JP2008527593A - 光学スキャニング装置 - Google Patents

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Abstract

第一の光学記録担体、第二の異なる光学記録担体及び第三の異なる光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置であり、各光学記録担体は情報層を有する。そのスキャニング装置は、第一、第二及び第三の波長をそれぞれ有する上記第一、第二及び第三の記録担体を走査するために第一、第二及び第三の放射線ビームを発出するよう配置される放射線源システム、及び、第一、第二及び第三の波面修正を上記第一、第二及び第三の放射線ビームにそれぞれ取り入れるよう配置される回折構造(34)を含む。その回折構造は、複数の段差(38)を有する面を含み、各段差は、上記第一、第二及び第三の波面修正の形を制御する段差高(hj)を有し、その回折構造は、50未満のアッベ数を有する物質から形成され、それによって、上記第一、第二及び第三の波面修正の形を更に制御するために、上記第一、第二及び第三の波長の間に分散が与えられることを特徴とする。

Description

本発明は、各種光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置に関し、特に、排他的ではないが、異なる情報層深さを有する光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置に関する。
光学記録担体を用いたデータストレージの分野は、現在、集中的に研究されている技術領域である。コンパクトディスク(CD)、従来型のデジタル多用途ディスク(DVD)及びブルーレイ(登録商標)ディスク(BD)等のような多くの光学記録担体のフォーマットが存在する。これらのフォーマットは、読み出し専用バージョン(CD−ROM/DVD−ROM/BD−ROM)、書き込み可能バージョン(CD−R/DVD−R/BD−R)、書き換え可能バージョン(CR−RW/DVD−RW/BD−RE)、及び、オーディオバージョン(CD−A)を含む、様々なタイプが利用可能である。光学記録担体の異なるフォーマットを走査するためには、異なる波長を有する放射線ビームを使用する必要がある。この波長は、CD走査用が約790nm、DVD走査用が約660nm、及び、BD走査用が約405nmである。
異なる光学ディスクフォーマットは、異なる最大容量でデータを保存することができる。この最大容量は、そのディスクを走査するために必要な、その放射線ビームの波長とその対物レンズの開口数(NA)とに関連する。走査とは、ディスク上のデータの読み出し、及び/又は、書き込みを含んでもよい。
光学ディスク上のデータは、情報層に保存される。そのディスクの情報層は、所定の厚さを持つカバー層で保護される。異なる光学ディスクフォーマットは、異なる厚さのカバー層を有してもよく、例えば、CDのカバー層の厚さは、約1.2mmであり、DVDは、約0.6mmであり、BDは、約0.1mmである。所定フォーマットの光学ディスクを走査するとき、その放射線ビームは、その情報層上の点に集束される。その放射線ビームがそのディスクのカバー層を通過すると、球面収差がその放射線ビームに取り入れられる。取り入れられた球面収差の量は、そのカバー層の厚さ、その放射線ビームの波長、及び、その対物レンズの開口数に依存する。そのディスクのカバー層への到達に先だって、その放射線ビームは、既に所定の球面収差を有している必要がある。そのカバー層によって取り入れられる球面収差と組み合わせて、その放射線ビームがそのディスクの情報層の上に正確に集束されるようにするためである。異なるカバー層厚さを持つ異なるディスクを走査するために、その放射線ビームは、そのカバー層に至る前に、異なる球面収差を有している必要がある。これは、その情報層上におけるその放射線ビームの正確な集束を確かなものとする。
例えば、CD、DVD及びBDといった、多くの異なるディスクフォーマットを走査できる一つの光学装置を有することが望ましい。そのような装置は、しばしば、設計が比較的困難である。一つには、異なるカバー層厚さが、そのカバー層に達する前の適切な放射線ビームの異なる球面収差を必要とするからである。
更に、そのスキャニング装置によってその放射線ビームの球面収差に取り入れられる何れの位相誤差をも最小化することによって、一つのディスクフォーマットの走査の正確度を最大化することがしばしば望ましい。しかしながら、一つのディスクフォーマットに対する正確度を最大化することは、しばしば、追加的な位相誤差を、他のディスクフォーマットを走査するその放射線ビームに導入させ、その結果、これらのフォーマットの走査精度を低減させてしまう。
欧州特許出願EP1500956号は、例えば、CD、DVD及び0.1mmの情報層深さを有する高密度光学ディスクといった異なる光学ディスクフォーマットを、異なる波長を有する放射線ビームを用いて走査するための光学スキャニング装置を開示する。そのスキャニング装置は、異なる深さを持つ一群の溝の繰り返しパターンを持つ少なくとも一つの表面を有する二色性ホログラフィックエレメント含む。一実施例では、その群は、五つの溝を有し、それぞれ深さが異なる。その二色性のホログラフィックエレメントは、DVD及びCDを走査するためにその放射線ビームを回折するが、高密度ディスクを走査するためのその放射線ビームは、影響を受けることなく、そのホログラフィックエレメントを通過する。
欧州特許出願公開第1500956号明細書 G.Bouwhuis, J. Braat, A. Huijser著"Principles of Optical Disc Systems (Adam Hilger 1985年) (ISBN 0-85274-785-3)"
本発明の目的は、高いレベルの正確度で異なる光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置を提供することである。
本発明に従って、光学スキャニング装置は、第一の光学記録担体、第二の異なる光学記録担体、及び、第三の異なる光学記録担体を走査するために提供され、各記録担体は、情報層を有し、そのスキャニング装置は、
a)第一、第二及び第三の波長を有する上記第一、第二及び第三の記録担体を走査するために、それぞれ、第一、第二及び第三の放射線ビームを発出するために配置される放射線源システム;及び
b)第一、第二及び第三の波面修正をそれぞれ第一、第二及び第三の放射線ビームに導入するために配置される回折構造であって、その回折構造は、複数の段差を有する面を含み、各段差は、第一、第二及び第三の波面修正の形を制御する段差高を有するところの回折構造を含み、かつ、
