JP2008519671A - 下層形状に適合可能なトリートメント物品 - Google Patents

下層形状に適合可能なトリートメント物品 Download PDF

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Abstract

下部形状に適合可能なトリートメント物品及びその使用方法を提供する。物品は、少なくとも1つの伸長領域を含む水不溶性基材であって、該伸長領域の少なくとも一部は段階的な伸長をもたらす、水不溶性基材を含む更に物品は、好ましくはスキンケア活性物質を送達するトリートメント組成物も含む。本発明の好ましい物品は、顔用トリートメントマスクを含む。

Description

本発明は、人体などの下層形状に適合可能なトリートメント物品、とりわけ顔の輪郭に適合可能なマスクに関する。
拭き取り用品及びマスクなどの美容トリートメント物品は、当該技術分野において広く知られている。これらのトリートメント物品は、通常、基材上に美容トリートメント組成物を有する多孔質の水不溶性基材を含む。続いて、物品を哺乳類の皮膚に適用することで、トリートメント組成物が皮膚に移動する。これらの美容物品は、通常、皮膚のクレンジング及び全体的なケアのために、並びに皮膚の健康的及び肉体的外観を向上させるために、皮膚に適用される。肌荒れ及び/又は裂傷、しわ、過剰な油分及び色素沈着(例えば、染み、日焼けによるそばかす及び脱色、皮膚の老化及び環境被害など)が、通常、トリートメントされる皮膚状態である。
美容トリートメント物品は、一般に、両側に湾曲を含有する3次元表面にフィットできない平面の2次元基材材料を含む。困ったことに、これらの基材を適用する皮膚表面、例えば顔の鼻、額、及び/又は顎などは、ほとんどの場合、両側に湾曲を含有する3次元の表面である。前記の平面の2次元基材は、皮膚表面と物品との間に隙間を生みやすく、その結果、これらの湾曲した表面に十分にフィットしない。これに続き、基材に搭載させたトリートメント組成物が皮膚に適切に接触できないと考えられる。
前述の問題解決策の1つは、基材の選択された箇所にスリットを用いることである。スリット又はカットにより、基材はスリット又はカットの領域で2重に重なったり、折れ曲がることが可能になり、物品は前述の両側に湾曲を備えた3次元領域で、皮膚のより広い面積に接触可能になる。このようなスリット又はカットの使用は広く商業的に受け入れられて成功を収めてきたが、これらの物品は引き続き隙間を生む傾向を見せているため、皮膚に最適な量より少ないトリートメント組成物しか送達されない。
両側に湾曲を備えた皮膚表面に適合しやすい美容物品は、多くの利点をもたらす。こうした物品は、基材と皮膚との間で基材表面に沿って接触する箇所が増加するため、トリートメント組成物の最適量を皮膚表面に送達すると考えられる。更に、物品の使用者の快適性がより向上する。そのような美容物品は、皮膚表面にかろうじて付着している。物品及び皮膚間の接触を向上させれば、付着性が増し、快適性が増大すると考えられる。
それ故、湾曲した表面に適合しやすく、前述の向上された有効性及び快適性という利点をもたらすトリートメント物品の必要性が依然として存在している。
上記の必要性は、水不溶性基材及びトリートメント組成物が含有されているトリートメント物品を提供する本発明によって満たされる。基材は、段階的な伸長をもたらす伸長領域を少なくとも1つ設ける。伸長領域は、第1の区域及び第2の区域を少なくとも含むことが好ましい。第1の区域は、そのパス長が第2の区域のパス長よりも長くなるように段階的に伸長する基材内の1つ又は複数の領域である。この段階的な伸長は、両側に湾曲を備えた表面の輪郭において更に適切に適合可能な基材内に、領域又は部位を有する物品基材を提供する。その結果、顔やその他の体の領域に適合しやすく、顔又は体と美容トリートメント物品との表面接触を向上させる基材表面のスリット又はカットの使用を減少する、或いは更には排除する拭き取り用品やマスクなどの物品を形成することができる。
また、前記物品は更に優れた快適性及び柔軟性を使用者にもたらす。理論に束縛されるものではないが、本発明の物品は、表面接触が向上したことで体の皮膚に更にしっかり付着すると考えられる。この付着性の向上により、物品の使用者は、マスクが皮膚から剥がれないようにするために基本的には動いてはいけない従来のマスクなどの美容物品に比べて、より柔軟性に富んだ幅広い動きが可能になる。
本発明の第1の実施形態に従って、トリートメント物品を提供する。この物品は、少なくとも1つの伸長領域を含む水不溶性基材であって、該伸長領域の少なくとも一部は段階的な伸長をもたらす水不溶性基材を含む。伸長領域は、少なくとも第1の区域と少なくとも第2の区域を含むことが好ましい。第1の区域は、第1の区域にパス長をもたらす段階的な伸長を設け、該パス長は、所定の方向と概ね平行に測定され、第2の区域内の第2のパス長とは異なる。更に物品は、好ましくは基材上に組み込まれるトリートメント組成物を備える。トリートメント物品は、皮膚のトリートメントに最良ないずれかの美容物品の形態をとってもよいが、好ましい実施形態では、物品は顔用トリートメントマスク又はクレンジングマスクである。
本発明の第2の実施形態に従って、美容トリートメント方法を提供する。美容トリートメント方法は、少なくとも1つの伸長領域を有し、該伸長領域の少なくとも一部は、段階的な伸長を提供する物品を提供する工程と、物品を体の領域に適用する工程と、伸長領域を体の輪郭に適合させる工程と、該物品を美容トリートメントを行うのに有効な時間にわたって体に接触させる工程、とを含む。物品の伸長領域は、好ましくはパス長を第1の区域にもたらす段階的な伸長をもたらす第1の区域を含み、該パス長は所定の方向と概ね平行に測定され、第1のパス長は第2の区域内の第2のパス長より長い。好ましい方法では、物品は顔用トリートメントマスク又はクレンジングマスクであり、物品を適用する体の領域は顔である。
本発明の目的及び特徴は、添付図面及び追記の請求項と合わせて考慮すると、以下の説明から更に容易に理解されるであろう。
本発明に従って、皮膚の輪郭に優れたフィット性を有する物品を提供する。特に、本発明の物品は、顔などの人体の湾曲部に更に適合しやすいものである。この物品(とりわけ顔用マスク)の向上したフィット性により、顔又は体とトリートメント物品との表面接触が向上する。更に物品は、更に優れた快適性及び柔軟性を使用者にもたらし、更に高い付着性を体の皮膚にもたらして、使用者の動く範囲を拡大させる。
本発明の物品は顔用マスクとの関係において記載されているが、当業者であれば、本発明をトリートメント物品全般に容易に応用できることを理解し、実際に応用できるであろう。本明細書で使用する時、「トリートメント物品」及び「美容トリートメント物品」という用語は、体、とりわけ人体に使用するように適応させた考案品を意味する。より詳細には、「美容物品」とは、拭き取り用品、顔用マスクなどのパーソナルケア用具又は美容用品である。
更に、「含む」とは、最終結果に影響を及ぼさない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。この用語は「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を含む。
「局所適用」という用語は、物質を皮膚表面上に適用又は広げることを意味する。
「化粧品として許容可能な」という用語は、このように記載されているこれらの組成物又は構成成分が、不当な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等を有することなく、ヒトの皮膚に接触させて使用するのに適していることを意味する。
「混合物」という用語は、物質の単純な組み合わせ及び組み合わせの結果として生成されるいかなる化合物も含むことを意味する。
本明細書に有用な活性物質及び他の成分といった全ての成分は、美容的及び/若しくは治療的な効果、又はそれらが要求される作用様式によって分類又は記述することができる。ただし、本明細書に有用な活性物質及び他の成分が、場合によっては美容及び/若しくは治療的な効果を複数もたらすこと、又は複数の作用様式で作用することもあることを理解すべきである。従って、本明細書での分類は便宜上のものであって、成分を特に記載される用途又は列挙される用途に制限しようとするものではない。
百分率、割合及び比率は全て、別段の定めのない限り、本発明の組成物の総重量に基づいている。提示された成分に関するこのような重量は全て、活性物質の濃度に基づいており、したがって市販材料に含まれる可能性があるキャリア又は副生成物は含まない。
本発明の好ましい実施形態は、人体に適用するためのトリートメントマスクなどの美容物品が含まれている。図1では、一般に人の顔の形状をした物品10を提供する。物品10は、水不溶性基材12、開口部14、第1の区域20、及び第2の区域30を有する。図1の物品10は、全体を一体成形させた顔用マスクとして示されている。ただし、本発明の物品が、一体成形式又は複数要素から成る物品を含むことは、当業者であれば容易に理解するであろう。例えば、複数要素から成るマスクは、顔の皮膚のほぼ全域を覆うように構成されており、複数の断片から作られている。最も一般的には、複数要素から成るマスクは2つの要素を含み、第1の断片は顔の上部、すなわち鼻から上を覆い、第2の断片は顔の下部、すなわち上唇及び頬から下を覆う。当然のことながら、3つ以上の断片を備えた物品も構想可能であることは、当業者であれば理解するであろう。更に、複数要素から成るマスクの適用範囲の正確な領域は、個々の断片について異なっていてもよい。一体成形式の顔用マスクは、顔のほぼ全体を覆うか、或いは顔の特定部位の領域、例えば、鼻、頬骨、あご、前額部、又はこれらの組み合わせに適合するように構成されていることも可能である。別の好ましい実施形態では、マスクは、皮膚上にあるマスクを配置及び/又は除去しやすくするために、取っ手、引き手、又は輪を備えるように構成されている。
