JP2002142861A - 顔面パック用シート及び顔面パック用化粧料シート - Google Patents

顔面パック用シート及び顔面パック用化粧料シート

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JP2002142861A
JP2002142861A JP2001254404A JP2001254404A JP2002142861A JP 2002142861 A JP2002142861 A JP 2002142861A JP 2001254404 A JP2001254404 A JP 2001254404A JP 2001254404 A JP2001254404 A JP 2001254404A JP 2002142861 A JP2002142861 A JP 2002142861A
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sheet
face
face pack
eye
cosmetic
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JP2001254404A
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Mihoko Inaba
美穂子 稲葉
Masahiro Sato
政弘 佐藤
Kazuyuki Miki
和之 三木
Yoshihiro Tokunaga
義弘 徳永
Takahiro Otaguro
隆浩 大田黒
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面貼付時に、取り扱い性が良く目尻周辺等
へのフィット性に優れた顔面パック用シート、及び、該
顔面パック用シートを用いることにより更に化粧料の肌
移行性に優れた顔面パック用化粧料シートの提供。 【解決手段】 一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を
有する第1シートと、該一の目尻周辺に貼付される目尻
貼付部を有する第2シートと、を少なくとも含み、前記
目尻貼付部同士が、顔面貼付時に、前記一の目尻周辺で
互いに重ね合わされることを特徴とする顔面パック用シ
ートである。第1シートが他の目尻周辺に貼付される目
尻貼付部を有し、第2シートが該他の目尻周辺に貼付さ
れる目尻貼付部を有し、前記目尻貼付部同士が、顔面貼
付時に前記他の目尻周辺で互いに重ね合わされる態様等
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔面貼付時に、取
り扱い性が良く、目尻周辺のフィット性に優れた顔面パ
ック用シート及び該顔面パック用シートを用いた顔面パ
ック用化粧料シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布等の支持体に、美白成分や
保湿成分を含有する化粧料組成物を含浸又は塗布したシ
ート状パックが種々提案されている。例えば、実用新案
登録3035488号、実開昭63−189117号、
及び、実開平2−1019号の各公報には、目、鼻、口
に相当する位置に開口部を設けたシートに化粧料を含浸
させたパック用シートが記載されている。また、実用新
案登録3053730号公報には、目及び口に相当する
位置に開口部を、鼻に相当する位置に切り込みを設けた
シートに、クレイ成分含有のパック組成物を担持させた
シート状パックが記載されている。これらのシート状パ
ックは、皮膚のかさつき、小じわ、くすみ等を改善する
ため顔全体に貼付するものであるが、図5に示すよう
に、顔全体を1枚で覆うように設計されているため、取
り扱い性が悪く貼り難いという問題があった。
【0003】前記問題を解決するため、近年では、図6
及び図7に示すような2パーツタイプのシート状パック
も上市されている。この2パーツタイプのシート状パッ
クは、上下に2分割されていることから、取り扱い性が
良く、貼り付け易い。しかし、これらのシート状パック
は、鼻及び耳に相当する部分を結んだ線で上下に2分割
されているため、特に、シワ等が気になる目尻周辺等
は、顔面の他の部位に比べても窪んでいることから、目
尻周辺等へのフィット性は改善されず問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、顔面貼付時に、取り扱い性
が良く、目尻周辺等へのフィット性に優れた顔面パック
用シート、及び、該顔面パック用シートを用いることに
より、更に、化粧料の肌移行性に優れた顔面パック用化
粧料シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を有する
第1シートと、該一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部
を有する第2シートと、を少なくとも含み、前記目尻貼
付部同士が、顔面貼付時に、前記一の目尻周辺で互いに
重ね合わされることを特徴とする顔面パック用シートで
ある。 <2> 眉間周辺に貼付される眉間貼付部を有する第1
シートと、該眉間周辺に貼付される眉間貼付部を有する
第2シートと、を少なくとも含み、前記眉間貼付部同士
が、顔面貼付時に、前記眉間周辺で互いに重ね合わされ
ることを特徴とする顔面パック用シートである。 <3> 前記<1>に記載の顔面パック用シートに、化
粧料が含浸又は塗布されたことを特徴とする顔面パック
用化粧料シートである。
【0006】前記<1>に記載の本発明の顔面パック用
シートとしては、以下の態様が好ましい。 <4> 第1シートが、他の目尻周辺に貼付される目尻
貼付部を有し、第2シートが、該他の目尻周辺に貼付さ
れる目尻貼付部を有し、前記目尻貼付部同士が、顔面貼
付時に、前記他の目尻周辺で互いに重ね合わされる前記
<1>に記載の顔面パック用シートである。 <5> 第1シートが、眉間周辺に貼付される眉間貼付
部を有し、第2シートが、該眉間周辺に貼付される眉間
貼付部を有し、前記眉間貼付部同士が、顔面貼付時に、
前記眉間周辺で互いに重ね合わされる前記<1>又は<
4>に記載の顔面パック用シートである。 <6> 第1シートが、顔面貼付時に、目上方周辺から
頭頂方向に貼付され、第2シートが、顔面貼付時に、目
下方周辺から顎先端方向に貼付される前記<1>及び<
4>から<5>のいずれかに記載の顔面パック用シート
である。
【0007】<7> 第2シートが、顔面貼付時に、鼻
周辺に貼付される鼻周辺貼付部に、開口部又は切り込み
を有する前記<6>に記載の顔面パック用シートであ
る。 <8> 切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少なく
ともいずれかを有する前記<1>及び<4>から<7>
のいずれかに記載の顔面パック用シートである。 <9> 切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少なく
ともいずれかが、前記第1シートにおいて、顔面貼付時
に、眉間周辺に貼付される眉間貼付部から頭頂方向に向
かって形成された前記<6>から<8>のいずれかに記
載の顔面パック用シートである。 <10> 第1シートにおいて、眉間周辺に貼付される
眉間貼付部の反対側の端部に、該端部から眉間貼付部に
向かって形成された切欠部を有する前記<6>から<9
>に記載の顔面パック用シートである。 <11> 切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少な
くともいずれかが、第2シートにおいて、顔面貼付時
に、鼻周辺に貼付される鼻周辺貼付部から顎周辺に貼付
される顎周辺貼付部に向かって形成された前記<6>か
ら<10>のいずれかに記載の顔面パック用シートであ
る。 <12> 第1シートと第2シートとの高さの比(第1
シート/第2シート)が、1/1〜1/2である前記<
6>から<11>のいずれかに記載の顔面パック用シー
トである。
【0008】前記<3>に記載の本発明の顔面パック用
化粧料シートとしては、以下の態様が好ましい。 <13> 化粧料が、少なくとも、美白成分、保湿成
分、及び、酸化障害防止・改善成分のいずれかを含む前
記<3>に記載の顔面パック用化粧料シートである。 <14> 酸化障害防止・改善成分が、植物抽出物であ
る前記<3>又は<13>に記載の顔面パック用化粧料
シートである。 <15> 酸化障害防止・改善成分が、コパイバルサム
ノキ属植物、コミカンソウ属植物、アネモパエグマ属植
物、アンペロジジフス属植物、クルミ属植物、ヒマタン
ツス属植物、ボウディッキア属植物、ヒヨドリバナ属植
物、ジャケツイバラ属植物、及び、オガルカヤ属植物の
