JP2008531644A - 出発物質の精製を含むメタセシス法 - Google Patents

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Abstract

非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法において、I.工程(I)においては、化合物(B)から、これを少なくとも3質量%の酸化アルミニウムを含有し、かつ450〜1000℃の温度で活性化された吸着剤(吸着剤X)に接触させることにより不純物を遊離させ、そして、II.工程(II)においては、工程(I)により不純物を遊離させた化合物(B)とメタセシス触媒とをメタセシス反応に慣用的な条件下で接触させることにより、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物を、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物のメタセシス及び事前の精製により製造する方法に関する。
非芳香族不飽和炭化水素化合物のメタセシスは、C−C結合を開裂し、そして新たに結合させるための長きにわたる伝統的な方法である(例えば、"Handbook of Heterogeneous Catalysis", Eds. ErtI, G., Knoezinger, H., Weitkamp, J., VCH, Weinheim 1997におけるMol, J. C., Chapt. 4.12.2 "Alkene Metathesis" ; "Industrielle Organische Chemie", 4. Aufl., VCH, Weinheim 1994におけるWeissermehl, K., Arpe, H.-J., Chapt. 3.4 "Olefin-Metathese")。不均一系触媒によるメタセシスのために、種々の触媒の型が記載されている。約120℃までの温度範囲のために、担持Re27触媒又はRe(CO)10触媒の使用が慣例である("Handbook of Heterogeneous Catalysis", Eds. Ertl, G., Knoezinger, H., Weitkamp, J., VCH, Weinheim 1997におけるMol, J. C., Chapt. 4. 12. 2 "Alkene Metathesis")。400℃までの幾分高い温度の場合、この文献に基づいて、MnO3、CoO−MoO3、MoS2、Mo(CO)6又は多様に担持されたMo錯体をベースとする触媒を使用することができ、540℃までの更により高い温度の場合、WO3、WS2、W(CO)6又は担持されたW錯体をベースとする系を適用することもできる("Handbook of Heterogeneous Catalysis", Eds. Ertl, G., Knoezinger, H., Weitkamp, J., VCH, Weinheim 1997におけるMol, J. C., Chapt. 4. 12. 2 "Alkene Metathesis";"Industrielle Organische Chemie", 第4版., VCH, Weinheim 1994におけるWeissermehl, K., Arpe, H.-J., Chapt. 3.4 "Olefine-Metathese" ; Heckelsberg, L. F., Banks, R. L., Bailey, G. C., Ind. Eng. Chem. Prod. Res. Develop. 8 (1969), 259〜261)。代替的にこの反応は、原則として均一系触媒、慣用的にはRu錯体、Mo錯体又はW錯体上で実施することもできる(Grubbs, Robert, H. (Hrsg.), Handbook of Metathesis, 第1版、2003年8月 - ISBN - 3-527-30616-1 Wiley-VCH, Weinheim)。
メタセシス触媒は出発物流中の不純物(毒性供給物)に極めて感受性を示して反応することは当業者には知られている("Industrielle Organische Chemie", 第4版, VCH, Weinheim 1994におけるWeissermehl, K., Arpe, H.-J., Chapt. 3.4 "Olefin-Metathese")。かかる毒性供給物は、例えば、極性又はプロトン性化合物、例えばN−、O−、S−及びハロゲン含有成分(この一般例は、水、アルコール、エーテル、ケトン、アルデヒド、酸、酸誘導体、アミン、ニトリル、チオール)、アセチレン又はジエン、特にアレンである。この結果、活性は低減され、かつ使用されるメタセシス触媒のサイクル時間又は寿命が顕著に短縮される。
