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室内の空気の温度を調節するためのフラットエレメント
本発明は、室内の空気の温度を調節するためのフラットエレメント、及び室内の空気の温度を調節するための装置に関する。
室内の空気の温度調節は、空気の対流によって行ってもよい。これによって、空気の出口、空気出口用の多くの様々なエレメント、例えば天井に取り付けられたコイル状出口が存在する。
室内の空気の温度を調節するための別の実施例は、水で冷却した天井領域を使用する。水によって冷却される表面上で水蒸気が凝縮する可能性があるため、ウィンドウ曝気(windows aeration)による曝気を除外する。このことは、このような水によって冷却される表面は、新鮮な空気を供給するための別の中央装置と組み合わせなければならないということを意味する。
室内の空気の温度を調節するための別の変形例は、コンクリートコア冷却(concrete core cooling) による熱領域調節を含む。この種の室内空気温度調節は、非常に緩慢である。
欧州特許第EP1 078 205B1号には、冷却壁にマイクロ穴が設けられた空気冷却エレメントが記載されている。これらのマイクロ穴は、直径が0.8mmを越えない。この冷却壁の自由横断断面は、冷却壁の総面積に関して2%を越えない。
欧州特許第EP1 078 205B1号
前置チャンバで新鮮な空気に乱流を発生しなければならない。このような前置チャンバには、経済的及び技術的な欠点がある。技術的欠点は、前置チャンバ内に続く出口ポート又は穴を設け、これを通して新鮮な空気を冷却壁に吹き付けなければならないということである。
これは、指向性のある空気流が発生するということを意味する。これによって、活性が異なる冷却領域が形成される。
これらの空気冷却エレメントは、構造的に複雑な多くの構成要素を含み、かくして、これと対応して高価である。
本発明の目的は、室内の空気の温度調節を行うための、特に室内の空気を冷却するための、例えば天井エレメントの形態の、又は壁エレメントの形態のフラットエレメントを提供することである。
このフラットエレメントにより、新鮮な空気を部屋に入れ、この新鮮な空気を比較的大きな領域に亘って、快適に且つ心地よく、特にドラフトなしで、力学的に適合し且つ本質的に騒音を発生しないように拡げる。
このフラットエレメントは、単一の媒体のみによって、即ち空気によって作動する。
このフラットエレメントにより、領域の温度を均等に調節する(熱の輻射を使用する)と同時に、必要な量の新鮮な空気を部屋に供給する(熱の対流を使用する)ことができる。
このフラットエレメントにより、本質的に層状に変位する空気流を発生させることができる。
このフラットエレメントにより、好ましくはイオン化した供給空気の放電効果を最小にでき、即ちこのフラットエレメントは、放電効果を過度に高める部品を構成しない。
このフラットエレメントにより、好ましくはイオン化した供給空気は、温度が調節されるべき部屋の中で最適に作用する。
本発明の別の目的は、室内の空気の温度を調節するための、特に室内の空気を冷却するための、例えば天井エレメントの形態の、又は壁エレメントの形態のフラットエレメントを提供することであり、このフラットエレメントにより、クリーンルーム特性が高度に必要とされる特殊な部屋で、技術が使用される活性領域から粒子をなくすことができる。
本発明の別の目的は、フラットエレメントの重要な表面で水蒸気の復水が形成されないようにする、フラットエレメントを提供することである。
本発明の別の目的は、温度調節が行われるべき部屋の中で多くの熱を搬送できるフラットエレメントを提供することである。
このフラットエレメントは、好ましくは、構造が簡単な少数の部品しか含まない。
このフラットエレメントは、好ましくは、部屋の有効高を最適に使用できるように、小さな設置高さしか必要としない。
これらの目的は本発明によって達成される。
本発明は、室内の空気の温度を調節するための、特に室内の空気を冷却するための、例えば天井エレメントの形態の、又は壁エレメントの形態の、天井エレメントの形態が好ましいフラットエレメント、ルームエレメントとも言う、において、
当該フラットエレメント1は、空気流通装置2と、マイクロ穴4が設けられた金属板からなる部材(以下、金属板部材と呼ぶ)3とを含み、
前記空気流通装置2は、
平面形状が方形の部材(以下、平面方形部材と呼ぶ)5と、
前記平面方形部材5の4つの端面をそれぞれ取り囲む4つの側壁6a、6bとを含み、