群から選ばれる少なくとも1種である前記<13>又は
<14>に記載の顔面パック用化粧料シートである。 <16> 含浸又は塗布の倍率(質量)が、5〜12倍
である前記<3>及び<13>から<15>のいずれか
に記載の顔面パック用化粧料シートである。
【0009】前記<1>に記載の顔面パック用シート
は、一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を有する第1
シートと、該一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を有
する第2シートと、を少なくとも含む。使用者は、顔面
貼付時に、第1シートと第2シートとを、この順に又は
逆の順に、それぞれ前記一の目尻周辺に位置するように
貼付する。このため、顔面全体に一度で貼付する必要が
なく取り扱い性に優れる。前記一の目尻周辺において
は、第1シートにおける目尻貼付部と第2シートにおけ
る目尻貼付部とが、互いに重ね合わされた状態で貼付さ
れており、該一の目尻周辺は2枚のシートにより確実に
覆われる。このため、顔面パック用シート及び前記一の
目尻周辺の間には空隙ができ難く、前記一の目尻周辺に
は顔面パック用シートが密着している。その結果、前記
顔面パック用シートは、顔面の他の部位に比べて窪んで
いる一の目尻周辺におけるフィット性に特に優れる。
【0010】前記<2>に記載の顔面パック用シート
は、眉間周辺に貼付される眉間貼付部を有する第1シー
トと、該眉間周辺に貼付される眉間貼付部を有する第2
シートと、を少なくとも含む。前記眉間周辺において
は、第1シートにおける眉間貼付部と第2シートにおけ
る眉間貼付部とが、互いに重ね合わせた状態で貼付され
ており、該眉間周辺は2枚のシートにより確実に覆われ
る。このため、顔面パック用シート及び前記眉間周辺の
間には空隙ができ難く、前記眉間周辺には顔面パック用
シートが密着している。その結果、前記顔面パック用シ
ートは、顔面の他の部位に比べて窪んでいる眉間周辺に
おけるフィット性に優れる。
【0011】前記<3>に記載の顔面パック用化粧料シ
ートは、前記<1>に記載の顔面パック用シートに化粧
料が含浸又は塗布されてなる。したがって、目尻周辺を
始めとする顔面へのフィット性に優れ、該目尻周辺等へ
の化粧料の肌移行性に優れる。
【0012】前記<4>に記載の顔面パック用シート
は、前記<1>に記載の顔面パック用シートにおいて、
第1シートが、他の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を
有し、第2シートが、該他の目尻周辺に貼付される目尻
貼付部を有する。前記他の目尻周辺においては、第1シ
ートにおける目尻貼付部と第2シートにおける目尻貼付
部とが、互いに重ね合わされた状態で貼付されている。
このため、前記<1>に記載の顔面パック用シートに比
べ、更に該他の目尻周辺が2枚のシートにより確実に覆
われる。したがって前記<1>に記載の顔面パック用シ
ートに対し、更に、目尻周辺におけるフィット性に優れ
る。また、第1シートと第2シートとを互いに重ね合わ
せる個所が2箇所となり、かつ、同じ高さの位置でこれ
らを重ね合わせることができるため、顔面パック用シー
トの貼付状態の安定性に優れ、顔面パック用シート剥離
時の剥離性にも優れる。
【0013】前記<5>に記載の顔面パック用シート
は、前記<1>又は<4>に記載の顔面パック用シート
において、第1シートが、眉間周辺に貼付される眉間貼
付部を有し、第2シートが、該眉間周辺に貼付される眉
間貼付部を有する。前記眉間周辺においては、第1シー
トにおける眉間貼付部と第2シートにおける眉間貼付部
とが、互いに重ね合わされた状態で貼付されている。こ
のため、顔面パック用シート及び眉間周辺の間には空隙
ができ難く、前記眉間周辺には顔面パック用シートが密
着している。その結果、前記顔面パック用シートは、顔
面の他の部位に比べて窪んでいる眉間周辺におけるフィ
ット性に優れる。また、使用者が眉間周辺に無理に顔面
パック用シートをフィットさせようとして、シートを破
いてしまったり、目尻周辺等の他の部位におけるフィッ
ト性を悪くしてしまうこともない。更に、第1シートと
第2シートとを互いに重ね合わせる個所が多くなるた
め、顔面パック用シートの貼付状態の安定性に優れる。
【0014】前記<6>に記載の顔面パック用シート
は、前記<1>及び<4>から<5>のいずれかに記載
の顔面パック用シートにおいて、第1シートが、顔面貼
付時に、目上方周辺から頭頂方向に貼付され、第2シー
トが、顔面貼付時に、目下方周辺から顎先端方向に貼付
される。したがって、人種、性別、年齢等のいかんに拘
わらず、使用者が、顔面貼付時に各自の目の大きさや位
置等に応じて、第1シート及び第2シートの貼付位置を
適宜微調整でき、前記顔面パック用シートの目尻周辺等
におけるフィット性により優れ、しかも、確実に顔面を
覆うことができる。
【0015】前記<7>に記載の顔面パック用シート
は、前記<6>に記載の顔面パック用シートにおいて、
第2シートが、顔面貼付時に、鼻周辺に貼付される鼻周
辺貼付部に、開口部又は切り込みを有する。第2シート
が、前記開口部を有する場合、使用者は、顔面貼付時
に、顔面パック用シートから鼻を露出させ、鼻を避けて
顔面パック用シートを貼付することができる。その結
果、顔面における鼻以外の部位、例えば、鼻際周辺部、
頬周辺部等における顔面パック用シートのフィット性、
使用時の使い心地により優れる。また第2シートが、前
記切り込みを有する場合、使用者は、顔面貼付時に、顔
面パック用シートがその切り込みに沿って鼻の隆起形状
に伴って浮き上がるように顔面パック用シートを貼付す
ることができる。その結果、顔面における鼻以外の部
位、例えば、鼻際周辺部、頬周辺部等における顔面パッ
ク用シートのフィット性、使用時の使い心地により優れ
る。
【0016】前記<8>に記載の顔面パック用シート
は、前記<1>及び<4>から<7>のいずれかに記載
の顔面パック用シートにおいて、切り込み、ミシン目、
及び、折り目線の少なくともいずれかを有する。したが
って、使用者が、顔面貼付時に、各自の顔面形状に沿わ
せて、切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少なくと
もいずれかでシート同士を重ね合わせる等して、顔面パ
ック用シートと顔面との間に空隙が無い状態で密に貼付
でき、顔面におけるフィット性により優れる。
【0017】前記<9>に記載の顔面パック用シート
は、前記<6>から<8>のいずれかに記載の顔面パッ
ク用シートにおいて、切り込み、ミシン目、及び、折り
目線の少なくともいずれかが、第1シートにおいて、顔
面貼付時に、眉間周辺に貼付される眉間貼付部から頭頂
方向に向かって形成されている。したがって、使用者
が、顔面貼付時に、切り込み、ミシン目、及び、折り目
線の少なくともいずれかと各自の顔面における中心線と
を合わせる等して、顔面パック用シートを容易に顔面の
適切な位置に貼付でき、また、切り込み、ミシン目、及
び、折り目線の少なくともいずれかで第1シート同士を
重ね合わせる等して顔面パック用シートを各自の額形状
に沿わせ、該顔面パック用シートと額部分との間に空隙
がない状態で密に貼付でき、額部分へのフィット性によ
り優れる。
【0018】前記<10>に記載の顔面パック用シート
は、前記<6>から<9>に記載の顔面パック用シート
において、眉間周辺に貼付される眉間貼付部の反対側の
端部に、該端部から前記眉間貼付部に向かって形成され
た切欠部を有する。したがって、使用者が、顔面貼付時
に、切欠部の位置と各自の顔面における中心線の位置と
を合わせる等して、顔面パック用シートをより容易に顔
面の適切な位置に貼付できる。また、切欠部で、第1シ
ート同士を寄せ合わせた際、前記端部の盛り上がりが防
止され、顔面パック用シートと額部分との間により空隙
がない状態でこれらを密に貼付でき、額部分へのフィッ
ト性に更に優れる。
【0019】前記<11>に記載の顔面パック用シート
は、前記<6>から<10>に記載の顔面パック用シー
トにおいて、切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少
なくともいずれかが、第2シートにおいて、顔面貼付時
に鼻周辺に貼付される鼻周辺貼付部から顎周辺に貼付さ
れる顎周辺貼付部に向かって形成されている。したがっ
て、使用者が、顔面貼付時に、各自の鼻唇溝部分の形状
に沿わせて、切り込み、ミシン目、及び、折り目線の少
なくともいずれかで第2シート同士を重ね合わせる等し
て顔面パック用シートと鼻唇溝部分との間に空隙がない
状態で密に貼付でき、鼻唇溝部分へのフィット性により
優れる。
【0020】前記<12>に記載の顔面パック用シート