その回折構造は、50未満のアッベ数を有する物質から形成され、それによって、上記第一、第二及び第三の波面修正の形を更に制御できるよう、上記第一、第二及び第三の波長の間に分散が与えられることを特徴とする。
50未満のアッベ数を有する物質の使用は、各波面修正の形にある程度の制御性を与える。この制御は、高効率の方法で、かつ、その回折構造の段差高によって与えられるその制御との組み合わせで実現されるべき各波面修正の導入を可能にし、各光学記録担体が高いレベルの正確度で走査されるよう、所望の量の球面収差が各放射線ビームに導入され得る。
好適な実施例では、上記回折構造は、選択された回折次数に従って、第一、第二及び第三の放射線ビームのそれぞれを回折するよう配置される。
各放射線ビームの回折は、各波面修正の形に寄与し、所望の量の球面収差が各放射線ビームに導入され得るようにする。
さらに、第一、第二及び第三の光学記録担体の情報層は、好適には、それぞれ、第一の情報層深さ、第二の異なる情報層深さ、及び、第三の異なる情報層深さの状態にある。
その分散及びその段差高の双方によって与えられるその波面修正の形の制御は、異なるフォーマットの光学記録担体が走査されることを可能にする。各フォーマットのその情報層がその担体内で異なる深さの状態にあるので、その担体の正確な走査を提供するために、導入される球面収差の適切な量が制御されてもよい。
本発明の更なる特徴及び有利点が、添付図を参照しながら例示のためにのみ与えられる本発明の好適な実施例の以下の説明から、明らかになる。
図1は、第一、第二及び第三の異なる放射線ビームのそれぞれで第一、第二及び第三の光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置を図式的に示す。第一光学記録担体3’は、図示され、第一放射線ビーム4’を用いて走査される第一情報層2’を有する。第一光学記録担体3’は、第一情報層2’が配置される側にカバー層5’を含む。カバー層5’から見て外方に向く情報層の側は、保護層6’によって環境の影響から保護される。カバー層5’は、第一情報層2’のための機械的サポートを提供することにより、第一光学記録担体の基板として機能する。或いは、カバー層5’は、第一情報層2’を保護する機能しか持たないものであってもよく、機械的サポートは、第一情報層2’の他の側の層である、例えば、保護層6’、又は、最上の情報層に接する追加の情報層とカバー層とによって与えられる。第一情報層2’は、カバー層5’の厚さに相当する第一情報層深さdを有する。第二及び第三光学記録担体は、第二及び第三の異なる情報層深さd、dをそれぞれ有し、第二及び第三の光学記録担体3のカバー層の厚さにそれぞれ相当する。第三情報層深さdは、第一情報層深さdよりも小さい第二情報層深さdよりも小さく、すなわち、d3<d2<d1である。第一情報層2’は、第一光学記録担体3’の表面である。同様に、第二及び第三情報層は、第二及び第三光学記録担体の表面である。この表面は、少なくとも一つのトラック、すなわち、集束放射線のスポットが追跡することとなっている経路を含む。その経路には、光学的に読み取り可能なマークが情報を表すために配置される。そのマークは、例えば、周囲とは異なる反射率又は磁化方向を持つピット又はエリアの形式であってもよい。第一光学記録担体3’がディスクの形状を有する場合、次のものが、所与のトラックに関して規定される。“半径方向”は、基準軸であるX軸の方向であり、そのトラックとそのディスクの中心との間にあり、また、“接線方向”は、別の軸であるY軸の方向であり、そのトラックに対して接線方向であり、かつ、X軸に垂直である。この実施例では、第一光学記録担体3’は、コンパクトディスク(CD)で、かつ、第一情報層深さdが約1.2mmであり、第二光学記録担体3は、従来のデジタル多用途ディスク(DVD)で、かつ、第二情報層深さdが約0.6mmであり、また、第三光学記録担体は、ブルーレイ(登録商標)ディスク(BD)であり、第三情報層深さdが約0.1mmである。
図1に示されるように、光学スキャニング装置1は、光軸OAを有し、放射線源システム7、コリメータレンズ18、ビームスプリッタ9、光学システム8及び検出システム10を含む。更に、光学スキャニング装置1は、サーボ回路11、フォーカスアクチュエータ12、ラジアルアクチュエータ13及び誤り訂正のための情報処理ユニット14を含む。
放射線源システム7は、第一の放射線ビーム4’、第二の放射線ビーム、及び/又は、第三の異なる放射線ビーム(図1には示されない。)を連続的かつ同時に発出するために配置される。例えば、放射線源7は、放射線ビーム4’を連続的に供給するために調整可能な半導体レーザ、又は、同時かつ連続的にこれらの放射線ビームを供給するための三つの半導体レーザの何れかを含んでもよい。第一放射線ビーム4’は、第一の所定波長λを有し、第二放射線ビームは、第二の異なる所定波長λを有し、かつ、第三放射線ビームは、第二の異なる所定波長λを有する。この実施例では、第三波長λは、第二波長λより短く、かつ、第二波長λは、第一波長λより短い。この実施例では、第一波長λ、第二波長λ、第三波長λは、それぞれ、λに対しては約770nm〜約810nmの範囲内であり、λに対しては約640nm〜約680nmの範囲内であり、λに対しては約400nm〜約420nmの範囲内であり、好適には、約790nm、約660nm、約405nmである。第一、第二及び第三放射線ビームは、それぞれ、約0.5、約0.65、約0.85の開口数(NA)を有する。
コリメータレンズ18は、第一放射線ビーム4’を第一の実質的に平行にされたビーム20’に変換するために、光軸OA上に配置される。同様に、それは、第二及び第三の放射線ビームを、第二の実質的に平行にされたビーム及び第三の実質的に平行にされたビーム(図1には示されない。)に変換する。
ビームスプリッタ9は、第一、第二及び第三の平行になった放射線ビーム20’を光学システム8に伝えるために配置される。ビームスプリッタ9は、好適には、立方体のビームスプリッタである。
光学システム8は、第一、第二及び第三の平行にされた放射線ビーム20’を、それぞれ、第一(3’)、第二及び第三の光学記録担体における所望の焦点にフォーカスするために配置される。第一(20’)、第二及び第三の放射線ビームのための所望の焦点は、それぞれ、第一(16’)、第二及び第三のスキャニングスポットである。各スキャニングスポットは、適切な情報記録担体の情報層2’上の位置に対応する。各スキャニングスポットは、好適には、実質的に回折限界であり、72mλより小さい波面収差を有する。
走査中、第一光学記録担体3’は、スピンドル(図1には示されない。)上で回転し、かつ、第一情報層2’は、そこで、カバー層5’を通して走査される。集束第一放射線ビーム20’は、第一情報層2’で反射し、それにより、光学システム8によって供給される前方収束の集束第一放射線ビームの光路に返る反射第一放射線ビームを形成する。光学システム8は、その反射第一放射線ビームを反射平行第一放射線ビーム22’に変換する。ビームスプリッタ9は、その反射第一放射線ビーム22’の少なくとも一部を検出システム10の方に伝えることで、その前方第一放射線ビーム20’をその反射第一放射線ビーム22’から分離する。