一の側壁6aには空気入口用の少なくとも一つの開口部7が設けられ、前記開口部7が設けられた一の側壁6aと対向する一の側壁6aには空気出口用の少なくとも一つの開口部8設けられ、
前記平面方形部材5は、
平板部分12と平板部分13とがジグザグに配置され、フラットエレメント1に供給された空気流に乱流を発生させるためのバッフル10を少なくとも一つ含むように形成され、
平板部分12と平板部分13との連結部は空気導入角11を形成し、前記平板部分12、13及び空気導入角11を含む断面は三角形の形態であり、
前記開口部7を有する側壁6aと前記開口部8を有する側壁6aと前記平板部分12、13との連結部は互いに平行に配置されており、
前記平面方形部材5は前記金属板部材3と対向して配置され、
前記平面方形部材5と前記金属板部材3と側壁6a、6bとは、閉鎖空間を形成し、かつ前記2つの側壁6aが有する開口部7、8のそれぞれが、前記閉鎖空間と外部とを連絡するように、互いに気密封止され、
前記空気導入角11の前記閉鎖空間側と前記金属板部材3の前記閉鎖空間側との間には距離があり、
前記開口部7及び前記開口部8の各々内に、接続管ノズル9が挿入され且つ気密封止されている、
フラットエレメントである。
室内の空気の温度を調節するための、特に室内の空気を冷却するための本発明の装置は、互いに本質的に気密封止された、本発明のフラットエレメント1a、1b、1cでできた少なくとも一つの列を含む、ことを特徴とする装置である。
本発明の好ましい実施例は、従属項に定義されている。
本発明の可能な実施例を以下に説明する。
これにより、更に、添付図面を参照する。
空気流通装置2を以下に説明するように形成した。
空気流通装置2の平面方形部材5を形成するため、厚さが0.75mmの電解亜鉛めっき鋼板を使用した。この鋼板は、長さが960mmであり、幅が577mmである。
前側部6aの両方に、空気入口用の開口部7及び空気出口用の開口部8を打ち抜きによって形成する。これらの開口部は、両方とも、直径が83mmである。
長さ方向側部の両方には、側壁6bに固定するのに役立つ取り付け穴20が設けられている。
長さ方向側部の両方及び前側部6aの両方には、フリープレス切欠き部19及び下方に90°の角度で曲げた縁部18が設けられている。
空気出口用の開口部8が設けられた前側部6aから118mm、301mm、及び480mmの距離のところ、及び空気入口用の開口部7が設けられた前側部6aから118mm、及び301mmの距離のところの夫々の位置に、角度がα、β、γ、及びδの交互に上下になった縁部を形成する。
角度αの値は103°であり、角度βの値は102°であり、角度γ及び角度δは同じ大きさであり、各々52°である。
このように形成した空気流通装置2の平面方形部材5は、二つのバッフル10を有する。これらのバッフルは、各々、三角形断面を備えている。これらの二つのバッフル10の高さhは113mmである。
空気流通装置2の平面方形部材5の長さは590mmであり、この空気流通装置2の平面方形部材5の幅は560mmである。
厚さが1mmの電解亜鉛めっき鋼板から、2枚の側壁6bを形成した。これらの側壁6bは、長さが590mmであり、高さが112mmであり、一方の長さ方向側部に沿って10mmの縁部が90°の角度で曲げてある。この縁部は、ブラケット30用のストッパーとして役立つ。
これらの側壁6bには、空気流通装置2の平面方形部材5の長さ方向側部に設けられた穴20に合わせて調節した穴21が設けられている。
側壁6bは、両方とも、空気流通装置2の平面方形部材5にリベット("Popnieten")によって本質的に気密に連結される。
これらの側壁6bは、空気流通装置2の平面方形部材5を安定させるのにも役立つ。
空気入口用の開口部7及び空気出口用の開口部8の各々に、接続管ノズル9を挿入する。
このような接続管ノズル9は、外径が83mmであり、内径が80mmであり、高さが28mmであり、一方の側部の約5mmの長さが外方に30°の角度で曲げてあり、その結果、外方に拡がる150°の外角度が形成される。
接続管ノズル9は、両方とも、4か所で溶接してあり、シリコーンを用いて円を描いてシールしてあり、その結果、本質的に気密の結合部が形成される。
更に、空気流通装置2は、射出成形プロセスやカッピングプロセスでも形成できるマイクロ穴4を備えた金属板部材3を以下に説明するように形成した。
厚さが0.6mmの電解亜鉛めっき鋼板を使用した。この鋼板は、長さが663mmであり、幅が635mmである。
四つの整合箇所を、長さに沿って、及び幅に沿って、各々5mmの距離に打ち抜きによって形成する。マイクロ穴4の直径は各々1mmである。