物品10は、目又は鼻孔の周辺領域に構成される場合、目及び鼻孔の領域に開口部を備えるとともに、前記の一般的な領域の顔の皮膚のほぼ全域を覆うように構成されていてもよい。したがって、再度、図1を参照すると、マスク10は基材12を含む。基材12の外縁部は、目及び口に複数個の開口部14を備えるとともに、顔の外形とほぼ一致するように設計する。顔全体を覆うように設計した一体形成式及び複数要素から成るマスクでは、平均的な顔の全域を覆うように、基材12の長さは、好ましくは約15cm〜約25cm、より好ましくは約18cm〜約23cmに、好ましくは基材12の幅は約15cm〜約30cm、より好ましくは約20cm〜約25cmになっている。当然のことながら、複数要素から成るマスクは、異なる大きさの断片から形成することも、重なり合う領域を有して形成することも可能である。このような例では、複数要素から成るマスクの皮膚と接触する領域は、上記の大きさに適合させるのが好ましい。複数個のスリット、カット、又は脆弱線16を本発明の物品に搭載してもよい。
本発明の基材12は、水不溶性材料を含む。「水不溶性」とは、基材を水に浸したときに、溶解もせず、容易に分解もしないことを意味する。水不溶性基材は、トリートメント組成物を送達するための手段又は媒体である。
基材としては、多種多様な材料を使用することができる。望ましい非限定的な特性は、(i)使用に対する十分な湿潤強度、(ii)十分な柔軟性、(iii)十分な厚さ、(iv)適切な大きさ、(v)空気透過性、(vi)親水性、及び(vii)永久的に段階的な張力をもたらす機能、すなわち以下で説明するように段階的に伸長する機能である。
基材12を、様々な天然材料及び合成材料から構成してもよい。「天然」とは、材料が植物、動物、昆虫由来のもの、又は植物、動物、昆虫の副産物由来のものであることを意味する。「合成」とは、材料が主として様々な人工材料から得られること、又は天然材料をさらに変化させて得られることを意味する。ベースとなる従来の出発原料は、通常、一般的な合成又は天然の織物長の繊維又はそれらの混合物から成る繊維性ウェブである。
本発明で有用な天然材料の好適な例は、絹繊維、ケラチン繊維、及びセルロース繊維である。ケラチン繊維としては、羊毛繊維、ラクダの毛繊維などから成る群から選択したものを含むことができる。セルロース繊維の非限定例としては、木材パルプ繊維、綿繊維、大麻繊維、黄麻繊維、亜麻繊維、及びこれらの混合物から成る群から選択したものを含む。
本発明で有用な合成材料の好適な例としては、アセテート繊維、アクリル系繊維、セルロースエステル繊維、モダクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、ポリウレタン発泡体及びこれらの組み合わせから成る群から選択されるものを含む。これら合成材料のいくつかの例として、アクリラン、クレスラン、及びアクリロニトリル系繊維、オーロンのようなアクリル類;セルロースアセテート、アーネル、アーセルのようなセルロースエステル繊維;ナイロン類(例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610など)のようなポリアミド類;フォートレル(fortrel)、コデル、ポリエチレンテレフタレート繊維、ダクロンのようなポリエステル類;ポリプロピレン、ポリエチレンのようなポリオレフィン類;ポリビニルアセテート繊維;ポリウレタン発泡体、並びにこれらの混合物を含む。これら及びその他の適した繊維並びにそこから調製される不織布材は一般的に、リーデル(Riedel)著「不織布の結合方法及び材料(Nonwoven Bonding Methods and Materials)」、不織布の世界(Nonwoven World)(1987)、アメリカーナ百科事典(The Encyclopedia Americana)、第11巻147〜153頁及び第26巻566〜581頁(1984)、米国特許第4,891,227号(サマンら(Thaman)、1990年1月2日発行)、及び米国特許第4,891,228号に記載されており、これらは全て全文が参考として本明細書に組み込まれている。
本発明は、不織布基材を使用してもよい。不織布基材は、ウェブ又はシートから成る天然材料から形成されてもよく、通常、繊維の懸濁液から微細ワイヤスクリーン上で形成される。C.A.ハンペル(C.A.Hampel)等の「化学百科事典(The Encyclopedia of Chemistry)第3版、1973年、793〜795頁(1973年)、「アメリカーナ百科事典(The Encyclopedia Americana)第21巻376〜383頁(1984年)、G.A.スムーク(G.A.Smook)の「パルプと紙の技術ハンドブック(Handbook of Pulp and Paper Technologies)」パルプ製紙工業技術協会(Technical Association for the Pulp and Paper Industry)(1986年)、これらは全て参考として本明細書に組み込まれている。
基材は、所望の物品の用途及び特性により、多種多様な形状及び形態、例えば、平らなパッド、厚いパッド、薄いシート、及び不規則な厚さのシートに製造することができる。基材は、通常、局所適用が望ましい皮膚の領域に適合するように設計する。例えば、物品を顔に適用する場合には、基材は必要に応じて目、鼻孔、口の領域を避けるように、顔の形状に合わせて設計する。
基材12は、トリートメント組成物を染み込ませた場合に、皮膚に沿って容易に適合するのに十分なほど柔軟であるが、使用時に容易に裂けたり、崩れたりしない程十分な強度を備えている。好ましくは、基材は、基材を製造する材料、並びに製品の用途及び特性に応じて、約100μm〜約1cmの厚さ、より好ましくは約300μm〜約3mmの厚さにする。
基材が多層から成る場合、基材は、フィルム、ラミネート、他の非繊維性材料を含むことができる。ある実施形態では、基材に裏層が設けられていてもよい。裏層は、好ましくはポリプロピレン又はポリエチレンなどのポリマーフィルムである。裏層は、基材12の別の1つ又は複数の層に、積層、コーティング、又はヒートシールによって付着させてもよい。裏層の付着により得られる基材は、基材の一方の側面に閉塞面を含み、この面は皮膚及び皮膚表面上に配置される皮膚対向面とは反対の方向を向いている。基材に閉塞面をもたせることにより、基材は低空気透過性を得る。「低空気透過性」とは、裏層を備えた基材の側面によって、基材に入る空気の量が減少し、また基材から逃げる蒸気の量も減少することを意味する。好ましくは、裏層が、約5mg/cm2/分未満の空気透過性、より好ましくは約0.01mg/cm2/分〜約4.8mg/cm2/分の空気透過性を有する。空気透過性は、完全に飽和した基材サンプルの重量を測って、基材を大気に曝した後の基材の重量を測ることにより測定することができる。
低空気透過性の閉塞面を備えた本発明の好ましい実施形態を図3に示す。図3に示したように、基材12は、ポリマーフィルム40で積層されており、閉塞面42を形成している。ポリマーフィルム40は、詳細を示すためにかなり拡大してある。閉塞面42は、使用中に皮膚表面44とは反対側に配置される。閉塞面42は、約5分〜約45分の典型的な使用期間中に、水分が大気中に逃げるのを制限して、皮膚に潤いを与える効果を向上させる。基材12の皮膚対向面46は、空気透過性を妨げるいかなる物質も含まれていないことが好ましい。
閉塞面を備えた基材は、閉塞面のない基材に比べて、特定のスキンケア剤の皮膚への浸透を大幅に高める。理論によって限定されるものではないが、基材の閉塞面は、マスク組成物から大気中への水の蒸発を制限することにより、皮膚の表面付近での湿った環境の生成を可能にすると考えられている。更に、本発明の物品は、皮膚対向面上の強い接着性より、むしろ好ましくは水の張力を利用して皮膚表面に接着する。本発明の好ましい実施形態で利用されているように、基材と皮膚表面との間に強い接着性が存在しないことは、強い接着性の結果として生じる物理的障壁を取り除き、スキンケア剤の浸透を促進する。結果として生じる皮膚と基材との間の環境は、スキンケア剤の皮膚への浸透を促進する。
裏層に好適な高分子材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエステル、ナイロン、これらの混合物、又はその他いずれかの化粧品として許容可能なポリマー被膜を含む。好適なコーティングとしては、低空気透過性を基材に付与し、化粧品として許容可能な当該技術分野において既知の材料のいずれかを含む。基材をヒートシールすることは、低空気透過性を基材に付与する、当該技術分野において既知のいずれかの方法により達成されてよい。
本明細書で特に好ましい基材の材料としては、性質上親水性のものを含み、それにより組成物をより多量に吸収することができる。これらの好ましい実施形態では、水不溶性基材は、親水性材料のみから製造することができ、或いは少なくとも皮膚対向面の層を、親水性材料から形成した基材の層から作成してもよい。
