JP2008528863A - 熱交換型パワープラント - Google Patents

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Abstract

外部熱源を利用し、封入された作動気体が供給され加熱媒体と冷却媒体が交互に入り込む少なくとも3つの熱交換器からなる熱機関が開示されている。作動シリンダと通気に関連する各熱交換器における状態の熱力学的変化は、a)定容加熱、b)等温膨張、c)定容冷却及びd)等温圧縮である。また熱的分離(ディカップリング)を特徴とし、何個かの熱機関Aによって発電されるパワープラントが開示されている。熱機関は直列に配置され、そこに冷却媒体及び加熱媒体を逆流方式で通す。最後の熱機関から排出された後の加熱された冷却媒体は燃焼用空気として利用される。一方、逆方向の最後に置かれた熱機関から排出された加熱媒体は引き続き加熱の目的のためまたは他の熱消費のために利用される。

Description

本発明は、図1から図18を参考にして以下に記載される熱機関を数個設置して、有効熱量を主に発電用としてまたは主に加熱等の他の用途のために利用するか、もしくは同時に発電用及び他の用途の両目的のために様々な比率で有効熱量を利用する熱交換型パワープラントに関する。
本発明において利用される熱機関は、外部熱源で作動し、スターリングサイクル(Stirling cycle)にクラウジウス−ランキンサイクル(Clausius Rankine cycle)と同様のサイクルを複合させた原理にしたがって作動する。
各サイクルは6個の状態変化、すなわち、2個の等圧変化、2個の定容変化及び2個の等温変化からなる。
経時的に変わるが、上述したサイクルのいくつかは本熱機関で同時に起こる。状態変化すなわち各サイクルの膨張及び収縮により共通の作動シリンダが動く。
化石燃料から得る一次エネルギーは費用がかさむため、かかる一次エネルギーのより効率的な利用に貢献しうる解決策が望まれている。地球温暖化は、化石燃料使用を回避すること及び再生エネルギーの利用の必要性を意味している。ディーゼル機関や内燃機関(オットー機関)のような最も一般的に利用されている熱機関は、道路交通、海路交通、空路交通に利用され二酸化炭素(CO)放出によって環境を著しく汚染している。経済的な理由から、これらの熱機関は、一般的にガソリン、ディーゼル油、灯油または天然ガス等の化石に由来する燃料によって作動する。これらの化石燃料を再生燃料に置き換える研究が増加してきている。特に、例えば水素、菜種油、発酵ガスまたは他のバイオマスの再生エネルギー(例えばフィッシャー−トロプシュ プロセスによる)の燃料を使用するための研究がなされている。
主に蒸気タービン及びガスタービン、熱・電力複合(CHP)機及びディーゼル機関または内燃機関を有した発電機が、現在発電用に使用されている熱機関である。蒸気タービン用の蒸気発生を除いて、これらの発電機が再生燃料によって作動する程度は少ない。
これらすべての熱機関には一つの共通点がある、すなわちこれらは単に利用エネルギーの比較的少量、およそ30―40%のみを電力と等価な機械的仕事に転換できるという点である。一次エネルギーの残りの60−70%は、熱的加熱に利用されないならば、熱エネルギーとして失われる。
熱の必要性にしたがって、この余剰エネルギーを利用するために、低温度で効率性もよく稼働する様々な熱機関が発展してきた。これらの発展してきたものの一つが、オーガニック−ランキンサイクル(ORC)であり、作動物質として水や蒸気を使用する代わりに有機化合物が採用され、有機化合物の蒸発温度や蒸気圧によって低温度での稼働が可能になる。近年ではORCシステムのいくつかが稼働している。ORCシステムを使用することによって、地熱のような再生エネルギーが仕事に転換される。
化石燃料を節約するために、スターリング機関が盛んに試みられている、なぜなら本熱機関において燃料の選択は重要でないからである。熱生成は発電と独立して起こる。スターリング機関は、すでにいくつかの会社によって連続して異なるタイプで製造されている。他の機関のなかで、スターリング機関は、小型の熱・発電複合ステーション(CHP)において使用されている。
太陽熱を電気に転換するという要求は、スターリング機関の発展の促進と深く結びついている。
スターリング熱機関において、密閉された気体の固まりは時間毎に加熱されたり冷却されたりする。これに伴う圧力変化は、作動ピストンによる機械的仕事に転換される。理想的な熱力学的プロセスは、4つの状態変化からなる、すなわち、等温圧縮(等温変化)、定容加熱(定容変化)、等温膨張(等温変化)及び定容冷却(定容変化)である。高圧下で、作動気体は高温空間と低温空間との間を押したり押し戻されたりする。効率を上げるために、再生器がこれらの両空間の間でスイッチ動作する。低温空間側へ気体が流れる時には再生器に熱を供給し、逆の流れの場合には熱を吸収する。
低温での熱・発電プラントとしては、スターリング機関は経済的な面からはほとんど使用することができない、なぜならこの場合には熱力学的効率が非常に低いからである。機械的なロスのために、利用可能な出力は主に内部で使用される。
高温ガス機関としてのスターリング機関及びクラウジウス−ランキンサイクルによる蒸気プラント(ORCを含む)は、一般的に使用されている外部への熱生成を伴う唯一の熱機関である。
クラウジウス−ランキンサイクルにおいて、水または他の物質が高圧下(等圧)で蒸発する。蒸気はタービン内で等エントロピー的に膨張し低圧レベルになり、等圧状態を維持しながら(等圧変化)、凝縮により再度液体となる。ポンプを使用し、凝縮物は再び高圧レベルにおかれる(等エントロピー変化)。この段階で、サイクルが再び開始する。クラウジウス−ランキンサイクルは2つの等圧変化と2つの等エントロピー変化からなる。
従来技術によると、US4,138,847公報「熱再生機関」及びDE2649941A1公報「スターリング機関及びその使用方法」について述べられており、熱交換器を有した熱機関が記載されている。しかるに、2つの温度レベル間の状態変化としての等温膨張及び等温圧縮と同様に、作動気体は定容加熱と定容冷却を達成する。ここでの発明の目的は、多くのプロセス中から、すなわち状態の定容変化の利用を進めることによって廃熱を利用することであり、また同時に、より小型の複合構造を得ることである。
本発明は熱機関であり、低温における操作条件であっても比較的高い効率を有する。他に多々ある中で、本発明の主な目的は、通常は高温排気中に失われてしまう工業的過程または発電所の廃熱の一部を回収することである。また、冷却塔やこれと同様のプロセスによって通常は環境に放出される廃熱の一部が液体からも回収される。
現在では、低温度レベルなため経済的な観点から利用されていないが、熱機関を使用することによって、失った熱の大部分は電力に転換される。
原則的には、本発明は二つのサイクル(スターリングサイクル及びクラウジウス−ランキンサイクル)が基本となり、この二つのサイクルは同時に作動し、お互いの長所を呈示している。クラウジウス−ランキンサイクルは、事実上スターリングサイクル内で起こり、クラウジウス−ランキンサイクルの等エントロピー変化は、スターリングサイクルの等温変化に置き換えられる。クラウジウス−ランキンサイクルは二つの等圧変化及び二つの等温変化からなり、これらの等温変化は両サイクルの要素となる(図中、図16から図18参照)。
蒸発や凝縮を可能にするために、熱機関の操作で必要とされる温度レベル内で、適切な選択圧力において沸点を有する作動流体を選択する。
使用される熱交換器(広い伝熱面を備えた密閉された容器)は、二つの半分体に分けられている。この二つの半分体は、一方の半分体から他の半分体への熱の流れが最小になるような方法で、半分体の間に断熱層を介して一緒に接合されている。しかしながら、作動流体は液体や気体のように妨げられずに一方の半分体から他方の半分体に流れることができる。
作動流体の状態変化は、自由移動ピストン(フリ−ピストン)を備えた作動シリンダで仕事に転換される。熱交換器はバルブと一体化した連結パイプによって作動シリンダと連結し、連結パイプを通って、熱交換器と作動シリンダの間の作動流体が交換される。自由移動ピストン(すなわち、ピストンが連結ロッドによってクランクシャフトに連結していない)であるため、熱交換器はピストンの両側でシリンダに連結されうる。
本発明においては、数個のサイクルが同時に作動するので数個の熱交換器が必要となる。作動シリンダの一方側に連結されねばならない熱交換器が最低でも3個必要である。作動シリンダの両側に交互に連結する、すなわち3個がそれぞれの側に連結する少なくとも6個の熱交換器が必要である。熱交換器の数は制限されない。奇数個の熱交換器のみを作動シリンダのそれぞれの側に付けることができる。両側の熱交換器の数は対応しなくてはならない。
バルブは各連結パイプに位置しており、バルブは、所定期間オープン機構(例えば、カムディスクまたは電動アクチュエータによる)によって開かれる。一つのサイクルにおいて、バルブは2回開いて閉じる、一度は圧縮の時でありもう一度は膨張の時である。
