのための基材、特にディスプレイパネルの前面のための基材を作る。
本発明を以下の例で説明するが、これらの例は本発明を限定するものではない。
表1に示す割合で着色剤を含有しているガラス組成物を製造した。
これらの例では、ガラスマトリックスは、重量に関して下記に示される成分からなっている:
SiO 68.5%
Al 0.7%
NaO 4.5%
O 5.5%
CaO 10.0%
SrO 7.0%
ZrO 3.8%。
それぞれの組成物を、白金るつぼに入れ、1,500℃で溶融した。溶融したガラスを、カーボンのテーブル上に取り出し、シート状に成形した。このシートを、炉において655℃で60分間にわたってアニール処理した。このシートを、50×50×2.8mmの試料に切断し、その後、これを研磨した。
試料に関して、以下のパラメータを測定した:
○910nmの波長で測定される赤外線透過率(TIR910);
○380〜780nmの範囲で積分され且つEN410標準で計算されたD65光源での全光透過率(TLD65);
○D65光源での主波長(λ);
○D65光源での励起純度(PD65);及び
○酸化鉄(II)(FeOとして表される)の質量含有率と全鉄(Feとして表される)の質量含有率との比として定義されるレドックス値。
赤外線透過率(TIR910)、光透過率(TLD65)、主波長(λ)、及び純度(PD65)は、1931CIE(International Commission on Illumination)基準観測によって計算した。レドックス値を決定するために、合計鉄含有率(Fe)をX線蛍光分析で測定し、且つ酸化鉄(II)(FeO)含有率を湿式化学法で測定した。
本発明の組成物は、ディスプレイパネル基材としての使用に適合している下記の性質を有するガラス板を得ることを可能にする:赤外線透過率(TIR910)は40%以下、光透過率(TLD65)は40%超、主波長(λ)は480〜570nm、且つ及び純度は8%未満。
Fe、FeO、並びにCoO、NiO及び/又はSeを組み合わせているガラス組成物(例1〜11)は、特に有利な中性の灰色の利点を有する。
CoOをNiO及び/又はSeと組み合わせている例6、及び8〜11は、ガラスの純度を低下させ、それによってそれぞれ例2、1、及び3〜5と比較してより中性の色を有すること、並びに同様なTIR910率を維持しながら、これを行うことを可能にする。
例8と比較して比較的多くのセレンを含有している例7は、比較的大きい主波長で、例1と同様な純度を有するガラスを得ることを可能にする。
Fe、FeO及びCuO、並びに随意にNiOを組み合わせている例12〜19の組成物は、比較的中性の灰色を有する。
例16〜18では、NiOの追加が、それぞれ例12〜14のガラスの純度を更に低下させることを可能にする。
これらの組成物は、特に好ましい熱条件において溶融させることができる。例15の組成物は、例5のガラスと実質的に同じ性質を有するガラスに関して、FeO含有率が比較的低いことによって、例5の組成物と比較して更により好ましい条件で溶融させることができる。
Figure 2008542189

Claims (14)

  1. ディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネルのための基材の製造を意図したガラス組成物であって、
    2.8mmのガラス厚さについて測定したときに、910nmで測定した赤外線透過率(TIR910)が40%又はそれ未満、D65光源での全光透過率(TLD65)が40%超、主波長(λ)が480〜570nm、且つ純度が8%又はそれ未満であり、且つ下記の着色剤を重量について下記に示す割合で含有する、ガラス組成物:
    Fe 0.4〜2%
    FeO 0.1〜0.6%
    CoO 0〜200ppm
    Se 0〜30ppm
    NiO 0〜1,000ppm
    CuO 0〜6,600ppm。
  2. レドックス値が、0.15〜0.40、有利には0.20〜0.35であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 主波長が485〜520nmであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 純度が、5%未満、有利には3%未満であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. ガラスマトリックスを形成するための下記の重量による割合で示される成分を含有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物:
    SiO 53〜75%
    Al 0〜10%
    ZrO 0〜8%
    NaO 2〜8%
    O 0〜10%
    LiO 0〜2%
    CaO 0〜12%
    MgO 0〜9%
    SrO 0〜12%
    BaO 0〜12%。
  6. 下記の成分を含有していることを特徴とする、請求項5に記載の組成物:
    SiO 57〜75%、好ましくは68%超
    Al 0〜7%、好ましくは1〜6%
    ZrO 2〜7%、好ましくは2.5〜4.5%
    NaO 2〜6%、好ましくは3〜5%
    O 2〜10%、好ましくは5〜9%
    LiO 0〜1%、好ましくは0.5%未満
    CaO 2〜11%、好ましくは5〜11%
    MgO 0〜4%、好ましくは0〜2%
    SrO 2〜9%、好ましくは5〜9%
    BaO 0〜9%、好ましくは0〜5%。
  7. 着直剤として、重量について下記に示される割合で下記の化合物を含有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物:
    Fe(鉄合計) 0.5〜1.9%
    FeO 0.10〜0.55%
    CoO 20〜150ppm
    NiO 0〜550ppm
    Se 0〜20ppm。
  8. レドックス値が0.25〜0.35であることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 着直剤として、重量について下記に示される割合で下記の化合物を含有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物:
    Fe 0.4〜1.8%
    FeO 0.10〜0.45%
    CuO 350〜6,600ppm
    NiO 0〜1,000ppm
    好ましくは100〜1,000ppm。
  10. レドックス値が0.20〜0.30であることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
  11. ディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネルのための基材を、特に前記ガラスを溶融金属浴に浮かべることによって得られるガラスのリボンから切断されたガラスから、製造するための、請求項1〜10のいずれかに記載のガラス組成物の使用。
  12. 前記基材がプラズマディスプレイの前面を形成することを特徴とする、請求項11に記載の使用。
  13. 少なくとも1つの基材が、請求項1〜10のいずれかに記載の組成を有するガラスからなることを特徴とする、プラズマガス混合物を保持してる空間によって隔離されている2枚のガラス基材を有するディスプレイパネル、特に電界放出ディスプレイパネル。
  14. 前記基材が前面を形成していることを特徴とする、請求項13に記載のディスプレイパネル。
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