一方の広幅側部に、表面処理、例えば粉体被覆を行うためのピンホールとして役立つ広幅側穴31を、同じプロセスで形成する。
次いで、長さ方向側部の両方並びに広幅側部の両方の所望の位置にフリープレス切欠き部32を形成する。
次いで、プレートの放電を行う。
広幅側部の両方に様々な大きさのエンボス23a、23bを形成する。小さい方のエンボス23aは、天井グリッド形材25にスナップ嵌めするのに役立ち、大きい方のエンボス23bは、ストッパーとして役立つ。
次いで、縁部33の各々を45°の角度で下方に折り畳む。
原理的には、各側部に縁部33が一つだけ設けられているので十分であるが、好ましくは、各側部に二つの縁部33が設けられ、これにより、最終的に、外観に優れたフラットエレメント1が取り付けられる。二つの縁部33間の距離は、約5mmであってもよい。
着色を行うため、かくして形成した部品に従来の粉体被覆を施す。
次いで、取り付けられた状態で見えない方の側部に縁部33に沿って、シーリング材料34を固定する。これによって、特に自己粘着性のセル天然ゴム(cell-caoutchouc) 製のウェザーストリップを使用してもよい。特に適当な材料は、スイス国デューベンドルフCH−8602のマアグ・テクニークAG社の防火性ポリウレタンフォームストリップである「ストップファイヤ」である。
室内の空気の温度調節、特に室内の空気の冷却を行うため、本発明のフラットエレメント1を天井に設置してもよく、以下に説明する方法で、本発明の装置に互いに連結してもよい。
フラットエレメント1a、1b、1cでできた一つの列は、フラットエレメント1a、1b、1cを2個乃至8個、特に2個乃至6個、好ましくは、4個乃至6個含んでいてもよい。
天井サブ構造には、吊り下げマウントが取り付けられている。これらの吊り下げマウントには、レール形状天井グリッド形材25が互いに平行に固定されており、特に様々に変えることができる形態で吊り下げられている。
図12に示す断面を持つ天井グリッド形材25が、本発明の目的に特に適している。
空気流通装置2を吊り下げるため、互いに平行に配置された二つのレール形状天井グリッド形材25を使用するのが好ましい。
次いで、図11a乃至図11dに示すブラケット30を、2つの天井グリッド形材25に係合させる。
空気流通装置2を吊り下げるため、二つのレール形状天井グリッド形材25の各々を二つのブラケット30と係合させるのが好ましい。
次いで、第1空気流通装置2aを、上述の四つのブラケット30で吊り下げる。
全てのこの他の空気流通装置2b、2cを同様に吊り下げる。
このようにして吊り下げた空気流通装置2a、2b、2cを、互いに以下のように連結してもよい。
第1空気流通装置2aの空気入口用の開口部7に設けられた接続管ノズル9を、供給空気が供給される導管に連結する。
第1空気流通装置2aの空気出口用の開口部8に設けられた接続管ノズル9を、第2空気流通装置2bの空気入口用の開口部7に設けられた接続管ノズル9に、ストッパーが中央に取り付けられており且つリップシールが設けられた覆いによって連結する。
この目的に適した覆いは、スイス国アフォルテルン・アン・アルビスCH−8910のシュミドリンAG社から入手できる。
全てのこの他の空気流通装置2c、2dは、第1空気流通装置2aを第2空気流通装置2bに連結する方法と同様の方法で連結される。
列の最後の空気流通装置2cの空気出口用の開口部8に設けられた接続管ノズル9には、端キャップ24が設けられている。
これによって、上述の連結部全てが本質的に気密封止されているということに注意を払わなければならない。
次いで、マイクロ穴4が設けられた金属板部材3を必要な数だけ、二つの天井グリッド形材25に係合し、外観上適正な隙間が形成されるように整合する。
好ましくはイオン化した供給空気をこのような本発明の装置に供給する。イオン化した供給空気は、好ましくは、ドイツ国特許第DE100 07 523号に記載されたプロセスに従って形成する。
図16には、実際の状況に基づいて、供給空気のイオン化を保証する可能な方法が示してある。図16で使用する参照番号は、以下の意味を備えている。
35 空気を調整するための装置
36 空気をイオン化するための装置
37 供給空気の温度を調節するための装置
38 温度調節が行われる部屋
39 本発明のフラットエレメント1
40 実際の状況に基づいて供給空気のイオン化を制御するための装置
41 戸外空気導管
42 供給空気導管
43 排気空気導管
44 排出空気導管
45 循環空気導管
46 空気品質センサ
47 オゾンセンサ
48 空気湿度センサ
49 空気流センサ
50 空気品質センサ
51 供給空気容積流用の制御装置
52 別に吊るしたホイル
