JP2008534188A - パノラマx線装置用のパノラマ記録装置 - Google Patents

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Abstract

クラシックなパノラマX線装置(10)においてデジタルの画像検出を整えるために、そのカートリッジユニット(20)内に検出器ライン(36)を設けることが提案され、その検出器ラインは記録スリット(32)の後方に配置されており、あるいは配置可能である。検出器ライン(36)の出力信号とロータリエンコーダ(38)の出力信号が、ワイヤレスで処理ユニット(50)へ伝送される。従って、デジタルの画像検出を後から装備することは、パノラマX線装置の安全上重要な部分への介入を必要としない。
【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の、パノラマX線装置用のパノラマ記録装置に関する。
クラシックなパノラマX線装置は、X線源とパノラマカートリッジとを有しており、それらは、通常垂直の軸を中心に共通に揺動可能である。X線源とパノラマカートリッジの間で、調査すべき対象、たとえば患者の顎、が位置決めされる。
カートリッジ内に配置されたフィルムホルダは、カートリッジ内で記録スリットの後方に摺動可能に配置されており、かつX線キャノンとパノラマカートリッジとを結合するアームの回転角度に従って記録スリットを通過するように移動される。
このようにしてフィルム上に、個々のスリット画像を次々と継ぎ合せたものからなる、対象のパノラマ画像が得られる。
種々の理由から、X線画像は、もはやクラシックな銀塩フィルムによって生成されるのではなく、電気信号を提供するセンサによって記録されることが、ますます優先されるようになっている。それによって、銀を含むフィルムが節約され、画像を電子的に処理することができ、かつ記録の文書保管も簡単になる。
パノラマX線装置は、高い平均寿命を有する比較的高価な装置である。
従って、一方で、すでにある効果な装置をさらに使用することができ、それにもかかわらず他方では、最近のデジタル画像処理の利点を利用できるようにする、という興味がある。
すでに、フィルムカートリッジを有するパノラマ装置のための装備替えセットが市場に提供されており、それにおいてはCCDラインセンサがカートリッジに固定されている。しかし、センサのケーブルセクションは、パノラマX線装置に接続されている。これは、法律的には装置への介入として分類されるので、薬事法に従って組替え後に装置の完全な新監査が必要である。そのために、特に安全技術的な検査が要請され、それは装置をメーカーへ送り返すことを必要としている。そこで、さらに他の検査も必要である。従ってこの種の装備替えのための手間は多大であって、装備替えは高価である。これは、カートリッジ上に配置されるCCDセンサが多数の機械的回転リンク機構を介して案内されなければならず、かつそれらは、それぞれのCCDセンサが常にメーカー固有であって、様々な装置を有する多数の競争者が市場を分けているために、わずかな個数でしか形成することができないことにも、起因している。
典型的に、DIN6832、部分1に基づくパノラマカートリッジは、約150×330mm(カートリッジ公称寸法:13×30cm)ないし180×330mm(公称寸法:15×30cm)の外側寸法において、約15mmのわずかな厚みを有している。
本発明は、請求項1の前文に記載のパノラマ記録装置を、デジタルの画像処理の利点が得られ、それに対しパノラマX線装置全体の新たな監査が必要とならないように、展開しようとしている。
この課題は、本発明によれば、請求項1に記載の特徴を有するパノラマ記録装置によって解決される。
本発明に基づくパノラマ記録装置において、パノラマカートリッジ内へ光検出器として、検出器ラインが組み込まれており、その検出器ラインは記録スリットの長手方向に従って相前後して配置されたピクセルを有している。検出器ラインの出力信号は、ワイヤレスで(無線によって、あるいは赤外線放射を用いて)読み出されて、処理ユニットへ伝達される。空間内の(ないしは静止している対象に対する)パノラマカートリッジの位置が、位置検出器(位置検出手段)によって測定され、その出力信号が、同様にワイヤレスで評価ユニットへ与えられる。その後、処理ユニットが画像ラインを、アドレス信号としての、位置検出器の出力信号を用いて、メモリ内でライン単位に全体画像にまとめることができる。