別の好ましい基材では、基材は親水性材料及び疎水性材料を組み合わせて製造してもよい。ある好ましい実施形態では、基材は、綿、パルプ、レーヨン、及びこれらの混合物から選択される親水性の材料から少なくとも部分的に作られている。部分的とは、少なくとも親水性基材の層を使用している状態と、少なくとも一部に親水性材料を別の材料と組み合わせて使用して、混合基材を形成している状態との両方が含まれることを意味する。ある実施形態では、混合基材は、皮膚対向面46から閉塞面42にかけて疎水性を次第に増加させた材料を含む。図3では、基材の皮膚対向面46は皮膚に接しており、親水性材料を含む。基材12の横断面を外気に接する閉塞面42に向かって見ていくと、基材に使用した疎水性材料の量が増加する。「疎水性」とは、ASTM D5725−99で測定した場合に水分との接触角が約10°超、好ましくは約10°〜90°である基材の当該部分の材料を意味する。この構造により、水分は基材の疎水性の閉塞面から、基材の親水性の皮膚対向面へ、そして皮膚表面へと移動可能になる。この好ましい構造は、単層又は積層構造を採用することで達成されると考えられる。
本発明で有用な天然材料製の基材は、多種多様な市販品から入手することができる。本明細書で有用な好適な市販の紙層の非限定的な例としては、ジェームズ・リバー社(James River)(ウィスコンシン州グリーンベイ(Green Bay,WI))から入手可能で坪量が約85gsm(g/平方メートル)(約71gsy(g/平方ヤード))のエンボス加工された乾式形成のセルロース系層であるエアテックス(AIRTEX)(登録商標)、ウォーキソフトU.S.A.社(Walkisoft U.S.A.)(ノースカロライナ州マウントホリー(Mount Holly,NC))から入手可能で坪量が約90gsm(約75gsy)のエンボス加工された乾式形成のセルロース系であるウォーキソフト(WALKISOFT)(登録商標)を含む。
また、本発明で有用な合成材料製の不織布基材も、多種多様な市販品から入手することができる。本明細書で有用な好適な不繊布層材料の非限定例としては、ベラテック社(Veratec, Inc.)(マサチューセッツ州ウォルポール)から入手可能で、約100%のポリプロピレンを含有し、約60gsm(約50gsy)の坪量を有し、熱結合したグリッド模様付きの材料であるノボネット(NOVONET)(登録商標)149−616;ベラテック社(Veratec, Inc.)(マサチューセッツ州ウォルポール)から入手可能で、約69%のレーヨン、約25%のポリプロピレン、約6%の綿が含有されており、約90gsm(約75gsy)の坪量を有し、熱結合したグリッド模様付きの材料であるノボネット(NOVONET)(登録商標)149−801;ベラテック社(Veratec, Inc.)(マサチューセッツ州ウォルポール)から入手可能で、約69%のレーヨン、約25%のポリプロピレン、約6%の綿が含有されており、約120gsm(約100gsy)の坪量を有し、熱結合したグリッド模様付きの材料であるノボネット(NOVONET)(登録商標)149−191;PGI/チコピー(PGI/Chicopee)(ニュージャージー州デイトン)から入手可能で、約75%のレーヨン、約25%のアクリル繊維が含有されており、約51gsm(約43gsy)の坪量を有し、乾燥形成された孔あき材料であるキーバク(KEYBAK)(登録商標)951V;PGI/チコピー(PGI/Chicopee)(ニュージャージー州デイトン)から入手可能で、約75%のレーヨン、約25%のポリエステルが含有されており、約47gsm(約39gsy)の坪量を有し、孔あき材料であるキーバク(KEYBAK)(登録商標)1368;ダイワボウ株式会社(Daiwabo K.K.)から入手可能で、内層としてパルプ層、各外層としてレーヨン及びポリエステルの組み合わせから形成された層を備えた3層基材であるRMT−90;並びにダイワボウ株式会社(Daiwabo K.K.)から入手可能で、内層としてPPカード熱接着層、外層としてレーヨン層を備えた3層基材であるRFP−90を含む。ダイワボウ(Daiwabo)DFS(SH)T−70は、日本のダイワボウ株式会社(Daiwabo K.K.)から入手可能で、内層としてパルプ層、外層としてPE/PET分割繊維を備えた3層基材(カード水流交絡不織布)である。ダイワボウ(Daiwabo)DFS(SH)T−70の合計坪量は約70gである(パルプ約15gsm、PE/PET分割繊維約55gsm)。更に好適な基材としては、PET繊維の層を有する単層基材(カード水流交絡不織布)のクラレイ(Kuraray)TT463Q60を含む。PET樹脂は、親水性を増すように化学トリートメントされている。合計坪量は約60gである。
本発明では、不織布層は、湿式絡合、熱的に結合又は熱結合、及びこれらの方法の組み合わせなどの様々な方法によって調製することができる。不織布基材の作成方法は、当該技術分野において周知である。一般に、これらの不織布基材は、初めに長いストランドから繊維又はフィラメントを所望の長さに切断し、当該繊維又はフィラメントを水流又は気流に通過させ、次いで繊維を含んだ空気又は水が通過するスクリーン上に堆積させるエアレイイング、ウォーターレイイング、メルトブロー、コフォーミング、スパンボンディング、又はカーディング方法によって作成することができる。
水流絡合ウェブを調製する方法は、当該技術分野において周知である。例えば、水流交絡方法について一般的に記載したエバンズ(Evans)の米国特許第3,485,786号(1969年12月23日発行)、カルワレス(Kalwarres)の米国特許第2,862,251号、グリスウォルド(Griswold)の米国特許第3,025,585号を参照のこと。これらは全て参考として引用され、本明細書に組み込まれている。また、水流交絡方法について、使用装置も含めて詳細に記載したジェームズ(James)らの米国特許第5,674,591号(1997年10月7日発行)も参照のこと。これらの装置は模様付きウェブの調製に使用可能である。米国特許第5,674,591号は、全文が本明細書に組み込まれている。
柔軟性、嵩高さ、使用時の強度、布様の質感の提供という点からすると、本発明では、上述した水不溶性基材のうち、流体で絡ませた(水流交絡)不織布の可撓性基材を使用するのが好ましい。既知の、或いは皮膚への適用に好適な、流体で絡ませた不織布の可撓性基材は、いずれも本発明のマスク組成物に使用可能である。
本明細書で使用する時、「流体で絡ませた」という用語は、一般に基材内に望ましい繊維及び空間の配置を得るように繊維ウェブ上で流体噴流を使用し、業界認知の流体で絡ませた不織布の可撓性基材を製造することにより、繊維ウェブを絡ませる製造プロセスを意味する業界認知の用語である。流体で絡ませた不織布の可撓性基材、及びこれらの基材を製造するための流体で絡ませる技術は、基材業界で周知であり、このような基材及び流体で絡ませる技術の好ましい例は、米国特許第5,142,752号(グリーンウェイ(Greenway)ら)及び米国特許第5,281,461号(グリーンウェイ(Greenway)ら)に記載されている。これらの特許は全文が参照として本明細書に組み込まれている。
これらの基材は、好ましくはポリエステル及び/又はポリオレフィン、並びにパルプ、レーヨン、又は綿繊維などの天然繊維の混合物であり、48〜144gsm(g/平方メートル)(すなわち40〜120gsy(g/平方ヤード))の重量である。ポリエステル又はポリオレフィンなどの合成繊維を使用する場合、これらの繊維は皮膚に柔軟性をもたらするように、好ましくは微細繊維である。本明細書において「微細」とは、1デシテックス(1デシテックス=1g/10,000m)未満の繊維を意味する。これらの好ましい基材は、一般に交絡点で連続的に流体の幕を射出するように柱状流体噴流を使用する繊維ウェブを絡ませるための装置及び関連方法を使用することにより調製する。ウェブは、空間領域の対称パターンを備えた交絡部材を支持するコンベヤー上で交絡点を通過して送られる。空間領域にバッフル部材を配置し、この部材は丸みを付けた湾曲を備え、円錐台形の形状を備えた開口を形成する。流体の幕における動態作用により、ウェブは、有効なエネルギー移動及びウェブ交絡を向上させるように、バッフル部材によって決まる別個の制御パターンに詰め込む。流体の幕及びバッフル構造の共働作用によって、均一で孔の無い表面カバーを備えた織物様の布地が得られる。
流体で絡ませた不織布の可撓性基材の別の既知の製造技術は、例えば、米国特許第3,485,786号(エバンズ(Evans))、米国特許第2,862,251号(カルワレス(Kalwarres))、米国特許第3,025,585号(グリスウォルド(Griswold))に記載されている。これらの記載を参考として本明細書に組み入れる。
流体で絡ませた基材の別の好適な製造方法は、米国特許第5,674,591号(ジェームズ(James)ら)に記載されており、とりわけ水流交絡プロセスについて、模様付きウェブの調製に使用可能な使用装置を含んで記載されている。これらの記載は参照として本明細書に組み込まれている。得られる層は、その製造方法又は組成に関わらず、個々の繊維を一緒に固着させて自己維持型のウェブを形成する数種類の結合操作のうち少なくとも1つの操作を受ける。
図1〜2では、物品10は比較的平面的な構成で表示されている。物品10にわずかな力を加えると、基材が一般に単一平面を占めるようにすることができる。本明細書で使用する時、「比較的平面的」という用語は、実質的に単一平面内に存在する少なくとも1つの表面を有する物体を意味する。基材12の少なくとも一部は、少なくとも第1の区域20及び第2の区域30を有する。第1及び第2の区域は、好ましくは互いに結合又は関連した区域であり、適用される力に応じて基材12が伸張又は表面に適合可能な物品内の伸長領域を定める。基材12は、第1の区域20及び第2の区域30の境界に存在する推移区域60を含む。推移区域60は、一般に第1及び第2の区域の両方を組み合わせた性質を示すと考えられる。しかし、本発明は、主として特徴的な区域(第1の区域20及び第2の区域30)における基材12の性質によって定義される。従って、本発明の以下の記載は、物品10の性能が推移区域60に依存しない限り、第1の区域20及び第2の区域30に関するものである。