検出システム10は、収束レンズ25とその反射第一放射線ビーム22’の上述の部分を捕らえるため、かつ、それを一又は二以上の電気信号に変換するために配置される象限検出器23とを含む。その信号の一つは、情報信号Idataであり、その値は、情報層2’で走査された情報を表す。情報信号Idataは、誤り訂正のために情報処理ユニット14で処理される。検出システム10からの他の信号は、フォーカスエラー信号Ifocus及びラジアルトラッキングエラー信号Iradialである。信号Ifocusは、第一スキャニングスポット16’と第一情報層2’の位置との間の、光軸OAに沿った高さの軸上の差を表す。この信号は、好適には、“非点収差法”によって形成され、それは、とりわけ、G.Bouwhuis, J. Braat, A. Huijserらによる“Principles of Optical Disc Systems (Adam Hilger 1985) (ISBN 0-85274-785-3)”という題名の書籍の75〜80ページで知られている。この集束方法に従った非点収差を創出するための装置は、図示されていない。ラジアルトラッキングエラー信号Iradialは、第一スキャニングスポット16’と第一スキャニングスポット16’によって追跡されることとなっている第一情報層2’におけるトラックの中心との間の、第一情報層2’のXY平面における距離を表す。この信号は、好適には、“ラジアルプッシュプル法”によって形成され、それは、とりわけ、G.Bouwhuisによるその書籍の70〜73ページで知られている。
サーボ回路11は、フォーカスアクチュエータ12及びラジアルアクチュエータ13をそれぞれ制御するために、信号Ifocus及び信号Iradialに応じて、サーボ制御信号Icontrolを供給するために配置される。フォーカスアクチュエータ12は、光学システム8のレンズの位置を光軸OAに沿って制御し、それにより、第一スキャニングスポット16’の位置を制御して、それが実質的に第一情報層2’の面に一致するようにする。ラジアルアクチュエータ13は、光学システム8のレンズの位置をX軸に沿って制御し、それにより、第一スキャニングスポット16’のラジアル位置を制御して、それが実質的に第一情報層2’で追跡されることとなっているトラックの中心線に一致するようにする。
図2は、光学スキャニング装置1の光学システム8を図式的に示す。本発明の実施例に従って、光学システム8は、第一、第二及び第三の異なる球面収差の量を、第一、第二及び第三の放射線ビームにそれぞれ導入するよう配置される。各放射線ビームに対して、その導入された球面収差の量は、走査される担体のカバー層によって導入された球面収差の量により相殺される。このようにして、各放射線ビームは、適切な記録担体の情報層上のスキャニングスポット上に正確に集束され得る。
光学システム8は、互換性プレート30及びレンズ32を含み、双方が光軸OA上に配置される。レンズ32は、対物レンズであり、かつ、光学記録担体から見て外方を向く非球面を有する。レンズ32は、ガラスで形成されてもよい。レンズ32は、互換性プレート30無しで動作している場合、約0.1nmの第三情報層深さdを持つカバー層を通して、およそ第三波長λと約0.85の開口数(NA)とを持つ平行放射線ビームを、第三スキャニングスポット上に集束するよう配置される。
互換性プレート30は、第一のNA、第二の異なるNA、及び、第三の異なるNAを有する。第一、第二及び第三のNAは、それぞれ、約0.5、約0.65及び約0.85であり、第一放射線ビーム4’のNA、第二放射線ビームのNA及び第三放射線ビームのNAに対応する。0.5のNAに対応する互換性プレート30の領域内において、プレート30は、図3において、断面で、かつ、正確な縮尺ではなく概略的に示される回折構造34を含む。光軸OAは、回折構造34の中心を通過する。
回折構造34は、複数の段差38を持つ表面36を有する。回折構造34は、第一、第二及び第三の波面修正WM、WM、WMを第一、第二及び第三の放射線ビームにそれぞれ導入する。段差38のそれぞれは、位相基準面40から光軸OAに平行な方向に取られる段差高hを有し、それは、各波面修正WM、WM、WMの形を制御する。整数jは、下記で規定される。段差38のそれぞれは、光軸OAから延びる半径rに沿って取られる同じ大きさの幅を有する。
段差38のそれぞれは、環状であり、かつ、光軸OA周りを中心とする。段差38は、セット42で配置され、セット42のそれぞれは、同じ数Nの段差38を有し、それらは、隣接し、かつ、セット42のそれぞれにおいて同じとなる一連の段差高hに従って配置される。一連の段差38のそれぞれは、本明細書で与えられる説明の目的のため、整数jを用いてラベルされ、そこで、例えば、jは、1、2、...、N−1である。セット42のそれぞれにおいて、段差38があり、J=Nで、段差高hNは、0となる。このJ=Nの段差は、構造34における位相基準面40の位置を規定する。段差高hjの更なる説明が下記に与えられる。セット42は、この実施例では、半径rに沿って、表面36を横切って周期的に繰り返すよう配置される。
回折構造34は、50未満のアッベ数Vを持つ物質から形成される。アッベ数Vは、様々な波長の放射線に対する物質の分散を示す。比較的高いアッベ数は、比較的低い分散を示し、比較的低いアッベ数は、比較的高い分散を示す。構造34の分散は、第一、第二及び第三の波面修正WM、WM、WMを更に制御する。
分散は、通常、関係(1)に従ってアッベ数により特徴付けられる。
Figure 2008527593
ここで、n、n及びnは、それぞれ、0.5876μm、0.4861μm、0.0.6563μmの波長λを有する放射線ビームに対する屈折率とされる。
回折構造34の設計は、屈折率nが、“コーシーの公式”である関係(2)に従って、その放射線の波長λと共に変化するという想定に基づく。
Figure 2008527593
ここで、a及びbは定数である。
第一放射線ビーム(CD)及び第三放射線ビーム(BD)に対する屈折率nC、nBは、それぞれ、関係(3)及び(4)で表現され得る。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
ここで、nDは、第二放射線ビーム(DVD)に対する屈折率であり、κは、関係(5)に従って、アッベ数Vに関して規定される分散パラメータである。
Figure 2008527593