処理ユニットへのデータ伝送がワイヤレスで行われ、かつ検出器ラインと位置検出器およびこれらと接続された電子的なコンポーネントが、バッテリまたはアキュムレータから駆動されることによって、検出器ラインとパノラマX線装置との間にガルバニック接続は、必要とされない。
これは、デジタル画像検出に装備替えされたクラシックなパノラマX線装置を監査する場合に、X線供給後の画像品質のみを証明すればよく、それに対して薬事法に基づくリスク評価を省くことができることを、意味している。というのは、カートリッジによる作業はすでに、クラシックなパノラマX線装置の規定通りの利用に属しているからである。
本発明に基づくパノラマ記録装置は、わずかな配線の手間とそれによってわずかなコストで実現される。
本発明に基づいてワイヤレスで設計された検出器ラインを有するパノラマカートリッジをDINに従って規格化された大きさで提供することができる。それによって、この種のカートリッジは、対応するすべてのクラシックなパノラマX線装置と互換である。従って、本発明に基づくパノラマ記録装置は、より大きい個数で販売することができ、それが製造コストとそれに伴って装備替えコストを削減する。
本発明の好ましい展開が、従属請求項に記載されている。
請求項2に記載の本発明の展開は、簡単な方法で、個々の画像ラインを格納する際にすでに、個々のスリット形状の部分画像を全体画像にまとめることを許す。
請求項3に記載の本発明の展開は、唯一のデータ伝送区間によって画像信号も位置信号ももたらすことを許す。それによって、記録装置がさらに極めて簡単になる。
請求項4に記載の本発明の展開は、検出器ラインとそれを支持する機構をユニットとしてX線装置に取り付け、かつそれから再び取り外し、かつそれにもかかわらず記録スリットに関する検出器ラインの固定の位置を保証することを許す。その場合に、ユニット全体が、クラシックなX線フィルムのためのカートリッジと同一の外側幾何学配置を有することができる。
請求項5によれば、検出器ラインを支持するキャリッジに関する検出器ラインの位置を、特に簡単な方法で、クラシックなカートリッジのための機械的な駆動運動から導き出すことができる。
代替的に、パノラマカートリッジ内で、装置回転軸に関するカートリッジの角度位置に相当する信号を、クラシックなカートリッジにおいてフィルムホルダを移動させる駆動装置の機械的な出力信号を使用することによって、得ることができる。
本発明に基づくパノラマ記録装置において、クラシックなX線フィルム上に記録する可能性を得ることが望まれる場合には、フィルムホルダ上で作業する、デジタルな画像検出のための機械的な駆動装置を停止させて、それによって検出器ラインが常に記録スリットの後方に留まることができるようにしなければならない。従って、装置回転軸とフィルムホルダ駆動装置との間の機械的な結合を中断しなければならない。このような場合において、請求項6に示すように、位置検出器をパノラマカートリッジから空間的に分離して設け、かつその場合に、請求項6に示すように、その出力信号を別々の伝送チャネルを介して処理ユニットへ案内すると、効果的である。
請求項7に記載のカートリッジユニットにおいては、クラッチの2つの位置の間で単純に切り替えることによって、X線フィルムによるクラシックな作業方法とデジタルの画像検出による作業方法との間で切り替えることができる。
請求項8に記載の記録装置においては、小さい角度で合わせられたファイバー光学系を介して、短い検出器ライン上に長い記録スリットを結像させることができる。可視光に感度を有する、短い検出器ラインは、比較的安価なコンポーネントとして市場で入手できる。
請求項9に記載の本発明の展開は、記録ユニットの感度を高めることに関して効果的である。これが、比較的小さい放射線照射量で作業することを可能にする。
以下、図面を参照しながら実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
図1には、符号10でパノラマX線装置が示され、調査すべき対象は符号12で示されている。