この毒性供給物を除去するために、種々の技術が使用可能である。これらの化合物の一部を化学反応により危険性を有さない成分に変換させることができる。例えば、選択的水素化においてアセチレン及びジオレフィンを大幅にモノオレフィン流から除去することができる("Industrielle Organische Chemie", 第4版, VCH, Weinheim 1994におけるWeissermehl, K., Arpe, H.-J., Chapt. 3.4 "Olefin-Metathese")。特に、ヘテロ原子含有成分を出発物流から吸着により除去することが望ましい。US3915897においては、例えば水素化カルシウム、13Xモレキュラーシーブ及び酸化マグネシウムからの組み合わせがC4−オレフィン流の精製のために記載されている。EP1280749は、ゼオライト、酸化アルミニウム又は活性炭上での、P含有不純物及びジエンの吸着除去を伴うオレフィン混合物(C6〜C36)からのアルコールの製造方法を記載している。
慣用的に、この吸着材料は使用前に200〜250℃の温度で不活性ガス流中で活性化して、貯蔵の間に吸着された水及びCO2を再度脱着させなければならない。単にアルカリ土類金属酸化物、例えばMgOを事前に顕著に高い温度にして、表面に形成されたカーボネートを分解する。工業的に慣用な吸着材料(X)の再生は、同様に200〜250℃の温度での脱着(「熱スイング吸着」)により、幾つかの場合においては単に減圧(「圧力スイング吸着」)によっても実施する(Fa. Grace GmbH & Co. KG, In der Hollerhecke 1, 67545 Worms/Germanyの冊子"Sylobead")。特定の化学的方法における使用のために、より激しい条件下での別個の再生も挙げられている。例えば、DE19845857は、吸着剤を好ましくは酸化的雰囲気内で800℃までの温度で再生させるモノオレフィンをオリゴマー化する方法を記載している。EP1280749は、吸着床を200〜600℃の温度で酸素含有雰囲気内で再生させるアルコールの製造方法を記載している。
Re含有触媒上でのオレフィン性C4留分のメタセシスについては、出発物流の吸着精製が従来技術である。例えば、DE10013253は、モレキュラーシーブ及び大きい表面積の酸化アルミニウムを原則的に好適な吸着材として挙げている。DE−A−10309070においては、特にモレキュラーシーブ、例えば3Å又は13Xが、かかるC4オレフィンメタセシスの出発物にとって好ましい吸着剤として挙げられている。このモレキュラーシーブに好適な再生手順としては、100〜350℃の温度での酸化的処理が挙げられる。
本発明の課題は、少なくとも1つの非芳香族C−C多重結合を有する炭化水素のメタセシスの経済的な方法を提供することであった。
これに応じて、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法において、
I.工程(I)においては、化合物(B)から、これを少なくとも3質量%の酸化アルミニウムを含有し、かつ450〜1000℃の温度で活性化された吸着剤(吸着剤X)に接触させることにより不純物を遊離させ、そして、
II.工程(II)においては、工程(I)により不純物を遊離させた化合物(B)とメタセシス触媒とを、メタセシス反応に慣用的な条件下で接触させることにより、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法を見出した。
好ましくは、化合物(A)は、プロペン、3−ヘキセン、エチレン又は2−ペンテン又はこれらの混合物である。この製造のために、好ましくは、化合物(B)として、C4−出発化合物、例えば1−ブテン、2−ブテン又はエチレン又はこれらの混合物を使用する。特に好ましくは、化合物(B)は、ブテン、及び場合により更にエテンであり、その際、ブテンをブタンとの混合物の形で使用する。