本発明における区域は、表面が一般に均一な基材12上の領域である。つまり、不変の領域では、基材は一般に変質されない。段階的な伸長を適用した領域では、段階的な伸長が一般に均一な領域として定義される。一方向に標準的なひずみを与えた単純な形状では、このような区域は明白であろう。ひずみの方向又は強さが変化するより複雑な形状では、区域は、方向又はひずみの変化が小さい形状のより小さな部分を示す。
第1の区域20の領域にある基材12は、段階的な伸長を有するように形成される。本明細書で使用する時、「段階的な伸長」又は「段階的に伸長」という用語は、永続的な伸長をもたらすように、材料のプラスチック降伏点を超えて個別に伸長する複数のより小さな増分を有する基材の、断続的で機械的に伸長する区域を意味する。本明細書で使用する場合、用語「形成される」とは、外部から適用される伸長又は力を受けないとき、所望の構造又は外形をほぼ保持する基材材料上で所望の構造又は外形を作ることを指す。
第1の区域20における段階的な伸長とは、区域内の基材12が、基材12に形成される持ち上がったひだ又は隆起部52の形状を取るであろうことを意味する。次に、力が加わると、第1の区域20は、一般に段階的伸長の方向24に隆起部52を全体的に平らにすることで、伸長することができる。これにより、物品10は下層の体の領域に適合することができる。段階的伸長の方向24は、基材12にひずみが与えられる一般的な方向であり、典型的には隆起部52にほぼ垂直な方向である。このような方向は、縦方向、機械横方向、又はこのふたつの組み合わせを含む。
基材12に力が加わると、加わった力の方向に基材が全体的に伸長するにつれて、基材は弾性様挙動を示す。好ましくは、この加わった力は、一般に物品10の平面に垂直である。ある実施形態では、力が加わらなくなると、基材12が降伏点を越えて伸張していなければ、基材12はほぼ力が加わっていない状態に戻ると考えられる。好ましい基材材料は、材料が降伏点を越えて伸張していなければ、実質的な回復力を失うことなく、何度か力を加えてもよいものである。
基材12に段階的な伸長をもたらす好適ないずれの方法も使用可能である。段階的に伸長する区域を提供する好ましい方法の非限定例は、米国特許第5,143,679号「ゼロ歪伸長ラミネートウェブを破断することなく弾性を付与するように連続的に伸長する方法(Method For Sequentially Stretching Zero Strain Stretch Laminate Web To Impart Elasticity Thereto Without Rupturing The Web)」(ウェーバー(Weber)ら、1992年9月1日発行)に詳細に記載されている。この特許は参照として本明細書に組み込まれている。(上記で参照したウィーバー(Weber)らの特許はラミネートウェブを連続的に伸長する方法であるが、このような方法は、単プライ及び多プライウェブ、フィルム、ラミネートなどのいずれか好適なウェブを伸長するのに使用可能であると考えられる。)或いは、本発明の物品10は、米国特許第5,518,801号「弾性様挙動を示すウェブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャペル(Chappell)ら、1996年5月21日発行)及び米国特許第5,968,029号「弾性様挙動を示すウェブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-like Behavior)」(チャペル(Chappell)ら、1999年10月19日発行)に記載されているような方法によって段階的な伸長を提供することが可能である。これらの特許は参照として本明細書に組み込まれている。
第1の区域20は、第1のパス長28を備える。本明細書で使用する時、「パス長」という用語は、軸線に概ね平行な方向で、当該区域又は領域の地形的な表面に沿って測定された長さを意味する。「概ね平行」という用語は、比較される軸線又は構成要素によって形成される対角が45度より小さい、軸線間、構成要素間、又は軸線及び構成要素間の配向を意味する。「概ね垂直」という用語は、比較される軸線又は構成要素によって形成される対角が45度より大きい、軸線間、構成要素間、又は軸線及び構成要素間の配向を意味する。
第1の区域20に加えて、第2の区域30も本発明の物品10に設けられている。第2の区域30にも、第2のパス長32が設けられている。第2の区域30は、第2のパス長32が少なくとも1つの所定の方向で第1のパス長28とは異なる領域を意味する。第2の区域30は、不変基材を含んでもよく、或いは第1の区域20とは異なる方向又は程度で段階的に伸長してもよい。好ましくは、第2の区域30は、第1の区域20の第1のパス長28より短い第2のパス長32を備える。この路程差により、物品10は体に適用されると少なくとも第1の区域の範囲内で伸長することができ、体の輪郭に更に容易にフィットすることができる。最も好ましくは、第2のパス長は、第1のパス長28より、少なくとも3%、より好ましくは少なくとも10%、更に好ましくは少なくとも30%短い。別の好ましい実施形態では、第2の区域30は不変基材である。
更に、物品10は、単一の第1及び第2の区域を含んでもよいが、様々な配置及び形状で複数の区域を含んでもよい。ここで、図4に、複数の第1の区域20及び第2の区域30を備えた本発明の物品を示す。
「パス長」又は「路程」は、物品10の表面で予め定められた方向又は所定の方向Tと概ね平行に測定される基材又は部分70のいずれかの長さとして定義される。好ましくは、所定の方向Tは、図2に示す段階的伸長の方向24と概ね平行である。ただし、段階的伸長の方向が分かりにくい場合、所定の方向が任意に選択可能であることは、当業者であれば理解するであろう。
図4において、パス長は、物品10の部分70を比較的平面的な形状で測定した場合に決まる。パス長は、第1及び第2の区域の固定部分70の端から端までの直線的な空間の距離に等しい。第1の区域20が概ね一方向に均一に伸長する図1に示すような単純な形状では、パス長は比較的容易に測定できる。第1の区域20内の基材の部分70の所定の長さLは、基材が本来の伸長後の状態にある場合に測定する。つまり、基材に力が加わって段階的伸長部分が伸長する前である。基材に力が加わった場合、基材は本来の伸長前の状態に戻らなければならない。所定の長さLは、少なくとも2つの隆起部52を含むが第1の区域20の長さよりは短い、いずれか適当な長さであり得る。
一旦長さL及び方向Tが決まると、これらの長さ及び方向は、基材の第2の部分で同じ所定の長さL及び所定の方向Tに再現することができる。基材の縦方向又は機械横方向はいずれも所定の方向Tの測定を開始する軸線78として使用可能であり、その結果、同じ所定の方向T及び所定の長さLを第2の区域で使用する。つまり、所定の方向Tと縦方向との角度Aが測定可能であり、同じ角度が第2の区域でも使用する。次に、各部分は、一般に所定の長さLの半分より幅が短い細長いストリップとして切り取り、基材から取り出す。その後、ストリップは伸張しないように可能な限り平らに伸ばす。各断片の長さを測定する。この長さがパス長に相当する。
ストリップは、基材を平らに引っ張った場合に、基材12にいずれの伸張も生じず、形状的な折り重なり、湾曲、しわ、又はその他の「平面上にない」構造がなくなるように伸ばす。典型的に使用される基材材料にはよくあることであるが、基材の可撓性が非常に高い場合、基材は一般に大きな伸張を生じない実質的に平らな状態に伸ばしてもよい。ただし、形状的な折り重なり、湾曲、しわ、又はその他の「平面上にない」構造がかなり強固で、基材を平らにするのに伸張を必要とする場合は、パス長をその他の既知の方法で測定すべきであることは、当業者であれば理解するであろう。基材を平らに引っ張る以外にパス長を測定する方法の一例は、米国特許第5,518,801号「弾性様挙動を示すウェブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャペル(Chappell)ら、1996年5月21日発行)に記載されている。この特許は参照として本明細書に組み込まれている。
第1の区域20内の段階的伸長の方向24が一定以外の方向(すなわち、軸線が変化したり、曲線状である方向など)に形成されている場合、路程の測定のために選択する長さは、長さが概ね一直線軸になるように選択すべきである。このような長さの選択が実用的でない場合は、曲線状の段階的伸長の方向で平均を示すように直線軸を見積もる必要がある。
上記の試験方法は本発明の多くの基材に有用であるが、本発明の範囲内のより複雑な基材材料の一部に対応するため、試験方法を変更しなければならない可能性があることは理解されるであろう。
本発明の第1の区域20を形成する好ましい方法としては、組み合わせプレート又はロール、熱成形、高圧水力形成、又は鋳造によるエンボス加工を含むが、これらに限定されない。好ましくは、段階的伸長システムを本発明の第1の区域20の伸長工程で使用する。図5に、本発明のある好ましい段階的伸長システム100を示す。システム100は、上部ローラー110及び下部ローラー120として定義される2つの向い合ったローラーから構成される、2つの向い合った嵌合増加性ストレッチローラー(incremental stretching roller)を含む。ローラーは、段階的伸長のパターンに応じてローラーの周辺付近を様々な長さに伸ばす、複数個の歯130及び対応する溝132を含む。従って、上部ローラー110の歯130は向い合う下部ローラー120の溝132と噛み合い、一方で下部ローラー120の歯130は上部ローラー110の溝132と噛み合う。歯130は、ローラー110及び120の歯のない領域134で中断されている。基材112が向い合うローラーの噛み合った歯の間を通過すると、基材は噛み合った歯によって伸張及び/又は伸長し、第1の区域104が形成される。同様に、歯のない領域134によって、基材112上に第2の区域108が形成される。その後、基材は完成品を形成するために、例えばトリートメントマスクの形成における切断作業などの追加のプロセスを経ることができる。