熱交換器は星型形状で作動シリンダの回りに設置され、作動シリンダにしっかりと連結している。作動シリンダとともに熱交換器はロータを形成し、ロータは定常的に縦軸(長手軸)の回りを回転する。各一回転の間に、完全なサイクルが各熱交換器において形成される。
作動シリンダのピストンは自由に動く。ピストンの両側で異なるサイクルが作動する。一方側では凝縮が起こり、同時にもう一方側では膨張が起こる。
状態の6変化が順序通りに起こる(図17のP−v線図または図18のt−s線図を参照)。
1.定容冷却
作動流体は一定容積のもとで熱交換器内で冷却される。熱交換器は、断熱層によって中央部で熱的に区分けされた二つの部分からなっている。熱交換器のその一つの部分のみが、作動流体の凝縮温度まで冷却される。
2.等圧圧縮
凝縮温度に到達すると、作動流体の蒸気は一定圧力、一定温度のもとで凝縮し始める。作動シリンダと熱交換器の間にあるバルブが開き、圧縮によりさらなる作動流体の蒸気が流れこみ、熱交換器への流れができる。これは、一つは同一の熱交換器における負の圧力により、また作動シリンダにおいてピストンにかかる外的圧力によるものである。連続的冷却により、さらに一層の作動流体の蒸気が凝縮される。
3.等温圧縮
作動シリンダから作動気体が熱交換器に流れ込む間、熱は熱交換器から放出される。作動流体の蒸気は完全には凝縮せず、放熱を伴い密度が高くなる。バルブは閉じる。
4.定容加熱
等温圧縮により大量の作動流体が熱交換器に入り込んだ状態にある。連続したローテーション(回転)の間、作動流体の凝縮物は熱交換器の冷却部の半分体からもう一方の半分体に流れ込み、加熱媒体により高温レベルまで加熱される。この温度は作動流体の沸点より高温である。作動流体の一部は蒸発する。熱交換器の冷却部の半分体において凝縮が同時に起こるのを避けるために、両部分間の連結部は機械的に閉じられるか、または熱交換器の冷却部は再生プロセスで加熱される。
5.等圧蒸発
熱交換器を高い温度レベルに加熱すると作動流体は蒸発する。流体の凝縮物は、熱交換器内の圧力が作動流体の蒸気圧に達するまで蒸発する。バルブは再び開けられる。すると圧力により作動流体は熱交換器から作動シリンダに移動し、一方、より多くの熱が熱交換器に移動する。圧力低下と連続的熱供給によりさらに凝縮物が蒸発する。
6.等温膨張
凝縮物が残らず蒸発した後、作動流体の蒸気は熱供給されながら作動シリンダ内に膨張し続ける。バルブは閉じられる。
数個の熱交換器がそれぞれ作動シリンダに連結パイプ4によって連結している。各熱交換器において同じプロセスが起こる。それぞれの熱交換器における各プロセス(スターリングサイクルとして示す)は経時的に入れ変わる。図13A、図13B、図13Cにおいて様々なプロセスの順序とそれらのお互いの関係を模式的に示す。
本発明における熱機関として実施されるモデル、それはスターリングサイクルとクラウジウス−ランキンサイクルが両方一緒に実行されるタイプであるが、かかるモデルを図12に模式的に示す。
本発明は熱機関に関するものであるが、図19から図21にあるように特に熱移動を伴うパワープラントに関する。
エネルギ熱変換が多くの大小のパワープラントより盛んに利用されている。クラウジウス−ランキンサイクルに従って作動するパワープラントにおいて、蒸気は部分的にまたは完全に熱交換器において凝縮し、残った蒸気は、冷却塔または空気冷却コンデンサまたは他のプロセスにおいて凝縮する。熱交換器で回収された熱は、加熱、地域暖房または他の用途に用いられる。
オーガニックランキンサイクルにおいて、燃焼プロセスで生成する熱の一部は、熱オイル循環に取り込まれ、今度はオーガニックランキンサイクルの作動流体が熱オイル循環によって蒸発し、クラウジウス−ランキンサイクルにおける蒸気タービン及び発電機を駆動する。作動流体の凝縮によって蓄熱した熱は、水を加熱するのに利用されるかまたは空気冷却コンデンサによって大気中に放出される。
内燃機関を有する熱・発電複合プラント(CHP)において、冷却水、油冷却器及び燃焼ガスからの廃熱は、加熱及び他の目的のために利用される。
先行技術においては、スターリングエンジンによって生成熱の一部が電力に転換されるヒーティングプラントに関して言及されている。
もしも上述のプラントが熱を目的として操作されるならば、すなわち熱の必要性に応じて操作される場合には、年間効率は高いが、しかし利用率は乏しいものになる。もし熱・発電複合プラント(CHP)が、発電を目的として操作される場合には、廃熱は完全に利用されずに冷却塔または空気冷却器によって大気中に放散される間に熱損失が生じるであろう。これらの損失が年間効率及び利用率を低減させる。
本発明に関しては、発電または熱または発電と熱の両方が実質上同一の効率で生成されるため、年間を通して全負荷をかけて熱・発電複合プラントを操作することができる。こうして高い年間効率と利用率が達成される。本発明によって廃熱プロセスからも電力に転換することができる。
(用語の定義)
以下の記載において、低温の媒体を“冷却媒体”と称し、高温の媒体を“加熱媒体”と称する。
以下の記載において、“加熱する”という表現は、加熱する工程と加温する工程に関しても使用される。
(スターリング比較サイクルに対応するサイクルに関して)
熱力学的プロセスは、対応するスターリングサイクルの順序を有する状態の4変化からなる。
広い熱交換表面を有する閉空間(以下、熱交換器1という)において、作動気体は、閉空間の回りを流れる(液体または気体の)媒体によって周期的に加熱または冷却される。また放射エネルギー(例えば太陽エネルギー)によって作動流体の温度を上げることも可能である。熱交換器1の閉空間とシリンダの行程容積との間にあるバルブ5が開かれた後、加熱または冷却によって生じる圧力差は、作動ピストン3上に転換される。
作動流体の状態の4変化は、以下の通りである。
1.一定体積の下で(定容)の熱供給−バルブ5が閉じる
2.一定温度の下で(等温)の膨張(吸熱あり)−バルブ5は開く
3.一定体積の下で(定容)の熱供給−バルブ5が閉じる
4.一定温度の下で(等温)の圧縮(放熱あり)−バルブ5は開く
スターリング機関と本発明との主な違いは、ピストン3の膨張ストロークの後の圧縮ストロークが同一の熱交換器1に起因するのではないということである。少なくとも3個の熱交換器1が必要であり、これらが交互に周期的に暖めたり冷やしたりする。
共通の作動シリンダ2とピストン3と協働して一つ一つの熱交換器1において、個別のサイクル的プロセスが起こるが、このプロセスは経時的に全ての他の熱交換器1に入れ替わる。
共通の作動シリンダ2において、個々のスターリングサイクルプロセスは、ある熱交換器1の等温膨張のあとに別の熱交換器1の等温圧縮が続くように調整されている。この圧縮の後にさらなる熱交換器1の等温膨張が再び続く。
スターリング機関と同様に、内的燃焼は起こらない。熱と電力は別々に発生する。このことは本熱機関が専ら外的熱源によって作用し、自給自足プラントを代表するということを意味する。熱を発生するものであれば、一次エネルギーとして使用することができる。
圧縮と膨張は主にピストン変位スペースの外部で起こるため、フライホイールまたはその同等物は不要である。機器の効率を損なう摩擦損失に煩わされる機械的リンク機構が不要である。従来の熱機関と反対にピストン3の動きは直接電気に転換される。このため、非金属製作動シリンダ2の回りの電気巻線及び磁性ピストン3が必要となる。
(基本モジュールの構成)
熱機関を図1、図2及び図8に模式的に示す。
基本的に図示される熱機関は以下のものからなる。
1.熱交換器1A,1B及び1Cは、作動シリンダ2の回りに星形状に配置されたロータの形をなし、縦軸(長手軸)の回りを作動シリンダと共に回転する。熱交換器1A,1B,1Cその他は全て1で示される。回転動作をするため個別の熱交換器1は一回転のうち半分は冷却媒体(冷却セクション)を通り、また一回転の半分は加熱媒体(加熱セクション)を通る、したがって熱交換器は交互に冷却媒体と加熱媒体にさらされる。
熱交換器1は、作動シリンダ2への単一連結部を有する密閉空間である。熱交換器1はパイプ内に位置し、パイプは熱交換器を外部から被覆し外部カバー13(図10)を形成している。同様に、内部側に位置するパイプが熱交換器1と作動シリンダ2との間に設けられ内部カバー14を形成する。これらのカバー13,14は熱交換器1の長さと同じである。これらのカバーは熱交換器1が収まる環状のダクトを形成する。外部カバーから内部カバーに達する分離仕切り15が、各熱交換器1の間に設けられている。その結果、各熱交換器1は、加熱・冷却媒体が導入され各熱交換器1の周囲を囲むダクト内に位置している。
各熱交換器1は、一カ所の開口部以外は完全に密封されている。開口部はパイプ4とバルブ5で作動シリンダに連結し、パイプ4とバルブ5を介して作動気体が流出入する。
熱交換器1は熱伝導性が高い(例えば、銀、銅、アルミニウム)材料により製造される。
2.ピストン3は作動シリンダ2内で自由に往復運動する。効率性を高めるために、作動シリンダの内部表面は、熱容量が低く熱伝導性は低くまた滑り性は良好(例えばテフロン(登録商標))であることが必要である(作動気体から作動シリンダ2に移る熱をできるだけ少なくし、また逆に、作動シリンダから作動気体に移動する熱もできるだけ少なくしなければならない)。