しかしながら、化合物(B)としては、不飽和エステル、ニトリル、ケトン、アルデヒド、酸又はエーテルも挙げられ、これらは例えば、Xiaoding, X., Imhoff, P., von den Aardweg, C. N., 及びMol, J. C., J. Chem. Soc., Chem. Comm. (1985), 273頁に記載されている。
上述のC4出発化合物は、慣用的には、いわゆるラフィネートIIの形で準備する。このラフィネートIIは、一般的には30〜100、好ましくは40〜98質量%のブテン含有率を有するC4留分である。ブテンの他に、とりわけ飽和C4アルカンが存在していてよい。かかるラフィネートIIの回収は一般的には公知であり、例えばEP−A−1134271に記載されている。
特に、ラフィネートIIからの1−ブテンリッチの留分の留去により得られた1−ブテンを含有するオレフィン化合物又は1−ブテンを使用することができる。残留する2−ブタンリッチの留分から、この2−ブテンリッチの留分を異性化反応に供し、次いで蒸留により同様に1−ブテン及び2−ブテンリッチの留分に分けることにより1−ブテンを得ることができる。この方法は、DE−A−10311139に記載されている。
特に有利には、本発明にかかる方法により、プロペン又はプロペンと3−ヘキセンとの混合物を、2−ブテンとエチレン又は1−ブテンと2−ブテンとを含有する混合物のメタセシスにより、並びに3−ヘキセン及びエチレンを1−ブテンのメタセシスにより製造することができる。これに対応する方法は、DE−A−19813720、EP−A−1134271、WO 02/083609、DE−A−10143160に詳細に記載されている。
一般的に、化合物(A)は、化合物(B)からの物質流(物質流B)を工程(I)及び(II)に供することにより連続的に製造する。
この方法は、慣用的には、化合物(B)を、化合物(B)を含有する物質流(物質流B)の形で準備し、そしてこれを工程Iにより反応器中に取り付けられた吸着剤(X)からなる保護床(保護床X)に連続的に導通させ、その際、精製された物質流(B)を得て、次いでこれを工程IIにより反応器中に取り付けられたメタセシス触媒からなる触媒床に連続的に導通させ、その際、化合物(B)を得ることにより連続的に実施する。
好ましくは、物質流(B)は、C4炭化水素流である(以下、「C4供給流」とも称する)。
変法によれば、
Ia)工程(Ia)においては、ナフサ又は他の炭化水素化合物を水蒸気分解工程又はFCC工程に供し、そしてこの場合に形成された物質流から、1−ブテン、2−ブテン及び1000質量ppmより多いブタジエン及び場合によりブチン及び場合によりイソブテンを含有するC4オレフィン混合物を排出し、そして
IIa)工程(Ia)において形成されたC4オレフィン混合物から、実質的に1−ブテン、2−ブテン及び場合によりブタン及び場合によりイソブテンからなるC4炭化水素流(ラフィネートI)を、選択的水素化によりブタジエン及びブチンをブテン又はブタンに水素化するか又はブタジエン及びブチンを1,3−ブタジエン含有率が最大1000質量ppmになるように抽出蒸留により除去することにより製造することにより、C4供給流を準備する。
別の変法によれば、
Ib)工程(Ib)においては、ブテンを含有する炭化水素流から脱水素及び引き続いての精製により、1−ブテン、2−ブテン及び1000質量ppmより多いブタジエン及び場合によりブタン及び場合によりブチンを含有するC4オレフィン混合物を製造し、
IIb)工程(Ib)において形成されたC4オレフィン混合物から、実質的にイソブテン、1−ブテン、2−ブテン及び場合によりブタンからなるC4炭化水素流(ラフィネートI)を、選択的水素化によりブタジエン及びブチンをブテン又はブタンに水素化するか又はブタジエン及びブチンを1,3−ブタジエン含有率が最大1000質量ppmになるように抽出蒸留することにより製造することによりC4供給流を準備する。
一般に公知のFCC工程(Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH Verlag GmbH, Weinheim, Germany, Sixth Edition, 2000 Electronic Release, Chapter Oil Refining, 3.2. Catalytic Crackingを参照のこと)の場合には、相応の炭化水素を蒸発させ、そしてこの気相中で触媒と450〜500℃の温度で接触させる。粒子形の触媒は、対流に導かれる炭化水素流により流動される。触媒としては、慣用的に合成結晶ゼオライトを利用する。