は、前記<6>から<11>のいずれかに記載の顔面パ
ック用シートにおいて、第1シートと第2シートとの高
さの比(第1シート/第2シート)が、1/1〜1/2
である。高さの比をこのように設定することにより、人
種、性別、年齢等のいかんに拘わらず、一般的な使用者
の顔面形状によりフィットし易くなり、目尻周辺等にお
けるフィット性により優れ、しかも、確実に顔面を覆う
ことができる。
【0021】前記<13>に記載の顔面パック用化粧料
シートにおいては、前記<3>に記載の顔面パック用化
粧料シートにおいて、化粧料が、少なくとも、美白成
分、保湿成分、及び、酸化障害防止・改善成分のいずれ
かを含む。従って、顔面貼付時に、目尻周辺等へ効果的
に、美白成分、保湿成分、及び、酸化障害防止・改善成
分等を移行させることができる。前記<14>に記載の
顔面パック用化粧料シートにおいては、前記<3>又は
<13>に記載の顔面パック用化粧料シートにおいて、
酸化障害防止・改善成分が植物抽出物である。従って、
顔面貼付時に、酸化障害防止・改善成分が移行した際、
皮膚における安全性が高い。前記<15>に記載の顔面
パック用化粧料シートにおいては、前記<13>又は<
14>に記載の顔面パック用化粧料シートにおいて、酸
化障害防止・改善成分が、コパイバルサムノキ属植物、
コミカンソウ属植物、アネモパエグマ属植物、アンペロ
ジジフス属植物、クルミ属植物、ヒマタンツス属植物、
ボウディッキア属植物、ヒヨドリバナ属植物、ジャケツ
イバラ属植物、及び、オガルカヤ属植物の群から選ばれ
る少なくとも1種である。従って、顔面貼付時に、酸化
障害防止・改善成分が移行した際、皮膚における安全
性、酸化障害防止・改善効果が極めて高い。前記<16
>に記載の顔面パック用化粧料シートにおいては、前記
<3>及び<13>から<15>のいずれかに記載の顔
面パック用化粧料シートにおいて、含浸又は塗布の倍率
(質量)が、5〜12倍である。これにより、目尻周辺
等へ移行する化粧料の量が適切量となり、化粧料の肌移
行性に優れる。
【0022】
【発明の実施の形態】[顔面パック用シート]以下に、
本発明の顔面パック用シートの第1の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明するが、本発明は、下記実
施形態に何ら限定されるものではない。図1に示す顔面
パック用シート100は、第1シート10及び第2シー
ト20を含む。第1シート10は、顔面貼付時に、一の
目尻周辺に貼付される目尻貼付部10a、他の目尻周辺
に貼付される目尻貼付部10b、及び、眉間周辺に貼付
される眉間貼付部10cを有する。第2シート20は、
顔面貼付時に、前記一の目尻周辺に貼付される目尻貼付
部20a、前記他の目尻周辺に貼付される目尻貼付部2
0b、前記眉間周辺に貼付される眉間貼付部20c、鼻
周辺に貼付される鼻周辺貼付部に設けられた切り込み3
0、及び、口周辺に貼付される口周辺貼付部に設けられ
た開口部70を有する。
【0023】図2は、図1で示した顔面パック用シート
100を顔面に貼付したところを示す説明図である。一
の目尻周辺50においては、第1シート10における目
尻貼付部10aと第2シート20における目尻貼付部2
0aとが、互いに重ね合わされた状態で貼付されてお
り、一の目尻周辺50は2枚のシートにより確実に覆わ
れている。このため、顔面パック用シート100及び一
の目尻周辺50の間には空隙ができ難く、一の目尻周辺
50には顔面パック用シート100が密着している。そ
の結果、顔面パック用シート100は、顔面の他の部位
に比べて窪んでいる一の目尻周辺50におけるフィット
性に優れている。
【0024】他の目尻周辺50’においては、第1シー
ト10における目尻貼付部10bと第2シート20にお
ける目尻貼付部20bとが、互いに重ね合わされた状態
で貼付されている。このため、更に、他の目尻周辺5
0’が2枚のシートにより確実に覆われ、他の目尻周辺
50’におけるフィット性に優れる。また、第1シート
10と第2シート20とを互いに重ね合わせる個所(一
の目尻周辺50及び他の目尻周辺50’)が複数箇所と
なり、かつ、顔面において同じ高さの位置であるため、
顔面パック用シート100の貼付状態の安定性に優れ、
顔面パック用シート100の剥離性にも優れる。
【0025】眉間周辺60においては、第1シート10
における眉間貼付部10cと第2シート20における眉
間貼付部20cとが、互いに重ね合わされた状態で貼付
されている。このため、顔面パック用シート100及び
眉間周辺60の間には空隙ができ難く、眉間周辺60に
は顔面パック用シート100が密着している。その結
果、顔面パック用シート100は、顔面の他の部位に比
べて窪んでいる眉間周辺60におけるフィット性に優れ
る。また、使用者が眉間周辺60に無理に顔面パック用
シートをフィットさせようとして、シートを破いてしま
ったり、目尻周辺50,50’等の他の部位におけるフ
ィット性を悪くしてしまうこともない。更に、第1シー
トと第2シートとを互いに重ね合わせる個所が多く、顔
面パック用シート100の貼付状態の安定性に優れる。
【0026】ここで、第1シート及び第2シートは、顔
面貼付時に、この順に又は逆の順に、それぞれ前記一の
又は他の目尻周辺に位置するように貼付できるので、貼
付作業が容易で取り扱い性に優れる。また第1シート1
0は、目上方周辺から頭頂方向に貼付されており、第2
シート20は、目下方周辺から顎先端方向に貼付されて
いるので、使用者の各自の目の大きさや位置等に応じ
て、第1シート10及び第2シート20の貼付位置が適
宜微調整されており、顔面パック用シート100の目尻
周辺50,50’等におけるフィット性に優れている。
また、人種、性別、年齢等のいかんに拘わらず、確実に
顔面が覆われている。
【0027】更に、第2シート20は、鼻周辺に貼付さ
れる鼻周辺貼付部に切り込み30を有しているため、切
り込み30に沿って、使用者の鼻の隆起形状に伴って浮
き上がるように顔面パック用シート100が貼付されて
いる。その結果、顔面における鼻以外の部位、例えば、
鼻際周辺、頬周辺等における顔面パック用シートのフィ
ット性に優れ、使用者の使い心地も良い。
【0028】更にまた、第2シート20は、口周辺に貼
付される口周辺貼付部に、開口部70を有しているた
め、顔面パック用シート100から口を露出させ、口を
避けて顔面パック用シート100が貼付されている。そ
の結果、顔面における口以外の部位、例えば、顎周辺、
頬周辺等における顔面パック用シート100のフィット
性に優れ、使用者の使い心地も良い。
【0029】図3は、本発明の顔面パック用シートの第
2の実施形態を示す説明図である。図3に示す顔面パッ
ク用シート200は、第1シート10’及び第2シート
20’を含む。第2シート20’は、顔面貼付時に、鼻
周辺に貼付される鼻周辺貼付部に設けられた切り込み3
0’、及び、口周辺に貼付される口周辺貼付部に設けら
れた開口部70’を有する。第1シート10’、第2シ
ート20’、切り込み30’、及び、開口部70’につ
いては、それぞれ、図1で説明した第1シート10、第
2シート20、切り込み30、及び、開口部70と同様
である。
【0030】第1シート10’は、図1に示した第1シ
ート10と異なり、更に、顔面貼付時に、眉間周辺に貼
付される眉間貼付部から頭頂方向に向かって形成された
折り目線40’、及び、折り目線40’における眉間貼
付部の反対側の端部に、該端部から前記眉間貼付部に向
かって形成された略扇形形状の切欠部90’を有する。
【0031】したがって、使用者が、顔面貼付時に、折
り目線40’と各自の顔面における中心線とを合わせる
等して、顔面パック用シート200を容易に顔面の適切
な位置に貼付でき、また、折り目線40’で第1シート
10’同士を重ね合わせる等して顔面パック用シート2
00を各自の額形状に沿わせ、顔面パック用シート20
0と額部分との間に空隙がない状態で密に貼付でき、額
部分へのフィット性により優れる。また、使用者が、顔
面貼付時に、切欠部90’の位置と各自の顔面における
中心線の位置とを合わせる等して、顔面パック用シート
200をより容易に顔面の適切な位置に貼付できる。更
に、切欠部90’で、第1シート10’同士を寄せ合わ
せた際、前記端部の盛り上がりが防止され、顔面パック
用シート200と額部分との間により空隙がない状態で
これらを密に貼付でき、額部分へのフィット性に更に優
れる。
【0032】第2シート20’は、図1に示した第2シ
ート20と異なり、更に、切り込み30’及び開口部7
0’から、顔面貼付時に顎周辺に貼付される顎周辺貼付
部の方向に向かって形成された切り込み80’’、及
び、該顎周辺貼付部に設けられた略三角形状の切欠部9
0’’を有する。