発電用に電気コイル8を作動シリンダ2の回りに設置する。作動シリンダ2それ自体は、非金属性材料(ガラス、セラミックス、プラスチックまたはこれと同様の材料)から製造されている。作動シリンダの片側または両側に開口部が設けられ、開口部に連結パイプ4が接続され作動シリンダ2の内部にスペースを構成する。
3.ピストンロッドまたは他の機械的連結部を備えない自由移動ピストン3は、作動シリンダ2内を自由に往復移動することができる。ガソリン機関と同様に、ピストン3は作動シリンダ2の壁に対してシールしている。
効率性を高めるために、作動気体に接触するピストン3の表面は、熱容量が低く熱伝導性が悪い表面からなっている。加速的仕事を最小にするため、ピストン3の質量をできるだけ小さくすることは有用である。
ピストンの動きから直接的に電力を得ることができるようにするために、ピストン3は磁性を帯びていなくてはならない。この磁性体を符号7で示している。
4.連結部、特に連結パイプ4A,4B,4Cは各熱交換器1A,1B,1Cの内部スペースと作動シリンダ2の内部スペースを接続する連結部である。連結部4A,4B,4C等を全体として符号4で示す。これらの連結パイプ4は不要なデッドスペースを避けるためできるだけ短く保たれる。可能ならば連結部4は熱容量及び熱伝導性が低くあるべきである。これらの連結部4の周囲が冷却媒体/加熱媒体によって覆われないところは、熱交換器とは離れて外界に接している。コントロールバルブ5は、作動シリンダ2に一体化されていない限り、これらの連結パイプ4に設けられている。
5.個々のバルブ5からなるコントロールバルブ5は、それぞれ熱交換器1と作動シリンダ2との間の連結パイプ4に設けられ、実際のプロセスを統制している。これらのバルブ5の構成ではなくバルブの適用が本発明の実質的な特徴である。
各熱交換器1A,1B,1Cについて、バルブ5A,5B,5Cが設けられている。バルブ5A,5B,5Cなどを全体として符号5で示す。各熱交換器1の内部と作動シリンダ2の内部とを接続したり分離するために、バルブ5は交互に開いたり閉じたりする。バルブ5が開かれたときに、各熱交換器1の空間は直接作動シリンダ2の空間と接続する。バルブ5は気密密閉され熱交換器1と作動シリンダ2との間の最大圧力差に対応できるように設計されている。
6.バルブアクチュエータ6は、適時にバルブ5を開いたり閉じたりするように設計されている。バルブアクチュエータ6は機械的動作(例えばカムシャフト/カムディスクに関して)または電気的/電子的な作用をもたらす。バルブ5は、熱交換器1の加熱・冷却と同じリズムで開いたり閉じたりする。熱交換器1の加熱プロセスまたは冷却プロセスの最後に、熱交換器1に通じているバルブ5が開き、バルブが開くことによって膨張や圧縮が起こる。膨張または圧縮の後で熱交換器1が加熱媒体から冷却媒体へ変わる前、またはこの逆の場合に、バルブ5は閉じる。
7.作動ピストン3の磁性化は、永久磁石7または励磁コイルによってなされる。励磁力はシリンダ2からピストン3への滑り接触によって伝達される。
8.電気コイル8が作動シリンダ2の回りに配置され、ここで電磁性ピストン3の運動の結果として、電力が生成される。
9.熱交換器1が作動シリンダ2の一方側のみについている作動シリンダ2の場合にのみ、圧力調整槽9を使用する。作動気体で満たされた圧力槽は、熱交換器1における静圧が大気圧からそれた場合に圧力調整を行う。
10.循環空気ファン10または循環ポンプ10は、膨張行程の直後(バルブ5を閉じた後)の加熱された熱交換器1から、圧縮段階の最後(バルブ5を閉じた後)の冷却された熱交換器1へ媒体を循環させる。この循環によって、熱交換器の壁に蓄熱された熱の一部が、冷却された熱交換器1を暖め加熱された熱交換器を冷却するために熱交換される。この再生プロセスによって、加熱媒体のより多くの熱量が作動気体を加熱するのに利用できる。
11.循環ダクトすなわち循環パイプ11は、熱交換器1の加熱/冷却媒体を冷却された熱交換器1に導入し、冷却された熱交換器1からファン/ポンプ10に導入し、そして加熱された熱交換器1に戻す(図11参照)。
12.加熱部分と冷却部分(図12参照)との間に個別に設けられているパイプ形状の分離壁12は、ロータ内で加熱媒体と冷却媒体を分離する。
13.熱交換器1の回りの外部カバー13とダクトの一部が熱交換器1の回りに加熱/冷却媒体を導く。内部カバー14と分離仕切り15とともに外部カバー13は各熱交換器1の回りに環状ダクトを形成する。
14.内部カバー14は、作動シリンダ2に向かって媒体ダクトのパイプ状の境界が構成されるように設置されている。外部カバー13と分離仕切り15とともに内部カバー14は各熱交換器1の回りに環状ダクトを形成する。
15.分離仕切り15は各熱交換器1の間の区切りであり、内部カバー14と外部カバー13とともに各熱交換器1の回りを回転する間加熱/冷却媒体を導く。
(基本モジュールを基にしたプロセスの説明)
エネルギー源として温空気を用いるモデルに基づいて、プロセスサイクルを説明する。本モデルを模式的に図8に示す。プロセスの順序を模式的に図9A,9B,9Cに示す。
本モデルは、作動シリンダ2の回りに星形状に配列されている3個の熱交換器1からなる。隣接する熱交換器1との間の角度はそれぞれ120°である。熱交換器1は作動シリンダ2と固定して連結しており、外部カバー13及び内部カバー14と同様に、熱交換器と作動シリンダはともに一緒に縦軸(長手軸)の回りを回転する。熱交換器1は交互に加熱または冷却媒体が流れているスペース内に移動する。図8において、かかるスペースは加熱ゾーンまたは冷却ゾーンと称されている。冷却媒体及び加熱媒体を導くダクトは熱交換器の環状ダクトの流入及び流出部に連結している。熱交換器1が位置している環の半分の部分に2種類の媒体のそれぞれが導入される。
このモデルにおいて、バルブアクチュエータ6は、カムディスクとして示され、ロータが回転することよってバルブ5のタペットがカムディスク6の輪郭をたどるように配列されている。カムディスクそれ自体は固定されている。カムディスクは2個の対向するカムを有している。対応する熱交換器1が冷却ゾーンまたは加熱ゾーンの約2/3をカバーするときにバルブ5が開くようにカムが配置されている。冷却媒体にある熱交換器1が加熱媒体に変わる直前にバルブ5は閉じる(逆の場合も同様である、すなわち加熱媒体にある熱交換器1が冷却媒体に変わる直前にバルブ5は閉じる)。
各熱交換器1におけるプロセスは、図9Aから図9Cに順を追って示すように進行する。このモデルでは、熱交換器1と作動シリンダ2は外的駆動によって回転すると仮定している。
(ストローク1)
熱交換器1Aはすでに熱空気流中に存在し、封入されている作動気体はすでに暖められている。制限されたスペース内で加熱されることによって熱交換器1A内の圧力は一定容積で(定容変化)増大する。カムプレート6が回転することによってバルブ5Aを開く。圧力がかかった作動気体は、作動シリンダ2の方向に膨張してピストン3を動かすことで仕事をする。膨張している間、熱交換器1Aは依然として熱空気中に存在している。その結果、等温膨張が起こる。
(ストローク2)
ピストン3がバルブ5Aから離れた方に移動する間、作動シリンダ2及び熱交換器1は回転を続けバルブ5Aが閉じる。それと同時に別のバルブ5Bが開き、バルブ5Bは作動シリンダ2のスペースを熱交換器1Bのスペースに接続する。熱交換器1Bは冷却媒体に曝されている。熱交換器1Bに関しては、密封気体は一定容積のもとで冷却され結果として負圧になっている。バルブ5Bを開くことによって作動シリンダ2からの気体が熱交換器1B側で圧縮され、差圧によりピストン3はバルブ5B側に戻るように移動する。熱交換器1Bは定常的に冷却媒体の流れ中に存在するので圧縮行程の間、作動気体は熱を奪われ、等温圧縮する。
このとき熱交換器1Aは既に一部冷空気の流れの中に存在している。
(ストローク3)
熱交換器が回転しピストン3が往復運動する間に、3番目の熱交換器1Cが加熱媒体中に存在する。一定容積のもとで熱交換器1C内の作動気体の圧力は増大する。バルブ5Cを開くことによって、作動気体は熱交換器1Cから作動シリンダ2内へ等温的に膨張しピストン3をバルブ5から離れた方向に押す。
(ストローク4)
ピストン3が移動し熱交換器が回転している間、熱交換器1Aは冷却媒体中に存在する。バルブ5Aが閉じているので、一定容積のもとで(定容変化)作動気体から熱が取られる。したがって、熱交換器1A内で作動気体の負圧度が増大する。更なる回転の後に、バルブ5Aが開き、作動気体が負圧のためピストン3は再び元に戻る。
(ストローク5)
加熱媒体によって熱交換器1B内の作動気体に熱が供給され、一定容積であるため、熱交換器1B内の圧力(正圧)が増大し、バルブ5Bを開くことによって作動シリンダ2の方向に膨張する。ピストン3は、この(等温)膨張によって再び押し離される。
(ストローク6)
冷却媒体によって熱交換器1C内の作動気体から熱が取られ、熱交換器1C内は一定容積であり、負圧が増大する。バルブ5Cを開くと、作動シリンダ2内から作動気体が熱交換器1C内に入り圧縮される。ピストン3は、この(等温)圧縮のために再び元に戻る。