同様に、一般に公知の水蒸気分解法(A. Chauvel, G. Lefebvre: Petrochemical Processes, 1 Synthesis -Gas Derivatives and Major Hydro-carbons, 1989 Editions Technip 27 Rue Ginoux 75737 Paris, France, Chapter 2を参照のこと)の場合には、炭化水素と水蒸気とを混合し、滞留時間に応じて700〜1200℃の温度に管型反応器中で加熱し、次いで素早く冷却し、そして蒸留により個々の留分に分離する。
工程(Ia)又は工程(Ib)により得られるC4オレフィン混合物における1,3−ブタジエン含有率が5質量%以上の場合、好ましくは、1,3−ブタジエン含有率が抽出蒸留により好ましくは1000質量ppm〜5質量%の含有率に低下するように、次いで1,3−ブタジエン含有率が選択的水素化により1000質量ppm以下に更に低下するように進行させる。
この方法又は別の大規模工業的方法により準備される化合物(B)は、不純物として、水、アルコール、エーテル、ケトン、アルデヒド、酸、特にカルボン酸、酸誘導体、アミン、ニトリル、チオール、アセチレン及びジエン、特にアレンからなる群からの化合物をしばしば含有する。この化合物(B)についての毒性供給物の割合は、一般的には合計1〜1000質量ppmである。
工程(I)において使用される吸着剤(X)は、好ましくは少なくとも10質量%まで、特に好ましくは75質量%までの酸化アルミニウムを含有する。吸着剤(X)中に含まれる酸化アルミニウムは、好ましくは、ガンマAl23、デルタAl23、シータAl23及びエータAl23からなる群から選択された相で存在するか、又はこれらの相の水和前駆物質で存在する。これらの相の水和前駆物質は、例えばベーマイト、擬ベーマイト又は水ばん土石である。殊に有利には、吸着剤(X)として純粋なガンマ酸化アルミニウムである。
更に、この吸着剤(X)は、助剤又は更なる吸着活性化合物、例えばアルモシリケート(Alumosilikate)、リン酸アルミニウム又はアルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物又はSiO2、好ましくはアルミノシリケート、リン酸アルミニウム又はアルカリ土類金属酸化物又はSiO2を含有してよい。
有利には、この吸着剤(X)を、最初に化合物(B)と接触させる前に、無機鉱酸、例えばH2SO4、HCl、HClO4、HNO3、H3PO4と接触させ、次いでこの鉱酸を再び除去する。
この吸着剤(X)の活性化は、最初に化合物(B)と接触させる前は、以下「最初の活性化」と称する。
更に、吸着剤(X)を最初の活性化の前に、少なくとも1種の元素W、Mo、Zr、Ti、Hf、Si、P、Fe、Nb、Ta、Mn及びVを含有する化合物又はこれらの化合物の混合物と接触させることが有効であると実証されている。この場合、好ましくは、酸化物又はホスフェートである。これらの化合物の前駆体、すなわち活性化の際に上述の化合物に変化する化合物も好適である。
同様に、必要であれば、例えば、亜鉛−、アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物又はランタニド元素の化合物並びにその水酸化物又は酸化物を好ましくは100〜1000質量ppmの量でドープすることにより、吸着剤の塩基性度を高めてよい。
吸着剤(X)は、好ましくは、少なくとも50m2/g、好ましくは100m2/gより大きい表面積及び少なくとも0.3、好ましくは0.4ml/gより大きい細孔容積を有する。この表面積は、DIN66131によるステファン・ブルナウア、ポール・エメット及びエドワード・テーラーの方法により測定する。細孔容積は、DIN66133によるHgポロシメトリーにより測定する。
慣用的には、吸着剤(X)を固定床として使用して、かつ成形体、例えば球、ストランド又は細片として存在する。
吸着剤(X)と化合物(B)との接触は、以下「吸着」とも称する。
この活性化は、慣用的には、吸着剤(X)と、450〜1000、好ましくは500〜900、殊に好ましくは550〜850℃の温度を有するガスとを接触させることにより生ずる。好ましくは、この接触は、ガスを固定床(X)に導通させることにより実施する。
活性化のためのガスとしては、酸素、二酸化炭素、空気、窒素、天然ガス又はこれらの混合物が好適である。