53 層状をなして変位する空気流
本発明の装置により、層状をなして変位する空気流が得られるため、使用者は、対応する空調がなされた部屋の中で、対応して浄化された供給空気流の中に直接いることができる。
層状をなして変位する空気流が得られる本発明の装置の別の利点は、金属板部材3の外側、即ち目に見える方の側部に粒子が全く付着せず、及びかくして目に見える表面領域が本質的に汚れないということである。
更に、金属板部材3の目に見える方の側部上の層状をなして変位する空気流のため、水蒸気が凝縮することがない。
本発明では、以下の参照番号を使用した。
図1は、空気流通装置2の平面方形部材5に向かって上方から見た、概略斜視図である。 図2は、図1に示す空気流通装置2の平面方形部材5の側面図である。 図3は、図1に示す空気流通装置2の平面方形部材5の平面図である。 図4は、一部品で形成された空気流通装置2の平面方形部材5の、曲げていない状態の概略図であり、この図の破線は、谷折りの縁部を意味し、実線は山折りの縁部を意味する。 図5は、マイクロ穴4を備えた、一部品で形成された金属板部材3の、曲げていない状態の概略図であり、この図の破線は、谷折りの縁部を意味し、マイクロ穴4は、四隅全てに単に示唆として示してある。 図6は、曲げていない状態で図5に示す金属板部材3の内側の概略斜視図である。 図7aは、空気流通装置2用の側壁6bに向かって上方から見た概略斜視図である。 図7bは、切欠きを備えた、空気流通装置2用の側壁6bに向かって上方から見た概略斜視図である。 図8は、側壁6b及び接続管ノズル9が設けられた空気流通装置2に向かって上方から見た概略斜視図である。 図9は、図8に示す空気流通装置2の側面図である。 図10は、図8に示す空気流通装置2の平面図である。 図11a乃至図11dは、空気流通装置2を吊るすのに適したブラケット30の様々な図である。 図12は、ブラケット30、空気流通装置2、及び金属板部材3が取り付けられた適当な天井グリッド形材25の断面図である。 図13は、各々が三つのフラットエレメント1a、1b、及び1cを含む二つの列をなして配置された、室内の空気の温度調節を行うための装置の平面図である。 図14は、図13に示す、室内の空気の温度調節を行うための装置の側面図である。 図15は、バッフル10の可能な形態の断面及び整合を非限定的に示す図である。 図16は、実際の状況に基づき、供給空気流のイオン化を保証する方法の概略図である。 図17は、別に吊るしたホイル26及び光源28の可能な整合態様を示す概略図である。
1 フラットエレメント
2 空気流通装置
金属板部材
4 マイクロ穴
平面方形部材
6a、6b 側壁
7 空気入口用の開口部
8 空気出口用の開口部
接続管ノズル
10 バッフル
11 空気導入
12 バッフルの前側の下部分
13 バッフルの後側の下部分
14 第1バッフルの後側の上部分
15 第2バッフルの前側の上部分
16 第1バッフルの前側の上部分
17 最終バッフルの後側の上部分
18 縁部
19 フリープレス切欠き部
20、21 穴
22 側壁
23 固定部品及び/又は係止部品
24 端キャップ
25 天井グリッド形材
26 ホイル
27 ホイル26のマイクロ穴
28 光源
29 フレーム
30 ブラケット
31 穴
32 フリープレス切欠き部
33 縁部
34 シーリング材料

Claims (24)

  1. 室内の空気の温度を調節するための、天井エレメント又は壁エレメントの形態のフラットエレメント(1)において、
    当該フラットエレメント(1)は、空気流通装置(2)と、マイクロ穴(4)が設けられた金属板からなる部材(以下、金属板部材と呼ぶ)(3)とを含み、
    前記空気流通装置(2)は、
    平面形状が方形の部材(以下、平面方形部材と呼ぶ)(5)と、
    前記平面方形部材(5)の4つの端面をそれぞれ取り囲む4つの側壁(6a、6b)とを含み、
    一の側壁(6a)には空気入口用の少なくとも一つの開口部(7)が設けられ、前記開口部(7)が設けられた一の側壁(6a)と対向する一の側壁(6a)には空気出口用の少なくとも一つの開口部(8)設けられ、
    前記平面方形部材(5)は、
    平板部分(12)と平板部分(13)とがジグザグに配置され、フラットエレメント(1)に供給された空気流に乱流を発生させるためのバッフル(10)を少なくとも一つ含むように形成され、
    平板部分(12)と平板部分(13)との連結部は空気導入角(11)を形成し、前記平板部分(12、13)及び空気導入角(11)を含む断面は三角形の形態であり、