歯130及び溝134の配向に応じて、基材は機械横方向140又は縦方向(図示なし)などの様々な方向に段階的に伸長することが可能である。滑らかな部分を通過したウェブの部分は、概ね変形していないと考えられる。向い合った歯、溝、及びローラーの正確な配置、間隔、大きさ、重なり具合は、結果として得られる区域の望ましい伸長量、形状、大きさを形成するように、要望に応じて調節可能である。例えば、歯及び溝の高さと間隔によって、第1の区域104にもたらされる段階的伸長の量が決まる。体に適用した場合に、歯が高く、対応する溝が深いほど、短い歯や浅い溝によって基材112にもたらされる伸長量に比べて、基材はより大きく伸長する。更に、歯及び対応する溝の形状は、基材の隆起部の望ましい形状に応じて異なっていてもよい。大きさが異なる、湾曲した上部、平らな上部、又は尖った上部を備えた歯は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の第1及び第2の区域は、上記のローラーシステムに加えて、組み合わせプレートを使用して形成してもよい。結果として得られる第1の区域の望ましい形状は、2枚の向い合ったプレート上の対応する歯及び溝を使用して形成する。プレートは、一方のプレート上の歯がもう一方のプレート上の溝と噛み合うように設計する。次に、ウェブの一部を、第1の区域に段階的な伸長をもたらすようにプレート間で圧縮させる。上記と同様に、プレート上の向い合った歯及び溝の正確な配置、間隔、大きさ、重なり具合は、結果として得られる第1の区域の望ましい伸長量、形状、大きさを形成するように、要望に応じて調節可能である。
選択した実施形態に複数個の第1の区域を提供する場合、異なる区域では、物品を適用する体の領域に合わせて異なる形状及び段階的伸長の程度を備えることが可能であることを、当業者であれば理解するであろう。
本発明の物品は、皮膚に適用するためのトリートメント組成物を含む。トリートメント組成物は、様々な方法で基材上に提供することが可能である。トリートメント組成物は、液体の形態で提供し、基材に吸収させてもよい。その後、基材はぬれた状態で密封包装して、消費者に届け、密封包装容器の開封後、直ちに使用することができる。或いは、トリートメント組成物は、消費者が適用前に再度濡らすように乾燥させてもよい。本発明のさらに別の実施形態では、トリートメント組成物及び基材は別々に包装され、消費者が皮膚に適用する前に組み合わせてもよい。このような例では、トリートメント組成物は乾燥又は液体のいずれの形態で提供してもよい。本発明の好ましい実施形態は使い捨て物品であるが、複数回使用される物品も本発明の範囲内であることは、当業者であれば理解するであろう。
本発明のトリートメント組成物は、好ましくは皮膚に効果をもたらすスキンケア活性物質を含有する。本発明のスキンケア活性物質は、当該技術分野において既知のものを含み、これは、酸化防止剤、クレンジング剤、遊離ラジカルスカベンジャー、保湿剤、皮膚の色調変化剤又は脱色素剤、抗ニキビ剤、抗ふけ剤、老化防止剤、軟化剤、抗しわ剤、角質溶解剤、抗炎症剤、油性成分、皮膚のきめトリートメント剤、フラボノイド、スキンローション、回復剤、脂肪調整剤(liporegulator)、血管保護剤、抗菌剤、抗真菌剤、制汗剤、防臭剤、皮膚コンディショナー、麻酔剤、栄養剤、皮脂吸収剤、水分吸収剤を含む。これらの成分について、本明細書で更に詳しく記載する。
本発明のトリートメント組成物は、任意に油性成分を含有してもよい。本明細書で有用な油性成分は、皮膚コンディショニング効果、つまり皮膚に滑らかさ及び柔らかさを与えることができる。本明細書で有用な油性成分は、例えば、脂肪族アルコール類、シリコーンオイル類、鉱油、ワセリン、イソヘキサデカンなどのC7〜40直鎖及び分枝炭化水素類、イソステアリン酸イソプロピルなどのC1〜30アルコールエステル類、グリセリド類、アルキレングリコールエステル類、プロポキシル化及びエトキシル化誘導体、ポリ綿実脂肪酸スクロースなどの糖エステル類、ココヤシ油などの植物油、硬化植物油類、動物油脂類、ポリプロピレングリコール類のC4〜20アルキルエーテル類、ポリプロピレングリコール類のC1〜20カルボン酸エステル類、ジ−C8〜30アルキルエーテル類を含む。非水溶性であり、10未満のHLB値を有する疎水性の非イオン性界面活性剤は、油性成分として使用することができる。本明細書で有用な疎水性の非イオン性界面活性剤は、例えば、セテアリルグルコシド、ステアレス−2、ラウレス−4、スクロースココエート(cocate)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタンセスキオレエート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルセスキイソステアレート、グリセリルモノオレエート、グリセリルジオレエート、グリセリルセシキオレエート、ジグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルジオレエート、ジグリセリンモノイソステアリルエーテル、ジグリセリンジイソステアリルエーテル、及びそれらの混合物を含む。
本発明の組成物は、親水性界面活性剤を含む。親水性界面活性剤は、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の濃度で組成物中に含まれる。
本明細書に有用な親水性界面活性剤は、水溶性であり、好ましくは10を超えるHLB値を有するものである。本明細書で有用な親水性界面活性剤としては、例えば、化粧品として許容可能ないかなる界面活性剤、すなわち、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性イオン系界面活性剤、及びそれらの混合物を含む。これらのうち、本明細書で好ましいものは、皮膚への刺激が少なく、コンディショニング効果という観点から、化粧品として許容可能な非イオン性界面活性剤である。
本明細書で有用な親水性の非イオン性界面活性剤は、例えば、PEG−100ステアレート、ポリソルベート−20、ポリソルベート−60、セテアレス−21、イソセテス−20及びオレス−20、ラウレス−23、セテアレス−12、ステアレス−100、PEG40硬化ヒマシ油、PEG−60硬化ヒマシ油、及びそれらの混合物を含む。
トリートメント組成物は、任意に皮膚のきめトリートメント剤を含有してもよい。皮膚のきめトリートメント剤は、表皮の天然の湿分バリア機能を修復及び補充するのを助け、それによって質感の改善などの皮膚効果を与える。
本明細書において有用な皮膚のきめ改善剤は、ニコチン酸アミド、ニコチン酸及びそのエステル、ニコチニルアルコール、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、n−アセチルシステイン、n−アセチル−L−セリン、ホスホジエステラーゼ阻害物質、トリメチルグリシン、トコフェリルニコチネート、ビタミンB3、及び類似体又は誘導体、並びにこれらの混合物である。パンテノールは、少なくとも約1%の量で使用した場合に、質感改善効果を与えるという点で、特に好ましい。パンテノールは、例えば、ロッシュ(Roche)により市販されている。本明細書に有用な皮膚活性化剤(Skin vitalizing agent)は、藻類抽出物及びラミナリア・ディギタータ(Laminaria Digitata)抽出物のような海藻抽出物を含む。
抗ニキビ活性物質は、尋常性座瘡、すなわち毛包脂腺毛嚢の慢性疾患の治療及び予防において有効であり得る。トリートメント組成物に任意に含まれる好ましい抗ニキビ剤は、サリチル酸、4−メトキシサリチル酸、過酸化ベンゾイル、乳酸、メトロニダゾール、パンテノール、レチノイン酸及びその誘導体、イオウ、トリクロサン、並びにこれらの混合物を含む。
酸化防止剤及びラジカルスカベンジャーは、角質層の鱗屑状の剥がれの増加又は質感の変化を引き起こし得る紫外線放射、並びに皮膚の損傷を引き起こし得るその他の環境要因に対する保護の提供に特に有用であり、任意にトリートメント組成物を含ませることも可能である。
酸化防止剤及びラジカルスカベンジャーとして、トコフェロール(ビタミンE)、ソルビン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、トコフェロールのその他のエステル、ブチル化ヒドロキシ安息香酸及びその塩、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(商品名トロロックス(Trolox)(登録商標)で市販されている)、没食子酸及びそのアルキルエステル、特に没食子酸プロピル、尿酸及びその塩及びアルキルエステル、ソルビン酸及びその塩、アミン(すなわち、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アミノ−グアニジン)、スルフヒドリル化合物(すなわち、グルタチオン)、ジヒドロキシフマル酸及びその塩、リシンピドレート、アルギニンピロレート、ノルジヒドログアヤレト酸、バイオフラボノイド、リジン、メチオニン、プロリン、スーパーオキシドジスムターゼ、シリマリン、茶抽出物、ブドウの皮/種の抽出物、メラニン、ローズマリー抽出物などを使用してもよい。好ましい酸化防止剤/ラジカルスカベンジャーは、フラボノイド、ソルビン酸トコフェロール、トコフェロールのその他のエステルから選択され、より好ましくはソルビン酸トコフェロールである。例えば、局所適用組成物におけるソルビン酸トコフェロールの使用、及び本発明に適用できるソルビン酸トコフェロールの使用については、米国特許第4,847,071号(ビセット(Bissett)ら、1989年7月11日発行)に記載されている。