好ましくは、この活性化は、吸着剤(X)の質量がこの活性化によりもはや低下しなくなり、かつこの吸着剤(X)上に炭素又は炭素含有化合物が実質的にもはや吸着されなくなるまで行う。炭素又は炭素含有化合物の欠如は、元素分析により容易に調べることができる。
この吸着は、好ましくは0〜150℃、特に好ましくは20〜110℃、とりわけ20〜50℃の温度で行う。この吸着は、2〜100バール、好ましくは5〜50バールの圧力で慣用的に実施する。物質流(B)は、好ましくは液相で保護床(X)にわたって導く。
好ましくは、活性化及び吸着との時間差は、10日未満、特に好ましくは5日未満、特に好ましくは1日未満である。
活性化後及び吸着前に、吸着剤(X)を、二酸化炭素及び水蒸気からなる群から選択された、1000容量ppmより多いガスが存在するガス雰囲気ともはや接触させないことに留意すべきである。
吸着剤(X)は直接使用するのではなく、有利には、吸着剤(X)と化合物(B)とを最初に接触させる前に、すなわち最初の使用前に活性化させて十分な容量を達成する。
一般的に、吸着剤(X)の活性化は、最初の使用前だけでなく、吸着の所定の期間後にも行うことが必要である。所与の時間にわたって化合物(B)と接触させた吸着剤(X)又は保護床(X)の活性化は、以下「再生」とも称する。この再生は、遅くとも、不純物が吸着剤(X)によりもはや吸着されなくなった際に必要である。それというのも、その容量が尽きるからである。一般的に、再生は1時間ないし4ヶ月の時間後に必要である。
特に、吸着剤(X)上に高分子炭素含有化合物が吸着する場合には、この活性化を酸素含有ガス流を用いて行うことが推奨される。この場合、この炭素含有化合物は二酸化炭素に酸化され、そして除去される。この場合、再生は、保護床(X)と化合物(B)との接触を中断し、そして0〜450℃の温度で不活性ガス流をこの保護床(X)に導通させ、場合により次いで450〜700℃の温度で酸素含有ガス流をこの保護床(X)に導通させることにより実施する。
酸素含有ガス流としては、不活性ガス流の上述の成分の他に、0.05〜20質量%の酸素を含有するガス流が挙げられる。
工程(II)におけるメタセシス反応は重要ではなく、かつ慣用的に実施する("Handbook of Heterogeneous Catalysis", Eds. ErtI, G., Knoezinger, H., Weitkamp, J., VCH, Weinheim 1997におけるMol, J. C., Chapt. 4.12.2 "Alkene Metathesis" ; "Industrielle Organische Chemie", 4. Aufl., VCH, Weinheim 1994におけるWeissermehl, K., Arpe, H.-J., Chapt. 3.4 "Olefin-Metathese"を参照のこと)。
メタセシス触媒としては、工程(II)において、好ましくは、Re、W及びMoからなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有する少なくとも1種の化合物を含有するメタセシス触媒を使用する。
好ましくは、工程(II)においては、メタセシス触媒として、酸化レニウムを酸化アルミニウム上に含有する触媒を使用し、かつこのメタセシス反応を液相中で0〜120℃の温度で実施する。
特に好ましくは、少なくとも0.3質量%のRe原子の含有率、殊に好ましくは少なくとも1質量%のRe原子の含有率を有する触媒である。Re含有触媒についての慣用的な反応温度は、0〜150℃、好ましくは20〜110℃である。慣用的な反応圧力は、2〜100バール、好ましくは5〜50バール、特に好ましくは20〜40バールである。
しばしば、置換オレフィンの反応の際に、いわゆる共触媒、例えばスズ−、鉛−又はアルミニウムアルキルを使用して活性を更に高める。
実験部
供給物としてラフィネートIIを用いる管型反応器についての比較測定
管型反応器(メタセシス反応器)中に、新たに活性化されたメタセシス触媒(ガンマAl23担体上の10質量%のRe27)を事前に充填した。この触媒の充填前に、試験されるべき吸着剤(同様に事前に新たに活性化された)もしくは参照試験のために同量のステアタイト球を充填することもできた。吸着剤と触媒との比(g/g)は、この実験においては2:1〜5:1であった。
このメタセシス反応器の上流に、同様に場合により吸着剤(>100g)で充填されてよい更なる管型反応器(吸着反応器)が存在した。