【0033】したがって、使用者が、顔面貼付時に、鼻
周辺貼付部、口周辺貼付部、及び、顎周辺貼付部におい
て、切り込み80’’、切欠部90’’において第2シ
ート20’を寄せ合わせる等して顔面パック用シート2
00をより各自の顔面形状に沿わせて密に貼付できるた
め、特に、顔面の中でも貼付した状態で動かすことの多
い、鼻周辺貼付部、口周辺貼付部、及び、顎周辺貼付部
へのフィット性により優れる。
【0034】図4は、本発明の顔面パック用シートの第
3の実施形態を示す説明図である。図4に示す顔面パッ
ク用シート300は、第1シート10’’及び第2シー
ト20’’を含む。第2シート20’’は、顔面貼付時
に、鼻周辺に貼付される鼻周辺貼付部に設けられた切り
込み30’’、及び、口周辺に貼付される口周辺貼付部
に設けられた開口部70’’を有する。第1シート1
0’’、第2シート20’’、切り込み30’’、及
び、開口部70’’については、それぞれ、図1で説明
した第1シート10、第2シート20、切り込み30、
及び、開口部70と同様である。第2シート20’’
は、図1に示した第2シート20と異なり、更に、顔面
貼付時に、鼻周辺に貼付される鼻周辺貼付部から顎周辺
に貼付される顎周辺貼付部に向かって形成されたミシン
目40’’を有する。したがって、使用者が、顔面貼付
時に、各自の鼻唇溝部分の形状に沿わせて、ミシン目4
0’’で第2シート20’’同士を重ね合わせる等して
顔面パック用シート300と鼻唇溝部分との間に空隙が
ない状態で密に貼付でき、鼻唇溝部分へのフィット性に
優れる。
【0035】本発明は、上記実施形態に何ら限定される
ものではなく、例えば、シートの部数、形状、素材等に
ついては、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更が
可能である。
【0036】例えば、前記シートの形状としては、顔面
貼付時に、2つの目尻周辺で第1シート及び第2シート
が重なる形状でなくてもよく、少なくとも一の目尻周辺
で重なる形状であればよい。また顔面貼付時に、眉間周
辺で、第1シート及び第2シートが互いに重ならない形
状でもよい。第2シートにおいては、顔面貼付時に、鼻
周辺に貼付される鼻周辺貼付部には、切り込みではなく
開口部が形成されていてもよいし、何も形成されていな
くてもよい。また、鼻周辺貼付部から顎周辺貼付部に向
かって形成される切り込み、ミシン目、及び、折り目線
の少なくともいずれかとしては、特に制限はないが、鼻
唇溝に沿って、かつ、鼻下部分から顎部分まで形成され
るのが好ましい。更に、顔面貼付時に、口周辺に貼付さ
れる口周辺貼付部には、何も形成されていなくてもよ
い。更にまた、シートの部数は3部以上であってもよ
い。
【0037】第1シート及び第2シートの高さの比(第
1シート/第2シート)としては、特に制限はないが、
1/1〜1/2が好ましい。前記高さの比が、前記数値
範囲外では、顔面貼付時のフィット性、特に目尻周辺へ
のフィット性が悪くなることがある。ここで、「第1シ
ート又は第2シートの高さ」とは、顔面に貼付された状
態において、鼻唇溝に沿った上下方向における第1シー
ト又は第2シートの長さを指す。
【0038】第1シート及び第2シートにおける目尻貼
付部の形状としては、特に制限はないが、顔面貼付時
に、目尻からもみ上げ位置までの全体を覆える形状が好
ましく、特に、目尻から5mm程度余裕をもって貼付可
能な形状が好ましい。
【0039】前記顔面パック用シートの素材としては、
例えば、天然繊維、化学繊維等が挙げられる。前記天然
繊維としては、木綿、パルプ、麻等の植物系天然繊維;
羊毛、絹等の動物系天然繊維等;が挙げらる。前記化学
繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、アクリル、ナイロン等の合成繊維;パルプより
得られるビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、
溶剤紡糸されたレーヨンであるリオセル、テンセル等の
再生セルロース系繊維;キチン、コラーゲン繊維、アル
ギン酸繊維等の再生繊維等;が挙げられる。これらの中
でも、顔面へのフィット性及び化粧料の含浸性に優れる
点で、レーヨン繊維が好ましい。これらは、1種単独で
使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0040】前記繊維の繊度としては、特に制限はない
が、0.1〜5.6デシテックス(0.1〜5デニー
ル)が好ましい。また、前記繊維の繊維長としては、特
に制限はないが、20〜60mmが好ましい。
【0041】前記顔面パック用シートの構造としては、
特に制限はなく、例えば、編物、織物、不織布、紙等、
化粧料を含浸又は塗布できれば使用可能であるが、湿潤
時の強度、使用時の伸び、及び、化粧料の含浸性の点
で、不織布が好ましい。該不織布の製造方法としては、
スパンレース法、ニードルパンチ法、サーマルボンド
法、スパンボンド法等の公知の方法が挙げられる。これ
らの中でも、繊維間を未接着状態で絡合でき、シートの
柔軟性が維持可能で顔面へのフィット性がより高い点
で、スパンレース法又はニードルパンチ法が好ましい。
また、スパンレース法及びニードルパンチ法を併用した
方法も好ましい。前記不織布の平均坪量としては、40
〜120g/m2が好ましく、60〜100g/m2がよ
り好ましい。前記平均坪量が、40g/m2未満では、
貼付時の取り扱い性が低下することがある一方、120
g/m2を超えると、顔面へのフィット性が低下するこ
とがある。前記顔面パック用シートは、単層構成であっ
てもよく、互いに異なる繊維組成の層からなる積層構成
であってもよい。
【0042】前記顔面パック用シートの厚みとしては、
0.2〜1.0mmが好ましく、0.4〜0.6mmが
より好ましい。前記厚みが0.2mm未満では、取り扱
い性が悪くなることがある一方、1.0mmを超える
と、シートが硬くなり顔面へのフィット性が悪くなるこ
とがある。
【0043】本発明の顔面パック用シートは、前述の素
材、構造等のシートをロータリーカッター等の公知の切
断手段により所定形状に切断等して製造される。以上説
明した本発明の顔面パック用シートは、顔面貼付時に、
取り扱い性が良く、目尻周辺等へのフィット性に優れ
る。従って、本発明の顔面パック用シートは、後述の本
発明の顔面パック用化粧料シートのほか、薬剤を含浸等
させることによって、医薬分野で用いられてもよく、顔
面へのフィット性、含浸液の肌移行性等が要求される各
種の分野等で好適に用いられる。
【0044】[顔面パック用化粧料シート]本発明の顔
面パック用化粧料シートは、本発明の顔面パック用シー
トに、化粧料が含浸又は塗布されてなる。
【0045】−化粧料− 前記化粧料を構成する成分としては、例えば、美白成
分、保湿成分、酸化障害防止・改善成分、及び、粘土調
整剤等が挙げられ、シート状パック剤型での効果発現の
し易さの点で、美白成分、保湿成分、及び、酸化障害防
止・改善成分が好ましい。特に、シートが、目尻周辺・
眉間部分等、老化現象によるしわ・シミ等の現れ易い部
位へのフィット性に優れることから、酸化障害を好適に
防止・改善可能な酸化障害防止・改善成分が極めて好ま
しい。
【0046】−−美白成分−− 前記美白成分としては、例えば、エラグ酸、そのアルカ
リ金属塩、アスコルビン酸、その誘導体、ハイドロキノ
ン、コウジ酸、その誘導体、アルブチン、プラセンタエ
キス等が挙げられる。これらの中でも、有効性の高さの
点で、エラグ酸等が好ましい。これらは、1種単独で使
用してもよく、2種以上を併用してもよい。前記美白成
分の、前記化粧料における含有量としては、0.01〜
20質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ま
しい。前記含有量が、0.01質量%未満では、効果を
発現し難いことがある一方、20質量%を超えると、安
定配合が困難となることがある。
【0047】−−保湿成分−− 前記保湿成分としては、例えば、エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコー
ル;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテ
ル;ダービリアエキス、クインスシードエキス等の植物
エキス;クレアチニン;酸化型コエンザイムA;等が挙
げられる。これらの中でも、効果の発現性の点で、多価
アルコール等が好ましい。これらは、1種単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0048】前記保湿成分の、前記化粧料における含有
量としては、0.001〜20質量%が好ましく、0.
