JP2003051680A - 電装箱及び電装箱の製造方法 - Google Patents

電装箱及び電装箱の製造方法

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JP2003051680A
JP2003051680A JP2001237676A JP2001237676A JP2003051680A JP 2003051680 A JP2003051680 A JP 2003051680A JP 2001237676 A JP2001237676 A JP 2001237676A JP 2001237676 A JP2001237676 A JP 2001237676A JP 2003051680 A JP2003051680 A JP 2003051680A
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JP
Japan
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electrical equipment
equipment box
flat plate
holes
electrical
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JP2001237676A
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English (en)
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Atsuya Ito
淳哉 伊藤
Yoshio Araki
好夫 荒木
Riichi Bizenjima
利一 備前島
Takeshi Aoki
健 青木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務用機器等の多機種少量生産される機器の
電装箱に関して、組立てやすく低コストの電装箱及び電
装箱の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 電気部品を収納する電装箱は、電装箱本
体2を金属製の平板で形成し、この平板に前記電気部品
を固着具で固着すると共に、前記電気部品を避けた位置
の前記平板の折り曲げ部に互いに近接した複数の穴11
を設け、前記折り曲げ部に沿って手で折り曲げること
で、箱型に簡単に形成できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リレーや回路基
板などの電気部品を収納する電装箱の構造と製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リレーや回路基板などの電気部品
を収納する電装箱は、特開平6−350263号公報に
示されるように、電装箱の外装体を平板状に形成し、こ
の外装体に回路基板などを取付け、これを箱状に組立て
ている。
【0003】前記外装体は樹脂製であり、平板状に展開
したパネルに各種の電気部品をビス止めしたり、溝等に
係止した後、平板のV溝に沿って折り曲げて、箱状に立
ち上げ、その端面の係止部同士を嵌め合わせ、電装箱と
なしている。
【0004】このようにして、平面上で各種の電気部品
を効率よく取付けて、しかも狭隘な電装箱を作れるの
で、機器の狭い空間に無駄なく電装箱を収納できるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は、樹脂製の外装体を成形するために、金型が
必要であり、この金型が高価なため、業務用冷蔵庫など
の多機種少量生産機器の電装箱には適さないという問題
があった。
【0006】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、業務用機器等の多機種少量生産される機器の電装箱
に関して、組立てやすく低コストの電装箱を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1は、
各種の電気部品を収納する電装箱であって、前記電装箱
の電装箱本体を金属製の平板で形成し、この平板に前記
電気部品を固着具で固着すると共に、前記電機部品を避
けた位置の前記平板の折り曲げ部に互いに近接した複数
の穴を設けたことを特徴とする。電装箱本体を電気部品
の取り付けられた平板の折り曲げ部に互いに近接した複
数の穴を設けることで箱型に加工する曲げ加工が簡単に
行えるようにしている。
【0008】この発明の請求項2は、前記平板の折り曲
げ部と直交する端面にフランジを設け、前記折り曲げ部
の位置で、前記フランジの一角を切り欠いたことを特徴
とする。フランジを設けた電装箱本体も簡単に曲げ加工
を行えるようにしている。
【0009】この発明の請求項3は、前記請求項1又は
2の構造の電装箱であって、業務用冷凍・冷蔵庫、業務
用製氷機、ショーケースなどの業務用機器に装備したこ