ジエンの残留含有率が15ppm未満になるように、供給物として、事前に既に選択的水素化段階を通過させたラフィネートII(1−及び2−ブテンを含有する混合物)を使用した。1つの出発物容器を用いてそれぞれ少数の測定のみ行うことできたが、この容器の組成は少し変動したので、同じ測定系の(すなわち、同じ容器を用いる)測定値のみを直接互いに比較することができる。種々の測定系間の比較は、参照測定値がそれぞれ比較可能な結果をもたらす場合にのみ可能である。
メタセシス反応(40℃、35バールの条件)の結果として、このブテン混合物から、プロペン、2−ペンテン及び3−ヘキセンが生成物として形成される。この生成混合物を、オンラインGC(FID)により約20時間の時間にわたって追跡した(測定系1〜5についての図を参照のこと)。進行する不活性化は、主として、先行の精製工程にもかかわらず依然として小さい濃度(一般にppm範囲)で存在する毒性供給物の存在に帰する。吸着剤の改善された作用は、理想的には、より高い初期活性及び不活性化の遅延(すなわち、所与の時間t後のより高い活性)の両方を顕著にもたらす。生じた生成物について、代表的な化合物としてのトランス−3−ヘキセン(1−ブタンの自己メタセシスから生じた)の割合のみを時間の関数として示す。しかしながら、他の生成物の時間的な推移は、正確に同じ効果を示す。
400℃を上回る温度での活性化の後に全ての酸化アルミニウム含有吸着剤(X1〜X5)を使用する場合、触媒活性の改善もしくは不活性化の低下が生ずることを認識することができる。吸着反応器中の付加的なモレキュラーシーブは、完全に省くことさえできる(測定Q)。これに対して、このモレキュラーシーブの高温でのかかる活性化(測定S)は、顕著な改善を示さない。
Figure 2008531644
ブテン混合物から形成されたトランス−3−ヘキセンの割合を時間の関数として示す図である ブテン混合物から形成されたトランス−3−ヘキセンの割合を時間の関数として示す図である ブテン混合物から形成されたトランス−3−ヘキセンの割合を時間の関数として示す図である ブテン混合物から形成されたトランス−3−ヘキセンの割合を時間の関数として示す図である ブテン混合物から形成されたトランス−3−ヘキセンの割合を時間の関数として示す図である

Claims (19)

  1. 非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法において、
    I.工程(I)において、化合物(B)から、これを少なくとも3質量%の酸化アルミニウムを含有し、かつ450〜1000℃の温度で活性化された吸着剤(吸着剤X)に接触させることにより不純物を遊離させ、そして、
    II.工程(II)において、工程(I)により不純物を遊離させた化合物Bとメタセシス触媒とを、メタセシス反応に慣用的な条件下で接触させることにより、非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する化合物又はこれらの化合物の混合物(化合物A)を非芳香族C−C二重結合又はC−C三重結合を有する他の化合物又はこれらの他の化合物の混合物(化合物B)から製造する方法。
  2. 酸化アルミニウムは、ガンマAl23、デルタAl23、シータAl23及びエータAl23からなる群から選択された相で存在するか、又はこれらの相の水和前駆物質で存在する、請求項2に記載の方法。
  3. 吸着剤(X)が、少なくとも75質量%の酸化アルミニウムを含有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 吸着剤(X)の活性化を、真空中でか又は二酸化炭素、空気、窒素及び天然ガスの群から選択されたガス又はこれらのガスの混合物を有する雰囲気中で実施する、請求項1から3までの何れか1項に記載の方法。
  5. 活性化前の吸着剤(X)を、化合物(B)と吸着剤(X)とを最初に接触させる前に、無機鉱酸と接触させ、そしてこの鉱酸を再び除去する、請求項1から4までの何れか1項に記載の方法。
  6. 吸着剤(X)が、触媒有効量のアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、ランタニド化合物又は亜鉛化合物を含有する、請求項1から4までの何れか1項に記載の方法。