回折構造34は、選択された回折次数に従って、50%より大きい、より好適には70%より大きい、最も好適には80%より大きい回折効率で、各放射線ビームを回折する。段差38のそれぞれは、位相後退の量であるモジュロ2πを第一、第二及び第三放射線ビームに導入する。異なる段差高hjは、位相後退の量を決定する。段差群の段差高hjは、“ブレーズド”タイプの回折格子によって導入される回折次数に近い、少なくとも一つの回折次数を、少なくとも一つの放射線ビームに導入するために配置される。この実施例では、第一、第二及び第三の放射線ビームは、それぞれ、+1、0及び−1の次数に回折される。
回折構造34によって第一、第二及び第三放射線ビームに導入される位相φC、φD、φBは、関係(6)、(7)及び(8)に従って決定される。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
Figure 2008527593
ここで、δC,j、δD,j、δB,jは、それぞれ、CD、DVD及びBDに対する段差jのそれぞれに対する位相誤差であり、それらは、第一、第二及び第三放射線ビームに導入される。位相誤差δは、段差jによって放射線ビームに導入される、位相後退の、理想的な量と実際の量との間の差である。ゼロの位相誤差δは、位相誤差の理想的な量の導入に相当する。これは、理想的かつ最大の回折効率ηでその放射線ビームを所望の次数に回折させる。所望の次数がゼロである場合、回折効率ηは、100%である。回折次数がゼロでないものに対しては、回折効率ηは、[sin(πm/N)/(πm/N)]2の関係によって決定され、ここで、mは、ゼロでない回折次数である。kは、ある特定の波長λC、λD、λBに対する段差jのための第一、第二及び第三の波長λC、λD、λBの倍数を示す整数である。段差高hjのそれぞれは、整数kと第一、第二及び第三の波長λC、λD、λBに対する単位高さhuとの双方の倍数に対応する。単位高さhuは、関係(9)に従って計算されてもよい。
Figure 2008527593
段差jのそれぞれに対する整数kの値を決定するために、位相後退の理想的な量を導入するために求められる、段差jのそれぞれに対する理想的な段差高hjは、適切な波長λC、λD、λBによって計算され、かつ、分割される。計算結果の値に最も近い整数kの値は、特定の波長λC、λD、λBにおける段差jに対する整数kとされる。或いは、計算結果よりも低いところの、最も近い整数値kが採用されてもよい。
理想的には、CD、DVD及びDVDに対する位相誤差δC、δD、δBは、DVDに対する回折効率ηDが100%となるよう、ゼロであるべきである。CD及びBDに対する回折効率ηC、ηBは、それぞれ、その結果として、関係(10)及び(11)により決定される。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
第一の近似において、ゼロ位相誤差(δD,j=0)が第二波長λD(DVD)に対して採用される。関係(12)及び(13)がDVDに対する整数kD,Jの値のそれぞれを保持するようにするためである。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
ここで、βC,j及びβB,jは、それぞれ、CD及びBDの放射線ビームのための段差jのそれぞれに対する位相ステップの比である。
これらの位相ステップ比は、波長λC、λD、λBの比、及び、分散パラメータκに依存し、関係(14)及び(15)に従って決定されてもよい。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
整数kC,j及びkB,jは、CD及びBDに対する位相誤差δC,j、δB,jができるだけ小さくなるように、見出され得る。回折構造34の総位相誤差を示す適切な誤差関数は、関係(16)に従って決定される数量Eである。
Figure 2008527593
ここで、wは、CD/BDの相対的な重み付けであり、w=1/2のように、たいてい2分の1に等しくなるよう設定される。wの値は、BDよりもむしろCDに対する位相誤差を最小化することがより重要であることを示すべく(比較的大きなw値)、或いは、CDよりもむしろBDに対する位相誤差を最小化することがより重要であることを示すべく(比較的小さなw値)、選択されてもよい。最小の総位相誤差Eを持つ、DVDに対する整数kD,jは、最も好適な設計をもたらす。CD及びBDに対する回折効率ηC及びηBは、関係(17)及び(18)に従って決定されてもよい。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
上述のように、DVDビームに対するゼロ位相誤差(δD,j=0)のための回折構造34の設計のために用いられる見積もりは、DVDビームに対するゼロでない位相誤差(δD,j≠0)が存在する回折構造34の設計のための計算上の入力として用いられる。δD,j=0である設計の段差高hjとδD,j≠0である設計の段差高hjとの間の差が存在する場合、CD及びBDに対する位相誤差δC,j、δB,jは、関係(19)及び(20)に従って異なる位相誤差δC,j’、δB,j’に変換される。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
そして、誤差関数Eは、関係(21)に従ってE’に変換される。
Figure 2008527593
DVD位相誤差δD,jの最小化は、関係(22)に従って実行される。
Figure 2008527593
CD、DVD及びBDに対する回折効率ηC、ηD、ηBは、関係(23)、(24)及び(25)に従って与えられる。
Figure 2008527593
Figure 2008527593
Figure 2008527593
DVD位相誤差δD,jはゼロではないが、CD及びBDに対する回折効率ηC、ηBは、このようにして、DVD位相誤差δD,jがゼロである場合に比べて、かなり改善される。
本発明の具体的な実施例がこれより開示され、各実施例は、上で与えられた説明に従う。好適な実施例では、回折構造34の材料は、40未満のアッベ数を有する。別の好適な実施例では、その材料は、30未満のアッベ数を有し、他の好適な実施例では、その材料は、20未満のアッベ数を有する。
本発明の実施例がこれより開示され、そこにおいて、セット42のそれぞれは、少なくとも四つの段差38を含む。これらの実施例では、セット42のそれぞれは、N=5の、五つの段差38で構成される。
図4は、DVD位相誤差δD,jがゼロである回折構造34が設計された場合の総位相誤差Eとアッベ数Vとの間の関係45を示すグラフ44である。図5は、DVD位相誤差δD,jがゼロである回折構造34が設計された場合の回折効率ηとアッベ数Vとの間の、CDに対する関係47及びBDに対する関係48を示すグラフ46である。DVDに対する回折効率ηは、100%である。