ストローク6の後に、ストローク1から始まり行程が繰り返される。ロータが完全に一回転する間に、各熱交換器1はバルブ5によって作動シリンダ2に2回接続される、一度は膨張のために、もう一度は圧縮段階のために接続される。
様々なサイクルの効率を最大にするために、外的作用によって、例えば加熱媒体または冷却媒体のパラメータを変えることによって、ロータの速度を調整することが可能である。
(基本モジュールの変形例1)
(図3参照)
基本モジュールに関して述べたように、熱機関は作動シリンダ2とともに非金属性の材料(ガラス、セラミックス、プラスチックまたはこれらと同様の物)からなる。ワイヤコイル8が、発電のために作動シリンダ2の回りに付けられている。
自由移動ピストン3は永久磁石7または電気的によって励磁される。ピストン3を往復運動することによって、作動シリンダ2の回りのコイル8に電気が生成される。
(基本モジュールの変形例2)
(図4参照)
作動シリンダ2が大気圧に通じている場合には、作動気体の静圧が大気圧と相違すると、ピストン3の一方側荷重は、作動気体によって影響を受ける。作動気体の選択がこれによってかなり制限される。もし大気圧以外の圧力で作動させる必要がある場合には圧力調整槽がピストン3の“開いた”側に付けられ、必要なカウンタ−圧力を供給する。
(基本モジュールの変形例3)
(図5及び図13参照)
上述した圧力調整槽9の代わりに、作動シリンダ2の両側に対称的に熱交換器1,連結パイプ4,バルブ5を配列する。
この場合には、ピストン3の両側にあるバルブ5の連続操作はピストン3の一方側で膨張し、同時にもう一方側で圧縮するように共働している。
かかるダブル作用集合体のプロセスを図13に示すが、作動シリンダ2の両側に5個の熱交換器が存在している。
(基本モジュールの変形例4)
(図6及び図13参照)
この変形例は、主に変形例3に対応しており、作動シリンダ2の後側にある熱交換器1は、直接作動シリンダの前側にある熱交換器の裏に直接イン−ラインでつながれ、加熱媒体/冷却媒体が、後側の熱交換器と同様に前側にある熱交換器1を通過するようにしている点が異なっている。このようにすることにより、加熱媒体及び冷却媒体は、連続して位置している熱交換器1を常に同時に通過する(図13)。
(基本モジュールの変形例5)
(図10及び図14参照)
作動シリンダ2及びピストン3また熱交換器1の連結部4に関しては、この変形例は変形例3及び変形例4のものに対応している。この変形例では、全ての熱交換器1は作動シリンダ2の回りに星形状に配列されている。バルブアクチュエータ6は作動シリンダ2の両側で必要である。熱交換器1は、作動シリンダ2の前側と後側に交互に付いている。すべての熱交換器1の総数の半分が奇数である場合には、ロータの各回転角度毎に、一方の熱交換器1は常に作動シリンダ2の一方側に連結し、別の熱交換器1は作動シリンダ2の対向側に連結している。図14に示すように、バルブ5により常に異なる状態の作動気体を有する熱交換器1が作動シリンダ2に連結している。図14に示すようにプロセスが進行する。
(基本モジュールの変形例6)
(図11参照)
作動気体の実際の容器である熱交換器1それ自体を交互に加熱し冷却するには、作動気体そのものを加熱し冷却するよりも、実質的により多くのエネルギーを必要とする。それゆえ、実際に回復しなければならない多くの熱量が損なわれている。このエネルギーの無駄を減らすために、変形例5として示されるモジュールのための再生器が必要となる。
再生器は循環システムであり、加熱された熱交換器1の熱量が、冷却/加熱媒体を循環させることによって冷却された熱交換器1を加熱するのに使用され、また同時に、冷却媒体を通過した熱交換器1によって冷やされた媒体によって熱交換器それ自体が冷えるのに使用される。
再生器は、気体状の加熱/冷却媒体の場合にはファン10からなり、液体状の媒体の場合にはポンプ10と、再循環ダクトまたはパイプ11とからなる。再循環ダクトまたはパイプ11は、加熱セクションを通過するロータの一つの区分から冷却セクションを通過する別の区分に媒体を戻し、再び元に戻す。
(基本モジュールの変形例7)
(図15参照)
基本モジュールの原理はそのまま維持される。加熱媒体及び冷却媒体のダクトの代わりに熱交換器1が輻射アブソーバとして設計されている。作動シリンダ2、ピストン3及びバルブ5の機能は基本モジュールで記述されたものと変わらない。
熱交換器1(アブソーバとして)は、利用可能な輻射熱が適切に吸収されるように位置合わせされている。熱交換器は平らな形状で吸収剤コーティングがなされている。吸収熱を再び環境に移動しなければならないため、最適な熱対流が得られるように構成されている。
基本モジュールと同様に、熱交換器1の吸収面の半分のみが輻射に対して露出している。残りの半分は遮られている。輻射に対して露出している熱交換器1の半分はできるだけ多くの熱を吸収しなければならず、このようにして熱対流による熱損失を防がなければならない。熱交換器1は、基本モジュールで述べられたように作動シリンダ2、連結チューブ4及びバルブ5とともに作動シリンダ2の縦軸の回りを回転する。このようにすることにより、熱交換器1は輻射によって交互に加熱され、環境に熱を放出することにより再度冷却される。基本モジュールで述べたように、膨張または圧縮によって仕事を行うために冷却された熱交換器1と加熱された熱交換器1が交互に作動シリンダ2に接続されるようにバルブ5が作動する。
(基本モジュールの変形例8)
(図14及び図15参照)
変形例7で述べた例とは、熱交換器1の半分側が作動シリンダの片方側に付けられ熱交換器1の残り半分側が作動シリンダ2の他方側に付いている点がさらに変更されている熱機関である。熱交換器1は全て作動シリンダ2の同一側にあり、シリンダの回りにディスク形状を形成しながら星形状に配列されている。プロセスの流れは変更例5で述べたもの及び図14に示すものに対応している。
(基本モジュールの変形例9)
クラウジウス−ランキンサイクル
作動流体そのものを加熱・冷却するのと比較して、作動流体の実際の入れ物である熱交換器を冷却したり加熱するのに必要な熱量がかなり膨大な量であるため、作動流体の熱容量の倍数で表される蒸発潜熱が使用される。単に作動流体を加熱・冷却する場合よりも、熱交換器の壁部で作動流体を凝縮したり蒸発させたりするのに、より多大な量のエネルギーの流れが要求される。
気体状の集合体に比較して比容積がかなり小さい凝縮物を冷ゾーンから温ゾーンに移動することは可能である(凝縮物が高圧力ゾーンに圧送されるクラウジウス−ランキンサイクルに比較して)。高圧力ゾーンでは、蒸発によって起こる容積の増加を利用して仕事がなされる。
クラウジウス−ランキンサイクルと既に述べたスターリングサイクルとを一体化するために、熱交換器1においていくつかの変更がなされなければならない。各熱交換器1は、2個の半分体に分けられている(図12参照)。中央部で、2つの半分体は中間断熱層と接続している。断熱層は2つの半分体が熱的に分離するようにし、熱交換器の金属製の壁部によって熱が一方の半分体から他方の半分体に移らないようにしている。
変更例6で述べたように、熱交換器1は作動シリンダ2の回りに星形状に配列され、作動シリンダ2の前側と後側に交互に接続している。またこの変形例では、熱交換器1は作動シリンダ2と一緒に縦軸の回りを回転し、それによっていわゆるロータを構成する。変形例6でまさに述べたように、バルブアクチュエータ6によって両側で交互に圧縮と膨張が起こる。シリンダの裏側で膨張が起こると同時にシリンダの前側で圧縮が起こる、また逆のことも同様に起こる。
この変形例に使用される分離された熱交換器1は、熱交換器1の分離した外側の半分体が冷却媒体にさらされ、一方内側の半分体(作動シリンダ2に近い方)は加熱媒体にさらされるように設計される。分離した熱交換器1の間のスペースにはシリンダ状の区分け12が位置しており、この区分けによってロータ内で加熱媒体は冷却媒体と分離される。内側(熱交換器1と作動シリンダ2との間)と同様に熱交換器1の外側には同心状に“パイプ”13と14が配置され、シリンダ状の仕切り12とともに熱交換器の中央部で、それぞれ熱交換器の冷却された半分体と加熱された半分体を収容する2つの環状ダクトを形成している。図中、これらのパイプを外部カバー13と内部カバー14とで表す。
さらに、各熱交換器1は隣接する熱交換器1とは分離仕切り15によって分離しており、分離仕切りは外部カバー13から内部カバー14に延びている。これらの分離仕切り15に沿って、加熱媒体及び冷却媒体はロータ内を通過する。2枚の分離仕切り15の間には、ちょうど1つの熱交換器1が各区切り毎に存在する。
加熱媒体及び冷却媒体を運ぶダクトは、ロータの両面に付いている。加熱媒体のダクトはチャンネル形状の内部環の上部半円部に付いており、冷却媒体のパイプは外部環のチャンネルの下部半円部に付いている。加熱と冷却が交互に起こるため、個々の環の半分のみが加熱媒体または冷却媒体に接続している。
冷却プロセスは、加熱ゾーン内で膨張状態が終わりバルブ5が閉じられた後に始まる。加熱プロセスは、冷却ゾーン内で圧縮状態が終わりバルブ5が閉じられた後に始まる。