パノラマX線装置は、X線源14を有しており、そのX線源は、それ自体既知であって、図面には詳しく示されていないが、X線管、それを包囲するハウジングおよびX線のための流出スリットを有している。X線源14は、バー16上に配置されており、そのバーが、通常垂直の軸線を中心に回転可能な軸18上に支持されてる。バー16の自由端部が、カートリッジユニット20を支持している。軸18は、モータ22によって回転される。
カートリッジユニット20は、ハウジング24を有しており、その中でフィルムホルダ26がねじスピンドル28によって摺動可能である。ねじスピンドル28は、伝導機構30を介して同様にモータ22の軸と結合されている。
ハウジング24の、X線源14へ向いた壁に、記録スリット32が設けられている。この記録スリットを通して、対象12を貫通したX線がハウジング24の内部へ入射することができる。
伝導機構30は、フィルムホルダ26を、記録スリット32と軸24の軸線との間の距離Rで乗算した軸線18の回転角度wに等しい区間だけ摺動させるように、設計されている。
バー16が回転された場合に、対象12の、軸18の軸線から遠く離れた領域はシャープに結像されない。パノラマX線装置10によって患者の顎のような広がった構造を結像させようとする場合に、軸18自体が詳しく図示されていない機構によって顎の曲率に応じて移動される。
このようにして、バー16が回転し、かつ軸18の軸線が移動した場合に、フィルムホルダ26によって支持されるフィルム34上に顎の平坦なX線画像展開が得られる。
図2に示すパノラマX線装置においては、図1を参照しながら上ですでに説明したコンポーネントは、再び同一の参照符号を有している。これらのコンポーネントは、再度詳しく説明する必要はない。
記録スリット32の後方に検出器ライン36が配置されており、その構造は、後で図4を参照しながらさらに詳しく説明する。フィルムホルダ26とその変位機構は除去されており、伝導機構30の出力が回転検出器38と直接接続されている。
ここでは、検出器ライン36が読取り回路を一緒に有しており、回転検出器38も同様に読取り回路を有していると、仮定される。さらに、検出器ライン36と回転検出器38の出力信号がパラレル表示でデジタルで存在する、と仮定される。
符号連結回路40が、検出器行36および回転検出器38の出力と接続されており、2つの出力信号を1つのデータパケットにまとめる。
このデータパケットが、パラレル/シリアル変換器42内で互いに連続するビットの列に変換されて、それがモデム部分44を介してアンテナ46へ出力される。
全体を符号50で示す処理ユニットの一部である、アンテナ48が、アンテナ46の信号を受信して、それをモデム部分52へ与える。このモデム部分を介して信号が、シリアル/パラレル変換器54へ達する。その出力において、まとめられたデータパケットが回収される。
シリアル/パラレル変換器54の出力は、符号分離回路56の入力と接続されており、その符号分離回路が、検出器ライン36によって生成された画像信号を、回転検出器38の出力信号から分離する。
このようにして回収された、回転検出器38の出力信号が、(適切なスケーリングの後に)メモリ58のアドレス端子ADへ供給され、そのメモリのデータ入力端子DIが、画像信号を提供する、符号分離回路56の他の出力と接続されている。
制御ユニット60が、上述したデータ伝送の際に実施される種々の部分ステップのシーケンスを制御し、構成部材の正しい同期化をもたらす。
制御ユニット60は、データ伝送区間を介して直接指令を検出器ライン36と回転検出器38へ出力することができ、それによってこれらに、それぞれ新しい測定値を出力するように促す。
図2に示すパノラマ記録装置によって、パノラマX線装置の安全上重要な部分へ介入する必要なしに、デジタルのX線画像が得られることが、認識される。特に、カートリッジユニット20は、図1に示す従来のフィルムカートリッジユニット20と同じ幾何学的寸法を有しているので、それを容易にデジタルの画像検出を有するカートリッジユニットと交換することができる。
図3に示す実施例においても、すでに上で説明してある装置コンポーネントは、同一の参照符号を有しており、これらのコンポーネントも再度詳細に説明する必要はない。