DVD位相誤差δD,jがゼロである第一実施例では、最適なアッベ数Vが27に等しい。回折効率は、CDに対して81%であり、BDに対して74%である。DVDに対する段差高hjは、整数kD,1=5、kD,2=9、kD,3=2及びkD,4=7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=4、kC,2=7、kC,3=1及びkC,4=5、並びに、kB,1=8、kB,2=15、kB,3=3及びkB,4=12である。代替的な実施例では、整数kD,1=5である第一実施例の段差高hjは、代わりに、整数kD,1=4を有していてもよい。さらに、アッベ数Vは、代わりに、24〜30の範囲の値を有していてもよい。
図6は、DVD位相誤差δD,jがゼロでない回折構造34が設計された場合の総位相誤差E’とアッベ数Vとの間の関係51を示すグラフ50である。図7は、DVD位相誤差δD,jがゼロでない回折構造34が設計された場合の回折効率ηとアッベ数Vとの間の、CDに対する関係53、DVDに対する関係54及びBDに対する関係55を示すグラフ52である。以下の実施例では、DVDに対する位相誤差δD,jは、ゼロではない。
第二の好適な実施例では、その材料は、23〜36の範囲のアッベ数Vを有し、より好適には、27である最適なアッベ数Vを有する。段差高hjは、第一実施例のために上で説明されたものと同じ整数kを有する。回折効率は、CDに対して86%であり、DVDに対して97%であり、BDに対して86%である。
第三実施例では、アッベ数の範囲は、9.4<V<10.2であり、最適には、V=10.0であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、85%(CD)、97%(DVD)及び81%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して8、整数kD,3に対して12、整数kD,4に対して11である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=6、kC,3=9及びkC,4=8、並びに、kB,1=18、kB,2=15、kB,3=3及びkB,4=12である。
第四実施例では、アッベ数の範囲は、10.2<V<10.6であり、最適には、V=10.4であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、85%(CD)、97%(DVD)及び81%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して8、整数kD,3に対して7、整数kD,4に対して11である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=6、kC,3=5及びkC,4=8、並びに、kB,1=7、kB,2=15、kB,3=13及びkB,4=21である。
第五実施例では、アッベ数の範囲は、10.6<V<11.3であり、最適には、V=10.8であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、83%(CD)、96%(DVD)及び81%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して7、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=2、kC,3=5及びkC,4=9、並びに、kB,1=7、kB,2=5、kB,3=13及びkB,4=23である。
第六実施例では、アッベ数の範囲は、11.3<V<11.8であり、最適には、V=11.5であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、83%(CD)、94%(DVD)及び72%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して7、整数kD,4に対して6である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=2、kC,3=5及びkC,4=4、並びに、kB,1=7、kB,2=5、kB,3=13及びkB,4=11である。
第七実施例では、アッベ数の範囲は、11.8<V<12.3であり、最適には、V=12.1であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、82%(CD)、91%(DVD)及び75%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して8、整数kD,4に対して6である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=2、kC,3=6及びkC,4=4、並びに、kB,1=18、kB,2=5、kB,3=15及びkB,4=11である。
第八実施例では、アッベ数の範囲は、12.3<V<13.4であり、最適には、V=12.6であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、79%(CD)、96%(DVD)及び87%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して12、整数kD,4に対して6である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=2、kC,3=9及びkC,4=4、並びに、kB,1=18、kB,2=5、kB,3=22及びkB,4=11である。
第九実施例では、アッベ数の範囲は、20.3<V<21.2であり、最適には、V=20.8であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、82%(CD)、94%(DVD)及び68%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=2、kC,3=1及びkC,4=9、並びに、kB,1=17、kB,2=5、kB,3=3及びkB,4=21である。
第十実施例では、アッベ数の範囲は、21.2<V<22.0であり、最適には、V=21.5であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、83%(CD)、96%(DVD)及び62%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=7、kC,3=1及びkC,4=9、並びに、kB,1=17、kB,2=15、kB,3=3及びkB,4=21である。