閉じた熱交換器1における作動流体は、作動流体の露点よりも低い温度の熱交換器の壁表面で凝縮する。閉じた熱交換器1内の圧力が作動流体の蒸気圧に相当するまで凝縮が続く。この場合には、熱交換器1の半分体の冷却媒体が凝縮熱を定常的に奪うので、熱交換器の“冷却された”半分体の壁部全体がこの温度を有する。
熱交換器1の加熱された半分体は、冷却された半分体に連結するように接続しているので、それに沿って媒体が流れるならば、この冷却された半分体での凝縮物は気化する。熱交換器1の(既に)加熱された部分は、冷却プロセスの間、冷却される半分体の上に位置しているので物理的に不可能である。
熱交換器1の加熱された部分に関しては、事情が異なる。もし作動流体が定常的な熱供給によって蒸発するならば、(上述したように)冷却部分に連結するように接続しているので蒸気は再び凝縮するであろう。この行程は、熱交換器(ここでは放熱なし)の壁部が作動流体の蒸気圧温度に到達するまで続く。このことを避けるために、次の3つの可能性が考えられる。
1.加熱された半分体と冷却された半分体の間の開口部の接続を機械的に閉ざす。
2.“変更例6”で既に述べたように再生器のようなものが考えられる。ここでは “膨張バルブ”5を閉じた後の加熱セクションの内部環間にある冷却/加熱媒体が、ファン10またはポンプ10によって、“圧縮バルブ”5に連なる冷却セクションで熱交換される。これによって、熱交換器壁の加熱部分の熱量は、冷却された熱交換器壁を加熱するのに利用される。この再生の効率次第では、凝縮する作動流体の量を減らすことができる。
3.上記の2つの方法の組み合わせ。
上述の設計上の特徴を考慮してクラウジウス−ランキンサイクルは説明できる。スターリング、クラウジウス−ランキン熱機関の設計上の特徴を表す図12及びスターリング−クラウジウス−ランキン熱機関の熱力学的比較サイクルを示す図16から図18について述べる。ジクロロジフルオロメタン(ClFlCH)、フレオンR12を作動流体として使用した。ここでの基準温度は、上限温度60度とし下限温度20度とした。
ロータが回転するため、熱交換器1の外側の冷却された半分体はときには加熱された半分体の下側になり、ときには加熱された半分体の上側になる。したがって、冷却行程の間、熱交換器1の冷却された半分体が底部に位置するように、冷却ゾーンを選択することは理にかなっている。生成された凝縮物は下部に、すなわち熱交換器1の外側に収集される。回転により、冷却された半分体は加熱された半分体の上に移動する。ある位置で、凝縮物は冷却された半分体から加熱された半分体に流れ込む。(古典的なクラウジウス−ランキンプロセスでは、この行程は供給ポンプに置き変わる。)次にかなりの容量の作動媒体が熱交換器1の加熱側に存在することになる。蒸発プロセスが開始する。熱交換器の冷却された半分体で同時に凝縮が起こらないように、加熱半分体と冷却半分体との間の連結部は機械的に閉じられる。
図12を参考にしてサイクルの流れを示すと、プロセスは定容冷却から始まる。膨張バルブ5を閉じた後、着目する熱交換器1は冷却ゾーンに位置している。このゾーンにおいて熱交換器1から熱が一定的に奪われる。(作動流体の)蒸気圧が冷却媒体の温度に達するまで作動媒体は凝縮する。この変化の間バルブ5は閉じているので、熱交換器1内の全容積は一定に保たれる。
回転するにつれて、バルブ5が作動シリンダ2に対して開く位置に達する。ここでバルブ5は開き、熱交換器1内のスペースと作動シリンダ2のスペースとが接続する。熱交換器1内は負圧であるため、また作動ピストン3のもう一方側で膨張プロセスが同時に起こるため、作動気体は作動シリンダ2から熱交換器1へ流入する。この行程の間、また(圧縮)バルブ5を閉じた後の時間、作動流体は、その温度に対応する蒸気圧に達するまで凝縮する(図17中、2から3)。さらに作動気体が圧縮する間、冷却媒体によって熱交換器1から定常的に熱が奪われる。すなわち等温圧縮が起こる(図17中、3から4)。この状態変化は、ここで述べるクラウジウス−ランキンサイクルと同様に先に述べたスターリングサイクルでも同様に起こる。作動気体が等温、非−等エントロピー圧縮することにより、ここで述べるクラウジウス−ランキンサイクルは従来のサイクルとは異なっている。
バルブ5を閉じて、熱を熱交換器1に一定的に供給する(図17中、4から5)。
ロータが回転し、熱交換器1の冷却された半分体が加熱された半分体の上に移動し、作動流体の凝縮物が加熱された半分体へ流れ込む点に到達する。冷却された半分体と加熱された半分体の間の連結部は機械的に閉じられる。加熱された半分体中の加熱媒体によって熱が定常的に供給される間、凝縮物は気化する。作動流体の蒸気圧がここでは上限の温度レベルに達するまで、気化が起こる(図17中、5から5’)。
さらに回転し、サイクル中バルブ5が作動シリンダ2に対して開くのが2度目となる点に達する。バルブ5が開き、熱交換器1内のスペースと作動シリンダ2のスペースとを接続する。熱交換器1内が正圧であり、また作動シリンダ3の他方側で圧縮が同時に起こるので、気体状の作動流体が熱交換器1から作動シリンダ2へ移動する。この膨張行程の間、熱は加熱媒体によって一定的に熱交換器1に供給される。最初は蒸発プロセスが続き、続いて等温膨張が起こる。この状態変化は、ここで述べるクラウジウス−ランキンサイクルと同様に先に述べたスターリングサイクルでも同様に起こる。作動気体が等温、非−等エントロピー膨張することにより、ここで述べるクラウジウス−ランキンサイクルは従来のサイクルとは異なっている。
加熱された半分体と冷却された半分体の間の連結部は再び機械的に開けられる。
バルブ5を閉じた後にプロセスは初めから開始する。
(基本モジュールの変形例10)
変形例9において述べられた熱機関とは、熱交換器1の加熱された部分が熱交換器としてではなく輻射エネルギーのアブソーバとして設計されている点で異なる。冷却された部分は熱伝達体のいかなる形態としても設計することができる、例えば自由対流、水冷却、気体状または液体状の冷却媒体などの熱交換器などである。作動シリンダ2、ピストン3、連結パイプ4、バルブ5、バルブアクチュエータ6などは、変形例9で述べられた機能と同じ機能を有している、すなわち熱交換器1とともに共通の軸の回りを回転する。この変形例では、熱交換器1の加熱された部分と冷却された部分との間の連結部は、加熱プロセスの間、閉じている。
変形例7の説明によると、輻射にさらされる熱交換器1の吸収面は、対流損失から保護されている。このために正面側にガラスカバー体19を、反射面を有するエンクロージャ20、22をアブソーバの後側に備えている。変形例7で述べられたようにアナログ的に、熱交換器1の冷却された部分は輻射エネルギーに対して遮られている。
(変形例11)
この変形例では、熱交換器1と一体のロータ、連結パイプ4,バルブ5、バルブアクチュエータ6が変形例9で述べられたように使用されるが、作動シリンダ2及びピストン3は使用されない。これは、(作動シリンダ2の両側に配列されている)2個ではなくただ1個のバルブアクチュエータ6が必要であるが、全ての熱交換器1の圧縮と膨張は同一のバルブアクチュエータ6で起こる。
作動ピストン3のかわりに、作動気体が膨張することができる回転機械、例えばロータリピストンエンジン、逆ロータリスクリュー圧縮機、逆マルチプルセル圧縮機、タービンなどが使用される。熱交換器1を構成する上述のロータのバルブ5、連結パイプ4,作動シリンダ2、その他は、常に同じ場所で膨張のために開いており、膨張する作動気体は適切なバルブ構成によって固定パイプに導入される。このようにして作動気体を回転機械の高圧側に導入する。圧縮に関しては、再びアナログ的に回転機械の低圧側から、圧縮行程のためにバルブ5が開く所まで通るパイプによって作動気体は熱交換器1に戻される。かかる装置において回転軸を利用することができ、回転軸により発電機または他の装置を駆動することができる。
回転機械は熱交換器のロータを駆動するのにも利用することができる。ロータの回転速度を慎重に調整することにより、ロータリ機械に利用できる作動気体の正確な量が保証される。
この変形例においては、等エントロピー膨張が起こる。したがって、他の変形例に比べて熱力学的効率は小さい。
(本発明の技術水準との相違)
本発明の熱機関は外的熱源によって作動する、したがって、内的燃焼を伴うあらゆる内燃機関とは異なっている。
本熱機関の変更点は、スターリングサイクルとクラウジウス−ランキンサイクルとが組み合わさり、状態変化が6つ存在する。したがって、本発明は、スターリングサイクルのみかまたはクラウジウス−ランキンサイクルのみかで稼働する従来のものとは異なっている。
従来の技術と異なる最も顕著な点は、コンバインされた作動シリンダ2における異なるサイクルの相互作用という点である。この熱機関の完全なサイクルによって、作動気体または作動流体は、各熱交換器1内で4つの状態変化の完全なスターリングサイクルをたどるかまたは、6つの状態変化の完全なスターリング−クラウジウス−ランキンサイクルをたどる、すなわち各熱交換器1及びコンバインされた作動シリンダ2内で状態変化する。各バルブ5は2回開いたり閉じたりする、このことは、ロータが一回転する間に各熱交換器1で1回の膨張と1回の圧縮が起こることを意味する。
