JP4400912B2 - ガラス組成物および合わせガラス - Google Patents

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Description

本発明は、優れた熱遮蔽性能を持つ合わせガラスおよび該合わせガラスに用いるのに好適なガラス組成に関する。詳しくは、特別な中間膜や熱線反射膜等を用いなくとも、実質的にそれらと同等の熱線遮蔽性能を発揮する合わせガラスおよび該合わせガラスに用いるのに好適なガラス組成に関する。
近年、自動車の冷房負荷低減のため、自動車用窓ガラスとして熱線遮断性能を持つ窓ガラスが用いられている。例えば、ガラス板表面に各種金属、または金属酸化物薄膜が積層された薄膜付ガラス板がある。しかし、これら金属または金属酸化物薄膜は導電性能を有し、電波も遮断するため、自動車外との電波送受信による機能システムの動作が阻害されたり、携帯電話による通信が阻害されたりするなどの不具合を生じることがあった。そこで電波透過性能は確保し、熱線遮断性能を持つ合わせガラスが提案されてきた。
例えば、特許文献1には、複数枚のガラス板と、粒径が0.2μm以下の赤外線遮蔽性微粒子が分散配合された中間膜とを有し、前記複数枚のガラス板間に前記中間膜が介在されており、前記複数枚のガラス板のうちの少なくとも1枚のガラス板が、重量百分率表示でFe23換算した全鉄0.3〜1%含有する、ソーダライムシリカガラスからなる合わせガラスが記載されている。
特開2001−151539号公報
一方、これとは別にガラス板自体の熱遮蔽性能を向上させて「高熱遮蔽」を達成するという考え方もある。具体的には全太陽光エネルギー透過率を減ずるには、ガラス中に導入された酸化鉄のうち酸化第一鉄(FeO)の絶対量を増加させ、かつガラスの塩基度を高くしてFeOのピークを長波長側にシフトさせてやればよい。この様なガラス板として、例えば、特許文献2に記載された透明板ガラス製造用のガラス組成物がある。このガラス組成物は、重量%で表示して、
69〜75%のSiO2
0〜3%のAl23
2〜10%のCaO、
0〜2%のMgO、
9〜17%のNa2O、
0〜8%のK2O、
0.2〜1.5%のFe23を含み、
さらに、フッ素および亜鉛,ジルコニウム,セリウム,チタンの酸化物,4重量%未満の酸化バリウムおよび合計で10%以下の残りのアルカリ土類酸化物を含むことができるガラス組成物である。
特表平8−500811号公報
前記特許文献1に記載された合わせガラスは、「高熱線遮蔽」の目安とされる42%以下の全太陽エネルギー透過率を達成するためには、ヘイズ率が0.5%以上に高くなってしまうという不具合があった。
また、前記特許文献2に記載された透明板ガラス製造用のガラス組成物では、透過性を得るためにアルカリ土類酸化物を合計で10%以下に制限しているが、耐久性と両立させるため溶融点(logη=2)、作業点(logη=4)温度がいずれも高くなるという不具合があった。またMgOが実質的に含まれないために、熱線遮蔽性能を向上させるべくFeO量を増加させると、アンバー着色を発生しやすいという不具合があった。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑みてなされたものであって、低いヘイズ率および優れた熱線遮蔽性能を持つ合わせガラスおよび合わせガラスに用いるのに好適で溶融および成形作業が容易なガラス組成物を提供することを目的とする。
本発明のガラス組成物は、重量%で表して、
69.470.1%のSiO2
1.982.40%のAl2
1.612.89%のMgO、
8.959.18%のCaO、
0〜1.00%のSrO、
0〜1.00%のBaO、
10.56%以上12%未満のMgO+CaO+SrO+BaO、
0〜0.99%のLi2O、
13.315.2%のNa2O、
0.731.40%のK2O、
14.0317.59%のLi2O+Na2O+K2O、
0.010.20%のTiO2および
0.551.3%のFe2に換算した全酸化鉄