第十一実施例では、アッベ数の範囲は、22.0<V<22.6であり、最適には、V=22.4であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、80%(CD)、97%(DVD)及び71%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して5、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=4、kC,2=7、kC,3=1及びkC,4=9、並びに、kB,1=8、kB,2=15、kB,3=3及びkB,4=21である。
第十二実施例では、アッベ数の範囲は、34<V<38であり、最適には、V=36であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、77%(CD)、97%(DVD)及び72%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して11、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=9、kC,2=7、kC,3=1及びkC,4=5、並びに、kB,1=7、kB,2=15、kB,3=23及びkB,4=21である。
第十三実施例では、アッベ数の範囲は、39<V<45であり、最適には、V=42であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、71%(CD)、94%(DVD)及び75%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して11、整数kD,2に対して4、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=9、kC,2=3、kC,3=1及びkC,4=9、並びに、kB,1=18、kB,2=6、kB,3=3及びkB,4=20である。
第十四実施例では、アッベ数の範囲は、46.6<V<47.6であり、最適には、V=47.2であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、71%(CD)、98%(DVD)及び76%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して4、整数kD,3に対して2、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=3、kC,3=1及びkC,4=9、並びに、kB,1=16、kB,2=6、kB,3=3及びkB,4=20である。
第十五実施例では、アッベ数の範囲は、47.6<V<50であり、最適には、V=49であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、70%(CD)、98%(DVD)及び77%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して4、整数kD,3に対して8、整数kD,4に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=3、kC,3=6及びkC,4=9、並びに、kB,1=16、kB,2=6、kB,3=13及びkB,4=20である。
本発明の実施例がこれより開示され、そこにおいて、セット42のそれぞれは、少なくとも四つの段差38を含む。これらの実施例では、セット42のそれぞれは、N=4の、四つの段差38で構成される。
図8は、DVD位相誤差δD,jがゼロである回折構造34が設計された場合の総位相誤差Eとアッベ数Vとの間の関係57を示すグラフ56である。図9は、DVD位相誤差δD,jがゼロである回折構造34が設計された場合の回折効率ηとアッベ数Vとの間の、CDに対する関係59及びBDに対する関係60を示すグラフ58である。DVDに対する回折効率ηは、100%である。
第十六実施例では、DVD位相誤差δD,jはゼロであり、最適なアッベ数は、10.4である。回折効率は、CD及びBDに対して約81%である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して8、整数kD,3に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=6及びkC,3=9、並びに、kB,1=7、kB,2=15及びkB,3=23である。代替的に、アッベ数Vは、10〜11の範囲の値を有していてもよい。
図10は、DVD位相誤差δD,jがゼロでない回折構造34が設計された場合の総位相誤差E’とアッベ数Vとの間の関係63を示すグラフ62である。図11は、DVD位相誤差δD,jがゼロでない回折構造34が設計された場合の回折効率ηとアッベ数Vとの間の、CDに対する関係65、DVDに対する関係66及びBDに対する関係67を示すグラフ64である。以下の実施例では、DVDに対する位相誤差δD,jは、ゼロではない。
第十七実施例では、その材料は、9.6<V<11.2の範囲のアッベ数Vを有する。段差高hjは、第十六実施例のために説明されたものと同じ整数kD,j、kC,j、kB,jを有する。
第十八実施例では、アッベ数の範囲は、11.2<V<11.5であり、最適には、V=11.3であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、71%(CD)、95%(DVD)及び70%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して8、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=6及びkC,3=5、並びに、kB,1=7、kB,2=15及びkB,3=13である。
第十九実施例では、アッベ数の範囲は、11.5<V<12.4であり、最適には、V=11.9であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、72%(CD)、95%(DVD)及び70%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=2及びkC,3=5、並びに、kB,1=7、kB,2=5及びkB,3=13である。
第二十実施例では、アッベ数の範囲は、12.4<V<13.2であり、最適には、V=12.7であって、CD/BDウェイトw=0.7に対する回折効率は、76%(CD)、96%(DVD)及び72%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して9、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=7、kC,2=2及びkC,3=5、並びに、kB,1=16、kB,2=5及びkB,3=13である。