1〜10質量%がより好ましい。前記含有量が、0.0
01質量%未満では、効果を発現し難いことがある一
方、20質量%を超えると、使用感が低下することがあ
る。
【0049】−−酸化障害防止・改善成分−− 前記酸化障害防止・改善成分としては、特に制限はない
が、化粧料を皮膚へ移行させた際の安全性が高く、使用
感が良好である点で、植物抽出物が好ましく、例えば、
コパイバルサムノキ属植物、コミカンソウ属植物、アネ
モパエグマ属植物、アンペロジジフス属植物、クルミ属
植物、ヒマタンツス属植物、ボウディッキア属植物、ヒ
ヨドリバナ属植物、ジャケツイバラ属植物、及び、オガ
ルカヤ属植物の群から選ばれる少なくとも1種の植物抽
出物が好ましい。
【0050】前記コパイバルサムノキ(Copaife
ra)属に属する植物としては、例えば、現地名パウ・
デ・オレオ:Pau−de−oleo(Copaife
racearensis)、現地名コパイベイラ:Co
paibeira(C. confertiflor
a)、現地名コパイベイラ:Copaibeira
(C. coriacea)、現地名コパイベイラ:C
opaibeira(C. elliptica)、現
地名コパイーバ・ド・パラー:Copaiba−do−
para(C. guianensis)、現地名コパ
イーバ・ヴェルメーリャ:Copaiba−verme
lha(C. langsdorffii)、現地名コ
パイベイラ:Copaibeira(C. multi
juga)、現地名コパイベイラ:Copaibeir
a(C. oblongifolia)、現地名コパイ
ーバ・ヴェルダデイラ:Copaiba−verdad
eira(C. officinalis)、現地名コ
パイーバ・マリマリ:Copaiba−marimar
i(C. reticulata)、現地名コパイベイ
ラ:Copaibeira(C. trapezifo
lia)等が挙げられる。これらは、1種単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。これらは、熱帯
アメリカを主とし、アフリカにも分布する植物である。
これらの地域では、コパイバルサムノキ属の植物は主に
傷薬、潰瘍に対して用いられている。
【0051】前記コミカンソウ(Phyllanthu
s)属植物は、トウダイグサ科に属し、ブラジル等中南
米の熱帯・亜熱帯地域に自生する。これらの地域では、
この植物は古くから黄だん、肝炎、泌尿器系の疾患に対
する民間薬として用いられているものである。中でも現
地名エルヴァ・ポンビーニャ(Erva-pombin
ha:Phyllanthus niruri)、現地
名ケブラ・ペードラ・ヴェルメーリャ(Quebra-
pedra-vermalha:P. orbicula
tus)に優れた効果があり、特に好ましい。
【0052】前記アネモパエグマ(Anemopaeg
uma)属植物は、熱帯アメリカに分布し、消火器病、
循環器病に用い、また神経痛、リューマチ、赤痢などの
用途で用いられており、中でも現地名カツアーバ(Ca
tuaba:Anemopaegma arvense
およびA.glaucum)に優れた酸化障害防止・改
善作用があり、好ましい。
【0053】前記アンペロジジフス(Ampelozi
zyphus)属植物は、ブラジルで強壮、解熱、傷薬
として用いられており、中でも現地名サラクーラ・ムイ
ラー:Saracura−muira(Ampeloz
izyphus amazonicus)に優れた効果
があり、特に好ましい。
【0054】前記クルミ(Juglans)属植物は、
アジア、南北アメリカで食用に用いられており、中でも
南アメリカの現地名ノゲイラ:Nogueira(Ju
glans regia)に優れた効果があり、特に好
ましい。
【0055】前記ヒマタンツス(Himatanthu
s)属植物は、熱帯アメリカに分布し、駆風剤、リュー
マチなどの用途で用いられており、中でも現地名スクウ
ーバ(Sucuuba:Himatanthus su
cuuba)、現地名ジャナウーバ(Janauba:
H. articulatus)に優れた効果があり、特
に好ましい。
【0056】前記ボウディッキア(Bowdichi
a)属植物は、南アメリカでは煎剤として解熱、リュー
マチ、痛風、皮膚潰瘍等に用いられている。中でも現地
名スクピーラ(Bowdichia nitidaまた
はB.racemosaまたはB.virgilioi
des)に優れた効果があり、特に好ましい。
【0057】前記ヒヨドリバナ(Eupatoriu
m)属植物は、熱帯アメリカに分布し、葉を強壮、消化
促進、下痢止め、破傷風等に用いられている。中でも特
に現地名アイアパーナ(Aiapana:Eupato
rium triplinerve)に優れた効果があ
り、特に好ましい。
【0058】前記ジャケツイバラ(Caesalpin
ia)属植物は、南アメリカに分布し、樹皮や葉が咳止
め、下痢止め、傷薬等に用いられている。中でも現地名
ムイラピシューナ(Muirapixuna:Caes
alpinia paraensis)、現地名カティ
ンゲイラ(Catingueira:C. pyram
idalis)、現地名:パウ・フェロ(Pau-fe
rro:C. ferrea)、現地名フロール・デ・
インディオ(Flor−de−indio:C.gil
liesii)、現地名パウ・アマランテ(Pau-a
marante:C. bracteosa)、現地名
パウ・ブラジル(Pau-brasil:C. echi
nata)に優れた効果があり、特に好ましい。
【0059】前記オガルカヤ(Cymbopogon)
属植物は、熱帯地方に分布し、葉や茎が芳香、リューマ
チ、利尿に用いられる。中でも現地名カピン・リモン
(Capim−limao:Cymbopogon c
itratus)に優れた効果があり、特に好ましい。
【0060】前記植物としては、自生、栽培したものを
用いることができるが、これらに限られず、遺伝子組換
えによって得られた組換え体植物やカルス、毛状根とい
った培養細胞、培養組織も用いることができる。
【0061】前記植物は、その木部、心材部、樹皮部、
枝部、葉部、根部、種子部、果実部、花部等を用いるこ
とができる。
【0062】前記植物の抽出物としては、抽出エキスで
も、抽出液から分離精製したものでもよい。抽出エキス
の場合は、上記植物体を乾燥あるいはそのまま粉砕した
ものを溶媒抽出し得ることができ、抽出エキスは溶媒が
非毒性である場合そのまま用いても、適当な溶媒で希釈
した希釈液で用いてもよい。あるいは、濃縮エキスとし
たり、凍結乾燥等により乾燥粉末としたり、ペースト状
に調製したもの等を利用できる。
【0063】前記植物の抽出物を得るのに用いる溶媒と
しては、メタノール、エタノール、ブタノール、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、酢酸エチル、アセトン
などの一般に用いられる有機溶媒及び水等が挙げられ
る。これらの溶媒は、1種単独で使用してもよく、2種
以上併用してもよい。これら溶媒の中では、極性溶媒が
好ましく、特にエタノール、水がより好ましい。
【0064】前記植物の抽出の際の抽出処理は、通常3
〜70℃程度の温度で、公知の方法により行うことがで
きる。また、溶媒抽出のほか、炭酸ガスを超臨界状態に
して行う超臨界抽出によって得たエキスも同様に利用で
きる。このとき、抽出助剤としてヘキサン、エタノール
等を用いてもよい。
【0065】前記抽出物から、有効成分を分離精製する
には、抽出物をカラムクロマトグラフィー、液体クロマ
トグラフィー等で精製する等により行うことができる。
【0066】前記酸化障害防止・改善成分の、前記化粧
料における含有量としては、0.00001〜20質量
%が好ましく、0.0001〜10質量%がより好まし
い。前記含有量が、0.00001質量%未満である
と、前記酸化障害防止・改善成分を含有させる効果が発
揮されないことがある一方、20質量%を超えると、製
造が困難になることがある。その投与量は適宜選定され
るが、0.1〜3000mg/日・成人程度が目安とさ
れる。
【0067】−−粘土調整剤−− 前記粘度調整剤としては、例えば、キサンタンガム、カ
ルボキシメチルセルロース、スメクタイト、天然ガム、
水溶性ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等が挙げられる。これらの中で
も、シート含浸時の安定性の点で、キサンタンガムが好
ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以
上を併用してもよい。
【0068】前記粘度調整剤の、前記化粧料における含
有量としては、0.01〜50質量%が好ましく、0.