本明細書で有用なフラボノイド化合物は、非置換フラバノン類、置換フラバノン類、非置換フラボン類、置換フラボン類、非置換カルコン類、置換カルコン類、非置換イソフラボン類、置換イソフラボン類を含む。本明細書で使用するとき、用語「置換」は、上述の骨格構造の1つ以上の水素原子が、独立して、ヒドロキシル、C1〜C8アルキル、C1〜C4アルコキシル、O−グリコシドなど又はこれらの置換基の混合物で置換されているフラボノイド化合物を意味する。本明細書で特に有用なフラボノイド化合物は、置換フラバノン類、置換フラボン類、置換カルコン類、置換イソフラボン類、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本発明の一つの特に好ましい実施形態において、グリコシドフラボノイドは、グルコシルヘスペリジン、グルコシルルチン、グルコシルミリシトリン、グルコシルイソケルシトリン、グルコシルクエルシトリン、メチルヘスペリジン、及びこれらの混合物から成る群から選択される。これらのグルコシドフラボノイド化合物は、関連する天然のフラボノイド化合物から生化学的な方法によって得ることができる。
ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタペプチド、並びにそれらの誘導体を含むペプチドは、これらに限定されるものではないが、安全且つ有効な量で本発明の組成物に含めることも可能である。本明細書で使用する時、「ペプチド」という用語は、天然起源のペプチド及び合成ペプチドの両方を意味する。また、本明細書で有用なのは、ペプチドを含有する天然起源の組成物及び市販されている組成物である。
本明細書に用いるのに好適なジペプチドは、カルノシン(Carnosine)(登録商標)(β−ala−his)を含む。本明細書に用いるのに好適なトリペプチドとしては、gly−his−lys、arg−lys−arg、his−gly−glyを含む。好ましいトリペプチド及びその誘導体としては、バイオペプチド(Biopeptide)CL(登録商標)として購入可能なパルミトイル−gly−his−lys(フランス、セダーマ(Sederma)から入手可能な100ppmのパルミトイル−gly−his−lys);ペプチドCK(arg−lys−arg);ペプチドCK+(ac−arg−lys−arg−NH2);イアミン(IAMIN)としてシグマ(ミズーリ州セントルイス)から購入可能なhis−gly−glyの銅誘導体を含む。テトラペプチド及びペンタペプチドも本明細書に用いるのに好適である。好ましい市販のペンタペプチド誘導体組成物は、パルミトイル−lys−thr−thr−lys−ser(フランス、セダーマ(Sederma)から入手可能)である。
ペプチドは、本組成物に含まれる場合、好ましくは組成物の約0.000001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.000001重量%〜約0.1重量%、更に好ましくは約0.00001重量%〜約0.01重量%の濃度で含まれる。ペプチドとしてカルノシン(Carnosine)(登録商標)を含むある組成物では、組成物は、好ましくはこのようなペプチドが組成物の約0.1重量%〜約5重量%の濃度で含む。ペプチド又はペプチド含有組成物としてパルミトイル−lys−thr−thr−lys−ser及び/又はバイオペプチド(Biopeptide)CL(登録商標)を含む別の実施形態では、組成物は、好ましくは約0.0001%〜約10%のパルミトイル−lys−thr−thr−lys−ser及び/又はバイオペプチド(Biopeptide)CL(登録商標)ペプチド含有組成物を含む。
抗炎症剤は、例えば均一性及び許容可能な皮膚の色調及び/又は色の助けによって、皮膚の外観上の効果を向上させ、これらの抗炎症剤は、任意に本発明のトリートメント組成物に含まれる。
好ましくは、抗炎症剤は、ステロイド性抗炎症剤及び非ステロイド性抗炎症剤を含む。使用に好ましいステロイド性抗炎症剤は、ヒドロコルチゾンである。
この群に包含される様々な化合物が当業者に周知である。非ステロイド性抗炎症剤の化学構造、合成、副作用などの詳細な開示内容については、「抗炎症及び抗リウマチ剤(Anti-inflammatory and Anti-Rheumatic Drugs)」(K.D.レインズフォード(K. D. Rainsford)、I〜III巻、CRCプレス(CRC Press)、ボカ・レイトン(Boca Raton)、1985年)、及び「抗炎症剤(Anti-inflammatory Agents)」(化学及び薬理学(Chemistry and Pharmacology)、1、R.A.スケラー(R. A. Scherrer)ら、アカデミック・プレス(Academic Press)、ニューヨーク、1974年)などの標準的な文献を参照することができ、これらの各文献は参照として本明細書に組み込まれている。
いわゆる「天然の」抗炎症剤もまた有用である。このような薬剤は、好適な物理的及び/又は化学的単離により自然源(すなわち、植物、真菌類、微生物の副産物)より抽出物として好適に得られてもよい。例えば、α−ビサボロール、アロエベラ、マンジスタ(Manjistha)(ルビア(Rubia)属の植物、特にルビア・コーディフォリア(Rubia Cordifolia)からの抽出物)、グガル(Guggal)(コミフォラ(Commiphora)属の植物、特にコミフォラ・ムクル(Commiphora Mukul)からの抽出物)、コーラノキ抽出物、カモミール、ムチヤギ抽出物を使用してもよい。
本明細書において有用な追加の抗炎症剤としては、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、及びそれらの誘導体(例えば、塩及びエステル)を含む、カンゾウの化合物(植物属/種名グリチルリチア・グラブラ(Glycyrrhiza glabra))族を含有する。上述化合物の適した塩は、金属塩及びアンモニウム塩を含む。好適なエステルは、上述の酸のC2〜24、好ましくはC10〜24、より好ましくはC16〜24の飽和又は不飽和エステルを含む。
本発明のトリートメント組成物は、好ましくは皮膚処理剤として水溶性保湿剤を含有する。水溶性保湿剤は、潤いを与える効果を皮膚にもたらすために好ましくは含まれる。更に水溶性保湿剤は、水溶性増粘剤の分散及び水性キャリア中のプロセスが比較的困難であるその他の構成成分の溶解/分散を助ける可能性がある。
本明細書で有用な水溶性保湿剤は、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ソルビトール、エトキシル化グルコース、1,2−ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、エリスリトール、トレハロース、キシリトール、マルチトール、マルトース、グルコース、フルクトース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカーボネート、グルコサミン、シクロデキストリン及びそれらの混合物のような多価アルコール類を含む。
本明細書で有用な水溶性湿潤剤はまた、CTFA名称PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−1000、及びこれらの混合物などの約1000までの分子量を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのような水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマーを含む。
本発明のトリートメント組成物は、スキンケア剤として長期持続美白剤を含んでもよい。本明細書で有用な長期持続美白剤とは、皮膚の外観を改変するだけでなく、更にトリートメント前と比較して色素沈着を改善する活性成分を意味する。定義上、長期的とは、対象の有効期間の長期に亘り、好ましくは少なくとも約1週間、より好ましくは少なくとも約1か月間、更により好ましくは少なくとも約3か月間、更により好ましくは少なくとも約1年間にわたる、本組成物の連続的な局所塗布を意味する。通常は、塗布はこのような長期間にわたって、1日当たり約1回程度であるが、塗布頻度は1週間当たり約1回から1日当たり約3回以上まで変動させることができる。
本明細書で有用な長期持続美白剤は、アスコルビン酸化合物、ビタミンB3化合物、アゼライン酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸とその誘導体、グリシルリジン酸、ヒドロキノン(hydroquinoine)、コウジ酸、アルブチン、クワ抽出物、及びエルゴチオネイン(ergothionein)、及びこれらの混合物を含む。これらのうち、好ましいものは、アスコルビン酸化合物、ビタミンB3化合物、及びこれらの混合物である。長期持続美白剤の組み合わせの使用は、それらが異なる機構により美白の効果をもたらす可能性があるという点で、有利であると考えられている。
本発明の液体組成物は、皮膚処理剤として皮膚の色調変化剤を含んでもよい。本明細書で有用な皮膚の色調変化剤は、皮膚の色調変化顔料、反射微粒子物質、及びこれらの混合物から成る群から選択される。本明細書で有用な皮膚の色調変化剤とは、皮膚の色及び/又は色調の外観を改変するものであり、皮膚の美白を含むが、これに限定されない。皮膚の色調変化剤は、好ましくは少なくとも約100nmの粒径を有する。本明細書に有用な皮膚の色調変化顔料としては、例えば、タルク、雲母、シリカ、マグネシウムシリケート、酸化チタン、酸化亜鉛、及び酸化チタン被覆雲母を含む。