  7. 吸着剤(X)が、少なくとも50m2/gの表面積及び少なくとも0.3ml/gの細孔容積を有する、請求項1から6までの何れか1項に記載の方法。
  8. 化合物(B)が、ブテン及び場合により更にエテンであり、ブテンを場合によりブタンとの混合物の形で使用する、請求項1から7までの何れか1項に記載の方法。
  9. 化合物(B)が、1−ブテン、2−ブテン又はエチレン又はこれらの混合物であり、かつ化合物(A)が、プロペン、3−ヘキセン、エチレン又は2−ペンテン又はこれらの混合物である、請求項1から8までの何れか1項に記載の方法。
  10. 化合物(B)を、化合物(B)を含有する物質流(物質流B)の形で準備し、そしてこれを工程Iにより、反応器中に取り付けられた吸着剤(X)からなる保護床(保護床X)に連続的に導通させ、これにより精製された物質流(B)を得て、次いでこれを工程IIにより、反応器中に取り付けられたメタセシス触媒からなる触媒床に連続的に導通させ、これにより化合物(B)を得ることにより連続的に実施する、請求項1から9までの何れか1項に記載の方法。
  11. 物質流(B)が、C4炭化水素流(C4供給流)である、請求項1から10までの何れか1項に記載の方法。
  12. Ia)工程(Ia)において、ナフサ又はその他の炭化水素化合物を水蒸気分解工程又はFCC工程に供し、そしてその際に形成された物質流から、1−ブテン、2−ブテン及び1000質量ppmより多いブタジエン及び場合によりブチン及び場合によりイソブテンを含有するC4オレフィン混合物を排出し、そして
    IIa)工程(Ia)において形成されたC4オレフィン混合物から、実質的に1−ブテン、2−ブテン及び場合によりブタン及び場合によりイソブテンからなるC4炭化水素流(ラフィネートI)を、選択的水素化によりブタジエン及びブチンをブテン又はブタンに水素化するか又はブタジエン及びブチンを1,3−ブタジエン含有率が最大1000質量ppmになるように抽出蒸留により除去することにより製造することにより、C4供給流を準備する、請求項11に記載の方法。
  13. Ib)工程(Ib)において、ブタンを含有する炭化水素流から脱水素及び引き続いての精製により、1−ブテン、2−ブテン及び1000質量ppmより多いブタジエン及び場合によりブチン及び場合によりブタンを含有するC4オレフィン混合物を製造し、
    IIb)工程(Ib)において形成されたC4オレフィン混合物から、実質的にイソブテン、1−ブテン、2−ブテン及び場合によりブタンからなるC4炭化水素流(ラフィネートI)を、選択的水素化によりブタジエン及びブチンをブテン又はブタンに水素化するか又はブタジエン及びブチンを1,3−ブタジエン含有率が最大1000質量ppmになるように抽出蒸留することにより製造することによりC4供給流を準備する、請求項10に記載の方法。
  14. 工程(Ia)又は工程(Ib)により得られるC4オレフィン混合物における1,3−ブタジエン含有率が5質量%以上の場合、1,3−ブタジエン含有率を抽出蒸留により1000質量ppm〜5質量%の含有率に低下させ、次いで1,3−ブタジエン含有率が選択的水素化により更に1000質量ppm以下に低下させる、請求項11又は12に記載の方法。
  15. 工程(I)における化合物(B)と吸着剤(X)との接触を、0〜150℃の温度及び2〜100バールの圧力で実施する、請求項1から14までの何れか1項に記載の方法。
  16. 工程(I)における活性化を、事前に1時間ないし4ヶ月にわたって化合物(B)と接触させた保護床(X)上で行う、請求項10から15までの何れか1項に記載の方法。
  17. メタセシス触媒として、Re、W及びMoからなる群から選択された少なくとも1種の元素を含有する少なくとも1種の化合物を含有する触媒を使用する、請求項1から16までの何れか1項に記載の方法。
  18. 工程(II)において、メタセシス触媒として、酸化レニウムを酸化アルミニウム上に含有する触媒を使用し、かつこのメタセシス反応を液相中で0〜120℃の温度で実施する、請求項1から17までの何れか1項に記載の方法。
  19. 水、アルコール、エーテル、ケトン、アルデヒド、酸、特にカルボン酸、酸誘導体、アミン、ニトリル、チオール、アセチレン及びジエン、特にアレンからなる群からの化合物を不純物として含有する化合物(B)を使用する、請求項1から18までの何れか1項に記載の方法。
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