1〜20質量%がより好ましい。前記含有量が、0.0
1質量%未満では、安定性が低下することがある一方、
50質量%を超えると、シートへの含浸性が低下するこ
とがある。
【0069】−−その他の成分−− 前記化粧料には、前記美白成分、保湿成分、及び、粘度
調整剤のほか、必要に応じて、更に、乳化剤、防腐剤、
酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、香料、色素、紫
外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類、
植物エキス、油剤、ホルモン類、消炎・鎮痛剤類、角質
軟化剤、安定化剤、蛋白酵素類、キチン類、ペプチド・
ポリペプチド類、栄養剤等の任意成分を適宜配合可能で
ある。
【0070】−含浸又は塗布− 前記含浸又は塗布の倍率(質量)としては、5〜12倍
が好ましく、6〜9倍がより好ましい。前記含浸又は塗
布の倍率(質量)が、5倍未満では、シート状パックに
おける化粧料の量が不足し、顔面への貼りつき性が不良
となることがある一方、12倍を超えると、化粧料のタ
レ落ちが発生することがある。尚、前記含浸又は塗布の
倍率(質量)は、前記顔面パック用シートに対する化粧
料の含浸又は塗布の倍率(質量)である。
【0071】以上の本発明の顔面パック用化粧料シート
は、前記「化粧料」の項で既に述べた各成分を混合し、
これを、本発明の顔面パック用シートに含浸又は塗布さ
せて製造してもよいし、シートに、予め化粧料を含浸又
は塗布した後、前述した所定の形状にカット等すること
により製造してもよい。
【0072】本発明の顔面パック用化粧料シートによれ
ば、顔面貼付時に、取り扱い性が良く、また、目尻周辺
等のフィット性に優れるため、該目尻周辺等における化
粧料の肌移行性に優れる。
【0073】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は、下記の実施例に限定される
ものではない。
【0074】(実施例1〜8及び比較例1〜5) −顔面パック用シートの作製− レーヨン繊維(繊度:1.7デシテックス(1.5デニ
ール)、繊維長:40mm)を用い、繊維ウェブ(坪
量:80g/m2)を作製した。得られた繊維ウェブに
ついて、水流交絡法(柱状水流を噴射)によって繊維間
を交絡させ、乾燥して不織布(厚み:0.5mm)を作
製した。得られた不織布を用い、実施例1〜4及び7〜
8では、図3に示す顔面パック用シートを、実施例5〜
6では、図4に示す顔面パック用シートを、比較例1で
は、図5に示す形状の顔面パック用シートを、比較例2
及び4では図6に示す形状の顔面パック用シートを、比
較例3及び5では、図7に示す形状の顔面パック用シー
トを、それぞれ作製した。
【0075】−顔面パック用化粧料シートの作製− 得られた各顔面パック用シートについて、表1の「化粧
料」の項で示した各化粧料(後に「処方例」において、
各化粧料の組成を規定)を「含浸倍率」の項で示した倍
率含浸させ、実施例1〜8及び比較例1〜5の顔面パッ
ク用化粧料シートを作製した。
【0076】(実施例9〜16及び比較例6〜10)表
2の「シート(不織布)の組成」の項で示した各組成の
繊維を用い、表2の「坪量」の項で示した坪量の繊維ウ
ェブを作製した。得られた繊維ウェブについて、実施例
9、11〜13、16、及び比較例8では、水流交絡法
(柱状水流を噴射)によって、実施例10、14、1
5、及び比較例10では、ニードルパンチ法によって、
比較例6及び9では、サーマルボンド法によって、繊維
間を交絡させ、乾燥して不織布(厚み:0.4mm)を
作製した。また比較例7では、スパンボンド法により樹
脂を直接紡糸し、不織布(厚み:0.4mm)とした。
得られた不織布を用い、実施例9〜12では図1に示す
顔面パック用シートを、実施例13〜16では図4に示
す顔面パック用シートを、比較例6及び7では図6に示
す形状の顔面パック用シートを、比較例8〜10では図
7に示す形状の顔面パック用シートを、それぞれ作製し
た。
【0077】−顔面パック用化粧料シートの作製− 得られた各顔面パック用シートについて、表2の「化粧
料」の項で示した各化粧料(後に「処方例」において、
各化粧料の組成を規定)を「含浸倍率」の項で示した倍
率含浸させ、実施例9〜16及び比較例6〜10の顔面
パック用化粧料シートを作製した。
【0078】<評価>実施例1〜16及び比較例1〜1
0において、得られた各顔面パック用化粧料シートにつ
いて、顔面貼付時の取り扱い性、使用時の含浸液量、フ
ィット性(顔全体、目尻、及び、鼻唇溝部分へのフィッ
ト性)を10名の被験者により、下記に示すように評価
した。結果を表1〜2に示す。
【0079】−取り扱い性− 各顔面パック用化粧料シートを顔に貼付する際の貼り付
け易さを以下の基準に従って官能評価した。 −−基準−− ◎:非常に貼りつけ易い。 ○:やや貼りつけ易い。 △:やや貼りつけにくい。 ×:非常に貼りつけにくい。
【0080】−含浸液量の評価− 各顔面パック用化粧料シートを顔に貼付した時の含浸液
の量を以下の基準に従って官能評価した。 −−基準−− ◎:シートのはがれや化粧料のタレ落ちは全く発生しな
い。 ○:シートのはがれや化粧料のタレ落ちが若干発生する
が、使用上問題ない。 △:シートのはがれや化粧料のタレ落ちが多く発生す
る。 ×:シートのはがれや化粧料のタレ落ちが非常に多く発
生する。
【0081】−フィット性− 各顔面パック用化粧料シートを顔に貼付した時のフィッ
ト性を以下の基準に従って官能評価した。 −−基準−− ◎:フィット性が非常に良い。 ○:フィット性が良い。 △:フィット性があまり良くない。 ×:フィット性が非常に良くない。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】尚、表2における不織布構成繊維は、以下
の通りである。 ・R:レーヨン繊維(繊維度:1.7デシテックス
(1.5デニール)、繊維長:40mm) ・C:コットン繊維(繊維度:1.7デシテックス
(1.5デニール)、繊維長:24mm) ・A:アクリル繊維(繊維度:1.7デシテックス
(1.5デニール)、繊維長:51mm) ・PET:ポリエステル繊維(繊維度:1.6デシテッ
クス(1.4デニール)、繊維長:44mm) ・PP/PE:ポリプロピレン/ポリエチレン複合繊維 (繊維度:2.2デシテックス(2デニール)、繊維
長:51mm)
【0085】以上、表1〜2の結果より、本発明の顔面
パック用シート及びこれを用いた顔面パック用化粧料シ
ートは、顔面貼付時の取り扱い性、フィット性(顔全
体、目尻)に優れることがわかる。また、顔面貼付時
に、眉間周辺に貼付される眉間貼付部から頭頂方向に向
かって折り目線が形成され、更に、該折り目線における
眉間貼付部の反対側の端部に、該端部から前記眉間貼付
部に向かって切欠部が形成された実施例1〜4及び7〜
8では、特に額部へのフィット性にも優れることがわか
る。更に、顔面貼付時に、鼻周辺貼付部から顎周辺貼付
部に向かって、ミシン目が形成された実施例5〜6及び
13〜16では、特に鼻唇溝部へのフィット性にも優れ
ることがわかる。更にまた、含浸液量の評価から、シー
トのはがれ、化粧料のタレ落ちが殆んど無く化粧料の肌
移行性にも優れることがわかる。特に、シートが重ね合
わせて貼付された目尻周辺及び眉間周辺においては、保
湿効果が高く、化粧料が充分に肌に浸透し肌移行性に優
れているといえる。
【0086】(実施例17〜40及び比較例11) −顔面パック用シートの作製− レーヨン繊維(繊度:1.7デシテックス(1.5デニ
ール)、繊維長:40mm)を用い、繊維ウェブ(坪
量:80g/m)を作製した。得られた繊維ウェブに
ついて、水流交絡法(柱状水流を噴射)によって繊維間
を交絡させ、乾燥して不織布(厚み:0.5mm)を作
製した。得られた不織布を用い、実施例17〜40で
は、図3に示す顔面パック用シートをそれぞれ作製し
た。
【0087】−顔面パック用化粧料シートの作製− 得られた各顔面パック用シートについて、表3〜4の
「化粧料」の項で示した各化粧料(後に「処方例」にお
いて、各化粧料の組成を規定)を「含浸倍率」の項で示
した倍率含浸させ、実施例17〜40の顔面パック用化
粧料シートを作製した。また、表3の比較例11におけ
る「化粧料」の項で示した化粧料を用い、不織布を用い
ず比較例を行った。
【0088】(実施例41〜64) −顔面パック用シートの作製− レーヨン繊維(繊度:1.7デシテックス(1.5デニ
ール)、繊維長:40mm)及びポリエステル繊維(繊
度:1.6デシテックス、繊維長:44mm)を用い、
繊維ウェブ(坪量:80g/m、繊維構成比:レーヨ
ン繊維/ポリエステル繊維=50/50)を作製した。
得られた繊維ウェブについて、水流交絡法(柱状水流を
噴射)によって繊維間を交絡させ、乾燥して不織布(厚
み:0.5mm)を作製した。得られた不織布を用い、
図3に示す顔面パック用シートをそれぞれ作製した。
【0089】−顔面パック用化粧料シートの作製− 得られた各顔面パック用シートについて、表5〜6の