他の熱機関と比較して、いくつかの移動する部材を備え、ほとんどデッドスペースがなく、ほとんど内部損失がないような熱機関である。ここでの移動する部材は、作動シリンダ2内の自由移動作動ピストン3と、熱交換器1、連結パイプ4,バルブ5、内部カバー14、外部カバー13及び分離仕切り15からなる回転ロータである。
バルブ5を用いる点も、本発明が古典的なスターリング機関と異なる点である。なぜなら、状態変化がほとんど完全に利用されるからである。構成要素を慎重に設計することにより実際に達成される効率は理論上の効率に限りなく近づく。バルブ5は加熱プロセスまたは冷却プロセスが完了した後のみ開かれる。作動気体2は、最短ルートにより作動シリンダの方向に膨張し、また作動シリンダ2から圧縮される。
この熱機関が従来のパワープラントと異なる点の一つは、従来のプラントにおいては、例えば蒸気発電プラントでは、作動気体または作動流体は、高温の熱交換器1から低温の熱交換器1へ移動し再び元に戻るが、本熱機関では作動気体の大部分はそのまま同じ熱交換器1にとどまり交互に加熱されたり冷却されたりするという点である。
この自由移動ピストン装置のピストン3は、永久磁石7または電気的励起電流によって磁性化され、回りに電気的コイル8が装着されている非金属性の作動シリンダ2内を走行する。それゆえ、機械的仕事が回り道せず直接に電気的パワーに変換される。自由移動ピストン3の摩擦損失は別として、発電中にさらなる機械的損失が生じることはない。
熱機関例えばORCプラントに使用されるアンモニアや冷媒剤などの有機化合物も、本発明において、集合の状態を変えることによって同様に充分に使用することができる。この熱機関は、従来のORCプラントと相違して、凝縮及び蒸発が交互に一つの熱交換器1内で起こるということである。
本発明は、上述したタイプの熱機関について述べているが、本発明は特に以下に述べるような熱移動を伴うパワープラントに関する。
本発明に基づく熱・電力複合プラントの構成を図19に示す。ここで適切な数の熱機関A、例えばA1,A2,A3...Anが直列に配列されている。燃焼のために供給される空気22は、冷却媒体として、異なる熱機関A1,A2,A3...Anの冷却部分を連続的に通過し、最後の熱機関Anを離れた後、燃焼用空気として燃焼チャンバ25内の燃焼プロセスに導かれる。
燃焼室25における燃焼プロセスからの排ガス30は、異なる熱機関An...A2,A1の加熱ゾーンを冷却媒体22とは逆の流れで反対方向に向かって通過する、一方、各熱機関で異なる温度ではあるが、ほとんど同じ温度差を概略、図21のグラフに示す。この温度が採用できるように、各熱機関Aの作動流体を選択する。
燃料は、燃料容器26に蓄えられる。燃料容器26は、ファンネル(漏斗状)のように固形燃料(例えば、木片チップ)に適するものとすることもできるし、またタンク(槽)のように設計された液体燃料または気体燃料に適合するものであってもよい。燃料はコンベア27(ロータリ弁またはスクリューコンベア)によって固形燃料の状態で燃焼室25に運ばれる。固形燃料に対しては燃焼格子(グリッド)28が設けられ、この燃焼格子28は、燃料が格子(グリッド)表面に最適に分配されるように構成されている。
冷却空気及び燃焼用空気は、使用する燃料を燃焼するのに適した空気であれば、清浄な大気または冷却された空気または他のプロセスで発生した空気であってよい。空気は、ファンによって個々の熱機関Aの各熱交換器1を通って燃焼室に送られる。
それぞれの熱機関Aの熱交換器1を通過する間、熱交換器からの熱によって空気の温度は上昇する。
最後の熱機関Anを通った後、加熱された空気は燃焼用空気として使用される。冷却空気の一部はダンパーを使用して一部燃焼室25に導かれ、一部は脇にそれる。燃焼後、両空気流は一緒に混合される。燃焼ガス30の温度が一定になるように、温度センサ31、コントローラ、作動モータ24を備える温度調節回路によって、ダンパー23が調節される。燃焼ガス30は続いて加熱媒体として特定される(使用される)。
次に加熱媒体30は熱機関Anの熱交換器1に導かれ、冷却媒体は最終的には熱機関Anの熱交換器1を通過する。続いて加熱媒体は、他のすべての熱機関Aを冷却媒体とは逆の順序で逆方向に通過していく。熱交換器1に熱が消失するので各熱交換器1の温度が下がる。冷却空気の温度が上昇するにつれて、逆に(熱交換器の)温度は減少する。各熱機関Aにおいて熱を仕事に転換するのに必要な温度差がほとんど同じ量生じる。
加熱媒体の最終温度は、選択された熱機関Aの数、特に最終段階での作動流体及び熱機関Aの設計に応じて変わる。この温度は、復水ボイラの温度とほぼ同等に約50度とすることができる。このことは、燃焼排ガス30内の蒸発した水分の潜熱も発電に貢献するということを意味している。発熱量がより高い燃料が使用される。また湿潤な燃料内の水分を蒸発させるのに使用される潜熱は消失しない。
熱機関Aで生成した凝縮物のための中和装置39が設けられる。
最終の熱機関A1を離れた後の排ガス中に残っている熱を、加熱の目的で利用するために、熱交換器35に導かれる。地域暖房のための水は、熱交換器の二次側を通して循環させる。加熱の目的のために、最終熱機関A1を通った後の排ガス30中の利用可能な残存熱量のように、もしより多くの熱量が必要な場合には、最終の熱機関は稼働を停止し熱量がそこで使用されずに通過するようにすることができる。これでも、熱量が不足する場合には、最後から二番目の熱機関が停止される。熱機関Anが停止して総熱量が加熱の目的のために用いられるまで、これは継続される。
特に排ガスが通過する最初の熱機関において、高温状態では熱交換器1の構造を損傷しかねないまで作動流体の蒸気圧が高くなる、そのため、熱機関を停止して排ガスが熱交換器を通過しないようにして、モータ付きのバイパスダンパー34によって熱機関を迂回するようにし、直接的に熱交換器35に熱を供給する。モータ付きのバイパスダンパー34は各熱機関Aの前に位置しており、排ガスは異なる目的に利用されるように、連続して続く熱機関を通り分けられる。排ガスは最終的には煙突38に導かれる。必要な限りCHPと煙突38の間に排ガス処理器37を設置してもよい。
図20に示すような個々の熱機関Aは、磁性化ピストン3及びシリンダ2を有し、ピストン3によって起電するための電気コイル8を付着している。したがって、各機関Aはそれぞれ異なる周波数の交流電流のタイプの電流を生成する。この電流は整流器40によって直流電流に変換されバッテリ42に蓄電される、また同時に直流電流はインバータ43によって商用周波数をもつ交流電流に変換される。各機関Aには、それぞれ分岐した電線41が引かれている。
上述したように熱機関Aは様々な態様で設計されており、熱機関Aの種々の態様は、CHPのタイプに使用することができる。それゆえ、非常に高温である熱機関ではスターリングサイクルで作動する熱機関を使用し、低温においてはスターリング−クラウジウス−ランキン複合サイクルを使用することができるという点で好都合である。
図1は、基本モジュールの模式図であり、スターリングサイクルの実行を表すために実質的な構成部品と構成部品同士の関係を示している。 図2は、バルブアクチュエータ5,6の詳細図を示す。 図3は、直接発電用の電気コイル8及び磁石7を追加した図1の基本モジュールを示している。 図4は、作動流体の不定動作圧力に対応する均圧管9を追加した図1の基本モジュールを示している。 図5は、基本モジュールの他の設計を示しており、熱交換器1、連結パイプ4、バルブ5及びバルブアクチュエータ6を作動シリンダ2の両側に配置した基本モジュールの他の設計を示している。 図6は、図5に示すような模式図であり、対向して配置された熱交換器1を通って媒体が同時に流れる状態を表している。 図7は、本発明の概略図であり、連結管4、バルブ5、作動シリンダ2及び作動ピストン3を有する数個のモジュールが所定の熱交換器1に取付けられている。 図8は、熱交換器1とともにデザインされた基本モジュールの図解モデルを示しており、熱交換器1は作動シリンダ2の回りに星形状に配置され結果としてロータを形成している。熱交換器と作動シリンダはともに共通の縦軸の回りを回転する。図において、連結管4、バルブ5及びバルブアクチュエータ6の配列及び作用を強調して示している。熱交換器1の加熱セクション及び冷却セクションが表示されている。 図9Aは、各符号を明示しており、続く図9Bはストローク1からストローク4を示し、図9Cはストローク5からストローク6を示しており、図8に示すモデルに基づく連続プロセスを図示している。スターリング比較サイクルにおける各ピストンの動き、バルブの位置、個々の熱交換器の経過を模式的に図示している。 図10は、作動シリンダ2のどちらか一方側に3個の熱交換器1が設置されるようにデザインされた基本モジュールの図解モデルを示しており、このモデルにおいても、熱交換器1は作動シリンダ2の回りに星形状に配置され結果としてロータを形成している。熱交換器と作動シリンダはともに共通の縦軸の回りを回転する。熱交換器1の加熱セクション及び冷却セクションが特定されている。 図11は、図10に示すモデルであり、本モデルは、循環空気ダクト11または循環(液体)パイプ11とともに循環ファン10または循環ポンプ10を有する再生器を備えている。 