第二十一実施例では、アッベ数の範囲は、13.2<V<13.7であり、最適には、V=13.5であって、CD/BDウェイトw=0.8に対する回折効率は、76%(CD)、99%(DVD)及び74%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して9、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=7、kC,2=2及びkC,3=9、並びに、kB,1=16、kB,2=5及びkB,3=22である。
第二十二実施例では、アッベ数の範囲は、19<V<21であり、最適には、V=20であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、76%(CD)、94%(DVD)及び76%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して12である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=2及びkC,3=9、並びに、kB,1=17、kB,2=5及びkB,3=21である。
第二十三実施例では、アッベ数の範囲は、21<V<24であり、最適には、V=22であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、81%(CD)、95%(DVD)及び71%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して8、整数kD,2に対して2、整数kD,3に対して5である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=10、kC,2=3及びkC,3=7、並びに、kB,1=17、kB,2=5及びkB,3=12である。
第二十四実施例では、アッベ数の範囲は、22.8<V<24.0であり、最適には、V=23.6であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、73%(CD)、96%(DVD)及び77%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して10、整数kD,2に対して2、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=8、kC,2=1及びkC,3=5、並びに、kB,1=17、kB,2=3及びkB,3=12である。
第二十五実施例では、アッベ数の範囲は、26.6<V<29.8であり、最適には、V=28.5であって、CD/BDウェイトw=0.6に対する回折効率は、72%(CD)、98%(DVD)及び72%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して5、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=4、kC,2=7及びkC,3=5、並びに、kB,1=8、kB,2=15及びkB,3=12である。
第二十六実施例では、アッベ数の範囲は、29.8<V<33.5であり、最適には、V=32.0であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、74%(CD)、95%(DVD)及び71%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して7である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=7及びkC,3=5、並びに、kB,1=6、kB,2=15及びkB,3=12である。
第二十七実施例では、アッベ数の範囲は、33.5<V<40.8であり、最適には、V=35であって、CD/BDウェイトw=0.5に対する回折効率は、70%(CD)、97%(DVD)及び73%(BD)である。最適な段差高hjは、整数kD,1に対して4、整数kD,2に対して9、整数kD,3に対して2である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=3、kC,2=7及びkC,3=1、並びに、kB,1=6、kB,2=15及びkB,3=3である。
材料の分散は、アッベ数だけ以外のパラメータによっても影響される。結果として、回折構造34の実際の性能と、上述の計算に従って予測される性能との間に差が生ずる。
その材料がポリカーボネート(PC)の場合、CD、DVD及びBDに対する屈折率は、それぞれ、nC=1.572545、nD=1.578950、nB=1.620536である。これらの値は、およそV=30のアッベ数に相当する。好適な実施例では、第二実施例に従った上述の回折構造34のための材料としてPCが使用される。その材料が感光性樹脂であるヘキサンジオールダイアクリレート(hexanediol diacrylate)−トリメチロールプロパントリアクリレート(trimethylol propane triacrylate)の混合物(HDDA−TMPTA)であり、かつ、紫外線硬性である場合、CD、DVD及びBDに対する屈折率は、それぞれ、nC=1.433053、nD=1.451039、nB=1.502750である。これらの値は、およそV=12.9のアッベ数に相当する。
その材料が、例えば、ヘキサンジオールダイアクリレートと脂肪族ポリエステルベースのウレタンダイアクリレートオリゴマーの、例えば、CN965とを含む混合物であるHDDA−CN965であり、かつ、硬化性感光性樹脂である場合、CD、DVD及びBDに対する屈折率は、それぞれ、nC=1.447672、nD=1.467378、nB=1.504293である。これらの値は、およそV=19.9のアッベ数に相当する。
好適な実施例では、その材料が、例えば、HDDA−CN965であって、そこで、セット42のそれぞれにおける段差38の数がN=5であり、CD/BDウェイトがw=0.6であり、最適な段差高が整数kD,1に対して9、整数kD,2に対して3、整数kD,3に対して2、及び、整数kD,4に対して11である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=7、kC,2=2、kC,3=1及びkC,4=4、並びに、kB,1=15、kB,2=5、kB,3=3及びkB,4=19である。回折効率は、CDに対して84%、DVDに対して93%、及び、BDに対して66%である。
好適な実施例では、その材料がHDDA−CN965であって、そこで、セット42のそれぞれにおける段差38の数がN=4であり、CD/BDウェイトがw=0.9であり、最適な段差高が整数kD,1に対して9、整数kD,2に対して2、及び、整数kD,3に対して11である。対応するCD及びBDの整数は、kC,1=7、kC,2=1及びkC,3=8、並びに、kB,1=15、kB,2=3及びkB,3=19である。回折効率は、CDに対して77%、DVDに対して98%、及び、BDに対して77%である。