「化粧料」の項で示した各化粧料(後に「処方例」にお
いて、各化粧料の組成を規定)を「含浸倍率」の項で示
した倍率含浸させ、実施例41〜64の顔面パック用化
粧料シートを作製した。
【0090】(実施例65〜88) −顔面パック用シートの作製− レーヨン繊維(繊度:1.7デシテックス(1.5デニ
ール)、繊維長:40mm)及びポリプロピレン−ポリ
エチレン複合繊維(繊度:2.2デシテックス、繊維
長:51mm)を用い、繊維ウェブ(坪量:80g/m
、繊維構成比:レーヨン繊維/ポリプロピレン−ポリ
エチレン複合繊維=50/50)を作製した。得られた
繊維ウェブについて、ニードルパンチ法によって繊維間
を交絡させ、乾燥して不織布(厚み:0.4mm)を作
製した。得られた不織布を用い、図3に示す顔面パック
用シートをそれぞれ作製した。
【0091】−顔面パック用化粧料シートの作製− 得られた各顔面パック用シートについて、表7〜8の
「化粧料」の項で示した各化粧料(後に「処方例」にお
いて、各化粧料の組成を規定)を「含浸倍率」の項で示
した倍率含浸させ、実施例65〜88の顔面パック用化
粧料シートを作製した。
【0092】<評価>実施例17〜88及び比較例11
において、得られた各顔面パック用化粧料シートについ
て、顔面貼付後の使用感を10名の被験者により、下記
に示す評価基準により評価した。結果を表3〜8に示
す。尚、比較例11においては、含浸倍率7倍と同量の
化粧料を使用し評価したところ、化粧料が手のひらより
若干こぼれ落ち、充分に皮膚に塗布することができなか
った。また使用感も、シートを使用した場合に比べ良く
なかった。 −評価基準− ◎:貼付後の使用感が非常優れる。 ○:貼付後の使用感が良い。 △:貼付後の使用感があまり良くない。 ×:貼付後の使用感が非常に良くない。
【0093】
【表3】
【0094】尚、表3において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*1」は、コパイーバ・ヴェルダ
デイラ抽出物が、「*2」は、エルヴァ・ボンビーニャ
抽出物が、「*3」は、カツアーバ抽出物が、それぞれ
含有されていることを指す。また、実施例25〜28に
おいて、含有される植物抽出物の含有量は、各々、コパ
イーバ・ヴェルダデイラ抽出物が1.5質量%であり、
カツアーバ抽出物が、1.0質量%である。
【0095】
【表4】
【0096】尚、表4において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*2」は、エルヴァ・ポンビーニ
ャ抽出物が、「*4」は、サラクーラ・ムイラー抽出物
が、「*5」は、コパイーバ・ド・パラー抽出物が、そ
れぞれ含有されていることを指す。また、実施例37〜
40において、含有される植物抽出物の含有量は、各
々、エルヴァ・ポンビーニャ抽出物が2.5質量%であ
り、サラクーラ・ムイラー抽出物が、1.0質量%であ
る。
【0097】
【表5】
【0098】尚、表5において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*2」は、エルヴァ・ポンビーニ
ャ抽出物が、「*5」は、コパイーバ・ド・パラー抽出
物が、「*6」は、スクピーラ抽出物が、「*7」は、
カティンゲイラ抽出物が、「*8」は、コパイベイラ抽
出物が、それぞれ含有されていることを指す。また、実
施例45〜48において、含有される植物抽出物の含有
量は、各々、コパイーバ・ド・パラー抽出物が、2.0
質量%であり、カティンゲイラ抽出物が、1.5質量%
である。
【0099】
【表6】
【0100】尚、表6において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*1」は、コパイーバ・ヴェルダ
デイラ抽出物が、「*2」は、エルヴァ・ポンビーニャ
抽出物が、「*9」は、パウ・フェロ抽出物が、「*1
0」は、カピン・リモン抽出物が、それぞれ含有されて
いることを指す。
【0101】
【表7】
【0102】尚、表7において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*1」は、コパイーバ・ヴェルダ
デイラ抽出物が、「*2」は、エルヴァ・ポンビーニャ
抽出物が、「*3」は、カツアーバ抽出物が、「*4」
は、サラクーラ・ムイラー抽出物が、「*5」は、コパ
イーバ・ド・パラー抽出物が、それぞれ含有されている
ことを指す。また、実施例65〜68において、含有さ
れる植物抽出物の含有量は、各々、コパイーバ・ヴェル
ダデイラ抽出物が、1.5質量%、カツアーバ抽出物
が、1.0質量%である。また、実施例69〜72にお
いて、含有される植物抽出物の含有量は、各々、エルヴ
ァ・ポンビーニャ抽出物が、1.0質量%、サラクーラ
・ムイラー抽出物が、1.0質量%である。
【0103】
【表8】
【0104】尚、表8において、「*」は、後に説明す
る化粧料A〜Dの各組成に、更に、植物抽出物が含有さ
れることを意味し、「*2」は、エルヴァ・ポンビーニ
ャ抽出物が、「*4」は、サラクーラ・ムイラー抽出物
が、「*5」は、コパイーバ・ド・パラー抽出物が、
「*6」は、スクピーラ抽出物が、「*7」は、カティ
ンゲイラ抽出物が、それぞれ含有されていることを指
す。また、実施例77〜80において、含有される植物
抽出物の含有量は、各々、エルヴァ・ポンビーニャ抽出
物が、2.5質量%、サラクーラ・ムイラー抽出物が、
1.0質量%である。また、実施例69〜72におい
て、含有される植物抽出物の含有量は、各々、コパイー
バ・ド・パラー抽出物が、2.0質量%、カティンゲイ
ラ抽出物が、1.5質量%である。
【0105】(包材を用いた実験例) (実験例1) −包装材− アルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12
μm)/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプ
ロピレン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)
からなるシートを用い、収納体を形成した。また、OP
P(延伸ポリプロピレン)(厚み:40μm)/ポリエ
チレンテレフタレート(厚み:50μm)からなるシー
トを用い、蓋体を形成し、ピロ包装体を得た。
【0106】−包装− 得られたピロ包装体により、実施例17で得られた顔面
パック用化粧料シートを包装し、50℃、30日間放置
後、該顔面パック用化粧料シートを取り出し下記評価を
行った。
【0107】−−質量測定−− 放置後の顔面パック用化粧料シートの質量測定を行い、
包装直前の顔面パック用化粧料シートの質量と比較し、
質量変化が認められない、又は殆ど認められない場合を
「○」、質量変化が認められる場合を「×」として評価
した。結果を表9に表す。
【0108】−−pH測定−− 放置後の顔面パック用化粧料シートのpH測定を行い、
包装直前の顔面パック用化粧料シートのpHと比較し、
pH変化が認められない、又は殆ど認められない場合を
「○」、pH変化が認められる場合を「×」として評価
した。結果を表9に表す。
【0109】−−色調観察−− 放置後の顔面パック用化粧料シートの色調を目視にて観
察し、包装直前の顔面パック用化粧料シートの色調と比
較し、色調変化が認められない、又は殆ど認められない
場合を「○」、色調変化が認められる場合を「×」とし
て評価した。結果を表9に表す。
【0110】(実験例2)実験例1の「アルミナ蒸着ポ
リエチレンテレフタレート」を「シリカ蒸着ポリエチレ
ンテレフタレート」に代えたほかは、実験例1と同様に
して収納体を形成した。また、OPP(延伸ポリプロピ
レン)の厚み(40μm)を50μmに代えたほかは、
実験例1と同様にして蓋体を形成した。その後、実験例
1と同様にピロ包装体を得、包装し、各評価を行った。
結果を表9に表す。
【0111】(実験例3)実験例1の「アルミナ蒸着ポ
リエチレンテレフタレート」を「アルミ蒸着ポリエチレ
ンテレフタレート」に代えたほかは、実験例1と同様に
して収納体を形成した。また、実験例1と同様にして蓋
体を形成した。その後、実験例1と同様にピロ包装体を
得、包装し、各評価を行った。結果を表9に表す。
【0112】(実験例4)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「ポリエチレンテレフタレート(厚み:1
2μm)/ドライラミネーション/EVOH(エチレン
ビニルアルコール(エバール))(厚み:12μm)/
ドライラミネーション/LLDPE(直鎖状低密度ポリ
エチレン)(厚み:60μm)(外層/接着層/中層/
接着層/内層)からなる5層構造シート」に変え、収納
体を形成した。また、実験例1と同様にして蓋体を形成
した。その後、実験例1と同様にピロ包装体を得、包装
し、各評価を行った。結果を表9に表す。
【0113】(実験例5)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「ナイロン(厚み:20μm)/ポリエチ