本発明のトリートメント組成物は、好ましくは液体の形態であり、水溶性増粘化ポリマーを含む。本明細書の水溶性増粘化ポリマーは、水溶性又は水混和性ポリマーであり、組成物の粘度を高める能力を有し、組成物に使用される他の構成成分と適合性である。水溶性増粘化ポリマーは、本組成物の液体組成物が約500mPa・s〜約60,000mPa・s、好ましくは約1000mPa・s〜約30,000mPa・s、より好ましくは約2000mPa・s〜約15,000mPa・sの所望の粘度を有するように選択される。
本明細書で有用な水溶性増粘化ポリマーは、陰イオン性ポリマー及び非イオン性ポリマーを含む。本明細書で有用な水溶性増粘化ポリマーとしては、例えば、アクリルポリマー、約10000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールポリマー、ヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、グアーガム及びキサンタンガムのようなガム、カラゲーナン、ペクチン、寒天、マルメロ種子(シドニア・アブロンガ・ミル(Cydonia oblonga Mill))、デンプン(米、トウモロコシ、ジャガイモ、小麦)、藻類コロイド(藻類抽出物)、デキストラン、スクシノグルカン、プレラン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、アルギン酸ナトリウム、及びアルギン酸プロピレングリコールエステルを含む。中和剤は、上述の陰イオン性増粘剤を中和するために含まれ。このような中和剤の非限定例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム(potssium hydroxide)、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン(monethanolamine)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、トロメタミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン及びそれらの混合物を含む。
本発明のトリートメント組成物が、好ましい液体の形態である場合、更に水性キャリアを含有する。このキャリアの濃度と種は、他の成分との適合性及び当該製品の他の所望の特性により選択する。
本発明で有用な担体は、水及び低級アルキルアルコール類の水溶液を含む。本明細書において有用な低級アルキルアルコール類は、1〜6個の炭素を有する一価アルコール、より好ましくはエタノールである。好ましくは、水性キャリアは実質的に水である。脱イオン水が好ましく使用される。ミネラルカチオン類を含む天然供給源からの水も、製品の所望の特性に応じて使用することができる。
液体組成物のpHは、好ましくは約4〜約8である。皮膚処理剤が液体組成物に包含される場合には、pHは、活性な皮膚処理剤の最適な有効性をもたらすpHに調整されることも可能である。緩衝剤及び他のpH調整剤が、望ましいpHを達成するために含まれ得る。本明細書に適したpH調整剤は、アセテート、ホスフェート、シトレート、トリエタノールアミン及びカーボネートを含む。
上述の構成成分に加えて、本発明の組成物は、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、ゲルマール(Germall)115、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステル、ベンジルアルコール、EDTA、ブロノポール(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール)、並びにフェノキシプロパノールを含む水溶性又は分散性防腐剤のような防腐剤及び防腐増強剤;紫外線光吸収剤又は散乱剤;隔離剤;抗アンドロゲン剤;脱毛剤;可溶性又はコロイド性可溶性の保湿剤(例えば、ヒアルロン酸)、及びデンプン−グラフトポリアクリル酸ナトリウム、(米国特許第4,076,663号に記載されており、例えば、米国バージニア州のセラニーズ・スーパーアブソーバント・マテリアルズ(Celanese Superabsorbent Materials)より入手可能である、サンウェット(SANWET(登録商標))IM−1000、IM−1500及びIM−2500);タンパク質及びポリペプチド及びその誘導体;有機ヒドロキシ酸;アストリンゼン薬;外用鎮痛薬;フィルム形成剤;固化防止剤;起泡防止剤;結合剤;着色剤;香料、エッセンシャルオイル、及びその可溶化剤;天然抽出物;グアイアズレン;並びに酵母発酵濾液を更に含んでもよい。
本発明の物品は、哺乳類の皮膚、とりわけ人体、更に詳細には顔の皮膚への局所適用に好適である。本発明の物品の使用により、皮膚に皮膚トリートメント効果を提供することができる。
本発明の物品は、トリートメント組成物及び(好ましい実施形態では)スキンケア剤を皮膚に送達する上で、皮膚がこうした薬剤の十分な量に長期間にわたって曝されるという点から特に有利である。不溶性基材を使用せずに組成物を皮膚に適用する場合と比較して、本発明の物品を長期間にわたる送達手段としての不溶性基材と共に使用することは、こうした薬剤のより良好な分配及び付着、並びに経皮的送達が可能なこれらの薬剤のより良好な浸透をもたらすと考えられている。更に、低い空気透過性を有する不溶性基材が用いられる場合には、皮膚に有益な薬剤のより有効な皮膚への浸透が期待される。本発明の物品はまた、使用時にユーザーに、爽快感、及びリラックス感のような感情的効果をもたらすことも可能である。
ある好ましい実施形態では、本発明の物品、とりわけ本発明のマスクは、人体を扱うために、
(a)好ましくは伸長領域が本明細書で定義するような第1及び第2の区域を含み、少なくとも一部が段階的に伸長する伸長領域を備えた物品及びトリートメント組成物を提供する工程、
(b)物品を人体の一部に接触させる工程、
(c)物品を体の輪郭に適合させる工程、
(d)物品を皮膚トリートメントを提供するのに有効な時間、皮膚に接触させる工程、及び
(e)物品を取り除く工程、
で使用する。
本方法の好ましい実施形態では、トリートメント組成物のいずれかの部分が乾いて物品を皮膚から取り除くまでの期間、物品を皮膚上に保持する。顔用マスクの好ましい実施形態では、マスクはトリートメント組成物に浸漬するか、或いはマスクにトリートメント組成物を搭載し、マスクを皮膚上に軽く置くことで顔の皮膚に適用する。その後、マスクは、より良くフィットして均一に分配されるように、指先などで顔の皮膚に押し付けることで皮膚に適合する。
定義上、「乾燥する」とは、水及び香料のようなその他の揮発性構成成分が、含まれる場合には、水不溶性基材から蒸発し、それによりトリートメント組成物を皮膚に送り届ける基材の能力が大幅に低下することを意味する。したがって、一旦マスクの一部が乾燥すると、組成物の分配さえ期待することはできない。更に、乾燥した場合、マスクは適用時に不快なこわばった、堅い感じを皮膚に与える。
本発明の組成物は、通常の大気条件ヘの暴露により容易に乾燥するため、ぬれた状態が提供されている物品は、貯蔵の間、好ましくは密封包装容器の中に収容する。
乾燥した部分が現れるまでに要する時間は、使用する周囲状況、即ち温度、湿度、空気循環、並びに構造及びユーザーの体温によって決まる。通常は、組成物は、室温において、湿度約50%で使用した場合に、約15分以内に乾燥した部分が現れないように設計しなければならない。空気透過性の低い不溶性基材を用いる場合には、組成物が乾燥するまでの時間を、好ましくは約5分〜約45分延長することができる。
それ故に、本発明はまた、本発明の物品を使用して皮膚をトリートメントする方法に関するものでもある。この実施形態の物品は、組成物が皮膚に接触するように、物品を皮膚のトリートメント領域に適用することによって使用する。物品の使用におけるその後の工程は、上述した工程と同じである。閉塞面を備えた好ましい物品を使用することにより、トリートメント組成物の浸透を著しく向上させることができる。従って、このようなトリートメント組成物の適用により、スキンケア活性物質を顔の皮膚に送達する有効な方法を提供する。トリートメント組成物を有効に送達及び分配するために、物品は好ましくは少なくとも約5分間、より好ましくは約5分〜約45分間、皮膚に適用する。
本発明の特定の実施形態を例示し、記載してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々なその他の変更及び修正を行うことが可能であることは、当業者であれば容易に理解するであろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に記載し実証する。実施例は単に説明を目的とするものであって、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく多くの変更が可能であることから、実施例を本発明の限定として解釈すべきではない。
実施例1〜7
実施例1〜2の物品は、綿基材約2.5gから作成することができる。鼻の領域に段階的に伸長する区域が形成されるように、向い合った歯及び溝を有する組み合わせプレート間で基材を圧縮し、図1に従って切断及び形成する。次に、基材は、表1に記載するような組成物を約30g基材上に保持するように、組成物に浸漬することができる。実施例3〜5の物品は、基材材料としてダイワボウ(Daiwabo)から入手可能なRFP−90を使用し、上述のように作成することができる。実施例6〜7の物品は、基材材料としてダイワボウ(Daiwabo)から入手可能なDFS(SH)T−70を使用し、上述のように作成することができる。