図12は、10個の熱交換器1を有するスターリング−クラウジウス−ランキン複合サイクルにおけるロータの概略図であり、熱交換器1は作動シリンダ2の回りに星形状に配置されている。熱交換器1の半数は作動シリンダ2の前側に設置され、残りの半数は作動シリンダ2の後側に設置されている。加熱セクション、冷却セクション及び再生セクション(循環空気)が特定されている。 図13Aは、各符号を明示しており、続く図13Bはストローク1からストローク4を示し、図13Cはストローク5からストローク7を示し、図6に示すモデルに基づくプロセスの10ストロークのうち最初から7個のストロークの図であるが、熱交換器1の5ピースずつが作動シリンダ2の両側に設置されている。 図14Aは、各符号を明示しており、続く図14Bはストローク1からストローク4を示し、図14Cはストローク5からストローク7を示すプロセスの概略図である。すべての熱交換器1は中心線の回りに星形状に配置されているが、作動シリンダ2の一方側と他方側に交互に設置されている。 図15は、熱交換器1が放射熱吸収装置として形成された基本モジュールの概略図を示し、放射熱吸収装置表面の遮蔽要素や被覆の構成を概略的に示している。 図16は、作動流体としてジクロロジフルオロメタン(CClFl)、フレオンR12を使用した圧力−エンタルピー図を示す。 図17は、図16に表されるP−h図に関連したP−v図を示す。 図18は、図16に表されるP−h図に関連したT−s図を示す。 図19は、系統的に示された本発明のCHPプラントの構成を示す。 図20は、図1から図18に系統的に示され詳細が上述された熱機関を示す。 図21は、冷却媒体と加熱媒体の概略温度プロファイルを示す図である。

Claims (45)

  1. 密封された作動気体の2段階の温度レベルの間で起こる4つの状態変化、すなわち、1)定容加熱、2)等温膨張、3)定容冷却、4)等温圧縮によって仕事を行う熱機関であって、
    少なくとも3個の熱交換器(1A,1B,1C)を備え、熱機関は、各熱交換器毎に作動シリンダ(2)に連結する一つの連結部、特に一つの連結パイプ(4A,4B,4C)を有し、各連結部はバルブ(5A,5B,5C)を備え、熱交換器(1A,1B,1C)は交互に加熱媒体流と冷却媒体流とによって封入されることを特徴とする熱機関。
  2. 熱交換器(1A,1B,1C)、連結パイプ(4A,4B,4C)及び作動シリンダ(2)が作動気体で満たされ、作動シリンダ(2)内に位置する自由移動ピストン(3)が作動気体の膨張及び圧縮によって仕事を行う請求項1に記載の熱機関。
  3. 作動気体は第1の熱交換器(1A)内で外部熱源によって上限温度レベルまで加熱され、連携している第1のバルブ(5A)を開くことによって、前記気体が作動シリンダ(2)まで膨張していき連続して熱供給する間、作動シリンダ内で仕事を行い、
    膨張行程を終了した後に前記バルブ(5A)を再び閉じて、バルブ(5A)が閉じられている間、外部熱源によって第1熱交換器(1A)は下限温度レベルまで引き続き冷却される請求項1または2に記載の熱機関。
  4. 作動気体は、第1熱交換器の隣に系統的に配置された第2の別の熱交換器(1B)内で下限温度まで冷却され、
    第2のバルブ(5B)を開いた後、熱交換器(1B)への熱移動を伴いながら作動気体は圧縮され、
    膨張した作動気体は作動シリンダ(2)から第2の熱交換器(1B)へ流れ、再び作動ピストン(3)によって仕事を行い、
    熱交換器(1B)内の圧縮行程の膨張の際に、熱交換器(1B)に割り当てられた第2のバルブ(5B)は閉じられ、第2のバルブ(5B)を閉じた状態で熱交換器(1B)は次のプロセスにおいて上限温度レベルまで加熱される請求項1から3のいずれか1項に記載の熱機関。
  5. 第3の熱交換器(1C)内で作動気体が外部熱源により上限温度レベルまで加熱され、熱交換器(1C)に割り当てられた第3のバルブ(5C)を開いた後、作動気体は熱供給を同時に伴いながら膨張し、
    圧縮された作動気体は第3の熱交換器(1C)から作動シリンダ(2)の方に流れ仕事を行い、第3の熱交換器(1C)は、第3のバルブ(5C)を閉じた状態で外部熱源によって下限温度レベルまで続いて冷却される請求項1から4のいずれか1項に記載の熱機関。
  6. 第1の熱交換器(1A)内に封入された作動気体は下限温度レベルまで冷却され、第1の熱交換器(1A)に割り当てられた第1のバルブ(5A)を開くことにより圧縮され、第1の熱交換器(1A)の圧縮行程の間、熱は放出され、
    圧縮により作動シリンダ(2)内で仕事がなされ、第1のバルブ(5A)を閉じた後、第1の熱交換器(1A)が再び加熱され、
    第2のバルブ(5B)を同様に開くことにより、作動流体は、加熱された第2の熱交換器(1B)から外に膨張し、次にしばらく冷却された第3の熱交換器(1C)内の圧縮が続く請求項1から5のいずれか1項に記載の熱機関。
  7. 作動流体を加熱しまた冷却するために、ある加熱媒体または冷却媒体に最適な熱交換器(1)が使用される請求項1に記載の熱機関。
  8. バルブ(5A,5B,5C)は、カムシャフト(6)、電気的駆動またはこれと同等なバルブアクチュエータ(6)によって特定の順序で特定の周期運動で開いたり閉じたりする請求項1から7のいずれか1項に記載の熱機関。
  9. 作動ピストン(3)は仕事を伝達するために永久磁石または励磁磁石(7)によって磁性化され、作動シリンダ(2)には、作動ピストン(3)の動きによって発電されるように、すなわちピストン(3)の仕事が直接的に電力に転換されるように、電気コイル(8)が取付けられる請求項2から8のいずれか1項に記載の熱機関。
  10. 圧力調整槽(9)が、作動シリンダ連結部とは反対側の作動シリンダ(2)に取付けられた請求項1から9のいずれか1項に記載の熱機関。
  11. 圧力調整槽(9)は、熱交換器(1)と同じ作動気体が充填される請求項10に記載の熱機関。
  12. 圧力調整槽(9)の圧力は、熱交換器(1A,1B,1C)の静圧を採用する請求項10に記載の熱機関。
  13. 熱機関は大気圧とは独立して各作動気体に適切な圧力で作動することができる請求項10に記載の熱機関。
  14. 奇数個からなる熱交換器を有し、これらの熱交換器は、連結パイプ(4)及びバルブ(5)によって共通の作動シリンダ(2)に連結する請求項1に記載の熱機関。
  15. 同数の奇数個の熱交換器(1)を有し、バルブ(5)及び連結部すなわち連結パイプ(4)が作動シリンダ(2)の両側に接続し、
    作動シリンダの両側のサイクルの期間は同一であり、両側に配置されたバルブ(5)は一方側では圧縮が起こり、同時にもう一方側では膨張がおこるように起動する請求項1から14のいずれか1項に記載の熱機関。
  16. 奇数個の熱交換器(1)と、連結部特に連結パイプ(4)とそれに対応するバルブ(5)とを有し、これらが同一の作動シリンダ(2)の両側に付いている請求項15に記載の熱機関。
  17. 加熱媒体と冷却媒体は個別に、しかし同時に熱交換器(1)を流れ、作動シリンダ(2)の対向側に並ぶように配列された請求項1に記載の熱機関。
  18. 数個の作動シリンダ(2)、ピストン(3)、連結部(4)、バルブ(5)及びバルブアクチュエータ(6)が配列され、対応する数の熱交換器(1)に平行に連結している請求項1から16のいずれか1項に記載の熱機関。
  19. 作動気体が使用され、選択圧力に応じて沸点が下限温度レベルと上限温度レベルの間にくるようにし、凝縮が定容放熱と圧縮の間に起こり、蒸発が定容加熱と膨張の間に起こる請求項15に記載の熱機関。
  20. 全ての熱交換器1が作動シリンダ(2)の縦軸(長手軸)の回りに星形状に配置され、連結パイプ(4)は交互に作動シリンダ(2)の両側に接続し、
    熱交換器(1)は、剛に作動シリンダ(2)に連結して作動シリンダと共に共通の縦軸(長手軸)の回りを回転し、各熱交換器(1)は回転の半分は冷却媒体にさらされ、残りの半分は加熱媒体にさらされる請求項15に記載の熱機関。
  21. 熱交換器(1)は、平らな構造を有しディスクセグメントの形状であり、輻射熱アブソーバを提供し、ディスクを形成するように作動シリンダ(2)の縦軸(長手軸)の回りに配列されており、
    輻射熱吸収面を備え、得られた熱を環境に再び戻す必要があるため、対流により冷却を行うように構成され、
    熱交換器(1)、連結パイプ(4)及びバルブ(5)は、作動シリンダ(2)に剛に連結し、共通の中心軸の回りを作動シリンダとともに回転する請求項20に記載の熱機関。
  22. 熱交換器(1)の半分は輻射熱にさらされ、一方熱交換器(1)の残りの半分は遮蔽されている請求項21に記載の熱機関。
  23. 遮蔽要素は異なる層からなり、輻射源に面する部分は反射面(23)(例えば、鏡)とカバー層(24)の下側及び反対側にある灰色または暗色面の断熱層(21)とを有し、カバー層は、遮蔽された後に熱交換器(1)の輻射熱を吸収し、対流による熱の除去に貢献する請求項21に記載の熱機関。
  24. 輻射熱にさらされる熱交換器(1)は、対流と輻射による熱損失に対してカバーで保護され、