上記実施例は、本発明の説明に役立つ実例として理解されるべきである。本発明の更なる実施例が想定される。例えば、各セットにおける段差の数は、N=3であってもよく、例えば、N=6のように、N=5より大きいものであってもよい。更に、その材料のアッベ数、各セット内の段差高の順序、段差高、各段差の幅、回折構造の表面を横切って繰り返されるセットの数、及び、その表面を横切って繰り返されるセットのパターンは、上述のものと異なるものであってもよい。
その回折構造は、記載されたものとは異なる回折次数に従って放射線ビームを回折してもよい。
また、互換性プレートは、更なる波面修正をその放射線ビームに導入するための更なる、非周期の位相構造又はレンズのような、光学構造を含んでもよい。
スキャニング装置は、説明されたものとは異なる、複数の情報層を有するフォーマットのような、光学記録担体フォーマットを走査するようにしてもよい。また、その装置は、よく似たカバー層の厚さを有する異なるフォーマット、例えば、高密度DVD(HD−DVD)や、DVDであるが、異なる波長を持つ放射線ビームが各フォーマットを走査するために使用されるDVDを走査するようにしてもよい。
異なる光学記録担体フォーマットが、異なる波長の放射線を用い、かつ、前述のものとは異なるNAを有する装置によって走査されてもよい。
当然のことながら、何れの実施例に関連して説明された何れの特徴が、独立して、或いは、説明された他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、また、他の何れの実施例、或いは、他の何れの実施例における何れの組み合わせにおける一又は二以上の特徴を組み合わせて使用されてもよい。更に、上に記載されていない均等物及び改良も、同様に、付属の請求項で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、採用され得る。
本発明の実施例に従った光学スキャニング装置を図式的に示す。 本発明の実施例に従った光学システムを図式的に示す。 本発明の実施例に従った回折構造を図式的に示す。 本発明の実施例に従って位相誤差とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って各種放射線ビームに対する回折効率とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って位相誤差とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って各種放射線ビームに対する回折効率とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って位相誤差とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って各種放射線ビームに対する回折効率とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って位相誤差とアッベ数との間の関係をグラフで示す。 本発明の実施例に従って各種放射線ビームに対する回折効率とアッベ数との間の関係をグラフで示す。

Claims (16)

  1. 第一の光学記録担体、第二の異なる光学記録担体及び第三の異なる光学記録担体を走査するための光学スキャニング装置であって、各光学記録担体が情報層を有し、当該スキャニング装置は:
    a)第一、第二及び第三の波長をそれぞれ有する前記第一、第二及び第三の記録担体を走査するために第一、第二及び第三の放射線ビームを発出するよう配置される放射線源システム;及び
    b)第一、第二及び第三の波面修正を前記第一、第二及び第三の放射線ビームにそれぞれ取り入れるよう配置される回折構造を含み、そこで、該回折構造は、複数の段差を有する面を含み、各段差は、前記第一、第二及び第三の波面修正の形を制御する段差高を有し、該回折構造は、50未満のアッベ数を有する物質から形成され、それによって、前記第一、第二及び第三の波面修正の形を更に制御するために、前記第一、第二及び第三の波長の間に分散が与えられることを特徴とする。
  2. 前記物質は、40未満のアッベ数を有する、
    請求項1に従った光学スキャニング装置。
  3. 前記物質は、30未満のアッベ数を有する、
    請求項2に従った光学スキャニング装置。
  4. 前記物質は、20未満のアッベ数を有する、
    請求項3に従った光学スキャニング装置。
  5. 前記物質は、23〜36の範囲のアッベ数を有する、
    請求項1に従った光学スキャニング装置。
  6. 前記段差群は、段差群のセット群で配置され、各セットは、各セットで同じとなる一連の段差高群を有する、
    先行する請求項の何れか一つに従った光学スキャニング装置。
  7. 前記セット群は、前記面を横切って周期的に繰り返すように配置される、
    請求項6に従った光学スキャニング装置。
  8. 前記回折構造は、光軸を有し、かつ、前記段差群のセット群は、該光軸から伸びる半径に沿って周期的に繰り返すよう配置される、
    請求項7に従った光学スキャニング装置。
  9. 前記段差群のそれぞれは、環状であり、前記光軸周りを中心とする、
    請求項8に従った光学スキャニング装置。
  10. 各セットは、少なくとも四つの段差群を含む、
    請求項6乃至9の何れか一つに従った光学スキャニング装置。
  11. 各セットは、四つの段差群から構成される、
    請求項10に従った光学スキャニング装置。
  12. 各セットは、五つの段差群から構成される、
    請求項10に従った光学スキャニング装置。
  13. 前記回折構造は、選択された回折次数に合わせて、第一、第二及び第三の放射線ビームのそれぞれを回折するよう配置される、
    先行する請求項の何れか一つに従った光学スキャニング装置。
  14. 前記回折構造は、+1、0及び−1の、それぞれ選択された回折次数に合わせて、前記第一、第二及び第三の放射線ビームを回折するよう配置される、
    請求項13に従った光学スキャニング装置。
  15. 前記第一、第二及び第三の波長は、それぞれ、約790、約660及び約405ナノメートルである、
    先行する請求項の何れか一つに従った光学スキャニング装置。
  16. 前記第一、第二及び第三の光学記録担体の前記情報層は、それぞれ、第一の情報層深さ、第二の異なる情報層深さ及び第三の異なる情報層深さの状態である、
    先行する請求項の何れか一つに従った光学スキャニング装置。
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