JP2008532491A5

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Info

Publication number: JP2008532491A5
Application number: JP2007555042A
Authority: JP
Filing date: 2006-02-13
Publication date: 2009-04-02
Anticipated expiration: 2026-02-13

Description

反応器中にバイオマスが充填された後、酸が、例えば反応器の上からそれを吹きかけることにより、添加される。任意的に又は代替的に、SO₃が添加される。望ましい場合には、望ましい酸濃度を有する水相が得られるように水が添加されうる。その後、ガスが、好ましくは反応器の下から供給される。反応器中で用いられた酸は、バイオマスの脱重合化の程度に依存して、反応器中に再循環されうる。ガス流も循環される。ガスの流量は、例えばｐＨ電極により絶えず監視されうる溶液のｐＨが望ましい水準に維持されるように調節されうる。好ましくは、該反応器に存在する酸及び水の重量に基づき、酸の濃度は70-75重量％に調節される。

本発明の方法では、該反応器中の酸及び水の重量に基づいて、酸の濃度は好ましくは70-75重量%に調節される。

Claims

反応器中にガス流を通過させながら、該反応器中のセルロース性のバイオマスの充填された床又は堆積を酸と接触させることを含む、該バイオマスを発酵可能な糖に転化する方法において、該ガスは、水を吸収することができ、それにより反応器中のｐＨを効果的に変える不活性なガスである上記方法。
該ガスが、CO₂、空気、窒素、又はそれらの組み合わせを含む、請求項１に記載の方法。
該ガス流が循環される、請求項１又は２に記載の方法。
該ガス流が冷却され、それによりそこから水が濃縮し、そして乾燥したガス流が得られ、その後該反応器に供給される、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
該バイオマスが、10 mm以上の平均粒径を有する大きな塊又は粗大な粒子を含む、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
該反応器中の温度が60〜100℃である、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
該反応器中に存在する酸及び水の重量に基づき、酸の濃度が70〜75重量%に調節される、請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
該反応器中での滞留時間が10から14時間である、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
該酸が硫酸である、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
該硫酸の少なくとも一部が、該反応器にSO₃を供給することにより得られる、請求項９に記載の方法。
乾燥物質のkg当たりH₂SO₄ 1〜2kgが存在する、請求項９又は１０に記載の方法。
攪拌されないバッチ反応容器を含む、セルロース性のバイオマスを発酵可能な糖に転化する装置において、該反応容器中で該バイオマスの充填された床又は堆積が酸と接触させられ、該反応容器は酸に耐性のあるライニングを内側に備えられ、かつさらに該反応容器はガスの流入及びガスの流出手段、ならびに酸を供給するための手段を備えられている上記装置。
コンクリートで作られる、請求項１２に記載の装置。
該酸を供給するための手段が１以上のスプレーノズルを含む、請求項１２又は１３に記載の装置。
該ガスが、90体積%より多いCO ₂ を含む、請求項１に記載の方法。
該反応器中の温度が75〜85℃である、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
該反応器中での滞留時間が約12時間である、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
乾燥物質のkg当たりH ₂ SO ₄ 1.2〜1.4kgが存在する、請求項９又は１０に記載の方法。