    前記カバーは、正面側(輻射源に面する)にガラス(19)と多層(20から22)になっている側壁及び後壁とから構成され、
    層(22)に面する熱交換器(1)に面するカバーの内部は、カーブして反射し、中間層(21)は断熱層であり、外側層(20)は囲み層である請求項21に記載の熱機関。
  25. 熱交換器(1)は、アブソーバ環の中心の回りを回転し、それによって各熱交換器(1)は交互に遮蔽部とカバー部を通過し、
    熱交換器は、環境に熱を運ぶことによって、交互に、輻射によって加熱されたり、遮蔽されている間に冷却されたりする請求項21に記載の熱機関。
  26. バルブ(5)は、冷却されたり加熱されたりする熱交換器(1)が交互に作動シリンダ(2)に連結するように調整し、膨張または圧縮によって仕事をおこなう請求項21に記載の熱機関。
  27. 作動シリンダ(2)の一方側と他方側にそれぞれ奇数個の熱交換器(1)が交互に接続している請求項15から21に記載の熱機関。
  28. 外部熱源を利用し、封入された作動気体を有し交互に冷却されたり加熱されたりする少なくとも3個の熱交換器(1)であって、
    各熱交換器(1)における熱力学的状態変化は、作動シリンダ(2)、バルブアクチュエータ(5)(6)に関連し、a)定容加熱、b)等温膨張、c)定容冷却、d)等温圧縮であり、
    連続的に続く状態変化、膨張と圧縮が同一の作動気体では起こらず、
    加熱された熱交換器(1)から作動シリンダ(2)の方向に膨張した後、冷却された別の熱交換器(1)内で圧縮が起こり、加熱行程/冷却行程に応じて、膨張と圧縮は、各熱交換器(1)と作動シリンダ(2)の間にあるバルブによって行われることを特徴とする熱機関。
  29. 少なくとも3個以上の閉熱交換器(1)を備え、かかる熱機関は作動シリンダ(2)及び作動ピストン(3)とともに仕事を行い、
    作動シリンダ(2)及び作動ピストン(3)を備えた各熱交換器(1)内でスターリングサイクルが起こり、作動ピストン(3)は順次別の熱交換器(1)に向かって変位する熱機関。
  30. 各サイクルはバルブ(5)を使用することにより分離されている請求項28に記載の熱機関。
  31. 熱交換器(1)は作動流体を提供する閉スペースを形成し、さらに閉スペースは作動流体と環境との間の熱交換を最適化するように設計され、断熱層(25)が熱交換器(1)の一部とその他の部分の間に挿入されており、熱交換器(1)の一部は、断熱層(25)によってその他の部分と熱的に分離(ディカップリング)され、
    熱交換器(1)の一部は冷却され、熱交換器(1)のその他の部分は加熱され、
    必要に応じて熱交換器(1)の密閉空間を2つの空間に分割するために冷却部分と加熱部分の間に機械的閉鎖装置(26)を挿入し、
    熱交換器(1)の加熱部分の壁部にある連結開口は、作動流体が中に入ったり外に出たりすることができる場所に存在する請求項28に記載の熱機関。
  32. 星形状で作動シリンダ(2)の回りに対称的に配置され作動シリンダに剛に連結したいくつかの熱交換器(1)を有し、
    作動ガスが熱交換器と作動シリンダとの間で交換されるように、熱交換器(1)の連結開口は作動シリンダ(2)と連結部または連結パイプ4によって接続し、
    熱交換器(1)の半分は作動シリンダ(2)に面する側についており、残りの半分の熱交換器はその反対側についており、
    常に一つの熱交換器(1)が交互に一方側に接続し、次の熱交換器(1)は他方側に接続しており、
    バルブ(5)は熱交換器(1)と作動シリンダ(2)との連結部(4)にあり、
    バルブは、請求項2にあるように、バルブアクチュエータ(6)によって開いたり閉じたりするように操作され、
    作動シリンダ(2)、熱交換器(1)、連結パイプ(4)およびバルブ(5)は、作動シリンダ(2)の縦軸(長手軸)の回りを回転しロータを描く請求項31に記載の熱機関。
  33. 定容冷却及び圧縮であるときに凝縮が起こり、定容加熱及び膨張であるときに蒸発が起こるように、選択圧力によって低い方の温度レベルと高い方の温度レベルとの間に沸点がくる作動気体を使用する請求項32に記載の熱機関。
  34. 熱交換器(1)の冷却された部分は、外側であり、加熱された部分は内側(作動シリンダ(2)に向かって)であり、
    (熱交換器(1)、作動シリンダ(2)、ピストン(3)、連結パイプ(4)及びバルブ(5)からなる)ロータが回転している間、半分幅の冷却部分は冷却媒体によって冷却され、残りの半分の加熱部分は加熱される請求項32に記載の熱機関。
  35. 各熱交換器(1)と作動シリンダ(2)との間で、一度は冷却行程の間に、もう一度は加熱行程の間に、ロータの一回転の間に2回、開いたり閉じたりするバルブ(5)を有する請求項32に記載の熱機関。
  36. 熱交換器(1)の冷却部と加熱部との間で閉じられた連結部を有し、加熱行程の間の閉鎖装置(26)を有する請求項32に記載の熱機関。
  37. 加熱行程が完了した直後の一区分内で熱交換器(1)の冷却部分を加熱するために、冷却行程が完了した直後の一区分内で加熱部分を加熱する間、冷却部分での凝縮を最小化するために、熱交換器(1)の加熱部分の材質の内部熱を加熱媒体及び冷却媒体の循環によって利用する請求項31から36のいずれか1項に記載の熱機関。
  38. 作動シリンダ(2)とピストン(3)は用いずに、
    全熱交換器(1)のバルブ(5)が唯一のバルブアクチュエータ(6)で駆動され、
    熱交換器に付いたバルブ(5)を開くことにより、仕事を行うためにガスの二つの圧力レベルの圧力の差を利用した回転原動機に熱交換器(1)を接続し、
    回転原動機の高圧側の接続部内で膨張が起こり、低圧側の接続部内で圧縮が起こり、
    回転原動機の回転エネルギーの一部は、本熱機関の駆動力として伝達することによって利用される請求項31から37のいずれか1項に記載の熱機関。
  39. 熱交換器(1)の加熱部分は輻射熱アブソーバとして設計され、
    熱交換器(1)の加熱部分は平でディスク状セグメントであり、これによりディスクが形成される中心の回りに環状物を形成し、
    輻射熱アブソーバ表面を備え、
    これらの輻射熱アブソーバは、対流によるまたは輻射による損失から請求項24に記載される適切な方法により保護される請求項31から37のいずれか1項に記載の熱機関。
  40. 少なくとも3以上の閉じた熱交換器(1)を有し、共通の作動シリンダ(2)及び作動ピストン(3)で共に仕事を行い、
    クラウジウス−ランキンと同様のサイクルと複合した独自のスターリングサイクルが作動シリンダ(2)と作動ピストン(3)を備える各熱交換器(1)で起こり、他の熱交換器(1)に向かって変位する請求項31から36のいずれか1項に記載の熱機関。
  41. サイクルの以下のような状態変化
    1.定容冷却、
    2.等圧凝縮
    3.等温圧縮
    4.定容加熱
    5.等圧蒸発
    6.等温膨張
    に基づく衝撃力を有する請求項31から36のいずれか1項に記載の熱機関。
  42. 直列に配列した任意の数の熱機関(A)を有し、
    燃焼過程で生じる排ガス(30)からなる加熱媒体(30)は分離した熱機関(A)をカスケードのように続いて通過し、
    熱機関(AnからA1)の熱交換器(1)を通過する間に加熱媒体(30)の温度は減少し、
    大気または他の空気からなる冷却媒体(22)は、逆方向に逆の順序で同じ熱機関(A1からAn)をカスケードのように通過し、
    熱機関(A)の熱交換器(1)を通過する間に冷却媒体温度は増加し、
    加熱媒体と冷却媒体の温度差はほぼ一定であり、各熱機関(A)は仕事を行い、それによって発電を行い、
    冷却媒体は、最後の熱機関(A)のカスケードを出たあと燃焼過程における燃焼用空気(22)として利用され、
    加熱媒体(30)は、加熱目的のためまたは他の熱消費のため最後の熱機関(A)のカスケードを出たあと利用されることを特徴とする熱交換型パワープラント。
  43. 燃焼過程を有しない請求項42に記載のパワープラントと熱プラントの熱・パワー複合プラントであって、他の過程からでた廃熱を利用する熱・パワー複合プラント。
  44. 請求項42に記載のパワープラントと熱プラントの熱・パワー複合プラントであって、請求項1から請求項41のいずれかに記載された種々の異なる熱機関(A)が用いられる熱・パワー複合プラント。
  45. 本明細書で記載され図1から18に示された任意の数の熱機関によって電力が生成され、
    熱機関(A)は直列に配置され、冷却媒体(22)と加熱媒体(30)が逆流式に熱機関を通り、
    最後の熱機関を出たあと加熱された冷却媒体は燃焼用空気として利用され、
    冷却媒体と逆方向で最後の熱機関(A)を出た加熱媒体は、さらに加熱の目的のためにまたは他の熱消費で使用されることを特徴とする熱移動を伴うパワープラント。

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