Figure 2008519671
成分の定義
*1 ポリソルベート20:ICI界面活性剤(ICI Surfactants)から入手可能なツイーン(Tween)20
*2 ポリアクリルアミド:セピック(SEPPIC Inc.)から入手可能なセピゲル(Sepigel)305
*3 アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー:B.F.グッドリッチ(B.F.Goodrich)から入手可能なペミュレン(Pemulen)TR−2
*4 キサンタンガム:ケルコ(Kelco)から入手可能なケルトロール(Keltrol)
*5 二酸化チタン:コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)から入手可能なコボ(Kobo)GLW75CAP−MP
*6 アスコルビン酸グルコシド:ハヤシバラ(Hayashibara)から入手可能
*7 リン酸アスコルビルナトリウム:ロッシュ(Roche)から入手可能なステイ(Stay)−C
*8 ニコチン酸アミド:ロッシュ(Roche)から入手可能なナイアシンアミド
*9 パンテノール:ロッシュ(Roche)から入手可能なDL−パンテノール
*10 酢酸トコフェロール:エーザイ(Eisai Co.Ltd.)から入手可能
*11 ニコチン酸トコフェロール:エーザイ(Eisai Co.Ltd.)から入手可能
*12 クワ抽出物:丸善製薬(Maruzen Pharmaceuticals)から入手可能なクワ抽出物BG
*13 酵母発酵濾液:カシワヤマ(Kashiwayama)から入手可能なSKIIピテラ(Pitera)
*14 天然抽出物:カネダ(Kaneda)から入手可能なフィテレン(Phytelene)EGX243[ウサギギクマウンテンフラワー(Arnica Mountan Flower)抽出物、セイヨウオトギリソウ抽出物、ツタ(セイヨウキズタ)抽出物、ウィッチヘーゼル(アメリカマンサク)抽出物、ブドウ(ヨーロッパブドウ)葉抽出物、及びマロニエ(セイヨウトチノキ)抽出物の混合物]
*15 エルゴチオネイン(Ergothioneine):AGIデルマティクス(AGI Dermatics)から入手可能なチオタイン(Thiotaine)
*16 ラミナリア・ディギタータ(Laminaria Digitata)抽出物:コレチカ(Coletica)から入手可能なセアネギリウム(Seanergilium)BG
*17 セテアリルグルコシド及びセテアリルアルコール:コーニン(Cognis)から入手可能なエムールゲイド(Emulgade)PL68/50
*18 緑茶の含水グリセリン溶液(Green Tea in Glycerin with Water):バイオ−ボタニカ(Bio-Botanica)(ニューヨーク州ハウプページ(Hauppauge))から入手可能
*19 パルミトイル Lys Thr Thr Lys Ser:セダーマ(Sederma)から入手可能なペプチド
「発明を実施するための最良の形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。
本発明の特定の実施形態を説明し記載してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変形及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本明細書では、本発明を特に指摘し、明確に請求する請求項を記載するが、本発明は、添付図面と併せて提供される次の説明から更なる理解が得られると考えられる。
本発明の物品の好ましい実施形態の平面図。 本発明のある実施形態の部分斜視図。 本発明の好ましい実施形態の閉塞面を備えた物品の拡大断面図。 本発明の物品の好ましい実施形態の平面図。 本発明に従った段階的伸長システムの実例。

Claims (26)

  1. トリートメント物品であって、
    a)少なくとも1つの伸長領域を含む水不溶性基材であって、前記伸長領域の少なくとも一部は段階的な伸長をもたらす、水不溶性基材と、
    b)トリートメント組成物、
    とを含むトリートメント物品。
  2. 前記物品は、第1のパス長を備えた少なくとも第1の区域、および第2のパス長を備えた少なくとも第2の区域を有し、前記第1の区域が段階的に伸長し、前記第1及び第2のパス長が所定の方向と概ね平行に測定されており、前記第1のパス長が前記第2のパス長とは異なる、請求項1に記載のトリートメント物品。
  3. 前記第1の区域及び前記第2の区域が互いに結合又は関連している、請求項2に記載のトリートメント物品。
  4. 複数の第1及び第2の区域が設けられている、請求項2又は3に記載のトリートメント物品。
  5. 前記第1のパス長が前記第2のパス長より長い、請求項2〜4のいずれか1項に記載のトリートメント物品。
  6. 前記第2の区域が不変の表面又は段階的に伸長する表面のいずれかである、請求項2〜5のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  7. 前記第2の区域が不変の表面であり、前記第1のパス長が前記第2のパス長より少なくとも3%長い、請求項2〜6のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  8. 前記第1のパス長が前記第2のパス長より少なくとも3%長い、請求項2〜7のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  9. 前記水不溶性基材の少なくとも一部が親水性材料を含む、請求項2〜8のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  10. 前記基材が不織布基材である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  11. 前記不織布基材が少なくとも部分的に合成材料を含有する、請求項10に記載のトリートメント物品。
  12. 前記不繊布基材が3層の基材である、請求項10又は11に記載のトリートメント物品。
  13. 前記3層の基材が、天然材料の内層及び合成材料の両外層から構成される、請求項10〜12のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  14. 前記水不溶性基材が、皮膚対向面及び閉塞面を含む基材を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  15. 前記閉塞面が約5mg/cm2/分未満の空気透過率を有する、請求項14に記載のトリートメント物品。
  16. 前記基材の閉塞面が、疎水性材料を少なくとも部分的に含む、請求項14又は15に記載のトリートメント物品。
  17. 前記基材の閉塞面にバックシートが設けられている、請求項14〜16のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  18. 前記基材の皮膚対向面が、親水性材料を少なくとも部分的に含む、請求項14〜17のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  19. 前記水不溶性基材が、人の顔の大部分の領域を覆うように構成されている、請求項1〜18のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  20. 前記水不溶性基材が約100μm〜約1cmの厚さを有する、請求項1〜19のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  21. 前記物品が一体形成の顔用マスクである、請求項1〜20のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  22. 前記トリートメント組成物が少なくとも1つのスキンケア活性物質を含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  23. 前記スキンケア活性物質が、皮膚のきめ改良剤、抗ニキビ活性物質、酸化防止剤、ペプチド、抗炎症剤、保湿剤、美白剤、皮膚の色調変化剤、並びにこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1〜22のいずれか一項に記載のトリートメント物品である。
  24. 前記トリートメント組成物が前記水不溶性基材上に組み込まれる、請求項1〜23のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  25. 前記水不溶性基材は縦方向及び横断方向を有し、前記第1の段階的伸長方向が横断方向である、請求項1〜24のいずれか一項に記載のトリートメント物品。
  26. 水不溶性基材及びトリートメント組成物を有し、前記基材が少なくとも1つの伸長領域を有し、前記伸長領域の少なくとも一部は段階的な伸長を提供するトリートメント物品を提供する工程と、前記トリートメント物品を体の領域に適用する工程と、前記物品を体の輪郭に適合させる工程と、前記物品を美容トリートメントを行うのに有効な時間にわたって体に接触させる工程、とを含む美容トリートメント方法。
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