からなり、B 2 およびCeO 2 を含まず、FeOの前記全酸化鉄に対する割合が28〜48%であり、2.1mmの厚みに換算して、80%以上のA光源を用いて測定した可視光透過率および62%以下の全太陽光エネルギー透過率を有し、溶融点(logη=2になる温度)が1392℃以下であり、作業点(logη=4になる温度)が1001℃以下であるガラス組成物である。
本発明によれば、溶融および成形作業が容易でかつ優れた熱遮蔽性能を持つガラス組成およびそれを有するガラス板を用いてヘイズ率が低くかつ優れた熱遮蔽性能を持つ合わせガラスが得られる。そして特別な中間膜や熱線反射膜等を用いなくとも、実質的にそれらと同等の熱線遮断性能を発揮する合わせガラスおよび合わせガラスに用いるのに好適なガラス組成が得られる。
まず、本発明のガラス組成の限定理由について説明する。ただし、以下の組成は重量%で表示したものである。
SiO2はガラスの骨格を形成する主成分である。SiO2が65%未満ではガラスの耐久性が低下し、74%を越えるとガラスの溶解が困難になる。より好ましくは65〜71%の範囲である。
23は必須成分ではないが、ガラスの耐久性向上のため、あるいは溶解助剤としても使用される成分であり、紫外線の吸収を強める働きもある。B23含有量が5%を越えると紫外域の透過率の低下が可視域まで及ぶようになり、色調が黄色味を帯び易くなるとともに、B23の揮発等による成形時の不都合が生じるので5%を上限とする。好ましくは0〜2%の範囲である。
Al23はガラスの耐久性を向上させる成分である。自動車用ガラスその他として充分なレベルの化学耐久性を付与するためには1.9%以上必要であり、1.9%未満では耐久性に劣る。また2.5%を超えるとガラスの溶解性が低下し好ましくない。より好ましいAl23含有量は2.0〜2.4%である。
MgOおよびCaOはガラスの耐久性を向上させるとともに、成形時の失透温度、粘性を調整するのに用いられる。SrOおよびBaOは必須成分ではないが、ガラスの耐久性を向上させるとともに、成形時の失透温度、粘性を調整するのに用いられる。本発明においては、MgOを1.0〜3.0%とし、アルカリ土類酸化物の合計(MgO+CaO+SrO+BaO)を10%以上にすることにより、ガラスの塩基度を増大させFeOのピークを長波長側にシフトさせて熱遮蔽性能を向上させることができ、かつ溶解性と耐久性を両立させることが可能となる。
MgOが3.0%を超えると十分な熱遮蔽性能が得られない。逆に1.0%未満ではガラスがアンバー発色しやすくなるため充分なFeO量と可視光透過率とが安定的に得られない。CaOが5%未満または10%を越えると失透温度が上昇する。また、SrOおよびBaOは必須成分ではないが、MgOおよびCaOと置換する形でガラス中に導入することにより、さらに高い塩基度を得ることができる。SrOおよびBaOは原料が高価なためその含有量はそれぞれ0〜10%である。また、アルカリ土類酸化物の合計が10%未満では十分な熱遮蔽性能が得にくくなる上、成形時の失透温度が高くなり、かつ溶解性と耐久性を両立させることが困難になる。15%を越えると失透温度が上昇し、またガラスの密度が大きくなるので、ガラスの製造上好ましくない。より好ましくは10%を超え12%未満である。
Na2OおよびK2Oはガラスの溶解促進剤として用いられる。Li2Oは必須成分ではないが、同様にガラスの溶解促進剤として用いられる。Na2Oが13%未満あるいはLi2O,Na2O、K2Oの合計が14%未満では溶解促進効果が乏しく、Na2Oが17%を越えるか、またはLi2O、Na2O、K2Oの合計が20%を越えるとガラスの耐久性が低下する。Li2OはNa2Oに比して原料が高価であるため、5%を越えるのは好ましくない。また、K2OにはLi2OまたはNa2Oと置換する形でガラス中に導入することでガラスの塩基度を高める効果もあるため0.5%以上、好ましくは1%以上添加する。Li2O,Na2O、K2Oの合計の含有量は好ましくは14.5〜19%である。
TiO2は添加量が多くなるとガラスが黄色味を帯び易くなるので、その上限は0.40%である。
酸化鉄はガラス中ではFe23とFeOの形で存在し、Fe23は紫外線を吸収し、FeOは赤外線を吸収する。本発明のガラス組成物は0.3〜2.0%のFe23に換算した全酸化鉄(以下、T−Fe23)を含む。これにより合わせガラスを形成した際、全太陽光エネルギー透過率が42%以下の高遮熱性能を得ることができる。T−Fe23が0.3%未満では遮熱性能が小さく、2.0%より多いと可視光透過率が下がり好ましくない。