    前記開口部(7)を有する側壁(6a)と前記開口部(8)を有する側壁(6a)と前記平板部分(12、13)との連結部は互いに平行に配置されており、
    前記平面方形部材(5)は前記金属板部材(3)と対向して配置され、
    前記平面方形部材(5)と前記金属板部材(3)と側壁(6a、6b)とは、閉鎖空間を形成し、かつ前記2つの側壁(6a)が有する開口部(7、8)のそれぞれが、前記閉鎖空間と外部とを連絡するように、互いに気密封止され、
    前記空気導入角(11)の前記閉鎖空間側と前記金属板部材(3)の前記閉鎖空間側との間には距離があり、
    前記開口部(7)及び前記開口部(8)の各々内に、接続管ノズル(9)が挿入され且つ気密封止されている、
    フラットエレメント。
  2. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記バッフル(10)の空気導入角(11)は、面取りが施されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  3. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記平面方形部材(5)は前記バッフル(10)を複数含み、
    前記複数のバッフル(10)は互いに独立しており、対称に又は非対称に整合しており、高さh及び深さtの夫々が同じであるか或いは異なっているかのいずれかである、ことを特徴とするフラットエレメント。
  4. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記平面方形部材(5)は前記バッフル(10)を複数含み、
    前記平面方形部材(5)は、断面が多角形又は正弦曲線状の形態の少なくとも1つのバッフルをさらに含み、前記断面が多角形又は正弦曲線状の形態のバッフルは稜線が前記平板部分(12、13)の連結部と平行に配置されていることを特徴とするフラットエレメント。
  5. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記平面方形部材(5)は前記バッフル(10)を複数含み、
    前記複数バッフル(10)が、それぞれ、同じ又は異なる高さh及び深さtを有し、対称に配置されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  6. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    長さlが600mmのバッフル(10)の場合、このバッフル(10)の空気導入角(11)と、前記金属板部材(3)の閉鎖空間側との間の距離dは、1mm乃至25mmである、ことを特徴とするフラットエレメント。
  7. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    バッフル(10)の空気導入角(11)の下端と、前記金属板部材(3)の閉鎖空間側との間の距離dは、前記空気導入角(11)及び/又は前記バッフル(10)に取り付けることができる形材によって調節でき、これによって、複数のバッフル(10)が設けられている場合には、距離dは、各単一のバッフル(10)について調節できる、ことを特徴とするフラットエレメント。
  8. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記空気流通装置(2)の前記平面方形部材(5)は、穴(21)が設けられた二つの側壁(6b)に、気密に連結されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  9. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記空気流通装置(2)の前記平面方形部材(5)の外側には、断熱材が適用されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  10. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記空気流通装置(2)は、金属又は合金で形成されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  11. 請求項10に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記空気流通装置(2)は、アルミニウム、亜鉛めっき鋼板、電解亜鉛めっき鋼板、無錆鋼板、銅、又は真鍮で形成されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  12. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記金属板部材(3)の前記マイクロ穴(4)は円形であり、約0.50mm乃至約1.20mmの直径を有し、直線状若しくはジグザグ状で、又は規則的若しくは不規則に直列に配置されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  13. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記金属板部材(3)の前記閉鎖空間と反対側は、加工が施されていない状態のままであるか或いは、表面処理が施してある、ことを特徴とするフラットエレメント。
  14. 請求項13に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記金属板部材(3)の前記閉鎖空間と反対側は、着色の目的のため、粉体被覆されている、ことを特徴とするフラットエレメント。
  15. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記金属板部材(3)の周囲に立設された部材(22)は、面取りが施されおり、かつ面取りが施された少なくとも2つの互いに対向する部材(22)は、固定部品及び/又は係止部品(23)を含む、ことを特徴とするフラットエレメント。
  16. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記金属板部材(3)の自由横断面は、前記金属板部材(3)の総面積の約1%乃至約4%である、ことを特徴とするフラットエレメント。
  17. 請求項1に記載のフラットエレメントにおいて、
    前記空気流通装置(2)と前記金属板部材(3)との間の気密の相互連結部は、シーリング材料(34)によって形成される、ことを特徴とするフラットエレメント。
  18. 室内の空気の温度を調節するための装置において、
    当該装置が、互いに気密封止された、請求項1に記載のフラットエレメント(1a、1b、1c)でできた少なくとも一つの列を含む、ことを特徴とする装置。
  19. 請求項18に記載の装置において、
    第1空気流通装置(2)の空気入口用の開口部(7)に挿入された接続管ノズル(9)は、供給空気がもたらされる導管に連結されており、
    第1空気流通装置(2)の空気出口用の開口部(8)に挿入された接続管ノズル(9)は、第2空気流通装置(2)の空気入口用の開口部(7)に挿入された接続管ノズル(9)に連結されており、
    全てのこの他の空気流通装置(2)は、前記第1空気流通装置(2)を前記第2空気流通装置(2)に連結するのと同じ方法で互いに連結されており、
    前記列の最終空気流通装置(2)の空気出口用の開口部(8)に挿入された接続管ノズル(9)は、端キャップ(24)によって閉鎖されており、
    上述の全ての連結は、気密である、ことを特徴とする装置。
  20. 請求項18に記載の装置において、
    個々の空気流通装置(2)間の連結は、前に配置された空気流通装置(2)の空気出口用の開口部(8)及びその後に配置された空気流通装置(2)の空気入口用の開口部(7)のための覆いによって行われ、前記覆いは、中央部に、空気流通装置(2)の接続管ノズルのためのストッパーと、空気流通装置(2)の気密な連結を可能とするリップシールとを含む、ことを特徴とする装置。
  21. 請求項18に記載の装置において、
    フラットエレメント(1a、1b、1c)でできた前記列は、前記フラットエレメント(1a、1b、1c)を2個乃至8個含む、ことを特徴とする装置。
  22. 請求項18に記載の装置において、
    各空気流通装置(2)及び各金属板部材(3)は、少なくとも二つの向き合ったレール形状天井グリッド形材(25)に個々に取り付けられており、これによって、天井グリッド形材(25)は、天井サブ構造の吊り下げ支持体に取り付けられる、ことを特徴とする装置。
  23. 請求項18に記載の装置において、
    イオン化した供給空気が供給される、ことを特徴とする装置。
  24. 請求項18に記載の装置において、
    前記金属板部材(3)の前記閉鎖空間と反対側と、別の吊り下げホイル(26)との間には、少なくとも一つの光源(28)が配置されている、ことを特徴とする装置。
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