図3に示すパノラマX線装置は、図1に示すそれと機械的構造において著しく類似しているが、唯一の例外は、フィルムホルダ26の端部にフィルムホルダの移動方向に極めて短く構成された検出器ライン36が設けられていることである。
さらに、伝導機構30の入力とモータ22の軸の間に、切替えクラッチ62が設けられている。
切替えクラッチ62が開放されて、検出器ライン36が前もって図面に示す、記録スロット32の後方の位置へ移動されている場合に、デジタルの画像検出で作業することができる。対象12に関するパノラマX線装置の角度位置についての必要な情報は、回転検出器38が直接モータ22の軸に接続されていることによって、得られる。
回転検出器38のために、専用のパラレル/シリアル変換器64と専用のモデム部分66が設けられており、そのモデム部分にアンテナ68が接続されている。モデム部分66は、モデム部分44とは異なる周波数で作業し、その周波数は、アンテナ72を介して受信する、他のモデム部分70の周波数と一致する。
モデム部分70には、シリアル/パラレル変換器74が接続されている。
従って、検出器ライン36と処理ユニット50の間のデータ伝送区間内で、符号連結回路40と符号分離回路54を省くことができる。
切替えクラッチ62が開放されている場合に、図3に示すパノラマX線装置は、図2に示すパノラマX線装置と同様に、デジタルのパノラマ画像を供給し、切替えクラッチ62が閉成されている場合には、特殊な場合においてX線フィルムのより高い解像が必要とされる場合に、クラシックな方法でフィルム34を露光することができる。
図4は、どのようにして、小さい寸法を有する検出器ライン36を使用しながら記録スリットの大きい垂直の広がり(約15cm)を有するスリット形状のX線画像を記録することができるか、を示している。
ファイバー光学系74の前方の端面に、X線を可視光に変換するリン層76が塗布されている。ファイバー光学系76は、斜辺の端部において約2°の鋭角を有する、極めて細い長い直角三角形の形状を有している。ファイバー光学系の個々のファイバーは、斜辺に対して平行に延びている。従って、ファイバー光学系の、リン層76の背側に位置する端部は、楕円であって、その大きい方の軸は小さい方の軸よりもずっと大きい。
ファイバー光学系74の、図4において下方の端部は、ファイバー方向に対して垂直である。ファイバー光学系74の対応する横方向の端面は、検出器ライン36を支持しており、その検出器ラインはCCDコンポーネントによって形成することができる。
上述した実施例の変形において、デジタルの画像検出においてもフィルムホルダ26の移動が維持されることも、考えることができる。この種のカートリッジユニットにおいて、X線源とカートリッジユニットが回転する場合に、それにもかかわらず検出器ラインが記録スリット32の後方に留まることを保証するために、検出器ラインをフィルムホルダ上に摺動可能に取り付けて、ねじスピンドル28と同じピッチのねじスピンドルを介してフィルムホルダ26の移動と逆の速度でフィルムホルダ上で移動させることができる。従って、その場合には検出器ラインの全体速度は、ゼロである。
ピンまたは他の機械的手段を使用しながら検出器ラインをカートリッジユニット20のハウジング24と、検出器ラインが記録スリット32の後方に留まるように、堅固に結合することもできる。
また、検出器ラインをX線放射を透過する発泡材料を用いて記録スリット32の背側に、検出器ラインが動かないように、圧接することもできる。
これらの実施形態において、クラシックなカートリッジユニット20および、デジタルな画像処理を可能にするカートリッジユニットの主要コンポーネントを、正確に等しく、かつ比較的大きい個数で形成することが、可能である。
上述した実施例においては、回転位置検出器が設けられており、その出力信号は、個々のスリット形状の部分画像から全体画像をまとめる場合に、メモリをアドレスするために使用することができる。
X線源とカートリッジユニットを回転させるために、極めて良好に一定に回転するモータ22を使用する場合には、回転検出器38を省くことができる。その場合には、メモリ58をアドレスするために、単純に自由回転するクロック発生器を使用することができ、そのクロック発生器の出力信号は、X線カートリッジおよびカートリッジユニットの回転位置に相当する。