とを特徴とする。業務用機器は生産台数が少なく機種数
が多い、いわゆる多機種少量生産品であり、装備する機
器に関係なく電装箱を簡単に形成できるようにしてい
る。
【0010】この発明の請求項4は、電装箱本体を形成
する金属製の平板の折り曲げ部に互いに近接する複数の
穴を開ける工程と、前記平板に前記各種の電気部品を固
着する工程と、前記電気部品間の配線を行なう工程と、
前記複数の穴に沿って前記平板を折り曲げる工程とから
なることを特徴とする。このように、全ての工程を平面
上で行なえるから、電装箱の組立作業をやりやすくして
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施例を示
す電装箱の斜視図、図2は図1の電装箱本体の展開図、
図3は図2の電装箱の曲げ加工図、図4(a)はこの発
明の別な実施例を示す電装箱の展開図、(b)はその電
装箱の曲げ加工図、図5はこの発明の電装箱を装備した
業務用製氷機の斜視図である。
【0012】1は電装箱で、この電装箱は、電装箱本体
2と電装箱ふた3とで構成されている。電装箱本体2に
各種の電気部品が収納される。本例ではリレー4とキャ
パシタ5が収納されている。
【0013】電装箱本体2の材料は亜鉛メッキ鋼板であ
り、その展開状態は平板材料に各種の穴を打ち抜いてあ
る。それらの穴は、リレー固定穴6、7、キャパシタ固
定穴8、電装箱ふた固定穴9、10、長円形の穴11で
ある。この長円形の穴11は折り曲げ部に互いに近接し
て一直線状に複数並んで形成されている。この複数の穴
が平板の左右に二列に並んでいる。
【0014】このような構成の電装箱において、その組
立方法を説明する。まず、平板の電装箱本体2にリレー
4、キャパシタ5を乗せ、ビス12、13で固定する。
次に、それぞれの端子14、15を配線(図示せず)で結
ぶ。このように平板状態で各種の電気部品を固定し、結
線するので、差し込み工具や端子が隔壁に邪魔されず、
作業効率や安全性の向上が得られる。そして、配線の確
認も確実に行なうことができる。また、電装箱本体2が
平板であるために、組み立て前の電装箱本体2を積み重
ねてもかさばることがなく、輸送効率も良い。さらに、
平板に穴を開けて電気部品の固定用とすることで、汎用
のプレス機械を用いて加工することができ、高価な樹脂
成形金型を必要とせず、また設計変更にも容易に対応で
き、少量生産に適している。
【0015】次に、複数の長円形穴11にそって、人力
で平板を折り曲げる。長円形穴11が連なっている折り
曲げ部は原板に比べて強度が弱くなっている、複数の穴
に沿って簡単に折り曲げることができる。平板の材料は
亜鉛メッキ鋼板だから、塑性変形して、折り曲げた状態
を維持する。こうして平板から隔壁16、17を形成
し、コの字型の電装箱本体となる。このように、平板に
複数の穴を近接して開けておくと、ここから簡単に折り
曲がるので、曲げ治具や工具を必要とせず、安価に電装
箱を成形することができる。
【0016】最後に電装箱ふた3を被せる。電装箱ふた
3には左右側面に穴18、19が開いており、ビス20、
21を電装箱本体の穴9、10に通して、螺着する。こ
うして、電装箱本体2と電装箱ふた3を結合した後、ビ
ス22をふたの穴23に通し、ベース24の穴25に締
めつけて、電装箱1を固定する。
【0017】次に、本発明の別な実施例である図4につ
いて説明する。この電装箱本体2には上端面にフランジ
26、27、28がついており、複数の長円形の穴11
が端面に達する位置に切り欠き29、30が設けられて
いる。
【0018】このような構成の電装箱本体2において、
まず展開した平板状態でリレー4、キャパシタ5を固定
する。次に長円形の穴11の並びに沿って平板を人力で
折り曲げる。すると、長円形に沿う折り曲げ部は原板に
比べて著しく強度が弱いため、この複数の穴の並びに沿
って容易に折り曲げることができる。そして、切り欠き
29、30の端面が付き合う位置まで折り曲げる。こう
して図4(b)に示すように、折り曲げの角度を直角に
保つことができる。このようにフランジを平板の端面に
設け、複数の穴が端面に到達する位置のフランジを切り
欠けば、折り曲げが容易になると共に、フランジ端面を
合わせることで折り曲げ角度を一定に保つことができ
る。
【0019】以上述べた構造や製造方法の電装箱は、多
機種少量生産の業務用機器に適用される。その様子を図
5に示す。業務用製氷機31の正面下方に、空冷凝縮器
32、電装箱1が配列されている。業務用機器は生産台
数が多くないから、板金に穴を開けることで電装箱本体
が成形できるから、樹脂金型を使わずにすみ、安価に電
装箱を製造することが可能となる。
【0020】尚、本発明では電装箱本体2の形状をコ状
に成形したが、箱状に成形してもよい。本例では折り曲
げる線上に開ける穴は長円形としたが、穴形状は円形で
もよく、四角形でもよく、菱形でもよい。また、本例で
は電気部品をリレーとキャパシタとしたが、これは分か
り易く簡略化したものであり、実際は端子板、制御基