本発明のガラス組成物に高遮熱性能と高い可視光透過率とを併せ持たせる場合には、0.55〜1.3%のT−Fe23、0.01〜0.20%のTiO2および0〜2.0%のCeO2を含み、FeOの割合がT−Fe23の22〜48%であることが好ましい。特に、0.55〜0.75%のT−Fe23、0.01%以上0.20%未満のTiO2、および0〜1.0%のCeO2を含み、FeOの割合がT−Fe23の28%〜48%であることがさらに好ましい。
本発明のガラスに、色調調整その他の理由で着色成分CoO、NiO、SeおよびCr23を導入することができ、0.005%未満のCoO、0.01%以下のNiO、0.001%以下のSeおよび0.02%以下のCr23の範囲内にあることが好ましい。
本発明のガラスは優れた溶解性を持つ。ここでは溶解性の代用特性として溶融点(logη=2になる温度)の温度を用いており、溶融点が低いほど溶解性に優れる。本発明のガラス組成物は1400℃以下の溶融点を持つことが好ましい。またガラスの成形を容易に行うためには、本発明のガラス組成物は1010℃以下の作業点(logη=4になる温度)を持つことが好ましい。
本発明の合わせガラスは、本発明のガラス組成物からなるガラス板を少なくとも1枚含む少なくとも2枚のガラス板と、その間に少なくとも1層の樹脂層とを貼り合わせることにより得られる。各ガラス板としては通常1.6〜2.1mmの厚みのものが用いられ、本発明のガラス組成物からなるガラス板は、2.1mmの厚みにおいて、可視光透過率が80%以上かつ全太陽光エネルギー透過率が62%以下の特性を持つものが用いられる。各ガラス板としては、すべて同一の組成および同一の厚みのガラス板を用いてもよく、またいずれも本発明のガラス組成の範囲内にある異種組成および異なる厚みを有するガラス板を用いてもよく、さらに本発明のガラス組成物からなるガラス板と本発明のガラス組成物でないガラス板とを組み合わせてもよい。前記合わせガラスの、A光源を用いて測定した可視光透過率が69%以上、全太陽光エネルギー透過率が45%以下であり、さらに、該合わせガラスの全太陽光エネルギー透過率が42%以下であることが好ましい。また、前記樹脂層中には機能性微粒子、例えば特開2000−72484号公報に記載されているような熱線遮蔽性微粒子を分散させ、さらなる特性改善を図ってもよい。また本発明のガラス組成物は、単板、強化ガラスあるいは複層ガラスなどとして使用してもよく、その場合にも優れた熱線遮蔽性能を発揮する。
[実施例]
以下、本発明について表を参照しながら詳細に説明する。
表1に本発明の実施例および比較例のガラス組成および光学特性値を示す。表中の濃度はすべて重量%表示である。
ガラスの製造にあたっては、珪砂、硼酸、苦灰石、石灰石、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、ソーダ灰、芒硝、炭酸カリウム、炭酸リチウム、カーボン、酸化鉄を表に示す割合になるように調合、混合したバッチを電気炉中で1450℃に加熱、溶融し、その後ステンレス板上にガラス素地を流し出し、室温まで徐冷した。これらは、各物性を測定するために適当な大きさに切断、研磨した。
厚さ2.1mmのガラス板試料について、CIE標準のA光源を用いて測定した可視光透過率(YA)、全太陽光エネルギー透過率(TG)、ISOに規定される紫外線透過率(Tuv)、CIE標準のC光源を用いて測定した主波長(λd),刺激純度(Pe)およびCIE色度図によるL*,a*,b*値を測定した。また、各試料2枚をその間に樹脂層を介在させて貼り合わせて厚み5mmとした合わせガラスの光学特性値およびヘイズ率もあわせて示した。樹脂層には市販のポリビニルブチラール膜を使用した。また高温粘性は、球引き上げ法(「ガラスハンドブック」朝倉書店、635-636頁)に準じた試料引き下げ式自動粘度測定装置を用いて、試料溶融ガラス中に白金球を吊し、容器ごと試料を引き下げる際、球にかかる粘性抵抗を荷重として測定することにより、試料の粘度を求め、溶融点(logη=2になる温度)および作業点(logη=4になる温度)を計算した。耐水性および耐酸性は日本光学硝子工業会規格(JOGIS)光学ガラスの化学的耐久性の測定方法に基づいて測定した。ただし、測定回数はN=1とし、耐酸性試験の溶出液には0.01Nの硝酸を用いた。