換言すると:モータ22が正確に予め定められた時間依存性で(特に良好に一定の速度で)回転する場合に、時間測定器が位置測定器の機能を引き受ける(直接または時間/距離テーブルのアドレッシングを介して)。
この変形例において、パノラマX線装置の運動学全体によってもたらされる、円運動内部のカートリッジ送りの速度における変化は、この変動を予め格納してある補正テーブルを使用して補償することができる。
図5に示す実施例においては、ここでもすでに上で説明されているコンポーネントは、同一の参照符号で記述され、再度詳細に説明する必要はない。
検出器ホルダ26’は、クラシックなパノラマカートリッジの滑らかな面の外側幾何学配置を有している(フィルム支持体26)。検出器ホルダは、カートリッジ支持体77内に係止で取り付けられ、あるいは摩擦結合で取り付けられている。カートリッジ支持体は、ガイド溝78によって、ハウジング24のガイドリブ80上で滑り遊びをもって走行し、そのハウジングもカートリッジ支持体77と同様に一方の側においてガイド方向に開放しており、それによってクラシックなパノラマカートリッジの挿入および取出しが可能になる。
検出器ホルダ26’は、その前側にガイド溝82を有しており、そのガイド溝が検出器キャリッジ86のガイドジャケット84を滑り遊びをもって収容する。検出器キャリッジは、フィルムホルダ26と同様に全体を、X線放射を透過する材料から形成されており、ガイド方向に検出器ホルダ26’と比較して小さい寸法を有している(たとえば8から10mm)。
検出器キャリッジ86の前側は、上と下にそれぞればねで付勢された結合ピン88を有しており、その結合ピンは記録スリット32内へ、そこに検出器キャリッジ86を係止するために、嵌り込むことができる。
検出器キャリッジ86は、上方の終端部分内に、反射で作業するフォトインタラプタを有しており、そのフォトインタラプタがガイド方向に延びる光学格子92と協働し、その光学格子は検出器ホルダ26’の前側に設けられている。
これらの部分が、アップ/ダウンカウンタ94と共に位置検出器38を形成し、その位置検出器が検出器ホルダ26’の位置を測定し、その検出器ホルダが最終的にねじスピンドル28およびそれと協働するカートリッジ支持体駆動片96によって移動される。
検出器キャリッジ86は、下方の終端部分内に、前方を向いたトリガーダイオード98を有しており、そのトリガーダイオードは、X線を当てられた場合に、記録を開始させる。
その出力信号は、位置検出器38および検出器ライン36の出力信号と同様に、符号連結回路40へ与えられ、図2を参照して上述したように、そこから評価ユニットへ伝達される。
図5に示す記録ユニットは、クラシックなX線フィルムによっても、デジタルの画像検出によっても作業できることが、理解される。第1の場合には、X線フィルムを装着されたパノラマカートリッジ(フィルム支持体26)がカートリッジ支持体77内へ挿入され、第2の場合には、パノラマカートリッジと同一の外側幾何学配置を有し、かつ自由に摺動可能な検出器キャリッジ86を支持する、疑似フィルム支持体、すなわち検出器支持体26’を有する記録ユニットが、挿入される。
検出器支持体は、結合ピン88を介して記録スリット32と係止される。検出器支持体26’が、パノラマ画像の生成の経過において摺動する場合に、位置検出器38が信号を出力し、その信号は検出器ライン36のピクセル信号をメモリ58内に格納し、それに伴って個々の画像コラムからパノラマ画像を構成するために使用される。
画像を通常の二次のピクセルフォーマットに換算しようとする場合には、それに応じた画像信号を補間によって求めることができる。
上述した実施例においては、1つの検出器ラインが前提とされている。その代りに、複数または多数の検出器ラインを有する、検出器アレイを使用することもできる。その場合に、個々のラインに対応づけられた情報が、アレイの長手方向に、フィルムホルダ26が移動した速度でシフトされる。これは、ここでも、種々のX線装置のための速度を格納したテーブルを用いて行うことができる。
シフトされた信号は、その後、コラム的に正しく加算することができ、それによって改良された信号/ノイズ比を有する画像コラムを得ることができる。