板、電源コードなど多彩にわたる。さらに、本発明の構
造は電装箱のふたに適用してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、金属製の平板に、電気部品を固着する穴を汎用のプ
レス機械を用いて加工することができ、高価な樹脂成形
金型を必要とせず、また設計変更にも容易に対応でき、
少量生産に適している。さらに、この平板には、互いに
近接した複数の穴を折り曲げ部に沿って開け、平板を人
力で折り曲げて箱形状を成形することができるから、曲
げ治具や溶接機械を使うことなく、安価な電装箱が得ら
れる効果がある。
【0022】この発明の請求項2によれば、平板の折り
曲げ部と直交する端面にフランジを設け、前記折り曲げ
部の位置で、前記フランジの一角を切り欠いたので、こ
の位置で確実に人力で曲げることができ、曲げ治具や溶
接機械を使うことなく、安価な電装箱が得られる効果が
ある。さらに、フランジの切り欠き部が互いに突き合う
ところで曲げ止まるために、曲げ過ぎず、曲げ足らずと
いうことがなく、曲げ角度を確実に保持できる効果があ
る。
【0023】この発明の請求項3によれば、業務用機器
にこの構造の電装箱を用いている。業務用機器の生産台
数は少ないが、様々な機種があり、いわゆる多機種少量
生産品である。よって、この発明の構造であれば、様々
な設計の電装箱に、低コストで柔軟に対応できるという
効果がある。
【0024】この発明の請求項4によれば、まず平板に
各種の電気部品を取付けるから、箱内で取付ける場合に
比べて、箱の壁がないので、取付け作業が容易になる。
次に各種電気部品間の配線作業も同様に楽である。最後
に人力で折り曲げて箱状に成形するから、曲げ治具や溶
接機械を使うことなく、安価な電装箱が得られる効果が
ある。従って、多機種少量生産機器の電装箱に、低コス
トで柔軟に対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電装箱の斜視図であ
る。
【図2】図1の電装箱の展開図である。
【図3】図2の電装箱の曲げ加工図である。
【図4】(a)この発明の別な実施例を示す電装箱の展
開図である。(b)はその電装箱の曲げ加工図である。
【図5】この発明の電装箱を装備した業務用製氷機の斜
視図である。
【符号の説明】
1 電装箱 2 電装箱本体 3 電装箱ふた 4 リレー 5 キャパシタ 6、7、8 穴 11 長円形穴 26、27、28 フランジ 29、30 切り欠き 31 業務用製氷機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 備前島 利一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 青木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA05 PA04 4E360 AB02 AB13 BA08 BC05 BD03 CA08 EA18 EA25 ED06 ED27 EE15 GA06 GA53 GB72 GB92

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の電気部品を収納する電装箱であっ
    て、前記電装箱の電装箱本体を金属製の平板で形成し、
    この平板に前記電気部品を固着具で固着すると共に、前
    記電気部品を避けた位置の前記平板の折り曲げ部に互い
    に近接した複数の穴を設けたことを特徴とする電装箱。
  2. 【請求項2】 前記平板の折り曲げ部と直交する端面に
    フランジを設け、前記折り曲げ部の位置で、前記フラン
    ジの一角を切り欠いたことを特徴とする請求項1記載の
    電装箱。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2の構造の電装箱であ
    って、業務用冷凍・冷蔵庫、業務用製氷機、ショーケー
    スなどの業務用機器に装備したことを特徴とする電装
    箱。
  4. 【請求項4】 電装箱本体を形成する金属製の平板の折
    り曲げ部に互いに近接する複数の穴を開ける工程と、前
    記平板に前記各種の電気部品を固着する工程と、前記電
    気部品間の配線を行なう工程と、前記複数の穴に沿って
    前記平板を折り曲げる工程とからなることを特徴とする
    電装箱の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008522118A (ja) * 2004-11-26 2008-06-26 エルカー ルフトクヴァリテート アクチェンゲゼルシャフト 室内の空気の温度を調節するためのフラットエレメント
WO2012038997A1 (ja) * 2010-09-21 2012-03-29 三菱電機株式会社 光源点灯装置およびその製造方法

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