JP2008522835A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 金属部品を製造する方法であって、
   ａ）第１面および第２面を有する金属部品ワークを用意するステップと、
   ｂ）それら第１面および第２面の一方からそれら第１面および第２面の他方まで軸線に沿ってスルーホールを形成するステップと、
   ｃ）該第１面における該スルーホールの入口に、該スルーホールの近傍の材料を溶融させるに十分なエネルギーを有するレーザ光のパルスを方向付けるステップであって、該レーザ光が集束され、該集束したレーザ光の焦点面が、該レーザ光の光源と該正面との間で該スルーホールの該軸線に対して実質的垂直に配置されて、該スルーホールを通るガスの流れを提供するようにする、ステップと、
   を含む方法。
2. 前記スルーホールを形成する前記ステップが、深絞りにより実施されるか、または前記第１面および第２面の一方から前記第１面および第２面の他方までの打抜き、機械穴あけ若しくはレーザ穴あけにより実施され、該第１面および第２面の該一方が入口面であり、該第１面および第２面の該他方が後面である、請求項１に記載の方法。
3. 前記スルーホールを形成する前記ステップが、レーザ穴あけにより実施され、気体または液体が、前記後面に対して保持されて、レーザ穴あけ中に、前記レーザが前記後面を貫通してそこから出る時点まで、気体または液体の過圧が該後面に加わるようになっている、請求項２に記載の方法。
4. 前記スルーホールを形成する前記ステップが、レーザ穴あけにより実施され、レーザ光の少なくとも１つのパルスが前記入口面に向けられ、該レーザ光が集束され、該集束したレーザ光の焦点面が、実質的に該入口面に配置されるとともに、形成される前記スルーホールの前記軸線に対して実質的垂直に配置される、請求項２または３に記載の方法。
5. 前記金属部品の、前記スルーホールの近傍における前記第１面から前記第２面までの厚さが、約１．０ｍｍ以下である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記スルーホールの前記入口にレーザ光のパルスを方向付ける前記ステップを実施した後の、該スルーホールの径は３．０ｍｍ以下である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記スルーホールの前記側壁の少なくとも一部またはすべてがコーティングされるようにするコーティングステップをさらに含み、該コーティングステップが、前記第１面における前記スルーホールの前記入口にレーザ光のパルスを方向付ける前記ステップの後に実施される、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記金属部品が、定用量吸入器の金属部品である、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記金属部品が、計量弁またはノズルインサートの金属部品である、請求項８に記載の方法。