検出器アレイの駆動プログラムをX線露光と同期させるために、たとえば、ゼロより大きいX線強度値が検出器アレイによって検出された場合、あるいはトリガーダイオード98または他のスタートセンサが応答した場合に、それに応じたプログラムを開始することができる。
他の変形例において、カートリッジユニット20内に位置センサを設けることができ、その位置センサは、カートリッジに対するセンサの相対位置を測定して、軸18が空間固定である場合について図1を参照しながら説明したのと同様に、デジタルで伝送する。その場合に、これらの条件の元で、位置センサは自立して、カートリッジ送りのための補正テーブルと検出器アレイのためのクロック信号を生成する。
すでに上で示したように、上述したパノラマX線装置においては、デジタルの画像検出に使用されるコンポーネントと本来のX線装置との間にガルバニックな接続は存在しない。
画像検出のために用いられるコンポーネントをネットワーク的に独立して駆動するために、既知のバッテリタイプおよびアキュムレータタイプを利用することができ、それらは貯蔵器容量および幾何学的寸法から十分である。
アキュムレータが使用される場合には、カートリッジを取り出した後にアキュムレータを充電ステーションで充電するために、カートリッジのハウジング20に接点を設けることができる。
代替的に、カートリッジに低電圧ブッシュを設けることができ、必要に応じてそれに充電装置を接続することができる。なお、好ましくは夜中に行われる、充電の間、X線装置を駆動することはできない。
カートリッジに、エネルギ供給の電圧不足を知らせる、表示を設けることができる。電流消費を減少させるために、カートリッジユニット20は、3つの駆動状態:「オフ」、「スタンバイ」、「アクティブ」、を有するように、設計されている。
すなわち、たとえば、補助的に内蔵されているX線センサがX線信号の存在を知らせた場合、あるいはカートリッジハウジングに設けられたキーが操作された場合に、装置をスタンバイ状態からアクティブな駆動状態へ切り替えることができる。アクティブな駆動状態において、画像信号の本来の変換と処理ユニットへのその伝送が行われる。
スタンバイ状態へ戻すことは、時間制御で(たとえ30s後)、あるいは、パノラマ装置のプログラムが終了した場合に、X線センサまたは検出器ラインのX線信号の欠落によって、行うことができる。
次の充電までのカートリッジユニット20の長い駆動期間のために、低い電流消費を有する半導体センサ、たとえばCMOSテクノロジーのコンポーネントを使用することも、効果的である。
上では、検出器ラインおよび回転位置検出器から処理ユニットへの無線網によるデータ伝送が説明されている。装置側のモデム部分44と場合によっては66を、それらがワイヤレスのLANモデム部分であるように、選択した場合には、相手側モデム部分を、すでに多くのPCおよびノートブックに標準で設けられている、該当するインターフェイスによって形成することができる。それによって、処理側で付加的なコストは生じない。
無線データ伝送の代わりに、赤外線データ伝送も使用することができる。その場合には、装置側のモデム部分と評価側のモデム部分は、それに応じた市場で一般的なIRモデム部分である。その場合に、良好なデータ伝送条件に関して、評価側では、ケーブルを介して接続されるIRモデム部分を使用することができる。
ここまで、本発明は、デジタル領域内でパノラマ記録を形成することに関して説明されている。本発明に基づくパノラマ記録装置は、パノラマ記録のためだけでなく、スリット形状の部分画像の連続から伸張された画像が形成される、医療または材料検査における他の適用、たとえばECPH−X線装置にも、同様に利用できることは、明らかである。
図1は、クラシックなX線フィルムで作業するパノラマX線装置の図式的な表示である。 図2は、図1と同様であるが、デジタル画像検出に装備替えされた、パノラマX線装置の図式的な表示である。 図3は、図1と同様であるが、クラシックなX線フィルムでもデジタルの画像検出でも作業することができる、パノラマX線装置の図式的な表示である。 図4は、パノラマX線装置の検出器ラインとそれに隣接する記録スリットを、スリット中央で示す断面図である。 図5は、変形された記録ユニットを、カートリッジ変位方向に対して垂直の平面で示す断面図である。