レン(厚み:50μm)(外層/内層)からなる2層構
造のシート」に変え、収納体を形成した。また、実験例
1と同様にして蓋体を形成した。その後、実験例1と同
様にピロ包装体を得、包装し、各評価を行った。結果を
表9に表す。
【0114】(実験例6)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「延伸ポリプロピレン(OPP)(厚み:
20μm)/ポリエチレン(厚み:15μm)/アルミ
箔(厚み:9μm)/ポリエチレン(厚み:40μm)
(外層/接着層/中層/内層)からなる4層構造のシー
ト」に変え、収納体を形成した。また、OPP(延伸ポ
リプロピレン)の厚み(40μm)を、50μmに代え
たほかは、実験例1と同様にして蓋体を形成した。その
後、実験例1と同様にピロ包装体を得、包装し、各評価
を行った。結果を表9に表す。
【0115】(実験例7)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「ポリエステル(厚み:12μm)/ポリ
エチレン(厚み:15μm)/アルミ箔(厚み:9μ
m)/ポリエチレン(厚み:30μm)(外層/接着層
/中層/内層)からなる4層構造のシート」に変え、収
納体を形成した。また、OPP(延伸ポリプロピレン)
の厚み(40μm)を、50μmに代えたほかは、実験
例1と同様にして蓋体を形成した。その後、実験例1と
同様にピロ包装体を得、包装し、各評価を行った。結果
を表9に表す。
【0116】(実験例8)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「ポリエステル(厚み:12μm)/ドラ
イラミネーション/アルミ箔(厚み:7μm)/ドライ
ラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレン)(厚
み:40μm)(外層/接着層/中層/接着剤/内層)
からなる5層構造のシート」に変え、収納体を形成し
た。また、実験例1と同様にして蓋体を形成した。その
後、実験例1と同様にピロ包装体を得、包装し、各評価
を行った。結果を表9に表す。
【0117】(実験例9)実験例1において、「アルミ
ナ蒸着ポリエチレンテレフタレート(厚み:12μm)
/ドライラミネーション/CPP(無延伸ポリプロピレ
ン)(厚み:50μm)(外層/接着層/内層)からな
るシート」を「延伸ポリプロピレン(OPP)(厚み:
20μm)/EVOH(エチレンビニルアルコール(エ
バール)(厚み:17μm)/ポリエチレン(厚み:4
0μm)(外層/中層/内層)からなる3層構造のシー
ト)に変え、収納体を形成した。また、実験例1と同様
にして蓋体を形成した。その後、実験例1と同様にピロ
包装体を得、包装し、各評価を行った。結果を表9に表
す。
【0118】
【表9】
【0119】次に、前記実験例1〜9において用いた実
施例17で得た顔面パック用化粧料シートを、実施例2
1、実施例25、実験例29、実施例33、実施例3
7、実施例41、実施例45、実験例49、実施例5
3、実施例57、実施例61、実施例65、実験例6
9、実施例73、実施例77、実施例81、及び、実施
例85で得た各顔面パック用化粧料シートに代えたほか
は、実施例1〜9と同様に各実験・評価を行い、総ての
実験・評価において実験例1〜9と同様の評価を得た。
【0120】(処方例) [化粧料A] ・エラグ酸:0.5質量% ・ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油:0.2質
量% ・濃グリセリン:5.0質量% ・トリメチルグリシン:5.0質量% ・ジプロピレングリコール:5.0質量% ・カルボキシビニルポリマー:0.3質量% ・キサンタンガム:0.05質量% ・エタノール:3.0質量% ・パラオキシ安息香酸メチル:0.2質量% ・精製水:バランス 計:100.0質量%
【0121】[化粧料B] ・アスコルビン酸リン酸マグネシウム:5.0質量% ・プロピレングリコール:8.0質量% ・βヒドロキシ酸:1.0質量% ・ヒドロキシエチルセルロース:1.0質量% ・ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油:2.0
質量% ・キサンタンガム:0.1質量% ・エタノール:3.0質量% ・パラオキシ安息香酸メチル:0.2質量% ・精製水:バランス 計:100.0質量%
【0122】[化粧料C] ・植物性スクワラン:1.0質量% ・ホホバ油:0.5質量% ・モノイソステアリン酸デカグリセリル:0.8質量% ・濃グリセリン:3.0質量% ・1,3−ブチレングリコール:8.0質量% ・酸化型コエンザイムA:0.03質量% ・ダービリアエキス:0.03質量% ・クレアチニン:0.25質量% ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体:0.2
質量% ・キサンタンガム:0.05質量% ・エタノール:5.0質量% ・パラオキシ安息香酸メチル:0.2質量% ・精製水:バランス 計:100.0質量%
【0123】[化粧料D] ・植物性スクワラン:3.0質量% ・パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル:1.0
質量% ・ジステアリン酸デカグリセリル:2.0質量% ・濃グリセリン:1.0質量% ・ジプロピレングリコール:5.0質量% ・クインスシードエキス:3.0質量% ・トリメチルグリシン:3.0質量% ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体:0.1
5質量% ・キサンタンガム:0.05質量% ・エタノール:5.0質量% ・パラオキシ安息香酸メチル:0.2質量% ・精製水:バランス 計:100.0質量%
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、顔面貼付時に、取り扱
い性が良く、目尻周辺等へのフィット性に優れた顔面パ
ック用シート及び該顔面パック用シートを用いることに
より、更に、化粧料の肌移行性に優れた顔面パック用化
粧料シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の顔面パック用シートの第1の実施形
態を示す説明図である。
【図2】 本発明の顔面パック用シートを顔面に貼付し
た状態を示す説明図である。
【図3】 本発明の顔面パック用シートの第2の実施形
態を示す説明図である。
【図4】 本発明の顔面パック用シートの第3の実施形
態を示す説明図である。
【図5】 従来の顔全体を一枚で覆う設計のシート状パ
ックの一例を示す説明図である。
【図6】 従来の2パーツタイプのシート状パックの一
例を示す説明図である。
【図7】 従来の2パーツタイプのシート状パックの他
の例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,10’,10’’:第1シート 10a,10b:目尻貼付部 10c:眉間貼付部 20,20’,20’’:第2シート 20a,20b:目尻貼付部 20c:眉間貼付部 30,30’,30’’:切り込み 40’:折り目線 40’’:ミシン目 50,50’:目尻周辺 60:眉間周辺 70,70’,70’’:開口部 80’’:切り込み 90’,90’’:切欠部 100,200,300:顔面パック用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 和之 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 徳永 義弘 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 大田黒 隆浩 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の目尻周辺に貼付される目尻貼付部を
    有する第1シートと、該一の目尻周辺に貼付される目尻
    貼付部を有する第2シートと、を少なくとも含み、 前記目尻貼付部同士が、顔面貼付時に、前記一の目尻周
    辺で互いに重ね合わされることを特徴とする顔面パック
    用シート。
  2. 【請求項2】 眉間周辺に貼付される眉間貼付部を有す
    る第1シートと、該眉間周辺に貼付される眉間貼付部を
    有する第2シートと、を少なくとも含み、 前記眉間貼付部同士が、顔面貼付時に、前記眉間周辺で
    互いに重ね合わされることを特徴とする顔面パック用シ
    ート。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の顔面パック用シート
    に、化粧料が含浸又は塗布されたことを特徴とする顔面
    パック用化粧料シート。
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