Figure 0004400912
実施例1〜7はいずれも1400℃以下の溶融点、1010℃以下の作業点、0.03以下の耐水性、0.03以下の耐酸性、80.5%以上の可視光透過率YA、60.5%以下の全太陽光エネルギー透過率TGを有している。実施例3および4はYAとTGの差が特に大きく、遮熱性能に優れたガラスである。実施例1〜4は合わせガラスとして用いた場合、71.1%以上の可視光透過率と40.6%以下の全太陽光エネルギー透過率を持ち、0.3〜0.4のヘイズ率を有し、高い視認性と遮熱性とを併せ持ったガラスでもあることが分かる。
実施例1のガラス組成を有し厚み4.6mmのガラス板の光学特性は、YA=70.7%、TG=41.6%、Tuv=19.1%、L*=88.4,a*=−9.6、b*=−1.1、λd=494.0nmおよびPe=5.6%であった。また実施例3のガラス組成を有し厚み4.3mmのガラス板の光学特性は、YA=71.1%、TG=41.5%、Tuv=21.0%、L*=88.6,a*=−9.4、b*=−1.9、λd=492.6nmおよびPe=6.1%であった。このように実施例1および3のガラスは単板で用いても、69%以上の可視光透過率と45%以下の全太陽光エネルギー透過率を持ち、高い視認性と遮熱性とを併せ持ったガラスでもあることが分かる。
比較例1は一般的に用いられるフロートガラス組成であり、緑色を呈し、全鉄が多く酸化セリウムを含むためUVカット性、遮熱性に優れるが、母組成が本発明の範囲外であるため、高い可視光透過率との両立を図ることができず、合わせガラスのYAが70%以下となり好ましくない。さらに、溶融点で60℃以上高く溶解性にも劣る。比較例2では、Al23が本発明の範囲よりも小さく、しかもMgOが本発明の範囲よりも大きいガラスであるため、実施例と比較して溶融点で80℃以上、作業点で約170℃以上高く、溶融性および作業性に劣ることが分かる。比較例3では、Al23およびMgOの両方が本発明の範囲よりも小さいガラスであるため、実施例と比較して溶融点で20℃以上高く、溶融性に劣ることが分かる。また比較例4では、Al23が本発明の範囲よりも小さいガラスであるため、耐水性および耐酸性が劣る。

Claims (4)

  1. 重量%で表して、
    69.470.1%のSiO2
    1.982.40%のAl2
    1.612.89%のMgO、
    8.959.18%のCaO、
    0〜1.00%のSrO、
    0〜1.00%のBaO、
    10.56%以上12%未満のMgO+CaO+SrO+BaO、
    0〜0.99%のLi2O、
    13.315.2%のNa2O、
    0.731.40%のK2O、
    14.0317.59%のLi2O+Na2O+K2O、
    0.010.20%のTiO2および
    0.551.3%のFe2に換算した全酸化鉄
    からなり、B 2 およびCeO 2 を含まず、FeOの前記全酸化鉄に対する割合が28〜48%であり、2.1mmの厚みに換算して、80%以上のA光源を用いて測定した可視光透過率および62%以下の全太陽光エネルギー透過率を有し、溶融点(logη=2になる温度)が1392℃以下であり、作業点(logη=4になる温度)が1001℃以下であるガラス組成物。
  2. 請求項1に記載のガラス組成物からなり板厚が1.6〜2.1mmである2枚のガラス板と、その間少なくとも1層の樹脂層とを貼り合わせてなる合わせガラスであって、A光源を用いて測定した可視光透過率が69%以上であり、全太陽光エネルギー透過率が45%以下である合わせガラス。
  3. 全太陽光エネルギー透過率が42%以下である請求項に記載の合わせガラス。
  4. 前記樹脂層中に機能性微粒子を分散させてある請求項またはに記載の合わせガラス。
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