Claims (9)

  1. 記録スリット(32)を備えたカートリッジユニット(20)と、記録スリット(32)の後方に配置されたX線検出装置と、カートリッジユニット(20)の位置を検出する手段とを有する、パノラマX線装置(10)のためのパノラマ記録装置において、
    検出装置が、記録スリット(32)の形状に応じて形成された少なくとも1つの検出器ライン(36)を有しており、前記検出器ラインに読み出し回路が設けられており、
    位置検出手段(38)が、回転位置に相当する電気的な出力信号を提供し、かつ
    検出器ライン(36)と位置検出手段(38)の出力信号が、ワイヤレスで処理ユニット(50)へ伝送されることを特徴とするパノラマ記録装置。
  2. 処理ユニット(50)が、メモリ(58)を有しており、前記メモリのメモリセルが、位置検出手段(38)の出力信号から導き出された信号によるアドレッシングの元で、検出器ライン(36)によって提供される画像信号を記憶することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 位置検出手段(38)が、カートリッジユニット(20)上に設けられており、かつ検出器ライン(36)と位置検出手段(38)の出力信号が連結回路(40)を介してデータパケットにまとめられ、前記データパケットが唯一のデータ伝送チャネル(44、46、48、52)を介して処理ユニット(50)に引き渡されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. カートリッジユニット(20)が、第1のキャリッジ(26’)を摺動可能に支持しており、前記第1のキャリッジ上に検出器ライン(36)を支持する第2のキャリッジ(86)が配置されており、前記第2のキャリッジが第1のキャリッジ(26’)に対して平行に摺動可能であって、かつ記録スリット(32)によってブロック可能であることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 位置検出手段(38)が、カートリッジユニット(20)によって支持される光学格子(92)と、第2のキャリッジ(86)と接続されたライン読取りヘッド(90)とを有していることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 位置検出手段(38)が、カートリッジユニット(20)から空間的に分離されており、かつ検出器ライン(36)と位置検出手段(38)の出力信号が、分離された伝送チャネル(44、46、48、52;66、68、70、72)を介して処理ユニット(50)へ案内されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  7. カートリッジユニット(20)が、フィルムホルダ(26)を有しており、前記フィルムホルダが選択的に、カートリッジユニット(20)を支持する軸(18)と結合可能ないし前記軸から分離可能である(切替えクラッチ62)ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 検出器ライン(36)が、ファイバー光学系(74)と接続されており、前記ファイバー光学系の軸が記録スリットの軸に対して小さい角度で傾斜されており、かつ前記ファイバー光学系がその軸線に対してほぼ垂直の終端面を有しており、前記終端面上に検出器ライン(36)がスリット長手軸に対して実質的に横方向に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 検出器ライン(36)が、細長いアレイとして形成されており、かつ
    検出器読出し回路が、記録スリット(32)に対して平行に延びるコラムのピクセルを、位置検出手段(38)の出力信号に従ってライン方向にシフトすることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
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